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JP2013168874A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数系統の電源により動作する半導体集積回路の入力回路を標準CMOSプロセスにより構成することを可能にする。
【解決手段】第1の電源ノード(電圧VCC=1.2V)と第2の電源ノード(電圧VSS=0V)との間に各々1.2V系の標準的なトランジスタであるPチャネルトランジスタ1とNチャネルトランジスタ2とを直列に介挿し、各々のドレインの共通接続ノードを内部回路へ与える信号OUTの出力ノードとする。Pチャネルトランジスタ1のゲートには振幅3Vの外部信号EXINを直接与える。一方、Nチャネルトランジスタ3のゲートには、片側高圧構造のNチャネルトランジスタ3を介して外部信号EXINを与えるとともに、ゲートとソースを第2の電源ノードに接続したNチャネルトランジスタ4のドレインを接続しておく。
【選択図】図5

Description

この発明は、複数系統の電源電圧により動作する半導体集積回路に関する。
近年、半導体集積回路では、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;金属−酸化膜−半導体構造のトランジスタ。以下、単にトランジスタという。)等の素子の微細化に伴って素子の耐圧が低下しており、半導体集積回路の電源電圧を下げる必要が出てきている。例えば、素子の加工技術が350nm程度のとき、半導体集積回路の電源電圧は3V〜5Vであったが、加工技術が130nm、65nmと微細化するにつれて、素子の耐圧が下がり、半導体集積回路の電源電圧は1.8V、1.2Vと下がってきている。
しかしながら、液晶やセンサ等を駆動するアナログ回路を含むシステムでは、アナログ回路を動作させるために3V電源あるいは5V電源等が必要である。このため、この種のアナログ回路を含むLSIチップを構成する場合、微細化された内部回路は1.2V等の低電圧電源にて動作させ、アナログ回路や入出力インタフェース回路は3V〜5Vで駆動させる等の多電源構成とすることが必要になっている。
また、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)に代表される不揮発性メモリは、電源を切っても情報が消えないことから、多くの用途に用いられている。しかし、この種の不揮発性メモリは、データの書き込みや消去に高電圧を必要とする。従って、この種の不揮発性メモリでも多電源構成が採用されている。
特開2006−140211号公報
従来、高速動作が必要であり、素子数が多いために微細化技術が必要なロジック回路等は、酸化膜の薄い低耐圧トランジスタにより構成し、入出力インタフェース回路や高電圧回路は酸化膜が厚い高耐圧トランジスタにより構成していた。
このように従来技術の下では、微細化に対応した標準トランジスタのほかに、高耐圧のトランジスタを作る必要があった。このため、酸化膜厚を複数種類作り変えてトランジスタを作る必要があり、工程数が多く、高価なプロセスとなっていた。また、複雑な製造工程となるため、歩留まりにも注意を払う必要があった。また、プロセスが高価であり、かつ、歩留まりが低いため、製品の価格が高くなるという問題があった。
また、不揮発性メモリ単体からなる製品を作る場合は、単にメモリの価格が高くなる問題のみが生じるが、不揮発性メモリとロジック回路やアナログ回路とを同一のチップに混載するような、いわゆるエンベデッド(Embedded)製品の場合は、さらに重要な問題が発生する。すなわち、メモリを構成する微細な標準トランジスタに加えて、酸化膜の厚い高耐圧トランジスタを構成するために、プロセスの熱工程が変更となり、メモリを構成する標準トランジスタの特性が変わってしまうという問題も起こる。特にメモリのセンスアンプ等のアナログ回路はトランジスタ特性にセンシティブであり、トランジスタの特性が変わると、その都度、チューニングする必要が生じる。このため、多くのアナログIPを保有している半導体メーカーでは、大きなロスとなる問題が生じる。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、複数系統の電源により動作する半導体集積回路を標準CMOSプロセスにより構成することを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、第1の導電型を有する第1のトランジスタと、第2の導電型を有する第2、第3および第4のトランジスタとを有し、前記第1のトランジスタのソースおよび基板と前記第2のトランジスタのソースおよび基板は、外部入力信号の振幅よりも小さな電圧値の電源電圧が各電源ノード間に与えられる第1および第2の電源ノードに各々接続され、前記第1および第2のトランジスタの各ドレインは、互いに共通接続されて内部回路に対する信号を出力する出力ノードを形成し、前記第1のトランジスタのゲートは、前記外部入力信号が与えられる入力ノードに接続され、前記第2のトランジスタのゲートは、前記第3のトランジスタを介して前記入力ノードに接続され、前記第3のトランジスタのゲートは前記第1の電源ノードに接続され、前記第4のトランジスタのドレインは前記第2のトランジスタのゲートと前記第3のトランジスタのソースの共通接続点に接続され、前記第4のトランジスタのゲート、ソースおよび基板は前記第2の電源ノードに接続されたことを特徴とする半導体集積回路の入力回路を提供する。
この入力回路において、第2のトランジスタのゲートに与えられる電圧は、第3のトランジスタのゲートに印加される電圧(すなわち、第1の電源ノードの電圧)以内に制限されるので、外部入力信号の印加によって第2のトランジスタに過大なゲート−基板間電圧が与えられるのを回避することができる。また、第1のトランジスタは、ソースおよび基板が第1の電源ノードに接続されているため、外部入力信号の印加によって、過大な電圧がゲート−基板間に印加されることはない。また、第3のトランジスタのゲートは第1の電源ノードに接続されているので、外部入力信号の印加によって、過大な電圧がゲート−基板間に印加されることはない。
なお、特許文献1は、トランジスタに加わるストレスの緩和を図った入力回路として図1に示すものを開示している。図1において、高電位側電源Vppおよび接地GND間に直列に介挿されたPチャネルトランジスタM4およびNチャネルトランジスタM2はインバータを構成している。そして、入力信号INが与えられるノードとPチャネルトランジスタM4のゲートとの間にはPチャネルトランジスタM3が介挿され、入力信号INが与えられるノードとNチャネルトランジスタM2のゲートとの間にはNチャネルトランジスタM1が介挿されている。そして、PチャネルトランジスタM3およびNチャネルトランジスタM1の各ゲートには電源電圧Vppと接地レベルGNDとの中間の電圧である遮断電圧VSHLD2およびVSHLD1が与えられる。
ここで、NチャネルトランジスタM1の閾値電圧がVthnである場合において、入力信号INのレベルを上昇させていくと、理想的にはNチャネルトランジスタM2のゲート電圧がVSHLD1−VthnになったときにNチャネルトランジスタM1がOFFとなり、NチャネルトランジスタM2のゲート電圧がVSHLD1−Vthnに維持される。また、PチャネルトランジスタM3の閾値電圧がVthpである場合において、入力信号INのレベルを低下させていくと、理想的にはPチャネルトランジスタM4のゲート電圧がVSHLD2+VthpになったときにPチャネルトランジスタM3がOFFとなり、PチャネルトランジスタM4のゲート電圧がVSHLD2+Vthpに維持される。
しかし、実際にはゲート−ソース間電圧が閾値電圧よりも小さい状況でもPチャネルトランジスタM3およびNチャネルトランジスタM1には微小な電流(オフリーク電流あるいはサブスレシュホルド電流)が流れる。従って、入力信号INを高電圧に立ち上げて、NチャネルトランジスタM1がOFFになった後、長時間が経過すると、NチャネルトランジスタM2のゲート電圧は入力信号INと同じ高電圧に充電される。従って、入力信号INが長時間に亙って高電圧を維持する状況では、NチャネルトランジスタM2に過大なゲート−基板間電圧が与えられるのを回避することができない。入力信号INを立ち下げた場合も同様である。
これに対し、本発明による入力回路では、第3のトランジスタのオフリーク電流等に起因する第2のトランジスタのゲート電圧の充電が第4のトランジスタによって防止される。この第4のトランジスタはゲートがソースに接続されているため、基本的には常時OFFとなっているが、やはり、ドレイン−ソース間にオフリーク電流が流れる。本発明の入力回路では、第3のトランジスタのオフリーク電流は第4のトランジスタを介して(すなわち、第4のトランジスタのオフリーク電流となって)低電位側電源ノードに流れるため、第3のトランジスタのオフリーク電流によって第2のトランジスタのゲート電圧が外部入力信号と同じ高電圧まで充電されることはない。なお、一般にドレイン−ソース間のチャネル幅が大きいほど、ゲート−ソース間電圧が閾値電圧よりも小さい状況でトランジスタに流れる微小電流は大きくなるから、本発明の入力回路においては、第3のトランジスタのチャネル幅を第4のトランジスタのチャネル幅よりも小さくしておくことが好ましい。
各種の電源電圧に対応したMOS集積回路におけるトランジスタの酸化膜厚と、その酸化膜の限界耐圧を示す図である。 標準CMOSプロセスにより製造されたCMOS回路の構成を示す断面図である。 ドレインおよびソースの両方のLDD領域を広げて耐圧を向上させた高耐圧CMOS回路の構成例を示す断面図である。 ドレインのLDD領域のみを広げて耐圧を向上させた高耐圧CMOS回路の構成例を示す断面図である。 この発明の第1実施形態である半導体集積回路の入力回路の構成を示す回路図である。 この発明の第2実施形態である半導体集積回路の入力回路の構成を示す回路図である。 この発明の第3実施形態である半導体集積回路の入力回路の構成を示す回路図である。 この発明の第4実施形態である半導体集積回路の入力回路の構成を示す回路図である。 この発明の第5実施形態である半導体集積回路の入力回路の構成を示す回路図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<この発明において利用する高耐圧化技術>
この発明の実施形態では、CMOS回路において一般的に用いられている高耐圧化技術を利用する。そこで、この発明の実施形態の説明に先立ち、このCMOS回路の高耐圧化技術について説明する。
図1は各種の電源電圧に対応したMOS集積回路におけるトランジスタの酸化膜厚と、その酸化膜の限界耐圧(ゲート酸化膜がある時間で破壊する電圧)を示すものである。通常、10年間の動作保証が可能なMOS集積回路を実現するためには、酸化膜に印加される電界を5MeV(メガエレクトロンボルト)程度に設定するが、酸化膜に印加可能な電界の上限値はおおよそ8MeVに設定している。
図2は標準CMOSプロセスにより製造されたCMOS回路の構成を示す断面図である。このCMOS回路では、ホットエレクトロンの発生を抑えて、トランジスタの信頼性を向上させるために、LDD(Lightly Doped Drain;低濃度ドレイン)構造を採用している。このLDD構造は、ソース、ドレインとチャネルの間に低濃度の不純物領域を設けて、ここに高電界が集中しないようにした構造である。LDD構造のトランジスタを形成するためには、トランジスタのゲートの側壁にサイドウォール(一般的には酸化膜)を付加して、このサイドウォールの付加されたゲートをマスクとして、n−或いはp−をインプランテーションにより注入する。この場合、トランジスタをセルフアラインで製造することができ、トランジスタの所要面積の増加はない。図2に示す構成により例えばゲート耐圧が5VのCMOS回路を実現する場合、酸化膜を約90Å(オングストローム)くらいの膜厚とし、経時破壊耐圧(TDDB:Time Dependent Dielectric Breakdown)を6V程度に設定する。この場合、ドレイン耐圧(Breakdown)は、7V程度になる。
図3は、図2に示すCMOS回路のドレインおよびソースの両方の耐圧を向上させたHVDMOS(High Voltage Drain Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの構成例を示す断面図である。この高耐圧CMOS回路では、図2におけるLDD領域(nあるいはpの領域)を広く取っている。このようにすることにより、ドレイン耐圧を容易に10V以上に向上させることができる。しかしながら、この構成は、ゲートと拡散領域を十分広く取る必要があり、レイアウト面積が大きくなるという欠点はある。この図3に示すように、ドレインおよびソースの両方のLDD領域を広げたPチャネルトランジスタおよびNチャネルトランジスタの構造は、両側高耐圧構造と呼ばれる。
図4は、図2に示すCMOS回路の各チャネルのトランジスタのドレイン側のLDD領域のみを広げた高耐圧構造を採用したHVDMOSトランジスタの構成例を示す断面図である。この構成例は、図3の構成例よりも面積増加が抑えられる利点がある。この図4に示すPチャネルトランジスタおよびNチャネルトランジスタの構造は、片側高耐圧構造と呼ばれる。なお、片側高耐圧構造のトランジスタを利用して回路の高耐圧化を図る技術は例えば特許文献1に開示されている。
<第1実施形態>
図5はこの発明の第1実施形態であるCMOSLSIの入力回路の構成を示す回路図である。図5に示すように、この入力回路は、Pチャネルトランジスタ1と、Nチャネルトランジスタ2、3および4を含んでいる。図5において、Pチャネルトランジスタ1およびNチャネルトランジスタ2は、1.2V系の標準的なトランジスタであり、インバータを構成する。より詳細に説明すると、Pチャネルトランジスタ1のソースは、電圧VCC=1.2Vが与えられる高電位側電源ノードに接続され、Nチャネルトランジスタ2のソースは、電圧VSS=0Vが与えられる低電位側電源ノードに接続されている。そして、トランジスタ1および2の各ドレインは共通接続され、後段の内部回路に対して信号OUTを出力するための出力ノードとなっている。
外部入力信号EXINは、外部からこのLSIチップへ入力される論理信号であり、下限電圧0Vから上限電圧3Vまでの電圧振幅を持っている。Pチャネルトランジスタ1のゲートは、この外部入力信号EXINが入力される入力ノードに直接接続されている。一方、Nチャネルトランジスタ2のゲートは、Nチャネルトランジスタ3を介して外部入力信号EXINの入力ノードに接続されている。このNチャネルトランジスタ3は、外部入力信号EXINの入力ノード側のドレインのLDD領域のみを広げた片側高耐圧構造のNチャネルトランジスタであり、ゲートには高電位側電源ノードの電圧VCC(本実施形態では、1.2V)が与えられる。
Nチャネルトランジスタ4のドレインは、Nチャネルトランジスタ2のゲートとNチャネルトランジスタ3のソースの共通接続点に接続されている。また、Nチャネルトランジスタ4のゲートおよびソースは低電位側電源ノードに接続されている。図5に示す入力回路では、Pチャネルトランジスタ1の形成されたNWellには高電位側電源ノードの電圧VCC=1.2Vが与えられ、Nチャネルトランジスタ2、3および4が形成されたPWellには低電位側電源ノードの電圧VSS=0Vが与えられる。つまり、Pチャネルトランジスタ1の基板は高電位側電源ノードに接続され、Nチャネルトランジスタ2、3および4の各々の基板は低電位側電源ノードに接続されている。
本実施形態において、Pチャネルトランジスタ1に着目すると、外部入力信号EXINが0Vのとき、Pチャネルトランジスタ1のゲートと基板(NWell)との間に印加される電圧は1.2Vであり、耐圧的には問題ない。また、外部入力信号EXINが3Vのときも、Pチャネルトランジスタ1のゲートおよび基板間の電圧は3V−1.2V=1.8Vであるので問題ない。
次にNチャネルトランジスタ2に着目すると、外部入力信号EXINが0Vのときは、Nチャネルトランジスタ2のゲートおよび基板(PWell)間の電圧は0Vであるので問題ない。また、外部入力信号EXINが3Vのときは、Nチャネルトランジスタ2のゲート電圧VG2は、Nチャネルトランジスタ3のゲート電圧1.2VからNチャネルトランジスタ3の閾値電圧Vthn=0.4Vだけ低下した電圧1.2V−0.4V=0.8Vとなる。従って、Nチャネルトランジスタ3のゲートおよび基板(PWell)間電圧は0.8Vであるので問題ない。
Nチャネルトランジスタ3は、ゲートに1.2Vが印加されており、酸化膜の耐圧は問題ない。また、外部入力信号EXINが入力されるドレイン側は高耐圧構造になっているので、3Vの外部入力信号EXINが印加されても問題ない。
Nチャネルトランジスタ4は、Nチャネルトランジスタ3のゲート−ソース間電圧が閾値電圧よりも小さい状況でも微小な電流(オフリーク電流あるいはサブスレシュホルド電流)がNチャネルトランジスタ3に流れることを考慮して設けられている。前述したように、外部入力信号EXINが3Vの場合であっても、Nチャネルトランジスタ3のゲート電圧は1.2Vであるため、Nチャネルトランジスタ3のソース電圧(すなわち、Nチャネルトランジスタ2のゲートに印加される電圧)は1.2V−Vthn=0.8Vとなる。しかし、仮にNチャネルトランジスタ4が設けられていないとすると、Nチャネルトランジスタ2のゲート電圧は、Nチャンルトランジスタ3のオフリーク電流により、長時間後には、3Vまで上昇してしまい、耐圧に問題が生じる。Nチャネルトランジスタ4は、この問題を解決するためのものである。
Nチャネルトランジスタ4は、ゲートがソースに接続されているので基本的にはオフとなっているが、オフリーク電流がドレイン−ソース間に流れる。したがって、Nチャネルトランジスタ3にオフリーク電流が流れても、そのオフリーク電流はNチャネルトランジスタ4を介して(Nチャネルトランジスタ4のオフリーク電流となって)低電位側電源ノードへ流れる。このため、Nチャネルトランジスタ3のオフリーク電流とNチャネルトランジスタ4のオフリーク電流とが釣り合っていれば(或いは、前者が後者に比べて小さければ)、Nチャネルトランジスタ2のゲート電圧を約0.8Vに維持することができる。Nチャネルトランジスタ2のゲート電圧がVCC−Vthn=0.8Vに維持されるか否かは、Nチャネルトランジスタ3のオフリーク電流とNチャネルトランジスタ4のオフリーク電流の大小関係により決定され、一般に、トランジスタのチャネル幅が大きいほどオフリーク電流も大きくなる。したがって、本実施形態の入力回路においては、Nチャネルトランジスタ3のチャネル幅W1をNチャネルトランジスタ4のチャネル幅W2よりも小さくしておく(すなわち、W1<W2とする)のが好ましい。
このように本実施形態によれば、1.2Vの標準的なトランジスタのみにより3Vの振幅を持った外部入力信号EXINを受信することができる。
<第2実施形態>
図6はこの発明の第2実施形態であるCMOSLSIの入力回路の構成を示す回路図である。本実施形態は、上記第1実施形態を変形したものであり、Nチャネルトランジスタ5および8と、Pチャネルトランジスタ6および7と、を設けた点が上記第1実施形態と異なる。本実施形態では、Pチャンルトランジスタ6および7の形成されたNwellには3Vの電圧(外部入力信号EXINの上限電圧)が与えられるが、高電位側電源ノードの電圧VCC(1.2V)が与えられても良い。
上記第1実施形態(図5)において、Pチャネルトランジスタ1は、外部入力信号EXINがHighのときに3Vがゲートに入力され、OFFとなる。しかし、Pチャネルトランジスタ1のソースには電源電圧VCC=1.2Vが与えられているため、外部入力信号EXINがHighからLowに切り換わる場合、Pチャネルトランジスタ1のゲート電圧が3Vから1.2V−Vthp(0.4V)に立ち下がるまでPチャネルトランジスタ1がOFFからONに遷移せず、その遷移時間分だけ伝達遅延時間が遅くなるという欠点がある。
本実施形態では、この点を改良するため、Pチャネルトランジスタ1のゲートと外部入力信号EXINの入力ノードとの間にNチャネルトランジスタ5と、Pチャネルトランジスタ6および7とNチャネルトランジスタ8からなる回路と、が介挿されている。Nチャネルトランジスタ5は、外部入力信号EXINの入力ノードとPチャネルトランジスタ1のゲートの間に介挿されている。このNチャネルトランジスタ5は、第1実施形態におけるNチャネルトランジスタ3と同様に、外部入力信号EXINの入力ノード側のLDD領域のみを広げた片側高耐圧構造のトランジスタである。このNチャネルトランジスタ5のゲートには高電位電源ノードの電圧VCC(1.2V)が印加される。Pチャネルトランジスタ6および7とNチャネルトランジスタ8は、高電位側電源ノードと低電位側電源ノードの間に直列に介挿されている。Pチャネルトランジスタ6のドレインとPチャネルトランジスタ7のソースは、Nチャネルトランジスタ5のソースとPチャネルトランジスタ1のゲートの共通接続点に共通接続されている。そして、Pチャネルトランジスタ6および7の各々のゲートには高電位側電源ノードの電圧VCC=1.2Vから低電位側電源ノードの電圧VSS=0Vに向けてPチャネルトランジスタ6の閾値電圧分Vthp=0.4Vだけシフトした電圧1.2V−0.4V=0.8Vが与えられ、Nチャネルトランジスタ8のゲートには高電位側電源ノードの電圧VCCが与えられる。
この構成によれば、外部入力信号EXINが0Vから3Vに立ち上がる過程において、外部入力信号EXINが0VからVCC−Vthn=1.2V−0.4V=0.8Vまでの期間は、Nチャネルトランジスタ5がオンとなっており、外部入力信号EXINの上昇につれてPチャネルトランジスタ1のゲート電圧VG1も上昇する。外部入力信号EXINの電圧値がVCC−Vthn=1.2V−0.4V=0.8Vに達すると、Nチャネルトランジスタ5がオフになり、以降、Pチャネルトランジスタ1のゲート電圧VG1は、Pチャネルトランジスタ6によってVCCまで充電されるとともに、Pチャネルトランジスタ7によってVCCにクランプされる。逆に、外部入力信号EXINが3Vから0Vに立ち下がる過程では、外部入力信号EXINが0.8VになるまでNチャネルトランジスタ5はオフとなっており、Pチャネルトランジスタ6および7が外部入力信号EXINの負荷となることはない。このため、本実施形態によれば、第1実施形態に比較してより早く外部入力信号EXINを3Vから0.8Vまで下降させることができる。したがって、本実施形態によれば、入力回路の伝達遅延時間が上記第1実施形態よりも短くなる。また、外部入力信号EXINが0Vのときは、Nチャネルトランジスタ5を介してPチャネルトランジスタ1のゲートの充電電荷の放電が行われる。このため、Pチャネルトランジスタ1は、ゲート電圧VG1が0VとなってOFFとなる。従って、本実施形態の入力回路では正常動作が行われる。
Pチャネルトランジスタ6は、Nチャネルトランジスタ4と同様に、Nチャネルトランジスタ5のオフリーク電流を高電位側電源ノードへ逃がし、Pチャネルトランジスタ1のゲート電圧VG1の電圧を一定に維持するためのものである。さらに、本実施形態では、Pチャネルトランジスタ7およびNチャネルトランジスタ8を介してPチャネルトランジスタ1のゲート電極から低電位側電源へ微小な電流が流れるため、Pチャネルトランジスタ1のゲート電圧VG1は安定的にVCCに保たれる。本実施形態では、Pチャネルトランジスタ6のチャネル幅W3をPチャネルトランジスタ7のチャネル幅W4よりも小さくしておくこと(すなわち、W3<W4)が好ましい。つまり、図6に示す入力回路では、W1<W2、かつW3<W4としておくことが好ましい。なお、本実施形態では、外部入力信号EXINが0Vの時に、Pチャネルトランジスタ6を経由して高電位側電源から入力ノードへ電流が流れる(すなわち、入力リークが生じる)可能性がある。しかし、Pチャネルトランジスタ6のゲート電圧はVCC−Vthpに設定されているため、リーク電流程度の僅かな電流しか流れず、許容範囲に設定可能である。
このように本実施形態によれば、1.2Vの標準的なトランジスタのみにより3Vの振幅を持った外部入力信号EXINを受信することができることに加えて、外部入力信号EXINが3Vから0Vに立ち下がるときの入力回路の伝達遅延時間を上記第1実施形態よりも短くすることができる。
<第3実施形態>
図7はこの発明の第3実施形態であるCMOSLSIの入力回路の構成を示す回路図である。本実施形態の入力回路は、上記第2実施形態を変形したものであり、Nチャネルトランジスタ4、5、および8を削除した点が上記第2実施形態の入力回路と異なる。Nチャネルトランジスタ8を削除したため、本実施形態の入力回路では、Pチャネルトランジスタ7のドレインは低電位側電源ノードに接続されている。また、図7に示すように、本実施形態では、Nチャネルトランジスタ3は、外部入力信号EXINの入力ノードとPチャネルトランジスタ1およびNチャネルトランジスタ2の各ゲートの共通接続点との間に介挿されている。つまり、本実施形態の入力回路では、Pチャネルトランジスタ1のゲートはNチャネルトランジスタ3を介して上記入力ノードに接続され、Nチャネルトランジスタ3は第2実施形態のNチャネルトランジスタ5の役割を兼ねている。このため、本実施形態では、Nチャネルトランジスタ5は省略されている。
本実施形態の入力回路におけるNチャネルトランジスタ3、Pチャネルトランジスタ6および7の動作は第2実施形態におけるものと同様である。したがって、本実施形態においても、外部入力信号EXINが0Vから3Vに立ち上がる過程において外部入力信号EXINがVCCを上回っても、Pチャネルトランジスタ1およびNチャネルトランジスタ2の各々のゲートに印加される電圧VG1はVCCに安定的にクランプされる。また、本実施形態では、Pチャネルトランジスタ1のゲートとNチャネルトランジスタ2のゲートとが共通接続されているため、両トランジスタについてのリーク電流対策がPチャネルトランジスタ6および7によって為される。このため、本実施形態ではNチャネルトランジスタ4を省略することができるのである。なお、本実施形態においても、Pチャネルトランジスタ6のチャネル幅W3をPチャネルトランジスタ7のチャネル幅W4よりも小さくしておくこと(すなわち、W3<W4としておくこと)が好ましいことは第2実施形態と同様である。
このように本実施形態によれば、1.2Vの標準的なトランジスタのみにより3Vの振幅を持った外部入力信号EXINを受信することができること、および外部入力信号EXINが3Vから0Vに立ち下がるときの入力回路の伝達遅延時間を上記第1実施形態よりも短くすることができることは上記第2実施形態と同一であり、さらに第2実施形態に比較して素子数を削減できるのでレイアウト面積を第2実施形態よりも小さくすることが可能になる。
<第4実施形態>
図8は、この発明の第4実施形態であるCMOSLSIの入力回路の構成を示す回路図である。本実施形態の入力回路は、上記第3実施形態を変形したものであり、Pチャネルトランジスタ7を削除した点と、Pチャネルトランジスタ6の形成されているNwellに与える電圧を高電位側電源ノードの電圧VCCに限定した点が上記第3実施形態の入力回路と異なる。ここで、Pチャネルトランジスタ6の形成されているNWellに与える電圧を高電位側電源ノードの電圧VCCに限定した点は特に重要である。何故ならば、第3実施形態と同様にPチャネルトランジスタ7が設けられているのであれば、Pチャネルトランジスタの形成されたNwellに外部入力信号EXINの上限電圧(3V)など高電位側電源ノードの電圧VCCよりも高い電圧を与え、当該NWellから接合リーク電流が流れてきたとしても、当該接合リーク電流をPチャネルトランジスタ7を介して低電位側電源ノードに放電することができるが、Pチャネルトランジスタ7が設けられていない場合には当該接合リーク電流を放電するパスがないからである。
このように、本実施形態によれば、1.2Vの標準的なトランジスタのみにより3Vの振幅を持った外部入力信号EXINを受信することができること、および外部入力信号EXINが3Vから0Vに立ち下がるときの入力回路の伝達遅延時間を上記第1実施形態よりも短くできることは上記第2実施形態および第3実施形態と同一であり、さらに、第3実施形態よりも素子数を減らし、素子数を最小(インバータを構成するPチャネルトランジスタ1およびNチャネルトランジスタ2の他に、Nチャネルトランジスタ3とPチャネルトランジスタ6の2素子)にすることができるので、レイアウト面積を第3実施形態よりも小さくすることが可能になる。
<第5実施形態>
図9は、この発明の第5実施形態であるCMOSLSIの入力回路の構成を示す回路図である。本実施形態の入力回路は、上記第3実施形態を変形したものであり、Pチャネルトランジスタ6を削除した点と、Pチャネルトランジスタ9をNチャネルトランジスタ3と並列に接続した点が上記第3実施形態の入力回路と異なる。Pチャネルトランジスタ9のNWellには外部入力信号EXINの上限電圧(本実施形態では、3V)が与えられ、同ゲートには当該上限電圧から低電位側電源ノードの電圧VSS側へ当該Pチャネルトランジスタ9の閾値電圧Vthp分だけシフトした電圧が与えられる。つまり、Pチャネルトランジスタ9は、ドレイン−ソース間に微小な電流が流れるように設定されている。
図9に示す入力回路では、外部入力信号EXINが0Vから3Vへ立ち上がる過程において、外部入力信号EXINが1.2V−Vthnまで上昇するとNチャネルトランジスタ3がオフになり、以降、Pチャネルトランジスタ1およびNチャネルトランジスタ2の各々のゲートに印加される電圧VG1はPチャネルトランジスタ7によってVCCにクランプされる。このとき、Pチャネルトランジスタ1およびNチャネルトランジスタ2の各々のゲートに印加される電圧VG1を安定的にVCCに保持するためには、Pチャネルトランジスタ9のチャネル幅W5は、Pチャネルトランジスタ7のチャネル幅W4よりも小さいこと(すなわち、W5<W4であること)が好ましい。
本実施形態によれば、Pチャネルトランジスタ1およびNチャネルトランジスタ2のゲート電圧VG1が0Vから1.2Vに立ち上がる期間、すなわち、外部入力信号EXINが比較的低電圧の期間においては、Pチャネルトランジスタ9のドレイン−ソース間電流を比較的大きく設定することができ、高速化が可能である。なお、本実施形態では、外部入力信号EXINが3Vのときに、入力ノードからPチャネルトランジスタ9を経由してリーク電流が流れるが、Pチャネルトランジスタ9のゲート電圧およびチャネル幅W5を最適化することで、そのリーク電流を許容範囲に設定することが可能である。
このように、本実施形態によれば、1.2Vの標準的なトランジスタのみにより3Vの振幅を持った外部入力信号EXINを受信することができること、および外部入力信号EXINが3Vから0Vに立ち下がるときの入力回路の伝達遅延時間を上記第1実施形態よりも短くできることは上記第2実施形態と同一であり、さらに、外部入力信号EXINが0Vから3Vへ立ち上がるときの入力回路の動作を高速化することが可能になる。
<その他の実施形態>
以上本発明の第1〜第5実施形態について説明したが、これら実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)上記各実施形態では、第1の電源ノードを高電位側電源ノード、第2の電源ノードを低電位側電源ノードとし、第1の導電型のトランジスタをPチャネルトランジスタ、第2の導電型のトランジスタをNチャネルトランジスタとした。しかし、そのようにする代わりに、第1の電源ノードを低電位側電源ノード、第2の電源ノードを高電位側電源ノードとし、第1の導電型のトランジスタをNチャネルトランジスタ、第2の導電型のトランジスタをPチャネルトランジスタとしてもよい。この態様においても同様な効果が得られる。
(2)上記各実施形態では、高耐圧化のために片側高耐圧構造のトランジスタを用いたが、これに代えて、両側高耐圧構造のトランジスタを用いてもよい。
1,6,7,9…Pチャネルトランジスタ、2,3,4,5,8…Nチャネルトランジスタ。

Claims (9)

  1. 第1の導電型を有する第1のトランジスタと、
    第2の導電型を有する第2、第3および第4のトランジスタとを有し、
    前記第1のトランジスタのソースおよび基板と前記第2のトランジスタのソースおよび基板は、外部入力信号の振幅よりも小さな電圧値の電源電圧が各電源ノード間に与えられる第1および第2の電源ノードに各々接続され、
    前記第1および第2のトランジスタの各ドレインは、互いに共通接続されて内部回路に対する信号を出力する出力ノードを形成し、
    前記第1のトランジスタのゲートは、前記外部入力信号が与えられる入力ノードに接続され、
    前記第2のトランジスタのゲートは、前記第3のトランジスタを介して前記入力ノードに接続され、
    前記第3のトランジスタのゲートは前記第1の電源ノードに接続され、
    前記第4のトランジスタのドレインは前記第2のトランジスタのゲートと前記第3のトランジスタのソースの共通接続点に接続され、前記第4のトランジスタのゲート、ソースおよび基板は前記第2の電源ノードに接続されている
    ことを特徴とする半導体集積回路の入力回路。
  2. 前記第3のトランジスタのチャネル幅は前記第4のトランジスタのチャネル幅よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の入力回路。
  3. 第1の導電型の第1のトランジスタと第2の導電型の第2のトランジスタであって、各々のソースおよび基板は、外部入力信号の振幅よりも小さな電圧値の電源電圧が各電源ノード間に与えられる第1および第2の電源ノードに各々接続され、各々のドレインは共通接続され、当該共通接続点が内部回路に対する信号を出力する出力ノードとなっている第1および第2のトランジスタと、
    第2の導電型の第3のトランジスタであって、前記外部入力信号が与えられる入力ノードと前記第2のトランジスタのゲートとの間に介挿され、ゲートには前記第1の電源ノードの電圧が与えられ、基板には前記第2の電源ノードの電圧が与えられる第3のトランジスタと、
    第2の導電型の第4のトランジスタであって、前記第2のトランジスタのゲートと前記第3のトランジスタのソースの共通接続点にドレインが接続され、ゲート、ソースおよび基板が前記第2の電源ノードに接続された第4のトランジスタと、
    第2の導電型の第5のトランジスタであって、前記入力ノードと前記第1のトランジスタのゲートとの間に介挿され、ゲートには前記第1の電源ノードの電圧が与えられる第5のトランジスタと、
    第1の導電型の第6および第7のトランジスタと第2の導電型の第8のトランジスタとからなる回路であって、前記第6、第7および第8のトランジスタは前記第1の電源ノードと前記第2の電源ノードとの間に直列に介挿されているとともに、前記第6のトランジスタのドレインと前記第7のトランジスタのソースは前記第1のトランジスタのゲートに共通接続されており、前記第6および第7のトランジスタの各々のゲートには、前記第1の電源ノードの電圧値から前記第2の電源ノードの電圧値に向けて前記第6のトランジスタの閾値電圧分だけシフトした電圧が与えられ、前記第6および第7のトランジスタの基板には前記外部入力信号の上限電圧または前記第1の電源ノードの電圧が与えられ、前記第8のトランジスタのゲートには前記第1の電源ノードの電圧が与えられ、前記第8のトランジスタの基板には前記第2の電源ノードの電圧が与えられる回路と、
    を有することを特徴とする半導体集積回路の入力回路。
  4. 前記第3のトランジスタのチャネル幅は前記第4のトランジスタのチャネル幅よりも小さく、前記第6のトランジスタのチャネル幅は前記第7のトランジスタのチャネル幅よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の入力回路。
  5. 第1の導電型の第1のトランジスタと第2の導電型の第2のトランジスタであって、各々のソースおよび基板は、外部入力信号の振幅よりも小さな電圧値の電源電圧が各電源ノード間に与えられる第1および第2の電源ノードに各々接続され、各々のドレインは共通接続され、当該共通接続点が内部回路に対する信号を出力する出力ノードとなっている第1および第2のトランジスタと、
    第2の導電型の第3のトランジスタであって、前記外部入力信号が与えられる入力ノードと前記第1および第2のトランジスタの各々のゲートの共通接続点との間に介挿され、ゲートには前記第1の電源ノードの電圧が与えられ、基板には前記第2の電源ノードの電圧が与えられる第3のトランジスタと、
    第1の導電型の第4および第5のトランジスタであって、前記第1の電源ノードと前記第2の電源ノードとの間に直列に介挿され、前記第4のトランジスタのドレインと前記第5のトランジスタのソースは前記第1のトランジスタのゲートに共通接続されており、各々のゲートには前記第1の電源ノードの電圧値から前記第2の電源ノードの電圧値に向けて前記第4のトランジスタの閾値電圧分だけシフトした電圧が与えられ、各々の基板には前記外部入力信号の上限電圧または前記第1の電源ノードの電圧が与えられる第4および第5のトランジスタと、
    を有することを特徴とする半導体集積回路の入力回路。
  6. 前記第4のトランジスタのチャネル幅は前記第5のトランジスタのチャネル幅よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の入力回路。
  7. 第1の導電型の第1のトランジスタと第2の導電型の第2のトランジスタであって、各々のソースおよび基板は、外部入力信号の振幅よりも小さな電圧値の電源電圧が各電源ノード間に与えられる第1および第2の電源ノードに各々接続され、各々のドレインは共通接続され、当該共通接続点が内部回路に対する信号を出力する出力ノードとなっている第1および第2のトランジスタと、
    第2の導電型の第3のトランジスタであって、前記外部入力信号が与えられる入力ノードと前記第1および第2のトランジスタの各々のゲートの共通接続点との間に介挿され、ゲートには前記第1の電源ノードの電圧が与えられ、基板には前記第2の電源ノードの電圧が与えられる第3のトランジスタと、
    第1の導電型の第4のトランジスタであって、ソースおよび基板が前記第1の電源ノードに接続され、ドレインが前記第1のトランジスタのゲートに接続され、ゲートには前記第1の電源ノードの電圧値から前記第2の電源ノードの電圧値に向けて当該第4のトランジスタの閾値電圧分だけシフトした電圧が与えられる第4のトランジスタと、
    を有することを特徴とする半導体集積回路の入力回路。
  8. 第1の導電型の第1のトランジスタと第2の導電型の第2のトランジスタであって、各々のソースおよび基板は、外部入力信号の振幅よりも小さな電圧値の電源電圧が各電源ノード間に与えられる第1および第2の電源ノードに各々接続され、各々のドレインは共通接続され、当該共通接続点が内部回路に対する信号を出力する出力ノードとなっている第1および第2のトランジスタと、
    第2の導電型の第3のトランジスタと第1の導電型の第4のトランジスタとを並列に接続してなる回路であって、前記外部入力信号が与えられる入力ノードと前記第1および第2のトランジスタの各々のゲートの共通接続点との間に介挿され、前記第3のトランジスタのゲートには前記第1の電源ノードの電圧が与えられ、前記第4のトランジスタのゲートには前記外部入力信号の上限電圧から前記第2の電源ノードの電圧値に向けて当該第4のトランジスタの閾値電圧分だけシフトした電圧が与えられるとともに当該第4のトランジスタの基板には前記外部入力信号の上限電圧が与えられる回路と、
    第1の導電型の第5のトランジスタであって、前記第1のトランジスタのゲートと前記第2の電源ノードとの間に介挿され、ゲートには前記第1の電源ノードの電圧値から前記第2の電源ノードの電圧値に向けて当該第5のトランジスタの閾値電圧分だけシフトした電圧が与えられ、基板には前記外部入力信号の上限電圧または前記第1の電源ノードの電圧が与えられる第5のトランジスタと、
    を有することを特徴とする半導体集積回路の入力回路。
  9. 前記第4のトランジスタのチャネル幅は前記第5のトランジスタのチャネル幅よりも小さいことを特徴とする請求項8に記載の入力回路。


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