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JP2012510222A - 補聴器イヤピースおよび補聴器イヤピースを製造する方法 - Google Patents

補聴器イヤピースおよび補聴器イヤピースを製造する方法 Download PDF

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JP2012510222A JP2011537859A JP2011537859A JP2012510222A JP 2012510222 A JP2012510222 A JP 2012510222A JP 2011537859 A JP2011537859 A JP 2011537859A JP 2011537859 A JP2011537859 A JP 2011537859A JP 2012510222 A JP2012510222 A JP 2012510222A
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バリング・ンゲ
ノアダン・モアテン・アイアベク
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ヴェーデクス・アクティーセルスカプ
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Abstract

提供される補聴器イヤピース(1)は,ユーザの個々の耳道形状にオーダーメイドでフィットされ,かつラピッド・プロトタイピング・プロセスにおいて製造されるものである。上記イヤピースは音響信号を音響入口から音響出口に向けて伝達するように構成される音導管(3)を備え,上記音導管は,少なくとも一の幾何学的平面が上記音導管を少なくとも3回交差し,これにより補聴器イヤピースの最大外寸法を超える音導管の長さを提供するようなループ状をなしている。この発明はまたこのような補聴器イヤピースを備える補聴器およびそのようなイヤピースを製造する方法に関する。

Description

この発明は補聴器に関する。より詳細には,この発明は少なくとも一の周波数範囲における補聴器出力を増大するように構成される補聴器用イヤピースに関する。さらにこの発明はこのような補聴器用イヤピースを作る方法に関する。
本願の開示において,補聴器は,聴覚障害者によって人の耳の後ろまたは耳の中に装着されるように設計される,小さくかつ電池駆動の小型電子機器として理解される。使用の前に,補聴器は処方(prescription)にしたがって補聴器フィッタによって調節される。上記処方は聴覚検査に基づくもので,聴覚検査では,聴覚障害者の裸耳聴能(the performance of the hearing-impaired user’s unaided hearing)のいわゆるオージオグラムが得られる。上記処方は,ユーザが聴覚欠損を受けている可聴周波数帯の一部の周波数における音を増幅することによって,補聴器が聴覚損失を軽減することになる設定に到達するように作成される。補聴器は一または複数のマイクロフォン,電池,信号処理装置を含む小型電子回路,および音響出力トランスデューサを備える。上記信号処理装置は好ましくはデジタル信号処理装置である。上記補聴器は人の耳の後ろまたは耳内にフィットするのに適するケース内に収められる。
その名が示すように,耳掛け形(Behind-The-Ear)(BTE)補聴器は耳の後ろに装着される。より正確には,主要な電子機器を含むハウジングを備える電子回路ユニットが耳の後ろに装着される。音を補聴器ユーザに向けて放出するイヤピースが,耳内,たとえば外耳ないし耳道内に装着される。従来のBTE補聴器は,補聴器の用語において通常レシーバと呼ばれる出力トランスデューサが電子回路ユニットのハウジング中に配置されているので,サウンド・チューブ(音管)が用いられている。近年の補聴器の中には,上記レシーバが耳内のイヤピース中に配置されているので,電導体を備える伝導部材(a conducting member comprising electrical conductors)が用いられているものもある。このような補聴器は,一般に耳内レシーバ(Receiver-In-The-Ear)(RITE)補聴器と呼ばれている。特定のタイプのRITE補聴器では上記レシーバは耳道内に配置される。これは耳道内レシーバ(Receiver-In-Canal)(RIC)補聴器として知られている。
耳内(In-The-Ear)(ITE)補聴器は,耳内,通常は耳道の漏斗状外側部分(in the funnel-shaped outer part of the ear canal)に配置されるように設計されている。このタイプの補聴器は,耳道内に部分的に配置することができ,かつ補聴器の動作に必要な構成要素,たとえばマイクロフォン,電子,信号処理装置を含む小型電子回路,および音響出力トランスデューサを収容することができる部分を含むことができるように,かなりコンパクトに設計することが必要である。
独国特許公開第1274658号(DE−AS−1274658)にはレシーバおよび対応する弾性ケースが開示されており,上記レシーバ音出力と上記ケース音出力は互いに分けられており,上記2つの音出力の間の音導管(sound conduit)が上記レシーバ・ハウジングの外表面と,これに対応する弾性ケースの内表面の間に形成されている。これによって,上記音導管は低周波数を増加させるのに十分な長さを持っていると主張されている。
このシステムの問題の一つは,上記音導管が,レシーバ・ハウジングの外表面に沿って延びなければならないことである。したがって,音導管からレシーバ・ハウジングを物理的に分離することはできない。RITE補聴器の中には,耳内または外耳の同様の部分にレシーバを位置させ,かつ耳道内に音導管の主要部分を位置させるのが好ましいものがある。明らかに,これは耳道内に配置されるべきレシーバがかなり大きいときに特に有利になる。
米国特許第3170046号は,金属電鋳ハウジング(an electroformed metal housing)を備えるITE補聴器を開示する。上記金属ハウジング内において,レシーバと,耳内に配置された金属ハウジングの末端とを接続するサウンド・チューブによって,音の伝導が伝えられる。上記サウンド・チューブは好ましくは薄い肉厚を持つ天然ゴム,またはポリエチレンまたはビニルといった同種材料で作られる。サウンド・チューブに蛇行経路をもたせることによって,音響フィードバックの減少を促進することができることがさらに開示されている。
欧州特許公開1629806号は,内側機械構造(an inner mechanical structure)を提供する空洞共鳴器(a resonance cavity)を備える聴覚保護イヤープラグ(a hearing protection earplug)を開示している。聴覚保護器具については,ノイズのような不要な音信号を十分に減衰し,それと同時に自然なスピーチのような所望の音響信号について多少自然な聞こえの印象を保って,ノイズ環境におけるスピーチ・コミュニケーションを可能にすることが望ましい。換言すると,多少の周波数独立減衰を有することは,自然な聞こえの印象に近づくのを達成するために望ましいであろう。この観点から,人の外耳と耳道は個々の自然共鳴が約2.5kHzから3kHzの付近にあって,したがってこの周波数帯において伝えられる自然なスピーチのための重要な情報が,雑音などの他の音響信号を超えるように選択されるのが重要である。耳道内に装着されるどのようなイヤープラグも,上記耳道内のこの自然周波数を妨害する。この問題は,上記イヤープラグによって上記イヤープラグ内の効果的な音響長を対応して増大させることにより,耳道のショートニングを補償することによって対処される。換言すると,上記イヤープラグの空洞が,耳道が2つの等しい部分で事実上切られているように採寸されていれば,上記イヤープラグの空洞は,空洞の中の有効な音響長が上記空洞の幾何学的な長さの約二倍であるように設計される。
しかしながら,現在の補聴器の高度なテクノロジー・レベルにもかかわらず,聴覚障害者の中には,現在のテクノロジーで容易に達成されない補聴器出力を必要とする者もいる。非常に高い補聴器出力を必要とする聴覚障害者の多くは,約1kHzにおいて非常に高い出力から特に利益を得ることができる。
RITE,RICまたはITE補聴器では,約1kHzにおいて非常に高い出力を得るのは難しい。
したがって,この発明の特徴は,少なくともこれらの欠点を解消し,製造が簡単でかつ約1kHzにおいて高い出力を必要とする聴覚障害者に最適化された補聴器イヤピースおよび補聴器を提供することである。
この発明の他の特徴は,この発明による補聴器イヤピースを製造する方法を提供することである。
第1の観点において,この発明は請求項1による補聴器イヤピースを提供する。
製造が簡単であり,かつ従来の補聴器イヤピースによって提供される音導管の長さと比較して音導管の長さが増大した補聴器が提供される。
請求項11によると,上記イヤピースはITE補聴器に必要なすべてのコンポーネント(構成要素)を収容することができる。
第2の観点において,この発明は請求項18による補聴器を提供する。
製造が簡単で,かつ特定周波数帯域における補聴器出力を増大することができる補聴器が提供される。
第3の観点において,この発明は請求項19による補聴器イヤピースを製造する方法を提供する。
この方法は,そうでなければ非常に複雑な製造プロセスの自動化の利益を有する。
さらに有利な特徴は従属請求項から明らかにされる。
この発明のさらなる特徴は,この発明を詳細に説明する以下の記述から当業者に明らかにされよう。
従来のBTEおよびITE補聴器のそれぞれについての周波数関数としての補聴器出力を示す。 この発明の第1実施例による補聴器イヤピースを示す。 この発明の第1実施例による補聴器イヤピースの断面図を示す。 この発明の第2実施例による補聴器イヤピースを示す。 この発明の第2実施例による補聴器イヤピースの断面図を示す。 この発明の第3実施例による補聴器を示す。 この発明の第4実施例による補聴器を示す。 この発明の第5実施例による補聴器を示す。 この発明の第6実施例による補聴器レシーバを備えたイヤピースの縦断面を示す。
一例として,この発明の好ましい実施例を示しかつ記述する。当然ではあるが,この発明は他の異なる実施例が可能であり,かつそのいくつかの詳細は,この発明から逸脱することなく,様々な自明なすべての観点において修正可能である。したがって,図面および記述は本質的に例示であって限定するものではない。
従来のBTE補聴器において,補聴器レシーバからの音を耳道内に導きかつ補聴器装着者の鼓膜に向ける音導管の長さは,耳の大きさおよびBTE補聴器の特定の特性に依存して,60mmから90mmの範囲にある。音導管における波長共鳴(共振)(wavelength resonance)に起因して,従来のBTE補聴器には約1kHz,3kHzおよび5kHzの共鳴ピークがある。これらのピークはITEおよびRITE補聴器の周波数応答には現れない。それは,これらの補聴器は短い音導管のみを備え,よりスムーズな周波数応答によって配置されるからであり,典型的には補聴器レシーバの特性の結果として約2.5kHzにより小さい共鳴ピークを持つ。これは,従来のBTE補聴器と比べて,ITEおよびRITE補聴器では約1kHzの補聴器出力がかなり低められた結果である。その結果,ITEおよびRITE補聴器は約1kHzで高い補聴器出力を必要とする聴覚損失を持つ聴覚障害者にとって不十分な出力をもたらすことがある。
はじめに図1を参照して,図1は従来のBTE補聴器(BTEハウジング内にレシーバを備え,かつ補聴器ユーザの耳道への音の伝達に用いられるサウンド・チューブを備えるもの)および上記BTE補聴器と同じレシーバによって構成されるITE補聴器のそれぞれについての補聴器出力を示している。両補聴器の出力はIEC118にしたがって測定した。本願においてITE補聴器の出力はRITE補聴器の出力に類似することに注意されたい。
図1は従来のBTE補聴器の周波数応答を示し,1kHZ,3kHZおよび5kHzに共鳴ピークがある。ITE補聴器については,これらの共鳴ピークに代えて,約2.5kHZに単一かつ小さいピークがあり,したがってよりスムーズな周波数応答となっている。1kHzのITE補聴器の出力はかなり低められており,1.5kHzにおいて上記出力は11dBだけ減少されている。したがってITEまたはRITE補聴器は,約1kHzにおいて高い補聴器出力を必要とする聴覚損失がある聴覚障害者にとって不十分な出力をもたらすことがある。
一般的な経験則として,音導管の基本波長共鳴(the fundamental wavelength resonance of the sound conduit)は,音速を上記音導管の長さの4倍で割ることで与えられる周波数に位置する(a frequency given by the velocity of sound divided by four times the length of the sound conduit)。高次の共鳴周波数はこの基本共鳴の奇数倍である。したがって,2次共鳴周波数は基本共鳴周波数の3倍であり,3次の共鳴周波数は基本共鳴周波数の5倍である。共鳴ピークの高さは,一般に共鳴の次元(order)が増加すると減少する。
上記音導管は,60mm〜90mmの範囲の長さ,好ましくは85mmの長さを持つように設計することができる。この場合,基本共鳴周波数は0.9〜1.2kHz,好ましくはほぼ1kHzとなる。しかしながら,聴覚障害のタイプの中には,上記音導管を90mm〜105mmの範囲の長さをもつように設計することができるタイプもある。この場合,基本共鳴周波数は0.8〜0.9kHzとなる。上記イヤピース中に十分なスペースがあればさらに長い音導管も考えられる。
多くの要素(ファクタ)が共鳴ピークの正確な周波数に影響する。その一つは上記音導管の径である。補聴器に見られる典型的な寸法については,音導管の径が小さければ小さいほど波長共鳴周波数およびピーク高さは小さくなる。
入口径,出口径および上記音導管の長さの組合せが,レシーバからイヤピースを装着している補聴器ユーザの鼓膜に伝えられる音響パワー(acoustical power)の効率に影響する。これは,音響ホーン(acoustic horns)の理論からよく知られている。典型的には,上記音導管径は入口径から出口径にかけて次第に大きくされる。音導管径は線形増加しても,他の何らかの関数にしたがって増加してもよい。
この発明による音導管は,1.0〜1.7mmの範囲の入口径,2.0〜4.0mmの範囲の出口径,および60mmを超える長さをもつように設計することができる。一例を挙げると,1.3mm径の入口が2.2mm径の出口につながっている85mmの長さの音導管であり,これは約0.7kHzよりも高い周波数について,約5dBの効率的ブーストをもたらす。
図2はこの発明の第1実施例によるRITEイヤピース1を示している。上記イヤピース1は,補聴器イヤピースを装着するユーザの個々の耳道形状にフィットするようにオーダーメイド(カスタム)された本体(body)を備えている。上記本体はレシーバ2からの音を上記イヤピースを装着している補聴器ユーザの鼓膜に向けて伝達するように構成された音導管3,上記本体内部に上記レシーバ2を収容する手段,および上記レシーバと上記音導管との間の音響接続(acoustical connection)を提供するように構成される保持手段(図示略)を備えている。上記レシーバからの音は入口5を通じて上記音導管に結合され,かつ上記音導管の出口4を通じて出力される。上記音導管3はループをなしており,従来の補聴器イヤピースよってもたらされる音導管長と比較して上記音導管長が長くされている。上記ループ状音導管を得るためのやり方の一つは,対象者の耳道口(the open ear canal)の概略軸(the general axis)に沿って実質的に延びており,かつ多数のU字型または180度曲がりを通じて相互接続される複数の音導管パーツを設けることである。対象者の耳道口の概略軸に沿って実質的に延びる音導管パーツは,上記対象者の耳道の形状が許せばほとんどまっすぐであることもある。
幾何学的平面Aは,対象者の耳道口の概略軸に対し垂直である。
別の定義をすると,幾何学的平面Aに対する垂直面が,対象者の耳道の中心軸に対する接線に平行である(a surface normal to the geometrical plane A is parallel to a tangent to the center axis of the ear canal of the intended user)。上記中心軸は,耳道の中心に続く湾曲軸(the curved axis)として定義される。数値的手法(numerical procedure)をこの軸を抽出するために使用することができる。この数値的手法については,「人体の耳道の幾何学形状の測定および詳細」(Measurement and specification of the human ear canal geometry),マイケル R スティンソン著,アメリカ音響学会,1985年11月,78巻,S1号,S12ページにさらに記述されている。
分かりやすくするために図面中に示されていないが,典型的には,上記イヤピースはベント開口(通気孔)(a vent opening)も収容する。
図3を参照して,図3は幾何学的平面Aに沿う上記イヤピース1の断面領域を示している。第1実施例において,ループ状音導管3は上記幾何学的平面Aと5回交差している(相交わっている)。
しかしながら,この開示中に記載する先進的な製造および設計方法によって,上記幾何学的平面Aを7回またはそれ以上交差するように上記音導管を形付けることができ,交差の最大回数は対象者の耳道の大きさに依存する。
図4はこの発明の第2実施例によるRITEイヤピース11を示している。上記イヤピース11は,補聴器イヤピースを装着するユーザの個々の耳道形状にフィットするようにオーダーメイド(カスタム)された本体(body)を備えている。上記本体はレシーバ12からの音を上記イヤピースを装着している補聴器ユーザの鼓膜に向けて伝達するように構成された音導管13,上記本体内部に上記レシーバ12を収容する手段,および上記レシーバと上記音導管との間の音響接続を提供するように構成される保持手段(図示略)を備えている。上記レシーバからの音は入口15を通じて上記音導管に結合され,かつ上記音導管の出口14を通じて出力される。上記音導管13はループをなしており,従来の補聴器イヤピースよってもたらされる音導管長と比較して上記音導管長が長くされている。幾何学的平面Bは,対象者の耳道口の概略軸を含むように選択された一の平面である。
図5を参照して,図5は上記幾何学的平面Bに沿う上記イヤピース11の断面領域を示している。上記音導管はらせん形であり,上記幾何学的平面Bを5回交差する。
図6はこの発明の第3実施例による補聴器21を示している。上記補聴器21は,BTEハウジング22,コネクタ23およびイヤピース24を備えている。上記コネクタは,上記イヤピース24内に収容された音生成部(the sound producing parts)と上記BTEハウジング22およびその中の電気部品とを電気的に接続するように機能する。上記イヤピース24はレシーバ25を収容し,かつ上記レシーバからの音を上記イヤピースを装着している補聴器ユーザの鼓膜に向けて伝達する音導管(図示略)を備えている。
第3実施例において,上記イヤピースは耳道内(in the ear canal)にのびるだけでなく,外耳(concha)の一部内にものび,上記レシーバは,耳道に比べてスペース上の制約が少ない外耳内にのびる上記イヤピース部分内に配置されている。これは特に子供にとって有利である。上記レシーバが上記イヤピースの外耳部分内に配置されているとき,上記レシーバから上記イヤピースを装着している補聴器ユーザの鼓膜に向けて音を伝達する上記音導管は,上記イヤピースの外耳部分内において丸められており,そして上記イヤピースの耳道部分に続く。
図7はこの発明の第4実施例による補聴器31を示している。上記補聴器31は,BTEハウジング32,コネクタ33およびイヤピース34を備えている。上記コネクタは,上記イヤピース34の音生成部と上記BTEハウジング32およびその中の電気部品とを,電気的に接続するように機能する。上記イヤピース34はレシーバ35を収容し,かつ上記レシーバからの音を上記イヤピースを装着している補聴器ユーザの鼓膜に向けて伝達する音導管(図示略)を備えている。上記イヤピース34は耳道内に完全に挿入されるように構成されている。したがってさほど目立たない補聴器である。
図8はこの発明の第5実施例による補聴器41を示している。補聴器41はBTEハウジング42,チューブ43およびイヤピース44をさらに備えている。第5実施例において,BTEハウジングは,音をピックアップし,増幅し,増幅音響出力信号を生成することができる電子部品,一または複数のマイクロフォンおよびレシーバを収容している。上記チューブは,上記BTEハウジング内のレシーバからの音響信号を上記イヤピース44に伝達する導管(conduit)を提供し,上記イヤピースは,上記チューブから上記耳道内に入り,上記イヤピースを装着している補聴器ユーザの鼓膜に向かう音響エネルギーを結合する。上記イヤピース44内において,上記チューブ43は上記音導管45に音響的に結合している。したがって,第5実施例において,上記イヤピース44は,上記チューブ43と上記音導管45の間の音響接続をもたらすように構成される保持手段を備えている。
これにより,従来のBTE補聴器を用いることで一般に可能となるよりも,基本波長共鳴をより低い周波数に移すことが可能になる。
図9は,この発明の第6実施例による,レシーバ52を収容するイヤピース51の縦断面を示している。上記レシーバ52は,音導管入口55においてオーリング(o-ring)に係合する上記レシーバのパイプ・スタブによって,音導管53に取り付けられている。イヤピース保持手段57が上記オーリングを支持する。上記保持手段は上記オーリングの下部周りにおいてU字型で,上記オーリングの上部周りにおいてL字型である。上記オーリングは好ましくは弾性材料,たとえばシリコン・ゴムで作られており,上記保持手段に上記オーリングを取付けることができる。イヤピース収納手段58によって,たとえばスペースをもたらすために部材を取外すことなく,上記レシーバを上記イヤピース中に収納することができる。
この発明によるさらなる実施例において,上記イヤピースは,保持手段およびITE補聴器に必要な構成要素のすべてについての収容手段を備えている。
上記イヤピース本体内に上記保持手段および収容手段を統合することによって,上記イヤピースの製造を,スピードおよび自動化に関して改善することができる。
この発明による一実施例において,補聴器イヤピースを製造する方法は,難聴者の耳道を含む耳のインプレッション(耳型)を作り,上記耳型をスキャンして耳道を含む耳の部分的な3次元コンピュータ・モデルのデータを得,上記得られたデータに基づいて補聴器イヤピースの外形の3次元コンピュータ・モデルを形成し,所定の音導管長に基づいて上記補聴器イヤピース内に音導管の形状の3次元コンピュータ・モデルを形成し,上記3次元コンピュータ・モデル(複数)に基づいてラピッド・プロトタイピング・プロセスにおいて補聴器イヤピースを製造する。
この方法は,そうでなければ非常に複雑な製造工程を自動化するという利点がある。
一実施例において,上記ラピッド・プロトタイピング・プロセスは,ステレオ・リソグラフィ(SLA)であり,SLAでは感光性樹脂のコンテナが垂直移動するプラットホームを含む。製造中の補聴器コンポーネントは,各層の層厚を決める減少分だけ下方移動する上記プラットフォームによって支えられる。レーザ・ビームが各層における対象見本(the intended specimen)の形状をトレースすると,上記トレースに沿って上記感光性樹脂が硬化する。上記プロセスが補聴器コンポーネントが完成するまで繰り返される。このようにして補聴器コンポーネントが製造される。適切な材料は,たとえばアクリルなどの硬質材料である。
このプロセスの利点の一つは,音導管部分(複数)の間の壁をかなり薄くすることができる点である。この発明による上記音導管壁は100から600μmの範囲において最小厚さを持つように設計することができる。最小壁厚の一例は500μmである。
一般に製造されるイヤピースは,少なくとも一つの補聴器コンポーネントを収容する必要がある。したがって,イヤピース内の補聴器コンポーネントを収容する手段および音を伝導する補聴器コンポーネントと上記音導管との間の音響接続を提供する保持手段が,イヤピースの製造において含まれていなければならない。したがってこれらの手段も上記イヤピースの3次元モデルの一部とされる。
しかしながら,音を伝導する補聴器コンポーネントと上記音導管との間の音響接続を提供する上記保持手段は,音響接続を確保しかつ最適化する一または複数の別のコンポーネントを必要とすることもある。
イヤピース内に補聴器コンポーネントを収容する上記手段は,上記イヤピース内に補聴器コンポーネントについてのスペースを提供するように構成されるシンプルな手段,上記イヤピース内に補聴器コンポーネントをより正確に位置決めするための手段,たとえば様々な配列構造(various alignment structures),およびイヤピース内に固定された補聴器構成要素を保持するように構成される手段を含んでもよい。
一実施態様において,上記補聴器イヤピースは弾性材料から製造される耳道に接触する部分を備え,これによってたとえばユーザの快適性を増すという観点において,そのような材料の利点を享受する。この方法は未公開のPCT出願PCT/EP2008/063663にさらに記述されており,その内容をここに援用する。
構造および手順のさらなる修正またはバリエーションは当業者に自明であろう。

Claims (19)

  1. ユーザの個々の耳道形状にフィットするようにオーダーメイドされた本体を備え,
    上記本体はラピッド・プロトタイピング・プロセスにおいて製造され,かつ音響信号を音響入口から音響出口に向けて伝導するように構成された音導管を含み,上記音導管は,少なくとも一の幾何学的平面が上記音導管を少なくとも3回交差し,これにより補聴器イヤピースの最大外寸法を超える音導管の長さを提供するループ状をなしている,
    補聴器イヤピース。
  2. 上記幾何学的平面は対象者の耳道口の概略軸に垂直なものである,請求項1に記載の補聴器イヤピース。
  3. 上記幾何学的平面は,上記音導管の上記音響入口と上記音響出口を結ぶ線に垂直なものである,請求項1に記載の補聴器イヤピース。
  4. 上記幾何学的平面は対象者の耳道口の概略軸を含む,請求項1に記載の補聴器イヤピース。
  5. 上記幾何学的平面は上記音導管を少なくとも5回交差する,請求項1から4のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  6. 上記幾何学的平面は上記音導管を少なくとも7回交差する,請求項1から4のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  7. 上記本体はさらに,上記音響入口へ音を伝達する補聴器コンポーネントの音響接続を提供するように構成される保持手段を備えている,請求項1から6のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  8. 上記音を伝達する補聴器コンポーネントはサウンド・チューブである,請求項7に記載の補聴器イヤピース。
  9. 上記音を伝達する補聴器コンポーネントは補聴器レシーバである,請求項7に記載の補聴器イヤピース。
  10. 上記本体は,上記補聴器イヤピース中に音伝導コンポーネントを収容するように構成される手段を備えている,請求項1から9のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  11. 上記本体は,一または複数のマイクロフォン,電池および信号処理装置を含む小型電子回路を収容するように構成される手段を備えている,請求項1から10のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  12. 上記音導管は60mmよりも長い,請求項1から11のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  13. 上記音導管は80mmよりも長い,請求項1から12のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  14. 上記音導管は,上記音導管の寸法が上記音響入口から上記音響出口にかけて次第に大きくなるように形付けられている,請求項1から13のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  15. 上記音導管寸法は,上記音導管の長手に沿って,少なくとも1.7から2.0mmの間隔の範囲で変化する,請求項14に記載の補聴器イヤピース。
  16. 上記音導管入口の寸法は1.0から1.7mmの範囲でばらつきがある,請求項15に記載の補聴器イヤピース。
  17. 上記音導管出口の寸法は2.0から4.0mmの範囲でばらつきがある,請求項15から16のいずれか一項に記載の補聴器イヤピース。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載のイヤピースを備える,補聴器。
  19. 請求項1から11のいずれか一項に記載の補聴器イヤピースを製造する方法であって,
    上記方法は,
    補聴器ユーザの耳道を含む耳の部分形状を表すデータを取得し,
    上記取得されたデータに基づいて補聴器コンポーネントの外形の3次元コンピュータ・モデルを形成し,
    所定の音導管長に基づいて上記補聴器イヤピース内に音導管の形状を形成する,
    方法。
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