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JP2013155143A - 泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物 - Google Patents

泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物 Download PDF

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JP2013155143A JP2012017546A JP2012017546A JP2013155143A JP 2013155143 A JP2013155143 A JP 2013155143A JP 2012017546 A JP2012017546 A JP 2012017546A JP 2012017546 A JP2012017546 A JP 2012017546A JP 2013155143 A JP2013155143 A JP 2013155143A
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Yuichi Sakamoto
雄一 坂本
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

【課題】
低温においても目詰まりなく、クリーミーな泡を吐出でき、冬の時期などの低温下においても良好な泡の形成性を保つことができ、リンスイン効果が高い泡吐出容器用頭髪洗浄剤を提供する。
【解決手段】
(A)特定組成の両性界面活性剤:3〜25重量%、
(B)分子量40万〜150万、カチオン性窒素含量1〜2.5%(質量%)であるカチオン化セルロース:0.3〜0.8重量%、
および残部水を含有し、無機塩の含有量が1.0重量%以下で、10℃における粘度が30mPa・s以下である泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、低温においても泡吐出容器が目詰まりすることがなく、クリーミーな泡を吐出でき、リンスイン効果が高い泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物に関する。
液体の洗浄剤組成物を泡吐出容器に充填し、細かい泡として吐出させて使用する皮膚又は毛髪用の洗浄剤製品は、泡立てる手間が省け、皮膚や毛髪・頭皮への刺激が緩和される等の利点がある。このような洗浄剤製品においては、均一な泡を得るために組成物を低粘度に維持することが好ましいとされており、一般的な高粘度の液体洗浄剤をそのまま転用する事は難しい。
特にリンスインタイプの頭髪洗浄剤はコンディショニング成分であるカチオン化高分子を多量に配合すると、目詰まりや増粘による吐出不良を起こすため、商品化が難しいのが実情である。
例えば、特許文献1には、(a)アニオン性界面活性剤、(b)両性界面活性剤及び/又は半極性非イオン界面活性剤、及び(c)カチオン性高分子化合物及び/又は両性高分子化合物を含有し、泡状に吐出させる容器に収納された液体洗浄剤組成物が記載されている。しかしながら、当該組成物は、高分子化合物の配合量の上限を規定しており、リンスイン効果のある頭髪洗浄料としては不十分な性能となっている。
また、特許文献2には、(a)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、(b)カチオン化セルロースを含有し、pH6未満である水性液体洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填してなる皮膚洗浄剤組成物が記載されている。しかしながらこの特許文献2でもカチオン化セルロースの配合量が0.05重量%を超えると増粘して吐出不良を引き起こすと記載されている。
さらに、特許文献3には、(a)特定のアシルタウリン塩、(b)両性界面活性剤、(c)カチオン化デンプンを含有し、容器目詰まりがなく、クリーミーな泡でコンディショニング効果に優れ、低温安定性の良いポンプフォーマー洗浄剤が記載されている。この発明ではカチオン化デンプンの配合量が0.01〜2重量%と高い配合量になっているが、カチオン化セルロースやカチオン化グアーガム誘導体と比較するとカチオン化デンプンはリンスイン効果が弱く満足した効果は得られない。さらに、特許文献3には、他のカチオン性ポリマー、例えば、カチオン化セルロース誘導体、カチオン化グアーガム誘導体、ジメチルジアリルアンモニウム誘導体等を用いた場合、安定性等が劣り、本発明効果を得ることができないと記載されている。
特許第3815538号公報 特開2005−162666号公報 特開2009−292269号公報
本発明の目的は、低温においても泡吐出用容器が目詰まりすることなく、クリーミーな泡を吐出でき、冬の時期などの低温下においても良好な泡の形成性を保つことができ、リンスイン効果が高い泡吐出容器用頭髪洗浄剤を提供することである。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、リンスイン効果の高い特定のカチオン化セルロースと特定の界面活性剤とを配合する事で、容器の目詰まりもなく、クリーミーで安定した泡が得られさらに冬の時期などの低温下においても泡の形成性に優れることを見出し、本発明をなすに至った。
本発明は、(A)一般式(1)
Figure 2013155143
〔但し、式中、RCOは炭素数8〜18のアシル基を示し、R、Rはおのおの独立に水素原子又は一般式(2)
Figure 2013155143
[式中、mは1〜3の整数を示し、Mは水素原子を含むカウンター]
で示されるカルボン酸含有基よりなり、R及びRが同時に水素原子になることはない。〕
で示されるアミドアミン型両性界面活性剤と、
一般式(3)
Figure 2013155143
[式中、R、m及びMは前述と同じ。]
で示される化合物を含有し、重量比で(3)/{(1)+(3)}が0.7以下であることを特徴とする両性界面活性剤:3〜25重量%、
(B)分子量40万〜150万、カチオン性窒素含量1〜2.5%(質量%)であるカチオン化セルロース:0.3〜0.8重量%、
および残部水を含有し、無機塩の含有量が1.0重量%以下で、10℃における粘度が30mPa・s以下である泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物を提供するものである。
本発明により低温においても目詰まりの無いクリーミーで十分なリンスイン効果を有する泡吐出容器用頭髪洗浄剤を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明で用いる成分(A)は一般的にはアミドアミン型と称される両性界面活性剤である。この界面活性剤の製法は脂肪酸とアミノエチルエタノールアミンを縮合反応し、中間体であるイミダゾリン化合物を調製し、特定条件下で塩基性物質の存在下モノクロル酢酸などの4級化剤を反応させることにより得られる。ここで、4級化剤の反応時に、その条件設定により、イミダゾリン環の開環と4級化の反応競合があり、成分(1)及び成分(3)の混合物が生成する。一般式(1)と(3)の組成比を変え、低温における増粘性を評価した結果、重量に基づく組成比(3)/{(1)+(3)}が0.7以下で、カチオン化セルロースを大量に配合しても増粘せず、低温の安定性も改善する事を見出した。組成比が0.7以上になると低温で増粘し吐出性が悪化する。
本発明の泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物における成分(A)の配合量は、組成物全体に対して3〜25重量%、好ましくは5〜20重量%が望ましい。配合量が3重量%未満ではカチオン化セルロースによる増粘を抑える効果が不十分となり増粘により吐出性が悪化する。また、25重量%を超えると自身が増粘してしまい吐出性が悪化する。
本発明で用いる成分(B)分子量40万〜150万、カチオン性窒素含量1〜2.5%(質量%)であるカチオン化セルロースはリンスイン効果を出し、泡をクリーミーにするために必須の成分である。市販品として、例えば、ポイズC−H60(分子量60万、N含量2.2%)、ポイズC−M80(分子量80万、N含量1.5%)、ポイズC−L150(分子量150万、N含量1.3%)(以上、花王社製);ポリマーJR400(分子量40万、N含量1.7%)(ユニオン・カーバイド社製);カチナールLC−100(分子量40万、N含量1.0%)、カチナールHC−100K(分子量40万、N含量2.0%)、カチナールLC−200(分子量150万、N含量1.2%)(以上、東邦化学社製)などが挙げられる。本発明の泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物における成分(B)の配合量は、組成物全体に対して0.3〜0.8重量%、好ましくは0.4〜0.6重量%が望ましい。配合量が0.3重量%未満では十分なリンスイン効果が得られず、0.8重量%を超えると増粘して吐出性が悪化する。また、分子量が40万以下でも十分なリンスイン効果が得られず、分子量が150万を超えると目詰まりが発生する。さらに、カチオン性窒素含量が1%(質量%)未満だと毛髪への吸着性が不十分で十分なリンスイン効果が得られず、2.5%(質量%)を超えると成分(A)、(B)と凝集を引き起こし、液の安定性が悪化する。
さらに、無機塩の含有量が1.0重量%を超えるとカチオン性ポリマーが低温で凝集し析出してしまうので好ましくない。さらに無機塩の含有量は0.5重量%以下にすることが望ましい。また、液の粘度が30mPa・sを超えると、ポンプが押し難くなり、50mPa・sを超えると泡の吐出が困難になる。
本発明においてさらに、成分(C)として、N−アシルアミノ酸型陰イオン界面活性剤を添加すると、低温の増粘を抑えた上に、起泡力がやや劣る成分(A)を補助し、泡立ちを改善する効果がある。具体的な例としては、炭素数10〜18の直鎖又は分岐鎖のアルカノイル基又はアルケノイル基をもつN−アシルグルタミン酸塩、さらに具体的には、N−ラウロイルグルタミン酸、N−ミリストイルグルタミン酸、N−パルミトイルグルタミン酸、N−ステアロイルグルタミン酸、N−オレオイルグルタミン酸、N−ココイルグルタミン酸等が挙げられる。また、N−アシルグルタミン酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩;リジン塩、アルギニン塩、ヒスチジン塩等の塩基性アミノ酸塩が挙げられる。このうち、起泡性の点で、N−ラウロイル−L−グルタミン酸カリウム、N−ミリストイルグルタミン酸カリウムが特に好ましい。また、この他にはN−アシルグリシン型界面活性剤、N−アシルメチルアラニン型界面活性剤、N−アシルアラニン型界面活性剤等が挙げられる。本発明の泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物における成分(C)の配合量は、組成物全体に対して1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%が望ましい。配合量が1重量%未満では泡立ちの改質効果が望まれず、15重量%を超えると自身が増粘してしまい吐出性が悪化する。
本発明においてさらに成分(D)として、一般式(4)
2a−(OR2b)nGm (4)
〔式中、R2aは炭素数8〜16の直鎖アルキル基であり、R2bは、炭素数2〜4のアルキレン基である。Gはグリコシド基を示す。nは平均付加モル数であり0〜5の数を示し、mは平均縮合度であり1〜3の数を示す。〕
で表される非イオン界面活性剤を添加すると、低温の増粘を抑えた上、泡質をクリーミーに改善する効果がある。一般式(4)においてR2aは炭素数8〜16の直鎖アルキル基であり、炭素数10〜14の直鎖アルキル基が好適である。また、nは好ましくは0〜3、より好ましくは0〜2、特に好ましくは0である。R2bは炭素数2〜4のアルキレン基であり、エチレン基が好ましい。一般式(4)において、Gは還元糖に由来する基であり、より具体的にはグリコシド基が挙げられる。原料の還元糖としては、アルドースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキソースを挙げることができる。アルドースとして具体的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができ、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができる。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のアルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく、中でもグルコースが最も好ましい。一般式(4)中、mは糖の平均縮合度を示し、好ましくは1〜2の数、特に1〜1.5の数が良好である。本発明の泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物における成分(D)の配合量は、組成物全体に対して0.5〜5重量%、好ましくは1〜3重量%が望ましい。配合量が0.5重量%未満では泡質の改質効果が望まれず、5重量%を超えると低温で増粘し吐出性が悪化する。
本発明において、さらに洗浄剤に通常用いられる成分を適宜含有できる。
上記にて限定した界面活性剤以外の界面活性剤は、増粘せず、低温安定性に影響を与えない範囲であるならアニオン性、両性、ノニオン性、カチオン性何れでも適宜配合する事は可能である。その中でも、特に香料や油性物質を安定的に配合するのであれば、可溶化力の高いノニオン活性剤を添加するのが望ましい。また、保湿効果のあるグリセリンやポリオール類は刺激の緩和効果があり、さらに低温安定性を向上させる効果があるので配合する事が望ましい。その他、油分、シリコーン類、保湿剤、着色剤、防腐剤、殺菌剤、香料、酸化防止剤等を、適宜含有させることができる。
本発明の泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物は、pH6.5未満、特にpH4.5以上6未満であることが好ましい。この領域において、組成物は頭皮に対してマイルドであり、洗浄剤として好適に使用することができる。なお、本発明においてpHは、組成物を精製水で20倍に希釈し、20℃でpHメーターを用いて測定したものである。
組成物のpHは、有機酸又は無機酸を用い、通常の方法により上記範囲に調整される。有機酸としては、例えばクエン酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、等が挙げられ。特にクエン酸が好ましい。また、無機酸としては、塩酸、硫酸、リン酸等が挙げられ、特にリン酸が好ましい。
また、泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物は、10℃における粘度が30mPa・s以下、また30℃における粘度が20mPa・sであるのが好ましい。粘度は、10℃又は30℃にて、BM型粘度計により、ローターNo.1、60rpmで測定したものである。
このような泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物は、泡吐出容器に充填される。泡吐出容器としては、洗浄剤組成物を空気と混合して発泡状態で吐出できるものであれば特に限定されず、例えば、軟質容器の胴部を押圧して吐出するスクイズフォーマー型、押圧ポンプより吐出するポンプフォーマー型等を用いることができる。中でも、発泡機構に多孔質膜体を備えたものが好ましく、頭髪洗浄剤組成物が通過する厚さが0.1〜2mm程度のスポンジ状、焼結体、網状等の多孔質膜体を単層又は複数層で、又は複数箇所に備えることができる(例えば、特公昭52−16567号公報、実開昭58−17427号公報、実開平3−7963号公報、実開平6−32346号公報、特開平7−215352号公報、特開平9−118352号公報等)。多孔質膜体のメッシュサイズは、50〜500メッシュ、特に150〜400メッシュが好ましい。また、このような多孔質膜体の材質として、ナイロン(デュポン社製登録商標)、ポリエステル、ポリオレフィン等のプラスチック材料が好ましい。また、容器の1回の吐出量は0.5mL以上、さらには1mL以上が使いやすさを考慮すると望ましい。
本発明の泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物は低温においても目詰まりなく、クリーミーな泡を吐出でき、手の平からこぼれにくいしっかりとした泡を得ることができる。また、冬の時期などの低温下においても良好な泡の形成性を保つことがでる。しかも皮膚刺激が少ない組成物であり、かかる特徴により、泡立てが下手な幼児から、介護が必要なお年寄りまで安心して簡便に使用する事ができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、下記例において%は、質量%である。
実施例1〜8、比較例1〜9
表1に示す組成の泡吐出容器用頭髪洗浄剤を製造し、低温安定性、泡のクリーミーさ、並びにすすぎ時/乾燥後のリンスイン効果を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製法)
精製水に(D)成分を分散させ、80℃に加温する。完全に溶解したことを確認後冷却し、各成分を混合して泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物を調製する。これを大和製缶製ポンプフォーマー容器(200メッシュ、容量100mL)に充填して、泡吐出容器用頭髪洗浄剤を得た。
(評価方法)
(1)低温安定性:
透明ガラス瓶容器に各組成物を充填し、−5℃で48時間保存後の液の外観を目視で確認した。
◎ : 完全に透明である。
○ : 極僅かに白濁するが室温に戻すと透明に戻る。
△ : 白濁し室温に戻しても澱が出る。
× : 白濁し沈殿物がある。
各組成物をポンプフォーマー容器に充填し、10℃の恒温室に1日放置後10℃にてポンプを押すときの押しやすさを、専門パネラー5名が官能評価し、以下の基準で判定した。
○ : 4名以上が押しやすいと評価した。
△ : 2〜3名が押しやすいと評価した。
× : 0〜1名が押しやすいと評価した。
(2)吐出時の泡のクリーミーさ:
各組成物をポンプフォーマー容器に充填し、吐出した泡を200mLの専用カップに採取する。レオメーター(CR−500DX−L II、(株)サン科学製)に試料をセットし、2cm/minで試料に応力を負荷して応力の最大値を測定した。最大応力から単位面積あたりの応力を算出し泡の弾力性を評価した。なお、評価はN=5の平均値とした。
(3)リンスイン効果:
1)官能評価
・評価方法
日本人女性の毛髪をブリーチ処理し、ダメージ毛を作成した。この毛髪を50g(約15―20cm)束ね、ポンプフォーマー容器(1プッシュの吐出量0.5mL)に各組成物を充填し、1プッシュの量(0.5mL)で洗浄した。次いで30秒間流水ですすぎ流し、流している時の髪の「平滑性」を専門パネラー5名が官能評価し、以下の基準で判定し、平均値を算出した。
・評価基準
4:非常に滑る
3:やや滑る
2:あまり滑らない
1:滑らないすすぎ時の髪の滑らかさ
2)摩擦感テスターによる評価
・評価方法
<すすぎ時の評価>
スライドガラスに0.5mm間隔で毛髪を50本貼り付けテストピースを作成する。20倍に希釈したシャンプー溶液に1分間浸漬し、流水で10秒すすぎ、濡れたまま摩擦感テスター(KES−SE:カトーテック(株)製)に設置し、取り出しから1分後の平均摩擦係数の変動(摩擦係数μの平均偏差 単位;無次元 記号;MMD)を測定した(スピード:1mm/sec. 荷重:50g 摩擦センサー:ピアノ線)。なお、この値は毛髪表面の平滑性と相関があり、数値が低いほど滑らかな感触になる。
(使用した原料)
A−1 :ソフタゾリンCL−R(川研ファインケミカル(株)社製(成分含量30%))
表示名称;ココアンホ酢酸Na、水
(3)/{(1)+(3)}=0.5 無機塩含有率1%
A−2’:ソフタゾリンCL(川研ファインケミカル(株)社製(成分含量36%))
表示名称;ココアンホ酢酸Na、水
(3)/{(1)+(3)}=0.5 無機塩含有率14%
A−3’:ソフタゾリンLHL−SF(川研ファインケミカル(株)社製(成分含量27%))
表示名称;ラウロアンホ酢酸Na、水
(3)/{(1)+(3)}=0.8 無機塩含有率1%
A−4’:ソフタゾリンCH(川研ファインケミカル(株)社製(成分含量30%))
表示名称;ココアンホ酢酸Na、水
(3)/{(1)+(3)}=1.0 無機塩含有率8%
A−5’:ソフタゾリンCH−R(川研ファインケミカル(株)社製(成分含量30%))
(3)/{(1)+(3)}=1.0 無機塩含有率1%
B−1 :カチナールLC−100(東邦化学工業(株)社製)分子量40万、N含量1.0%
表示名称;ポリクオタニウム−10
B−2 :カチナールLC−200(東邦化学工業(株)社製)分子量150万、N含量1.2%
表示名称;ポリクオタニウム−10
B−3 :ポイズC−60H(花王(株)社製) 分子量60万、N含量2.2%
表示名称;ポリクオタニウム−10
B−4’:HECダイセルSE850(ダイセル(株)社製)
表示名称;カルボキシエチルセルロース
C−1 :アミソフトCK−22(味の素(株)社製(成分含量28.8%))
表示名称;ココイルグルタミン酸K、水
C−2 :アラノンALE(川研ファインケミカル(株)社製(成分含量30%))
表示名称;ラウロイルメチルアラニンNa、水
C−3 :ソイポンSLE(川研ファインケミカル(株)社製(成分含量30%))
表示名称;ラウロイルサルコシンNa、水
C−4’:エマール20C(花王(株)社製(成分含量25%))
表示名称;ラウレス硫酸Na、水
D−1 :マイドール10(花王(株)社製(成分含量40%))
表示名称;デシルグルコシド、水
なお、化合物(1)並びに(2)の定量は液体クロマトグラフィーにて常法で分離同定を行った。
Figure 2013155143
表1の結果より、本発明の泡吐出容器用頭髪洗浄剤はいずれも、クリーミーで安定な泡が得られ、低温安定性も良好で、十分なリンスイン効果が確認できた。
本発明の頭髪洗浄剤組成物は、低温においても泡吐出容器が目詰まりすることがなく、クリーミーな泡を吐出でき、冬の時期などの低温下においても良好な泡の形成性を保つことができるので、泡吐出容器用頭髪洗浄剤として最適である。

Claims (3)

  1. (A)一般式(1)
    Figure 2013155143
    〔但し、式中、RCOは炭素数8〜18のアシル基を示し、R、Rはおのおの独立に水素原子又は一般式(2)
    Figure 2013155143
    [式中、mは1〜3の整数を示し、Mは水素原子を含むカウンター]
    で示されるカルボン酸含有基よりなり、R及びRが同時に水素原子になることはない。〕
    で示されるアミドアミン型両性界面活性剤と、
    一般式(3)
    Figure 2013155143
    [式中、R、m及びMは前述と同じ。]
    で示される化合物を含有し、重量比で(3)/{(1)+(3)}が0.7以下であることを特徴とする両性界面活性剤:3〜25重量%、
    (B)分子量40万〜150万、カチオン性窒素含量1〜2.5%(質量%)であるカチオン化セルロース:0.3〜0.8重量%、
    および残部水を含有し、無機塩の含有量が1.0重量%以下で、10℃における粘度が30mPa・s以下である泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物。
  2. さらに、(C)N−アシルアミノ酸型陰イオン界面活性剤を1〜15重量%含む請求項1記載の泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物。
  3. さらに(D)一般式(4)
    2a−(OR2b)nGm (4)
    〔式中、R2aは炭素数8〜16の直鎖アルキル基であり、R2bは、炭素数2〜4のアルキレン基である。Gはグリコシド基を示す。nは平均付加モル数であり0〜5の数を示し、mは平均縮合度であり1〜3の数を示す。〕
    で表される非イオン界面活性剤を0.5〜5質量%含む請求項1又は2に記載の泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物。
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