JP2013117930A - 計算機及び計算機の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】PCIデバイスを増設する時期と、増設したPCIデバイスをOSに認識させる時期を制御可能な計算機の制御方法を提供する。
【解決手段】プロセッサとメモリとPCIデバイスを接続するポートを備えて、前記PCIデバイスのホットプラグを制御するシステム制御部を備えた計算機であって、システム制御部は、ホットプラグのモードを設定するホットプラグモード記憶領域と、PCIデバイスがポートに追加されたことを検出するデバイス検出部と、を備え、システム制御部は、デバイス検出部がPCIデバイスの追加を検出したときにホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、PCIデバイスへ一時的に通電した後に、通電を遮断する。
【選択図】図1
【解決手段】プロセッサとメモリとPCIデバイスを接続するポートを備えて、前記PCIデバイスのホットプラグを制御するシステム制御部を備えた計算機であって、システム制御部は、ホットプラグのモードを設定するホットプラグモード記憶領域と、PCIデバイスがポートに追加されたことを検出するデバイス検出部と、を備え、システム制御部は、デバイス検出部がPCIデバイスの追加を検出したときにホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、PCIデバイスへ一時的に通電した後に、通電を遮断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、計算機に搭載されるPCIデバイスの増設に関し、特に、計算機を稼働させた状態でPCIデバイスを増設する方法に関する。
近年、計算機におけるI/Oデバイスの拡張技術として、高速伝送のインターフェース規格であるPCI Expressを用いる計算機が主流となっている。PCI Expressでは、従来のPCI規格と異なるシリアル信号伝送やPoint−To−Pointの接続を実現している(例えば、非特許文献1)。PCI Expressによる通信は、ボード間の通信やケーブルによる短距離の筐体間の通信が可能である。なお、以下では、PCI Expressに準拠したI/OデバイスをPCIデバイスとし、I/OカードをPCIカードとし、I/OモジュールをPCIモジュールとする。
計算機にPCIデバイスを増設する場合において、PCIデバイスの増設方法は、計算機が停止時のPCIデバイス増設方法と、計算機を稼働させたままのPCIデバイス増設方法の二通りがある。計算機の停止時のPCIデバイス増設方法では、稼働している計算機を停止させ、PCIデバイス増設後に計算機を稼働させる必要がある。
計算機の稼働中にPCIデバイスを増設する方法では、PCI Hot Plugを用いた方法がある(例えば、非特許文献2、非特許文献3)。PCI Hot Plugを用いることで、計算機のOperation System(以下、OS)が稼働している状態でPCIデバイスを増設し、増設したPCIデバイスをOSに認識させることが可能であり、計算機を停止することなく増設したPCIデバイスの利用を実現している。
PCI Express Base Specification Rev.2.1、第35頁、第37,38頁、第90,91頁、第480頁、第495,496頁、第525〜527頁、[online]、PCISIG、[平成23年11月2日検索]、インターネット<http://www.pcisig.com/specifications/pciexpress/base2/>
PCI Hot Plug Specification Rev.1.1、第7頁、第12頁、[online]、PCISIG、[平成23年11月2日検索]、インターネット<http://www.pcisig.com/specifications/conventional/pci_hot_plug>
PCI Standard Hot Plug Controller and Subsystem Specification Rev.1.0、第26頁、[online]、PCISIG、[平成23年11月2日検索]、インターネット<http://www.pcisig.com/specifications/conventional/pci_hot_plug/SHPC_10>
常時稼働を求められる業務システムに使用する計算機の場合、計算機の停止時にPCIデバイスを増設する方法では、計算機を停止してから、PCIデバイスの増設作業中は、計算機を起動できないため、業務システムを長期間稼働できない、という問題があった。
一方、前記従来例に示したPCI Hot Plugを利用して、計算機の稼働中にPCIデバイスを増設する方法では、ユーザ、もしくは保守員が稼働中の計算機にPCIデバイスを増設すると、OSは増設されたPCIデバイスを認識してしまう。増設したPCIデバイスの初期不良などでPCI Expressのリンクが不安定であった場合、増設したPCIデバイスで間歇的なリンクの切断などの障害が発生する。OSは前記障害を認識すると、稼働中の計算機を停止、もしくは再起動し、予期しない業務システムの停止を引き起こす可能性があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、PCIデバイスを増設する時期と、増設したPCIデバイスをOSに認識させる時期を制御可能な計算機を提供することを目的とする。
本発明は、プロセッサとメモリとPCIデバイスを接続するポートを備えて、前記PCIデバイスのホットプラグを制御するシステム制御部を備えた計算機であって、前記システム制御部は、前記ホットプラグのモードを設定するホットプラグモード記憶領域と、前記PCIデバイスが前記ポートに追加されたことを検出するデバイス検出部と、を備え、前記システム制御部は、前記デバイス検出部が前記PCIデバイスの追加を検出したときに前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記PCIデバイスへ一時的に通電した後に、通電を遮断する。
したがって、本発明は、PCIデバイスの増設作業を計算機が稼動した状態で実施できるため、計算機の停止期間を短縮することができる。増設したPCIデバイスに対して一時的に通電して電源が入るか否かをチェックする。その後、PCIデバイスの通電を遮断する。このため、計算機のOSには追加したPCIデバイスを通知しない。従って、OSは増設したPCIデバイスを認識せず、増設したPCIデバイスで間歇的な障害が発生することがないため、計算機の停止、もしくは再起動による予期しない業務システムの停止を回避することができる。そして、PCIデバイスを増設する時期と、増設したPCIデバイスをOSに認識させる時期を制御することが可能になる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態を示し、計算機を収容した計算機管理装置1001の一例を示すブロック図である。
計算機管理装置1001はService Processor(以下、SVP)1003と計算機1004を備えている。SVP1003は計算機1004の電源状態や電圧、温度を監視して、計算機1004を制御する機能を有する。SVP1003には、入出力装置を含むユーザコンソール1002が接続され、計算機1004への情報の入力と出力を行うことができる。
ユーザ、もしくは保守員がユーザコンソール1002を操作して計算機1004の電源をOnにすると、SVP1003がBMC(Baseboard Management Controller)1005を経由してUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)1008へ計算機1004の電源Onを通知する。UEFI1008は、不揮発性の記憶装置(フラッシュメモリやROM等)に格納されておりCPU1010によって実行される。
計算機1004は演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)1010を備え、CPU1010は計算機1004の外部、もしくは内部に備える記憶装置1012のデータをメモリ1013に読み出して演算処理を実行し、演算処理結果を記憶装置1012に格納する。CPU1010にはI/O Hub1014が接続され、I/O Hub1014はPCI Expressに準拠したPort1017、1018を備える。また、I/O Hub1014は、各Port1017、1018に対してLink Status Register1015、1016をそれぞれ備える。
I/O Hub1014のPort1017、1018にはそれぞれPCIデバイス(#01)1019と、(#02)1020と、PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020への通電を制御するAttentionボタン1023、1024が接続される。
また、PCIデバイス(#01)1019とPCIデバイス(#02)1020は、それぞれPCI Config Register1021、1022を備える。I/O Hub1014が備えるLink Status Register1015、1016は、Port1017、1018に対応するPCIデバイス(#01)1019、(#02)1020の電源状態や、各Port1017、1018とPCIデバイス(#01)1019、(#02)1020間のリンク速度とリンク幅の状態を記録する。PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020が備えるPCI Config Register1021、1022は、各PCIデバイス(#01)1019、#02 1020の固有情報であるベンダIDやデバイスIDの値を記憶している。
BMC1005は図示しない制御部と記憶部を含み、計算機1004の障害情報をSVP1003へ転送する機能や、計算機1004の構成情報を管理する機能を有する。さらに、BMC1005はHot Plugモード記憶領域1006とPCIデバイス管理表1007の二つの記憶領域を前記記憶部に備えている。
BMC1005によって管理される計算機1004のHot Plugのモードは、計算機1004の稼働中にPCIデバイスを脱着するHot Swapモードと、計算機1004の稼働中にPCIデバイスを追加して動作を制御するHot Insertモードの2つを含む。
このため、BMC1005のHot Plugモード記憶領域1006は、図2に示すように、Hot SwapモードとHot Insertモードの二つのモードを記録する領域を備え、Hot Plugモード記憶領域1006の設定値(10061)により前記二つのモード(10062)を切り替えることができる。
例えば、BMC1005が設定値0をHot Plugモード記憶領域1006に書き込んだ場合は、計算機1004のHot Plugモードは、Hot Swapモードに設定される。一方、BMC1005が設定値1をHot Plugモード記憶領域1006に書き込んだ場合は、計算機1004のHot Plugモードは、Hot Insertモードとなる。なお、BMC1005のHot Plugモード記憶領域1006は、Port毎(PCIデバイス毎)に設定するようにしてもよい。
BMC1005が管理するPCIデバイス管理表1007は、図3に示すように各PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020に対して「有効」または「無効」の設定を記録する。PCIデバイス管理表1007は、PCIデバイスの識別子を格納する管理対象PCIデバイス10071と、PCIデバイスの「有効」または「無効」を設定するPCIデバイス設定10072からひとつのエントリが構成される。
例えば、図示のように、PCIデバイス(#01)1018を有効に設定し、PCIデバイス(#02)1020を無効に設定することができる。ユーザ、もしくは保守員がユーザコンソール1002を操作して計算機1004を電源Onにすると、UEFI1008が実行されてBMC1005へPCIデバイス(#01)1019、PCIデバイス(#02)1020の設定情報(10072)が有効または無効の何れであるかを問い合わせる。
BMC1005はPCIデバイス管理表1007を参照し、UEFI1008へPCIデバイス(#01)1019は有効の設定で、PCIデバイス(#02)1020は無効の設定であることを通知する。
UEFI1008はPCIデバイス(#01)1019の電源をOnにして、PCIデバイス(#01)1019のリンクが確立しているか否かと、UEFI1008のPCIリンク期待値表1009に予め設定されたリンク速度とリンク幅であるか否かをチェックする。このチェックは、後述するようにUEFI1008がI/O Hub1014からPort1017のリンク速度とリンク幅を読み込んで、PCIリンク期待値表1009と比較すればよい。
PCIデバイス(#01)1019とI/O Hub1014のリンクが確立し、UEFI1008のPCIリンク期待値表1009に設定されたリンク速度とリンク幅である場合は、PCIデバイス(#01)1019の初期化を完了する。
UEFI1008がPCIデバイス(#01)1019の電源をOnにした後、リンクが確立していない、もしくはリンク速度、リンク幅が、UEFI1008の設定値でなければ、UEFI1008がPCIデバイス(#01)1019をリカバリ処理する。リカバリ処理としては、UEFI1008はリンク速度、もしくはリンク幅がPCIリンク期待値表1009の設定値と異なるPCIデバイス(#01)1019に接続されるPort1017のリセット、またはリンク速度、もしくはリンク幅がPCIリンク期待値表1009の値と異なるPCIデバイス(#01)1019の電源をOff(通電遮断)、On(通電)を行う。
PCIデバイス(#01)1019のリカバリ処理後、再度PCIデバイス(#01)1019のリンクが確立しているか否かと、PCIリンク期待値表1009に設定されたリンク速度とリンク幅であるか否かをUEFI1008がチェックする。
一方、PCIデバイス管理表1007において、PCIデバイス(#02)1020は無効の設定であるため、電源はOffのままPCIデバイス(#02)1020の初期化を完了する。
PCIデバイス(#01)1019の電源をOnにし、PCIデバイス(#02)1020の電源はOffとなるため、電源を投入した計算機1004で起動するOS1011は、PCIデバイス(#01)1019を認識し、PCIデバイス(#02)1020を認識しない状態となる。
UEFI1008は計算機1004を制御するシステムファームウェア(またはBIOS)としての機能を有し、UEFI1008がBMC1005を経由して計算機1004の電源Onを検出すると、UEFI1008が計算機1004の初期化を開始する。なお、システムファームウェアは計算機1004のハードウェアとOS1011との間でI/Oを制御するシステム制御部またはシステム制御機能である。CPU1010は、各機能部のプログラムに従って動作することによって、所定の機能を実現する機能部として動作する。例えば、CPU1010は、UEFI1008に従って動作することでシステム制御部として機能する。他のプログラムについても同様である。さらに、CPU1010は、各プログラムが実行する複数の処理のそれぞれを実現する機能部としても動作する。計算機及び計算機システムは、これらの機能部を含む装置及びシステムである。
UEFI1008は、各PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020の初期化時において、電源がOnとなっている各PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020が備えるPCI Config Register1021、1022からベンダIDとデバイスIDを読み込み、図4に示すPCIリンク期待値表1009を参照し、各PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020に設定されたリンク速度とリンク幅を読み取る。
図4において、PCIリンク期待値表1009は、ベンダIDとデバイスIDを格納するベンダID/デバイスID10091と、リンク速度の期待値を格納するPCIリンク速度の期待値10092と、リンク幅(レーン数)を格納するPCIリンク幅の期待値10093とからひとつのエントリが構成される。
例えば、PCIデバイス(#01)1019のPCI Config Register1021のベンダIDがaaaa、デバイスIDがbbbbである場合は、UEFI1008がPCIデバイス(#01)1019に設定されたリンク速度は、図4で示すように2.5Gigabits/second、リンク幅はx4Laneとなる。
また、PCIデバイス(#02)1020のPCI Config Register1022のベンダIDがgggg、デバイスIDがhhhhである場合は、UEFI1008がPCIデバイス(#02)1020に設定されたリンク速度は5.0Gigabits/second、リンク幅はx8Laneとなる。
UEFI1008は各PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020に接続されるPort1017、1018に対応するLink Status Register1021、1022を参照し、実際に各PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020がリンクしているリンク速度とリンク幅を読み取り、実際に各PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020がリンクしているリンク速度とリンク幅が、各PCIデバイス(#01)1019、(#02)1020に設定されたリンク速度とリンク幅と一致しているか否かを判定する。
BMC1005のHot Plugモード記憶領域1006とPCIデバイス管理表1007は、PCIデバイスのHot Plugの動作モードやPCIデバイスの有効または無効などの状態を管理するデバイス管理部として機能する。また、UEFI1008のPCIリンク期待値表1009は、PCIデバイスの性能(リンク速度、リンク幅)を管理する性能管理部として機能する。なお、これらのデバイス管理部と性能管理部は、UEFI1008またはBMC1005の何れか一方に保持される構成であっても良い。
<処理の概要>
図5、図6、図7は、本発明に係るHot Insertモードを利用してPCIデバイスを計算機1004の稼働中に増設する処理の概要を示すタイムチャートである。図5のS101から図6のS114までは、計算機1004の稼働中におけるHot InsertモードによるPCIデバイスの増設処理のタイムチャートを示し、図5のS101から図6のS114に該当する詳細な処理のフローチャートについては、図8、図9、図10、図11に示す。
図5、図6、図7は、本発明に係るHot Insertモードを利用してPCIデバイスを計算機1004の稼働中に増設する処理の概要を示すタイムチャートである。図5のS101から図6のS114までは、計算機1004の稼働中におけるHot InsertモードによるPCIデバイスの増設処理のタイムチャートを示し、図5のS101から図6のS114に該当する詳細な処理のフローチャートについては、図8、図9、図10、図11に示す。
図6のOSシャットダウン(S115)以降のS116から図7のS128までは、計算機1004の停止後におけるHot Insertモードにより、増設したPCIデバイスをOSが認識するまでのタイムチャートを示し、S116から図7のS128に該当する詳細な処理のフローチャートについては、図12、図13、図14、図15に示す。
以下の説明では、計算機1004の稼働中にPort1017へPCIデバイス(#01)1019を増設する例を示し、単にPCIデバイスと表記する。
まず、SVP1003は、ユーザコンソール1002から計算機1004のHot Plugの動作モードをHot Insertモードに設定する入力を受け付けると、BMC1005にHot Insertモードに設定されたことを通知する(S101)。BMC1005は、Hot Plugモード記憶領域1006に「1」を設定する(S102)。
次に、図5の時刻T1〜T2の間で、保守員等が計算機1004のPort1017にPCIデバイスを増設する(S103)。
UEFI1008は、所定の周期などでPort1017を監視しており、時刻T2以降でPCIデバイスの増設を検出する(S104、デバイス検出部)。そして、保守員等が計算機1004のPort1017に対応するAttentionボタン1023を押したことをUEFI1008が検出すると(S105)、PCIデバイスの電源をOnにする(S106)。通電を開始したPCIデバイスは、初期化を行ってI/O Hub1014のPort1017に接続(リンクアップ)する(S107)。
UEFI1008は、PCIデバイスがリンクアップするとI/O Hub1014のPort1017のLink Status Register1015を読み込んで、増設したPCIデバイスとPort1017のリンクが確立していることを判定する(S108)。次に、UEFI1008は、BMC1005にHot Plugモードを問い合わせる(S109)。BMC1005はHot Plugモード記憶領域1006の値を読み込んで、UEFI1008に通知する(S110)。この場合、Hot Plugモード記憶領域1006は「1」であるので、BMC1005は、Hot InsertモードであることをUEFI1008に通知する。
図6において、UEFI1008は、Hot Insertモードの通知を受信すると、増設されたPCIデバイスを無効にする通知をBMC1005に送信する(S111)。BMC1005は、増設されたPCIデバイスの識別子と無効の情報を受け付けて、PCIデバイス管理表1007に新たなエントリを追加して、識別子と無効の情報を格納する。この場合、図面3に示したPCIデバイス管理表1007の第1のエントリのPCIデバイス設定10072は図示とは異なる「無効」に設定される。
次に、UEFI1008は、無効に設定されたPCIデバイスの電源をOffにする(S113)。これにより、増設されたPCIデバイスは初期化とリンクアップを確認する一時的な通電状態の後に、通電の遮断によって停止する(S114)。なお、計算機1004では、UEFI1008がPort1017、1018毎にPCIデバイスへの電力供給を制御することができる。
以上のように、Hot Insertモードで増設されたPCIデバイスは、UEFI1008がリンクアップを検出した後に電源を遮断するため、計算機1004で稼働中のOS1011に検出されることがない。そして、BMC1005は、増設されたPCIデバイスをPCIデバイス管理表1007に加えて無効の状態を保持する。
この後、時刻T3以降で、ユーザが計算機1004のOS1011をシャットダウンする(S115)。そして、OS1011及びCPU1010がシャットダウンした時刻T4以降に、SVP1003は、ユーザコンソール1002から無効となっているPCIデバイスを有効に変更する指令を受け付ける。SVP1003はBMC1005に無効となっているPCIデバイスを有効に変更するように通知する(S116)。BMC1005は、PCIデバイス管理表1007のPCIデバイス設定10072が無効のエントリを有効に変更する。なお、CPU1010が停止している状態で、BMC1005は電源の供給を受けて所定の機能を提供している。
PCIデバイス管理表1007が更新されると、時刻T5以降でSVP1003はユーザコンソール1002から計算機1004の電源On(起動)を受け付ける(S118)。SVP1003は、BMC1005とUEFI1008に計算機1004の電源Onを通知し、計算機1004を起動させる(S119)。UEFI1008は、所定の初期化処理を開始する(S120)。
UEFI1008は、初期化が完了するとBMC1005へPCIデバイスの設定を問い合わせる(S121)。BMC1005は、PCIデバイス管理表1007を参照して、PCIデバイス設定10072が有効のPCIデバイス10071をUEFI1008へ通知する(S122)。この例では、増設されたPCIデバイスが有効であることがUEFI1008に通知される。
UEFI1008は、有効の通知を受け付けたPCIデバイスの電源をOnにする(S123)。通電が開始されたPCIデバイスでは上記ステップS107と同様に初期化とリンクアップが行われる(S124)。UEFI1008は、リンクアップが完了すると、I/O Hub1014のPort1017のLink Status Register1015を参照してリンク速度とリンク幅が、PCIリンク期待値表1009の設定となっていることを判定する(S125)。リンク速度とリンク幅が、PCIリンク期待値表1009の設定を満たしていれば、UEFI1008は計算機1004の初期化を完了して、OS1011を起動させる(S126)。
UEFI1008はPCIデバイス管理表1007で有効となっているPCIデバイスをOS1011に通知し、OS1011は、通知されたPCIデバイスを認識し(S127)、所定のドライバを読み込んで起動する(S128)。
このように、本発明のHot Insertモードでは、稼働中の計算機1004に増設したPCIデバイスをOS1011に認識させることを禁止する。このため、前記従来例のように、増設されたPCIデバイスに初期不良などが存在する場合であっても、OS1011が不安定になることを防いで、業務の継続を保証できる。本発明のHot Insertモードでは、増設されたPCIデバイスに通電してリンクアップを確認した後に電源を遮断するので、新たなPCIデバイスの通電、リンクアップといった基本的な機能が正常であるか否かを判定しながら、OS1011が新たなPCIデバイスを認識するのを防ぐことができる。
<処理の詳細>
次に、計算機1004及びSVP1003で行われるHot Insertモードの処理の詳細について、図8〜図15のフローチャートに基づいて説明する。
次に、計算機1004及びSVP1003で行われるHot Insertモードの処理の詳細について、図8〜図15のフローチャートに基づいて説明する。
まず、図8〜図10は、図5のステップS101〜S114に対応するHot Insertモードで行われる処理の詳細を示す。また、図11は、Hot Swapモードで行われるPCIデバイスの増設処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS101では、ユーザ、もしくは保守員がユーザコンソール1002を用いて計算機のHot Plugの動作モードをHot Insertモードに設定すると、計算機管理装置1001内のSVP1003は計算機1004のHot Insert設定を受け付ける(図5のS101)。
SVP1003は計算機1004のHot Insertモードの設定を受け付けると、BMC1005へHot Insertモードが有効になったことを通知する(S202)。
ステップS203では、BMC1005はSVP1003からHot Insertが有効になった通知を受けると、Hot Plugモード記憶領域1006に設定値「1」を書き込み、Hot Insertモードを記録する(図5のS102)。
ステップS204で、ユーザ、もしくは保守員が計算機1004にPCIデバイスを増設すると、UEFI1008はPCIデバイスが計算機1004に搭載されたことを検出する(図5のS104)。
ユーザ、もしくは保守員が、増設したPCIデバイスに接続されるPort1017に対応するAttentionボタン1023を押下すると、Port1017のI/O Hub1014はAttentionボタン1023の押下を検出し、AttentionメッセージをUEFI1008へ通知する。ステップS205では、UEFI1008がAttentionメッセージを受け付けて、PCIデバイスを接続したPort1017に対応するAttentionボタン1023の押下を検出する(図5のS105)。
ステップS206でUEFI1008は、増設したPCIデバイスの電源をOnにする(図5のS106)。
図9のステップS207では、増設したPCIデバイスが初期化、リンクアップし、増設したPCIデバイスと増設したPCIデバイスに対応するPort1017間のリンクが確立する(図5のS107)。
ステップS208でUEFI1008は、増設したPCIデバイスのリンクの確立を確認するため、増設したPCIデバイスに接続されたPort1017に対応するI/O Hub1014のLink Status Register1015を参照し、増設したPCIデバイスのリンクが確立していることをチェックする(図5の108、S208)。
ステップS209において、UEFI1008は、増設したPCIデバイスのリンクが確立しているか否かを判定する。リンクが確立していない場合は、ステップS210に進んで、UEFI1008がリンクチェック対象のPCIデバイスをリカバリ処理する。ステップS210では、リカバリ処理として、UEFI1008はリンクチェック対象のPCIデバイスに接続されるPort1017のリセット、またはリンクチェック対象のPCIデバイスの電源をOffにしてからOnに切り替える。その後、ステップS208の処理を繰り返す。
一方、リンクが確立している場合は、ステップS211に進んで、UEFI1008がBMC1005へHot Plug動作モードの設定を問い合わせる。BMC1005はHot Plugモード記憶領域1006を参照し、UEFI1008へHot Insertモードであることを通知する(図5のS109)。
ステップS212では、Hot Plug動作モードがHot Insertモードであるか否かをUEFI1008が判定する。Hot Insertモードであれば、図10ステップS213へ進み、Hot Swapモードであれば図11のステップS216へ進む。
Hot Plugの動作モードがHot Insertモードである場合は、図10のステップS213で、増設したPCIデバイスが無効であることをUEFI1008がBMC1005に通知する(図5のS111)。
BMC1005は、ステップS214で、PCIデバイス管理表1007に増設したPCIデバイスのエントリを追加し、増設したPCIデバイスの設定10072を無効として記録する(図5のS112)。
ステップS215ではUEFI1008が、増設したPCIデバイスの電源をOffにする(図5のS114)。
図10のHot Insertモードでは、BMC1005がPCIデバイス管理表1007に増設したPCIデバイスの設定を無効として記録する。そして、UEFI1008は、増設したPCIデバイスの電源をOffにして、OS1011へPCIデバイスの追加を通知しないため、OS1011は増設したPCIデバイスを認識しない。従って、前記従来例のように、増設したPCIデバイスの初期不良などにより間歇的な障害が発生することがないため、計算機1004の停止、もしくは再起動による予期しない業務システムの停止を回避することができる。また、PCIデバイスの増設時に計算機1004を停止する必要がないため、前記従来例の計算機を停止させるPCIデバイス増設方法よりも計算機の停止期間を短縮することができる。
次に、図9のステップS212でHot Plugの動作モードがHot Swapの場合は、図11の処理が計算機1004で行われる。
まず、ステップS216で、UEFI1008は、増設されたPCIデバイスのPCI Config Register1015を参照してベンダIDとデバイスIDを取得する。ステップS217で、UEFI1008は、増設されたPCIデバイスのリンク速度とリンク幅がPCIリンク期待値表1009の値を満たすか否かを判定する。この判定は、UEFI1008がベンダIDとデバイスIDでPCIリンク期待値表1009を検索し、リンク速度の期待値10092とリンク幅の期待値10093を取得する。そして、UEFI1008はI/O Hub1014のLink Status Register1015からリンク速度とリンク幅を取得して、PCIリンク期待値表1009の値を満たすか否かを判定する。増設されたPCIデバイスのリンク速度とリンク幅が、PCIリンク期待値表1009の値を満たしていない場合には、ステップS218へ進んで、UEFI1008は、Port1017のリセットやPCIデバイスの電源のON/OFF等によるリカバリを実施して、ステップS216に戻る。
増設されたPCIデバイスのリンク速度とリンク幅が、PCIリンク期待値表1009の値を満たす場合は、ステップS219へ進む。ステップS219ではUEFI1008が、OS1011にPCIデバイスの追加を通知する。
ステップS220では、OS1011が増設されたPCIデバイスを認識し、所定のドライバを読み込んでPCIデバイスを機能させる。
このように、Hot Plugの動作モードがHot Swapの場合、増設されたPCIデバイスは前記従来例のHot Addと同様に計算機1004で認識される。
図12〜図15はHot Insertモードにおいて、計算機の稼働中にPCIデバイスを増設した後に、計算機1004のOS1011が増設したPCIデバイスを認識するまでの詳細なフローチャートを示す。
まず、図12のステップS301では、ユーザが任意の時期に計算機1004のOS1011をシャットダウンし、ユーザ等がユーザコンソール1002を用いて図6のS112で無効設定となっている増設されたPCIデバイスを有効に設定する。図12のステップS301で、SVP1003は、PCIデバイスの有効設定を受け付ける(図6のS116)。SVP1003は、増設されたPCIデバイスの識別子と有効の設定をBMC1005に通知する。
ステップS302では、BMC1005が有効に設定されたPCIデバイスに対して、PCIデバイス管理表1007のエントリを無効から有効に変更する(図6のS117)。
ステップS303では、ユーザがユーザコンソール1002を用いて計算機1004の電源Onを入力すると、SVP1003が計算機1004の電源Onを受け付ける(図6のS118)。ステップS304では、SVP1003がUEFI1008へBMC1005を経由して計算機1004の電源Onを通知する(図6のS119)。ステップS305では、UEFI1008が計算機1004の電源OnをBMC1005から受け付ける。そして、UEFI1008が計算機1004の初期化を開始する(図6のS120)。
図13のステップS306では、計算機1004のPCIデバイスの初期化時において、UEFI1008がBMC1005へPCIデバイスの有効または無効の設定情報を問い合わせる(図7のS121)。BMC1005は、PCIデバイス管理表1007を参照して、識別子10071とPCIデバイス設定10072をUEFI1008へ通知する。
そして、ステップS307では、現在操作対象のPCIデバイスが有効であるか否かを判定する。有効であればステップS308ヘ進み、無効であれば図15のステップS315に進む。ステップS315で、PCIデバイスが無効設定である場合は、UEFI1008が無効設定のPCIデバイスの電源をOffのままにし、無効設定のPCIデバイスの初期化を完了する。なお、操作対象のPCIデバイスは、#01から順次実施するものとする。
S307において、PCIデバイスが有効設定である場合は、ステップS308でUEFI1008がPCIデバイスの電源をOnにする(図7のS123)。次に、ステップS309では、UEFI1008がPCIデバイスの電源をOnにすると、給電されたPCIデバイスが初期化、リンクアップし、給電されたPCIデバイスと給電されたPCIデバイスが接続されたPort間のリンクが確立する(図7のS124)。
次に、図14のステップS310では、UEFI1008が給電されたPCIデバイスのリンクが確立しているかを確認するため、給電されたPCIデバイスに接続されるPortに対応するI/O Hub1014のLink Status Register(10158、1016)を参照し、UEFI1008が給電されたPCIデバイスのリンクが確立されたことをチェックする(図7のS125)。
ステップS311において、UEFI1008は現在操作対象のPCIデバイスがPortとの間のリンクを確立したか否かを判定する。PCIデバイスのリンクが確立していない場合は、ステップS312でUEFI1008がチェック対象のPCIデバイスをリカバリ処理する。リカバリ処理として、UEFI1008はリンクチェック対象のPCIデバイスに接続されるPortのリセット、またはリンクチェック対象のPCIデバイスの電源Off、Onを行う(図7のS312)。
S311において、給電されたPCIデバイスのリンクが確立している場合は、ステップS313でUEFI1008が給電されたPCIデバイスのPCI Config Register1015、1016のベンダIDとデバイスIDを読み、UEFI1008がPCIリンク期待値表1009を参照し、給電されたPCIデバイスのリンク速度とリンク幅の設定値を読み取る。
ステップS314では、UEFI1008は給電されたPCIデバイスに接続されるPort1017、1018に対応するI/O Hub1014のLink Status Register1015、1016を参照し、実際に給電されたPCIデバイスがリンクしているリンク速度とリンク幅を読み取り、実際にPCIデバイスがリンクしているリンク速度とリンク幅が、PCIリンク期待値表1009の値を満たしているか否かを判定する。なお、実際のリンク速度とリンク幅が、PCIリンク期待値表1009の設定値以上であれば、PCIリンク期待値表1009の値を満たすとする。
ステップS314において、給電されたPCIデバイスのリンク速度、もしくはリンク幅がUEFI1008のPCIリンク期待値表1009の設定値を満たさない場合は、ステップS312でUEFI1008がチェック対象のPCIデバイスをリカバリ処理する。リカバリ処理として、UEFI1008はリンクチェック対象のPCIデバイスに接続されるPortのリセット、またはリンクチェック対象のPCIデバイスの電源Off、Onを行う。
ステップS314において、給電されたPCIデバイスのリンク速度とリンク幅がUEFI1008のPCIリンク期待値表1009の値を満たす場合は、図15のステップS315に進んで当該PCIデバイスの初期化を完了し、UEFI1008は未初期化のPCIデバイスがあるか否かを判定する。
ステップS315において、未初期化のPCIデバイスがある場合は、図13のステップS306に戻って、UEFI1008がBMC1005へ未初期化のPCIデバイスの有効/無効の設定情報を問い合わせる(S306)。
図15のステップS315において、未初期化のPCIデバイスがない場合は、UステップS316に進んで、UEFI1008が計算機1004の初期化を完了する(図7のS126)。
計算機1004の初期化完了後は、ステップS317でUEFI1008がOS1011をブートして、PCIデバイス管理表1007で有効となっているPCIデバイスをOS1011に通知し、OS1011はこの通知に応じてリンクアップしているPCIデバイスを全て認識する(図7のS127)。
ステップS318ではOS1011がリンクアップしているPCIデバイスを全て認識した後、OS1011の起動が完了する(図7のS128)。
以上の処理により、図12のステップS302において、BMC1005がPCIデバイス管理表1007のエントリを無効から有効に変更してPCIデバイス管理表1007を更新し、UEFI1008が計算機1004の電源Onを受け付けて計算機1004の初期化を行う。この初期化の期間で、UEFI1008がPCIデバイス管理表1007のエントリを無効から有効に変更したPCIデバイスの電源をOnにする。そして、UEFI1008は有効に変更されたPCIデバイスをOS1011に通知する。従って、計算機1004のOS1011は、PCIデバイス管理表1007のエントリで有効設定となっているPCIデバイスを認識できる。
以上の処理によって、Hot Insertモードを利用して計算機1004の稼働中にPCIデバイスを増設しておき、ユーザまたは保守員の都合の良いときにPCIデバイス管理表1007のPCIデバイス設定10072を無効から有効に変更することで、OS1011に増設したPCIデバイスを認識させることができる。そして、Hot InsertモードでPCIデバイスを増設すると、UEFI1008は当該PCIデバイスを無効に設定してBMC1005のPCIデバイス管理表1007を更新し、PCIデバイスの電源を遮断することで、OS1011が当該デバイスを認識するのを禁止する。したがって、増設したPCIデバイスに初期不良が存在したとしても、計算機1004で稼働しているOS1011は不安定になることはなく、業務を安定して継続できるのである。
また、Hot Insertモードで計算機1004の稼働中にPCIデバイスを増設する際には、一時的にPCIデバイスに通電してリンクアップを確認できる。これにより、ユーザや保守員は増設したPCIデバイスに重大な不良がないことを確認できる。
なお、上記実施形態では、図9のステップS209,S210のループ処理を制限しない例を示したが、リカバリの回数が所定値を超えると、UEFI1008がPCIデバイスの電源をOffにしてSVP1003を介してユーザコンソール1002へリンクアップできない旨の通知を行うようにしても良い。
次に、図16〜図18は従来例と同様のHot Plugの動作モードであるHot Swapモードで、計算機に搭載しているPCIデバイスに障害が発生した場合における、計算機1004の稼働中PCIデバイスを交換する処理のフローチャートを示す。
計算機1004の稼働中において、Hot Swapモードを利用したPCIデバイスの交換/増設によりPCIデバイスの電源をOnにする場合は、計算機1004へPCIデバイスを増設した後に、Attentionボタン1023、1024を押下する。Attentionボタン1023、1024の押下を契機にAttentionボタンに接続されるPort1017、1018がAttentionメッセージをUEFI1008へ通知する。UEFI1008は通知を受け付けてAttentionボタンの押下を検出し、増設したPCIデバイスの電源をOnにする。
なお、PCIデバイスの電源は各Port毎に制御される。例えば、図1、図3に示すように、Port1017に接続されるPCIデバイス(#01)1019が有効設定である場合において、PCIデバイス(#01)1019を計算機1004に増設し、Attentionボタン1023を押下すると、PCIデバイス(#01)1019の電源をOnにできる。
以下、図16〜図18を参照して説明する。
まず、ユーザ、もしくは保守員がユーザコンソール1002を操作して計算機のHot Plugの動作モードをHot Swapモードに設定する。
図16のステップS401では、計算機管理装置1001内のSVP1003がHot Swapモードの設定をユーザコンソール1002から受け付ける。
SVP1003がHot Swapモードの設定を受けて、BMC1005へHot Insertモードが無効であることを通知する(S402)。
BMC1005はSVP1003からHot Insertモード無効の通知を受けて、Hot Plugモード記憶領域に設定値0を書き込み、Hot Swapモードを記録する(S403)。
ユーザ、もしくは保守員が計算機1004のOS1011を操作し、障害が発生したPCIデバイスの取り外しを実行すると、OS1011は障害が発生したPCIデバイスの取り外し契機を検出する(S404)。なお、PCIデバイスの障害の検知は、周知又は公知の技術を利用すればよい。
OS1011は障害が発生したPCIデバイスの取り外しの契機を検出後、OS1011がUEFI1008へ障害が発生したPCIデバイスの取り外し(Hot Remove)を通知する(S405)。
UEFI1008は障害が発生したPCIデバイスの取り外し契機を受けて、障害が発生したPCIデバイスへの電源をOffにする(S406)。
ユーザ、もしくは保守員が、障害が発生したPCIデバイスを取り外すと、UEFI1008は障害が発生したPCIデバイスの抜去を検出する(図17のS407)。
ユーザ、もしくは保守員は障害が発生したPCIデバイスとは別のPCIデバイスに交換して、新たなPCIデバイスをPort1017、1018に接続すると、UEFI1008がPCIデバイスの搭載を検出する(S408)。
ユーザ、もしくは保守員が搭載したPCIデバイスに接続されるPort1017、1018に対応するAttentionボタン1023、1024を押下すると、Attentionボタン1023、1024に接続されたPort1017、1018がAttentionボタンの押下を検出する。Port1017、1018がUEFI1008へAttentionメッセージを通知し、UEFI1008がAttentionボタンの押下を検出する(S409)。
UEFI1008がAttentionボタン押下を検出すると、UEFI1008は、搭載したPCIデバイスの電源をOnにする(S410)。搭載したPCIデバイスの電源をOnにした後、PCIデバイスは初期化、リンクアップする(S411)。
UEFI1008は、搭載したPCIデバイスのリンクの確立をチェックするため、搭載したPCIデバイスに接続されるPort1017、1018に対応するI/O Hub1014のLink Status Register1015、1016を参照し、搭載したPCIデバイスのリンクが確立しているか否かを判定する(S412)。
ステップS413において、搭載したPCIデバイスのリンクが確立していない場合は、ステップS414でUEFI1008がリンクチェック対象のPCIデバイスをリカバリ処理する。リカバリ処理として、UEFI1008はリンクチェック対象のPCIデバイスに接続されるPortのリセット、またはリンクチェック対象のPCIデバイスの電源のOff、Onを行う。
ステップS413において、搭載したPCIデバイスのリンクが確立している場合は、UEFI1008が搭載したPCIデバイスのPCI Config Register1021、1022のベンダIDとデバイスIDを読み込む。また、UEFI1008は、PCIリンク期待値表1009を参照し、搭載したPCIデバイスのリンク速度とリンク幅の設定値を読み込む(S415)。
UEFI1008は、搭載したPCIデバイスに対応するI/O Hub1014のLink Status Register1015、1016を参照し、搭載したPCIデバイスが実際にリンクしているリンク速度とリンク幅を読み込む。UEFI1008は搭載したPCIデバイスが実際にリンクしているリンク速度とリンク幅が、搭載したPCIデバイスに対してPCIリンク期待値表1009で設定されたリンク速度とリンク幅を満たしているか否かを判定する(S416)。
ステップS416において、搭載したPCIデバイスのリンク速度、もしくはリンク幅がUEFI1008の設定値を満たしていない場合は、UEFI1008がリンクチェック対象のPCIデバイスをリカバリ処理する。リカバリ処理として、UEFI1008はリンクチェック対象のPCIデバイスに接続されるPortのリセット、またはリンクチェック対象のPCIデバイスの電源のOff、Onを行う(S414)。
ステップS416において、PCIデバイスのリンク速度とリンク幅が設定値を満たしている場合は、UEFI1008がOS1011へPCIデバイスの追加を通知する(S417)。
ステップS417において、UEFI1008がOS1011へ搭載したPCIデバイスの追加を通知すると、OS1011が搭載したPCIデバイスを認識し、搭載したPCIデバイスが使用可能となる(S418)。
ステップS418により、交換/増設したPCIデバイスをOS1011が認識し、交換/増設したPCIデバイスを使用することができる。
以上のように、Hot Swapモードでは、障害の発生したPCIデバイスの電源をOffにしてからPortから取り外し、新たなPCIデバイスをPortに接続した後に電源をOnにする。UEFI1008は、取り外し時と新たなPCIデバイスの接続時にそれぞれOS1011へ通知を行うことで、OS1011は交換するPCIデバイスを円滑に認識することができる。
本発明の計算機1004では、Hot Plugのモードとして、Hot InsertモードとHot Swapモードの2つを備えることにより、至急OS1011に認識させる必要のないPCIデバイスの増設をHot Insertモードで実施し、障害などで至急OS1011に認識させる必要のあるPCIデバイスの交換をHot Swapモードで実施することが可能となる。
そして、Hot Insertモードでは、PCIデバイスを増設した後、所望のタイミングでOS1011に増設したPCIデバイスを認識させることができる。これにより、Hot Insertモードでは、増設したPCIデバイスを無効化してOS1011への通知を禁止するため、計算機1004が提供する業務に影響を与えることなく新たなPCIデバイスを追加し、所望の時期にOS1011に認識させることが可能となる。例えば、保守員が昼間にHot InsertモードでPCIデバイスを計算機1004に増設しておき、夜間にユーザが業務を停止してから増設したPCIデバイスをOS1011に認識させることができる。
なお、上記実施形態では、Hot Insertモードで増設したPCIデバイスを、計算機1004のOS1011を再起動させた後に認識させる例を示したが、OS1011を再起動することなく、SVP1003から増設したPCIデバイスを有効に設定することで、OS1011を稼働させたまま、所望のタイミングで増設したPCIデバイスを認識させても良い。
また、上記実施形態では、SVP1003がBMC1005と通信する例を示したが、SVP1003に代わって外部の計算機がBMC1005と通信し、Hot Plugのモードと、PCIデバイスの有効または無効を設定するようにしても良い。
また、上記実施形態では、UEFI1008がHot Plugの機能を提供する例を示したが、計算機1004のハードウェアを制御するBIOS等のシステム制御部またはシステム制御機能がHot Plugの機能を提供する場合も本発明を適用することができる。なお、システム制御部は、計算機1004のハードウェアとOS1011との間でI/Oを制御する機能部であればよい。また、システム制御部には、BMC1005を含めるようにしても良い。
また、上記実施形態では、BMC1005がHot PlugのモードとPCIデバイスの有効または無効を管理する例を示したが、上記システム制御部または外部の計算機がHot PlugのモードとPCIデバイスの有効または無効を管理するデバイス管理部を備えていても良い。
また、上記実施形態では、UEFI1008がPCIデバイスのリンク速度とリンク幅の設定値または基準値を保持する例を示したが、上記システム制御部またはシステム制御機能が保持しても良い。
1003 SVP
1004 計算機
1005 BMC
1008 UEFI
1010 CPU
1011 OS
1013 メモリ
1014 I/O Hub
1017、1018 Port
1019、1020 PCIデバイス
1004 計算機
1005 BMC
1008 UEFI
1010 CPU
1011 OS
1013 メモリ
1014 I/O Hub
1017、1018 Port
1019、1020 PCIデバイス
Claims (12)
- プロセッサとメモリとPCIデバイスを接続するポートを備えて、前記PCIデバイスのホットプラグを制御するシステム制御部を備えた計算機であって、
前記システム制御部は、
前記ホットプラグのモードを設定するホットプラグモード記憶領域と、
前記PCIデバイスが前記ポートに追加されたことを検出するデバイス検出部と、を備え、
前記システム制御部は、前記デバイス検出部が前記PCIデバイスの追加を検出したときに前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記PCIデバイスへ一時的に通電した後に、通電を遮断することを特徴とする計算機。 - 請求項1に記載の計算機であって、
前記計算機は、前記PCIデバイスが有効または無効の何れであるかを設定するデバイス管理部をさらに有し、
前記システム制御部は、
前記デバイス検出部が前記PCIデバイスの追加を検出したときに前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記デバイス管理部に当該PCIデバイスを無効に設定することを特徴とする計算機。 - 請求項1に記載の計算機であって、
前記システム制御部は、
入力された値を受け付けて、前記ホットプラグモード記憶領域に格納することを特徴とする計算機。 - 請求項1に記載の計算機であって、
前記プロセッサは、OSを実行し、
前記システム制御部は、
前記デバイス検出部が前記PCIデバイスの追加を検出したときに前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記OSに対して前記PCIデバイスの追加の通知を禁止することを特徴とする計算機。 - 請求項2に記載の計算機であって、
前記プロセッサは、OSを実行し、
前記システム制御部は、
入力された値を受け付けて、前記デバイス管理部で無効に設定されたPCIデバイスを有効に更新したときには、前記追加されたPCIデバイスに通電し、前記OSに当該PCIデバイスを通知することを特徴とする計算機。 - 請求項1に記載の計算機であって、
前記システム制御部は、
前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記追加したPCIデバイスへ一時的に通電した後に、通電を遮断する第1のホットプラグモードに設定し、前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値以外であれば、前記PCIデバイスの追加と取り外しを行う第2のホットプラグモードに設定することを特徴とする計算機。 - プロセッサとメモリとPCIデバイスを接続するポートと、システム制御部を備えた計算機で、前記システム制御部が前記PCIデバイスのホットプラグを制御する計算機の制御方法であって、
前記システム制御部が、前記ホットプラグのモードをホットプラグモード記憶領域に設定する第1のステップと、
前記システム制御部が、前記PCIデバイスが前記ポートに追加されたことを検出する第2のステップと、
前記システム制御部は、前記PCIデバイスの追加を検出したときに前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記PCIデバイスへ一時的に通電した後に、通電を遮断する第3のステップと、
を含むことを特徴とする計算機の制御方法。 - 請求項7に記載の計算機の制御方法であって、
前記計算機は、前記PCIデバイスの有効または無効の何れかを設定するデバイス管理部をさらに有し、
前記第3のステップは、
前記PCIデバイスの追加を検出したときに前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記デバイス管理部に当該PCIデバイスを無効に設定することを特徴とする計算機の制御方法。 - 請求項7に記載の計算機の制御方法であって、
前記第1のステップは、
前記システム制御部は、入力された値を受け付けて、前記ホットプラグモード記憶領域に格納することを特徴とする計算機の制御方法。 - 請求項7に記載の計算機の制御方法であって、
前記プロセッサは、OSを実行し、
前記第3のステップは、
システム制御部は、前記PCIデバイスの追加を検出したときに前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記OSに対して前記PCIデバイスの追加の通知を禁止することを特徴とする計算機の制御方法。 - 請求項8に記載の計算機の制御方法であって、
前記プロセッサは、OSを実行し、
前記システム制御部が、入力された値を受け付けて、前記デバイス管理部で無効に設定されたPCIデバイスを有効に更新する第4のステップをさらに含み、
前記第3のステップは、
前記追加されたPCIデバイスが前記デバイス管理部で有効に設定されたときには、当該PCIデバイスに通電し、前記OSに当該PCIデバイスを通知することを特徴とする計算機の制御方法。 - 請求項7に記載の計算機の制御方法であって、
前記システム制御部は、前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値であれば、前記追加したPCIデバイスへ一時的に通電した後に、通電を遮断する第1のホットプラグモードに設定し、前記ホットプラグモード記憶領域の値が所定値以外であれば、前記PCIデバイスの追加と取り外しを行う第2のホットプラグモードに設定する第5のステップをさらに含むことを特徴とする計算機の制御方法。
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