JP2012203010A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 現像剤の劣化抑制効果を向上させる。
【解決手段】 遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替え、かつ、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降に、現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替える。これにより、画像形成に直接関与しない時間は現像ローラ3Dの周速が遅くなるので、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】 遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替え、かつ、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降に、現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替える。これにより、画像形成に直接関与しない時間は現像ローラ3Dの周速が遅くなるので、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、用紙等のシートに現像剤を転写することによりシートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
例えば、特許文献1に記載の発明では、現像ローラの回転速度を遅くすることにより、現像剤の劣化を抑制することが可能である旨が記載されている(特に、特許文献1の段落0011〜0012参照)。
ところで、特許文献1に記載の発明は、「1ページ分の中の画像データに中間調とベタ画像とが混在している場合においても良好な画像を形成する」ことを「発明が解決しようとする課題」としてなされた発明である。因みに「ベタ画像」とは、用紙等のシートの地色が目視不可能となる程度の濃い色の画像をいう。
そして、その具体的な解決手段は、「用紙に転写される現像剤像を感光ドラムに現像する際に、感光ドラムの露光領域と被露光領域との露光割合に基づいて現像ローラの回転速度を変化させる」ことであり、この解決手段の副次的な効果として、特許文献1に記載の発明では、現像剤の劣化を抑制することができる。
このため、例えば、画像データが全てベタ画像である場合には「現像剤の劣化を抑制する」という観点においては、十分に現像剤の劣化を抑制することができない可能性がある。
本発明は、上記点に鑑み、現像剤の劣化抑制効果を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、シートに現像剤像を転写することによりシートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、駆動力を発生させる駆動源(Mo)と、シートに転写される現像剤を担持するとともに、駆動源(Mo)から駆動力を得て回転する感光ドラム(3A)と、感光ドラム(3A)を露光する露光器(4)と、露光器(4)により露光された感光ドラム(3A)に現像剤を供給して感光ドラム(3A)を現像するとともに、駆動源(Mo)から駆動力を得て回転する現像ローラ(3D)と、シートを搬送するとともに、駆動源(Mo)から駆動力を得て回転する搬送ローラ(14)と、駆動源(Mo)から現像ローラ(3D)に至る駆動力伝達回路に設けられ、現像ローラ(3D)を第1の周速で回転させる場合と、現像ローラ(3D)を第1の周速より遅い第2の周速で回転させる場合とを切り替えるための周速切替機構(30)と、周速切替機構(30)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、制御手段(40)は、遅くとも感光ドラム(3A)の現像が開始される時までには、現像ローラ(3D)の周速を第2の周速から第1の周速に切り替え、かつ、感光ドラム(3A)の現像が終了した時以降に、現像ローラ(3D)の周速を第1の周速から第2の周速に切り替えることを特徴とする。
これにより、本発明では、遅くとも感光ドラム(3A)の現像が開始される時までには、現像ローラ(3D)の周速が第2の周速から第1の周速に切り替えられ、かつ、感光ドラム(3A)の現像が終了した時以降に、現像ローラ(3D)の周速が第1の周速から第2の周速に切り替えるので、画像形成に直接関与しない時間は現像ローラ(3D)の周速が遅くなる。したがって、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能となる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
本実施形態は、キャリアが混在していない1成分系の現像剤を用いた画像形成装置に本発明を適用したものであり、以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.画像形成装置の概略構成
画像形成装置1は、図1に示すように、画像形成部2及び給紙装置10等から構成されており、画像形成部2は、用紙やOHPシート等(以下、用紙という。)に画像を形成(印刷)する画像形成手段であり、給紙装置10は、画像形成部2に用紙を送り出す給紙手段である。
(第1実施形態)
1.画像形成装置の概略構成
画像形成装置1は、図1に示すように、画像形成部2及び給紙装置10等から構成されており、画像形成部2は、用紙やOHPシート等(以下、用紙という。)に画像を形成(印刷)する画像形成手段であり、給紙装置10は、画像形成部2に用紙を送り出す給紙手段である。
そして、画像形成部2は、プロセスカートリッジ3、露光器4及び定着器5等からなる電子写真方式の画像形成手段にて構成されており、プロセスカートリッジ3には、現像剤像が担持される感光ドラム3A、感光ドラム3Aを帯電させる帯電器3B、及び感光ドラム3Aと常に接触した状態で回転しながら現像剤を感光ドラム3Aに供給する現像ローラ3D等が収納されている。
露光器4は、帯電した感光ドラム3Aの外周面を露光して感光ドラム3Aに静電潜像を形成する露光手段であり、静電潜像が形成された感光ドラム3Aに現像ローラ3Dにより現像剤が供給されると、感光ドラム3Aが現像されて現像剤像が感光ドラム3Aに担持される。
一方、給紙装置10から画像形成部2に向けて搬出された用紙は一対のレジストローラ6まで搬送され、一対のレジストローラ6は、搬送されてきた用紙の搬送を一旦停止させることにより用紙の斜行を矯正するとともに、予め設定された所定タイミングにて用紙を感光ドラム3A側に送り出すことにより、用紙への転写タイミングを調整する。
そして、搬送される用紙を挟んで感光ドラム3Aと対向する位置には、感光ドラム3Aに担持されている現像剤像を用紙に転写させる転写ローラ7が配設されており、現像剤像の転写が終了した用紙は、定着器5にて加熱された後、その搬送方向が上方側に転向されて画像形成装置1の上端面側に設けられた排紙トレイ8に排出される。なお、転写された現像剤像は、定着器5にて加熱されると、用紙に溶着して定着する。
また、給紙装置10は、画像形成部2に搬送される用紙が積層状態で収容される給紙トレイ11、給紙トレイ11に載置された用紙のうち積層方向上端に位置する用紙に接触して用紙を画像形成部2側に送出するピックアップローラ12、分離パッド13A及び分離ローラ13B等からなる分離機構13、並びに用紙に搬送力を付与する搬送ローラ14等から構成されている。
なお、分離機構13は、ピックアップローラ12により送出された複数枚の用紙のうち一方側の用紙に接触する分離パッド13Aにて搬送抵抗を付与しつつ、他方側の用紙に接触する分離ローラ13Bにて搬送力を付与することにより、送出された複数枚の用紙を1枚ずつ分離して画像形成部2に送り出す機構である。
また、再搬送ユニット15は、定着器5から排出された用紙、つまり一方の面(表面)への画像形成が終了した用紙をレジストローラ6の入口側に搬送することにより、他方の面(裏面)にも画像形成を行うための両面印刷ユニットであり、この再搬送ユニット15には、再搬送ユニット15上を搬送される用紙に搬送力を付与する搬送ローラ15Aが設けられている。
なお、画像形成が終了した用紙を排紙トレイ8に排出する排出口8Aには、用紙を排紙トレイ8に排出するに排出するための排紙ローラ9が設けられており、用紙を再搬送ユニット15側に搬送する場合には、排紙ローラ9の回転方向を逆転させる。
2.感光ドラムや現像ローラ等の駆動系
2.1.概要
本実施形態では、感光ドラム3A及び現像ローラ3D等の画像形成に直接的に関わるローラ類、並びにピックアップローラ12、搬送ローラ14及びレジストローラ6等の用紙搬送(再搬送ユニット15による再搬送も含む。)に関わるローラ類は、複数枚の歯車等からなる歯車機構を介して1つの電動モータMo(図2参照)から駆動力を得て回転する。
2.1.概要
本実施形態では、感光ドラム3A及び現像ローラ3D等の画像形成に直接的に関わるローラ類、並びにピックアップローラ12、搬送ローラ14及びレジストローラ6等の用紙搬送(再搬送ユニット15による再搬送も含む。)に関わるローラ類は、複数枚の歯車等からなる歯車機構を介して1つの電動モータMo(図2参照)から駆動力を得て回転する。
そして、ピックアップローラ12やレジストローラ6の停止タイミング及び回転開始タイミング等は、電動モータMoからピックアップローラ12やレジストローラ6に至る駆動力伝達経路を断続する電磁クラッチMc1〜Mc2(図2参照)への通電(ON/OFF)タイミングを制御することにより行われている。
なお、電動モータMoから排紙ローラ9に至る駆動力の伝達経路として、正転(用紙を排紙トレイ8に排出するための回転方向)用の伝達経路、及び逆転(用紙を再搬送ユニット15側に搬送するための回転方向)用の伝達経路が設けられており、これら2つの経路を、例えば排紙用電磁ソレノイドMs1(図2参照)により切替制御している。
また、電動モータMoの駆動力を現像ローラ3Dに伝達する歯車機構20は、図3に示すように第1周速(以下、ノーマル周速という。)で現像ローラ3Dを回転させる場合とノーマル周速より遅い第2周速(以下、スロー周速という。)で現像ローラ3Dを回転させる場合とを切り替えるための周速切替機構30を有している。
そして、図3(a)の実線で示す経路は、ノーマル周速で現像ローラ3Dを駆動するための駆駆動力伝達回路を示し、図3(a)の二点鎖線で示す経路は、スロー周速で現像ローラ3Dを回転させるための駆駆動力伝達回路を示している。
なお、本実施形態では、ノーマル周速は感光ドラム3Aの周速より大きく、スロー周速は感光ドラム3Aの周速より小さく、かつ、感光ドラム3Aは周速切替機構30の作動状態によらず、一定の周速で回転するように設定されている。
2.2.歯車機構及び周速切替機構の詳細構造
歯車機構20は、図3(a)に示すように、電動モータMoから出力された駆動力を減速して周速切替機構30に伝達するため歯車21〜24、及び周速切替機構30から出力された駆動力を現像ローラ3Dに伝達するための歯車(現像ローラ駆動歯車)25等から構成されている。
歯車機構20は、図3(a)に示すように、電動モータMoから出力された駆動力を減速して周速切替機構30に伝達するため歯車21〜24、及び周速切替機構30から出力された駆動力を現像ローラ3Dに伝達するための歯車(現像ローラ駆動歯車)25等から構成されている。
歯車21は電動モータMoから駆動力を受けて分配歯車22に駆動力を伝達する駆動歯車であり、分配歯車22は、図3(b)に示すように、同軸状に配列された3種類の歯車22A〜22Cが一体化された3段歯車であって、駆動歯車21から伝達された駆動力をノーマル周速用の駆駆動力伝達回路とスロー周速用の駆駆動力伝達回路とに分配する。
具体的には、分配歯車22の歯車22Aは駆動歯車21と噛み合う従動歯車であり、歯車22Bは、周速切替機構30の第1入力歯車30A側に駆動力を伝達する従動歯車であり、歯車22Cは、周速切替機構30の第2入力歯車30B側に駆動力を伝達する従動歯車である。
なお、分配歯車22の歯車22Bは、第1中間歯車23を介して第1入力歯車30Aに駆動力を伝達し、分配歯車22の歯車22Cは、第2中間歯車24を介して第2入力歯車30Bに駆動力を伝達する。
このため、電動モータMoが回転すると、これに連動して歯車21〜24が回転するので、周速切替機構30の第1入力歯車30A及び第2入力歯車30Bも電動モータMoの回転・停止に連動して回転・停止する。つまり、第1入力歯車30A及び第2入力歯車30Bは、周速切替機構30(現像ローラ用電磁クラッチ32)の状態によらず、電動モータMoの回転・停止に連動して回転・停止する。
そして、周速切替機構30は、図4(a)に示すように、第1入力歯車30A、第2入力歯車30B及び出力歯車30C、並びにワンウェイクラッチ31及び現像ローラ用電磁クラッチ32等から構成されている。
第1入力歯車30Aは、現像ローラ3Dをノーマル周速で回転させるための第1入力部であり、第2入力歯車30Bは現像ローラ3Dをスロー周速で回転させるための第2入力部であり、出力歯車30Cは、第1入力歯車30A又は第2入力歯車30Bから駆動力を得て回転し、現像ローラ駆動歯車25と噛み合って現像ローラ3D側に駆動力を出力する出力部である。
そして、出力歯車30Cには回転軸33が一体化されており、この回転軸33は、軸線方向に延びて第1入力歯車30A及び第2入力歯車30Bを貫通しているとともに、第2入力歯車30Bとワンウェイクラッチ31を介して連結されている。
このため、第2入力歯車30Bから出力歯車30Cに至る駆動力伝達回路においては、ワンウェイクラッチ31により、第2入力歯車30Bから出力歯車30Cに向かう回転力のみが回転軸33に伝達され、出力歯車30C(回転軸33)から第2入力歯車30Bに向かう回転力の伝達は遮断される。
また、現像ローラ用電磁クラッチ32のロータコイル32Aは、回転軸33に設けられたスプライン(JIS D 2001等参照)やセレーション(JIS B 1602等参照)等を介して係合しているため、回転軸33と一体的に回転しながら、軸方向に変位することができる。
一方、現像ローラ用電磁クラッチ32の固定鉄心をなすアーマチャ32Bは、第1入力歯車30Aに一体化されており、この第1入力歯車30Aは、軸受(図示せず。)を介して回転軸33に対して回転自在に組み付けられている。
したがって、ロータコイル32Aへ通電すると、電磁吸引力によりロータコイル32Aがアーマチャ32Bに吸着されてロータコイル32Aとアーマチャ32Bとが一体化するので、第1入力歯車30Aから伝達されてきた駆動力が回転軸33に伝達されるので、第1入力歯車30Aから出力歯車30Cまでの駆動力伝達回路が繋がる(図4(a)参照)。
このとき、回転軸33には、第1入力歯車30Aから伝達されてきた駆動力(以下、ノーマル駆動力という。)と第2入力歯車30Bから伝達されてきた駆動力(以下、スロー駆動力という。)とが作用するが、スロー駆動力はノーマル駆動力より回転数が低いので、回転軸33から見ると、スロー駆動力は、ノーマル駆動力による回転方向と逆向きに回転軸33を回転させようとするので、ワンウェイクラッチ31によりスロー駆動力の伝達が遮断される。
このため、ロータコイル32Aに通電されている場合(以下、ON状態という。)には、ノーマル駆動力のみが回転軸33に伝達されるので、現像ローラ3Dはノーマル周速にて回転する。
一方、ロータコイル32Aへ通電が遮断された場合(以下、OFF状態という。)には、電磁吸引力が消滅し、第1入力歯車30Aから伝達されてきた駆動力の出力歯車30C(回転軸33)への伝達が遮断されるので(図4(b)参照)、スロー駆動力のみが回転軸33に伝達され、現像ローラ3Dはスロー周速にて回転する。
3.現像ローラ用電磁クラッチ等の制御系
電動モータMo、電磁クラッチMc1〜Mc2、現像ローラ用電磁クラッチ32及び電磁ソレノイドMs1等の作動は、図2に示すように、制御部40により制御されており、この制御部40は、CPU、RAM及びROM等からなる周知のマイクロコンピュータにて構成されたものである。なお、後述する制御を実行するためのプログラム等は、ROM等の不揮発性記憶手段(以下、ROMという。)に記憶されている。
電動モータMo、電磁クラッチMc1〜Mc2、現像ローラ用電磁クラッチ32及び電磁ソレノイドMs1等の作動は、図2に示すように、制御部40により制御されており、この制御部40は、CPU、RAM及びROM等からなる周知のマイクロコンピュータにて構成されたものである。なお、後述する制御を実行するためのプログラム等は、ROM等の不揮発性記憶手段(以下、ROMという。)に記憶されている。
また、制御部40には、給紙トレイ11から用紙が送り出されたか否かを検出するための用紙後端センサS1、レジストローラ6から用紙が送り出されたか否かを検出するためのレジ後センサS2、及び定着器5から用紙が送り出されたか否かを検出するための排紙センサS3からの信号が入力されており、制御部40は、これらセンサS1〜S3から信号発信タイミング等に基づいて予め記憶されているプログラムに従って現像ローラ用電磁クラッチ32等の作動を制御する。
なお、用紙後端センサS1、レジ後センサS2及び排紙センサS3は、それらセンサS1〜S3が配設された各箇所に用紙が存在しているときにはON信号を発し、当該箇所に用紙が存在しないときにはOFF信号を発する。
4.現像ローラの周速(現像ローラ用電磁クラッチの作動)制御
4.1.制御作動の概略(図5参照)
制御部40は、現像ローラ用電磁クラッチ32をOFFとした状態で電動モータMoへの通電を開始するとともに、遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替え、かつ、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降に、現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替える。
4.1.制御作動の概略(図5参照)
制御部40は、現像ローラ用電磁クラッチ32をOFFとした状態で電動モータMoへの通電を開始するとともに、遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替え、かつ、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降に、現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替える。
換言すれば、制御部40は、給紙装置10による給紙作動が実行された後、つまり給紙用電磁クラッチMc1が繋がれてピックアップローラ12が回転し始めたときには、スロー周速にて現像ローラ3Dを回転させ、その後、遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ用電磁クラッチ32をONとして現像ローラ3Dの周速をノーマル周速に切り替え、かつ、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降に、現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替える。
ここで、「遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時」とは、本実施形態では、(a)給紙用電磁クラッチMc1が繋がれてピックアップローラ12が回転し始めた時から所定時間が経過した時、又は(b)用紙後端センサS1からON信号が発せられた時(OFF信号からON信号に切り替わった時)から所定時間が経過した時等をいう。
また、本実施形態では、上記2種類の「所定時間(以下、第1所定時間という。)」は、感光ドラム3Aに向けて送り出された用紙の搬送方向先端が、感光ドラム3Aと転写ローラ7とのニップ点P1(図1参照)に対して、感光ドラム3Aの周長分だけ手前の位置に到達するに必要な時間として決定される。
つまり、本実施形態では、給紙装置10への給紙開始指示タイミングをパラメータとして現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替えるタイミングが決定されることとなる。
また、「感光ドラム3Aの現像が終了した時以降」とは、用紙の搬送方向後端がニップ点P1を通過した時以降を意味するが、本実施形態では、レジ後センサS2がOFFとなった時(ON信号からOFF信号に切り替わった時)から所定時間が経過した時以降をいう。
そして、本実施形態では、当該「所定時間(以下、第2所定時間という。)」は、用紙の搬送方向後端が、ニップ点P1に対して感光ドラム3Aの周長分だけ進んだ位置に到達するに必要な時間として決定される。
つまり、本実施形態では、レジ後センサS2により用紙の存在が検知されたタイミングをパラメータとして現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替えるタイミングが決定されることとなる。
但し、2枚以上連続して画像形成(印刷)を実行する場合、つまり、給紙用電磁クラッチMc1が繋がれてピックアップローラ12が回転し始めて最初の用紙が送り出された時からの経過時間が所定時間(以下、第3所定時間という。)を経過する前に、再び、給紙用電磁クラッチMc1が繋がれて次の用紙への給紙開始指示がされた場合には、最初の用紙についての第2所定時間が経過したときであっても、現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替えることなくノーマル周速が維持される(図5のSX印字作動の破線で示されるタイミングチャート参照)。
また、表面への画像形成が終了した用紙に対して引き続き、裏面への画像形成を実行する(以下、両面印刷(DX印字動作)という。)場合には、再搬送ユニット15から感光ドラム3Aに用紙が搬送されて「遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時」までに現像ローラ3Dの周速がスロー周速からノーマル周速に切り替えられる。
この場合の「遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時」とは、本実施形態では、(a)排紙ローラ9の回転が逆転から正転に切り替わった時(排紙用電磁ソレノイドMs1がONからOFFとなった時)から所定時間が経過した時、又は(b)排紙センサS3からOFF信号が発せられた時(ON信号からOFF信号に切り替わった時)から所定時間が経過した時等をいう。
そして、本実施形態では、上記2種類の「所定時間(以下、第4所定時間という。)」も第1所定時間と同様に、再搬送ユニット15から感光ドラム3Aに向けて送り出された用紙の搬送方向先端が、ニップ点P1に対して感光ドラム3Aの周長分だけ手前の位置に到達するに必要な時間として決定される。
4.2.制御作動の詳細(図6参照)
図6に示すフローチャートは、上記した制御作動についての具体的な制御フローの一例を示すものであり、本制御を実行するためのプログラムはROMに記憶されている。
図6に示すフローチャートは、上記した制御作動についての具体的な制御フローの一例を示すものであり、本制御を実行するためのプログラムはROMに記憶されている。
そして、例えば、パーソナルコンピュータ等から画像形成装置1に印刷指令(画像形成指令)されると、先ず、現像ローラ用電磁クラッチ32をOFFとした状態で電動モータMoへの通電が開始され後(S10)、その印刷指令が両面印刷指令であるか否かが判定される(S15)。
このとき、印刷指令が両面印刷指令でない、つまり片面印刷指令であると判定された場合には(S15:NO)、給紙用電磁クラッチMc1が繋がれて給紙装置10による給紙作動が実行される後(S20)。
そして、用紙後端センサS1からON信号が発せられた時から第1所定時間が経過した時に現像ローラ用電磁クラッチ32がONされて現像ローラ3Dの周速がスロー周速からノーマル周速に切り替えられる(S25)。
その後、レジ後センサS2により用紙の存在が検出されたか否か、つまりレジ後センサS2の信号がOFFからONに切り替わったか否かが判定され(S30)、用紙の存在を検出できないと判定された場合には(S30:NO)、再び、S30が実行される。
一方、用紙の存在を検出できたと判定された場合には(S30:YES)、次の用紙への給紙開始指示がされたか否かが判定され(S35)、次の用紙への給紙開始指示がされたと判定された場合には(S35:YES)、再び、S35が実行され、現像ローラ3Dの周速がノーマル周速に維持される。
なお、S35の判定は、レジ後センサS2がON信号を発しているときに実行されるので、この判定は、最初の用紙について給紙用電磁クラッチMc1がONされた時から第3所定時間内に実行される。
そして、次の用紙への給紙開始指示がされていないと判定された場合には(S35:NO)、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降であるか、つまりレジ後センサS2がOFFとなった時から第2所定時間が経過したか否かが判定される(S40)。
このとき、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降でないと判定された場合には(S30:NO)、再び、S40が実行され、一方、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降であると判定された場合には(S40:YES)、現像ローラ用電磁クラッチ32がOFFとされて現像ローラ3Dの周速がノーマル周速からスロー周速に切り替えられる(S45)。
次に、画像形成(印刷)予定枚数分の画像形成が完了したか否かが判定され(S50)、予定枚数分の画像形成が完了したと判定された場合には(S50:YES)、電動モータMoが停止され(S55)、一方、予定枚数分の画像形成が完了していないと判定された場合には(S50:NO)、再び、S15が実行される。
また、S15にて、両面印刷指令であると判定された場合には(S15:YES)、給紙用電磁クラッチMc1が繋がれて給紙装置10による給紙作動が実行された後(S60)、用紙後端センサS1からON信号が発せられた時から第1所定時間が経過した時に現像ローラ用電磁クラッチ32がONされて現像ローラ3Dの周速がスロー周速からノーマル周速に切り替えられる(S65)。
その後、レジ後センサS2により用紙の存在が検出されたか否かが判定され(S70)、用紙の存在を検出できないと判定された場合には(S70:NO)、再び、S70が実行される。一方、用紙の存在を検出できたと判定された場合には(S70:YES)、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降であるか否かが判定される(S75)。
このとき、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降でないと判定された場合には(S75:NO)、再び、S75が実行され、一方、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降であると判定された場合には(S75:YES)、現像ローラ用電磁クラッチ32がOFFとされて現像ローラ3Dの周速がノーマル周速からスロー周速に切り替えられる(S80)。
次に、排紙センサS3により用紙の存在を検出したか否か、つまり排紙センサS3の信号がOFFからONに切り替わったか否かが判定され(S85)、用紙の存在を検出できないと判定された場合には(S85:NO)、再び、S85が実行される。
一方、用紙の存在を検出できたと判定された場合には(S85:YES)、排紙センサS3からOFF信号が発せられた時から第4所定時間が経過したか否かが判定され(S90)、第4所定時間が経過していないと判定された場合には(S90:NO)、再び、S90が実行される。
また、第4所定時間が経過したと判定された場合には(S90:YES)、現像ローラ用電磁クラッチ32がONされて現像ローラ3Dの周速がスロー周速からノーマル周速に切り替えられた後(S95)、次の用紙への給紙開始指示がされたか否かが判定される(S100)。
このとき、次の用紙への給紙開始指示がされたと判定された場合には(S100:YES)、現像ローラ3Dの周速がノーマル周速に維持された状態で、再び、S70が実行され、一方、次の用紙への給紙開始指示がされていないと判定された場合には(S100:NO)、現像ローラ用電磁クラッチ32がOFFされて現像ローラ3Dの周速がノーマル周速からスロー周速に切り替えられた後(S105)、S50が実行される。
5.本実施形態に係る画像形成装置の特徴
本実施形態では、給紙装置10への給送開始指示タイミングをパラメータとして現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替えるタイミングを決定し、かつ、レジ後センサS2により用紙の存在が検知されたタイミングをパラメータとして現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替えるタイミングを決定することを特徴としている。
本実施形態では、給紙装置10への給送開始指示タイミングをパラメータとして現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替えるタイミングを決定し、かつ、レジ後センサS2により用紙の存在が検知されたタイミングをパラメータとして現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替えるタイミングを決定することを特徴としている。
これにより、本実施形態では、画像形成に直接関与しない時間については、現像ローラ3Dの周速を遅くすることができるので、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、給紙装置10へ給送開始指示を発した時からの経過時間が第1所定時間を経過した時に現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替えることを特徴としている。
これにより、本実施形態では、遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替えることができるので、良好な画像形成を維持しながら、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能となる。
また、本実施形態では、給送開始指示を発した時からの経過時間が第3所定時間を経過する前に給送開始指示が発せられた場合には、現像ローラ3Dの周速をノーマル周速に維持することを特徴としている。
これにより、本実施形態では、用紙が2枚以上連続して給送される場合に、画像形成速度を低下させることなく、画像形成を実行することができる。
また、本実施形態では、感光ドラム3Aから排出される用紙をレジストローラ6の入口側に搬送する再搬送ユニット15と、再搬送ユニット15により搬送される用紙の有無を検知するための排紙センサS3とを備え、排紙センサS3により用紙の存在が検知されたタイミングをパラメータとして現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替えるタイミングを決定することを特徴としている。
また、本実施形態では、感光ドラム3Aから排出される用紙をレジストローラ6の入口側に搬送する再搬送ユニット15と、再搬送ユニット15により搬送される用紙の有無を検知するための排紙センサS3とを備え、排紙センサS3により用紙の存在が検知されたタイミングをパラメータとして現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替えるタイミングを決定することを特徴としている。
これにより、本実施形態では、表面への画像形成が終了した後、裏面への画像形成に直接関与しない時間については、現像ローラ3Dの周速を遅くすることができるので、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能となる。
ところで、本実施形態では、現像ローラ3Dの周速を切り替えることにより、現像剤の劣化を抑制しているが、周速の切り替えタイミングと同様なタイミングで現像ローラ3Dを感光ドラム7Aに対して接触又は非接触としても現像剤の劣化を抑制することができる。
しかし、この解決手段では、現像ローラ3Dを変位させるための機構を設ける必要があるので、画像形成装置1の構成が複雑となり、製造原価上昇を招いてしまう。
これに対して、本実施形態では、感光ドラム3Aと現像ローラ3Dとは、常に接触していることを特徴としている。つまり、本実施形態では、現像ローラ3Dを変位させることなく、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能であるので、現像ローラ3Dを変位させるための機構を設けた画像形成装置に比べて、その構成を簡素なものしつつ、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることができる。
これに対して、本実施形態では、感光ドラム3Aと現像ローラ3Dとは、常に接触していることを特徴としている。つまり、本実施形態では、現像ローラ3Dを変位させることなく、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能であるので、現像ローラ3Dを変位させるための機構を設けた画像形成装置に比べて、その構成を簡素なものしつつ、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることができる。
また、本実施形態では、遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替え、かつ、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降に、現像ローラ3Dの周速をノーマル周速からスロー周速に切り替えることを特徴としている。
つまり、本実形態では、遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ3Dの周速がスロー周速からノーマル周速に切り替えられ、かつ、感光ドラム3Aの現像が終了した時以降に、現像ローラ3Dの周速がノーマル周速からスロー周速に切り替えられるので、画像形成に直接関与しない時間は現像ローラ3Dの周速が遅くなる。したがって、十分な現像剤の劣化抑制効果を得ることが可能となる。
この場合、給紙装置10による給紙作動が実行された後、遅くとも感光ドラム3Aの現像が開始される時までには、現像ローラ3Dの周速をスロー周速からノーマル周速に切り替えることを特徴とすることが望ましい。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、現像ローラ用電磁クラッチ32により周速切替機構30を構成したが、本実施形態は、図7に示すように、遊星歯車機構により周速切替機構30を構成するとともに、ソレノイド34(図8参照)により遊星歯車機構(周速切替機構30)の太陽歯車35Aの状態を切り替えるものである。
上述の実施形態では、現像ローラ用電磁クラッチ32により周速切替機構30を構成したが、本実施形態は、図7に示すように、遊星歯車機構により周速切替機構30を構成するとともに、ソレノイド34(図8参照)により遊星歯車機構(周速切替機構30)の太陽歯車35Aの状態を切り替えるものである。
すなわち、遊星歯車機構(周速切替機構30)は、図7に示すように、太陽歯車35A、太陽歯車35Aを旋回中心して太陽歯車35Aと噛み合いながら旋回、かつ、回転可能な遊星歯車35B、各遊星歯車35Bを旋回、かつ、回転可能に支持するとともに、電動モータMoから駆動力を受けて回転するキャリア歯車35C、及び太陽歯車35Aと同軸上に回転可能に配設されて遊星歯車35Bと噛み合う内歯車35D等から構成されている。
また、太陽歯車35Aと一体的に回転する回転軸35Eには、第1出力歯車35F及びソレノイド34と協働して太陽歯車35A(回転軸35E)の回転を許容する場合と規制する場合とを切り替えるためのラチェット歯車35Gが設けられている。
そして、ソレノイド34に通電されてON状態となると、図8に示すように、ラチェット歯車35Gに係止爪35Hが係合して太陽歯車35Aの回転が規制され、ソレノイド34への通電が遮断されてOFF状態となると、図9に示すように、ラチェット歯車35Gと係止爪35Hとの係合が解除されて太陽歯車35Aが自由に回転可能となる。
また、内歯車35Dには、内歯車35Dと一体的に回転して現像ローラ駆動歯車25と噛み合う第2出力歯車35Jが設けられている。一方、第1出力歯車35Fは、ワンウェイクラッチを内蔵した2段歯車36の大径部36Aに噛み合っており、この2段歯車36の小径部36Bは、中間歯車37を介して現像ローラ駆動歯車25と噛み合っている。
そして、太陽歯車35Aの回転が規制された状態でキャリア歯車35Cが電動モータMoからの駆動力を受けて回転すると、その駆動力はノーマル周速とするまで減速されて内歯車35Dに伝達された後、現像ローラ駆動歯車25に伝達される。
なお、このとき、現像ローラ駆動歯車25の駆動力は、中間歯車37を介して2段歯車36の小径部36Bに伝達されるものの、2段歯車36に内蔵されたワンウェイクラッチにより、第1出力歯車35F側への伝達が遮断される。
一方、太陽歯車35Aが回転可能とした状態でキャリア歯車35Cが電動モータMoからの駆動力を受けて回転すると、第2出力歯車35の回転の向きと第1出力歯車35Fの回転の向きとが逆向きであることから、キャリア歯車35Cの回転に連動して第1出力歯車35Fが回転し、その駆動力は、図9に示すように、2段歯車36及び中間歯車37を介してノーマル周速とするまで減速されて現像ローラ駆動歯車25に伝達される。
なお、スロー周速とノーマル周速との切替タイミング、つまりソレノイド34のON/OFF切替タイミングは、制御部40により第1実施形態と同じタイミングで制御される。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、モノクロ方式の画像形成装置に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ダイレクトタンデム方式又は中間転写方式のカラー画像形成装置にも適用できる。
上述の実施形態では、モノクロ方式の画像形成装置に適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ダイレクトタンデム方式又は中間転写方式のカラー画像形成装置にも適用できる。
また、周速切替機構30は、上述の実施形態に示された機構に限定されるものではなく、その他方式の周速切替機構30であってもよい。
また、上述の実施形態では、用紙が感光ドラム3Aと転写ローラ7とで挟持(ニップ)されたタイミングに対して、感光ドラム3Aの周長分に相当する時間だけ早くスロー周速からノーマル周速に切り替え、かつ、感光ドラム3A等による用紙のニップが終了したタイミングに対して、感光ドラム3Aの周長分に相当する時間だけ経過した時にノーマル周速からスロー周速に切り替えたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、用紙が感光ドラム3Aと転写ローラ7とで挟持(ニップ)されたタイミングに対して、感光ドラム3Aの周長分に相当する時間だけ早くスロー周速からノーマル周速に切り替え、かつ、感光ドラム3A等による用紙のニップが終了したタイミングに対して、感光ドラム3Aの周長分に相当する時間だけ経過した時にノーマル周速からスロー周速に切り替えたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1…画像形成装置、2…画像形成部、3…プロセスカートリッジ、
3A…感光ドラム、3B…帯電器、3D…現像ローラ、4…露光器、
5…定着器、6…レジストローラ、7…転写ローラ、8…排紙トレイ、
8A…排出口、9…排紙ローラ、10…給紙装置、11…給紙トレイ、
11A…用紙収容部、12…ピックアップローラ、13…分離機構、
13A…分離パッド、13B…分離ローラ、15…再搬送ユニット、
15A…搬送ローラ、20…歯車機構、21…駆動歯車、21…歯車、
22…分配歯車、23…第1中間歯車、24…第2中間歯車、
25…現像ローラ駆動歯車、30…周速切替機構、30A…第1入力歯車、
30B…第2入力歯車、30C…出力歯車、31…ワンウェイクラッチ、
32…現像ローラ用電磁クラッチ、32A…ロータコイル、32B…アーマチャ。
3A…感光ドラム、3B…帯電器、3D…現像ローラ、4…露光器、
5…定着器、6…レジストローラ、7…転写ローラ、8…排紙トレイ、
8A…排出口、9…排紙ローラ、10…給紙装置、11…給紙トレイ、
11A…用紙収容部、12…ピックアップローラ、13…分離機構、
13A…分離パッド、13B…分離ローラ、15…再搬送ユニット、
15A…搬送ローラ、20…歯車機構、21…駆動歯車、21…歯車、
22…分配歯車、23…第1中間歯車、24…第2中間歯車、
25…現像ローラ駆動歯車、30…周速切替機構、30A…第1入力歯車、
30B…第2入力歯車、30C…出力歯車、31…ワンウェイクラッチ、
32…現像ローラ用電磁クラッチ、32A…ロータコイル、32B…アーマチャ。
Claims (7)
- シートに現像剤像を転写することによりシートに画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であって、
駆動力を発生させる駆動源と、
シートに転写される現像剤を担持するとともに、前記駆動源から駆動力を得て回転する感光ドラムと、
前記感光ドラムを露光する露光器と、
前記露光器により露光された前記感光ドラムに現像剤を供給して前記感光ドラムを現像するとともに、前記駆動源から駆動力を得て回転する現像ローラと、
シートを搬送するとともに、前記駆動源から駆動力を得て回転する搬送ローラと、
前記駆動源から前記現像ローラに至る駆動力伝達回路に設けられ、前記現像ローラを第1の周速で回転させる場合と、前記現像ローラを前記第1の周速より遅い第2の周速で回転させる場合とを切り替えるための周速切替機構と、
前記周速切替機構の作動を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、遅くとも前記感光ドラムの現像が開始される時までには、前記現像ローラの周速を前記第2の周速から前記第1の周速に切り替え、かつ、前記感光ドラムの現像が終了した時以降に、前記現像ローラの周速を前記第1の周速から前記第2の周速に切り替えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記感光ドラムに搬送されるシートが載置される載置トレイと、
前記載置トレイに載置されているシートを前記感光ドラムに給送する給送手段とを備え、
前記制御手段は、前記給送手段による給送作動が実行された後、遅くとも前記感光ドラムの現像が開始される時までには、前記現像ローラの周速を前記第2の周速から前記第1の周速に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記感光ドラムの周速は、前記周速切替機構の作動状態によらず、一定であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記周速切替機構は、
前記現像ローラを前記第1の周速で回転させるために前記駆動源から駆動力を得て回転する第1入力部、
前記現像ローラを前記第2の周速で回転させるために前記駆動源から駆動力を得て回転する第2入力部、
前記第1入力部又は前記第2入力部から駆動力を得て回転し、前記現像ローラ側に駆動力を出力する出力部、
前記第2入力部と前記出力部との間の駆動力伝達回路に設けられ、前記第2入力部から前記出力部に向かう駆動力を伝達するとともに、前記出力部から前記第2入力部に向かう駆動力の伝達を遮断するワンウェイクラッチ、及び
前記第1入力部から前記出力部に至る駆動力伝達回路を断続する電磁クラッチを有して構成されており、
前記制御手段は、前記電磁クラッチへの通電を制御することにより前記現像ローラの周速を切り替えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第1の周速は、前記感光ドラムの周速より大きく、
さらに、前記第2の周速は、前記感光ドラムの周速より小さいことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記感光ドラムと前記現像ローラとは、常に接触していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤は、一成分系の現像剤であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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