JP2012210687A - 動力工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無段変速機構による変速と、駆動モータ自体の変速を併用して先端工具の大きな変速幅を得る。無段変速機構の減速を先行させて、駆動モータの高速回転領域を極力広く設定することにより、先端工具の低速かつ高トルクを実現する。
【選択図】図8
Description
また、動力工具に限らず、駆動モータの変速機構としては、上記のような歯車列を用いるものの他に、減速比を無段階で変化させる無段変速機構(CVT:Continuously Variable Trans-mission)が公知になっている。従来、この無段変速機構として、いわゆるトラクションドライブ機構を利用したものが公知になっている。このトラクションドライブ式の無段変速機構に関する技術が例えば下記の特許文献1〜3に開示されている。
このトラクションドライブ式の無段変速機構は、ホルダに支持した複数の円錐形の遊星ローラに太陽ローラを圧接して、これにより得られる転がり接触を利用して遊星ローラを自転させながら出力軸回りに回転させて動力を伝達するとともに、各遊星ローラの円錐面に圧接した変速リングの圧接位置を小径側と大径側との間で変位させて圧接径を変化させることにより出力回転数を無段階で変速する構成となっている。
特許文献1には、係る無段変速機構を内装したねじ締め工具が開示されている。このねじ締め工具では、ねじ締めビットに付加される負荷トルクの増大(ねじ締めの進行)に伴って変速リングを低速側に変位させることにより、出力モードを低速高トルク出力モードに無段階で変速することができ、これにより迅速かつ確実なねじ締め作業を楽に行うことができる。
本発明は、例えばディスクグラインダ等の動力工具において、歯車列やトラクションドライブ式の変速機構では得られない大きな変速幅で変速できるようにすることを目的とする。
第1の発明は、駆動モータの回転出力を無段変速機構を介して変速して、先端工具を取り付けたスピンドルに出力する動力工具であって、無段変速機構による変速に加えて駆動モータの変速を併用可能な動力工具である。
第1の発明によれば、無段変速機構と駆動モータの双方を変速させることができるので、当該動力工具の変速幅を大きく設定することができる。
第2の発明は、第1の発明において、無段変速機構と駆動モータの双方について単一の操作部材で変速操作可能な動力工具である。
第2の発明によれば、無段変速機構による変速と駆動モータ自体の変速とが一つの操作部材の操作によりなされるので、それぞれ個別の操作部材により個別に操作する構成に比して当該動力工具の操作性を高めることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明のいずれかにおいて、スピンドルの高速領域については無段変速機構による変速を優先させてスピンドルを低速領域に変速し、この低速領域において駆動モータによる変速を行う構成とした動力工具である。
第3の発明によれば、無段変速機構と駆動モータとの併用による全変速幅について、無段変速機構による変速が優先されて駆動モータの回転数が極力高速側に維持される。このため、広い変速幅を確保しつつその全変速幅について、スピンドルの高い出力トルクを最大限に確保することができる。
ここで、動力工具の駆動源として駆動モータを用いる場合には、駆動モータの回転数を低下させればその性質上出力トルクは低下するため、当該動力工具の加工能力は低下(パワーダウン)し、ひいては作業効率の低下を招く問題がある。この点、第3の発明によれば、先端工具を低速回転かつ高トルクで回転させることができるので、例えば電動グラインダにおいて砥石を低速で回転させつつ高いトルクで石材等の研削加工を効率よく行うことができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、無段変速機構として、トラクションドライブ式の無段変速機構を備えた動力工具である。
第4の発明によれば、駆動モータの回転トルク(回転数)を維持しつつ、加工形態に応じてスピンドルの回転数を無段階で変速して、加工を効率よく行うことができる。
第5の発明は、第2の発明において、操作部材の操作位置に基づいて前記無段変速機構の出力回転数と前記駆動モータの出力回転数が決定されて、両者の回転数の合算で前記スピンドルの回転数が決定される動力工具である。
第5の発明によれば、単一の操作部材の操作位置に対応して、予め無段変速機構と駆動モータの出力回転数が設定されており、使用者は操作部材の操作位置を変化させる操作のみで対応するスピンドルの回転数について無段変速機構と駆動モータの最適の出力回転数を得ることができ、この点で当該動力工具の操作性を高めることができる。
工具本体部2は、使用者が把持するハンドル部としての機能を有する円筒形状の本体ケース2a内に、駆動源としての駆動モータ10を内装した構成を備えている。この駆動モータ10の出力軸11には、モータ冷却用のファン12が取り付けられている。この冷却ファン12の回転により外気が工具本体部2の後部から吸気されて前側へ流れることにより当該駆動モータ10が冷却される。駆動モータ10の出力軸11は、軸受け11a,11bを介して本体ケース2aに回転可能に支持されている。
駆動モータ10の回転出力は、無段変速機構30とギヤヘッド部4を経てスピンドル40に伝達される。駆動モータ10の出力軸11の回転数は、変速部3によって変速される。変速部3は、工具本体部2の前部に結合した変速ケース3a内に、トラクションドライブ式の無段変速機構30とこれを作動するための変速制御部20を内装した構成を備えている。
無段変速機構30は、3点圧接式の無段変速機構で、駆動モータ10の出力軸11に取り付けた太陽ローラ32と、円錐形の周面(円錐面33b)を有する複数(本実施形態では3つ)の遊星ローラ33〜33と、各遊星ローラ33に圧接された推力ローラ34と、推力ローラ34に推力を発生させるための調圧カム機構35と、遊星ローラ33〜33を内接させた状態でその円錐面33bに圧接される変速リング36を備えている。
太陽ローラ32は、駆動モータ10の出力軸11の先端部に結合されて一体で回転する。この太陽ローラ32は、軸受け32aを介して変速ケース3aに回転可能に支持されている。この太陽ローラ32は、3つの遊星ローラ33〜33のそれぞれの首部に圧接されている。
太陽ローラ32に取り付けた軸受け32bを介して出力軸31の後部側が回転自在に支持されている。太陽ローラ32と出力軸31は、駆動モータ10の出力軸11と同軸に配置されている。出力軸31の前部側は、軸受け31bを介して変速ケース3aの前部に回転自在に支持されている。出力軸31の前部は、変速ケース3a内から突き出されて、ギヤヘッド部4内に進入している。この出力軸31の先端には、駆動側のかさ歯車43が取り付けられている。
3つの遊星ローラ33〜33は、ホルダ37の周方向3等分位置に設けた支持孔37eに挿入した支軸部33aを介してその軸線回りに回転自在に支持されている。各遊星ローラ33は、その回転軸線(支軸部33a)を直立位置(出力軸31に対して直交させた位置)から図示右側に一定角度傾斜させた向きに支持されている。
推力ローラ34は出力軸31に相対回転可能かつ軸方向に変位可能に支持されて、各遊星ローラ33の下面に圧接されている。推力ローラ34の後面に設けたボス部34aを介してホルダ37が回転自在に支持されている。この推力ローラ34の前面側に調圧カム機構35が備えられている。
このため、出力軸31に回転負荷(加工抵抗)等が作用すると、これが推力ローラ34と押圧板38との間に相対回転を発生させて各鋼球39をカム溝内の浅い側へ変位させるための外力として作用し、従って推力ローラ34に各遊星ローラ33に対する圧接力を増大させる方向の力として作用する。この外力と圧縮ばね35aの付勢力により推力ローラ34が各遊星ローラ33の下面に押し付けられ、その結果各遊星ローラ33の首部に太陽ローラ32が圧接され、また各遊星ローラ33の円錐面33bに変速リング36がそれぞれ同じ圧接力で圧接される。
この3点圧接状態で、駆動モータ10の起動に伴う太陽ローラ32の回転により各遊星ローラ33がその軸回りに自転すると、当該各遊星ローラ33の変速リング36に対する圧接状態を介して当該遊星ローラ33〜33が出力軸31回りに公転する。ホルダ37に支持された遊星ローラ33〜33が出力軸31回りに公転することにより、推力ローラ34が一体で回転する。推力ローラ34が回転すると、調圧カム機構35を介して出力軸31が一体で回転する。こうして、駆動モータ10が起動すると、その回転動力が3点圧接状態の無段変速機構30及びギヤヘッド部4の減速歯車列45を経てスピンドル40に伝達され、従って砥石41が回転する。
無段変速機構30の出力軸31には、ギヤヘッド部4の駆動側のかさ歯車43が取り付けられている。このかさ歯車43には、従動側のかさ歯車44が噛み合わされている。このかさ歯車44はスピンドル40に取り付けられている。このかさ歯車43,44の噛み合いによって減速比が一定に固定された減速歯車列45が構成されている。また、この減速歯車列45によってスピンドル40が、無段変速機構30の出力軸31(駆動モータ10の出力軸11)に対して直交する状態に配置されている。無段変速機構30の出力軸31は、駆動モータ10の出力軸11と同軸に配置されている。
ギヤヘッド部4の左側部には、工具本体部2を右手で把持した使用者が左手で把持するためのサイドグリップ46が側方へ突き出す状態に取り付けられている。
変速部3は、この無段変速機構30を変速するための変速制御部20を備えている。この変速制御部20は、変速リング36の外周であって変速部3の上部に設けられている。この変速制御部20の詳細が図6に示されている。この変速制御部20は、変速モータ21と、変速モータ21の出力軸に取り付けた駆動プーリ22と、変速モータ21の出力軸に平行に配置した作動軸23と、作動軸23に取り付けた従動プーリ24と、駆動プーリ22と従動プーリ24との間に掛け渡した駆動ベルト25を備えている。変速モータ21が起動すると、駆動プーリ22と従動プーリ24との間の掛け渡した駆動ベルト25の移動により作動軸23がその軸回りに回転する。作動軸23にはねじ軸部23aが設けられている。作動軸23の周囲には作動スリーブ26が介装されている。この作動スリーブ26のねじ孔部26aに作動軸23のねじ軸部23aが噛み合わされている。ねじ孔部26aに対するねじ軸部23aの噛み合いを通じて作動軸23が軸回りに回転すると、作動スリーブ26が作動軸23の軸方向(図6において左右方向)に移動する。作動スリーブ26には、二股形状の作動アーム27が軸方向について一体に設けられている。この作動アーム27の二股部に変速リング36の上部が軸方向両側から挟まれた状態で係合されている。このため、作動軸23の回転により作動スリーブ26が図6において左右方向に移動すると、これと一体で変速リング36が3つの遊星ローラ33〜33を内接させた状態で低速側又は高速側に平行移動する。
このように無段変速機構30に併設した変速制御部20において、変速モータ21が高速側に起動すると作動軸23の回転により、変速リング36が遊星ローラ33〜33の高速側(小径側)に移動してその減速比が小さくなり、その結果スピンドル40及び砥石41は高速で回転する(回転数が大きくなる)。逆に、変速モータ21が低速側に起動すると作動軸23の逆転により、変速リング36が遊星ローラ33〜33の低速側(大径側)に移動してその減速比が大きくなる結果、スピンドル40及び砥石41の回転数は小さくなる(ゆっくり回転する)。
駆動モータ10及び変速モータ21の起動、停止及び回転方向等の各種動作制御は、図示省略したモータ制御部によりなされる。
図7に示すように操作部材13を表示「1」〜「3」の領域内に回転操作すると、変速制御部20において変速モータ21が低速側に起動することにより変速リング36が遊星ローラ33〜33の大径側に位置され、これにより無段変速機構30の減速比が約0.2(低速側)に維持される。これに対して、操作部材13を表示「3」〜「5」の領域内に回転操作すると、その操作量に応じて変速モータ21が低速側に起動して変速リング36が図2及び図3に示すように遊星ローラ33〜33の小径側に移動する。このため、無段変速機構30の減速比が操作部材13の操作量に応じて無段階で高くなり、表示「5」では約1.0(高速側)に維持される。
このように一つの操作部材13を表示「1」〜「5」に回転操作することにより、無段変速機構30の減速比が変化し、かつ駆動モータ10の出力回転数が変化し、双方が合算されてスピンドル40に出力される。これにより図9に示すように操作部材13の操作量に応じて、スピンドル40の回転数を大きな変速幅で無段階に変速することが可能になる一方、低速域においても駆動モータ10の出力回転数が極力高速側に維持されることからスピンドル40及び砥石41の回転トルク(加工力)を高く維持することができる。
このため、操作部材13を表示「1」〜「3」の領域内で回転操作した状態では、駆動モータ10の出力回転数が中速域以上で操作量に応じて変速され、これにより大きなパワーダウンを招くことなく、大きな減速比でスピンドル40及び砥石41を回転させることができる。このことから、砥石41を大きなトルクでゆっくり回転させながら例えば石材の研削加工等を行うことができ、これにより研削粉や研削水を周囲に飛び散らせることなく研削加工を効率よく迅速に行うことができる。
以上のことから、本実施形態の動力工具1は、無段変速機構30による変速と駆動モータ10の変速が合算されてスピンドル40に出力する構成であるので、当該動力工具1の変速幅を大きく設定することができる。しかも、スピンドル40の減速については無段変速機構30による減速を先行させて駆動モータ10の出力回転数を極力高速側に維持することにより低速域における大きなパワーダウンを回避し、無段変速機構30の変速により得られる低速域でさらに駆動モータ10の回転数を低下させることにより大きな減速比でスピンドル40をゆっくりと回転させることができる。逆に、スピンドル40の高速化については駆動モータ10による高速化を先行させて全変速幅におけるフルパワー領域が極力大きくなるよう双方のバランスがとられた制御がなされるようになっている。
このため、ホルダ37の回転時であって遊星ローラ33〜33の公転時(従って、動力伝達時であってスピンドル40の回転時)には、トラクションオイルの撹拌抵抗が発生する。トラクションオイルの撹拌抵抗は、遊星ローラ33〜33の公転抵抗ひいてはホルダ37の回転抵抗となって付加され、従って無段変速機構30の出力軸31に回転抵抗となって付加されるため、動力伝達系にトルクの損失が発生する。このため、トラクションオイルの撹拌抵抗は、スピンドル40の回転トルクの低下(パワーダウン)を招き、結果的に駆動モータ10の負荷電流の増大を招く。本実施形態では、トラクションオイルの撹拌抵抗を低減するための工夫がなされている。トラクションオイルの撹拌抵抗は、ホルダ37の周囲に放射方向に突き出す状態に支持された3つの遊星ローラ33〜33によるところが大きい。このため、本実施形態では、隣接する遊星ローラ33,33間の空隙を埋めるための抵抗低減部がホルダ37に設けられている。ホルダ37の詳細が図10及び図11に示されている。
一箇所のローラ支持座37dの両側に、各遊星ローラ33の自転を阻害しない範囲で抵抗低減部37c,37cがベース部37aの周縁から放射方向に盛り上がるように形成されている。各抵抗低減部37cは、遊星ローラ33の円錐面33bに対して僅かに小さな盛り上がり高さで、変速リング36の内周面に干渉しない範囲でベース部37aの周縁から放射方向外方へ盛り上がり形成されている。また、各抵抗低減部37cは、ローラ支持座37dの両側から放射方向外方に張り出し、さらに太陽ローラ32側に張り出す状態に設けられている。
各抵抗低減部37cの外周面は、変速リング36への干渉を避けるために多面体形状にカットされている。
このように、ホルダ37の周囲3等分位置に支持された遊星ローラ33〜33間の空隙が抵抗低減部37c〜37cによって埋められて、当該ホルダ37に3つの遊星ローラ33〜33を組み付けたアッセンブリ状態では、特にその周方向に凹凸(出っ張り)の少ない滑らかな円柱体形状に近い形状となって、その公転時におけるトラクションオイルの掻き揚げ抵抗が大幅に低減されるようになっている。トラクションオイルに対する掻き揚げ抵抗を大幅に低減することにより、スピンドル40の出力トルクの損失を低減することができ、ひいては駆動モータ10の負荷電流の増大を抑制することができる。
この掻き揚げ抵抗の低減構造によれば、比較的粘性抵抗の大きなトラクションオイル若しくはトラクショングリスに対して効果が大きく、さらに高速回転させる場合に大きな低減効果を得ることができる。
また、ホルダ37の周方向に隣接する2遊星ローラ33,33間の大きな空隙が抵抗低減部37cによって埋められており、各抵抗低減部37cと遊星ローラ33との間の隙間は相互に干渉しない程度に狭小化されている。このため、当該無段変速機構30に潤滑剤としてトラクショングリスを用いる場合には、各遊星ローラ33と抵抗低減部37cとの間の狭小スペースをグリス溜まりとして機能させることができ、これにより各圧接部の潤滑状態を長時間良好に維持することができる。
特に、各抵抗低減部37cは、太陽ローラ32側に張り出す状態に設けられている。このため、図11に示すようにベース部37aの駆動側(図において右側)に3箇所の抵抗低減部37c〜37cで囲われた空間部37gが形成され、この空間部37gを例えばグリス溜まりとして機能させることができる。この空間部37gをグリス溜まりとして機能させることにより、回転するホルダ37及び遊星ローラ33〜33からグリスが飛散することが抑制されることから良好な潤滑状態をより確実に維持することができる。
各抵抗低減部37cにおいて、掻き揚げ溝37f〜37fは、当該ホルダ37の回転軸線に対して傾斜する方向に沿ったスパイラル軌跡に沿って設けられている。この掻き揚げ溝37f〜37fによれば、ホルダ37の回転時(当該動力工具1の使用時)に前記掻き揚げ抵抗低減効果はやや低下するものの、ホルダ37の回転方向にほぼ沿って形成されることから、当該抵抗低減部37c〜37cを備えない従来のホルダに比して格段に掻き揚げ抵抗を低減しつつ、トラクションオイル若しくはトラクショングリスを掻き揚げ溝37f内に沿って案内することによりこれらを効率よく上方へ掻き揚げることができる。
また、動力工具1としてのディスクグラインダは、通常砥石41側を下側にした傾いた姿勢で用いられることが多い。この場合、潤滑剤は変速ケース3aの前側へ溜まりやすいが、回転するホルダ37の周面に設けられた掻き揚げ溝37f〜37fによって後方斜め上方に掻き揚げられることから、各遊星ローラ33に対してより潤滑剤がより均一に給油されるようになる。
また、無段変速機構30による変速と駆動モータ10自体の変速が一つの操作部材13の操作によりなされるので、それぞれ個別の操作部材により個別に操作する構成に比して当該動力工具1の操作性を高めることができる。
さらに、無段変速機構30による変速と駆動モータ10自体の変速との併用による全変速幅について、無段変速機構30による減速が先行されて駆動モータ10自体の出力回転数が極力高速側(ハイパワー側)に維持される。このため、スピンドル40の広い変速幅を確保しつつその全変速幅について、スピンドル40の高い出力トルクを最大限に確保することができる。このため、砥石41を低速でゆっくり回転させて研削粉や研削水の飛散を抑制しつつ、高いトルクで石材等の研削加工を効率よく行うことができ、この点で当該動力工具1の使い勝手を高めることができる。
また、トラクションドライブ式の無段変速機構30により、駆動モータ10のパワーダウン(出力回転数の低速化)を招くことなく、加工形態に応じてスピンドル40の回転数を無段階で変速して、加工を効率よく行うことができる。
また、動力工具1としてディスクグラインダを例示したが、ねじ締め機や孔明け用の電気ドリル等のその他の動力工具に適用することができ、さらに駆動源として電動モータに限らずエアモータを用いるエア工具についても同様に適用することができる。
2…工具本体部、2a…本体ケース、2b…窓部
3…変速部、3a…変速ケース
4…ギヤヘッド部
10…駆動モータ
11…駆動モータ10の出力軸、11a,11b…軸受け
12…冷却ファン
13…操作部材(操作ダイヤル)
20…変速制御部
21…変速モータ
22…駆動プーリ
23…作動軸、23a…ねじ軸部
24…従動プーリ
25…駆動ベルト
26…作動スリーブ、26a…ねじ孔部
27…作動アーム
30…無段変速機構(トラクションドライブ式)
31…出力軸、31a…フランジ部、31b…軸受け、31c…キー
32…太陽ローラ、32a,32b…軸受け
33…遊星ローラ、33a…支軸部、33b…円錐面(圧接面)
34…推力ローラ、34a…ボス部
35…調圧カム機構、35a…フランジ部
36…変速リング
37…ホルダ
37a…ベース部、37b…挿通孔、37c…抵抗低減部、37d…ローラ支持座
37e…支持孔、37f…掻き揚げ溝、37g…空間部
38…押圧板
39…鋼球
40…スピンドル
41…砥石
42…砥石カバー
43…駆動側かさ歯車
44…従動側かさ歯車
45…減速歯車列
46…サイドグリップ
Claims (5)
- 駆動モータの回転出力を無段変速機構を介して変速して、先端工具を取り付けたスピンドルに出力する動力工具であって、
前記無段変速機構による変速に加えて、前記駆動モータの変速を併用可能な動力工具。 - 請求項1記載の動力工具であって、前記無段変速機構と前記駆動モータの双方について単一の操作部材で変速操作可能な動力工具。
- 請求項1又は2記載の動力工具であって、前記スピンドルの高速域については前記無段変速機構による変速を優先させて該スピンドルを低速域に変速し、該低速域において前記駆動モータによる変速を行う構成とした動力工具。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載した動力工具であって、前記無段変速機構として、トラクションドライブ式の無段変速機構を備えた動力工具。
- 請求項2記載の動力工具であって、前記操作部材の操作位置に基づいて前記無段変速機構の出力回転数と前記駆動モータの出力回転数が決定されて、両者の回転数の合算で前記スピンドルの回転数が決定される動力工具。
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