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JP2013206004A - 携帯型テンプレート作成装置、テンプレート作成プログラム、テンプレート作成方法 - Google Patents

携帯型テンプレート作成装置、テンプレート作成プログラム、テンプレート作成方法 Download PDF

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JP2013206004A JP2012072581A JP2012072581A JP2013206004A JP 2013206004 A JP2013206004 A JP 2013206004A JP 2012072581 A JP2012072581 A JP 2012072581A JP 2012072581 A JP2012072581 A JP 2012072581A JP 2013206004 A JP2013206004 A JP 2013206004A
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Abstract

【課題】印字ラベルの作成に好適な撮像対象を撮影しその場で当該撮像結果を利用した所望のテンプレートを作成し、利便性を向上する。
【解決手段】操作端末10は、撮像対象を撮像し、対応する画像データPDを生成するカメラ111を有し、生成された画像データPD中の矩形領域SAに含まれるオブジェクト材料を検出する。検出されたオブジェクト材料の内容を認識し、認識されたオブジェクト材料と同等の内容を備えた印字オブジェクトデータが生成される。生成された印字オブジェクトデータの、印字ラベルの被印字領域Rに対応した配置位置が決定される。そして印字オブジェクトデータを決定された配置位置に配置してテンプレートTを生成し、生成されたテンプレートTを外部サーバ30へ送信する。
【選択図】図6

Description

本発明は、印字ラベル作成装置を操作可能な操作端末や当該印字ラベル作成装置において使用可能なテンプレートを作成する、携帯型テンプレート作成装置、及び、テンプレート作成プログラム、並びに、テンプレート作成方法に関する。
例えばパソコン等の操作端末からの操作により、所望の印字ラベルを作成する印字ラベル作成システムが、既に知られている(特許文献1参照)。このシステムでは、操作者が操作端末(コンピュータ装置)を操作して作成したい印字ラベル(粘着材付ラベル)の印字内容を特定すると、対応する印字データが操作端末から印字ラベル作成装置(テープ印字装置)へと送信される。そして、印字ラベル作成装置に備えられた印字手段(サーマルヘッド)によって当該印字データに対応した印字が被印字媒体(ラミネートフィルム)に対し実行され、印字ラベルが作成される。
上記のように操作端末を印字ラベル作成装置に接続して印字ラベルを作成するとき、印字ラベルに印字するテキストや図像等の印字オブジェクトをすべてマニュアルで設定するのは、非常に煩雑である。そこで、この従来技術では、通常、複数の印字オブジェクト配置枠が所定の態様で割り付けられた、いわゆるテンプレートが複数種類用意されている。操作者は、自らが意図する印字態様に適したテンプレートを選択し、当該テンプレートにおける印字オブジェクト配置枠に対し、所望のテキスト等を割り当てることにより、容易に所望の印字ラベルを作成することができる。
特開2006−99261号公報
上記のようなテンプレートは、通常、上記操作端末において、操作者による適宜の操作によって作成される。したがって、その作成作業は決して簡単ではなく、例えば、慣れていない操作者がテンプレートを作成する場合や、印字内容が複雑なテンプレートを作成する場合には、労力負担が大きく、不便であった。例えば、印字ラベルの作成に好適なデザインの撮像対象を撮影し、その場で当該撮像結果を利用した所望のテンプレートを作成することができれば、操作者にとって非常に便利である。しかしながら、そのような従来技術は、従来存在しなかった。
本発明の目的は、印字ラベルの作成に好適な撮像対象を撮影してその場で当該撮像結果を利用した所望のテンプレートを作成でき、利便性を向上できる、携帯型テンプレート作成装置、及び、当該装置に用いられるテンプレート作成プログラム、並びにテンプレート作成方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、印字オブジェクトデータが所定の態様で割り付けられて構成されるテンプレートを作成する、携帯型テンプレート作成装置であって、操作者が操作可能な操作手段と、無線通信により外部と情報送受信可能な無線通信手段と、前記操作手段での所定の操作を契機に、所望の撮像対象を撮像し、対応する画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段により生成された画像データ中の、処理対象となる矩形領域を決定する矩形領域決定手段と、前記矩形領域決定手段により決定された矩形領域に含まれる、少なくとも1つのオブジェクト材料を検出するオブジェクト材料検出手段と、前記オブジェクト材料検出手段により検出された前記少なくとも1つのオブジェクト材料の内容を認識するオブジェクト材料認識手段と、前記オブジェクト材料認識手段で認識された前記少なくとも1つのオブジェクト材料とそれぞれ同等の内容を備えた、少なくとも1つの前記印字オブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成手段と、前記オブジェクトデータ生成手段により生成された前記少なくとも1つの印字オブジェクトデータの、印字ラベルの被印字領域に対応したラベル印刷範囲上における、配置位置を決定するオブジェクト配置決定手段と、前記少なくとも1つの印字オブジェクトデータを、前記ラベル印刷範囲上における前記決定された配置位置に配置して、所望の前記テンプレートを生成するテンプレート生成手段と、前記操作手段での所定の操作を契機に、前記テンプレート生成手段により生成された前記テンプレートを、前記無線通信手段を介して、所望の送信先へ送信するテンプレート送信手段と、を有することを特徴とする。
本願発明の携帯型テンプレート作成装置は、操作者が所望のテンプレートを作成するための装置である。この携帯型テンプレート作成装置は、操作者により携帯して用いられ、操作手段と、無線通信手段と、撮像手段と、を有している。操作者が操作手段で所定の操作を行うと、撮像手段により撮像対象が撮像され、対応する画像データが生成される。矩形領域決定手段が、生成された上記画像データに含まれる、処理対象となる(言い換えればテンプレートにより作成される印字ラベルの外形に対応付けられる)矩形領域を決定する。すると、オブジェクト材料検出手段が、当該決定された画像データ中の矩形領域に含まれる、少なくとも1つのオブジェクト材料を検出(=存在することを識別)する。オブジェクト材料の例としては、適宜の機器、構造物、紙、画面、表示物、等に表れているテキスト、記号、バーコード、シンボル、マーク等がある。その後、オブジェクトデータ生成手段が、上記検出されたオブジェクト材料と同等の内容を備えた印字オブジェクトデータを生成する。これにより、上記検出されたテキスト、記号、バーコード、シンボル、マーク等にそれぞれ対応した、テキスト印字データ、記号印字データ、バーコード印字データ、シンボル印字データ、マーク印字データ等が生成される。
このようにして印字オブジェクトデータが生成されたら、オブジェクト配置決定手段が、生成された各印字オブジェクトデータの、ラベル印刷範囲(生成される印字ラベルの被印字領域に対応する矩形形状の範囲)における配置位置を決定する。そして、テンプレート生成手段が、上記決定された配置位置に、対応する各印字オブジェクトデータを配置することで、所望のテンプレートを生成する。生成されたテンプレートは、テンプレート送信手段によって、例えばサーバ等の適宜の送信先へと送信される。
以上のようにして、操作者は、本願発明の携帯型テンプレート作成装置を持ち歩き、テキスト、記号、バーコード等のオブジェクト材料を備えた、印字ラベルの作成に好適な所望の撮像対象が見つかったら、その場で当該撮像対象を撮像するだけで、当該オブジェクト材料と同等の印字オブジェクトデータを含む所望のテンプレートを作成することができる。この結果、上記送信先から当該テンプレートを取得し、印字ラベル作成装置(又はこれを操作する操作端末)で用いることで、操作者は、前述のテキスト、記号、バーコード等の所望の印字オブジェクトが印字形成された印字ラベルを容易に作成することができる。この結果、操作者の利便性を向上することができる。
特に、既に使用されている印字ラベルのラベル面を撮像して同等の内容のテンプレートを作成できるだけでなく、ラベル以外の対象物を撮像することによっても、当該対象物に形成されたテキスト、記号、バーコード等を印字オブジェクト化してテンプレートを作成することができる。すなわち、ラベルではないものと同等の内容を、容易に印字ラベル化できる、という効果もある。
本発明によれば、印字ラベルの作成に好適な撮像対象を撮影してその場で当該撮像結果を利用した所望のテンプレートを作成できるので、操作者にとっての利便性を向上することができる。
本発明の一実施形態の携帯型テンプレート作成装置である、操作端末の外観を表す正面図、及び、右側面図である。 操作端末の操作対象であるラベル作成装置の外観を表す正面図である。 操作端末の機能的構成を表す機能ブロック図である。 ラベル作成装置の機能的構成を表す機能ブロック図である。 ラベル作成装置の制御回路が実行する、ラベル作成に係わる制御手順を表すフローである。 撮像データからテンプレートを生成する手法の概略を説明する説明図である。 ラベル以外の対象物の画像を用いてテンプレートを生成する場合の一例を表す説明図である。 ラベル以外の対象物の画像から生成されたテンプレートを表す図である。 操作端末の制御回路が実行する制御手順を表すフローチャートである。 オブジェクト材料検出処理の詳細手順を表すフローチャートである。 オブジェクト材料認識及びオブジェクトデータ生成処理の詳細手順を表すフローチャートである。 オブジェクト配置決定処理の詳細手順を表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<操作端末及びラベル作成装置の概略>
まず、本実施形態で用いられる操作端末及びラベル作成装置の概略を説明する。図1(a)及び図1(b)において、本実施形態の携帯型テンプレート作成装置である操作端末10は、装置本体12と、カメラ111(撮像手段)とを有する。
装置本体12は、例えば液晶ディスプレイを備え各種情報や各種メッセージを表示し、また操作者が各種操作を行えるタッチパネル112と、操作者が操作可能な操作ボタン110とを備えている。
カメラ111は、装置本体12の上部(図1(a)及び図1(b)中の上部)に設けられており、装置本体12においてタッチパネル112の表示面が設けられた面の反対側、すなわち下面側(図1(a)中の紙面奥面側、図1(b)中の右面側)に、レンズ111Aを備えている。例えば操作者が操作ボタン110による操作でタッチパネル112に適宜のアイコン等を表示させ、指で当該アイコンを押して選択することによりカメラ111が起動し、操作者が撮影を意図する対象物(撮像対象)を撮影可能となる。そして操作者がタッチパネル112にて適宜に表示された図示しないシャッターボタン等を操作する(各請求項記載の所定の操作に相当)ことにより、レンズ111Aを介し撮像が行われる。この撮像により、対応する画像データPD(後述の図6等を参照)が生成される。
図2において、ラベル作成装置20は、装置本体22を有している。装置本体22は、例えば液晶ディスプレイからなり各種情報や各種メッセージを表示する表示部212と、操作者が各種操作を可能な操作部210と、装置本体22内に配設されたカッタ207(後述の図4参照)を駆動するためのカットレバー213とを備えている。
操作部210には、文字、記号、及び数字等を入力するための入力キーを初めとする種々の機能キー210a等が含まれている。
<操作端末及びラベル作成装置の電気的構成>
次に、上記操作端末及びラベル作成装置の電気的構成を説明する。図3において、操作端末10は、ラベル作成装置20及び外部サーバ30(詳細機能は後述する)との間で各種情報の送受信を行うための通信制御部108(無線通信手段)と、制御回路102と、各種情報を記憶するメモリ106と、上記操作ボタン110と、上記カメラ111と、上記タッチパネル112とを有する。なお、タッチパネル112のうち上記操作機能部分と、操作ボタン110とが、各請求項記載の操作手段として機能する。またタッチパネル11の上記表示機能が、各請求項記載の表示手段として機能する
通信制御部108は、無線を介して接続されたラベル作成装置20及び外部サーバ30との間で行われる、情報通信の制御を行う。
制御回路102は、図示しないCPU(演算手段)、RAM、及びROMを備えている。この制御回路102は、CPUの演算機能により、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに予め記憶された各種プログラムを実行する。この各種プログラムには、上記撮像データPDからテンプレートTを作成するための本実施形態のテンプレート作成プログラム等の各種処理プログラムが含まれている。また、制御回路102は、通信制御部108を介し、無線通信によりラベル作成装置20及び外部サーバ30と接続されており、ラベル作成装置20及び外部サーバ30と各種情報やデータの送受が可能となっている。
メモリ106は、記憶内容の追加及び消去が可能な、例えばElectrically Erasable Programmable Read−Only Memory(EEPROM)等の不揮発性メモリから構成されている。
図4において、ラベル作成装置20は、通信制御部208と、制御回路202と、各種情報を記憶するメモリ206と、上記操作部210と、上記表示部212と、上記カットレバー213と、カートリッジホルダ216と、搬送装置209と、印字ヘッド205と、カッタ207とを有する。
通信制御部208は、上記のように無線を介して接続された操作端末10との間で行われる、情報通信の制御を行う。
制御回路202は、図示しないCPU、RAM、及びROMを備えている。この制御回路202は、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに予め記憶された各種プログラムを実行する。これにより、制御回路202は、ラベル作成装置20全体の制御を行う。また、制御回路202は、通信制御部208を介して操作端末10と接続されており、操作端末10とデータの送受が可能となっている。
メモリ206は、記憶内容の追加及び消去が可能な、例えばElectrically Erasable Programmable Read−Only Memory(EEPROM)等の不揮発性メモリから構成されている。このメモリ206には、操作端末10から送信された印字データを格納可能となっている。
カートリッジホルダ216は、テープ203を供給可能なカートリッジ201を着脱可能に構成されている。カートリッジ201は、テープ203を図示しないリール部材の周りに巻回したテープロール204(本来は渦巻き状であるが簡略化して同心円で図示している)を備えている。
搬送装置209は、印字ヘッド205に対向して設けられている。この搬送装置209は、制御回路202により制御されて、カートリッジホルダ216に装着したカートリッジ201から供給される、すなわち当該カートリッジ201のテープロール204から繰り出される、テープ203を搬送する。
印字ヘッド205は、制御回路202により制御されて、テープロール204から繰り出され搬送装置209により搬送されるテープ203に対し所望の印字を行う。
カッタ207は、操作者によりカットレバー213が操作されることで、印字ヘッド205による印字が終了したテープ203を所定の長さに切断して印字付きの1つの印字ラベル(図示省略)とする。
<テンプレートを用いた印字ラベルの作成>
上記操作端末10からの操作によってラベル作成装置20で印字ラベルLが作成されるとき、印字ラベルに印字する、テキスト、記号、バーコード、シンボル、マーク等の印字オブジェクトの内容をすべてマニュアルで設定するのは、非常に煩雑である。そこで、通常、複数の印字オブジェクトデータが所定の態様で割り付けられた、いわゆるテンプレートT(後述の図6、図8等を参照)が用いられる。操作者は、自らが意図する印字態様に適したテンプレートTを選択して使用することにより、容易に所望の印字ラベルを作成することができる。
<ラベル作成装置での制御内容>
上記ラベル作成装置20の制御回路202により実行される印字ラベルの作成時の制御手順について、図5を用いて説明する。
図5において、このフローに示す処理は、操作端末10がラベル作成装置20に対し適宜のラベル作成指示を出力することにより開始される。なお、このフローの開始時において、上記操作端末10により作成されたテンプレートTが上記メモリ206に既に格納されていることを前提としている。
まずステップS10で、制御回路202は、搬送装置209に制御信号を出力し、カートリッジホルダ216に装着されたカートリッジ201のテープロール204からのテープ203の繰り出し、すなわちテープ203の搬送を開始させる。
そして、ステップS20に移り、制御回路202は、テープ203が所定量だけ搬送されたかどうかを判定する。なお、この所定量とは、例えば、テープ203の図示しない印字領域(後述のラベル印刷範囲LGに対応。後述の図6、図8等を参照)の先端が、印字ヘッド205とほぼ対向する位置に到達するだけの搬送距離(いわゆる前余白用の搬送量)である。上記所定量搬送されるまでステップS20の判定が満たされず(S20:NO)、ループ待機し、所定量搬送されたらステップS20の判定が満たされて(S20:YES)、ステップS30に移る。
ステップS30では、制御回路202は、印字ヘッド205に制御信号を出力し、搬送装置209により搬送されるテープ203の印字領域に対し、この時点で既にメモリ206に格納されているテンプレートTを読み出し、当該テンプレートTを用いて生成された印字データの印字を開始する。
その後、ステップS40で、制御回路202は、上記ステップS30で開始した印字ヘッド205によるテープ203の上記印字領域への印字データの印字がすべて完了しているかどうかを判定する。印字がすべて完了するまでステップS40の判定が満たされず(S40:NO)、ループ待機し、印字がすべて完了したらステップS40の判定が満たされて(S40:YES)、ステップS50に移る。
ステップS50では、制御回路202は、テープ203がさらに所定量(例えば印字領域のすべてがカッタ207を所定の長さ分越えるだけの搬送距離。いわゆる後余白用の搬送量)だけ搬送されたかどうかを判定する。所定量搬送されるまでステップS50の判定が満たされず(S50:NO)、ループ待機し、所定量搬送されたらステップS50の判定が満たされて(S50:YES)、ステップS60に移る。
ステップS60では、制御回路202は、搬送装置209に制御信号を出力し、ステップS20で開始させたテープロール204からのテープ203の繰り出し、すなわちテープ203の搬送を停止させる。
そして、ステップS70では、制御回路202は、表示部212に表示信号を出力し、カットレバー213を操作することによりテープ203を切断可能な状態である旨の表示を行わせる。その後、このフローに示す処理を終了する。上記表示に応じて操作者がカットレバー213を操作すると、カッタ207が作動してテープ203が切断される。このカッタ207による切断によって、テープ203から印字ヘッド205による印字が行われた部分が切り離されて、1つの印字ラベルが生成される。
<テンプレートの作成>
本実施形態の特徴は、操作者が上記操作端末10を手に持ってカメラ111により撮像を行うだけで、当該撮像結果に基づき上記テンプレートTが手軽に作成されることにある。以下、その手法の詳細を、図6〜図8を用いて説明する。
<画像データからテンプレート生成までの概略手法>
まず、図6(a)に示すように、操作者が操作端末10のタッチパネル112を操作し、カメラ111により撮像対象が撮影された場合、対応する画像データPDが生成される。上記図6(a)では、上記撮像対象として、薬品に貼付されているラベル(以下適宜、「撮像ラベル」という)を撮影した例が示されている。
<矩形領域の決定>
上記のように画像データPDが生成されると、その後、当該画像データPDに対し、公知の画像解析等が行われ、当該画像データPD中に、図6(b)に示すように、(上記撮像対象がラベルであればほとんどの場合に含まれる)矩形の輪郭(外縁)である枠部分Fが存在しているか否かが判定される。枠部分Fの存在が識別されたら、当該枠部分Fの内部領域が、テンプレートTの作成のための処理対象とする矩形領域SAに決定される。言い換えればこの矩形領域SAは、テンプレートTにより作成される印字ラベルの外形に対応付けられる。
この例では、画像データPDの枠部分F内に、左側上部に「火気厳禁」の文字及びその両側に「炎」のマークが含まれ、その下方に「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫No.」「XYZ0012」の文字が並んだ表が含まれ、さらにその右側上部に「第一研究室」の文字、右側下部にバーコードが含まれている。なお、この枠部分Fの外側の背景はトリミングされている。
<オブジェクト材料の検出>
その後、上記同様の公知の画像解析等の手法により、上記矩形領域SAに含まれるオブジェクト材料(印字オブジェクトらしく見える候補)の存在が検出される。オブジェクト材料の例としては、適宜の機器、構造物、紙、画面、表示物、等に表れているテキスト、記号、バーコード、シンボル、マーク等がある。そして、それらオブジェクト材料の検出のために、当該オブジェクト材料が含まれる可能性が高い、枠部分の検出が行われる。図6(c)に示す例では、上記左上部の上記「火気厳禁」及び「炎」のマークを包含する包含領域H1が検出される。なお、包含領域H1には、当該包含領域H1の外縁輪郭線となる枠線h1が存在している。また、その下側の上記「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫No.」「XYZ0012」の文字が並んだ表を包含する包含領域H2が検出される。なお、包含領域H2には、当該包含領域H2の外縁輪郭線となる枠線h2が存在している。また、右上部の上記「第一研究室」を包含する包含領域H3と、その下側のバーコードを包含する包含領域H4とが、検出される。
<オブジェクト材料の認識及びオブジェクトデータの生成>
そして、上記同様の公知の画像解析等の手法により、図6(d)に示すように、上記検出された各包含領域H1〜H1それぞれに含まれる、オブジェクト材料の内容を認識する。例えば、包含領域H1では「火気厳禁」の文字及び「炎」のマークが認識される。また、包含領域H2では上記の「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」それぞれの文字が認識される。また、包含領域H3では上記の「第一研究室」の文字が認識される。そして、包含領域H4では上記バーコード(の形態や長さ)が認識される。
その後、上記包含領域H1〜H3が検出された各オブジェクト材料と同等の内容を備えた印字オブジェクトデータが生成される。これにより、上記検出されたテキスト、記号、バーコード、シンボル、マーク等にそれぞれ対応した、テキスト印字オブジェクトデータ、記号印字オブジェクトデータ、バーコード印字オブジェクトデータ、シンボル印字オブジェクトデータ、マーク印字オブジェクトデータ等が生成される。図6(d)の例では、上記包含領域H1での認識結果に対応して、「火気厳禁」のテキスト印字オブジェクトデータと「炎」のマークからなるマーク印字オブジェクトデータが作成される。また包含領域H2での認識結果に対応して、「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」のテキスト印字オブジェクトデータがそれぞれ作成される。また、包含領域H3での認識結果に対応して、「第一研究室」のテキスト印字オブジェクトデータが作成される。また、包含領域H4での認識結果に対応して、同等の(読み取り結果が同じ情報となる形状の)バーコード印字オブジェクトデータが作成される。
<オブジェクト配置の決定及びテンプレートの生成>
上記のようにして各印字オブジェクトデータが生成されたら、図6(e)に示すように、新規作成される印字ラベルのラベル印刷範囲LG(生成される印字ラベルの被印字領域Rに対応する矩形形状のデータ)における、各印字オブジェクトデータの配置位置が、上記画像データPD中における対応する各オブジェクト材料の配置位置となるべく同じ位置となるように、決定される。
すなわち、上記「火気厳禁」及び「炎」のマークの各印字オブジェクトデータは、前述の画像データPDの包含領域H1の位置に対応した位置に配置される配置枠G1内に並べられ、上記「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」の各印字オブジェクトデータは、前述の画像データPDの包含領域H2の位置に対応した位置に配置される配置枠G2内に並べられる。また上記「第一研究室」の印字オブジェクトデータは、前述の画像データPDの包含領域H3の位置に対応した位置に配置される配置枠G3内に並べられ、また上記バーコードの印字オブジェクトデータは、前述の画像データPDの包含領域H4の位置に対応した位置に配置される配置枠G4内に並べられる。
なお、上記の際、上記複数の印字オブジェクトデータそれぞれについて、ラベル印刷範囲LGに対する所定の配列規則性(左揃え、右揃え、中央揃え、均等割り付け等)が個別に決定される。図示の例では、上記「火気厳禁」及び「炎」のマークを含む上記配置枠G1と、上記「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」の表を含む上記配置枠G2とは、ラベル印刷範囲LGに対して左揃え配列に揃えられる(所定の余白を介して左端部に寄せられる)。また、上記「第一研究室」を含む上記配置枠G3と、上記バーコードを含む上記配置枠G4とは、ラベル印刷範囲LGに対して右揃え配列に揃えられる(この例では配置枠G3,G4で互いに異なる所定の余白を介して右端部に寄せられる)。
また、複数の印字オブジェクトデータ相互の相対位置関係における配列規則性(左揃え、右揃え、中央揃え、均等割り付け等も個別に決定される。図示の例では、上記「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」の表を含む上記配置枠G2の上下方向中心位置と、上記バーコードを含む上記配置枠G4の上下方向中心位置とが、上下方向に中央揃えされて一致している。なお、上記配置枠G2の表における上記「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」についても、それぞれが最適な位置関係となるように決定される。この例では「薬品名」「管理者」「保管庫No.」が印刷範囲LGに対し左揃えで揃えられ、「アスピリン」は均等割り付けでかつ「堀田太郎」「XYZ0012」は中央揃えであり、それら3つの中心位置は左右方向に中央揃えされて一致している。
その後、上記のようにしてそれぞれ決定された配置位置に、対応する各印字オブジェクトデータが配置されることで、図6(e)に示すような所望のテンプレートTが生成される。このようにして生成されたテンプレートTは、メモリ106に格納されると同時に外部サーバ30へ送信(アップロード)され、テンプレートTのデータファイルとして保管される。
<ラベル以外の撮像対象物のラベル化>
なお、本実施形態では、上記撮像ラベルのように明確な矩形部分を含む撮影対象以外に、明確な矩形部分を含まない(例えばラベル以外の)撮像対象物を撮像した場合であっても、当該撮像結果に対応して上記同様の手法でテンプレートTを生成することができる。その場合には、カメラ111での撮像内容のどの部分をテンプレートTの作成のための処理対象とするのか、を操作者が明確に指示入力することができる。
具体的には、例えば、図7に示すように、ドアDのノブN近傍に形成された「HASHITSUBA」という文字STをラベル化したい場合には、操作者は、操作端末10のカメラ111でこれを撮影することで、タッチパネル112上にその画像が表示される(図7参照)。そして、操作者が、その画像上で自らの指Fを用いて文字STの周りを矩形状に矢印に沿ってなぞる(=輪郭指定操作)ことで、上記表示された画像の画像データ中の切り出し範囲を表す輪郭部Qがタッチパネル11に表示される。
これにより、撮像により生成された画像データPD中の上記輪郭部Qの内部が切り出され、その切り出した部分が矩形領域SAに決定される。そして、その後は上記と同様の、オブジェクト材料の検出処理と、オブジェクト材料の認識及びオブジェクトデータの生成処理と、オブジェクト配置の決定及びテンプレートの生成処理と、が順次行われる。これにより、最終的に、図8に示すようにラベル印刷範囲LGの内側の被印字領域R内に「HASHITSUBA」のテキスト文字が配置されたテンプレートTが生成される。
<制御内容>
上記のような手法を実行するために、制御回路102(詳細には上記CPU)が実行する制御内容を図9〜図12を用いて説明する。
図9において、操作端末10を手に持った操作者が、ラベル化したい文字やマーク等を前述の操作によりカメラ111により撮像すると、その撮像結果に対応した画像データPDが上記メモリ106に取り込まれて保存される。まずステップS201では、制御回路102は、テンプレートTの作成対象となる上記画像データPDをメモリ106から取得する。
その後、ステップS211では、制御回路102は、上記ステップS201で取得した画像データPDに含まれる枠部分F(図6(b)参照)を公知の画像解析等を用いて識別し、その識別した枠部分Fの内部をテンプレートTの作成のための処理対象とする上記矩形領域SAに決定する。なお、このステップS211が各請求項記載のデータ識別手段として機能する。
その後、ステップS212では、制御回路102は、上記ステップS211での識別が成功したか否かを判定する。このとき、枠部分の認識結果をユーザに確認をするようにすると、識別が確実なものとなる。識別できなかった場合にはステップS212の判定が満たされず(S212:NO)、ステップS202へ移行してユーザの輪郭指定を待つ。識別できた場合にはステップS212の判定が満たされ(S212:YES)、後述のステップS204へ移行する。
ステップS202では、制御回路102は、タッチパネル112上の適宜の操作で輪郭指定操作があったかどうかを判定する。すなわち、図7を用いて前述したような、例えばラベル以外の撮像対象物を撮像した場合に操作者が行う、輪郭指定操作(なぞり操作)があったかどうか、を制御回路202は判定する。輪郭指定操作がなかった場合にはステップS202の判定が満たされず(S202:NO)、ステップS201へ戻って同様の手順が繰り返される。輪郭指定操作があった場合にはステップS202の判定が満たされて(S202:YES)、ステップS203へ移行する。
ステップS203では、制御回路102は、上記ステップS201で取得された画像データPDのうち、上記ステップS202で行われた上記輪郭指定操作に対応した上記輪郭部Q(図7参照)の内部を切り出し、その切り出した部分を、テンプレートTの作成のための処理対象とする上記矩形領域SAに決定する。なお、このステップS203が各請求項記載のデータ切り出し手段として機能する。また、このステップS203と上記ステップS211とが、各請求項記載の矩形領域決定手順に相当するとともに、矩形領域決定手段として機能する。
その後、ステップS204で、制御回路102は、上記同様の公知の画像解析等の手法により、上記ステップS203で決定した矩形領域SAに含まれるオブジェクト材料(テキスト、記号、バーコード、シンボル、マーク等)の存在を検出する(詳細は後述の図10参照)。このステップS204が各請求項記載のオブジェクト材料検出手順に相当するとともに、オブジェクト材料検出手段として機能する。
その後、ステップS205で、制御回路102は、上記ステップS204で存在が検出された、各オブジェクト材料それぞれの内容を認識し、その検出されたオブジェクト材料と同等の内容を備えた印字オブジェクトデータを生成する(詳細は後述の図11参照)。
そして、ステップS206で、制御回路102は、上記ステップS205により生成された印字オブジェクトデータの、上記ラベル印刷範囲LG上における、配置位置を決定する(詳細は後述の図12参照)。なお、このステップS206が各請求項記載のオブジェクト配置決定手順に相当するとともに、オブジェクト配置決定手段として機能する。
その後、ステップS207で、制御回路102は、上記ステップS205で生成された少なくとも1つの印字オブジェクトデータを、上記ステップS206で決定されたラベル印刷範囲LG上における配置位置に配置し、テンプレートTを生成する。なお、このステップS207が各請求項記載のテンプレート生成手順に相当するとともに、テンプレート生成手段として機能する。
そして、ステップS208では、制御回路102は、上記ステップS207で生成されたテンプレートTをタッチパネル112上に表示する。その後、ステップS209に移る。
ステップS209では、制御回路102は、上記ステップS208でタッチパネル112上に表示したテンプレートTを外部サーバ30へアップロードするかどうかを判定する。具体的には、タッチパネル112上に表示された適宜のボタンや操作ボタン110等を用いた、操作者による上記アップロードの指示(各請求項記載の所定の操作に相当)がなされたかどうか、を判定する。アップロード指示がなされない場合にはステップS209の判定が満たされず(S209:NO)、ステップS213へ移行する。アップロード指示がなされた場合にはステップS209の判定が満たされて(S209:YES)、後述のステップS210へ移行する。
ステップS213では、制御回路102は、上記ステップS208でタッチパネル112上に表示したテンプレートTを上記メモリ106に格納し、このフローを終了する。
一方、ステップS210では、制御回路102は、上記ステップS208でタッチパネル112上に表示したテンプレートTを上記メモリ106に格納するとともに、通信制御部108によって外部サーバ30へと送信してアップロードする。これにより外部サーバ30は、上記送信されたテンプレートTを、データファイルとして保管する。なお、このステップS210が各請求項記載のテンプレート送信手順に相当するとともに、テンプレート送信手段として機能する。その後フローを終了する。
<オブジェクト材料検出処理の詳細手順>
上記ステップS204のオブジェクト材料検出処理の詳細手順を、図10により説明する。
まず、ステップS301で、制御回路102は、上記ステップS211又はステップS203で決定された上記矩形領域SAに枠線h1,h2,……等が存在していたか否かを判定する。例えば前述の図6(b)に示す包含領域H3,H4のように枠線部が存在しなかった場合にはステップS301の判定が満たされず(S301:NO)、後述のステップS302へ移行する。例えば前述の図6(a)に示す包含領域H1,H2のように枠線h1,h2が存在していた場合にはステップS301の判定が満たされ(S301:YES)、後述するステップS306へ移行する。
ステップS306では、制御回路202は、枠線部の内部を1つのオブジェクト材料として検出する。上述の例では、枠線h1,h2の内部の包含領域H1及び包含領域H2の2つを、それぞれオブジェクト材料として認識(検出)する。すなわち上記図6(c)の例では、包含領域H1の枠線h1内の「火気厳禁」のテキスト及び「炎のマーク」の全体が、1つの印字オブジェクトとして認識される。また、包含領域H2の枠線h2内の「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」の表の全体が、1つの印字オブジェクトとして認識される。そして、後述するステップS305に移行する。
一方、ステップS302では、制御回路102は、上記ステップS211又はステップS203で決定された上記矩形領域SA内を、予め縦横寸法が定められた(例えば縦0.5[mm]×横0.5[mm]等)最小四角形の囲みを用いつつ、公知の画像認識等の手法を用いてオブジェクト材料を認識する。これにより、当該囲みの中にオブジェクト材料の少なくとも一部が存在していればその存在が認識され、当該囲みは「オブジェクト材料を1つ含む1つの四角形」として認識される。したがって、比較的大きいオブジェクト材料が存在している場合(ラベル等に大きな文字が形成されている場合等)には、複数の四角形の囲みが隣接するように連続して認識され、また1つの文字の一部の部位(他の部位から離間した部首、点、祓い、はね、等)等は、わずかに離れた複数の囲みとして認識される。その後、ステップS303に移る。
ステップS303では、制御回路102は、最小四角形の互いに隣接する間隔が予め定められたしきい値以下であるかどうかを判定する。しきい値より大きい場合にはステップS303の判定が満たされず(S303:NO)、後述のステップS307へ移行する。しきい値以下であった場合にはステップS303の判定が満たされ(S303:YES)、ステップS304へ移行する。
ステップS304では、制御回路102は、互いに隣接する最小四角形どうしの間隔がきわめて小さい(又は0である)ことから、前述のようにして比較的大きいオブジェクト材料の一部を各四角形が連続して認識しているとみなし、当該隣接する四角形どうしを合体し、合体後の大きな四角形内を1つのオブジェクト材料として検出する。これにより、上記のように比較的大きいオブジェクト材料であっても、それを正しく1つのオブジェクト材料として検出することができる。図6(c)の例では、包含領域H3の「第一研究室」の文字全体が1つの印字オブジェクトとして認識され、包含領域H4のバーコード全体が、1つの印字オブジェクトとして認識される。その後、ステップS305に移行する。
一方、ステップS307では、制御回路102は、隣接する最小四角形との間隔が比較的大きいことから、比較的小さなオブジェクト材料の全体を包含するように正しく認識しているとみなし、当該最小四角形の囲み内を1つのオブジェクト材料として検出する。そして、ステップS305に移行する。
ステップS305では、制御回路102は、上記ステップS211又はステップS203で決定された上記矩形領域SA内に、上記ステップS301〜ステップS307の処理によってまだ処理していないオブジェクト材料が存在するか否かを判定する。未処理のオブジェクト材料が存在していない場合にはステップS305の判定が満たされず(S305:NO)、上記した図9のフローにおけるステップS205へ戻る。未処理のオブジェクト材料が存在している場合にはステップS305の判定が満たされ(S305:YES)、ステップS301へ戻って同様の処理が繰り返される。したがって、図6(c)の例では、ステップS306での認識とステップS304での認識とによって、合計4つの印字オブジェクト(各包含領域H1,H2,H3,H4に対応)が認識されることとなる。
<オブジェクト材料認識・オブジェクトデータ生成処理>
上記ステップS205のオブジェクト材料認識処理及びオブジェクトデータ生成処理の詳細手順を、図11により説明する。
まず、ステップS401で、制御回路102は、上記ステップS204で検出されたオブジェクト材料の内容に対し、公知のOCR(読み取り結果と予め記憶された文字パターンとの照合)の手法を用いて、テキスト文字の認識(検出)を実行する。
その後、ステップS402で、制御回路102は、上記ステップS401によるテキスト文字の認識(検出)が成功したか否かを判定する。認識が失敗した場合にはステップS402の判定が満たされず(S402:NO)、後述のステップS403へ移行する。認識が成功した場合にはステップS402の判定が満たされて(S402:YES)、ステップS407へ移行する。
ステップS407では、制御回路102は、上記ステップS402で検出に成功したテキストと同じ内容のテキスト印字オブジェクトデータを生成する。これにより、例えば上記図6(d)の例では、包含領域H3の文字「第一研究室」に対応した「第一研究室」の印字オブジェクトデータが生成される。また後述のステップS406からステップS413での分割処理を経てこのステップS411が実行された場合には、包含領域H1の枠線h1内の文字「火気厳禁」に対応した「第一研究室」の印字オブジェクトデータが生成されるとともに、同様に包含領域H2の枠線h2内の文字「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」にそれぞれ対応した「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」の印字オブジェクトデータが生成される。その後、後述するステップS406へ移行する。
一方、ステップS403では、制御回路102は、上記ステップS204で検出されたオブジェクト材料の内容に対し、公知の手法でのバーコード読み取りを実行する。その後、ステップS404に移る。
ステップS404では、制御回路102は、上記ステップS403で実行したバーコードの読み取りが成功したかどうかを判定する。読み取りが成功しなかった場合にはステップS404の判定が満たされず(S404:NO)、後述のステップS408へ移行する。読み取りが成功した場合にはステップS404の判定が満たされ(S404:YES)、ステップS405へ移行する。
ステップS405では、制御回路102は、上記ステップS404で判定して検出に成功したバーコードと同じ内容(読み取り時に同一の情報を取得可能な)のバーコード印字オブジェクトデータを生成する。これにより、例えば上記図6(d)の例では、包含領域H4のバーコードと同等のバーコード印字オブジェクトデータが生成される。その後、後述するステップS406へ移行する。
一方、ステップS408では、制御回路102は、上記ステップS204で検出されたオブジェクト材料の内容を画像としてメモリ106に保存するとともに2値化して圧縮データ化する。なお、このステップS408と、上記ステップS401と、上記ステップS403とが、各請求項記載のオブジェクト材料認識手順に相当するとともに、オブジェクト材料認識手段として機能する。
その後、ステップS409では、制御回路102は、外部サーバ30にアクセスし、上記ステップS408で生成した画像の圧縮データをキーにして、当該圧縮データと、外部サーバ30内の既存コンテンツ(いわゆるクリップアート、オートシェイプ等)との照合検索を行う。
そして、ステップS410では、制御回路102は、ステップS409の検索において、上記圧縮データが外部サーバ30内の既存コンテンツと合致したか否かを判定する。合致しなかった場合にはステップS410の判定が満たされず(S410:NO)、後述のステップS412へ移行する。合致した場合にはステップS410の判定が満たされ(S410:YES)、ステップS411へ移行する。
ステップS411では、制御回路102は、上記ステップS410で合致した既存コンテンツを用いて、印字オブジェクトデータを生成する。これにより、後述のステップS406からステップS413での分割処理を経てこのステップS411が実行された場合に、例えば上記図6(d)の例で、包含領域H1の枠線h1内の「炎」マークが既存コンテンツつぃてコンテンツサーバSV内にあった場合には、当該「炎」マークの既存コンテンツを用いて印字オブジェクトデータが生成される。その後、ステップS406へ移行する。
一方、ステップS412では、制御回路102は、ステップS408で保存した画像をそのまま印字オブジェクトデータとする。そして、ステップS406へ移行する。なお、このステップS412と、ステップS411と、上記ステップS407と、上記ステップS405とが、各請求項記載の及びオブジェクトデータ生成手順に相当するとともに、オブジェクトデータ生成手段として機能する。
ステップS406では、制御回路102は、上記ステップS204で検出されたすべてのオブジェクト材料の内容について、上記ステップS401〜ステップS405及びステップS407〜ステップS412での処理により、すべて認識処理が完了したか否かを判定する。全オブジェクト材料の内容が認識完了されるまではステップS406の判定が満たされず(S406:NO)、ステップS413へ移る。ステップS413では、制御回路202は、未処理の(すなわちまだ認識できていない)オブジェクト材料を公知の手法で適宜に分割処理する。その後、上記ステップS401へ戻って同様の処理を繰り返す。
一方、ステップS406において全オブジェクト材料の内容が認識完了していた場合には当該ステップS406の判定が満たされ(S406:YES)、上記図9のフローのステップS206へ戻る。
<オブジェクト配置決定処理>
上記ステップS206のオブジェクト配置決定処理の詳細手順を、図12により説明する。
まず、ステップS501では、制御回路102は、以降の各手順で各印字オブジェクトデータを配置する被配置部となる、印字ラベルの被印字領域Rに対応したラベル印刷範囲LG(上記図6(d)又は図8参照)を、例えば上記RAM内の適宜の領域に設定する。その後、ステップS502に移る。
ステップS502では、制御回路102は、上記ステップS205で生成された印字オブジェクトデータが枠線付きのデータであるか否かを判定する。枠付きの印字オブジェクトデータでない場合、ステップS502の判定が満たされず(S502:NO)、後述のステップS504に移行する。例えば上記図6(e)における配置枠G1,G2内の印字オブジェクトデータ(包含領域H1,H2に対応して生成された各印字オブジェクトデータ)等、枠線付きの印字オブジェクトデータであった場合、ステップS502の判定が満たされて(S502:YES)、ステップS503に移行する。
ステップS503では、制御回路102は、上記枠線内の各印字オブジェクトデータ(但しこの場合は、前述の分割処理後の印字オブジェクトデータを指す)を、適宜の手法で最適な配置に揃える。すなわち、ステップS204での対応するオブジェクト材料の検出結果や、ステップS205でのオブジェクト材料の認識結果に応じて、各印字オブジェクトデータそれぞれのラベル印刷範囲LGに対する所定の配列規則性(左揃え、右揃え、中央揃え、均等割り付け等)を個別に決定し、また各印字オブジェクトデータ相互の配列規則性(上下中心揃え、左右中心揃え、等)も決定する。
例えば、上記図6(e)の例では、上記配置枠G2内において、「薬品名」「管理者」「保管庫No」はラベル印刷範囲LGに対してすべて左揃えでかつ互いに左端部の位置が同じになるように配列が決定される。また「アスピリン」は配置スペース内で均等割り付け、「堀田太郎」「XYZ0012」内は配置スペース内で中央揃え、とラベル印刷範囲LGに対する配置態様が決定されるとともに、「アスピリン」「堀田太郎」「XYZ0012」それぞれは互いの左右中心位置が同一に揃えられる。また、「薬品名」「アスピリン」、「管理者」「堀田太郎」、「保管庫No」「XYZ0012」は、それぞれの組で互いの上下方向中心位置が同一に揃えられる。
同様に、上記配置枠G1内において、1つの「炎」マークは当該配置枠G1内で左揃え、もう1つの「炎」マークは当該配置枠G1内で右揃え、「火気厳禁」は中央揃え、の態様となるように配列が決定される。また、これら2つの「炎」マーク及び「火気厳禁」の文字は、互いの上下方向中心位置が同一に揃えられる。ステップS503が完了すると、ステップS504に移る。
ステップS504では、制御回路102は、印字オブジェクトデータ(但しこの場合は、前述の分割処理が行われた場合には分割処理前の印字オブジェクトデータを指す)の中央線及び境界線(外縁線。以下同様)と、被印字領域Rの中央線及び境界線(外縁線。以下同様)との位置関係を比較する。その後、ステップS505に移る。
ステップS505では、制御回路102は、上記ステップS504での比較において、各オブジェクトデータの中央線及び境界線と、被印字領域Rの中央線及び境界線とが略一致したかどうかを判定する。略一致しなかった場合はステップS505の判定が満たされず(S505:NO)、後述のステップS508に移行する。略一致した場合、ステップS505の判定が満たされ(S505:YES)、ステップS506に移行する。
ステップS506では、制御回路102は、各印字オブジェクトデータをラベル印刷範囲LGの被印字領域Rに対して適切に揃える。例えば、上記した図6(e)の例において、2つの「炎」マーク及び「火気厳禁」を含む配置枠G1内の印字オブジェクトデータは、左揃え(左端がラベル印刷範囲LGの左端に略一致)とし、「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」を表形式で含む配置枠G2内の印字オブジェクトデータも、全体として左揃え(左端がラベル印刷範囲LGの左端に一致)、とする。なお、このステップS506が各請求項記載の第1配列決定手段として機能する。その後、ステップS508に移る。
ステップS508では、制御回路102は、各印字オブジェクトデータの中央線及び境界線について、他の印字オブジェクトデータの中央線及び境界線と相互に比較する。すなわち、ラベル印刷範囲LGの被印字領域R内にある複数の印字オブジェクトデータ相互の相対位置関係を比較する。その後、ステップS509に移る。
ステップS509では、制御回路102は、上記ステップS508での比較結果に応じて、複数の印字オブジェクトデータ相互の相対位置関係を適切に揃える(左揃え、右揃え、中央揃え等)。例えば、図6(e)の例では、「薬品名」「アスピリン」「管理者名」「堀田太郎」「保管庫ナンバー」「XYZ0012」を表形式で含む配置枠G2内の印字オブジェクトデータの上下方向中心位置と、配置枠G4内のバーコードの印字オブジェクトデータの上下方向中心位置とは、互いに同一に揃えられる。なお、このステップS509が各請求項記載の第2配列決定手段として機能する。その後、ステップS510に移る。
ステップS510では、制御回路102は、上記ステップS205で生成されたすべての印字オブジェクトデータについて、上記ステップS502〜ステップS509での処理により、ラベル印刷範囲LGへの適切な配置処理が完了したか否かを判定する。全印字オブジェクトデータの配置処理が完了するまではステップS510の判定が満たされず(S510:NO)、ステップS502へ戻って同様の処理が繰り返される。全印字オブジェクトデータの配置処理が完了した場合にはステップS510の判定が満たされ(S510:YES)、上記した図9のフローにおけるステップS207へ戻る。
以上説明したように、本実施形態においては、操作者は、操作端末10を持ち歩き、テキスト、記号、バーコード等のオブジェクト材料を備えた、印字ラベルの作成に好適な所望の撮像対象が見つかったら、その場で当該撮像対象を撮像するだけで、当該オブジェクト材料と同等の印字オブジェクトデータを含む所望のテンプレートTを作成することができる。この結果、当該テンプレートTを、ラベル作成装置20又はこれを操作する操作端末10で用いることで、操作者は、前述のテキスト、記号、バーコード等の所望の印字オブジェクトが印字形成された印字ラベルを容易に作成することができる。この結果、操作者の利便性を向上することができる。
特に、図6(a)に示したように既に使用されている印字ラベルのラベル面を撮像して同等の内容のテンプレートTを作成できるだけでなく、図7及び図8に示したようにラベル以外の対象物を撮像することによっても、当該対象物に形成されたテキスト、記号、バーコード等を印字オブジェクト化してテンプレートTを作成することができる。すなわち、ラベルではないものと同等の内容を、容易に印字ラベル化できる、という効果もある。
また、本実施形態では特に、図7を用いて上述したようにラベル以外の撮像対象物を撮像した場合、その撮像内容のどの部分をテンプレート作成のための処理対象とするのか、を操作者が明確に輪郭指定操作で指示入力することができる(図7及び図9のステップS202参照)。この結果、ラベルではないものと同等の内容の印字ラベルを確実に作成することができる。
また、本実施形態では特に、図6(b)を用いて上述したように、既に完成されたラベル(又は使用されているラベル)を撮像するだけで、当該ラベルの枠部分Fの内部領域をそのままテンプレートTの作成のための処理対象とすることができる(図9のステップS211参照)。これにより、撮像したラベルと同一態様の印字ラベルを再現可能なテンプレートTを、容易に作成することができる。
また、本実施形態では特に、図12の上記ステップS506において、各印字オブジェクトデータがラベル印刷範囲LGの被印字領域Rに対して適切に揃えられる。これにより、撮像した画像データPDにテキスト、記号、バーコード等のオブジェクト材料が複数含まれていたとき、それらを印字オブジェクトとして再現できるとともに、それぞれを印字ラベルの被印字領域Rに対し同一の位置関係となるように再現可能な、テンプレートTを確実に作成することができる。
また、本実施形態では特に、図12の上記ステップS509において、上記ステップS508での比較結果に応じて、複数の印字オブジェクトデータ相互の相対位置関係が適切に揃えられる。これにより、撮像した画像データPDにテキスト、記号、バーコード等のオブジェクト材料が複数含まれていたとき、それらを印字オブジェクトとして再現できるとともに、それぞれどうしの互いの相対位置関係を同等に再現可能な、テンプレートTを確実に作成することができる。
なお、図3、図4等の図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図5、図9、図10、図11、図12に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
10 操作端末(携帯型テンプレート作成装置)
20 ラベル作成装置
102 制御回路(演算手段)
108 通信制御部(無線通信手段)
110 操作ボタン(操作手段)
111 カメラ(撮像手段)
112 タッチパネル(操作手段、表示手段)
LG ラベル印刷範囲
PD 画像データ
SA 矩形領域
T テンプレート

Claims (7)

  1. 印字オブジェクトデータが所定の態様で割り付けられて構成されるテンプレートを作成する、携帯型テンプレート作成装置であって、
    操作者が操作可能な操作手段と、
    無線通信により外部と情報送受信可能な無線通信手段と、
    前記操作手段での所定の操作を契機に、所望の撮像対象を撮像し、対応する画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像手段により生成された画像データ中の、処理対象となる矩形領域を決定する矩形領域決定手段と、
    前記矩形領域決定手段により決定された矩形領域に含まれる、少なくとも1つのオブジェクト材料を検出するオブジェクト材料検出手段と、
    前記オブジェクト材料検出手段により検出された前記少なくとも1つのオブジェクト材料の内容を認識するオブジェクト材料認識手段と、
    前記オブジェクト材料認識手段で認識された前記少なくとも1つのオブジェクト材料とそれぞれ同等の内容を備えた、少なくとも1つの前記印字オブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成手段と、
    前記オブジェクトデータ生成手段により生成された前記少なくとも1つの印字オブジェクトデータの、印字ラベルの被印字領域に対応したラベル印刷範囲上における、配置位置を決定するオブジェクト配置決定手段と、
    前記少なくとも1つの印字オブジェクトデータを、前記ラベル印刷範囲上における前記決定された配置位置に配置して、所望の前記テンプレートを生成するテンプレート生成手段と、
    前記操作手段での所定の操作を契機に、前記テンプレート生成手段により生成された前記テンプレートを、前記無線通信手段を介して、所望の送信先へ送信するテンプレート送信手段と、
    を有することを特徴とする携帯型テンプレート作成装置。
  2. 請求項1記載の携帯型テンプレート作成装置において、
    前記画像データを表示可能な表示手段を有し、
    前記矩形領域決定手段は、
    前記表示手段に表示された前記画像データのうち前記操作手段での輪郭指定操作に対応した輪郭部の内部を切り出し、その切り出した部分を前記矩形領域に決定する、データ切り出し手段である
    ことを特徴とする携帯型テンプレート作成装置。
  3. 請求項1記載の携帯型テンプレート作成装置において、
    前記矩形領域決定手段は、
    前記画像データに含まれる枠部分を識別し、その識別した枠部分の内部を前記矩形領域に決定する、データ識別手段である
    ことを特徴とする携帯型テンプレート作成装置。
  4. 請求項2又は請求項3記載の携帯型テンプレート作成装置において、
    前記オブジェクト配置決定手段は、
    前記オブジェクト材料検出手段により複数のオブジェクト材料が検出され、対応する複数の印字オブジェクトデータが前記オブジェクトデータ生成手段により生成された場合において、前記複数の印字オブジェクトデータそれぞれの、前記ラベル印刷範囲に対する所定の配列規則性を個別に決定する第1配列決定手段を備える
    ことを特徴とする携帯型テンプレート作成装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか1項記載の携帯型テンプレート作成装置において、
    前記オブジェクト配置決定手段は、
    前記オブジェクト材料検出手段により複数のオブジェクト材料が検出され、対応する複数の印字オブジェクトデータが前記オブジェクトデータ生成手段により生成された場合において、前記複数の印字オブジェクトデータ相互の相対位置関係における配列規則性を個別に決定する第2配置則決定手段を備える
    ことを特徴とする携帯型テンプレート作成装置。
  6. 印字オブジェクトデータが所定の態様で割り付けられて構成され、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置若しくは前記印字ラベル作成装置の操作端末で使用可能なテンプレートを作成可能に構成され、かつ、操作者が操作可能な操作手段、所望の撮像対象を撮像し対応する画像データを生成する撮像手段、無線通信により外部と情報送受信可能な無線通信手段、及び演算手段を備えた、携帯型テンプレート作成装置の前記演算手段に対し、
    前記撮像手段により生成された画像データ中の、処理対象となる矩形領域を決定する矩形領域決定手順と、
    前記矩形領域決定手順で決定された矩形領域に含まれる、少なくとも1つのオブジェクト材料を検出するオブジェクト材料検出手順と、
    前記オブジェクト材料検出手順で検出された前記少なくとも1つのオブジェクト材料の内容を認識するオブジェクト材料認識手順と、
    前記オブジェクト材料認識手順で認識された前記少なくとも1つのオブジェクト材料とそれぞれ同等の内容を備えた、少なくとも1つの前記印字オブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成手順と、
    前記オブジェクトデータ生成手順で生成された前記少なくとも1つの印字オブジェクトデータの、印字ラベルの被印字領域に対応したラベル印刷範囲上における、配置位置を決定するオブジェクト配置決定手順と、
    前記少なくとも1つの印字オブジェクトデータを、前記ラベル印刷範囲上における前記決定された配置位置に配置して、所望の前記テンプレートを生成するテンプレート生成手順と、
    前記操作手段での所定の操作を契機に、前記テンプレート生成手順で生成された前記テンプレートを、前記無線通信手段を介して、所望の送信先へ送信するテンプレート送信手順と、
    を実行させるための、テンプレート作成プログラム。
  7. 印字オブジェクトデータが所定の態様で割り付けられて構成され、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置若しくは前記印字ラベル作成装置の操作端末で使用可能なテンプレートを作成可能に構成され、かつ、操作者が操作可能な操作手段、所望の撮像対象を撮像し対応する画像データを生成する撮像手段、及び無線通信により外部と情報送受信可能な無線通信手段、を備えた、携帯型テンプレート作成装置が実行するテンプレート作成方法であって、
    前記撮像手段により生成された画像データ中の、処理対象となる矩形領域を決定する矩形領域決定手順と、
    前記矩形領域決定手順で決定された矩形領域に含まれる、少なくとも1つのオブジェクト材料を検出するオブジェクト材料検出手順と、
    前記オブジェクト材料検出手順で検出された前記少なくとも1つのオブジェクト材料の内容を認識するオブジェクト材料認識手順と、
    前記オブジェクト材料認識手順で認識された前記少なくとも1つのオブジェクト材料とそれぞれ同等の内容を備えた、少なくとも1つの前記印字オブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生成手順と、
    前記オブジェクトデータ生成手順で生成された前記少なくとも1つの印字オブジェクトデータの、印字ラベルの被印字領域に対応したラベル印刷範囲上における、配置位置を決定するオブジェクト配置決定手順と、
    前記少なくとも1つの印字オブジェクトデータを、前記ラベル印刷範囲上における前記決定された配置位置に配置して、所望の前記テンプレートを生成するテンプレート生成手順と、
    前記操作手段での所定の操作を契機に、前記テンプレート生成手順で生成された前記テンプレートを、前記無線通信手段を介して、所望の送信先へ送信するテンプレート送信手順と、
    を有することを特徴とするテンプレート作成方法。
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