JP2013000648A - 排煙処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排煙処理装置100は、外筒10と、回転する回転構造体20とを備えている。外筒10は、排煙導入管11と、分離されたガスを排出するガス排出管13と、分離された液分を排出する液分排出管14と、が接続されている。回転構造体20は、内部に排煙が流入し延在方向を軸として回転すると共に内表面から外表面を貫通する放散口21aが複数形成された回転式排煙導入管21と、回転式排煙導入管21の周囲に互いに隣り合って当接して配設されて液分が衝突する複数の衝突板23と、を有しており、衝突板23は、外筒10の周方向上で隣り合う衝突板23間の距離が、外筒10の径方向外側に向かって狭窄するように配設され、回転構造体20の回転時、隣り合う衝突板23間に間隙23bを生じるように撓む可撓性の板材によって形成されている。
【選択図】図2
Description
この構成により、回転フィルタに捕捉された液分及び粉塵は、回転フィルタの回転により得られる遠心力によって筒体の内周面に飛ばされ、自重により下方に流下する。
このとき、外筒の周方向上で互いに隣り合って配設された衝突板間の距離が、外筒の径方向外側(外周方向)に行くに従い狭窄して配設されているため、その狭窄部(衝突板の端部)近傍の排煙の密度が高くなり、排煙中の液分(微粒子)をより凝集しやすくすることができる。そして、凝集した液分は、狭窄部から回転構造体の外側へ向かって飛散し、その後、外筒底部へ流下する。
このように、本発明の排煙処理装置は、排煙中に含まれる粘性の高い液分を衝突板によって凝集させて流下させる構成であるため、液分を濾過するフィルタを備えた構成の装置とは異なり、目詰まりしにくく、長時間の連続運転が可能となる。
そして、本発明の衝突板は、可撓性の板材によって形成されている。したがって、回転構造体を高速で回転させて衝突板に遠心力を与えることにより、衝突板が撓んで変形し、隣り合って配設された衝突板同士の距離(すなわち、狭窄部の間隙)が大きくなる。その結果、狭窄部に液分が堆積することなく、狭窄部から効果的に液分を外周方向へ飛散させることができる。さらに、排煙中に含まれる液分以外の成分(粉塵等の固体成分)もまた、狭窄部の間隙を大きくすることにより、効果的に除去可能である。
このように、本発明の排煙処理装置は、衝突板によって排煙中の液分を凝集させ、下方に流下させることにより排煙から液分を分離するため、フィルタの目詰まり等による不具合を生じることなく、長時間安定して動作する。
そして、衝突板を可撓性の板で構成することにより、回転構造体の回転数に依存して、衝突板間の狭窄部の大きさを制御することが可能である。したがって、回転構造体は回転数(回転速度)に応じて自浄作用を備えるため、特別な洗浄機構を備えなくても、回転構造体において粘性の高い液分が堆積することなく、長時間安定して動作させることができる。
さらに、外筒底部に蓄積した液分を液分排出管で抜き取ることにより、液分は燃料として回収することができる。このように、液分が連続的に排出されることにより、本発明の排煙処理装置は長時間連続して運転することができる。
このように、衝突板の内側面(内周方向の面)において、微小突起が複数形成された構成とすることにより、排煙が接触する面積を大きくすることができる。その結果、排煙中の液分が衝突板に接触する頻度が高くなるため、液分が凝集しやすくなり、効率的に排煙中の液分を分離することができる。
また、隣り合う衝突板の狭窄部において微小突起を備えることにより、周方向上で隣り合う衝突板の狭窄部における間隙が閉塞することなく、微小突起分の間隙が確保されるため、より効率よく液分を排出することが可能となる。その結果、狭窄部の間隙から液分やその他の固体成分が飛散されるため、液分や固体成分が回転構造体に堆積することなく、効率的に除去可能である。
このように、外筒の同一径方向上に複数の衝突板を備えることにより、回転式排煙導入管から放散された排煙に含まれる液分は、衝突板に衝突しやすくなる。すなわち、液分が衝突板に衝突する頻度が高くなるため、排煙中に含まれる液分を効率的に分離することができる。
このように、衝突板を平面視円弧状に形成することにより、平面状に形成された場合と比較して、排煙が衝突板に接触する面積を大きくすることができる。したがって、排煙中の液分の接触率が向上するため、液分が凝集しやすくなり、より効率的に液分を分離することができる。
このように、回転構造体において、衝突板だけでなくさらに補助衝突板(第1の補助衝突板)を備えることにより、排煙が接触する面積をさらに大きくすることができる。したがって、排煙中の液分が衝突する頻度が高くなるため、より凝集しやすくなり、さらに液分を効率的に分離することができる。
このように、本発明の排煙処理装置において、外筒の内壁と衝突板(すなわち、回転構造体)との間に液滴捕獲グリッド、第2の補助衝突板、外筒側衝突板をさらに備えた構成とすると、衝突板から飛散した液滴の粒径をさらに増大させることができる。
衝突板の狭窄部から飛散した液分は、第2の補助衝突板に衝突し、さらに径方向外側(外周方向)へ飛散する。また、液滴捕獲グリッドを透過した液分は外筒の内壁に衝突することにより、さらに凝集し、液滴をさらに増大させることができる。さらに、外筒側衝突板に液分が衝突することにより、液滴の粒径が拡大されるため、液分の分離効率をさらに向上させることができる。
また、第2の補助衝突板を備えることにより、外筒内部の排煙の気流を整流することができ、さらに効率的に液分を分離することができる。
このように本発明の排煙処理装置は、その内部上方を「粘着性物質結合領域」、内部下方を「気液分離領域」に二分する気液分離板を備える構成とすると良い。そして、気液分離板には外筒下方に延設されるサイフォンが配設される。気液分離板にサイフォンを設けることにより、「気液分離領域」の内部における乱気流の発生を防止し、気液分離効果を高めることができる。また、サイフォンを備えた構成とすることで、排煙を流入させるために用いられる送風機によって、装置内部の圧力が低下するのを抑制することができる。
このように、気液分離板の縁端と外筒の内壁の間に間隙を設けることにより、気液分離領域の上方に区画された粘着性物質結合領域において凝集した液分が流下しても、気液分離板上に堆積することがない。その結果、液分が気液分離板の下方に区画された気液分離領域に速やかに流下するので、気液分離板上に液分が蓄積して固化することがなく、長時間連続して運転することが可能となる。
このように、排煙導入管及びガス排出管が、外筒に対して傾斜して配設され、且つ外筒との接続部がそれぞれ開口部に対して低くなっているため、排煙中又は処理後のガス中に含まれた水等の液分が外筒内部に流入する構成となっている。排煙導入管及びガス排出管を水平に接続すると液分が排煙導入管及びガス排出管の内部で滞留する可能性があるが、排煙導入管及びガス排出管を傾斜して接続することにより、液分の滞留を防止することができる。
このように、外筒を複数部分に分割し、外筒の一部分を開閉できる構成とすると、回転構造体や、液滴捕獲グリッド等、外筒の内部に収納されている部材の洗浄や保守作業を容易に行うことができる。
このように、排煙処理装置内において特に液分が蓄積しやすい箇所に液分を溶解させる機構を備えることにより、内部の洗浄作業をより簡単に行うことができ、長時間安定して作動させることができる。
そして、衝突板が可撓性を備える板材によって形成されているため、回転構造体を回転させる速度に応じて、衝突板が変形して狭窄部の間隙を拡大することができる。したがって、本発明の排煙処理装置は、排煙中に粘性の高い物質が多く含まれていても、衝突板上の液分や固体成分を効果的に除去することができ、長時間安定して連続運転することができる。
さらにまた、排煙中に存在する液分が外筒の底部に蓄積した後、その液分を回収可能であるため、長時間連続運転可能な排煙処理装置を提供することができる。
本実施形態に係る排煙処理装置100は、図1で示すように、円筒状に形成されており、上方から排煙が導入される。そして、排煙処理装置100の下方に備えられた液分排出管14によって生成燃料貯蔵タンク200と接続されている。生成燃料貯蔵タンク200には、排煙処理装置100において排煙から分離されたタール等の可燃性成分(燃料)を貯蔵することができる。そして生成燃料貯蔵タンク200は、下方にバルブ210が設けられており、バルブ210を開くことにより、内部に貯蔵された燃料を適宜別の容器に移し替えることができる。
排煙処理装置100は、略鉛直方向を軸方向とした外筒10と、その内部に配設される回転構造体20を備えている。外筒10には、排煙導入管11と、ガス排出管13と、液分排出管14とが接続されている。外筒10には、その内部に配設される回転構造体20の回転軸となる回転式排煙導入管21を軸支する導入管回転軸受12と、回転式排煙導入管21に接続されるシャフト26を軸支するシャフト回転軸受15が配設されており、その内部が密閉できる構成である。
そして、外筒上部10aと外筒下部10bに分割し、回転構造体20(図2参照)や第2の補助衝突板41、液滴捕獲グリッド42、外筒側衝突板43(図4参照)を取り外すことにより、排煙処理装置100内の調整、洗浄を容易に行うことができる。
外筒10の材質は、セメント、煉瓦、金属などを用いることができるが、機械的強度、耐候性、耐食性、耐熱性等が高いものを用いるのが好ましい。したがって、ステンレス鋼が好適に用いられる。
また、凸部10cの上方は必ずしも開口している必要はなく、凸部10cの側面と連続して閉塞した構成としてもよい。
回転構造体20は、排煙中に含まれる微粒子(液分)を凝集させる役割を担うものである。回転構造体20は、回転式排煙導入管21の周囲に、回転構造体20の回転に伴ってたわむ程度の可撓性を備えた板材からなる衝突板23を保持するための衝突板保持枠22が取り付けられている。そして以下に詳述する衝突板23、第1の補助衝突板29は、回転式排煙導入管21を軸としてその周囲を取り囲むように配設される。衝突板保持枠22は所定の間隔をあけて回転式排煙導入管21の軸方向に沿って複数段配設されており、各衝突板保持枠22の間には、板状の架橋部22bが架設されている。
また、衝突板23の材料は、含水性及び含油性がなく、耐油性、耐熱性(100〜200℃程度)が高いものが好ましい。また、粘着性物質が脱離し易い材質であると共に、軽量であることが望ましい。
このような条件を満たすものであれば材質は限定されるものではなく、たとえば、ステンレス板、鋼板、フッ素樹脂やポリアミド系合成繊維等の耐油性耐熱性樹脂等が挙げられる。
なお、排煙から微粒子を分離する工程に関しては後述する。
本発明の排煙処理装置100内では、回転構造体20の下方に、外筒10の内部を仕切るように形成された気液分離板30が配設される。気液分離板30は回転構造体20によって分離された液分と、処理されて微粒子が除去された後のガスを分離するために設けられ、外筒10の内部を上下に二分する構成である。
したがって、気液分離板30は、気液分離領域内において乱気流が発生するのを防止して気液分離効果を高めることができる。
次に、回転構造体20に備えられた衝突板23について、図4乃至図9を参照して説明する。
衝突板23は、排煙中に含まれた液分(微粒子)を衝突させて凝集させるために備えられ、平面視略円弧状、側面視略矩形状の板材であり、円筒の一部を切り取ったような形状である。
衝突板23は、回転式排煙導入管21を中心として放射状に配設されており、外筒10の周方向上で互いに隣り合って当接して配設されている。そして、隣り合う一対の衝突板23,23同士の距離は、外筒10の径方向外側に向かって狭窄して配設されている。なお、隣り合う一対の衝突板23,23の形状は平面視スロート状のものを図示しているが、衝突板23の形状はこれに限定されるものではなく、多様な形状の衝突板23が適用可能である。
また、図8は、図6と同様に微小な点状突起が分散したパターンであるが、衝突板23がプレス成形、型押し成形、打出し成形等によって微小突起23cが形成されたものである。
以上、微小突起23cの形状及び加工方法を例示したが、上記に限定されるものではなく、その他の形状、加工方法を用いてよいのは勿論である。
回転構造体20は、図4に示すように、上記の衝突板23の他に、さらに第1の補助衝突板29を備えている。第1の補助衝突板29は、衝突板23と同様に、回転式排煙導入管21を中心として放射状に配設されている。そして、第1の補助衝突板29は、平面視略円弧状(半円形状)の板材によって形成されており、衝突板23と同じく、円筒の一部を切り取ったような形状である。そして、第1の補助衝突板29の中心点29aは、外筒10の内周方向に備えられた一対の衝突板23,23の間隙23bに対し、外筒10の外周側であって、同一径方向上に配設される。
以下、本発明の排煙処理装置100を用いて排煙中の液分(微粒子)を分離する構成に関し、図4及び図5を参照して説明する。
このとき、回転構造体20は、回転式排煙導入管21及びシャフト26を軸として高速回転させることにより遠心力が作用し、回転式排煙導入管21に形成された放散口21aから排煙が放射状に流出する。
本発明の排煙処理装置100には、上記で説明した衝突板23、第1の補助衝突板29の他にも、排煙中の液分(微粒子)を衝突、凝集させるための構成として、図4に示すように、第2の補助衝突板41、液滴捕獲グリッド42、外筒側衝突板43等の構成を備えている。以下、これらの部材について説明する。
すだれ状の液滴捕獲グリッド42は垂直方向に配設されることにより、再結合した液滴Dが目詰まりしにくくなると共に、下方に流下しやすくなる。
また、十分な通気性及び通液性を備えるものであれば、液滴捕獲グリッド42として微細な孔を形成した板材を用いてもよい。
そして、外筒10の下方に液分排出管14を介して配設された生成燃料貯蔵タンク200に液分が流下して燃料として貯蔵され、連続的に液分の回収を行うことが可能である。
なお、低温燃焼させる場合は不完全燃焼が起こっており、一酸化炭素を発生する可能性があるため、二次燃焼させるなど、他の方式で一酸化炭素を取り除く設備を備えていると好ましい。
200 生成燃料貯蔵タンク
210 バルブ
10 外筒
10a 外筒上部
10b 外筒下部
10c 凸部
11 排煙導入管
11a 排煙導入口
11b 導入管接続部(接続部)
12 導入管回転軸受
13 ガス排出管
13a ガス排出口
13b 排出管接続部(接続部)
14 液分排出管
15 シャフト回転軸受
16 外筒分割機構
17 回転式シール機構
20 回転構造体
21 回転式排煙導入管
21a 放散口
21b ドレン抜き口
22 衝突板保持枠
22a 支持部
22b 架橋部
22c 固定部
23 衝突板
23a 狭窄部
23b 間隙
23c 微小突起
24 上部気流制御板
25 下部気流制御板
26 シャフト
28 衝突板保持具
28a 保持部
28b 固定部
28c 支持部
28d,28e 締結手段
29 第1の補助衝突板
29a 中心点
29b 縁端部
30 気液分離板
31 サイフォン
32 筒部
41 第2の補助衝突板
42 液滴捕獲グリッド
43 外筒側衝突板
D 液滴
Claims (11)
- 外筒と、該外筒内で回転する回転構造体とを備え、該回転構造体内に導入される排煙から液分を分離する排煙処理装置であって、
前記外筒は、前記排煙を導入する排煙導入管と、前記排煙から分離されたガスを排出するガス排出管と、前記排煙から分離された液分を排出する液分排出管と、が接続され、
前記回転構造体は、内部に前記排煙が流入し延在方向を軸として回転すると共に内表面から外表面を貫通する放散口が複数形成された回転式排煙導入管と、該回転式排煙導入管の周囲に互いに隣り合って当接して配設されて前記液分が衝突する複数の衝突板と、を有し、
該衝突板は、前記外筒の周方向上で隣り合う前記衝突板間の距離が、前記外筒の径方向外側に向かって狭窄するように配設され、前記回転構造体の回転時、隣り合う前記衝突板間に間隙を生じるように撓む可撓性の板材からなることを特徴とする排煙処理装置。 - 前記衝突板は、前記外筒の径方向内側の面の少なくとも一部に複数の微小突起が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の排煙処理装置。
- 前記回転構造体は、前記外筒の同一径方向上に前記衝突板を複数備えてなることを特徴とする請求項1または2に記載の排煙処理装置。
- 前記衝突板は、平面視円弧状に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の排煙処理装置。
- 前記回転構造体は、前記回転式排煙導入管を中心として放射状に配設される第1の補助衝突板をさらに備えてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の排煙処理装置。
- 前記外筒の内壁と前記衝突板との間には、前記液分が衝突する液滴捕獲グリッドと、該液滴捕獲グリッドと前記衝突板との間に配設される第2の補助衝突板と、前記外筒の内壁から前記外筒の径方向内側に突出した外筒側衝突板と、をさらに備えてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の排煙処理装置。
- 前記外筒内であって前記衝突板よりも下方位置には、前記外筒内部を横断する気液分離板が配設され、該気液分離板は、上面から下面を貫通して下方に延設された管体からなるサイフォンを複数備えてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の排煙処理装置。
- 前記気液分離板の縁端は、前記外筒の内壁から離間して形成されてなることを特徴とする請求項7に記載の排煙処理装置。
- 前記排煙導入管及び前記ガス排出管は、一端が前記外筒と接合された接続部をそれぞれ備え、他方の端部が前記接続部に対して上方に配設されてなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の排煙処理装置。
- 前記外筒は、開状態又は閉状態を維持する外筒分割機構を備え、前記外筒は複数部分に分割されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の排煙処理装置。
- 前記外筒、前記排煙導入管、前記ガス排出管、前記回転式排煙導入管のうち少なくとも一つの内部には、前記排煙から分離された液分を溶解する溶剤を流通させる機構を備えてなることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の排煙処理装置。
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