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JP2012203491A - 文書処理装置及び文書処理プログラム - Google Patents

文書処理装置及び文書処理プログラム Download PDF

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JP2012203491A
JP2012203491A JP2011065351A JP2011065351A JP2012203491A JP 2012203491 A JP2012203491 A JP 2012203491A JP 2011065351 A JP2011065351 A JP 2011065351A JP 2011065351 A JP2011065351 A JP 2011065351A JP 2012203491 A JP2012203491 A JP 2012203491A
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JP2011065351A
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Kunitoshi Yamamoto
訓稔 山本
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

【課題】レビュアーが手書きによって指摘した箇所について、レビュイーによる修正の漏れをなくす。
【解決手段】手書部分を含む文書媒体を電子化した画像データから、手書部分を抽出する。抽出された画像データの内容を、付箋情報として、画像データに付加する。文書媒体の1ページに、複数の論理ページが含まれている場合、文書媒体における手書部分の位置に応じて、付箋情報を、複数の論理ページの少なくとも1ページに対応する画像データに、付加して表示する。
【選択図】図7

Description

本発明は、文書処理装置及び文書処理プログラムに関する。
レビュイーが、オリジナル文書を、紙などの媒体に、レビュアーの人数と同部数印刷し、各レビュアーへ配布することがある。レビュアーは配布された紙などの媒体に、手書きし、それをレビュイーが回収し、オリジナル文書を修正する。オリジナル文書を修正する場合、レビュアーが指摘した箇所を、レビュイーが目視確認する。配布先であるレビュアーが複数人の場合、回収した媒体が複数になるため、複数の媒体にまたがって、各レビュアーがそれぞれ指摘した箇所を確認することになる。
特許文献1には、オリジナル文書の変更管理に関する技術が記載されている。特許文献1では、付加情報を付加する文書装置において、電子文書に対する付加情報変更をオリジナル文書に反映させる。
特開平7−295970号公報
本発明の目的は、電子文書上で、指摘箇所を自動抽出し、明示的にアノテーション情報(付箋情報)で示すことができるようにすることである。
請求項1に記載の発明は、手書部分を含む文書媒体を電子化した画像データから前記手書部分を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された画像データの内容を、付箋情報として、前記画像データに付加する付箋付加手段とを備えた文書処理装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の文書処理装置において、前記文書媒体の1ページに、複数の論理ページが含まれている場合、前記付箋付加手段は、前記文書媒体における前記手書部分の位置に応じて、前記付箋情報を、前記複数の論理ページの少なくとも1ページに対応する画像データに、付加するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の文書処理装置において、前記手書部分の作成者を識別するための識別情報を含む属性情報と前記手書部分に対応する付箋情報とを対応付けて記憶する記憶手段を更に含み、前記記憶手段に記憶されている前記属性情報によって前記付箋情報を検索できるようにしたものである。
請求項4に記載の発明は、手書部分を含む文書媒体を電子化した画像データから前記手書部分を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された画像データの内容を、付箋情報として、前記画像データに付加する付箋付加手段と、をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能な文書処理プログラムである。
請求項1,4の発明によれば、電子文書上で、指摘箇所を自動抽出し、明示的にアノテーション情報(付箋情報)で示すことができる。
請求項2の発明によれば、付箋情報が付加された画像データを表示することにより、電子文書と修正箇所との確認ができる。
請求項3の発明によれば、手書部分の作成者を識別するための識別情報とそれに対応する付箋情報とを対応付けて記憶しておくことにより、各自の書込み箇所を検索できる。
本発明の実施形態による文書処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1中の論理/物理ページ情報処理部111の処理内容の例を示すフローチャートである。 ページレイアウトとページイメージの分割方法を説明する図であり、(a)はページイメージの分割の種類を示す図、(b)は整列パターンの例を示す図である。 手書部分が、分割したページをまたがる場合の処理を示すフローチャートである。 元原稿の例を示す図である。 (a)は複数のレビュアーによる手書部分が付加された状態を示す図、(b)は抽出されたアノテーション情報からなるアノテーションリストの例を示す図である。 文書情報についての画面表示例を示す図である。 切り出した個所の表示例を示す図である。 指示を示す小窓の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(文書処理装置の構成)
図1は、本発明の実施形態による文書処理装置の構成を示す機能ブロック図である。図1において、本実施形態による文書処理装置1は、文書情報について作成および編集を行うための作成/編集処理部11と、文書情報を格納するための文書情報管理部12と、文書情報について文書情報管理部12への格納を実行する文書格納実行部13と、アノテーション情報を格納するためのアノテーション情報管理部16と、アノテーション情報についてアノテーション情報管理部16への格納を実行するアノテーション格納実行部14と、文書情報へのアノテーション情報の関連付けを行うための関連処理部15と、文書情報およびアノテーション情報について読出しを行うための読出部17と、読出部17によって読み出された文書情報およびアノテーション情報、ならびに、作成/編集処理部11によって作成および編集された文書情報およびアノテーション情報について表示制御を行う表示制御部18と、を備えている。表示制御部18は、読出部17から読み出された文書情報とアノテーション情報とを合成して出力する。表示制御部18から出力される文書情報およびアノテーション情報は、表示装置3に入力され、表示装置3の画面に表示される。
作成/編集処理部11は、論理/物理ページ情報処理部111と、手書きアノテーション抽出部112と、アノテーション属性情報編集部113とを備えている。作成/編集処理部11は、外部信号制御部2から出力される操作信号を入力とする。外部信号制御部2は、マウス21と、キーボード22とを備えている。
この文書処理装置1に入力される、手書部分を含む文書情報は、レビュアーが元の原稿に手書きを加えたものを、例えばイメージスキャナなどの画像入力装置によってディジタルデータに変換したものである。
文書格納実行部13は、イメージスキャナなどの画像入力装置から入力された、手書部分を含む文書情報について、文章情報管理部12への格納を実行する。文書格納実行部13は、文書情報、版情報を出力し、これらが対応付けられて文書情報管理部12の内部の文書情報格納部121に格納される。文書情報格納部121に格納されている、手書部分を含む文書情報には、後述する版情報が付加されている。
(作成/編集処理部)
作成/編集処理部11は、読出部17へ読出信号を送り、文書情報およびアノテーション情報を読出す。作成/編集処理部11は、読出部17によって文書情報管理部12から読出された文書情報およびアノテーション情報管理部16から読み出されたアノテーション情報について版情報を付与する。つまり、作成/編集処理部11は、文書情報と版情報との関連付けを行う。
版情報は、ユーザが目視確認して手入力したものであり、論理/物理ページ情報処理部111において、文書情報に付加される。版情報は、元の文書情報(つまり、初版)に対して変更が加えられた回数を示す情報である。変更が1回加えられた場合、版情報は「2」となる。ここで、「論理ページ」は、既にデータとして存在するページである。また、「物理ページ」は、画像入力装置によって読み取ったデータである。この論理/物理ページ情報処理部111の処理内容については、後に詳述する。
手書きアノテーション抽出部112は、論理/物理ページ情報処理部111から、修正物理ページ情報を受け取り、手書部分を含むアノテーション情報(付箋情報)を抽出する抽出手段として機能する。アノテーション情報は、例えば以下の処理によって抽出することができる。すなわち、手書による加筆を黒色以外の色(例えば、赤色)で行うというレビュー作業の決まりがある場合、色分解処理により、特定色(例えば、赤色)の部分の周辺部分を抽出したり、黒色以外の色の部分の周辺部分を抽出したりすることにより、手書部分をアノテーション情報として抽出することができる。
手書部分が加わる前の文書(すなわち元原稿)と比較し、その差分を手書部分とみなし、その手書部分をアノテーション情報として抽出することもできる。この場合は、手書部分の色を問わず、手書部分をアノテーション情報として抽出することができる。
周知のOCR(Optical Character Reader)処理によって文字として認識できない部分を手書部分とみなし、その手書部分をアノテーション情報として抽出することもできる。この場合も、手書部分の色を問わず、手書部分をアノテーション情報として抽出することができる。
手書きアノテーション抽出部112によって抽出されたアノテーション情報は、アノテーション属性情報編集部113に入力され、属性情報が付加される。この属性情報は、手書部分の作成者を特定するための識別情報、例えばレビュアー名、レビュアーの性別などである。次に、アノテーション属性情報編集部113において、属性情報が付加されたアノテーション情報と文書情報との関連付けが行われる。つまり、アノテーション属性情報編集部113は、付箋付加手段として機能する。この関連付けは、ユーザが表示画面を見ながらマニュアルで行ってもよい。
属性情報が付加されたアノテーション情報は、アノテーション格納実行部14に入力される。アノテーション格納実行部14は、属性情報が付加されたアノテーション情報を、関連処理部15を介して、アノテーション情報管理部16に出力する。アノテーション情報管理部16は、そのアノテーション情報を、内部のアノテーション情報格納部161に格納する。
属性情報が付加されたアノテーション情報が関連付けられた文書情報は、文書格納実行部13に入力される。文書格納実行部13は、属性情報が付加されたアノテーション情報が関連付けられた文書情報を、文書情報管理部12に出力する。文書情報管理部12は、その文書情報を、内部の文書情報格納部121に格納する。
(関連処理部)
関連処理部15は、複数のレビュアーによってそれぞれ作成された手書部分を含むアノテーション情報を、アノテーション格納実行部14から受け取り、それらアノテーション情報について、取りまとめる処理を行う。この関連処理部15は、マージ部151と、アノテーション位置情報取得部152と、アノテーション情報変更部153と、を備えている。
マージ部151は、文書情報管理部12から版情報を受け取り、複数のアノテーション情報について、同じ内容のアノテーション情報が含まれているかマージ判定部151aによって判定し、それらをマージする処理を行う。マージ部151は、マージされたアノテーション情報および版情報を出力し、それらはアノテーション位置情報取得部152に入力される。
アノテーション位置情報取得部152には、文書情報格納部121に格納されている文書情報が入力されており、アノテーション情報の位置情報を取得する。取得された位置情報を参照して、アノテーション情報変更部153によってアノテーション情報について位置の調整が行われる。
すなわち、文書情報に対するアノテーション情報の貼り付け位置が重複しないように調整が行われる。アノテーション情報変更部153によって位置が調整されたアノテーション情報、および版情報は、アノテーション情報管理部16に送られ、その内部のアノテーション情報格納部161に格納される。
アノテーション情報管理部16のアノテーション情報格納部161に格納されたアノテーション情報は、読出部17によって読み出すことができるほか、マージ部151によるマージ処理の対象になる。
ところで、図1では、上記の各部が1つの装置内に実現されているが、ネットワークを介して複数の装置が接続されることによって、上記の各部を実現する形式を採用してもよい。
また、上記の各部は、例えば、パーソナルコンピュータにおいて、CPUがプログラムを実行することによって実現することができる。このプログラムは、記憶媒体となるハードディスク装置や半導体メモリに当初から記憶されていてもよいし、ネットワークを介してダウンロードしたものであってもよい。ネットワークを介して接続されている他の装置内に記憶されているプログラムを、自装置で利用する形式を採用してもよい。
なお、本例では、紙に印刷して配布する場合について説明するが、印刷する媒体は紙に限らずそれに類する媒体であればどのような形式で配布してもよい。
(論理/物理ページ情報処理部)
図2は、図1中の論理/物理ページ情報処理部111の処理内容の例を示すフローチャートである。図2において、読出部17により、ページイメージすなわち文書情報が文書情報管理部12から読み出されると(ステップS201)、ユーザへ、ページレイアウトの問合せが行われる(ステップS202)。
ページレイアウトとは、物理ページ1ページに含まれる論理ページの数およびその配置のことである。ページレイアウトの問合せは、ページレイアウトの画像を画面に表示させ、その表示内容をユーザが確認し、入力を行うことによって行われる。このユーザによる入力は、外部信号制御部2のマウス21やキーボード22を用いることによって行われる。
なお、本明細書では、物理ページ1ページに含まれる論理ページの数がN(Nは自然数、以下同じ)である場合、「NUp」と呼ぶ。つまり、「NUp」の場合、物理ページ1ページが、論理ページNページに分割されていることになる。すなわち分割数が「N」である。
ユーザがページレイアウト情報を入力すると、その分割数が2以上である場合すなわち「2Up」以上であるか判定される(ステップS203)。この判定の結果、「2Up」以上であれば、ページイメージの分割処理が行われる(ステップS203→S204)。この場合、物理ページ1ページに含まれる論理ページが、ページごとに分割される。
続いて次のページが処理対象になり、全てのページについて処理が完了するまで上記の処理が繰返し行われる(ステップS204→S205→S201、ステップS203→S205→S201)。
(ページレイアウト)
ここで、ページレイアウトとページイメージの分割方法について図3を参照して説明する。図3(a)は、ページイメージの分割の種類を示す図である。
図3(a)のように、用紙の向きには、矩形の紙面の長辺を縦向きにする「縦」と、同じく横向きにする「横」と、がある。また、原稿の向きには、矩形の紙面の長辺を縦向きにした場合に原稿の内容を正常に把握できる「縦原稿」と、同じく横向きにした場合に原稿の内容を正常に把握できる「横原稿」と、がある。
用紙の向きが「縦」であり、原稿の向きが「縦原稿」であれば、「NUp」の種類として「4Up」があり、縦方向に「2」、横方向に「2」のイメージ分割数となる。
用紙の向きが「縦」であり、原稿の向きが「横原稿」であれば、「NUp」の種類として「2Up」、「3Up」、「4Up」、「6Up」が考えられる。その場合、「2Up」については縦方向のみに「2」のイメージ分割数、「3Up」については横方向のみに「2」のイメージ分割数、「4Up」については縦方向に「2」、横方向に「2」のイメージ分割数、「6Up」については縦方向に「3」、横方向に「2」のイメージ分割数、である。
これらのページイメージの分割は、図3(b)の整列パターンP4が該当する。
一方、用紙の向きが「横」であり、原稿の向きが「縦原稿」であれば、「NUp」の種類として「2Up」があり、横方向のみに「2」のイメージ分割数となる。
用紙の向きが「横」であり、原稿の向きが「横原稿」であれば、「NUp」の種類として「4Up」があり、縦方向に「2」、横方向に「2」のイメージ分割数となる。
図3(b)は、ページレイアウトに応じた、ページ分割結果の整列方法を示している。図中の矢印は、ページイメージのページ番号の並び順を示している。
図3(b)の整列パターンP1は、「2Up」で、用紙の向きが「縦」で原稿の向きが「横原稿」の場合である。図3(b)の整列パターンP2は、「3Up」で、用紙の向きが「縦」で原稿の向きが「横原稿」の場合である。図3(b)の整列パターンP3は、「4Up」で、用紙の向きが「縦」で原稿の向きが「横原稿」の場合である。図3(b)の整列パターンP4は、「4Up」で、用紙の向きが「縦」で原稿の向きが「縦原稿」の場合である。図3(b)の整列パターンP5は、「6Up」で、用紙の向きが「縦」で原稿の向きが「横原稿」の場合である。図3(b)の整列パターンP6は、「6Up」で、用紙の向きが「縦」で原稿の向きが「縦原稿」の場合である。
図3(b)の整列パターンP7は、「2Up」で、用紙の向きが「横」で原稿の向きが「横原稿」の場合である。図3(b)の整列パターンP8は、「4Up」で、用紙の向きが「横」で原稿の向きが「縦原稿」の場合である。図3(b)の整列パターンP9は、「4Up」で、用紙の向きが「横」で原稿の向きが「横原稿」の場合である。
以上のような整列パターンにしたがって、物理ページに含まれている複数含まれている論理ページをページごとに分割する必要がある。
(手書部分が分割ページをまたがる場合の処理)
図4は、手書部分が、分割したページをまたがる場合の処理を示すフローチャートである。
最初に、格納されているページイメージが読み出される(ステップS401)。読み出されたページイメージについて、手書部分すなわち手書きイメージを含む矩形領域が抽出される(ステップS402)。この場合、上述したように、色分解処理により、黒色以外の色の部分の周辺部分抽出、元原稿との比較による差分抽出、OCR処理による文字認識率の違いに基づく抽出、が考えられる。
抽出した矩形領域が分割された論理ページをまたがるか判定する(ステップS403)。抽出した矩形領域が分割された論理ページをまたがる場合、またがるページ数だけ、アノテーションの複製を作成する(ステップS403→S404)。複製されたアノテーションは、分割後の全てのまたがりページに対して割り付ける。
次に、複製された、各アノテーション情報を、分割された論理ページの論理座標に対応づける(ステップS405)。つまり、複製されたアノテーション情報は、分割された後の論理ページのうち、またがる論理ページの全てに対して割り付けられる。複製された、矩形領域を分割後の論理ページの論理座標に対応づける(ステップS406)。論理座標への対応付けの際、元ページとレイアウト情報を元に、オリジナル文書に対する縦方向の座標変換を実施する。
オリジナル文書に対応するページにアノテーション情報を関連付ける(ステップS407)。
続いて次のページが処理対象になり、全てのページについて上記の処理が完了するまで上記の処理が繰返し行われる(ステップS408→S401…)。
全てのページについて上記の処理が完了した場合、または、ステップS403において、抽出した矩形領域が分割された論理ページをまたがらない場合、アノテーションの共通属性が設定され、処理は終了となる(ステップS409→S410)。アノテーションの共通属性とは、例えば、文書IDなどである。
(アノテーション情報の抽出処理)
ここでは、図5のような元原稿が、複数のレビュアーに配布された場合を考える。本例の元原稿は、公開特許公報であり、本来は用紙1枚について1ページが印刷される。しかしながら、用紙1枚について複数ページを含む状態で印刷されることもある。本例では、用紙1枚について4ページを含む「4Up」の状態で複数のレビュアーに配布された場合について説明する。
複数のレビュアーによる手書部分が付加された状態が図6(a)である。図6(a)を参照すると、論理ページ1から論理ページ4までの「4Up」の物理ページ1ページに、手書部分が付加されている。この物理ページ1ページから、アノテーション情報を含む矩形領域を抽出する。図6(b)は、抽出されたアノテーション情報AL1〜AL5からなるアノテーションリストの例を示す図である。アノテーション情報AL1は、図6(a)の論理ページ1と論理ページ2とにまたがっている。このアノテーション情報AL1のように、各論理ページに分割された場合において、複数の論理ページにまたがるアノテーション情報については、またがる論理ページそれぞれに対応付けられる。そして、論理ページが表示される場合、対応するアノテーション情報も同時に表示される。例えば、図7のように、同じアノテーション情報(例えば、アノテーション情報AL1)が、異なる論理ページにそれぞれ付加されて表示されることになる。
一方、アノテーション情報AL2は、図6(a)の論理ページ4にだけ位置している。したがって、このアノテーション情報AL2については、1つの論理ページ4にのみ対応付けられる。そして、論理ページ4が表示される場合、対応するアノテーション情報も同時に表示される。
また、アノテーション情報AL4は図6(a)の論理ページ3および論理ページ4にまたがっている。したがって、このアノテーション情報AL4については、またがる論理ページそれぞれに付加される。
抽出された他のアノテーション情報AL3、AL5についても同様に、対応する論理ページが表示される場合、対応するアノテーション情報も同時に表示される。
(表示例)
図7は、文書情報についての画面表示例を示す図である。図7を参照すると、論理ページ1から論理ページ4までの「4Up」の物理ページ(図6(a)参照)が各論理ページごとに分割され、分割された各論理ページの所定位置に、アノテーション情報が付加されている。
ここで、表示画面において、任意のアノテーション情報をクリックすると、そのアノテーション情報に対応付けられることによってリンク先に指定された手書文書側のページにジャンプする。そして、ジャンプした先のページで、図8のように、切り出した個所が表示される。本例では、切り出した個所が、破線で囲まれたブロックとして表示されている。
また、参照したいアノテーション情報がクリックするなどして選択された場合に、図9のように、「リンク先文書にジャンプ」「小窓を開く」「複製を削除」などの指示を示す小窓W1が表示されるようにしてもよい。ここで、「リンク先文書にジャンプ」が選択された場合に、対応付けられている文書のページにジャンプして画面に表示させることができる。また、「小窓を開く」が選択された場合に、画面に小窓W2を表示させることができる。小窓W2には、アノテーション情報の内容について、拡大表示される。
ところで、手書部分がページをまたいでいる場合において、同じアノテーション情報が複数ページにわたって対応付けられている時に、必要なアノテーション情報が、特定できた場合、不要なアノテーション情報を削除することが望ましい。その場合、上記の小窓W1の「複製を削除」が選択されると、他のページに移動する手間を省き、表示ページ以外の複製アノテーションを不要な情報として、削除することができるようにする。
(複数人にオリジナル文書を印刷して配布した場合のワークフロー)
複数人にオリジナル文書を印刷して配布した場合のワークフローは、以下のようになる。(1)レビュイーが、図5のようなオリジナル文書を、レビュアーの人数と同数印刷して、各レビュアーへ配布する。
(2)各レビュアーは、配布された紙文書に、手書きでコメントを記入する。
(3)レビュイーが、手書きでコメントを書き込まれた文書を回収する。
(4)手書きでコメントを書き込まれた文書をイメージスキャナなどで電子化する。
(5)電子化時に、以下の処理を行う。
(5−1)手書部分をアノテーションとして認識する。電子化された画像情報のうち、手書部分を含む矩形の部分をアノテーション情報として抽出する。
(5−2)抽出したアノテーション情報に、その手書き文書に関わる属性をアノテーション情報に対応付ける。アノテーション情報に対する属性情報の設定を、ユーザが行うことにより、後で閲覧する場合において、表示するアノテーションのフィルタリングが可能となる。対応付ける属性は、例えば、名前、性別、所属部門、Universal Unique IDである。「Universal Unique ID」とは全世界において唯一な識別子である。
(5−3)各アノテーション情報をオリジナル文書に反映させる。
(5−4)アノテーション情報には、アノテーション抽出元の文書とのリンク情報を付加する。
(5−5)レビュアーへ配布した文書とオリジナル文書のレイアウトとの相違は、アノテーション情報の抽出時に、読み込み文書のレイアウトを指定することで解消できる。例えば、読み出した文書が「4Up」ならば、紙面のページ割り付け順序情報を指定することによって、配布した文書とオリジナル文書のレイアウトとの相違を解消できる。
(6)レビュイーは、各コメントをチェックする時、アノテーション情報が統合された版(例えば第2版)だけを参照しながら修正作業を行うことができる。
(7)アノテーション情報の記述内容が、見づらい場合には、以下の操作を行うことができる。
(7−1)アノテーション情報のリンク先の文書にジャンプして確認する。この場合、表示画面上のアノテーション情報部分をクリックすることにより、リンク先の文書にジャンプして表示させる。
(7−2)リンク先の文書の当該部分の小窓を開いてその中でスクロールトップに表示される文書を切り替えてしまうと、全体が見やすい半面、異なる文書を行き来して参照しなければならないというデメリットが発生するのでこれを回避する。
(8)オリジナル文書上で、特定の属性(例えば、レビュア名、性別、等)を持つアノテーションのみに注目させたい場合には、例えば、以下のような表示を行う。すなわち、指定した属性を持つアノテーション情報について、ブリンク(点滅表示)、拡大等による強調表示、あるいは、指定したレビュアー以外のレビュアーのコメントについて非表示または半透明表示を行うことにより、所望の属性のアノテーション情報を表示しやすくする。
(まとめ)
上述したように、本例の装置では、手書きの書き込み情報を検知かつ分離し、その部分の矩形イメージを、どこの修正であるのかがわかるように周辺イメージも含めて切り出し付箋すなわちアノテーション情報としてオリジナルの電子文書の適切な位置に貼り付ける。オリジナル文書と、スキャン時のページ順序が異なる場合には、ページ順序を適正に対応づけることによって、間違った箇所への付箋の張り付けを防止する。オリジナル文書に貼り付けたアノテーション情報から、電子化された手書き文書の変更箇所へのジャンプを可能にし、変更内容の直接確認を可能にすることにより、ユーザの手書きによる変更箇所の検索性を改善する。そして、電子的に挿入された付加情報を持つ文書群を、オリジナル原稿に統合するものである。
上述した文書処理装置を用いない場合、紙で配布した資料を回収した後で、オリジナル原稿を修正するときに、指摘箇所を自分で目視確認しなければならない。これに対し、上述した文書処理装置を用いれば、電子文書上で、指摘箇所を自動抽出し、明示的にアノテーション(付箋)で示すことができる。また、複数紙文書で指摘された箇所を、ひとつの電子文書上ですべて管理できるようにしている。
また、上述した文書処理装置を用いない場合、配布先が複数人の場合には、同一箇所に関する修正を、冊子をまたがって検討しなければならない。これに対し、上述した文書処理装置を用いれば、紙文書に手書きの書き込みをした後で電子化して保存する時に、自分の書き込み箇所のアノテーションリストが作成される。
1 文書処理装置
2 外部信号制御部
3 表示装置
11 編集処理部
12 文書情報管理部
13 文書格納実行部
14 アノテーション格納実行部
15 関連処理部
16 アノテーション情報管理部
17 読出部
18 表示制御部
21 マウス
22 キーボード
111 物理ページ情報処理部
112 アノテーション抽出部
113 アノテーション属性情報編集部
121 文書情報格納部
151 マージ部
151a マージ判定部
152 アノテーション位置情報取得部
153 アノテーション情報変更部
161 アノテーション情報格納部
AL1〜AL5 アノテーション情報
W1、W2 小窓

Claims (4)

  1. 手書部分を含む文書媒体を電子化した画像データから前記手書部分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された画像データの内容を、付箋情報として、前記画像データに付加する付箋付加手段と、
    を備えた文書処理装置。
  2. 前記文書媒体の1ページに、複数の論理ページが含まれている場合、前記付箋付加手段は、前記文書媒体における前記手書部分の位置に応じて、前記付箋情報を、前記複数の論理ページの少なくとも1ページに対応する画像データに、付加する請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 前記手書部分の作成者を識別するための識別情報を含む属性情報と前記手書部分に対応する付箋情報とを対応付けて記憶する記憶手段を更に含み、前記記憶手段に記憶されている前記属性情報によって前記付箋情報を検索できるようにした請求項1または請求項2に記載の文書処理装置。
  4. 手書部分を含む文書媒体を電子化した画像データから前記手書部分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された画像データの内容を、付箋情報として、前記画像データに付加する付箋付加手段と、
    をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能な文書処理プログラム。
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