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JP2012246982A - 磁気歯車装置 - Google Patents

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JP2012246982A
JP2012246982A JP2011118262A JP2011118262A JP2012246982A JP 2012246982 A JP2012246982 A JP 2012246982A JP 2011118262 A JP2011118262 A JP 2011118262A JP 2011118262 A JP2011118262 A JP 2011118262A JP 2012246982 A JP2012246982 A JP 2012246982A
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Nobuo Shimizu
暢夫 清水
Tetsuo Sasada
哲男 笹田
Akihito Nakahara
明仁 中原
Osamu Ichinokura
理 一ノ倉
Kenji Nakamura
健二 中村
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Hitachi Ltd
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Abstract

【課題】トルク伝達の際に生じる構成部材の温度上昇を抑制することができる磁気歯車装置を提供する。
【解決手段】入力回転軸1の軸線周りに径方向外側に向けて設けた磁力発生面に複数の磁石24を周方向に並べて配置した入力側磁気歯車2と、入力側磁気歯車2を同軸状に囲んで設けられ、入力側磁気歯車2の磁力発生面に対向する磁力発生面に複数の磁石を周方向に並べて配置した出力側磁気歯車3と、入力側磁気歯車と出力側磁気歯車3の対向する磁力発生面間に、入力側磁気歯車2と出力側磁気歯車3の磁極間に介在するように周方向に並べて固設された電磁鋼製の磁気経路部材4とを備え、磁気経路部材4を固設する磁気経路部材ホルダー41の複数の磁気経路部材41の間に、磁力発生面に向けて吐出される空気を導く冷媒流路45を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁石の磁気吸引・反発によってトルクを伝達する磁気歯車装置に関する。
減速装置としては、高効率での伝動が比較的容易に可能な歯車装置が広く一般に用いられているが、その他に磁石の磁気的吸引・反発によってトルクを伝達する磁気歯車装置がある。
磁気歯車装置の従来技術として、例えば、同心状に配置した内輪磁気歯車と外輪磁気歯車の間に磁気を透過する複数の磁性バーを環状に配置し、内輪磁気歯車に入力したトルクを外輪磁気歯車に伝達するものがある(特許文献1等参照)。
米国特許第3,378,710号明細書
上記従来技術のような構造の磁気歯車装置において、駆動中、磁石やヨークは相対的に変化する磁界中にさらされている。特に、磁気歯車装置を高い回転数で用いる場合は磁界の相対変化が激しくなり、電磁誘導効果によって磁石やヨークに大きな渦電流が発生してしまう。この渦電流での発熱による各部の温度上昇は、効率の低下や部材の劣化などを生じる一因となっていた。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、トルク伝達の際に生じる構成部材の温度上昇を抑制することができる磁気歯車装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、複数の磁石を第1回転軸の軸線周りに設けた鉄心に周方向に並べて配置した磁力発生面を径方向外側に向けて設けた第1磁気歯車と、前記第1磁気歯車を同軸状に囲んで設けられ、複数の磁石を第2回転軸の軸線周りに周方向に並べて配置した鉄心の磁力発生面を前記第1磁気歯車の磁力発生面に対向するように径方向内側に向けて設けた第2磁気歯車と、前記第1磁気歯車と前記第2磁気歯車の対向する磁力発生面間に、前記第1磁気歯車と第2磁気歯車の磁極間に介在するように周方向に並べて固設された電磁鋼製の複数の磁気経路部材と、前記周方向に並べて固設された複数の磁気経路部材の間に設けられ、対向する前記磁力発生面の少なくとも何れか一方に向けて吐出される冷媒を導く冷媒流路とを備えたものとする。
(2)また、上記目的を達成するために、本発明は、複数の磁石を第1回転軸の軸線周りに設けた鉄心に周方向に並べて配置した磁力発生面を径方向外側に向けて設けた第1磁気歯車と、前記第1磁気歯車を同軸状に囲んで設けられ、複数の磁石を第2回転軸の軸線周りに周方向に並べて配置した鉄心の磁力発生面を前記第1磁気歯車の磁力発生面に対向するように径方向内側に向けて設けた第2磁気歯車と、前記第1磁気歯車と前記第2磁気歯車の対向する磁力発生面間に設けられ、前記第1磁気歯車と第2磁気歯車の磁極間に介在するように電磁鋼製の複数の磁気経路部材を周方向に並べて保持する保持部材と、前記保持部材内に軸方向に延在するよう設けられ、供給される冷媒を対向する前記磁力発生面の少なくとも何れか一方に向けて吐出する吐出孔を有する冷媒流路とを備えたものとする。
(3)上記(1)または(2)において、好ましくは、前記第1回転軸または第2回転軸に接続された圧縮機で生成される圧縮空気の抽気空気を前記冷媒流路に供給するものとする。
(4)また、上記(1)または(2)において、好ましくは、前記磁力発生面の複数の磁石は、前記第1磁気歯車および第2磁気歯車のそれぞれについて、軸線に垂直な面における重心が軸線上となるよう配置されたものとする。
本発明によれば、トルク伝達の際に生じる構成部材の温度上昇を抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係る磁気歯車装置を概略的に示す図であり、回転軸に垂直な面における断面図である。 本発明の一実施の形態に係る磁気歯車装置を概略的に示す図であり、回転軸を含む面における断面図である。 図1における冷媒流路部分をその周辺構成と共に示す拡大断面図である。 図3の冷媒流路部分の軸方向の構造を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る磁気歯車装置を備えたガスタービン発電機の構成図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る磁気歯車装置100を備えたガスタービン発電機の構成図である。
図5において、ガスタービン発電機は、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機90と、圧縮機90からの圧縮空気と燃料とを混合燃焼する燃焼器91と、燃焼器91からの燃焼ガスにより回転駆動するタービン92と、タービン92と圧縮機90を連結し、タービン92の回転を圧縮機90に伝達する中間軸93と、圧縮機90に接続され、タービン92及び中間軸93の回転により回転駆動される入力回転軸1と、入力回転軸1及び出力回転軸5に接続され、入力回転軸1の回転数を変換して出力回転軸5に出力する磁気歯車装置100と、出力回転軸5に接続され、出力回転軸5の回転数に応じて発電を行う発電機94とを備えている。入力回転軸1、出力回転軸5、及びその他の回転軸は同軸上に配置され、複数の軸受95及びスラスト軸受(図示せず)により回転可能に支持されている。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係る磁気歯車装置100を概略的に示す図であり、図1は回転軸に垂直な面における断面図、図2は回転軸を含む面における断面図である。
図1及び図2において、磁気歯車装置100は、略円柱状の入力側磁気歯車2と、入力側磁気歯車2を同軸状に囲むように配置された略円筒状の出力側磁気歯車3と、入力側磁気歯車2と出力側磁気歯車3の間に配置された複数の磁気経路部材4とを有している。入力側磁気歯車2、出力側磁気歯車3、及び、磁気経路部材4(後述する磁気経路部材ホルダー41)は、互いに径方向に離間して設けられて配置されており、回転駆動によって接触しないように構成されている。
入力側磁気歯車2は、略円柱形状を有しており、その一端において入力回転軸1と同軸上に接続されている。また、出力側磁気歯車3は、出力回転軸5側(入力回転軸1と反対側)の一端を閉じた略円筒形状を有しており、その閉じた端部において出力回転軸5と同軸上に接続されている。入力回転軸1と出力回転軸5は同軸上に配置されており、したがって、入力側磁気歯車2と出力側磁気歯車3は同軸状に形成されている。
入力側磁気歯車2は、入力回転軸1の軸線上に沿うように設けられた軸中心部21と、軸中心部21の外周を覆うように配置された鉄心25と、鉄心25中に周方向に並べて埋設された複数の磁石24とから構成されている。
磁石24は、軸中心部21に沿って軸方向に延在するよう設けられており、それぞれ、互いに絶縁した薄板状の永久磁石を軸方向に積層することにより形成されている。このように形成した複数の磁石24は、それぞれ、周方向にN極24aおよびS極24bを向けて配置されている。そして、隣り合う磁石24は、互いの同極が周方向に対向する向きに配置されている。
鉄心25は、互いに絶縁した薄板状の部材(例えば、珪素鋼板)を軸方向に積層することによって形成されている。
このように構成された入力側磁気歯車2において、隣り合う磁石24の磁力線は、同極である相手側には向かず、その磁力線のほとんどが径方向外側に作用する。したがって、入力側磁気歯車2においては、その外周面(径方向外側の面)が磁力発生面であるといえる。
出力側磁気歯車3は、略円筒状に形成され入力側磁気歯車2と同軸状に配置された外郭構造部31と、外郭構造部31の内周を覆うように配置された鉄心33と、鉄心33中に周方向に並べて埋設された複数の磁石32とから構成されている。
磁石32は、外郭構造部31に沿って軸方向に延在するよう設けられており、それぞれ、互いに絶縁した薄板状の永久磁石を軸方向に積層することにより形成されている。このように形成した複数の磁石32は、それぞれ、周方向にN極32aおよびS極32bを向けて配置されている。そして、隣り合う磁石32は、互いの同極が周方向に対向する向きに配置されている。
鉄心33は、互いに絶縁した薄板状の部材(例えば、珪素鋼板)を軸方向に積層することによって形成されている。
このように構成された出力側磁気歯車3において、隣り合う磁石32の磁力線は、同極である相手側には向かず、その磁力線のほとんどが径方向内側に作用する。したがって、出力側磁気歯車3においては、その内周面(径方向内側の面)が磁力発生面であるといえる。
なお、入力側磁気歯車2及び出力側磁気歯車3のそれぞれにおいて、磁力発生面の複数の磁石24,32は、軸線に垂直な面における重心が軸線上となるよう重量計算され配置されている。すなわち、入力側磁気歯車2においては、磁石24の重量が配置前に測定されており、磁石24による重心が軸線上、すなわち、回転中心になるように配置される。出力側磁気歯車3においても同様である。
磁気経路部材4は、入力側磁気歯車2と出力側磁気歯車3の対向する磁力発生面間に同軸状に形成された樹脂製(例えば、非金属材料であるFRP:Fiber Reinforced Plastics)の磁気経路部材ホルダー41により保持されることにより、周方向に複数並べて配置されている。
磁気経路部材ホルダー41には、軸方向に延在する穴が周方向に等間隔に複数設けられており、この穴に、互いに絶縁した薄板状の電磁鋼製部材を軸方向に積層することにより、磁気経路部材4が軸方向に延在するよう形成されている。磁気経路ホルダー41は、入力回転軸1側の一端にボルト42で接続された保持部43を介して磁気歯車装置100の基部等に固設されており、これにより、磁気経路部材41が固設されている。
また、磁気経路部材ホルダー41には、周方向に並べて固設された複数の磁気経路部材4のそれぞれの間に軸方向に延在するよう設けられ、対向する磁力発生面の少なくとも何れか一方に向けて吐出される冷媒を導く冷媒流路45が設けられている。冷媒流路45は、複数の磁気経路部材4のそれぞれの間に1つずつ設けられている。
図3は、図1における冷媒流路45部分をその周辺構成と共に示す拡大断面図である。また、図4は、図3の冷媒流路45部分の軸方向の構造を概略的に示す断面図である。
図3及び図4において、冷媒流路45は、磁気経路部材ホルダー41において、複数の磁気経路部材4の間に軸方向に延在するよう設けられている。また、磁気経路部材ホルダー41には、冷媒流路45から径方向外側に磁気経路部材ホルダー41を貫通するように形成された吐出孔47が軸方向に複数並べて設けられており、同様に、冷媒流路45から径方向内側に磁気経路部材ホルダー41を貫通するように形成された吐出孔46が軸方向に複数並べて設けられている。吐出孔46,47は、冷媒流路45に向けて縮径する円錐形状を有しており、その頂点側で冷媒流路45に連通している。
冷媒流路45には、冷媒として、入力回転軸1に接続された圧縮機90で生成された圧縮空気の抽気空気が供給されており、その圧縮空気(冷媒)は、冷媒流路45から吐出孔46を介して第1磁気歯車2の外周面20aに吹き付けられ、吐出孔47を介して第2磁気歯車3の内周面30aに吹き付けられる。
以上のように構成した本実施の形態の磁気歯車装置100は、出力回転軸1側の端部において、入力側磁気歯車2と出力側磁気歯車3、及び、出力側磁気歯車3と磁気経路部材ホルダー41は、ボールベアリング2a,3aを介して互いに周方向に摺動可能に保持されており、各部材間の中心軸のずれが抑制されている(図2参照)。
磁気歯車装置100の入力回転軸1(入力側磁気歯車2)の回転数と出力回転軸5(出力側磁気歯車3)の回転数の関係は、入力側磁気歯車2の磁力発生面における極性対数と出力側磁気歯車3の磁力発生面における極性対数の比により決まる。言い換えると、入力回転軸1の回転数と出力回転軸5の回転数の関係は、入力側磁気歯車2の磁石24の極性対数と出力側磁気歯車3の磁石32の極性対数の比で決まるということである。
つまり、入力回転軸1の回転数(入力回転数)をNin、入力側磁気歯車2に設けられた磁石3の極性対数をXin、出力回転軸7の回転数(出力回転数)をNout、出力側磁気歯車6に設けられた磁石5の極性対数をXoutとすると、入力回転数Ninと出力回転数Noutの関係は以下の式で表される。
Nin:Nout=Xout:Xin ・・・(1)
例えば、本実施の形態に示したように、磁石24の極性対数を7(図1参照)、磁石32の極性対数を17(図1参照)とすると、入力回転数Ninと出力回転軸Noutの比は、17:7となる。
入力側磁気歯車2と出力側磁気歯車3の間の伝達可能トルクは、磁石24,32の体積が増えるに従って増加する。その際、鉄心25,33、磁気経路部材4は、磁気飽和を起こさない寸法である必要がある。
磁気経路部材4の員数を入力側磁気歯車2の磁力発生面の極性対数と出力側磁気歯車3の磁力発生面の極性対数の和となるように構成した場合に、入力回転軸1から出力回転軸5への伝達可能トルクは最大となる。この知見は、フーリエ解析等を用いたシミュレーションにより得られる。例えば、本実施の形態のように、入力側磁気歯車2の磁力発生面の極性対数を7、出力側磁気歯車3の磁力発生面の極性対数を17とした場合において、磁気経路部材4の員数を24とすると入力側磁気歯車2と出力側磁気歯車3の間の伝達可能トルクは最大となる。
以上のように構成した本実施の形態の動作を説明する。
圧縮機90及びタービン92を起動し、入力回転軸1を回転駆動すると磁気歯車装置100の入力側磁気歯車2が回転駆動される。入力側磁気歯車2の磁力発生面と出力側磁気歯車3の磁力発生面は、磁気経路部材4を介して磁気的に噛み合っている。具体的には、入力側磁気歯車2が磁気経路部材4に相対して回転すると、各磁気経路部材4の入力側磁気歯車2および出力側磁気歯車3との対向面がN極又はS極に交互に磁化される。このように、磁化された磁気経路部材4と出力側磁気歯車3の磁力発生面の間にはたらく磁気的吸引力または反発力によって出力側磁気歯車3は周方向に回転駆動される。すなわち、磁気歯車装置100は、磁気経路部材4を遊星歯車のように機能させて入力回転軸1の回転動力を出力回転軸5に伝達する。また、圧縮機90から冷媒流路45に供給された冷媒としての空気は、吐出孔46,47を介して第1磁気歯車2の外周面20a、及び、第2磁気歯車3の内周面30aに吹き付けられ、その空気の衝突によって外周面20aおよび内周面30aが冷却される(衝風冷却)。また、冷媒流路45に供給された冷媒としての空気は、その流路である冷媒流路45内および吐出孔46,47内を流れ、磁気経路ホルダー41と外周面20aおよび内周面30aの間隙を流れることによって磁気経路部材ホルダー41を冷却する。
以上のように構成した本実施の形態の効果を説明する。
従来技術のような構造の磁気歯車装置において、駆動中、磁石やヨークは相対的に変化する磁界中にさらされている。特に、磁気歯車装置を高い回転数で用いる場合は磁界の相対変化が激しくなり、電磁誘導効果によって磁石やヨークに大きな渦電流が発生してしまう。この渦電流での発熱による磁石やヨーク、磁気経路部材等の温度上昇は、効率の低下や支持部材の劣化などを生じる一因となっていた。
これに対し、本実施の形態においては、第1磁気歯車2と第2磁気歯車3の対向する磁力発生面間に周方向に並べて固設された複数の磁気経路部材4の間に冷媒流路45を設け、冷媒流路45に供給される冷媒としての空気を吐出穴46,47を介して第1磁気歯車2の外周面20aおよび第2磁気歯車3の外周面30aに吐出するよう構成したので、トルク伝達の際に生じる渦電流での発熱による磁石24,32や鉄心25,33、磁気経路部材ホルダー41などの構成部材の温度上昇を抑制することができる。したがって、構成部材の温度上昇による効率の低下や部材の劣化などを抑制することができる。
また、入力側磁気歯車2および出力側磁気歯車3のそれぞれにおいて、複数の磁石24,32の重心が回転中心となるように配置したので、回転駆動時に入力側磁気歯車2および出力側磁気歯車3に生じる遠心力ベクトルを小さくすることができ、径方向へのブレや振動を抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、冷媒として空気を用いるよう構成したがこれに限定されるものではない。また、冷媒(空気)は、圧縮機90からの抽気空気を用いるよう構成したが、別途設けた加圧空気の生成手段からの空気を冷媒として用いる構成としても良い。
また、冷媒流路45は、複数の磁気経路部材41のそれぞれの間に1つずつ設けるよう構成したがこれに限られず、磁気経路部材41間に冷媒流路45を設ける部分と設けない部分とを配置するように構成しても良い。
また、1つの冷媒流路45に、第1磁気歯車2の外周面20aに空気を吐出する吐出孔46と、第2磁気歯車3の外周面30aに空気を吐出する吐出孔47の両方を設けるように構成したがこれに限られない。つまり、第1磁気歯車2の外周面20aに空気を吐出する吐出孔46を有する冷媒流路と、第2磁気歯車3の外周面30aに空気を吐出する吐出孔47を有する冷媒流路とを別々に軸方向に並行に設け、それぞれの冷媒流路に空気を供給する構成としてもよい。この場合には、外周面20a側と外周面30a側で吐出空気の量を別々に最適化することができ、より効率化を図ることができる。
また、吐出孔46,47は外周面20a側と外周面30a側で軸方向に等間隔で同一位置に設ける構成としたが、これに限られず、外周面20a側と外周面30a側で軸方向に異なる位置に設けるよう構成しても良い。
1 入力回転軸(第1回転軸)
2 入力側磁気歯車(第1磁気歯車)
3 出力側磁気歯車(第2磁気歯車)
4 磁気経路部材
5 出力回転軸(第2回転軸)
21 軸中心部
24,32 磁石
25,33 鉄心
41 磁気経路部材ホルダー
43 保持部
90 圧縮機
91 燃焼器
92 タービン
93 中間軸
94 発電機
95 軸受
100 磁気歯車装置

Claims (4)

  1. 複数の磁石を第1回転軸の軸線周りに設けた鉄心に周方向に並べて配置した磁力発生面を径方向外側に向けて設けた第1磁気歯車と、
    前記第1磁気歯車を同軸状に囲んで設けられ、複数の磁石を第2回転軸の軸線周りに周方向に並べて配置した鉄心の磁力発生面を前記第1磁気歯車の磁力発生面に対向するように径方向内側に向けて設けた第2磁気歯車と、
    前記第1磁気歯車と前記第2磁気歯車の対向する磁力発生面間に、前記第1磁気歯車と第2磁気歯車の磁極間に介在するように周方向に並べて固設された電磁鋼製の複数の磁気経路部材と、
    前記周方向に並べて固設された複数の磁気経路部材の間に設けられ、対向する前記磁力発生面の少なくとも何れか一方に向けて吐出される冷媒を導く冷媒流路と
    を備えたことを特徴とする磁気歯車装置。
  2. 複数の磁石を第1回転軸の軸線周りに設けた鉄心に周方向に並べて配置した磁力発生面を径方向外側に向けて設けた第1磁気歯車と、
    前記第1磁気歯車を同軸状に囲んで設けられ、複数の磁石を第2回転軸の軸線周りに周方向に並べて配置した鉄心の磁力発生面を前記第1磁気歯車の磁力発生面に対向するように径方向内側に向けて設けた第2磁気歯車と、
    前記第1磁気歯車と前記第2磁気歯車の対向する磁力発生面間に設けられ、前記第1磁気歯車と第2磁気歯車の磁極間に介在するように電磁鋼製の複数の磁気経路部材を周方向に並べて保持する保持部材と、
    前記保持部材内に軸方向に延在するよう設けられ、供給される冷媒を対向する前記磁力発生面の少なくとも何れか一方に向けて吐出する吐出孔を有する冷媒流路と
    を備えたことを特徴とする磁気歯車装置。
  3. 請求項1又は2記載の磁気歯車装置において、
    前記第1回転軸または第2回転軸に接続された圧縮機で生成される圧縮空気の抽気空気を前記冷媒流路に供給することを特徴とする磁気歯車装置。
  4. 請求項1又は2記載の磁気歯車装置において、
    前記磁力発生面の複数の磁石は、前記第1磁気歯車および第2磁気歯車のそれぞれについて、軸線に垂直な面における重心が軸線上となるよう配置されたことを特徴とする磁気歯車装置。
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