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JP2013206106A - シミュレータおよびシミュレーションシステム - Google Patents

シミュレータおよびシミュレーションシステム Download PDF

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JP2013206106A
JP2013206106A JP2012074134A JP2012074134A JP2013206106A JP 2013206106 A JP2013206106 A JP 2013206106A JP 2012074134 A JP2012074134 A JP 2012074134A JP 2012074134 A JP2012074134 A JP 2012074134A JP 2013206106 A JP2013206106 A JP 2013206106A
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Koichi Matsuda
浩一 松田
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Abstract


【課題】模擬動作を高速化または即時終了させることができるシミュレータおよびシミュレーションシステムを提供すること。
【解決手段】ユニット模擬装置20に備えられるは、記憶装置22には、動作時間変数を有する構成の動作時間変数付き定義リスト221Aが記憶されている。また、記憶装置22には、高速モード用試験情報224B,224D、即完了モード用試験情報224C等の高速変更用の試験情報が記憶されている。動作時間変数付き定義リスト221Aに含まれる動作時間変数の動作時間が、高速変更用の試験情報224B,224C,224Dに応じて変更され、この変更後の動作時間で、各模擬部212a,・・・,212nにおける模擬動作が実行される。
【選択図】図4

Description

この発明は、基板に処理を施すための基板処理装置のソフトウェアを試験するためのシミュレータおよびシミュレーションシステムに関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板などの基板が含まれる。
半導体ウエハ等の基板に対して処理を施す基板処理装置のソフトウェアを試験するためのシミュレータが知られている。このようなシミュレータとして、たとえば、下記特許文献1〜3に示すシミュレータがある。
特開2008−90394号公報 特開2008−84073号公報 特開2008−84075号公報
特許文献1〜3のシミュレータでは、実機(基板処理装置)の処理速度と同じ速度で、各模擬動作が実行されている。そのため、基板処理装置が多数個の処理ユニットを備えている場合等には、試験のために長期間(たとえば数日)を要することがあった。しかも、シミュレータには、用意されている模擬動作を全て実行する必要があり、一部に関する模擬動作だけを選択して実行させることはできない。
したがって、一部のデバイス(たとえば一部の処理ユニット)のソフトウェアのみを試験したい場合であっても、そのデバイスに関する模擬動作の前に用意されている模擬動作を全て終了した後でなければ、そのソフトウェアを試験することはできなかった。その結果、ソフトウェアの試験のために長い待ち時間を生じることがあった。
そこで、この発明の目的は、模擬動作を高速化または即時終了させることができるシミュレータおよびシミュレーションシステムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板処理装置(100)の制御ユニットとしての機能を有する制御装置(6)に接続されて、前記基板処理装置のソフトウェアを試験するシミュレータ(2)であって、前記基板処理装置を構成するデバイスに関する模擬動作の動作時間を規定する動作時間変数を有し、前記模擬動作を定義するための動作時間変数付き定義情報(221A)を記憶する定義情報記憶手段(22)と、前記動作時間変数によって規定されている前記動作時間を変更するための変速情報を有する変速情報付き試験情報(224B,224C,224D)を記憶する試験情報記憶手段(22)と、前記変速情報に基づいて変更した後の前記動作時間に対応する動作速度で、前記デバイスに関する模擬動作を実行する模擬動作実行手段(211)とを含む、シミュレータである。
この構成によれば、動作時間変数付き定義情報に含まれる動作時間変数の動作時間が、変速情報付き試験情報に基づいて変更され、この変更後の動作時間に応じた動作速度で、デバイスに関する模擬動作が実行される。そのため、模擬動作に要する時間を変更することができる。換言すると、模擬動作を高速化または即時終了させることが可能になり、この場合、試験時間を大幅に短縮することができる。
また、所望のデバイスに関する模擬動作だけを本来の速度で実行させ、それ以外に関する模擬動作を高速化または即時終了させることも可能である。この場合、一部のデバイスのソフトウェアを試験する場合に待ち時間が発生するのを防止することができる。
請求項2記載の発明は、前記動作時間変数付き定義情報はグループ別に区分けされており、前記変速情報付き試験情報に含まれる前記変速情報は、各グループに含まれる動作時間変数付き定義情報の動作時間変数を一括して変更するための一括変速情報を含む、請求項1記載のシミュレータである。
この構成によれば、変速情報付き試験情報により、グループに含まれる動作時間変数付き定義情報の動作時間変数が一括して変更される。これにより、変速情報付き試験情報を定義情報ごとに作成する必要がないので、試験情報の作成者の負担を低減させることができる。
請求項3記載の発明は、基板処理装置(100)の制御ユニットとしての機能を有する制御装置(6)と、この制御装置に接続されて、前記基板処理装置のソフトウェアを試験するシミュレータ(2)とを含むシミュレーションシステム(1)であって、前記シミュレータは、前記基板処理装置を構成するデバイスに関する模擬動作の動作時間を規定する動作時間変数を有し、前記模擬動作を定義するための動作時間変数付き定義情報(221A)を記憶する定義情報記憶手段(22)と、前記動作時間変数によって規定されている前記動作時間を変更するための変速情報を有する変速情報付き試験情報(224B,224C,224D)を記憶する試験情報記憶手段(22)と、前記変速情報に基づいて変更した後の前記動作時間に対応する動作速度で、前記デバイスに関する模擬動作を実行する模擬動作実行手段(211)とを含む、シミュレーションシステムである。
この構成によれば、請求項1に関連して説明した作用効果と同等の作用効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るシミュレーションシステムを模式的に示す図である。 図1に示すシミュレーションシステムによる試験の対象になる基板処理装置の構成を示す図である。 図1に示すユニット模擬装置の構成を示す図である。 図1に示すユニット模擬装置の機能ブロックを示す図である。 動作時間変数付き定義リストの一例を示す図である。 定義リストの他の例を示す図である。 図1に示す情報処理装置の構成を示す図である。 図1に示す情報処理装置の機能ブロックを示す図である。 図1に示すインタフェース模擬装置の構成を示す図である。 図1に示すコンピュータの構成を示す図である。 図1に示す操作ユニットの構成を示す図である。 試験実行時の図1に示すユニット模擬装置における処理の流れを示すフローチャートである。 通常モード用試験情報、高速モード用試験情報および即完了モード用試験情報の一例を示す図である。 高速モードにおける試験動作の流れを示すフローチャートである。 即完了試験モードにおける試験動作の流れを示すフローチャートである。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシミュレーションシステム1を模式的に示す図である。図2は、シミュレーションシステム1による試験の対象になる基板処理装置100の構成を示す図である。
シミュレーションシステム1は、基板処理装置100のために開発されたソフトウェアを、試験(デバッグ)するためのシステムである。
図2に示すように、基板処理装置100は、制御ユニット101、インタフェースユニット102、操作ユニット103および複数個の実装処理ユニット104を含む構成である。基板処理装置100の各実装処理ユニット104において、基板に対する一連の処理が施される。各実装処理ユニット104は、基板を一枚ずつ処理する枚葉式の洗浄ユニットであってもよいし、複数枚の基板を一括して処理するバッチ式の洗浄ユニットであってもよい。より具体的には、実装処理ユニット104は、所定の処理を基板に対して施すためのユニットであり、たとえば、洗浄ユニット、搬送ユニット、乾燥ユニット、加熱ユニット、冷却ユニット、塗布ユニット、現像ユニット、検査ユニットおよび除去(剥離)ユニット等を例示することができる。また、実装処理ユニット104には、基板に対して直接処理を行わない液供給ユニットのような処理ユニットを含むようにしてもよい。
また、処理ユニットは、複数のハードウェアを有するものに限定されるものではなく、制御可能でかつ所定の動作を行うハードウェアであれば、個々のランプやセンサ、ブザー、モータ等の単体のハードウェアでも含む趣旨である。ただし、説明の都合上、「実装処理ユニット」は、「制御ユニット」、「インタフェースユニット」および「操作ユニット」を含まないものとする。
制御ユニット101は、汎用のパーソナルコンピュータが備えるのと同等のハードウェアを備えている。制御ユニット101は、ネットワーク9を介してインタフェースユニット102と接続されている。制御ユニット101は、専用のソフトウェア(プログラムや設定ファイル等)に従って動作し、複数個の実装処理ユニット104を制御する。
インタフェースユニット102は、実装処理ユニット104をネットワーク9に接続する機能を有している。これにより、各実装処理ユニット104におけるデータ通信のプロトコルの種類によらずに、制御ユニット101と各実装処理ユニット104との間でデータの送受信が行われる。
インタフェースユニット102には、基板処理装置100を操作するのに必要な指示を入力するための操作ユニット103が接続されている。
実装処理ユニット104は、予め製品のラインナップとして準備されている複数種類の処理ユニットの中から、ユーザの要望等に従ってその組合せが選択されて、基板処理装置100に搭載される。そのため、基板処理装置100のハードウェア構成はその装置に固有のものになるので、制御ユニット101のソフトウェアは、基板処理装置100のハードウェア構成に対応するものが必要である。シミュレーションシステム1は、そのソフトウェアを試験するためのものである。
図1に示すように、シミュレーションシステム1は、シミュレータ2と、コンピュータ4と、操作ユニット5と、情報処理装置6とを含む。シミュレータ2とコンピュータ4とは、汎用のネットワーク9を介して接続されている。また、シミュレータ2(主として、次に述べるユニット模擬装置20)は、情報処理装置6との間で、CD−ROM、DVD、ブルーレイディスクなどに代表される記憶媒体90を介してデータのやりとりを行う。しかしながら、たとえばシミュレータ2と情報処理装置6とをネットワーク9等のネットワークで接続し、ネットワークにおける通信によってデータのやりとりを行うようにしてもよいのは言うまでもない。
シミュレータ2は、ユニット模擬装置20とインタフェース模擬装置3とを備えている。ユニット模擬装置20とインタフェース模擬装置3とは、ネットワーク9を介して接続されている。
図3は、ユニット模擬装置20の構成を示す図である。
ユニット模擬装置20は、CPU21、記憶装置22、操作部23、表示部24、ディスク装置25および通信部26を備えている。ユニット模擬装置20は、汎用のパーソナルコンピュータとしての機能を有している。
記憶装置22には定義リスト(定義情報)221が記憶されている。定義リスト221は、様々なパラメータや定義式、設定等の情報を含む情報の集合体である。定義リスト221には、実装処理ユニット104に関する模擬動作を定義する情報(振る舞い定義情報)、入力情報のデフォルト値を定義する情報(デフォルト定義情報)等が含まれる。定義リスト221により模擬動作を定義できるようになっている。
CPU21は、記憶装置22に記憶されているプログラム220に従ってユニット模擬装置20を制御する。また、CPU21は、動作の実行に際し、必要に応じて定義リスト221を参照する。
記憶装置22は、たとえばROM(図示しない)、RAM(図示しない)およびハードディスク(図示しない)等によって構成されている。記憶装置22には、定義リスト221のほか、プログラム220を含む各種データが記憶されている。
操作部23は、オペレータがデータを入力するために使用される操作部であり、たとえば各種スイッチ類、キーボード、マウス等を含む構成である。オペレータにより入力されるデータの一例として、たとえばユニット模擬装置20の操作のために必要なデータを例示することができ、このようなデータを入力する場合には、オペレータは、表示部24に表示される画面(GUI)に従って操作部23を操作する。
表示部24には、デバイス模擬部212(図4参照)の動作状況や、定義リスト221の内容等各種データが、画面に表示される。したがって、表示部24の表示内容を見ることにより、オペレータは、試験の進行状況を観察することができる。
ディスク装置25は、記憶媒体90からデータを読み取るための装置である。この実施形態では、記憶媒体90に記憶されている定義リスト221がディスク装置25によって読み取られるとともに、その定義リスト221が記憶装置22に転送され、その記憶装置22に記憶される。ディスク装置25は、たとえば、CD−ROMドライブ装置、DVDドライブ装置、ブルーレイディスクドライブ装置等が該当する。なお、ディスク装置25は、各種データを記憶媒体90に対して書き込むための書込み機能を有していてもよい。
通信部26は、ネットワーク9を介して、インタフェース模擬装置3との間でデータの授受を行う。なお、シミュレーションシステム1では、ユニット模擬装置20とインタフェース模擬装置3との間も、ネットワーク9を介して通信可能に設けられている。
また、通信部26は、基板処理装置100におけるインタフェースユニット102と実装処理ユニット104との間で採用されるプロトコルにかかわらず、インタフェース模擬装置3との間で採用されるプロトコルで、データの授受を行う。
図4は、ユニット模擬装置20の機能ブロックを示す図である。ユニット模擬装置20は、データ転送部210、ユニット模擬部211、試験制御部213および情報生成部214を備えている。図4に示すデータ転送部210、ユニット模擬部211および試験制御部213の機能は、プログラム220に従うCPU21の動作により実現される。
データ転送部210は、インタフェース模擬装置3から通信部26が受信した情報を、入力情報222として記憶装置22に転送する。また、データ転送部210は、出力情報223のうち、コンピュータ4や操作ユニット5に送信すべき情報を、通信部26に伝達してインタフェース模擬装置3に向けて送信させる。
ユニット模擬部211は、複数のデバイス模擬部212(第1模擬部212a、第2模擬部212b、・・・、第n模擬部212n(nは自然数))を備えている。ユニット模擬部211では、基板処理装置100に搭載されている複数のデバイスが、第1模擬部212a、第2模擬部212b、・・・、第n模擬部212nのいずれかに割り当てられる。換言すると、各模擬部212a,・・・,212nは、基板処理装置100に搭載されている複数のデバイス(処理ユニット)に1対1対応している。各模擬部212a,・・・,212nは、割り当てられた(対応する)デバイスの動作を個々に模擬する。
各模擬部212a,・・・,212nは、定義リスト221に模擬動作が定義されているデバイスのみに割り当てられている。実装処理ユニット104を構成しないデバイス(すなわち、基板処理装置100に搭載されていないデバイス)は、定義リスト221に模擬動作が定義されることがないために、ユニット模擬装置20がこれを模擬することはない。逆に言えば、定義リスト221において模擬動作が定義されているデバイスには、必ず模擬部212a,・・・,212nが割り当てられている。
つまり、処理ユニットは、通常、1つ以上のデバイスから構成される。そして、この処理ユニットが、実装処理ユニット104として基板処理装置100に搭載されると、実装処理ユニット104を構成するすべてのデバイスは基板処理装置100に搭載されることとなる。したがって、基板処理装置100に搭載されるすべてのデバイスをデバイス模擬部212に割り当てて、各デバイス模擬部212がそれらの動作を模擬することによって、ユニット模擬部211は、すべての実装処理ユニット104の動作を模擬する。
振る舞い定義情報としての(デバイスに関する模擬動作を定義するための)定義リスト221は、動作時間変数を有する構成の動作時間変数付き定義リスト221Aを含む。もちろん、定義リスト221は、動作時間変数を有しない構成の定義リストをも備えている。本実施形態の定義リスト221は、デバイス(ハードウェア)ごとにCSV形式(テキスト文)で模擬動作を定義している。定義リスト221は、情報処理装置6を用いて生成される。
試験制御部213は、情報生成部214により生成される次に述べる試験情報224に基づいて、デバイスに関する模擬動作(シミュレーション)を制御する。試験制御部213による模擬動作の実行は自動的に(オートモードで)行われる。そのため、試験制御部213を自動化ツールと言い換えることもできる。
また、試験制御部213は、デバイス(たとえば実装処理ユニット104)に関する模擬動作の状況を表示させる機能およびシミュレーションシステム1におけるGUIを提供する機能を有している。なお、表示部24によって模擬されるハードウェア(デバイス)としては、たとえば、「ゲージ」や「メータ」「パネル」等を例示することができる。
情報生成部214は、操作部23が受け付けた指示情報に基づいて、基板処理装置100のソフトウェアに対する試験内容を規定する試験情報224を作成する。作成された試験情報224は記憶装置22に記憶される。記憶装置22に記憶される試験情報224として、通常モード用試験情報224Aの他に、高速モード用試験情報224B,224D、即完了モード用試験情報224C等の高速変更用の試験情報とを含む。
前述のように、定義リスト221は、動作時間変数を有する構成の動作時間変数付き定義リスト221Aを含む。
図5は、動作時間変数付き定義リスト221Aの一例を示す図である。図6は、定義リスト221の他の例を示す図である。
図5(a)および図5(b)には、それぞれ3つの動作時間変数付き定義リスト221Aの例が示されている。動作時間変数付き定義リスト221Aは、模擬動作の大まかな種別に基づいてグループ化されている。動作時間変数付き定義リスト221Aは、その動作時間変数付き定義リスト221Aが属するグループを表すグループ名と、動作時間変数としての動作時間変数とを含み、CSV形式で定義している。
図5(a)に示す3つの動作時間変数付き定義リスト221Aは、共通のグループに属しており、それぞれ、原点復帰動作の実行時間を規定している。図5(a)に示す例では、「Timer_Home」がグループ名に相当し、「ID_Speed」、「SH_Speed」および「CR_Speed」がそれぞれ動作時間変数に相当する。
図5(b)に示す3つの動作時間変数付き定義リスト221Aは共通のグループに属しており、それぞれ、バルブ開動作の遅延時間を規定している。図5(b)に示す例では、「Timer_Valve_Delay」がグループ名に相当し、「ValveA_Delay」、「ValveB_Delay」および「ValveC_Delay」がそれぞれ動作時間変数に相当する。
また、図5(a)の一番上の動作時間変数付き定義リスト221Aには、図6に示す定義リストが対応している。この定義リストでは、「ID_Speed =10」と定義されている。図5(a)の一番上の動作時間変数付き定義リスト221Aと、図6に示す定義リスト221とによって、「原点復帰動作の実行時間が10秒間」という模擬動作が定義されている。
また、動作時間変数として、個々の実装処理ユニット104を併せて特定することも可能である。この場合、図5(c)に示すように、実装処理ユニット104の名称を含めた情報を動作時間変数とすることができる。すなわち、図5(c)に示す例では、「Timer_Valve_Delay」がグループ名に相当し、「ValveA_Delay/MPC1」、「ValveB_Delay/MPC1」および「ValveC_Delay/MPC1」がそれぞれ動作時間変数に相当する。なお、「MPC1」は、基板処理装置1に実装される複数個の実装処理ユニット104の1つを特定するものである。
この実施形態では、動作時間変数付き定義リスト221Aがグループ別に登録されている。そのため、各グループに含まれる動作時間変数付き定義リスト221の動作時間変数、つまり動作速度を一括して変更することができる。
ところで、図5(b)の動作時間変数付き定義リスト221Aを例に挙げると、たとえば第1模擬部212aが「バルブA」に対応付けられる。そして、同じデバイスであっても、互いに異なる模擬動作は互いに異なる定義情報に定義される(たとえばバルブAの開動作とバルブAの閉動作)。
さらに詳しく言えば、ユニット模擬部211は、予め定められた個数の模擬部212a,・・・,212nを備えているわけではない。ユニット模擬部211が定義リスト221を参照することにより、新たに割り当てが必要なデバイスを発見したときに、新たな模擬部を生成し、これにその新たに発見したデバイスが対応付けられる。
図7は、情報処理装置6の構成を示す図である。
情報処理装置6は、CPU61、記憶装置62、操作部63、表示部64およびディスク装置65を備えている。情報処理装置6は、汎用のパーソナルコンピュータとしての機能を有している。
CPU61は、記憶装置62に記憶されているプログラム620に従って動作することにより、情報処理装置6の各構成を制御する。
記憶装置62は、たとえばROM(図示しない)、RAM(図示しない)およびハードディスク(図示しない)等によって構成されている。記憶装置62には、プログラム620や各種データが記憶されている。
とくに、記憶装置62には、ディスク装置65によって取得された設定ファイル421および基礎ファイル621が記憶されている。また、情報生成部610により生成された定義リスト221も、一時的に、記憶装置62に記憶される。
操作部63はキーボードやマウス等から構成され、オペレータが情報処理装置6に必要な情報を入力するために使用する。
表示部64は、たとえば汎用のディスプレイ装置であって、CPU61からの指示に従って、各種データを画面に表示する。
情報処理装置6では、ディスク装置65が記憶媒体90に記憶されている設定ファイル421および基礎ファイル621を読み取ることにより、基板処理装置100の構成を規定する基礎情報を取得する。
ディスク装置65は、次に述べる情報生成部610により生成された定義リスト221を記憶媒体90に書き込む(出力する)書込み機能を有しており、出力された定義リスト221は、シミュレータ2によって読み取られる。
図8は、情報処理装置6の機能ブロックを示す図である。図8に示す情報生成部610および誤り検出部611が、主にCPU61がプログラム620に従って動作することにより実現される機能ブロックである。
情報生成部610は、記憶装置62に記憶された設定ファイル421および基礎ファイル621に基づいて、基板処理装置100を構成する実装処理ユニット104の動作を模擬するシミュレータ2のための定義リスト221を生成する。
なお、設定ファイル421とは、基板処理装置100に搭載される実装処理ユニット104に応じて生成される情報であり、基板処理装置100を動作させるために必要な情報である。すなわち、設定ファイル421は、基板処理装置100のソフトウェアの一部であり、基板処理装置100にインストールされるファイルである。
また、基礎ファイル621とは、複数のファイルの集合体であって、実装処理ユニット104の仕様書とも言うべき情報を含む。すなわち、基礎ファイル621は、すべての処理ユニットについて、個々の処理ユニットを設計・開発する段階で、オペレータによって予め作成される。
図9は、インタフェース模擬装置3の構成を示す図である。インタフェース模擬装置3は、CPU31、記憶装置32、第1通信部33および第2通信部34を備えている。インタフェース模擬装置3は、コンピュータ4にネットワーク9を介して接続され、コンピュータ4とユニット模擬装置20との間のデータの授受を行う機能を有している。
CPU31は、記憶装置32に記憶されているプログラム320に従って動作することにより、インタフェース模擬装置3の各構成を制御する。
記憶装置32は、たとえばROM(図示しない)、RAM(図示しない)等によって構成されている。記憶装置32にはプログラム320が記憶されている。
第1通信部33および第2通信部34は、具体的には端子やケーブル等のハードウェアである。
第1通信部33は、インタフェース模擬装置3をネットワーク9に接続する。これにより、コンピュータ4およびインタフェース模擬装置3間のデータ通信、ならびにユニット模擬装置20およびインタフェース模擬装置3間のデータ通信が実現される。
図10は、コンピュータ4の構成を示す図である。コンピュータ4は、CPU41、記憶装置42、操作部43、表示部44、ディスク装置45および通信部46を備えている。コンピュータ4は、基板処理装置100の制御ユニット101が備えるハードウェアと同等のハードウェアを備えている。また、コンピュータ4は、汎用のパーソナルコンピュータとしての機能を有している。
CPU41は、設定ファイル421を参照しつつプログラム420に従って動作することにより、各種データの演算や制御信号の生成を行い、コンピュータ4の各構成を制御する。
プログラム420は、シミュレーションシステム1による試験(デバッグ)の対象となるソフトウェアである。プログラム420は、基板処理装置100を設計・開発する際に、オペレータ(プログラマ)によって作成される。
制御ユニット101にインストールされるプログラム420および設定ファイル421を記憶し、当該プログラム420および設定ファイル421に基づいて、制御ユニット101と同等のハードウェアを制御することにより、コンピュータ4は制御ユニット101としての機能を発揮する。
たとえば、CPU41は、実装処理ユニット104に対する制御情報を生成する。CPU41は、生成した制御情報を、インタフェースユニット102を介して実装処理ユニット104に向けて送信するように通信部46を制御する。ただし、シミュレータ2では、通信部46から送信される情報は、インタフェース模擬装置3を介してユニット模擬装置20に向けて送信される。また、CPU41は、シミュレータ20から通信部46が受信した情報に基づいて、新たな制御情報を生成したり、あるいは必要な情報を表示部44に表示したりさせる。
記憶装置42は、たとえばROM(図示しない)、RAM(図示しない)およびハードディスク(図示しない)等によって構成されている。記憶装置42には、プログラム420および設定ファイル421が記憶されている。
操作部43は、オペレータがデータを入力するために使用される操作部であり、たとえば各種スイッチ類、キーボード、マウス等を含む構成である。オペレータにより入力されるデータの一例として、たとえば基板処理装置100を操作するために入力されるデータを例示することができる。
また、表示部44は、各種データを画面に表示する。表示部44は、基板処理装置100の制御ユニット101において表示されるデータを表示する機能を有している。コンピュータ4は、特に操作部43および表示部44について、実際の基板処理装置100に搭載される制御ユニット101と同等のハードウェアを採用する。
ディスク装置45は、CD−ROM、DVD、ブルーレイディスクなどに代表される記憶媒体90記憶媒体91からデータを読み取るための装置である。この実施形態では、記憶媒体91に記憶されているプログラム420および設定ファイル421がディスク装置45によって読み取られるとともに、そのプログラム420および設定ファイル421が記憶装置42に転送され、その記憶装置42に記憶される。
ディスク装置45は、たとえば、CD−ROMドライブ装置、DVDドライブ装置、ブルーレイディスクドライブ装置等が該当する。なお、ディスク装置45は、各種データを記憶媒体45に対して書き込むための書込み機能を有していてもよい。
通信部46は、ネットワーク9を介して、インタフェース模擬装置3との間でデータの授受を行う。
図11は、操作ユニット5の構成を示す図である。操作ユニット5は、オペレータが片手で保持しつつ操作できる程度の比較的小型のユニットである。操作ユニット5は、シミュレーションシステム1を遠隔操作可能なリモコンによって構成されていてもよい。操作ユニット5は、CPU51、記憶装置52、操作部53、表示部54および通信部56を備えている。
操作ユニット5としてはたとえば操作ユニット103と同じ操作ユニットが用いられる。この場合、操作ユニット103を用いた場合の基板処理装置100のシミュレーションが行える。
CPU51は、プログラム520に従って動作することにより、各種データの演算や制御信号を生成する。なお、プログラム520は、基板処理装置100の操作ユニット103に搭載されるものと同じプログラムである。
記憶装置52は、たとえばROM(図示しない)、RAM(図示しない)およびハードディスク(図示しない)等によって構成されている。記憶装置52には、プログラム520や各種データが記憶されている。
操作部53は、オペレータが指示を入力するために使用される。また、表示部54は、適宜、情報(たとえばGUI)を画面に表示する。
次に、シミュレーションシステム1による試験動作について説明する。
図12は、試験実行時のユニット模擬装置20における処理の流れを示すフローチャートである。
所定の操作により、デバイスに関する模擬動作の実行が開始されると、まず、初期設定が実行される(ステップS1)。初期設定とは、たとえば、必要なファイル(定義リスト221等)の転送を含む動作である。この初期設定の終了後には、必要なハードウェアの電源がすべて投入されており、かつ必要なプログラムやファイルの転送(インストール)が完了した状態になる。初期設定の終了後には、試験制御部213は、オペレータからの所定の指示があるまで待機する。
この待機状態において、オペレータにより操作部23が操作されて、試験情報の作成を選択する指示情報が入力されると(ステップS2でYES)、模擬動作の開始に先立って、情報生成部214が試験情報224を作成する(ステップS3)。
待機状態において、オペレータが操作部23を操作することにより、模擬動作の開始を選択する指示情報を入力すると(ステップS4でYES)、試験制御部213は、ユニット模擬部211に模擬動作を実行させる(ステップS5)。試験制御部213は、選択した試験情報214を読み込み、その読み込んだ試験情報214の内容を実行させる。
この実施形態では、試験制御部213は自動的に試験を実行させる。そのため、たとえば、オペレータがシミュレーションをモニタリングしながら適切なタイミングで指示情報を入力する必要がなく、これにより、オペレータの負担が軽減される。
一連の処理が終了した後の待機状態において、オペレータによる操作部23の操作により、処理を終了する指示情報が入力されると(ステップS6においてYES)、ユニット模擬装置20(試験制御部213)は、処理を終了する。
この実施形態では、ユニット模擬装置20において実行される模擬動作には、通常モード、高速モードまたは即完了モードが設けられている。高速モードおよび即完了モードをそれぞれ実行させるために高速変更用の試験情報、すなわち高速モード用試験情報224B,224D(図4参照)および即完了モード用試験情報224C(図4参照)が用意されている。
図13は、高速モード用試験情報224Bおよび即完了モード用試験情報224Cのそれぞれの一例を示す図である。図13(b)および図13(d)の上段(1列目)にそれぞれ示す文字列が高速モード用試験情報224B,224Dを示し、図13(c)の上段(1列目)に示す文字列が即完了モード用試験情報224Cを示している。
各試験情報224は、「種別」、「対象」、「引数1」および「引数2」の各項目を含む文字列である。高速変更用の試験情報(すなわち、高速モード用試験情報224B,224Dおよび即完了モード用試験情報224C)は、定義リスト221(定義リスト221A)の動作時間変数(図4、図6等参照)に規定されている動作時間を変更するための試験情報である。また、高速変更用の試験情報224B,224C,224Dは、各グループに対応する動作時間を一括して変更させるための試験情報である。
高速変更用の試験情報224B,224C,224Dは、「対象」としてたとえば「SIM」を、「引数1」としてグループ名(たとえば「Timer_Home」)を、「引数2」として倍数(たとえば「10」や「0」等)をそれぞれ含む文字列である。この実施形態では、高速変更用の試験情報224B,224C,224Dの「引数2」に、定義リスト221の動作時間変数に規定されている動作時間に対して乗算させるための乗算値(一括変速情報。「倍数」)が設定されている。また、動作時間の一括変更の対象になるグループが「引数1」に規定されている。
高速モード用試験情報224Bには、「引数2」の「倍数」として「0」を除く正の値が設定されている。図13(b)および図13(d)にそれぞれ示す例では、高速モード用試験情報224Bの「引数2」には、「倍数」として「10」が設定されている。この場合、高速モード用試験情報224Bは、定義リスト221(定義リスト221A)によって規定される模擬動作を、10倍の速度で実行させるための試験情報である。
一方、図13(c)に示す即完了モード用試験情報224Cには、「引数2」の「倍数」として、「0」の値が設定されている。この場合、即完了モード用試験情報224Cは、定義リスト221(定義リスト221A)によって規定される模擬動作を即時終了させるための試験情報である。
図13(a)〜図13(d)のそれぞれに示されている試験情報224は、原点復帰動作に関する試験情報である。図13(a)〜図13(d)では、試験情報224は、それぞれ原点復帰動作のための試験情報224Pを備えている。
以下、図4、図5(a)および図13(a)〜図13(d)を参照して説明する。
試験情報224Pは、図5(a)に示す動作時間変数付き定義リスト221Aの動作に対応するものであり、この試験情報224が選択された状態で模擬動作が実行されると、別途定められる動作時間で、「全原点復帰」動作が実行される。
図13(a)に示すように、試験情報224Pだけが選択された状態で模擬動作が実行されると、試験制御部213は、選択した試験情報の内容を実行するとともに、ユニット模擬部211に、模擬動作対象になっている全ての実装処理ユニット104に対応する模擬部212a,・・・,212nの原点復帰の開始を要求する。
このとき、試験情報224が高速変更用の試験情報224B,224Cを有していないので、図5(a)に示す動作時間変数付き定義リスト221Aおよび図6に示す定義リスト221で規定された時間で、原点復帰動作を行う。そして、ユニット模擬部211による1つの模擬部212(ある実装処理ユニット104に対応)の原点復帰動作は、原点復帰開始要求の開始からたとえば10秒後に終了する。次いで、他の模擬部212(他の実装処理ユニット104に対応)の原点復帰動作が実行開始される。模擬動作の対象になっている全ての実装処理ユニット104に対する原点復帰動作に関する模擬動作が完了すると、こに関する模擬動作の実行が終了する。たとえば5つの実装処理ユニット104に対して原点復帰動作に関する模擬動作を行う場合、原点復帰動作に関する模擬動作のためにたとえば50秒間の所要時間が必要になる。
一方、図13(b)に示すように、試験情報224Pの選択に先立って高速モード用試験情報224Bが選択されている場合には、試験制御部213から原点復帰の開始が要求されると、試験情報224が高速モード用試験情報224Bを有しているので、ユニット模擬部211は、図5(a)に示す動作時間変数付き定義リスト221Aおよび図6に示す定義リスト221で規定されている速さのたとえば10倍速で、原点復帰動作を行う。そして、ユニット模擬部211による1つの模擬部212(ある実装処理ユニット104に対応)の原点復帰動作は、原点復帰開始要求の開始からたとえば1秒後に終了する。次いで、他の模擬部212(他の実装処理ユニット104に対応)の原点復帰動作が実行開始される。模擬動作の対象になっている全ての実装処理ユニット104に対する原点復帰動作に関する模擬動作が完了すると、これに関する模擬動作の実行が終了する。たとえば5つの実装処理ユニット104に対して原点復帰動作に関する模擬動作を行う場合、原点復帰動作に関する模擬動作のためにたとえば5秒間しか要しない。
さらに、図13(c)に示すように、試験情報224Pの選択に先立って即完了モード用試験情報224Cが選択されている場合には、試験制御部213から原点復帰の開始が要求されると、試験情報224が即完了モード用試験情報224Cを有しているので、ユニット模擬部211は原点復帰動作を、その開始とともに完了(即時終了)する。そのため、ユニット模擬部211による1つの模擬部212(ある実装処理ユニット104に対応)の原点復帰動作は、原点復帰開始要求の開始と同時に終了する。次いで、他の模擬部212(他の実装処理ユニット104に対応)の原点復帰動作が実行されるが、これらも原点復帰開始要求の開始とともに終了する。たとえば5つの実装処理ユニット104に対して原点復帰動作に関する模擬動作を行う場合であっても、原点復帰動作に関する模擬動作のために時間は所要しない。
また、図13(d)に示す高速モード用試験情報224Dは、個々の実装処理ユニット104を特定する試験情報である。高速モード用試験情報224Dは、図13(b)に示す高速モード用試験情報224Bの文字列に、「引数3」を加えた文字列を含んでいる。図13(d)では、「引数3」に、定義リスト221の動作時間変数の変更対象になる実装処理ユニット104を特定するための実装処理ユニット名が規定されている。この高速モード用試験情報224Dが選択された場合、その高速モード用試験情報224Dによって特定される実装処理ユニット104に対応する模擬部212における模擬動作だけが高速化される。
なお、図13(c)に示す即完了モード用試験情報224Cにおいても、図13(d)と同様に「引数3」の文字列を加えることにより、特定の実装処理ユニット104に対応する模擬部212における模擬動作だけを、開始とともに終了(即時終了)させることができる。
図14は、高速モードにおける試験動作の流れを示すフローチャートである。
基板処理装置100がたとえば6個の実装処理ユニット104を備えているものとする。ユニット模擬部212では、第1〜第6実装処理ユニット104にそれぞれに対応して、第1〜第6模擬部212a,212b,212c,212d,212e,212fが設けられる。この場合、第1模擬部212aに関する模擬動作(ステップS11)、第2模擬部212bに関する模擬動作(ステップS12)、第3模擬部212cに関する模擬動作(ステップS13)、第4模擬部212dに関する模擬動作(ステップS14)、第5模擬部212eに関する模擬動作(ステップS15)および第6模擬部212fに関する模擬動作(ステップS16)の順で実行される。
そして、第6実装処理ユニット104のソフトウェアのみを評価(試験)したい場合がある。このとき、第1〜第5模擬部212a,212b,212c,212d,212eの各模擬動作における試験情報214として、高速モード用試験情報224B,224Dを採用する。これにより、図15に示すように、第1〜第5模擬部212a,212b,212c,212d,212eの各模擬動作を高速化させ、所望の第6実装処理ユニット104に対応する第6模擬部212fに関する模擬動作だけを、実機の動作速度と同じ速度で実行させことができる。これにより、試験(評価)対象外に関する模擬動作のためにオペレータが時間待ちするのを防止することができる。
図15は、即完了モードにおける試験動作の流れを示すフローチャートである。
図14と同様、基板処理装置100がたとえば6個の実装処理ユニット104を備えており、第1模擬部212aに関する模擬動作(ステップS21)、第2模擬部212bに関する模擬動作(ステップS22)、第3模擬部212cに関する模擬動作(ステップS23)、第4模擬部212dに関する模擬動作(ステップS24)、第5模擬部212eに関する模擬動作(ステップS25)および第6模擬部212fに関する模擬動作(ステップS26)の順で実行される。
そして、第6実装処理ユニット104のソフトウェアのみを試験(評価)したい場合がある。このとき、第1〜第5模擬部212a,212b,212c,212d,212eの各模擬動作における試験情報214として、即完了モード用試験情報224Cを採用する。これにより、図15に示すように、第1〜第5模擬部212a,212b,212c,212d,212eの各模擬動作を即時終了させ、所望の第6実装処理ユニット104に対応する第6模擬部212fに関する模擬動作だけを、実機の動作速度と同じ速度で実行させる。この場合も、試験(評価)対象外に関する模擬動作のためにオペレータが時間待ちするのを防止することができる。
以上により、この実施形態によれば、動作時間変数付き定義リスト221Aに含まれる動作時間変数の動作時間が、高速変更用の試験情報224B,224C,224Dに応じて変更され、この変更後の動作時間で、各模擬部212a,・・・,212nにおける模擬動作が実行される。そのため、各模擬動作に要する時間を変更することができる。換言すると、各模擬部212a,・・・,212nにおける模擬動作を高速化または即時終了させることが可能になり、この場合、シミュレータ2による試験時間を大幅に短縮することができる。
また、高速変更用の試験情報224B,224C,224Dにより、各グループに含まれる動作時間変数付き定義リスト221Aに含まれる動作時間変数が一括して変更される。これにより、動作時間変数を変更させるために、動作時間変数付き定義リスト221Aごとに個々に試験情報を作成する必要がないので、試験情報の作成者の負担を低減させることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、本発明は他の形態で実施することもできる。
たとえば、高速モード用試験情報224B,224Dについて、設定する「倍数」を、0を超えかつ1未満の値に設定することもできる。この場合には、模擬動作の動作時間が、予め動作時間変数で定める時間よりも長期化する。
また、前述の実施形態では、高速変更用の試験情報224B,224C,224Dに含まれる一括変速情報として乗算値が設定されているとものとして説明したが、除算値や加減算値を設定するようにすることもできる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 シミュレーションシステム
2 シミュレータ
6 情報処理装置(制御装置)
22 記憶装置(定義情報記憶手段、試験情報記憶手段)
100 基板処理装置
211 ユニット模擬部(模擬動作実行手段)
221A 動作時間変数付き定義リスト(動作時間変数付き定義情報)
224B,224D 高速モード用試験情報(変速情報付き試験情報)
224C 即完了モード用試験情報(変速情報付き試験情報)

Claims (3)

  1. 基板処理装置の制御ユニットとしての機能を有する制御装置に接続されて、前記基板処理装置のソフトウェアを試験するシミュレータであって、
    前記基板処理装置を構成するデバイスに関する模擬動作の動作時間を規定する動作時間変数を有し、前記模擬動作を定義するための動作時間変数付き定義情報を記憶する定義情報記憶手段と、
    前記動作時間変数によって規定されている前記動作時間を変更するための変速情報を有する変速情報付き試験情報を記憶する試験情報記憶手段と、
    前記変速情報に基づいて変更した後の前記動作時間に対応する動作速度で、前記デバイスに関する模擬動作を実行する模擬動作実行手段とを含む、シミュレータ。
  2. 前記動作時間変数付き定義情報はグループ別に区分けされており、
    前記変速情報付き試験情報に含まれる前記変速情報は、各グループに含まれる動作時間変数付き定義情報の動作時間変数を一括して変更するための一括変速情報を含む、請求項1記載のシミュレータ。
  3. 基板処理装置の制御ユニットとしての機能を有する制御装置と、この制御装置に接続されて、前記基板処理装置のソフトウェアを試験するシミュレータとを含むシミュレーションシステムであって、
    前記シミュレータは、
    前記基板処理装置を構成するデバイスに関する模擬動作の動作時間を規定する動作時間変数を有し、前記模擬動作を定義するための動作時間変数付き定義情報を記憶する定義情報記憶手段と、
    前記動作時間変数によって規定されている前記動作時間を変更するための変速情報を有する変速情報付き試験情報を記憶する試験情報記憶手段と、
    前記変速情報に基づいて変更した後の前記動作時間に対応する動作速度で、前記デバイスに関する模擬動作を実行する模擬動作実行手段とを含む、シミュレーションシステム。
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