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JP2013113344A - 静圧気体軸受構造 - Google Patents

静圧気体軸受構造 Download PDF

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JP2013113344A JP2011258307A JP2011258307A JP2013113344A JP 2013113344 A JP2013113344 A JP 2013113344A JP 2011258307 A JP2011258307 A JP 2011258307A JP 2011258307 A JP2011258307 A JP 2011258307A JP 2013113344 A JP2013113344 A JP 2013113344A
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光 佐藤
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Abstract

【課題】負荷変動に強く、かつ搭載装置の小型・軽量化を可能とする静圧気体軸受構造を提供する。
【解決手段】エアベアリング1は、相手部材を引き寄せる磁力を発生する磁力発生部11と、磁力発生部11の周囲に配置され、相手部材に向けて圧縮空気を吐出する圧縮空気供給部12と、磁力発生部11および圧縮空気供給部12が取り付けられるベースプレート13と、エアベアリング1の傾きを調整自在に保持するボールジョイント14と、を備えている。磁力発生部11は、円柱状に形成されたネオジム磁石等の永久磁石である。圧縮空気供給部12は、貫通孔123が中央に形成された円板状部材であり、この貫通孔123に磁力発生部11が嵌入されている。圧縮空気供給部12の一方の端面121は、貫通孔123に嵌入された磁力発生部11の一方の端面111とともに、相手部材の表面と非接触で対面する支持面10を構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、相対的に運動する相手部材との隙間に気体層を形成して、この気体層を介して相手部材を支持する静圧気体軸受に関し、特に、負荷変動に強く、かつ装置の小型・軽量化を可能とする静圧気体軸受構造に関する。
特許文献1には、軽量の支持対象であっても、これを安定して非接触で支持することができる静圧気体軸受が開示されている。この静圧気体軸受は、支持対象と非接触にて対面する支持面に、それぞれ多数の細孔が形成された第一および第二の多孔面と、第一の多孔面に対して第二の多孔面を隔離する隔壁の端面と、を有している。そして、第一の多孔面の各細孔には、開口から圧縮空気を吐き出すための圧縮空気供給用ポンプが連結されており、第二の多孔面の各細孔には、開口に空気を吸い込むための空気吸引用ポンプが連結されている。また、第二の多孔面と第一の多孔面とは実質的に面一になっている。
このような構造により、特許文献1に記載の静圧気体軸受は、圧縮空気供給用ポンプによる第一の多孔面からの圧縮空気の吐き出しと、空気吸引用ポンプによる第二の多孔面への空気の吸い込みと、自重もしくは支持対象の重さとのバランスによって、軽量の支持対象であっても、これを安定して非接触で支持することができる。
特開2005−214290号公報
しかしながら、特許文献1に記載の静圧気体軸受は、第二の多孔面内への空気の吸い込みにより支持対象を支持面に引き寄せるものであるため、大気圧以上の力で支持対象を支持面に引き寄せることができない。このため、特許文献1に記載の静圧気体軸受は、剛性が低く、例えば支持対象あるいは静圧気体軸受に外力が加わり、負荷変動が生じると、支持対象の支持状態が不安定になる可能性がある。
また、特許文献1に記載の静圧気体軸受では、第一の多孔面から圧縮空気を吐き出すための圧縮空気供給用ポンプとは別に、第二の多孔面内に空気を吸い込むための空気吸引用ポンプも必要となる。このため、この静圧気体軸受を例えばエアスライド装置等の装置に用いた場合など、静圧気体軸受を用いた装置全体が大型・重量化する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外力等による負荷変動に対する影響を受け難く、このため支持状態の安定性が高く、かつ搭載される装置の小型・軽量化を可能とする静圧気体軸受構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、静圧気体軸受構造において、支持対象である相対的に運動する相手部材と非接触で対面する支持面を備えた支持手段に、磁力を発生させる磁力発生手段と、圧縮気体を吐出する圧縮気体供給手段と、を設けるとともに、この支持面との間に空気層を形成する相手部材として磁性を帯びた部材を用いた。
例えば、本発明は、相対的に運動する相手部材と非接触で対面する支持面を備えた支持手段を有する静圧気体軸受構造であって、
前記相手部材は、磁性を帯びた部材であり、
前記支持手段は、
磁力を発生させる磁力発生手段と、
前記相手部材と前記支持面との隙間に圧縮気体を供給する圧縮気体供給手段と、を有する。
本発明によれば、静圧気体軸受の相手部材として磁性を帯びた部材を用い、磁力発生手段により発生する磁力により、この磁性を帯びた部材を静圧気体軸受の支持手段の支持面に相対的に引き寄せる。このため、相手部材を引き寄せる手段として、引き寄せる力が大気圧以下に制限される空気吸引手段を用いた静圧気体軸受の場合に比べて、突然の負荷変動に対する影響を低減させることが可能な高剛性を有した静圧気体軸受を実現することができる。このため、相手部材あるいは静圧気体軸受自体に突然の負荷変動が生じても、静圧気体軸受と相手部材との安定した相対運動を維持することができる。また、気体吸引用ポンプが不要となるので、静圧気体軸受が搭載された装置全体を小型・軽量化することが可能となる。
図1(A)、(B)は、本発明の一実施の形態に係るエアベアリング1の外観図である。 図2(A)、(B)は、図1に示すエアベアリング1の正面図、背面図である。 図3(A)は、図2(A)に示すエアベアリング1の右側面図であり、図3(B)は、図2(A)に示すエアベアリング1のA−A断面図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係るエアベアリング1の動作原理を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1(A)、(B)は、本発明の一実施の形態に係るエアベアリング1の外観図である。また、図2(A)、(B)は、図1に示すエアベアリング1の正面図、背面図であり、図3(A)は、図2(A)に示すエアベアリング1の右側面図であり、図3(B)は、図2(A)に示すエアベアリング1のA−A断面図である。
図示するように、本実施の形態に係るエアベアリング1は、支持対象である相対的に運動する相手部材と非接触で対面する支持面10と、磁力を発生する手段である磁力発生部11と、磁力発生部11の周囲に配置され、圧縮空気を吐出する手段である圧縮空気供給部12と、を有する支持体18を備えている。さらに、エアベアリング1は、支持体18が取り付けられたベースプレート13と、エアベアリング1を揺動自在に保持するボールジョイント14と、を備えている。
磁力発生部11は、例えば円柱状に成形された永久磁石であり、例えばネオジム磁石が用いられる。なお、本実施の形態においては、磁力発生部11として円柱状の永久磁石を1つ用いているが、永久磁石の形状および数は適宜変更可能である。例えば、角柱状の永久磁石を用いてもよいし、また、後述の圧縮空気供給部12の中央部に複数の貫通穴123を形成し、これらの貫通穴123にそれぞれ永久磁石をはめ込んでもよい。
圧縮空気供給部12は、一方の端面121から他方の端面122に繋がる貫通孔123が中央部に形成された円板状部材であり、この貫通孔123に磁力発生部11が嵌入されている。
圧縮空気供給部12の一方の端面121は、貫通孔123に嵌入された磁力発生部11の一方の端面111とともに、エアベアリング1に対して相対的に運動する相手部材(以下、支持対象)の表面と非接触で対面する支持面10を構成している。また、一方の端面121には、貫通穴123(つまり磁力発生部11)を囲む環状の溝124が形成されており、この溝124の溝底には、自成絞りによる圧縮空気吐出口125が溝124の周方向に沿って等間隔に多数形成されている。
圧縮空気供給部12の他方の端面122には、一方の端面121に多数形成された圧縮空気吐出口125と繋がる環状溝126が圧縮空気供給路126として形成されている。この圧縮空気供給路126の外縁にはОリング用溝127が形成されており、このОリング用溝127内に、圧縮空気供給路126からの空気漏れを防止するためのОリング17が収容される。また、圧縮空気供給部12の他方の端面122には、圧縮空気供給部12をベースプレート13に固定するための六角穴付きボルト15が締結されるネジ穴127が形成されている。
ベースプレート13は、圧縮空気供給部12と略同じ外径の円板状部材であり、圧縮空気供給部12のネジ穴127に対応する位置に、一方の端面131から他方の端面132に繋がる座繰り穴133が形成されている。ベースプレート13の他方の端面132を圧縮空気供給部12の他方の端面122に接触させた状態で、六角穴付きボルト15を、この座繰り穴133に挿入して圧縮空気供給部12のネジ穴127に螺合させることにより、圧縮空気供給部12がベースプレート13に固定される。この際、圧縮空気供給部12の貫通孔123に嵌入された磁力発生部11の他方の端面112を、接着剤によりベースプレート13の他方の端面132に接着するようにしてもよい。
ベースプレート13の一方の端面131には、ボールジョイント14をベースプレート13に固定するための六角穴付きボルト16が締結されるネジ穴134が形成されている。
ベースプレート13の他方の端面132は、圧縮空気供給部12の圧縮空気供給路126の外縁に形成されたОリング用溝127内のOリング17と当接している。これにより、圧縮空気供給部12の圧縮空気供給路126に充填された圧縮空気が、圧縮空気供給部12の圧縮空気吐出口125以外の領域、つまり、圧縮空気供給部12の他方の端面122とベースプレート13の他方の端面132との当接部分から外部に漏れるのを防止している。
また、ベースプレート13には、圧縮空気供給部12の圧縮空気供給路126に繋がる通気路137が形成されている。この通気路137の開口138は、ベースプレート13の側面136に形成されており、図示していない圧縮空気供給ポンプのチューブが連結される。これにより、圧縮空気供給ポンプからの圧縮空気が、通気路137を介して圧縮空気供給部12の圧縮空気供給路126に供給され、圧縮空気供給部12の圧縮空気吐出口125から相手部材に向けて噴出する。
ボールジョイント14は、ボールヘッド142を有するボールスタッド141と、ボールヘッド142を回動自在に収容するボールソケット143と、ボールソケット143に一体的に形成された固定プレート144と、エアベアリング1をスライドプレート3(図4参照)等のベースに固定するための固定用ナット145と、を備えている。
ボールスタッド141は、雄ネジ部148が形成されたスタッド部149と、スタッド部148の一方の端面1481に一体的に形成されたボールヘッド142と、を有している。スタッド部148の他方の端面1482には、六角レンチ用の六角穴1483が形成されている。また、スタッド部149の、ボールヘッド142側(雄ネジ部148とボールヘッド142との間)の外周には、外周面から張り出したフランジ1494が形成されている。エアベアリング1のスライドプレート3等のベースへの取付け前において、固定用ナット145は、このフランジ1494と当接するまで、スタッド部149の雄ネジ部148にねじ込まれている。エアベアリング1のスライドプレート3等のベースへの取付けの際には、スライドプレート3等のベースに形成されたネジ穴133にスタッド部149のネジ部148をねじ込んだ後、六角穴1488内へ六角レンチを差し込んでスタッド部149の回転を阻止しながら、固定用ナット145を、スライドプレート3等のベースに接触するまで回転させる。これにより、エアベアリング1がスライドプレート3等のベースに取り付けられる。
ボールソケット143は、例えば、以下のように形成される。すなわち、一方の端面が固定プレート144により塞がれるように固定プレート144と一体的に形成された円筒部材の内部にボールスタッド141のボールヘッド142を挿入し、この状態で、円筒部材の開口側を可締める。ボールソケット143にはコマ1431が配置されており、ボールソケット143に収容されたボールヘッド142は、このコマ1431によって支えられる。
固定プレート144には、ベースプレート13のネジ穴134に対応する位置にボルト挿入用の貫通孔1441が形成されている。この貫通孔1441に六角穴付きボルト16を挿入して、六角穴付きボルト16をベースプレート13のネジ穴134に螺合させることにより、ボールジョイント14がベースプレート13に取り付けられる。
つぎに、以上のような構造を有するエアベアリング1の動作原理を説明する。図4は、本発明の一実施の形態に係るエアベアリング1の動作原理を説明するための図である。この図では、エアベアリング1を、エアスライド装置の固定レール2上を非接触でスライドするエアベアリングとして用いた場合を例示している。
エアベアリング1の支持対象となる固定レール2は、磁性体により形成されている。エアベアリング1が取り付けられるベースとなるスライドプレート3には、一方の端面31から他方の端面32に繋がるボールスタッド141用のネジ穴33が形成されている。
スライドプレート3の一方の端面31側からネジ穴33に、エアベアリング1のボールスタッド141をねじ込み、スライドプレート3の他方の端面32側から、このボールスタッド141の端面145の六角穴1483に、図示していない六角レンチを挿入する。これによりボールスタッド141の共回りを阻止しながら、固定用ナット145を、スライドプレート3の一方の端面31に接触するまで回転させる。これにより、エアベアリング1がスライドプレート3に取り付けられる。
スライドプレート3に取り付けられたエアベアリング1を、エアベアリング1の支持面10が固定レール2の表面21と対面するように固定レール2に近付けると、磁力発生部11の磁力mによりエアベアリング1が固定レール2に引き寄せられる。これにより、エアベアリングの支持面10が固定レール2の表面21に吸着する。この状態において、図示していない圧縮空気供給ポンプにより、ベースプレート13の側面136に設けられた開口138から通気路137に圧縮空気を供給すると、圧縮空気供給部12の圧縮空気供給路126内が圧縮空気で充満し、複数の圧縮空気吐出口125から、固定レール2の表面21に向けて圧縮空気aが吐き出される。その結果、エアベアリング1は、固定レール2から引き離されて、圧縮空気aの圧力、エアベアリング1等を含むスライドプレート3の重さおよび磁力発生部11の磁力mがバランスする位置に位置決めされる。これにより、固定レール2に対して非接触で、スライドプレート3およびその積載物等からの荷重を支持し、固定レール2に沿ってスライドプレート3をスライド自在に保持する。
このとき、ボールジョイント14は、エアベアリング1の支持面10と固定レール2の表面21との隙間tを均一に保つように、ボールヘッド142の中心周りの方向dに、ベースプレート13、圧縮空気供給部12および磁力発生部11を一体として揺動させ、ボールスタッド141に対する支持面10の傾きを調節する。
以上、本発明の実施の形態を説明した。
本実施の形態によれば、磁力発生部11の磁力mにより、エアベアリング1の支持面10に磁性体の支持対象(図4の例では固定レール2)を相対的に引き寄せる。このため、空気吸引により支持対象を相対的に引き寄せる場合(つまり、支持対象を引き寄せる力が大気圧以下に制限される場合)に比べて、より大きな力で支持対象をエアベアリング1の支持面10に引き寄せることが可能となる。このため、エアベアリング1の荷重変動に対する剛性をより高くすることができ、支持対象あるいはエアベアリング1(具体的には、図4に示すスライドプレート3のような、エアベアリング1が取り付けられたベース)に荷重変動が生じても、支持対象に対して安定して相対運動することができる。また、空気吸引ポンプが不要となるので、エアベアリング1を用いた装置全体の小型・軽量化を図ることができる。さらに、図4に示すように、エアベアリング1をエアスライド装置に用いた場合、スライドプレート3の固定レール2上の所望の位置により正確に静止させることが可能となり、位置決め機能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、エアベアリング1と支持対象とを相対的に引き寄せる力を発生する磁力発生部11を中央に配置し、この磁力発生部11の外周側を囲むように、エアベアリング1と支持対象とを相対的に引き離す力を発生する圧縮空気供給部12を配置している。このため、例えば支持対象に対して支持面10を傾斜させる方向の力が、エアベアリング1に加わった場合でも、支持面10の外周領域において、この傾斜を解消するように、エアベアリング1と支持対象とを相対的に引き離す力を作用するため、支持面10と支持対象の表面との隙間tを維持しながら、支持対象に対する相対的な運動をより安定化することができる。
また、本実施の形態では、磁力発生部11に永久磁石を用いている。空気吸引により支持対象を相対的に引き寄せる場合、故障等によりポンプが停止した際に、支持対象とエアベアリングとを相対的に引き離す力とともに、支持対象とエアベアリングとを相対的に引き寄せる力も働かなくなるため、支持対象がエアベアリングから脱落、あるいはエベアリングが支持対象から脱落する可能性がある。これに対して、本実施の形態によれば、永久磁石により、エアベアリング1と支持対象とを相対的に引き寄せる磁力mが常に作用しているため、圧縮空気供給ポンプが停止しても、エアベアリング1と支持対象とが互いに吸着するため、特別な脱落防止措置をとらなくても、エアベアリング1を支持対象に、または、支持対象をエアベアリング1に保持させることができる。
また、本実施の形態では、ボールジョイント14が、エアベアリング1の支持面10と支持対象の表面との隙間tを均一に保つように、ボールスタッド141に対する支持面10の傾きdを調節するので、例えば図4において、固定レール2の表面21の傾きに対して、エアベアリング1を自動調芯することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、自成絞りによる圧縮空気吐出口125が多数形成された圧縮空気供給部12を用いているが、本発明はこれに限定されない。圧縮空気供給部12の代わりに、例えば、オリフィス絞り、表面絞り等による圧縮空気吐出口が、支持面10を構成する表面に多数形成された圧縮空気供給部を用いてもよい。あるいは、支持面10を構成する表面に、圧縮空気供給路126に繋がる多孔質焼結層が形成された圧縮空気供給部を用いてもよい。
また、上記の実施の形態では、磁力発生部11として永久磁石を用いているが、電磁石を磁力発生部11として用いてもよい。
また、上記の実施の形態では、エアベアリング1の調芯機構として、ボールジョイント14を用いているが、本発明はこれに限定されない。エアベアリング1の支持面10と支持対象との隙間tを均一に保つように支持面10の傾きを自動調節できるものであれば、その他のものを用いてもよい。例えば、弾性体を介してベースにエアベアリング1を取り付けることにより、エアベアリング1の支持面10と支持対象との隙間tを均一に保つようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、エアベアリング1を用いた装置として、ベース(図4のスライドプレート3)に取り付けられたエアベアリング1が、磁性体の支持対象(図4の固定レール2)上を移動するエアスライド装置を例とり説明したが、本発明は、ベースを固定とし、支持対象がエアベアリング1上を非接触で移動する装置等、支持対象との隙間に空気層を形成し、支持対象との隙間方向の荷重を支持するエアベアリングを用いる装置であれば当然適用可能である。
また、上記の実施の形態では、支持対象である相対的に運動する相手部材との隙間に空気層を形成し、この空気層を介して相手部材を支持するエアベアリング1を例にとり説明したが、本発明は、相手部材との隙間に気体層を形成して、この気体層を介して相手部材を支持する静圧気体軸受に広く適用可能である。
1:エアベアリング、2:固定レール、3:スライドプレート、10:支持面、11:磁力発生部、12:圧縮空気供給部、13:ベースプレート、14:ボールジョイント、15、16:六角穴付きボルト、17:Oリング、18:支持体、31、32:スライドプレート3の端面、33:スライドプレート3のネジ穴、111、112:磁力発生部11の端面、121、122:圧縮空気供給部12の端面、123:圧縮空気供給部12の貫通孔、124:圧縮空気供給部12の溝、125:圧縮空気吐出口、126:圧縮空気供給路、127:圧縮空気供給部12のネジ穴、127:圧縮空気供給部12のОリング用溝、131、132:ベースプレート13の端面、133:ベースプレート13の座繰り穴、134:ベースプレート13のネジ穴、136:ベースプレート13の側面、137:ベースプレート13の通気路、138:通気路137の開口、141:ボールスタッド、142:ボールヘッド、143:ボールソケット、144:固定プレート、145:ボールスタッド141の固定用ナット、148:ボールスタッド141の雄ネジ部、149:ボールスタッド141のスタッド部、1431:コマ、1441:固定プレート144のネジ穴、1491、1492:スタッド部149の端面、1493:スタッド部149の六角穴、1494:スタッド部149のフランジ

Claims (6)

  1. 相対的に運動する相手部材と非接触で対面する支持面を備えた支持手段を有する静圧気体軸受構造であって、
    前記相手部材は、磁性を帯びた部材であり、
    前記支持手段は、
    磁力を発生させる磁力発生手段と、
    前記相手部材と前記支持面との隙間に圧縮気体を供給する圧縮気体供給手段と、を有する
    ことを特徴とする静圧気体軸受構造。
  2. 請求項1に記載の静圧気体軸受構造であって、
    前記磁力発生手段が前記支持面の中央に配置され、当該磁力発生手段の外周側を囲むように、前記圧縮気体供給手段が配置されている
    ことを特徴とする静圧気体軸受構造。
  3. 請求項1または2に記載の静圧気体軸受構造であって、
    前記磁力発生手段は、磁石であり、
    前記圧縮気体供給手段は、一方の端面に圧縮気体吐出口が少なくとも一つ形成され、当該一方の端面の中央に前記磁力発生手段の挿入穴が形成された板状部材であり、
    前記支持面は、
    前記磁石の端面と、前記板状部材の前記一方の端面とを含んで構成されている
    ことを特徴とする静圧気体軸受構造。
  4. 請求項3に記載の静圧気体軸受構造であって、
    前記磁石は、少なくとも一つの永久磁石からなる
    ことを特徴とする静圧気体軸受構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の静圧気体軸受構造であって、
    前記支持面と前記相手部材との隙間を均一に保つための調芯手段をさらに有する
    ことを特徴とする静圧気体軸受構造。
  6. 請求項5に記載の静圧気体軸受構造であって、
    前記調芯手段は、
    当該静圧気体軸受をベースに角度自在に取り付けるためのボールジョイントである
    ことを特徴とする静圧気体軸受構造。
JP2011258307A 2011-11-25 2011-11-25 静圧気体軸受構造 Pending JP2013113344A (ja)

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