JP2013169815A - 車両前部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】フロントピラーの下側部分における意匠の自由度を向上する。
【解決手段】車両前部構造S1が適用された車両10では、アウタパネル14(ピラー上部13)とフェンダパネル22との間にフェンダガーニッシュ40が設けられており、フェンダガーニッシュ40の外側面は、ピラー上部13の延在方向において、アウタパネル14及びフェンダパネル22と連続した面を成すように形成されている。このため、フロントピラー12、フェンダガーニッシュ40及びフェンダパネル22による連続した意匠面がピラー上部13の延在方向に形成される。これにより、フロントピラー12の下側部分の意匠のバリエーションに対して、フェンダガーニッシュ40を形成することで、意匠のバリエーションに容易に対応できる。したがって、フロントピラー12の下側部分における意匠の自由度を向上できる。
【選択図】図1
【解決手段】車両前部構造S1が適用された車両10では、アウタパネル14(ピラー上部13)とフェンダパネル22との間にフェンダガーニッシュ40が設けられており、フェンダガーニッシュ40の外側面は、ピラー上部13の延在方向において、アウタパネル14及びフェンダパネル22と連続した面を成すように形成されている。このため、フロントピラー12、フェンダガーニッシュ40及びフェンダパネル22による連続した意匠面がピラー上部13の延在方向に形成される。これにより、フロントピラー12の下側部分の意匠のバリエーションに対して、フェンダガーニッシュ40を形成することで、意匠のバリエーションに容易に対応できる。したがって、フロントピラー12の下側部分における意匠の自由度を向上できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両前部構造に関する。
車両前部構造では、フェンダパネルが樹脂製にされたものがある(例えば、下記特許文献1参照)。
下記の特許文献1に記載のフェンダパネルには、ピラー巻き込み部が形成されており、ピラー巻き込み部は、車両の意匠面を構成するフロントピラーの上部の下側に配置されて、フロントピラーを覆っている。これにより、フロントピラーとフェンダパネルとの分割線(合わせ部)を比較的上側に配置して、分割線の長さを短くすることで、車両の見栄えを向上させている。このように、フロントピラーの下側部分は、車両の意匠に対して大きく寄与している。
しかしながら、上記のフェンダパネルでは、フロントピラーとフェンダパネルとの分割線の位置によって車両の見栄えを向上させているものの、意匠の自由度を向上させる点において、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮し、フロントピラーの下側部分における意匠の自由度を向上できる車両前部構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車両前部構造は、車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜して延在されたピラー上部を有するフロントピラーの外側に設けられたサイドアウタパネルと、前記ピラー上部の車両下側に設けられたフェンダパネルと、前記サイドアウタパネルと前記フェンダパネルとの間に設けられ、前記ピラー上部の延在方向に沿って前記サイドアウタパネル及び前記フェンダパネルと連続した面を成すように形成されたフェンダガーニッシュと、を備えている。
請求項1に記載の車両前部構造では、フロントピラーの外側にサイドアウタパネルが設けられている。また、フロントピラーは、車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜して延在されたピラー上部を有しており、このピラー上部の車両下側にフェンダパネルが設けられている。
ここで、サイドアウタパネルとフェンダパネルとの間には、フェンダガーニッシュが設けられており、フェンダガーニッシュは、フロントピラーのピラー上部の延在方向に沿ってサイドアウタパネル及びフェンダパネルと連続した面を成すように形成されている。
このため、フロントピラー、フェンダガーニッシュ、及びフェンダパネルによる連続した意匠面がピラー上部の延在方向に形成される。換言すると、車両の意匠に大きく寄与するフロントピラーの下側部分の意匠面を、フェンダパネルとは別のフェンダガーニッシュによって構成できる。
これにより、例えば、意匠における形状のバリエーションに対して、フェンダガーニッシュを樹脂で成形すると共に、当該バリエーションに応じた形状にフェンダガーニッシュを形成することで、意匠における形状のバリエーションに容易に対応できる。また、例えば、意匠における色調のバリエーションに対して、当該バリエーションに応じてフェンダガーニッシュの色調を変更することで、意匠における色調のバリエーションに容易に対応できる。このように、フェンダパネルとは別にフェンダガーニッシュを設けることで、意匠のバリエーションに容易に対応できるため、フロントピラーの下側部分における意匠の自由度を向上できる。
請求項2に記載の車両前部構造は、請求項1に記載の車両前部構造において、前記フェンダガーニッシュは、前記フェンダパネルのみに離脱可能に固定されている。
請求項2に記載の車両前部構造では、フェンダガーニッシュがフェンダパネルのみに固定されているため、フェンダパネルとフェンダガーニッシュとをサブユニット化することができる。これにより、フェンダパネルとフェンダガーニッシュとを車体に組付ける際の組付性を向上できる。
しかも、フェンダガーニッシュがフェンダパネルに離脱可能にされているため、フェンダガーニッシュの組付後に、フェンダガーニッシュをフェンダパネルから取外すことができる。これにより、フェンダガーニッシュをフェンダパネルから取外して、フェンダパネルの騒音を抑制する吸音材または遮音材等をフェンダパネルの内側面に貼り付けることができる。
請求項3に記載の車両前部構造は、請求項1に記載の車両前部構造において、前記フェンダガーニッシュは、前記サイドアウタパネルのみに離脱可能に固定されている。
請求項3に記載の車両前部構造では、フェンダガーニッシュが、サイドアウタパネルのみに離脱可能に固定されているため、フェンダガーニッシュとサイドアウタパネルとの間に、フェンダパネルにおけるフェンダガーニッシュを組付けるための組付部が配置されることを抑制できる。これにより、フェンダガーニッシュをサイドアウタパネルから取外すことで、該組付部の影響を抑制しつつ、吸音材または遮音材等をフェンダパネルの内側面に貼り付けることができる。
請求項4に記載の車両前部構造は、請求項1に記載の車両前部構造において、前記フェンダガーニッシュは、前記フェンダパネル及び前記サイドアウタパネルに離脱可能に固定されている。
請求項4に記載の車両前部構造では、フェンダガーニッシュは、フェンダパネル及びサイドアウタパネルに離脱可能に固定されているため、例えば、フェンダパネルにおけるフェンダガーニッシュを組付けるための組付部をフェンダパネル側に配置できる。これにより、この場合においても、該組付部がフェンダガーニッシュとサイドアウタパネルとの間で延在することを抑制できる。したがって、フェンダガーニッシュをサイドアウタパネル及びサイドアウタパネルから取外すことで、該組付部の影響を抑制しつつ、吸音材または遮音材等をフェンダパネルの内側面に貼り付けることができる。
請求項5に記載の車両前部構造は、請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の車両前部構造において、前記フェンダガーニッシュは、フードパネルを車体に連結するフードヒンジと平面視で重なるように配置されている。
請求項5に記載の車両前部構造では、フェンダガーニッシュが、フードヒンジと平面視で重なるように配置されているため、フェンダガーニッシュを取外すことで、フードヒンジの車体への締結またはフードヒンジの脱着作業を容易にできる。
請求項6に記載の車両前部構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両前部構造において、前記フェンダガーニッシュに設けられ、前記フェンダガーニッシュに付与された荷重を吸収する荷重吸収部を備えている。
請求項6に記載の車両前部構造では、フェンダガーニッシュに荷重吸収部が設けられており、荷重吸収部は、フェンダガーニッシュに付与された荷重を吸収する。これにより、例えば、歩行者等の衝突体がフェンダガーニッシュに衝突した際には、衝突体からフェンダガーニッシュに作用する荷重が荷重吸収部によって吸収される。このため、歩行者等の衝突体に対する保護性能を向上できる。
請求項1に記載の車両前部構造によれば、フロントピラーの下側部分における意匠の自由度を向上できる。
請求項2に記載の車両前部構造によれば、フェンダパネルとフェンダガーニッシュとを車体に組付ける際の組付性を向上できる。
請求項3に記載の車両前部構造によれば、フェンダガーニッシュの組付け後に吸音材または遮音材等をフェンダパネルの内側面に貼り付けることができる。
請求項4に記載の車両前部構造によれば、フェンダガーニッシュの組付け後に吸音材または遮音材等をフェンダパネルの内側面に貼り付けることができる。
請求項5に記載の車両前部構造によれば、フードヒンジの車体への締結またはフードヒンジの脱着作業を容易にできる。
請求項6に記載の車両前部構造によれば、歩行者等の衝突体に対する保護性能を向上できる。
(第1の実施の形態)
図3には、本発明の第1の実施の形態に係る車両前部構造S1が適用された車両10(自動車)の要部が車両上方から見た平面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両幅方向外側を矢印OUTで示し、車両上方を矢印UPで示す。また、車両前部構造S1では、車両幅方向において左右対称に構成されているため、車両左方における車両前部構造S1について説明して、車両右方における車両前部構造S1についての説明は省略する。
この図に示すように、車両10の車両前側には、フードパネル52が、フードヒンジ54を介して車体に開閉可能に取付けられており、フードパネル52の車両幅方向外側には、フロントドア50の車両前側において、フェンダパネル22が車両前後方向に沿って配設されている。また、フェンダパネル22の車両後側には、フロントピラー12が配設されており、フロントピラー12とフェンダパネル22との間にフェンダガーニッシュ40が配設されている。
図1に示すように、フロントピラー12は、フロントピラー12の上部を構成するピラー上部13を備えており、ピラー上部13は、側面視で車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜して延在されている。また、フロントピラー12の外側部分は、サイドアウタパネル(以下、「アウタパネル」と称す)14によって構成されている。このアウタパネル14は、車両10の意匠面を構成するアウタ側外壁部16を有しており、アウタ側外壁部16はピラー上部13の延在方向に沿って配置されている。これにより、ピラー上部13の外側部分がアウタ側外壁部16によって構成されており、アウタ側外壁部16の下端部16Aがピラー上部13の下端部とされている。
また、図2に示すように、アウタパネル14には、アウタ側外壁部16の下端部16Aから下側へ延びるアウタ側傾斜壁部18が形成されている。さらに、アウタパネル14には、アウタ側傾斜壁部18の下端部からアウタ側外壁部16の延在方向に沿って車両前側へ延びるアウタ側底壁部20が形成されている。
フェンダパネル22は、鋼板で製作されている。また、図1に示すように、フェンダパネル22は、車両10の意匠面を構成するフェンダ側外壁部24を有しており、フェンダ側外壁部24は、フロントピラー12のピラー上部13の車両下側に配置されている。そして、フェンダ側外壁部24の上端部24Aは、アウタ側傾斜壁部18に対して車両下側へ離間して配置されて、略車両幅方向に延在されている。また、この上端部24Aは、側面視でフェンダパネル22のキャラクタライン26の車両後側端部まで延びると共に、フロントドア50のベルトラインに沿うように延在されている。これにより、フードパネル52とフロントピラー12とフロントドア50とフェンダパネル22との間に開口部38が設けられている(図3参照)。
図2に示すように、フェンダ側外壁部24には、上端部24Aにおいて、フランジ部28が一体に設けられている。このフランジ部28は、ピラー上部13の延在方向に沿った側断面視で略L字形状に屈曲されて、アウタ側傾斜壁部18側へ向けて延びている。そして、フランジ部28のフランジ側底壁部30には、円形状の第1組付孔32が貫通形成されている。また、フランジ側底壁部30には、第1組付孔32のアウタ側傾斜壁部18側の部分において、後述するフェンダガーニッシュ40を組付けるためのガーニッシュ組付部34が一体に設けられている。このガーニッシュ組付部34はフランジ側底壁部30からアウタ側傾斜壁部18側へ向けて延びており、ガーニッシュ組付部34には、円形状の第2組付孔36が貫通形成されている。
フェンダガーニッシュ40は、樹脂により製作されている。また、フェンダガーニッシュ40は、前述した開口部38を塞ぐように湾曲した略板状に形成されて、車両上方から見て、車両幅方向にフードヒンジ54と重なるように配置されている(図3参照)。フェンダガーニッシュ40の内側(アウタ側底壁部20側)の部分には、一対のクリップ固定部42が設けられている。クリップ固定部42は、ピラー上部13の延在方向に沿った断面視で略U字形状に形成されて、フェンダガーニッシュ40と一体にされている。クリップ固定部42の底壁部には、それぞれ切り欠き部44が形成されており、切り欠き部44は車両幅方向外側へ開放された溝状を成している。そして、切り欠き部44内にはクリップ46が固定されており、クリップ46がフェンダパネル22の第1組付孔32及び第2組付孔36内へ挿入されることで、フェンダガーニッシュ40がフェンダパネル22に離脱可能に組付けられている(固定されている)。
フェンダガーニッシュ40の上端部40A(アウタ側傾斜壁部18側の端部)は、アウタパネル14のアウタ側傾斜壁部18と対向して配置されると共に、アウタ側外壁部16の下端部16Aに沿って車両幅方向に延在されている。また、フェンダガーニッシュ40の下端部40B(フェンダパネル22側の端部)は、フェンダパネル22のフランジ部28と対向して配置されると共に、フェンダ側外壁部24の上端部24Aに沿って車両幅方向に延在されている。つまり、フェンダガーニッシュ40とフェンダパネル22との合わせ部が、側面視において、フロントドア50のベルトラインに沿うように車両幅方向に延在されている(図1参照)。これにより、フェンダガーニッシュ40は、車両前側(フェンダパネル22側)へ向かうに従い車両幅方向に広がるように形成されている。そして、フロントピラー12のピラー上部13(アウタ側外壁部16)の延在方向に沿って、アウタパネル14(アウタ側外壁部16)とフェンダガーニッシュ40とフェンダパネル22(フェンダ側外壁部24)とが、連続した面になるように、フェンダガーニッシュ40の外側面が形成されている。
なお、フェンダガーニッシュ40の上端部40Aとアウタ側外壁部16の下端部16Aとの間には、僅かな隙間が設けられており、フェンダガーニッシュ40の下端部40Bとフェンダ側外壁部24の上端部24Aとの間には、僅かな隙間が設けられている。このため、本発明の「連続した面」とは、当該隙間が設けられた状態で、アウタパネル14(アウタ側外壁部16)とフェンダガーニッシュ40とフェンダパネル22(フェンダ側外壁部24)とで、連続的な面が形成されていることをいう。
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上述のように構成された車両10では、フロントピラー12のピラー上部13が車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜して延在されており、フロントピラー12の外側部分がアウタパネル14によって構成されている。そして、ピラー上部13の車両下側には、フェンダパネル22が設けられている。
ここで、アウタパネル14(ピラー上部13)とフェンダパネル22との間には、樹脂で製作されたフェンダガーニッシュ40が設けられており、フェンダガーニッシュ40の外側面は、ピラー上部13(アウタ側外壁部16)の延在方向に沿って、アウタパネル14(アウタ側外壁部16)及びフェンダパネル22(フェンダ側外壁部24)と連続した面を成すように形成されている。
このため、フロントピラー12、フェンダガーニッシュ40及びフェンダパネル22による連続した意匠面がピラー上部13の延在方向に形成される。換言すると、車両10の意匠に大きく寄与するフロントピラー12の下側部分の意匠面を、フェンダパネル22とは別のフェンダガーニッシュ40によって構成できる。
これにより、例えば、意匠における形状のバリエーション(シボ調等の表面形状のバリエーションも含む)に対して、当該バリエーションに応じた形状にフェンダガーニッシュ40を形成することで、意匠における形状のバリエーションに容易に対応できる。また、例えば、意匠における色調のバリエーションに対して、当該バリエーションに応じてフェンダガーニッシュ40の色調を変更することで、意匠における色調のバリエーションに容易に対応できる。このように、フェンダパネル22とは別にフェンダガーニッシュ40を設けることで、意匠のバリエーションに容易に対応できるため、フロントピラー12の下側部分における意匠の自由度を向上できる。
しかも、上述したように、フェンダガーニッシュ40とフェンダパネル22とが別部材で構成されているため、フェンダガーニッシュ40のみを樹脂で成形して、意匠のバリエーションに対応できる。これにより、例えば、フェンダガーニッシュ40とフェンダパネル22とを樹脂により一体に成形する場合に比べて、コストアップを抑制して意匠のバリエーションに対応できる。
また、クリップ46によって、フェンダガーニッシュ40がフェンダパネル22に離脱可能に組付けられている。これにより、フェンダパネル22とフェンダガーニッシュ40とをサブユニット化することができる。したがって、フェンダパネル22とフェンダガーニッシュ40とを車体に組付ける際の組付性を向上できる。
さらに、フェンダガーニッシュ40は、車両上方から見て、フードヒンジ54と車両幅方向に重なるように配置されている。また、フェンダガーニッシュ40がフェンダパネル22に離脱可能に組付けられている。これにより、例えば、フェンダガーニッシュ40の組付後に、フェンダガーニッシュ40をフェンダパネル22から取外すことで、フェンダパネル22とアウタパネル14との間の開口部38から、フードヒンジ54の車体への締結または脱着作業を容易にすることができる。また、例えば、フェンダパネル22の騒音を吸収する吸音材または遮音材等を開口部38からフェンダパネル22の内側面に貼り付けることができる。
(第2の実施の形態)
図4には、本発明の第2の実施の形態に係る車両前部構造S2が適用された車両100の要部が、フロントピラー12のピラー上部13の延在方向に沿った側断面図にて示されている。第2の実施の形態は、フェンダパネル22及びアウタパネル14におけるフェンダガーニッシュ40の組付け部分を除いて第1の実施の形態と略同様に構成されているが、以下の点において異なる。
すなわち、この図に示すように、フェンダパネル22には、ガーニッシュ組付部34及び第2組付孔36が省略されている。また、アウタパネル14のアウタ側底壁部20は、アウタパネル14のアウタ側傾斜壁部18側の部分において、アウタ側底壁部20からフェンダガーニッシュ40のクリップ固定部42へ向けて突出されて、アウタ側底壁部20及びアウタ側傾斜壁部18に連結されている。そして、このアウタ側底壁部20からクリップ固定部42へ突出した部分が、ガーニッシュ組付部34とされており、ガーニッシュ組付部34には、第2組付孔36が貫通形成されている。つまり、第2の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40が、フェンダパネル22及びアウタパネル14にそれぞれ離脱可能に組付けられている。これにより、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、第2の実施の形態では、フェンダパネル22に、ガーニッシュ組付部34及び第2組付孔36が省略されている。これにより、第1の実施の形態のようにフェンダパネル22のフランジ部28からガーニッシュ組付部34が延在することを抑制できる。したがって、フランジ部28から延びるガーニッシュ組付部34の影響を抑制しつつ、例えば、開口部38からフードヒンジ54の車体への締結または脱着作業を容易にすることができ、例えば、フェンダパネル22の騒音を吸収する吸音材または遮音材等を開口部38からフェンダパネル22の内側面に貼り付けることができる。
なお、第2の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40が、フェンダパネル22及びアウタパネル14にそれぞれ離脱可能に組付けられている。これに替えて、フェンダガーニッシュ40を、アウタパネル14のみに離脱可能に組付けてもよい。この場合には、例えば、フェンダガーニッシュ40のクリップ固定部42に対応する一対のガーニッシュ組付部34をアウタパネル14のアウタ側底壁部20に形成してもよい。これにより、フェンダパネル22のフランジ部28のアウタ側傾斜壁部18側への突出量を抑制できるため、このフランジ部28の影響を抑制しつつ、例えば、開口部38からフードヒンジ54の車体への締結または脱着作業を容易にすることができ、例えば、フェンダパネル22の騒音を吸収する吸音材または遮音材等を開口部38からフェンダパネル22の内側面に貼り付けることができる。
(第3の実施の形態)
図5には、第3の実施の形態に係る車両前部構造S3が適用された車両200の要部が、フロントピラー12のピラー上部13の延在方向に沿った側断面にて示されている。第3の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40の一部の形状を除いて第1の実施の形態と略同様に構成されているが、以下の点において異なる。
すなわち、この図に示すように、フェンダガーニッシュ40の内側部には、略中央部において、「荷重吸収部」としての複数の第1エネルギー吸収リブ202が設けられている。第1エネルギー吸収リブ202は、ピラー上部13(アウタ側外壁部16)の延在方向に所定間隔毎に配置されると共に、車両幅方向に所定間隔毎に配置されて、フェンダガーニッシュ40の内側(アウタ側底壁部20側)から見て格子状に形成されている。そして、第1エネルギー吸収リブ202は、フェンダガーニッシュ40から内側へ向けて突出されている。これにより、例えば、フェンダガーニッシュ40に上方からの衝撃荷重が付与された際には、第1エネルギー吸収リブ202が変形することで、該衝撃荷重のエネルギーを吸収するように構成されている。
また、フェンダガーニッシュ40のクリップ固定部42の側壁は、ピラー上部13(アウタ側外壁部16)の延在方向に沿った側断面視において、クリップ固定部42の底壁部からフェンダガーニッシュ40へ向かうに従い互いに離間する方向へ傾斜して配置されている。そして、この側壁が「荷重吸収部」としての第2エネルギー吸収リブ204とされている。つまり、フェンダガーニッシュ40の上方からの衝撃荷重に対する第2エネルギー吸収リブ204(側壁)の耐変形荷重が、第1の実施の形態におけるクリップ固定部42の側壁における耐変形荷重に比して、低く構成されている。このため、フェンダガーニッシュ40に上方から衝撃荷重が付与された際には、クリップ固定部42の第2エネルギー吸収リブ204が変形することで、該衝撃荷重のエネルギーを吸収するように構成されている。
以上により、第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏する。
また、第3の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40に第1エネルギー吸収リブ202及び第2エネルギー吸収リブ204が設けられている。このため、例えば、歩行者等の衝突体がフェンダガーニッシュ40に衝突して、該衝突体からフェンダガーニッシュ40に上方からの衝撃荷重が付与された際には、第1エネルギー吸収リブ202及び第2エネルギー吸収リブ204が変形することによって、衝撃荷重のエネルギーが吸収される。これにより、歩行者等の衝突体に対する保護性能を向上できる。
なお、第3の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40がフェンダパネル22のみに組付けられているが、第2の実施の形態のように、フェンダガーニッシュ40が、アウタパネル14のみに組付けられてもよいし、アウタパネル14及びフェンダパネル22に組付けられてもよい。
また、第3の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40に第1エネルギー吸収リブ202及び第2エネルギー吸収リブ204が設けられているが、フェンダガーニッシュ40に第1エネルギー吸収リブ202及び第2エネルギー吸収リブ204の何れか一方を設けてもよい。
さらに、第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40が樹脂により形成されているが、フェンダガーニッシュ40の材料はこれに限らない。例えば、フェンダガーニッシュ40をアルミニウム等の合金で形成することで、フェンダガーニッシュ40の表面をフェンダパネル22の表面と異なる質感にすることができる。
また、第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40は、車両上方から見てフードヒンジ54と車両幅方向に重なるように配置されているが、フードヒンジ54とフェンダガーニッシュ40とを車両上方から見て車両幅方向に重ならないように配置してもよい。この場合においても、フェンダガーニッシュ40の組付後に、フェンダガーニッシュ40を取外すことで、例えば、フェンダパネル22の騒音を吸収する吸音材または遮音材等を開口部38からフェンダパネル22の内側面に貼り付けることができる。
さらに、第1の実施の形態〜第3の実施の形態におけるフェンダガーニッシュ40の上端部40Aとアウタ側外壁部16の下端部16Aとの合わせ部分の位置は、車両10、100、200の意匠に応じて任意に設定することができる。
また、第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、フェンダガーニッシュ40の下端部40Bとフェンダ側外壁部24の上端部24Aとの合わせ部が、側面視において、フロントドア50のベルトラインに沿うように配置されているが、この合わせ位置は車両10、100、200の意匠に応じて任意に設定することができる。
12 フロントピラー
13 ピラー上部
14 サイドアウタパネル
22 フェンダパネル
40 フェンダガーニッシュ
202 エネルギー吸収リブ(荷重吸収部)
204 エネルギー吸収リブ(荷重吸収部)
S1 車両前部構造
S2 車両前部構造
S3 車両前部構造
13 ピラー上部
14 サイドアウタパネル
22 フェンダパネル
40 フェンダガーニッシュ
202 エネルギー吸収リブ(荷重吸収部)
204 エネルギー吸収リブ(荷重吸収部)
S1 車両前部構造
S2 車両前部構造
S3 車両前部構造
Claims (6)
- 車両後側へ向かうに従い車両上側へ傾斜して延在されたピラー上部を有するフロントピラーの外側に設けられたサイドアウタパネルと、
前記ピラー上部の車両下側に設けられたフェンダパネルと、
前記サイドアウタパネルと前記フェンダパネルとの間に設けられ、前記ピラー上部の延在方向に沿って前記サイドアウタパネル及び前記フェンダパネルと連続した面を成すように形成されたフェンダガーニッシュと、
を備えた車両前部構造。 - 前記フェンダガーニッシュは、前記フェンダパネルのみに離脱可能に固定された請求項1に記載の車両前部構造。
- 前記フェンダガーニッシュは、前記サイドアウタパネルのみに離脱可能に固定された請求項1に記載の車両前部構造。
- 前記フェンダガーニッシュは、前記フェンダパネル及び前記サイドアウタパネルに離脱可能に固定された請求項1に記載の車両前部構造。
- 前記フェンダガーニッシュは、フードパネルを車体に連結するフードヒンジと平面視で重なるように配置された請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の車両前部構造。
- 前記フェンダガーニッシュに設けられ、前記フェンダガーニッシュに付与された荷重を吸収する荷重吸収部を備えた請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両前部構造。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015174623A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | ダイハツ工業株式会社 | 車両前部構造 |
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2012
- 2012-02-17 JP JP2012033018A patent/JP2013169815A/ja active Pending
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