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JP2013172137A - 配線基板およびそれを用いたプローブカード - Google Patents

配線基板およびそれを用いたプローブカード Download PDF

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JP2013172137A JP2012037218A JP2012037218A JP2013172137A JP 2013172137 A JP2013172137 A JP 2013172137A JP 2012037218 A JP2012037218 A JP 2012037218A JP 2012037218 A JP2012037218 A JP 2012037218A JP 2013172137 A JP2013172137 A JP 2013172137A
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貴之 田口
Kenji Terada
健司 寺田
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Abstract

【課題】本発明は、電気的信頼性を向上させる要求に応える配線基板およびそれを用いたプローブカードを提供するものである。
【解決手段】本発明の一形態にかかる配線基板3は、コア基板10と、コア基板10上に形成されたビルドアップ層11とを備え、ビルドアップ層11は、コア基板10上に積層した複数の樹脂層15と、最上層の樹脂層15上に形成され、複数のプローブ7がそれぞれ接続される複数のパッド21と、樹脂層15上またはコア基板10上に形成され、複数のパッド21それぞれと外部回路とを電気的に接続する複数の配線導体25と、パッド21の直下において樹脂層15を厚み方向に貫通し、パッド21と配線導体25とを電気的に接続した少なくとも1つのビア導体19と、パッド21の直下において樹脂層15を厚み方向に貫通し、パッド21と配線導体25とを電気的に接続しない少なくとも1つのダミービア導体20とを含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウェハ検査装置等に使用される配線基板およびそれを用いたプローブカードに関するものである。
従来、半導体ウェハ検査装置には、半導体ウェハの電気的信頼性を検査するためのプローブカードが用いられている。
プローブカードとしては、例えば特許文献1に、コア層と、コア層上に形成され、複数の配線を含むビルドアップ配線層と、ビルドアップ配線層の最表面の電極に取り付けられ、ビルドアップ配線層の配線と各々電気的に接続した複数のプローブ針とを備え、プローブ針近傍の配線がインナービアを含んだ構成が記載されている。この特許文献1の図4においては、ビルドアップ配線層で配線を引き回しているため、プローブ針が取り付けられた電極の直下に配されたインナービアの数が、電極毎に異なっている。
ところで、プローブカードを使用する際に、プローブ針を半導体チップの電極パッドに接触させると、プローブ針によってビルドアップ配線層最表面の電極が押圧される。それ故、プローブカードを繰り返し使用すると、絶縁樹脂層が変形して、この電極がビルドアップ配線層に沈みこむことがある。
ここで、上述したように、プローブ針が取り付けられた電極の直下に配されたインナービアの数が電極毎に異なっていると、この電極の直下に位置する絶縁樹脂層の量が異なるため、電極毎にビルドアップ配線層への沈み込み量が異なるものとなる。
その結果、プローブ針によって電極が押圧される際に、沈み込み量の小さい電極に加わる力が大きくなるため、ビルドアップ配線層の配線に断線が生じやすくなり、ひいてはプローブカードの電気的信頼性が低下しやすくなる。
特開2004−69692号公報
本発明は、電気的信頼性を向上させる要求に応える配線基板およびそれを用いたプローブカードを提供するものである。
本発明の一形態にかかる配線基板は、コア基板と、該コア基板上に形成されたビルドアップ層とを備え、該ビルドアップ層は、前記コア基板上に積層した複数の樹脂層と、最上層の前記樹脂層上に形成され、複数のプローブがそれぞれ接続される複数のパッドと、前記樹脂層上または前記コア基板上に形成され、前記複数のパッドそれぞれと外部回路とを電気的に接続する複数の配線導体と、前記パッドの直下において前記樹脂層を厚み方向に貫通し、前記パッドと前記配線導体とを電気的に接続した少なくとも1つのビア導体と、前記パッドの直下において前記樹脂層を厚み方向に貫通し、前記パッドと前記配線導体とを電気的に接続しない少なくとも1つのダミービア導体とを含んでいる。
また、本発明の一形態にかかるプローブカードは、上記配線基板と、前記複数のパッドそれぞれに接続した複数のプローブとを備えている。
本発明の一形態にかかる配線基板によれば、ビルドアップ層が、パッドの直下において樹脂層を厚み方向に貫通し、パッドと配線導体とを電気的に接続した少なくとも1つのビア導体と、パッドの直下において樹脂層を厚み方向に貫通し、パッドと配線導体とを電気的に接続しない少なくとも1つのダミービア導体とを含んでいることから、ダミービア導体によって、各パッドのビルドアップ層に対する沈み込み量を調節することを可能とし、各パッドの沈み込み量をより均一にすることができる。それ故、配線導体の断線を低減し、ひいては電気的信頼性に優れた配線基板を得ることができる。
また、本発明の一形態にかかるプローブカードによれば、上記配線基板を用いることによって、電気的信頼性に優れたプローブカードを得ることができる。
図1(a)は、本発明の第1実施形態にかかるプローブカードを厚み方向に切断した断面図であり、図1(b)は、図1(a)のP1部分を拡大して示した断面図であり、図1(c)は、図1(b)のP2部分を拡大して示した断面図である。 図2(a)および(b)は、図1(a)に示すプローブカードの製造工程を説明する、図1(b)に相当する部分を拡大して示した断面図である。 図3(a)は、本発明の第2実施形態にかかるプローブカードの図1(b)に相当する部分を拡大して示した断面図であり、図3(b)は、本発明の第3実施形態にかかるプローブカードの図1(b)に相当する部分を拡大して示した断面図であり、図3(c)は、本発明の第4実施形態にかかるプローブカードの図1(b)に相当する部分を拡大して示した断面図である。
<第1実施形態>
(プローブカード)
以下に、本発明の第1実施形態に係る配線基板を用いたプローブカードを、図面に基づいて詳細に説明する。
図1(a)に示したプローブカード1は、半導体ウェハ検査装置において、テスタ等の測定器(図示せず)からの信号によって、半導体ウェハの電気的信頼性を検査するものである。このプローブカード1は、プローブヘッド2と、このプローブヘッド2が接続した配線基板3と、この配線基板3が接続したメイン基板4と、このメイン基板4が接続した補強板5と、各部材を接続するネジ6とを含んでいる。
プローブヘッド2は、半導体ウェハの検査を行なうものである。このプローブヘッド2は、複数のプローブ7と、このプローブ7を保持する保持部材8とを含んでいる。プローブ7は、半導体ウェハの電極に接触する端子であり、配線基板3と半導体ウェハとの間で電気信号または電源電圧を伝送する機能や配線基板3を介して半導体ウェハを接地電位に接続する機能を有する。このプローブ7は、検査対象である半導体ウェハの配線パターンに応じて配置されており、各プローブ7同士のピッチが例えば40μm以上110μm以下に設定されている。また、プローブ7は、本実施形態においては、保持部材8を厚み方向に貫通している。このプローブ7の一方端を半導体ウェハの電極に接触させると、プローブ7が配線基板3に向かって押圧され、プローブ7の他方端が後述する配線基板3のパッド21に接触することによって、半導体ウェハの電極とパッド21とを電気的に接続する。
配線基板3は、プローブヘッド2の保持部材として機能するとともに、プローブ7とメイン基板4とを電気的に接続するものである。この配線基板3は、プローブ7の配置とメイン基板4の電極とに応じたパターンの配線が内部に形成されており、用いられるプローブヘッド2に対応するものが適宜使用される。さらに、配線基板3は、検査対象である半導体ウェハに応じて適宜交換可能となるように、メイン基板4にネジ止めされている。また、配線基板3とメイン基板4とは、例えば、配線基板3を厚み方向に貫通してメイン基板4の電極に接触した導電ピン(図示せず)を介して、電気的に接続されている。
メイン基板4は、測定器と配線基板3とを電気的に接続するものである。このメイン基板4は、例えばプリント配線板等を用いることができる。
補強板5は、メイン基板4を補強して、メイン基板4の反りを低減する機能を有するものである。この補強板5は、ステンレスまたはアルミニウム等の金属材料により形成することができる。
ネジ6は、プローブヘッド2と配線基板3との接続、または配線基板3とメイン基板4との接続を行なうものである。
(配線基板)
次に、本実施形態の配線基板について、図面に基づいて詳細に説明する。
配線基板3は、本実施形態においては、図1(b)に示すように、コア基板10と、コア基板10の両主面に形成された一対のビルドアップ層11とを含んでいる。
ここで、便宜上、一対のビルドアップ層11のうち、プローブヘッド2側に配されたビルドアップ層11を第1ビルドアップ層11aとし、メイン基板4側に配されたビルドアップ層11を第2ビルドアップ層11bとする。
(コア基板)
コア基板10は、配線基板3の強度を高めるものであり、厚み方向に貫通する円柱状のスルーホールが形成された基体12と、スルーホールの内壁に形成された筒状のスルーホール導体13と、該スルーホール導体13の内部に配された柱状の絶縁体14とを含んでいる。
基体12は、コア基板10の主要部をなして剛性を高めるものである。この基体12は、エポキシ樹脂等の樹脂と、該樹脂によって被覆されたガラスクロス等の基材と、該樹脂によって被覆された複数の粒子からなるシリカフィラー等の無機絶縁フィラーとを含んでいる。また、基体12の厚みは、例えば0.1mm以上1mm以下に設定されている。基体12の平面方向への熱膨張率は、例えば5ppm/℃以上30ppm/℃以下に設定されている。基体12の厚み方向への熱膨張率は、例えば15ppm/℃以上50ppm/℃以下に設定されている。基体12のヤング率は、例えば5GPa以上30GPa以下に設定されている。
なお、基体12の熱膨張率は、市販のTMA装置を用いてJISK7197‐1991に準じた測定方法により測定される。また、基体12のヤング率は、MTSシステムズ社製Nano Indenter XP/DCMを用いて測定される。以下、各部材の熱膨張率およびヤング率は、基体12と同様に測定される。
スルーホール導体13は、コア基板10の両主面に形成されたビルドアップ層11を電気的に接続するものである。このスルーホール導体13は、例えば銅、チタン、モリブデン、クロムまたはニッケルクロム合金等の導電材料により形成することができる。
このスルーホール導体13は、基体12を厚み方向に貫通する円柱状のスルーホールの内壁に被着している。このスルーホールの径(直径)は、例えば50μm以上250μm以下に設定されている。
絶縁体14は、後述するビア導体19の支持面を形成するものである。この絶縁体14は、例えばエポキシ樹脂等の樹脂材料により形成することができる。
(ビルドアップ層)
一方、コア基板10の両主面には、上述した如く、一対のビルドアップ層11が形成されている。このビルドアップ層11は、図1(b)および(c)に示すように、コア基板10上に積層された複数の樹脂層15と、基体12上および樹脂層15上に部分的に形成された複数の導電層18と、樹脂層15を厚み方向に貫通した複数のビア導体19と、樹脂層15を厚み方向に貫通したダミービア導体20とを含んでいる。
樹脂層15は、導電層18を支持する支持部材として機能するだけでなく、導電層18同士の短絡を防ぐ絶縁部材として機能するものである。この樹脂層15は、図1(c)に示すように、フィルム層16と、該フィルム層16よりもコア基板10側に配された接着層17とを含んでいる。この樹脂層15の厚みは、例えば5μm以上40μm以下に設定されている。なお、本実施形態においては、各ビルドアップ層11それぞれに3層の樹脂層15が含まれている。
フィルム層16は、樹脂層15の剛性を高めるとともに平面方向における熱膨張率を低減するものである。このフィルム層16は、フィルム状の樹脂と該樹脂に被覆された複数の粒子からなるシリカフィラー等の無機絶縁フィラーとを含んでいる。このフィルム状の樹脂は、ポリイミド樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、このフィルム状の樹脂は、平面方向への熱膨張率低減の観点から、各樹脂分子鎖の長手方向がフィルム層16の平面方向に平行である構造を有することが望ましい。
フィルム層16の平面方向への熱膨張率は、例えば0ppm/℃以上30ppm/℃以下に設定されている。フィルム層16の厚み方向への熱膨張率は、例えば20ppm/℃以上50ppm/℃以下に設定されている。フィルム層16のヤング率は、例えば2.5GPa以上10GPa以下に設定されている。また、フィルム層16は、接着層17よりもヤング率が高いとともに平面方向の熱膨張率が小さく設定されており、その結果、樹脂層15の剛性を高めるとともに平面方向における熱膨張率を低減することができる。
接着層17は、厚み方向に隣接した該フィルム層16同士を接着するとともに、導電層18の側面および一主面に接着して導電層18を固定するものである。この接着層17は、樹脂を含んでいる。この接着層17の樹脂は、例えばエポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、シアネート樹脂、またはアミド樹脂等を用いることができる。なお、接着層17は、接着性の観点から無機絶縁フィラーを含まない方が望ましいが、無機絶縁フィラーを含んでも構わない。
接着層17の平面方向および厚み方向への熱膨張率は、例えば10ppm/℃以上100ppm/℃以下に設定されている。また、接着層17の平面方向への熱膨張率は、フィルム層16の平面方向への熱膨張率の例えば2倍以上100倍以下に設定されている。また、接着層17のヤング率は、例えば0.05GPa以上0.5GPa以下に設定され、フィルム層16のヤング率の例えば0.0005倍以上0.2倍以下に設定されている。また、接着層17は、フィルム層16よりもヤング率が小さく設定されており、その結果、接着層17とフィルム層16および導電層18との接着強度を高めることができる。
導電層18は、例えば銅、チタン、モリブデン、クロムまたはニッケルクロム合金等の導電材料により形成することができる。また、導電層18は、ニッケルクロム合金からなる下地膜と、この下地膜上に設けられた銅からなる導体部とを含んでいることが望ましい。その結果、下地膜によって、導電層18とフィルム層16との接着強度を高めつつ、導体部によって、導電層18の導電率を高めることができる。
導電層18の厚みは、例えば3μm以上20μm以下に設定されている。また、導電層18の熱膨張率は、例えば16.5ppm/℃以上17.5ppm/℃以下に設定されている。また、導電層18のヤング率は、例えば110GPa以上128GPa以下に設定されている。また、導電層18のヤング率は、フィルム層16および接着層17のヤング率よりも大きい。
この導電層18は、第1ビルドアップ層11aの最上層(コア基板10と反対側の最外層)に位置する樹脂層15上に形成された複数のパッド21と、樹脂層15上または基体12上に形成され、複数のパッド21それぞれと外部回路(メイン基板4)とを電気的に接続した複数の配線層22と、樹脂層15上または基体12上に形成され、複数のパッド21それぞれと外部回路とを電気的に接続しないダミー配線層23とを含んでいる。なお、後述するビア導体19、パッド21および配線層22は、プローブ7と外部回路との間の電気回路を構成しており、接地用配線、電力供給用配線または信号用配線として機能する。
パッド21は、プローブ7と外部回路とを電気的に接続する電気回路の一部をなしており、プローブ7と接触することによって、配線層22とプローブ7とを電気的に接続するものである。このパッド21は、例えば円板状に形成されており、パッド21の幅は例えば25μm以上50μm以下に設定され、パッド21の厚みは例えば5μm以上10μm以下に設定されている。
配線層22は、プローブ7と外部回路とを電気的に接続する電気回路の一部をなしており、ビア導体19の端部と主面が接続したランド24と、該ランド24に接続した配線導体25とを含んでいる。
ランド24は、ビア導体19と配線導体25とを接続して電流の流れる方向を厚み方向(Z方向)および平面方向(XY平面方向)のいずれかに変換する機能、または厚み方向で隣接したビア導体19同士を接続して電流を厚み方向に流す機能を有するものである。このランド24は、一主面がビア導体19と接続するとともに側面が配線導体25と接続しているか、または両主面それぞれがビア導体19と接続している。また、ランド24は、例えば円板状に形成されており、パッド21と同形状であることが望ましい。このランド24は、パッド21と同形状である場合、厚みまたは幅の寸法の誤差が±20%以下に設定されている。なお、ランド24は、ベタ状に形成されていても構わない。
配線導体25は、樹脂層15上または基体12上で平面方向に沿って形成されており、
電気を平面方向に伝送する機能を有するものである。この配線導体25は、同一層に位置する一対のランド24それぞれに接続することによって、このランド24同士を電気的に接続している。また、配線導体25は、例えば、平面視にて線状またはベタ状に形成されている。また、配線導体25の厚みは、ランド24の厚みと同じに設定されていることが望ましく、この場合、厚みの寸法の誤差が±20%以下に設定されている。
ダミー配線層23は、プローブ7と外部回路とを電気的に接続する電気回路の一部をなしておらず、ダミービア導体20に接続している。このダミー配線層23は、ダミービア導体20の端部と主面が接続したダミーランド26を含んでいる。このダミーランド26は、例えば円板状に形成されている。また、ダミーランド26は、ランド24と同形状であることが望ましく、この場合、厚みまたは幅の寸法の誤差が±20%以下に設定されている。また、本実施形態において、ダミー配線層23は、一対のビルドアップ層11のうち、第1ビルドアップ層11aのみに形成されている。また、ダミー配線層23は、ダミーランド26の側面に接続した、例えば平面視で線状またはベタ状のダミー配線導体を含んでいても構わない。
一方、ビア導体19は、プローブ7と外部回路とを電気的に接続する電気回路の一部をなしており、厚み方向に離れたランド24同士、またはランド24とパッド21とを電気的に接続して、電気を厚み方向に伝送するものである。このビア導体19は、導電層18と同様の金属材料によって形成することができ、導電層18と同様の下地膜と導体部とを含んでいることが望ましい。
このビア導体19は、例えば、コア基板10に向って幅狭となるテーパー状であり、上下面が円形状である。このビア導体19の最大幅(上面の幅)は、例えば20μm以上50μm以下に設定されている。また、ビア導体19の最小幅(下面の幅)は、例えば10μm以上40μm以下に設定されている。また、ビア導体19の熱膨張率およびヤング率は、導電層18と同様に設定されており、ビア導体19のヤング率は、フィルム層16および接着層17のヤング率よりも大きい。
ダミービア導体20は、プローブ7と外部回路とを電気的に接続する電気回路の一部をなしておらず、パッド21とは電気的に接続していない。このダミービア導体20は、例えば、コア基板10に向って幅狭となるテーパー状であり、上下面が円形状である。また、ダミービア導体20は、ビア導体19と同形状であることが望ましく、この場合、厚みまたは幅の寸法の誤差が±20%以下に設定されている。また、本実施形態において、ダミービア導体20は、一対のビルドアップ層11のうち、第1ビルドアップ層11aのみに形成されている。
ここで、便宜上、第1ビルドアップ層11aを構成する3層の樹脂層15のうち、最上層(プローブ7側の最外層)をなす樹脂層15を第1樹脂層15aとし、中間層(第1樹脂層15aにコア基板10側で隣接する層)をなす樹脂層15を第2樹脂層15bとし、最下層(コア基板10側の最外層)をなす樹脂層15を第3樹脂層15cとする。
また、複数のパッド21のうち、一のパッド21を第1パッド21aとし、他のパッド21を第2パッド21bとする。なお、本実施形態においては、図1(c)に示すように、第1パッド21aおよび第2パッド21bは隣接しているが、隣接していなくても構わない。
また、複数の配線導体25のうち、第1パッド21aに電気的に接続した配線導体25を第1配線導体25aとし、第2パッド21bに電気的に接続した配線導体25を第2配線導体25bとする。本実施形態においては、図1(c)に示すように、第1配線導体25aは、第2樹脂層15b上(第1樹脂層15aと第2樹脂層15bとの間)に位置し、第2配線導体25bは、第3樹脂層15c上(第2樹脂層15bと第3樹脂層15cとの間)に位置している。すなわち、第1配線導体25aと第2配線導体25bとは、異なる層に位置している。
また、複数のビア導体19のうち、第1パッド21aの直下に配され、第1パッド21aに電気的に接続したビア導体19を第1ビア導体19aとし、第2パッド21bの直下に配され、第2パッド21bに電気的に接続したビア導体19を第2ビア導体19bとする。本実施形態においては、図1(c)に示すように、第1ビア導体19aは、第1パッド21aの直下に1つ形成されており、且つ第1樹脂層15aを厚み方向に貫通している。また、第2ビア導体19bは、第2パッド21bの直下に2つ形成されており、それぞれの第2ビア導体19bは、第1樹脂層15aおよび第2樹脂層15bのいずれかを厚み方向に貫通している。すなわち、第1ビア導体19aの数は、第2ビア導体19bの数よりも少ない。これは、第1配線導体25aが、第2配線導体25bよりも最上層側(プローブ7側)に位置していることに起因する。
なお、パッド21の直下とは、図1(c)に示すように、配線基板3の厚み方向(Z方向)に沿った断面において、パッド21をコア基板10に向かって最短距離で移動させたときの通過領域Rをいう。
また、複数のランド24のうち、第1パッド21aの直下に配され、第1ビア導体19aの端部と接続したランド24を第1ランド24aとし、第2パッド21bの直下に配され、第2ビア導体19bの端部と接続したランド24を第2ランド24bとする。本実施形態においては、図1(c)に示すように、第1ランド24aは、第1パッド21aの直下に1層形成されており、第2ランド24bは、第2パッド21bの直下に2層形成されている。また、第2パッド21bの直下において、基体12と第3樹脂層15cとの間には、第2ランド24bは形成されていないが、配線層22が1層形成されている。したがって、第1パッド21aの直下には、配線層22が1層形成されており、第2パッド21bの直下には、配線層22が3層形成されている。すなわち、第1パッド21aの直下に位置する配線層22の数は、第2パッド21bの直下に位置する配線層22の数よりも少ない。
ところで、パッド21の直下に樹脂層15が配されていると、プローブカード1を使用する際に、プローブ7によってパッド21が第1ビルドアップ層11aに向かって繰り返し押圧されると、樹脂層15が変形することによって、パッド21が第1ビルドアップ層11aに沈み込むことがある。特に、本実施形態においては、フィルム層16よりもヤング率の小さい接着層17が変形しやすい。この際、各パッド21の直下に配された樹脂層15の量が異なると、この沈み込み量が不均一になりやすい。なお、基体12は、ヤング率が高く且つ厚みが大きいことから変形しにくいため、上述した樹脂層15の変形は、第2ビルドアップ層11bよりも第1ビルドアップ層11aにて生じやすい。
ここで、上述した如く、第1パッド21aの直下に位置する第1ビア導体19aの数は、第2パッド21bの直下に位置する第2ビア導体19bの数よりも少ない。
一方、本実施形態においては、ダミービア導体20が、第1パッド21aの直下に形成されている。その結果、第1パッド21aの直下に配された樹脂層15の量と、第2パッド21bの直下に位置する樹脂層15の量との差を低減することができる。したがって、プローブカード1を使用する際に、プローブ7によって第1パッド21aおよび第2パッド21bのそれぞれが繰り返し押圧された場合に、第1パッド21aの第1ビルドアップ層11aに対する沈み込み量と第2パッド21bの第1ビルドアップ層11aに対する沈み込み量との差を低減することができる。
すなわち、ダミービア導体20によって、第1パッド21aの第1ビルドアップ層11aに対する沈み込み量を調節することを可能とし、第1パッド21aおよび第2パッド21bの沈み込み量をより均一にすることができる。それ故、プローブ7によってパッド21が押圧される際に、一方のパッド21の近傍に位置する配線導体25への応力集中を低減することができるため、配線導体25の断線を低減することができ、ひいては電気的信頼性に優れた配線基板3を得ることができる。
また、第1パッド21aおよび第2パッド21bの沈み込み量をより均一にすることができるため、プローブ7をパッド21に接触させる際に、プローブ7とパッド21との接触不良を低減することができる。
また、第1パッド21aの直下には、ダミービア導体20が1つ形成されており、第2パッド21bの直下には、ダミービア導体20が形成されていない。その結果、第1パッド21aの直下に位置する第1ビア導体19aの数(1つ)とダミービア導体20の数(1つ)との合計値(2つ)は、第2パッド21bの直下に位置する第2ビア導体19bの数(1つ)とダミービア導体20の数(無し)との合計値(2つ)と同じとなる。したがって、第1パッド21aの直下に配された樹脂層15の層数(1層)と、第1パッド21aの直下に配された樹脂層15の層数(1層)とを同じにすることができ、ひいては各パッド21の直下に位置する樹脂層15の量をより均一にすることができる。
また、全てのパッド21において、直下に位置するビア導体19の数とダミービア導体20の数との合計値が一致し、さらには、直下に配された樹脂層15の層数が一致することが望ましい。その結果、全てのパッド21におけるビルドアップ層11に対する沈み込み量をより均一にすることができる。
また、ダミービア導体20は、第1パッド21aの直下において第3樹脂層15cを厚み方向に貫通しており、第1パッド21aの直下において第1樹脂層15aを厚み方向に貫通する第1ビア導体19aと第2樹脂層15bを介して離れている。
また、パッド21の直下に位置するビア導体19およびダミービア導体20は、図1(c)に示すように、配線基板3の厚み方向に沿った断面において、ビア導体19およびダミービア導体20それぞれの全体がパッド21の直下に位置していることが望ましい。
ところで、第1パッド21aの直下に位置する配線層22の数は、第2パッド21bの直下に位置する配線層22の数よりも少ない。
一方、本実施形態において、第1パッド1aの直下には、ダミービア導体20の端部に主面が接続したダミーランド26が形成されている。その結果、このダミーランド26によって、第1パッド21aの直下に配された樹脂層15の量と、第2パッド21bの直下に位置する樹脂層15の量との差を良好に低減することができる。特に、ダミーランド26は接着層17に埋設されているため、ダミーランド26によって、各パッド21の直下における接着層17の量を調節することができる。したがって、フィルム層16よりも変形しやすい接着層17の量を調節することによって、各パッド21の沈み込み量をより均一にすることができる。
さらに、ダミーランド26は、第1パッド21aの直下において、ダミービア導体20の両端部に1層ずつ形成されている。その結果、その結果、第1パッド21aの直下に位置する配線層22の層数(1層)とダミー配線層23の層数(2層)との合計値(3層)は、第2パッド21bの直下に位置する配線層22の数(3層)とダミー配線層23の数(無し)との合計値(3層)と同じとなる。したがって、各パッド21の直下に位置する樹脂層15の量をより均一にすることができる。
また、上述した如く、ランド24、配線導体25およびダミーランド26の厚みが、それぞれ同じに設定されている。その結果、各パッド21の直下に位置する樹脂層15の量をより均一にすることができる。
また、パッド21の直下に位置するダミーランド26は、図1(c)に示すように、配線基板3の厚み方向に沿った断面において、ダミーランド26それぞれの全体がパッド21の直下に位置していることが望ましい。
かくして、上述したプローブカード1は、メイン基板4、配線基板3およびプローブヘッド2と順次信号を伝送することによって、メイン基板4に接続した測定器の信号を、プローブヘッド2のプローブ7に接触した半導体ウェハへと伝送することができる。また、プローブカード1は、逆方向に信号を伝送することによって、半導体ウェハの信号を測定器へと伝送することができる。その結果、プローブカード1は、半導体ウェハの電気的信頼性の検査を可能とし、所望の機能を発揮する。
(プローブカードの製造方法)
次に、上述したプローブカード1の製造方法を、図2に基づいて説明する。
(コア基板の作製)
(1)図2(a)に示すように、両主面に導電層18が形成されたコア基板10を作製する。具体的には、例えば以下のように行う。
まず、例えば未硬化の樹脂シートを複数積層するとともに最外層に銅箔を積層し、該積層体を加熱加圧して硬化させることにより、基体12を作製する。なお、未硬化は、ISO472:1999に準ずるA‐ステージまたはB‐ステージの状態である。次に、例えばドリル加工やレーザー加工等により、基体12を厚み方向に貫通したスルーホールを形成する。次に、例えば無電解めっき法および電気めっき法等により、スルーホールの内壁に導電材料を被着させて、スルーホール導体13を形成する。次に、スルーホール導体13の内部に、樹脂等を充填し、絶縁体14を形成する。次に、導電材料を絶縁体14の露出部に被着させた後、従来周知のフォトリソグラフィー法、エッチング法等により、銅箔を所望の形状にパターニングして導電層18を形成する。
(配線基板の作製)
(2)図2(b)に示すように、コア基板10の両主面に一対のビルドアップ層11を形成し、配線基板3を作製する。具体的には、例えば以下のように行う。
まず、未硬化の接着層17を介して、フィルム層16をコア基板10上に配置した後、コア基板10、接着層17およびフィルム層16を加熱加圧して接着層17を硬化させることにより、コア基板10上に樹脂層15を形成する。次に、例えばYAGレーザー装置または炭酸ガスレーザー装置等によるレーザー加工を用いて、樹脂層15の所望の箇所にビア孔を形成し、ビア孔内に導電層18の少なくとも一部を露出させる。次に、スパッタリング法を用いて、樹脂層15上およびビア孔V内面に下地膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ法を用いて、下地膜上に所望の形状にパターニングしたレジストを形成した後、電気めっき法を用いて、この下地膜上に部分的に導体部を形成する。次に、レジストを下地膜から除去した後、エッチング法を用いて、下地膜における導体部の非形成領域を除去することによって、導電層18、ビア導体19およびダミービア導体20を形成する。
以上の工程を繰り返して、一対のビルドアップ層11を形成することによって、配線基板3を作製することができる。
(プローブカードの作製)
(3)プローブヘッド2、配線基板3、メイン基板4および補強板5を順次接続することによって、図1(a)に示すプローブカード1を作製することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る配線基板を含むプローブカードを、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、上述した第1実施形態と同様の構成に関しては、記載を省略する。
第2実施形態は、第2パッド21bに関しては第1実施形態と同様の構成を有するが、第1パッド21aに関しては第1実施形態と異なる構成を有する。すなわち、第2実施形態においては、図3(a)に示すように、第1配線導体25aが側面に接続した第1ランド24aの下面(第1パッド21aと反対側の主面)には、ダミービア導体20の端部が接続している。すなわち、第1パッド21aの直下において、ダミービア導体20が、第1ランド24aを介して第1ビア導体19aに電気的に接続している。このダミービア導体20は、第1配線導体25aと第1パッド21aとの間の電流が流れる経路の一部をなしておらず、第1配線導体25aと第1パッド21aとを電気的に接続していない。
また、本実施形態においては、第1パッド21aの直下において、基体12と第1樹脂層15cとの間には、ダミービア導体20と接続していないダミーランド26が形成されている。このダミーランド26によって、第1実施形態と同様に、第1パッド21aの直下における各パッド21の樹脂層15の量をより均一にすることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る配線基板を含むプローブカードを、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、上述した第1実施形態と同様の構成に関しては、記載を省略する。
第3実施形態は、第2パッド21bに関して第1実施形態と異なる構成を有する。すなわち、第3実施形態においては、図3(b)に示すように、第2パッド21bの直下において、3層全ての樹脂層15に第2ビア導体19bが形成されている。すなわち、第2パッド21bの直下には、第2ビア導体19bが3つ形成されている。その結果、第2パッド21bの直下における樹脂層15の量が少ないため、プローブ7によって第2パッド21bが繰り返し押圧された場合に、第2パッド21bの第1ビルドアップ層11aに対する沈み込み量を低減することができる。また、第2ビア導体19bがスタック構造をなしているため、電流が流れる経路を短くすることができる。
さらに、第3実施形態は、第1パッド21aに関しても第1実施形態と異なる構成を有する。すなわち、第3実施形態においては、図3(b)に示すように、第1パッド21aの直下において、3層全ての樹脂層15に第1ビア導体19aまたはダミービア導体20のいずれかが形成されている。すなわち、第1パッド21aの直下には、第1ビア導体19aが1つ形成され、ダミービア導体20が2つ形成されている。その結果、上述した第2パッド21bと同様に、第1パッド21aの第1ビルドアップ層11aに対する沈み込み量を低減することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る配線基板を含むプローブカードを、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、上述した第1実施形態と同様の構成に関しては、記載を省略する。
第4実施形態は、第2パッド21bに関しては第1実施形態と同様の構成を有するが、第1パッド21aに関しては第1実施形態と異なる構成を有する。すなわち、第4実施形態においては、図3(c)に示すように、第1配線導体25aが、第1パッド21aと同一層(最上層)に形成されており、第1パッド21aの側面に接続している。このため、第1パッド21aの直下には、第1ビア導体19が形成されておらず、ダミー導体20が2つ形成されている。このように、第1配線導体25aを第1パッド21aと同一層に形成し、第1パッド21aの直下に第1ビア導体19が形成されていない場合においても、各パッド21の直下における樹脂層15の量をダミー導体20によって調節することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良、組み合わせ等が可能である。
例えば、上述した実施形態において、プローブヘッド、配線基板、メイン基板、補強板およびネジを備えたプローブカードを例に説明したが、プローブカードは、配線基板とプローブとを備えていればよく、他の構成が異なっていても構わない。
また、上述した実施形態において、プローブをパッドに接触させた構成を例に説明したが、プローブとパッドとは接続していればよく、例えば、プローブとパッドとを半田を介して接着させても構わない。
また、上述した実施形態において、3層の樹脂層によりビルドアップ層を形成した構成を例に説明したが、樹脂層は1層以上であればよい。
また、上述した実施形態において、第1パッドの直下のみにダミービア導体を設けた構成を例に説明したが、第2パッドの直下にダミービア導体が形成されていても構わないし、
他のパッドの直下にダミービア導体が形成されていても構わない。
また、上述した実施形態において、樹脂層としてフィルム層および接着層からなるものを用いた構成を例に説明したが、樹脂層として他の構成のものを用いてもよい。
また、上述した実施形態において、ビア導体およびダミービア導体の配置の具体例について説明したが、ビア導体およびダミービア導体それぞれは、パッドの直下に形成されたものが少なくとも1つ形成されていればよい。
また、上述した実施形態において、パッドの直下に位置するビア導体、ダミービア導体およびダミーランドにおいて、それぞれの全体がパッドの直下に位置する構成を例に説明したが、パッドの直下に位置するビア導体、ダミービア導体およびダミーランドにおいては、それぞれの少なくとも一部がパッドの直下に位置していればよい。
1 プローブカード
2 プローブヘッド
3 配線基板
4 メイン基板
5 補強板
6 ネジ
7 プローブ
8 保持部材
9 絶縁体
10 コア基板
11 ビルドアップ層
12 基体
13 スルーホール導体
14 絶縁体
15 樹脂層
16 フィルム層
17 接着層
18 導電層
19 ビア導体
20 ダミービア導体
21 パッド
22 配線層
23 ダミー配線層
24 ランド
25 配線導体
26 ダミーランド

Claims (7)

  1. コア基板と、該コア基板上に形成されたビルドアップ層とを備え、
    該ビルドアップ層は、前記コア基板上に積層した複数の樹脂層と、最上層の前記樹脂層上に形成され、複数のプローブがそれぞれ接続される複数のパッドと、前記樹脂層上または前記コア基板上に形成され、前記複数のパッドそれぞれと外部回路とを電気的に接続する複数の配線導体と、前記パッドの直下において前記樹脂層を厚み方向に貫通し、前記パッドと前記配線導体とを電気的に接続した少なくとも1つのビア導体と、前記パッドの直下において前記樹脂層を厚み方向に貫通し、前記パッドと前記配線導体とを電気的に接続しない少なくとも1つのダミービア導体とを含むことを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記複数のパッドは、第1パッドと第2パッドとを含み、
    前記複数の配線導体は、前記第1パッドに電気的に接続した第1配線導体と、該第1配線導体と異なる層に位置するとともに前記第2パッドに電気的に接続した第2配線導体とを含み、
    前記第1パッドの直下に位置する前記ビア導体の数と前記ダミービア導体の数との合計値は、前記第2パッドの直下に位置する前記ビア導体の数と前記ダミービア導体の数との合計値と同じであることを特徴とする配線基板。
  3. 請求項2に記載の配線基板において、
    前記ビア導体は、前記第1パッドの直下に配され、前記第1パッドと前記第1配線導体とを電気的に接続した第1ビア導体を含み、
    前記ダミービア導体は、前記第1パッドの直下に配され、前記第1パッドと前記第1配線導体とを電気的に接続しない第1ダミービア導体を含み、
    前記第1ビア導体と前記第1ダミービア導体とは、前記樹脂層を介して離れていることを特徴とする配線基板。
  4. 請求項2に記載の配線基板において、
    前記ビア導体は、前記第1パッドの直下に配され、前記第1パッドと前記第1配線導体とを電気的に接続した第1ビア導体を含み、
    前記ダミービア導体は、前記第1パッドの直下に配され、前記第1パッドと前記第1配線導体とを電気的に接続しない第1ダミービア導体を含み、
    前記第1ビア導体と前記第1ダミービア導体とは、電気的に接続していることを特徴とする配線基板。
  5. 請求項2に記載の配線基板において、
    前記ビア導体は、前記第1パッドの直下に配され、前記第1パッドと前記第1配線導体とを電気的に接続した第1ビア導体を含み、
    前記ダミービア導体は、前記第1パッドの直下に配され、前記第1パッドと前記第1配線導体とを電気的に接続しない第1ダミービア導体を含み、
    全ての前記樹脂層には、前記第1ビア導体または前記第1ダミービア導体のいずれかが形成されていることを特徴とする配線基板。
  6. 請求項2に記載の配線基板において、
    前記ビア導体は、前記第1パッドの直下に配され、前記第1パッドと前記第1配線導体とを電気的に接続した第1ビア導体を含み、
    前記ダミービア導体は、前記第1パッドの直下に配され、前記第1パッドと前記第1配線導体とを電気的に接続しない第1ダミービア導体と、前記第2パッドの直下に配され、前記第2パッドと前記第2配線導体とを電気的に接続しない第2ダミービア導体とを含み、
    前記第2配線導体は、前記第2パッドと同じ層に位置しており、
    前記第2パッドの直下には、前記ビア導体が形成されていないことを特徴とする配線基板。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載された配線基板と、
    前記複数のパッドそれぞれに接続した複数のプローブとを備えたことを特徴とするプローブカード。
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