JP2012513417A - 新規な多形形態の6−(1−メチル−1h−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2h−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートおよびその製造方法 - Google Patents
新規な多形形態の6−(1−メチル−1h−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2h−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートおよびその製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明は、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート、その溶媒和物およびその結晶変態(crystalline modification)ならびにそれらの医療用途および製造方法に関する。
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(I)
本発明は、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンの新規な塩の形およびその新規な多形形態を提供する目的を有する。
(a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)またはその1種もしくは複数種の塩を、溶媒または溶媒混合物中、好ましくは2−プロパノールまたはクロロホルム中に、場合によって撹拌下で溶解または分散させるステップと、
(b)水性またはエタノール性リン酸溶液を、場合によって撹拌下で加えることによって、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)またはその1種もしくは複数種の塩を、対応するジヒドロゲンホスファート塩に変換するステップと、
(c)ステップ(b)から得られた分散液を、室温で1時間もしくは1時間超または1日もしくは1日超、好ましくは1または2時間撹拌するステップと、
(d)沈殿した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物を、ろ過によって回収し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物で洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温Tで、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと
を含む、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を製造するための方法を提供することによって解決された。
(a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)またはその1種もしくは複数種の塩を、場合によって撹拌下で、溶媒または溶媒混合物中、好ましくは水中に分散させ、水性リン酸溶液を加えるステップと、
(b)ステップ(a)から得られた分散液を、高温T1まで、好ましくは30℃から95℃まで、より好ましくは50℃まで、場合によって撹拌下で加熱し、得られた溶液を、好ましくは0℃から40℃に、より好ましくは20℃に、場合によって撹拌下で冷却した後、それを溶媒または溶媒混合物、好ましくはアセトンで、場合によって撹拌下で希釈するステップと、
(c)ステップ(b)から得られた分散液を、0℃から40℃までで、好ましくは10℃で、結晶化が完了するまで撹拌するステップおよび/またはそれを室温で、1時間もしくは1時間超または1日もしくは1日超、場合によって撹拌下でインキュベートするステップと、
(d)沈殿した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物を、ろ過によって回収し、ステップ(c)から得られた分散液を、場合によって撹拌下でろ過する前に、0℃から20℃に、好ましくは5℃に場合によって冷却し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物、好ましくはアセトンで洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温T2で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと、
(e)場合によって、ステップ(d)から得られた乾燥結晶を、分散液としての溶媒または溶媒混合物中、好ましくはエタノール中で、1分間または1分間超、好ましくは30分間沸騰させ、熱分散液からろ過によってそれらを回収するステップと
を含む、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を製造するための方法を提供することによって解決された。
(a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)またはその1種もしくは複数種の塩を、場合によって撹拌下で、溶媒混合物中、好ましくは水:アセトン混合物中に分散させ、水性リン酸溶液を加えるステップと、
(b)ステップ(a)から得られた分散液を、高温T1まで、好ましくは30℃から95℃まで、より好ましくは55℃まで、場合によって撹拌下で加熱し、得られた溶液を、好ましくは0℃から50℃に、場合によって撹拌下で、特定の冷却速度で、好ましくは0.1〜1K/分、より好ましくは0.1〜0.3K/分で、場合によって撹拌下で、結晶化が起こるまで冷却するステップと、
(c)ステップ(b)から得られた分散液を、好ましくは−20℃から0℃に、より好ましくは−10℃に、場合によって撹拌下で、特定の冷却速度で、好ましくは0.1〜1K/分、より好ましくは0.1〜0.3K/分で、場合によって撹拌下でさらに冷却するステップと、
(d)ステップ(c)から得られた分散液を、−20℃から40℃までで、好ましくは−10℃で、結晶化が完了するまで撹拌するステップと、
(e)結晶化した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物を、ろ過によって回収し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物、好ましくはアセトンで洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温T2で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと
を含む、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を製造するための方法を提供することによって解決された。
(a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、表面上、好ましくは容器の縁のある表面上、より好ましくはペトリ皿の表面上に広げ、続いて、それを密閉デシケーター中、水または塩の水溶液上で、特定の相対湿度(RH)で、好ましくは80〜100%RHで、より好ましくは90〜100%RHで、1日もしくは1日超または1週間もしくは1週間超インキュベートするステップ
を含む、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート二水和物の結晶変態H1を製造するための方法を提供することによって解決された。
(a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、2種以上の溶媒の混合物中、好ましくは水と有機溶媒との2成分混合物中に、場合によって撹拌下で分散させ、ここで、好ましくは有機溶媒は、「メタノール、エタノール、2−プロパノール、アセトン、TFHおよびアセトニトリル」からなる群から選択され、得られた分散液を、高温T1で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは50℃で、1日もしくは1日超または1週間もしくは1週間超、撹拌するステップと、
(b)沈殿した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート二水和物を、ろ過によって回収し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物で洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温T2で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと
を含む、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート二水和物の結晶変態H1を製造するための方法を提供することによって解決された。
(a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、2種以上の溶媒の混合物中、好ましくは2成分混合物中に、場合によって撹拌下で分散または溶解させ、ここで、好ましくは溶媒は、「水、メタノール、エタノール、2−プロパノール、アセトン、TFH、アセトニトリルおよび1,4−ジオキサン」からなる群から選択され、続いて2種以上の溶媒の混合物を、室温または高温T1で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは50℃で、結晶化が起こるまで蒸発させるステップと、
(b)沈殿した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物を、ろ過によって回収し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物で洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温T2で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと
を含む、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態NF3を製造するための方法を提供することによって解決された。
(a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、2成分溶媒混合物中、好ましくは水:メタノール中に、最も好ましくは1:1(v:v)の比で溶解させ、溶媒混合物を、高温で、好ましくは40〜80℃までで、最も好ましくは60℃で、真空下で、沈殿が得られるまで素早く蒸発させるステップと、
(b)場合によって、ステップ(a)から得られた沈殿を、粉末として、表面上、好ましくは容器の縁のある表面上、より好ましくはペトリ皿の表面上に広げ、続いて、それを密閉デシケーター中、水または塩の水溶液上で、特定の相対湿度(RH)で、好ましくは80〜100%RHで、より好ましくは90〜100%RHで、1日もしくは1日超または1週間もしくは1週間超インキュベートするステップと
を含む、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物の結晶変態NF5を製造するための方法を提供することによって解決された。
(a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶形態NF3を、粉末として、表面上、好ましくは容器の縁のある表面上、より好ましくはペトリ皿の表面上に広げ、続いて、それを密閉デシケーター中、水または塩の水溶液上で、特定の相対湿度(RH)で、好ましくは80〜100%RHで、より好ましくは90〜100%RHで、1日もしくは1日超または1週間もしくは1週間超インキュベートするステップ
を含む、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物の結晶変態NF5を製造するための方法を提供することによって解決された。
例
例1
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1での製造
方法1
およそ118mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)を、およそ7mLの温2−プロパノールに溶解させた。水性リン酸溶液(85%)およそ0.017mLを加えた後、沈殿が生じた。分散液を室温で2時間撹拌し、続いてろ過した。得られた結晶を、真空下で70℃にて乾燥させた。
1H−NMR(d6−DMSO):δ[ppm]=2.50(m,4H+DMSO)、2.75(t,2H)、3.57(t,4H)、3.87(s,3H)、4.30(t,2H)、5.34(s,2H)、7.05(d,1H)、7.44(m,2H)、7.80(d,1H)、7.89(s,1H)、8.21(m,2H)、8.28(m,1H)、8.65(s,2H)。
方法2
およそ500mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)を、およそ10mLのクロロホルムに溶解させた。エタノール性リン酸溶液(0.5mmol/L)およそ2.1mLを加えた後、分散液を室温で1時間撹拌した。得られた沈殿をろ過し、収集した結晶を、真空下で70℃にて乾燥させた。
1H−NMR(d6−DMSO):δ[ppm]=2.55(m,4H)、2.80(t,2H)、3.60(m,4H)、3.88(s,3H)、4.33(t,2H)、5.35(s,2H)、7.07(d,1H)、7.46(m,2H)、7.82(d,1H)、7.90(s,1H)、8.23(m,2H)、8.30(m,1H)、8.65(s,2H)。
方法3
およそ354gの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)を、およそ450mlのDI水に23℃で分散させた。水性リン酸溶液(85%)およそ57.3mLを加えた後、分散液を50℃に加熱すると、透明溶液が得られた。溶液を20℃に冷却し、アセトンおよそ1.2Lで希釈すると、結晶化した。結晶化が完了するまで、分散液を10℃で撹拌した。分散液を室温で数日間放置し、続いて5℃に冷却し、ろ過した。得られた結晶をアセトンで洗浄し、真空下で70℃にて乾燥させた。続いて、分散液として、乾燥した結晶をエタノール中で、30分間沸騰させ、熱分散液からろ過した。
1H−NMR(d6−DMSO):δ[ppm]=2.50(m,4H+DMSO)、2.74(t,2H)、3.58(m,4H)、3.87(s,3H)、4.32(t,2H)、5.34(s,2H)、7.05(d,1H)、7.45(m,2H)、7.82(d,1H)、7.89(s,1H)、8.22(m,2H)、8.28(m,1H)、8.65(s,2H)。
方法4
およそ1.1kgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)を、およそ1.37LのDI水に23℃で分散させた。水性リン酸溶液(85%)およそ240mLを加えた後、分散液を50℃に加熱すると、透明溶液が得られた。溶液を20℃に冷却し、撹拌下で、アセトンおよそ1Lでゆっくりと希釈すると、結晶化が始まった。新たなアセトンおよそ3Lをゆっくりと加えると、白色分散液が生じ、これを室温で一晩撹拌した。分散液をろ過し、得られた結晶をアセトンで洗浄し、真空下で70℃にて乾燥させた。
1H−NMR(d6−DMSO):δ[ppm]=2.50(m,4H+DMSO)、2.74(t,2H)、3.57(m,4H)、3.87(s,3H)、4.30(t,2H)、5.34(s,2H)、7.05(d,1H)、7.45(m,2H)、7.82(d,1H)、7.89(s,1H)、8.22(m,2H)、8.28(m,1H)、8.64(s,2H)。
方法5
およそ100gの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)を、およそ171.4gのDI水に23℃で分散させた。水性リン酸溶液(85%)およそ36.55gを加えた後、溶液をろ過した。得られたろ液を、アセトンおよそ331.05gで希釈すると、分散が生じた。分散液を55℃に加熱すると、透明溶液が得られた。溶液を、特定の冷却速度0.3K/分で−10℃に冷却すると、分散液が生じ、その後これを−10℃で1時間スラリーにした。分散液をろ過し、得られた結晶をアセトンで洗浄し、真空下で70℃にて乾燥させた。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ=8.64(s,2H)、8.31〜8.26(m,1H)、8.25〜8.19(m,2H)、7.89(s,1H)、7.81(d,J=9.6,1H)、7.53〜7.38(m,2H)、7.05(d,J=9.6,1H)、5.33(s,2H)、4.31(t,J=5.6,2H)、3.87(s,3H)、3.65〜3.52(m,4H)、2.75(t,J=5.6,2H)、2.50(m,4H)
イオンクロマトグラフィー:17.7wt%リン酸塩(酸:塩基モル比1.04に相当)
方法6
およそ15.2kgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)を、およそ31kgのDI水に、T<30℃で分散させた。水性リン酸溶液(85%)およそ5.5kgを加えた後、溶液を30分間スラリーにし、続いてろ過した。得られたろ液を、25℃にて、アセトンおよそ55.8kgで希釈すると、分散液が生じた。分散液を62℃に加熱すると、透明溶液が得られた。溶液を、特定の冷却速度0.1K/分で50℃(恒温槽ジャケット温度)に冷却し、混濁した分散液が得られるまで、およそ6.5時間スラリーにした。分散液を、特定の冷却速度0.1K/分で−10℃(恒温槽ジャケット温度)にさらに冷却し、その後この温度でおよそ1時間スラリーにした。分散液をろ過し、得られた結晶をアセトンで洗浄し、真空下で70℃にて乾燥させた。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ=8.65(s,2H)、8.35〜8.26(m,1H)、8.25〜8.19(m,2H)、7.89(s,1H)、7.81(d,J=9.6,1H)、7.53〜7.38(m,2H)、7.06(d,J=9.6,1H)、5.34(s,2H)、4.33(t,J=5.5,2H)、3.87(s,3H)、3.69〜3.52(m,4H)、2.82(t,J=5.4,2H)、2.64〜2.53(m,4H)。
例2
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート二水和物の結晶変態H1での製造
方法1
およそ400mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、ペトリ皿上に広げ、密閉デシケーター中、純粋なDI水上(100%相対湿度雰囲気)で、2週間保管した。
1H−NMR(d6−DMSO):δ[ppm]=2.50(m,4H+DMSO)、2.74(t,2H)、3.57(m,4H)、3.87(s,3H)、4.30(t,2H)、5.34(s,2H)、7.05(d,1H)、7.45(m,2H)、7.82(d,1H)、7.89(s,1H)、8.22(m,2H)、8.29(m,1H)、8.65(s,2H)。
方法2
およそ45mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ0.2mLの2成分混合物DI水/エタノール(1:1、v/v)中に分散させ、スラリーとして、50℃にて1000rpmで7日間振盪した。次いで、分散液をろ過し、得られた結晶を、周囲条件でフィルター上で乾燥させた。
方法3
およそ45mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ0.2mLの2成分混合物DI水/メタノール(1:1、v/v)中に分散させ、スラリーとして、50℃にて1000rpmで7日間振盪した。次いで、分散液をろ過し、得られた結晶を、周囲条件でフィルター上で乾燥させた。
方法4
およそ50mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ0.2mLの2成分混合物DI水/2−プロパノール(1:1、v/v)中に分散させ、スラリーとして、50℃にて1000rpmで7日間振盪した。次いで、分散液をろ過し、得られた結晶を、周囲条件でフィルター上で乾燥させた。
方法5
およそ30mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ0.2mLの2成分混合物DI水/アセトン(1:1、v/v)中に分散させ、スラリーとして、50℃にて1000rpmで7日間振盪した。次いで、分散液をろ過し、得られた結晶を、周囲条件でフィルター上で乾燥させた。
方法6
およそ65mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ0.2mLの2成分混合物DI水/THF(1:1、v/v)中に分散させ、スラリーとして、50℃にて1000rpmで7日間振盪した。次いで、分散液をろ過し、得られた結晶を、周囲条件でフィルター上で乾燥させた。
方法7
およそ50mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ0.15mLの2成分混合物DI水/アセトニトリル(1:1、v/v)中に分散させ、スラリーとして、50℃にて1000rpmで7日間振盪した。次いで、分散液をろ過し、得られた結晶を、周囲条件でフィルター上で乾燥させた。
例3
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態NF3での製造
方法1
およそ30mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ3mlの2成分混合物DI水/エタノール(1:1、v/v)中に溶解させた。周囲条件での溶媒の蒸発中に、結晶化が起こった。結晶をろ過によって単離し、周囲条件でフィルター上で乾燥させた。
方法2
およそ155mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ15mlの2成分混合物DI水/1,4−ジオキサン(1:1、v/v)中に溶解させた。50℃での溶媒の蒸発中に、結晶化が起こった。結晶をろ過によって単離し、周囲条件でフィルター上で乾燥させた。
1H NMR(500MHz,DMSO)d=8.63(s,2H)、8.31〜8.26(m,1H)、8.25〜8.18(m,2H)、7.89(s,1H)、7.80(d,J=9.6,1H)、7.55〜7.40(m,2H)、7.05(d,J=9.6,1H)、5.34(s,2H)、4.31(t,J=5.6,2H)、3.87(s,3H)、3.80〜3.30(m,4H)2.74(t,J=5.5,2H)、2.50(m,4H)
イオンクロマトグラフィー:16.0wt%リン酸塩(酸:塩基モル比0.94に相当)
例4
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物の結晶変態NF5での製造
方法1
およそ100mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、およそ1mlの2成分混合物DI水/メタノール(1:1、v/v)中に溶解させた。溶液を60℃に加熱し、同時に真空にして、急速に溶媒を蒸発させた。得られた沈殿を、粉末としてペトリ皿上に広げ、続いて、密閉デシケーター中、KNO3の飽和塩溶液上(94%RH)で、数日間インキュベートした。
1H NMR(500MHz,DMSO)d=8.64(s,2H)、8.31〜8.25(m,1H)、8.25〜8.19(m,2H)、7.88(s,1H)、7.80(d,J=9.6,1H)、7.52〜7.38(m,2H)、7.04(d,J=9.6,1H)、5.33(s,2H)、4.30(t,J=5.6,2H)、3.87(s,3H)、3.66〜3.50(m,4H)、2.73(t,J=5.6,2H)、2.50(m,4H)
イオンクロマトグラフィー:14.8wt%リン酸塩(以下に明記されている観測含水量を有するリン酸塩に基づいて、酸:塩基モル比0.94に相当)。
方法2
およそ100mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態NF3を、粉末としてペトリ皿上に広げ、続いて、密閉デシケーター中、KNO3の飽和塩溶液上(94%RH)で、数日間インキュベートした。
例5
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン二水素−リン酸塩無水物の結晶変態A1での構造決定および物理化学的特性決定
結晶変態A1の粉末X線回折(XRD)パターンは、ヨーロッパ薬局方、第6版、2.9.33章に記載されている標準手法によって得られた。結晶変態A1は、図1に描かれているX線粉末回折図(Cu−Kα1放射線、λ=1.5406Å、Stoe StadiP 611 KL回折計)を特徴とする。
2949cm−1(w)、2885cm−1(w)、2368cm−1(w、ブロード)、1661cm−1(s)、1603cm−1(s)、1549cm−1(m)、1446cm−1(s)、1429cm−1(s)、1283cm−1(s)、1261cm−1(m)、1226cm−1(m)、1132cm−1(s)、1068cm−1(s)、945cm−1(s)、854cm−1(s)、713cm−1(m)
*「s」=強い(透過率≦50%)、「m」=中位(50%<透過率≦70%)、「w」=弱い(透過率>70%)
FT−ラマンスペクトルは、図4に描かれており、帯位置は、以下に与えられる。
3061cm−1(w)、2951cm−1(w)、1604cm−1(s)、1579cm−1(s)、1568cm−1(m)、1515cm−1(w)、1446cm−1(m)、1430cm−1(m)、1327cm−1(m)、1161cm−1(w)、1001cm−1(m)、802cm−1(w)、793cm−1(w)
*「s」=強い(相対ラマン強度≧0.04)、「m」=中位(0.04>相対ラマン強度≧0.02)、「w」=弱い(相対ラマン強度<0.02)
結晶変態A1は、結晶質の無水物の形態であり、このことは、以下の物理的性質によって、さらに特性決定される:
・熱的挙動は、およそ207℃で溶融ピークを示し、溶融温度まで、非常に少量の質量損失を示す。DSCプロフィール(Perkin−Elmer Diamond DSC、5K/分、窒素パージガス50mL/分)およびTGAプロフィール(Perkin−Elmer Pyris TGA1、5K/分、窒素パージガス50mL/分)は、それぞれ図5および図6に示されている。
・水蒸気収着挙動は、0〜70%の相対湿度(RH)(結晶変態A、a型)および0〜90%RH(結晶変態A、b型)の範囲で、それぞれ吸着時に少量の水の取り込みレベルを示す。明白な水の取り込みレベルは、70%を超えるRHで(結晶変態Aa型)および90%を超えるRHで(結晶変態Ab型)、それぞれ観察され、その結果、高い相対湿度(RH)で、二水和物である結晶変態H1(およそ6wt%の水の取り込みレベル)が形成される。結晶変態A1(a型およびb型)の水蒸気収着等温曲線[Water Vapour Sorption Isotherm(25℃)(SMS DVS1]は、それぞれ図7および図8に示されている。
例6
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン二水素−リン酸塩二水和物の結晶変態H1での構造決定および物理化学的特性決定
結晶変態H1の粉末X線回折(XRD)パターンは、ヨーロッパ薬局方、第6版、2.9.33章に記載されている標準手法によって得られた。結晶変態H1は、図9に描かれているX線粉末回折図(Cu−Kα1放射線、λ=1.5406Å、Stoe StadiP 611 KL回折計)を特徴とする。
2984cm−1(s)、2944cm−1(s)、2451cm−1(m、ブロード)、1661cm−1(s)、1603cm−1(s)、1548cm−1(s)、1446cm−1(s)、1430cm−1(s)、1277cm−1(s)、1260cm−1(s)、1226cm−1(s)、1124cm−1(s)、1040cm−1(s)、940cm−1(s)、852cm−1(s)、713cm−1(s)
*「s」=強い(透過率≦50%)、「m」=中位(50%<透過率≦70%)、「w」=弱い(透過率>70%)
結晶変態H1のFT−ラマン分光法は、結晶変態A1と全く同一のスペクトルを示す。これは、レーザー励起の結果として、水和水の脱水が起こるためである。
・熱的挙動は、加熱時に、およそ30から120℃までで水和水の脱水を示し、続いておよそ208℃で無水物の形態の溶融を示す。DSCプロフィール(Perkin−Elmer Diamond DSC、5K/分、窒素パージガス50mL/分)およびTGAプロフィール(Perkin−Elmer Pyris TGA1、5K/分、窒素パージガス50mL/分)は、それぞれ図12および図13に示されている。
・水蒸気収着挙動は、40%未満の相対湿度(RH)で、水和水の損失を示し、70%を超えるRHでの吸着時に、二水和物である結晶変態H1への再変換を示す。形態H1の水蒸気収着等温曲線(25℃)は、以下に示されている。結晶変態H1の水蒸気収着等温曲線[Water Vapour Sorption Isotherm(25℃)(SMS DVS固有値)]は、図14に示されている。
例7
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン二水素−リン酸塩の結晶変態NF3での構造決定および物理化学的特性決定
結晶変態NF3の粉末X線回折(XRD)パターンは、ヨーロッパ薬局方、第6版、2.9.33章に記載されている標準手法によって得られた。結晶変態NF3は、図15に描かれているX線粉末回折図(Cu−Kα1放射線、λ=1.5406Å、Stoe StadiP 611 KL回折計)を特徴とする。
2949cm−1(m)、2873cm−1(w)、2365cm−1(w、ブロード)、1661cm−1(s)、1602cm−1(s)、1549cm−1(m)、1445cm−1(s)、1430cm−1(s)、1280cm−1(s)、1262cm−1(m)、1226cm−1(m)、1132cm−1(s)、1072cm−1(s)、944cm−1(s)、851cm−1(s)、713cm−1(m)
*「s」=強い(透過率≦50%)、「m」=中位(50%<透過率≦70%)、「w」=弱い(透過率>70%)
FT−ラマンスペクトルは、図17に描かれており、帯位置は、以下に与えられる。
3061cm−1(m)、2952cm−1(m)、1604cm−1(s)、1581cm−1(s)、1568cm−1(s)、1515cm−1(m)、1446cm−1(s)、1430cm−1(s)、1327cm−1(s)、1167cm−1(m)、1001cm−1(s)、802cm−1(w)、793cm−1(w)
*「s」=強い(相対ラマン強度≧0.04)、「m」=中位(0.04>相対ラマン強度≧0.02)、「w」=弱い(相対ラマン強度<0.02)
結晶変態NF3は、結晶形態、恐らく無水物の形態であり、このことは、以下の物理的性質によって、さらに特性決定される:
・熱的挙動は、およそ100〜130℃および180〜190℃で2回の発熱事象を示し、その後およそ208℃で溶融ピークを示し、溶融温度まで、およそ1.5wt%の少量の質量損失を示す。DSCプロフィール(Perkin−Elmer Diamond DSC、5K/分、窒素パージガス50mL/分)およびTGAプロフィール(Perkin−Elmer Pyris TGA1、5K/分、窒素パージガス50mL/分)は、それぞれ図18および図19に示されている。
・水蒸気収着挙動は、0〜70%の範囲の相対湿度(RH)で、吸着時に少量の水の取り込みレベルを示す。明白な水の取り込みレベルは、70%を超えるRHで観察され、その結果、高い相対湿度(RH)で、結晶質の水和物の変態NF5(およそ5〜6wt%の水の取り込みレベル)が形成される。結晶変態NF3の水蒸気収着等温曲線[Water Vapour Sorption Isotherm(25℃)(SMS DVS固有値)]は、図20に示されている。
例8
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン二水素−リン酸塩水和物の結晶変態NF5での構造決定および物理化学的特性決定
結晶変態NF5の粉末X線回折(XRD)パターンは、ヨーロッパ薬局方、第6版、2.9.33章に記載されている標準手法によって得られた。結晶変態NF5は、図21に描かれているX線粉末回折図(Cu−Kα1放射線、λ=1.5406Å、Stoe StadiP 611 KL回折計)を特徴とする。
・熱的挙動は、加熱時に、およそ30から100℃までで水和水の脱水を示し、続いておよそ210℃で無水物の形態の溶融を示す。DSCプロフィール(Perkin−Elmer Diamond DSC、5K/分、窒素パージガス50mL/分)およびTGAプロフィール(Perkin−Elmer Pyris TGA1、5K/分、窒素パージガス50mL/分)は、それぞれ図22および図23に示されている。
・水蒸気収着挙動は、40%未満の相対湿度(RH)で、水和水の損失を示し、70%を超えるRHでの吸着時に、水和物である結晶変態NF5への再変換を示す。形態NF5の水蒸気収着等温曲線(25℃)は、以下に示されている。結晶変態NF5の水蒸気収着等温曲線[Water Vapour Sorption Isotherm(25℃)(SMS DVS固有値)]は、図24に示されている。
例9
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの溶解度決定
溶解度決定に関しては、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)およびそのジヒドロゲンホスファートをGC−Vialに量り取り、溶媒媒質300μLを加えると、最大可能濃度が10mg/mLとなる。混合物を、周囲温度にて、磁気撹拌プレート上、1000rpmで撹拌する。サンプリング時点で、それぞれの溶液/懸濁液100μLを、500μLのEppendorffキャップに移し、14000rpmで5分間遠心分離する。遠心分離物をHPLCによって分析する(分析前に希釈が必要な場合がある)。
例10
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態A1およびNF3の有機溶媒中での競合スラリー変換実験
およそ10mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1および10mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態NF3を粉末ブレンドとして混合し、PTFE製密封キャップ付きの4mLガラス製バイアル中で、有機溶媒1mLに分散させた。PTFE−コートされた撹拌子を分散液中に入れた後、バイアルに封をした。分散液を、閉じたバイアル中で5日間、マグネチックスターラーを使用して、25℃および50℃でそれぞれ撹拌した。固体状態の残渣をろ過し、XRDによって分析し、溶媒でスラリーにした後の形態をモニターした。
例11
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態A1およびNF5の水中での競合スラリー変換実験
およそ20mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1および20mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物の結晶変態NF5を粉末ブレンドとして混合し、PTFE製密封キャップ付きの4mLガラス製バイアル中で、水0.3mLに分散させた。PTFE−コートされた撹拌子を分散液中に入れた後、バイアルに封をした。分散液を、閉じたバイアル中で12日間、マグネチックスターラーを使用して、25℃で撹拌した。固体状態の残渣をろ過し、XRDによって分析し、溶媒でスラリーにした後の形態をモニターした。
例12
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態H1およびNF5の水中での競合スラリー変換実験
およそ20mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート二水和物の結晶変態H1および20mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物の結晶変態NF5を粉末ブレンドとして混合し、PTFE製密封キャップ付きの4mLガラス製バイアル中で、水0.3mLに分散させた。PTFE−コートされた撹拌子を分散液中に入れた後、バイアルに封をした。分散液を、閉じたバイアル中で12日間、マグネチックスターラーを使用して、25℃で撹拌した。固体状態の残渣をろ過し、XRDによって分析し、溶媒でスラリーにした後の形態をモニターした。
例13
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態H1およびNF3の水中での競合スラリー変換実験
およそ10mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート二水和物の結晶変態H1および10mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶変態NF3を粉末ブレンドとして混合し、PTFE製密封キャップ付きの4mLガラス製バイアル中で、水0.2mLに分散させた。PTFE−コートされた撹拌子を分散液中に入れた後、バイアルに封をした。分散液を、閉じたバイアル中で5日間、マグネチックスターラーを使用して、25℃で撹拌した。固体状態の残渣をろ過し、XRDによって分析し、溶媒でスラリーにした後の形態をモニターした。
例14
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶形態A1(無水物)およびNF3の、水:アセトン30:70(v:v)の混合物中での、2時間後の速度論的溶解度決定
およそ70mgの6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、5mLのWhtamn Uniprep Syringeless Filterバイアル中で、2成分混合物の水:アセトン(30:70、v/v)1mL中に分散させた。分散液を、室温にて2時間、450rpmで撹拌した。2時間後に分散液をろ過した後、ろ液をHPLCによって分析する(分析前に希釈が必要な場合がある)。固体状態の残渣を、粉末X線回折(PXRD)によって分析する。
Claims (35)
- 6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート。
- 6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート溶媒和物、好ましくは6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物。
- 結晶変態での、請求項2に記載の化合物。
- 6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物。
- 3.2°、6.5°、9.8°および13.1°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態A1での請求項4に記載の化合物。
- 18.4°、18.8°、23.7°、24.2°、26.4°および28.2°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態A1での請求項4に記載の化合物。
- 14.4°、15.8°、17.5°、19.5°および21.9°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態A1での請求項4に記載の化合物。
- 6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート二水和物。
- 3.1°、9.4°および18.8°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態H1での請求項9に記載の化合物。
- 19.1°、22.8°および26.4°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態H1での請求項9に記載の化合物。
- 14.4°、15.0°および17.8°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態H1での請求項9に記載の化合物。
- 14.7°、18.6°、23.2°、23.8°、26.8°および27.6°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態H1での請求項9に記載の化合物。
- 15.3°、16.7°、21.6°および23.1°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態NF3での6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート。
- 6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物。
- 13.9°、15.7°、16.6°、17.3°、19.8°および22.1°2θ(Cu−Kα1放射線を使用して、全て±0.1°2θ)を含むXRDピークを特徴とする、結晶変態NF5での請求項17に記載の化合物。
- 治療有効量の請求項1から19のいずれかに記載の少なくとも1種の化合物を含む医薬組成物。
- 生理学的に許容される添加剤、助剤、アジュバント、賦形剤、担体および/または請求項1から19のいずれかに記載の化合物以外の追加の薬学的に活性な物質からなる群から選択される少なくとも1種の追加の化合物をさらに含む、請求項9に記載の医薬組成物。
- 請求項1から19のいずれかに記載の少なくとも1種の化合物または請求項20もしくは21のいずれかに記載の医薬組成物を含む医薬品。
- キナーゼのシグナル伝達の阻害、制御および/または調節によって、特にチロシンキナーゼ、好ましくはMet−キナーゼの阻害によって、引き起こされる、媒介されるおよび/または伝播する生理学的および/または病態生理学的状態の治療および/または予防に使用するための、請求項22に記載の医薬品。
- 「がん、腫瘍、悪性腫瘍、良性腫瘍、固形腫瘍、肉腫、癌腫、高増殖性障害、カルチノイド、ユーイング肉腫、カポジ肉腫、脳腫瘍、脳および/または神経系および/または髄膜から生じた腫瘍、神経膠腫、膠芽腫、神経芽細胞腫、胃がん、腎がん、腎細胞癌、前立腺がん、前立腺癌、結合組織腫瘍、軟部組織肉腫、膵腫瘍、肝腫瘍、頭部腫瘍、頚部腫瘍、喉頭がん、食道がん、甲状腺がん、骨肉腫、網膜芽腫、胸腺腫、精巣がん、肺がん、肺腺癌、小細胞肺癌、気管支癌、乳腺がん、乳房癌、腸がん、結腸直腸腫瘍、結腸癌、直腸癌、婦人科腫瘍、卵巣腫/卵巣腫瘍、子宮がん、子宮頚がん、子宮頚癌、子宮体部がん、体癌、子宮内膜癌、尿路膀胱がん、尿生殖器がん、膀胱がん、皮膚がん、上皮性腫瘍、扁平上皮癌、基底細胞腫、棘細胞腫、黒色腫、眼内黒色腫、白血病、単球白血病、慢性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、急性白血病、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病および/またはリンパ腫」からなる群から選択される生理学的および/または病態生理学的状態の治療および/または予防に使用するための、請求項22に記載の医薬品。
- 少なくとも1種の追加の薬理学的に活性な物質を含む、請求項22から24のいずれかに記載の医薬品。
- 少なくとも1種の追加の薬理学的に活性な物質とともに、治療前および/または治療中および/または治療後に適用される、請求項22から24のいずれかに記載の医薬品。
- 治療有効量の請求項1から19のいずれかに記載の少なくとも1種の化合物および/または請求項20もしくは21のいずれかに記載の少なくとも1種の医薬組成物ならびに請求項1から19のいずれかに記載の化合物以外の治療有効量の少なくとも1種のさらなる薬理学的に活性な物質を含むキット。
- (a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)またはその1種もしくは複数種の塩を、溶媒または溶媒混合物中、好ましくは2−プロパノールまたはクロロホルム中に、場合によって撹拌下で溶解または分散させるステップと、
(b)水性またはエタノール性リン酸溶液を、場合によって撹拌下で加えることによって、6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)またはその1種もしくは複数種の塩を、対応するジヒドロゲンホスファート塩に変換するステップと、
(c)ステップ(b)から得られた分散液を、室温で1時間もしくは1時間超または1日もしくは1日超、好ましくは1または2時間撹拌するステップと、
(d)沈殿した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物を、ろ過によって回収し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物で洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温Tで、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと
を含む、請求項5から8のいずれかに記載の結晶変態A1を製造するための方法。 - (a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)またはその1種もしくは複数種の塩を、場合によって撹拌下で、溶媒または溶媒混合物中、好ましくは水中に分散させ、水性リン酸溶液を加えるステップと、
(b)ステップ(a)から得られた分散液を、高温T1まで、好ましくは30℃から95℃まで、より好ましくは50℃まで、場合によって撹拌下で加熱し、得られた溶液を、好ましくは0℃から40℃に、より好ましくは20℃に、場合によって撹拌下で冷却した後、それを溶媒または溶媒混合物、好ましくはアセトンで、場合によって撹拌下で希釈するステップと、
(c)ステップ(b)から得られた分散液を、0℃から40℃までで、好ましくは10℃で、結晶化が完了するまで撹拌するステップおよび/またはそれを室温で、1時間もしくは1時間超または1日もしくは1日超、場合によって撹拌下でインキュベートするステップと、
(d)沈殿した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物を、ろ過によって回収し、ステップ(c)から得られた分散液を、場合によって撹拌下でろ過する前に、0℃から20℃に、好ましくは5℃に場合によって冷却し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物、好ましくはアセトンで洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温T2で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと、
(e)場合によって、ステップ(d)から得られた乾燥結晶を、分散液としての溶媒または溶媒混合物中、好ましくはエタノール中で、1分間または1分間超、好ましくは30分間沸騰させ、熱分散液からろ過によってそれらを回収するステップと
を含む、請求項5から8のいずれかに記載の結晶変態A1を製造するための方法。 - (a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オン(遊離塩基)またはその1種もしくは複数種の塩を、場合によって撹拌下で、溶媒混合物中、好ましくは水:アセトン混合物中に分散させ、水性リン酸溶液を加えるステップと、
(b)ステップ(a)から得られた分散液を、高温T1まで、好ましくは30℃から95℃まで、より好ましくは55℃まで、場合によって撹拌下で加熱し、得られた溶液を、好ましくは0℃から50℃に、場合によって撹拌下で、特定の冷却速度で、好ましくは0.1〜1K/分、より好ましくは0.1〜0.3K/分で、場合によって撹拌下で、結晶化が起こるまで冷却するステップと、
(c)ステップ(b)から得られた分散液を、好ましくは−20℃から0℃に、より好ましくは−10℃に、場合によって撹拌下で、特定の冷却速度で、好ましくは0.1〜1K/分、より好ましくは0.1〜0.3K/分で、場合によって撹拌下でさらに冷却するステップと、
(d)ステップ(c)から得られた分散液を、−20℃から40℃までで、好ましくは−10℃で、結晶化が完了するまで撹拌するステップと、
(e)結晶化した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物を、ろ過によって回収し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物、好ましくはアセトンで洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温T2で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと
を含む、請求項5から8のいずれかに記載の結晶変態A1を製造するための方法。 - (a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、表面上、好ましくは容器の縁のある表面上、より好ましくはペトリ皿の表面上に広げ、続いて、それを密閉デシケーター中、水または水性溶媒混合物上で、1日もしくは1日超または1週間もしくは1週間超インキュベートするステップ
を含む、請求項10から14のいずれかに記載の結晶変態H1を製造するための方法。 - (a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、2種以上の溶媒の混合物中、好ましくは2成分混合物中に、場合によって撹拌下で分散させ、ここで、好ましくは溶媒は、「水、メタノール、エタノール、2−プロパノール、アセトン、TFHおよびアセトニトリル」からなる群から選択され、得られた分散液を、高温T1で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは50℃で、1日もしくは1日超または1週間もしくは1週間超、撹拌するステップと、
(b)沈殿した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート二水和物を、ろ過によって回収し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物で洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温T2で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと
を含む、請求項10から14のいずれかに記載の結晶変態H1を製造するための方法。 - (a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、2種以上の溶媒の混合物中、好ましくは2成分混合物中に、場合によって撹拌下で分散または溶解させ、ここで、好ましくは溶媒は、「水、メタノール、エタノール、2−プロパノール、アセトン、TFH、アセトニトリルおよび1,4−ジオキサン」からなる群から選択され、続いて2種以上の溶媒の混合物を、室温または高温T1で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは50℃で、結晶化が起こるまで蒸発させるステップと、
(b)沈殿した6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート水和物を、ろ過によって回収し、場合によって続いて溶媒または溶媒混合物で洗浄し、場合によって続いて、好ましくは真空中で、場合によって高温T2で、好ましくは30℃から95℃までで、より好ましくは70℃で乾燥させるステップと
を含む、請求項15または16のいずれかに記載の結晶変態NF3を製造するための方法。 - (a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファート無水物の結晶変態A1を、2成分溶媒混合物中、好ましくは水:メタノール中に、最も好ましくは1:1(v:v)の比のメタノール中に溶解させ、溶媒混合物を、高温で、好ましくは40〜80℃までで、最も好ましくは60℃で、真空下で、沈殿が得られるまで素早く蒸発させるステップと、
(b)場合によって、ステップ(a)から得られた沈殿を、粉末として、表面上、好ましくは容器の縁のある表面上、より好ましくはペトリ皿の表面上に広げ、続いて、それを密閉デシケーター中、水または塩の水溶液上で、特定の相対湿度(RH)で、好ましくは80〜100%RHで、より好ましくは90〜100%RHで、1日もしくは1日超または1週間もしくは1週間超インキュベートするステップと
を含む、請求項18または19のいずれかに記載の結晶変態NF5を製造するための方法。 - (a)6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−{3−[5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−ピリミジン−2−イル]−ベンジル}−2H−ピリダジン−3−オンジヒドロゲンホスファートの結晶形態NF3を、粉末として、表面上、好ましくは容器の縁のある表面上、より好ましくはペトリ皿の表面上に広げ、続いて、それを密閉デシケーター中、水または塩の水溶液上で、特定の相対湿度(RH)で、好ましくは80〜100%RHで、より好ましくは90〜100%RHで、1日もしくは1日超または1週間もしくは1週間超インキュベートするステップ
を含む、請求項18または19のいずれかに記載の結晶変態NF5を製造するための方法。
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