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JP2012163803A - 細径ケーブル余長処理具 - Google Patents

細径ケーブル余長処理具 Download PDF

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JP2012163803A
JP2012163803A JP2011024704A JP2011024704A JP2012163803A JP 2012163803 A JP2012163803 A JP 2012163803A JP 2011024704 A JP2011024704 A JP 2011024704A JP 2011024704 A JP2011024704 A JP 2011024704A JP 2012163803 A JP2012163803 A JP 2012163803A
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Katsutoshi Satsuba
克利 札場
Nobutaka Tsunashima
伸恭 綱嶋
Hidetoshi Nakamura
英稔 中村
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Chugoku Electric Power Co Inc
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Chugoku Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】余長繰出しを容易に行うことができる細径ケーブル余長処理具を提供する。
【解決手段】細径ケーブル余長処理具10は、電柱2に取り付けられた腕金3に細径ケーブル余長処理具10を固定するための固定部材11と、一端面に回転ハンドル14が取り付けられた、かつ、他端面に細径ケーブル1を保護するためのケーブル保護部材13が取り付けられた回転部材12とを具備する。ここで、回転部材12の本体部は、固定部材11を貫通して設けられている。細径ケーブル余長処理具10では、回転ハンドル14を回して回転部材12およびケーブル保護部材13を回転させることにより、傷が付かないように細径ケーブル1をケーブル保護部材13で保護しながら、細径ケーブル1の余長分を固定部材11の巻取部11aに巻くことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、FTTH用ドロップ光ケーブルや自動検針用光ケーブルなどの細径ケーブルの余長処理を行うのに好適な細径ケーブル余長処理具に関する。
従来、ケーブルの余長処理は、電柱に取り付けられた腕金に余長処理金具を固定して、数回巻いた余長分を余長処理金具で支持することにより行われている(たとえば、下記の特許文献1参照)。
また、電柱建替で電柱間の距離が増加する場合には、余長処理金具で支持された余長分を繰り出すことにより、ケーブルを切断することなく移設している。
FTTH用ドロップ光ケーブルや自動検針用光ケーブルのような細径ケーブル(径が約1cm以下のケーブル)でも、余長を確保するための余長収納ケースが下記の特許文献2,3に開示されているが、余長をとっていない場合には、途中で接続するか張り替えている。
また、途中接続する場合には、接続材料が必要になるが、接続ロスのことを考えなければ、メカニカルスプライスによる接続方法により接続材料を小さくできる(たとえば、下記の特許文献4参照)。
特開2002−311315号公報 特開2001−318240号公報 特開2009−93114号公報 特開2009−75199号公報
しかしながら、加入者宅などへの引込み用であるFTTH用ドロップ光ケーブルおよび自動検針用光ケーブルでは、敷設時に余長をとっていない場合が多いので、電柱の支障移転があると、途中で接続するか張り替えることになる。
しかし、張り替える場合には、費用がかかるとともに、回線を停止しなければならないという問題がある。
また、加入者構内で接続する場合には、回線停止の必要があるとともに、接続材料をどこかに設置しないといけないために邪魔になるという問題がある(メカニカルスプライスによる接続であれば、接続材料を小さくできるが、接続ロスの問題が発生する)。
上記の特許文献2,3に開示されている余長収納ケースでは、余長分を容易に繰り出すことができないとともに、電柱上に余長を確保することを考慮していないという問題がある。
本発明の目的は、余長繰出しを容易に行うことができる細径ケーブル余長処理具を提供することにある。
本発明の細径ケーブル余長処理具は、細径ケーブル(1)の余長処理を行うための細径ケーブル余長処理具(10;20)であって、電柱(2)に取り付けられた腕金(3)に前記細径ケーブル余長処理具を固定するための固定部材(11;21)と、一端面に回転ハンドル(14,23)が取り付けられた、かつ、他端面に前記細径ケーブルを保護するためのケーブル保護手段(13;22Ld,22Rd)が取り付けられた回転部材(12;22)とを具備し、前記回転部材(12)が前記固定部材(11)を貫通して設けられている場合には、前記細径ケーブルが前記ケーブル保護手段で保護されながら、前記回転ハンドルが回されて前記回転部材および該ケーブル保護手段が回転されることにより、該細径ケーブルの余長分が該固定部材(11)に巻かれ、前記回転部材(22)が前記固定部材(21)を貫通して設けられていない場合には、前記細径ケーブルが前記ケーブル保護手段で保護されながら、前記回転ハンドルが回されて前記回転部材および該ケーブル保護手段が回転させることにより、該細径ケーブルの余長分が該回転部材(22)に巻かれることを特徴とする。
ここで、前記固定部材(11)が、中心に貫通孔が形成された円柱状の巻取部(11a)と、該巻取部の一端面に取り付けられた、かつ、中心に該巻取部の貫通孔と繋がる他の貫通孔が形成された円板状の固定部(11b)とを備え、前記回転部材(12)が、前記固定部材の前記貫通孔および前記他の貫通孔に貫通される円柱状の本体部と、該本体部の一端面に取り付けられた円板部とを備え、前記ケーブル保護手段として機能するケーブル保護部材(13)が、前記回転部材の前記円板部の他端面に取り付けられた、かつ、前記細径ケーブルを挿入して保護するための切欠き(13aa)が側面の一部に形成された円板状の取付部(13a)と、底面が前記取付部に取り付けられた、かつ、該取付部の前記切欠きと繋がるケーブル通し孔(13ba)が側面部の一部に底面から頂面まで形成された円錐状の保護部(13b)とを備えてもよい。
前記回転部材の前記円板部を前記固定部材の前記固定部に固定するための取付金具(15)をさらに具備してもよい。
前記固定部材の前記固定部に取り付けられた、かつ、棒状部材の先端にリング部材が取り付けられたガイド金具(16)をさらに具備し、前記ガイド金具の前記リング部材に前記細径ケーブルを通し、該細径ケーブルの余長分を巻く際に該リング部材を前記ケーブル保護部材に向けて移動させてガイドさせてもよい。
前記固定部材(21)が、半円筒箱形状の上部固定部材(21U)と、該上部固定部材と同寸法である半円筒箱形状の下部固定部材(21B)とを備え、前記回転部材(22)が、半円板状の第1の末端側固定部(22La)、半円柱状の第1の巻取部(22Lb)、半円板状の第1の先端側固定部(22Lc)、および、前記ケーブル保護手段として機能する半円錐状の第1の保護部(22Ld)を備える第1の回転部材(22L)と、半円板状の第2の末端側固定部(22Ra)、半円柱状の第2の巻取部(22Rb)、半円板状の第2の先端側固定部(22Rc)、および、前記ケーブル保護手段として機能する半円錐状の第2の保護部(22Rd)を備える第2の回転部材(22R)とを備え、前記第1の回転部材および前記第2の回転部材に、該第1の回転部材と該第2の回転部材とを結合させて、前記第1の末端側固定部と前記第2の末端側固定部とで円板状の末端側固定部を構成させ、前記第1の巻取部と前記第2の巻取部とで円柱状の巻取部を構成させ、前記第1の先端側固定部と前記第2の先端側固定部とで円板状の先端側固定部を構成させるとともに、前記第1の保護部と前記第2の保護部とで円錐状の保護部を構成させるための結合手段(22Laa,22Lba,22Raa,22Rba)が設けられていてもよい。
本発明の細径ケーブル余長処理具は、以下の効果を奏する。
(1)細径ケーブルの余長分を固定部材または回転部材に巻いて細径ケーブルの余長処理を行うことができるため、細径ケーブルの腕金側を引っ張ることにより細径ケーブルの余長分を容易に繰り出すことができる。
(2)電柱移転時に余長位置を容易に変更することができる。
(3)細径ケーブルの張替えをしなくても済む。
本発明の第1の実施例による細径ケーブル余長処理具10の構成を示す図であり、(a)は腕金3に固定された細径ケーブル余長処理具10を上から見たときの状態を示す図、(b)は取付部13aに形成された切欠き13aaについて説明するための図である。 図1に示した細径ケーブル余長処理具10の使用方法について説明するための図である。 図1に示した細径ケーブル余長処理具10を使用して細径ケーブル1の余長処理を行ったのちに回転部材12が回らないようにするための方法について説明するための図であり、(a)は取付金具15を示す図、(b)は取付金具15用いて回転部材12の円板部を固定部材11の固定部11bに固定した状態を示す図である。 細径ケーブル1の余長処理時の巻取作業を容易にするために用いるガイド金具16について説明するための図である。 本発明の第2の実施例による細径ケーブル余長処理具20の構成を示す図であり、腕金3に固定された細径ケーブル余長処理具20を上から見たときの状態を示す図である。 図5に示した固定部材21の構成を示す図であり、(a)は上部固定部材21Uの構成を示す図、(b)は下部固定部材21Bの構成を示す図である。 図5に示した回転部材22の構成を示す図であり、(a)および(b)は左回転部材22Lの構成を示す図、(c)および(d)は右回転部材22Rの構成を示す図である。 図5に示した細径ケーブル余長処理具20の使用方法について説明するための図である。 図1に示したケーブル保護部材13の代わりに用いるケーブル保護部材31の構成を示す図である。
上記の目的を、細径ケーブルは通常の光ケーブルよりも加工し易い点に着目して、回転部材が固定部材を貫通して設けられている場合には、細径ケーブルをケーブル保護手段で保護しながら細径ケーブルの余長分を固定部材に巻き、回転部材が固定部材を貫通して設けられていない場合には、細径ケーブルをケーブル保護手段で保護しながら細径ケーブルの余長分を回転部材に巻くことにより実現した。
以下、本発明の細径ケーブル余長処理具の実施例について図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施例による細径ケーブル余長処理具10について図1乃至図4を参照して説明する。
本実施例による細径ケーブル余長処理具10は、図1(a)に示すように、固定部材11と、回転部材12と、ケーブル保護部材13と、回転ハンドル14とを具備する。
ここで、固定部材11は、電柱2に取り付けられている腕金3に細径ケーブル余長処理具10を固定するとともに、細径ケーブル1の余長分を巻き取るためのものである。
そのため、固定部材11は、中心に貫通孔が形成された円柱状の巻取部11aと、巻取部11aの末端面(回転ハンドル14側の端面)に取り付けられた、かつ、中心に巻取部11aの貫通孔と繋がる貫通孔が形成された円板状の固定部11bとを備える。
細径ケーブル1の余長分の長さは通常10m〜40mであることを考慮して、巻取部11aの径は約30cm、巻取部11aの長さは少なくとも約30cmとする。また、巻取部11aの先端部(ケーブル保護部材13側の端部)は、後述するように巻取部11aに細径ケーブル1の余長分を巻く際に巻取部11aからはみ出さないように、外径がテーパー状に大きくされたはみ出し防止部11cとされている。
固定部11bの径は巻取部11aの径よりも大きくされている。また、図1に示すように固定部11bの外周面の一部を腕金3に固定することにより、細径ケーブル余長処理具10を腕金3に固定できるようにされている。
回転部材12は、円柱状の本体部と、本体部の末端面(回転ハンドル14側の端面)に取り付けられた円板部とを備える。
回転部材12の本体部は、固定部材11の巻取部11aおよび固定部11bに形成された貫通孔に貫通させて先端部をこの貫通孔から突出できるように、径は固定部材11の巻取部11aおよび固定部11bに形成された貫通孔の径よりも小さくされており、長さは固定部材11の長さよりも数cm程度大きくされている。
円板部の径は、本体部の径よりも大きく、かつ、固定部材11の固定部11bの径よりも小さくされている。
ケーブル保護部材13は、細径ケーブル1の余長分を巻く際に細径ケーブル1に傷が付かないように保護するためのものであり、径が固定部材11のはみ出し防止部11cの径よりも大きい円板状の取付部13aと、底面の径が取付部13aの径と同じである円錐状の保護部13bとを備える。
取付部13aは、中心を合わせて回転部材12の本体部の先端面に1本または複数本のネジ13cで取り付けることができるようにされている。また、保護部13bは、中心を合わせて取付部13aの表面(回転部材12と反対側の面)に複数本のネジ13cで取り付けることができるようにされている。
取付部13aの側面の一部には、図1(b)に示すように、細径ケーブル1を挿入することができる大きさの切欠き13aaが形成されている。また、保護部13bの側面部の一部には、保護部13bを取付部13aの表面に取り付けると取付部13aの切欠き13aaと繋がるケーブル通し孔13ba(径は細径ケーブル1の径よりも大きくされている。)が底面から頂面まで形成されている。したがって、保護部13bの頂面は、ケーブル通し孔13baの先端側の開口面とされている。
回転ハンドル14は、回転部材12の円板部の裏面(本体部と反対側の面)の中心部に取り付けることができるようにされている。
次に、細径ケーブル余長処理具10の使用方法について図2を参照して説明する。
作業員は、図2(a)に示すように、電柱2に取り付けられた腕金3に固定部材11の固定部11bを固定する。
続いて、作業員は、回転ハンドル14を回転部材12に取り付けたのち、回転部材12を図2(b)に矢印で示す向きに押し込んで、回転部材12の本体部をその先端から固定部材11の固定部11bおよび巻取部11aに形成された貫通孔に通して、本体部の先端部をこの貫通孔から突出させる。
続いて、作業員は、図2(c)に示すように、ケーブル保護部材13の取付部13aをネジ13cで回転部材12の本体部に取り付けたのち、図2(d)に示すように、ケーブル保護部材13の保護部13bをネジ13cで取付部13aに取り付ける。
続いて、作業員は、図2(e)に示すように、細径ケーブル1の先端部をケーブル保護部材13の取付部13aに形成された切欠き13aaに挿入したのち、細径ケーブル1をその先端からケーブル保護部材13の保護部13bに形成されたケーブル通し孔13baに通していき、保護部13bの頂面の開口面から細径ケーブル1を引っ張り出す。
続いて、作業員は、図2(f)に矢印で示すように、回転ハンドル14を細径ケーブル余長処理具10に向かって時計方向に回す。これにより、ケーブル保護部材13が同じ方向に回転するため、細径ケーブル1の余長分が固定部材11の巻取部11aの末端から先端に向けて巻かれていく。
このとき、1回巻いただけでは細径ケーブル1の余長分が余る場合には、細径ケーブル1の余長分を固定部材11の巻取部11aに複数回巻いていく。
これにより、細径ケーブル1の余長処理を行うことができるとともに、電柱建替で電柱間の距離が増加する場合には、作業員が回転ハンドル14を細径ケーブル余長処理具10に向かって反時計方向に回すとともに、次電柱または高所作業車にいる作業員が細径ケーブル1を図2(f)図示X方向に引っ張ることにより、細径ケーブル余長処理具10に巻かれた細径ケーブル1の余長分を容易に繰り出すことができる。
なお、細径ケーブル余長処理具10を使用して細径ケーブル1の余長処理を行ったのちに回転部材12が回らないようにするために、たとえば、図3(a)に示すような取付金具15を用いて、図3(b)に示すように回転部材12の円板部を固定部材11の固定部11bに固定してもよい。
ここで、取付金具15は、金属板を固定部材11の固定部11bの径と回転部材12の円板部の径との差にほぼ等しい段差を中央部に形成するとともに金属板の両端にネジ穴を形成したものであり、固定部材11の固定部11bと回転部材12の円板部とにネジで固定される。
また、細径ケーブル1の余長分の巻取作業を容易にするために、図4に示すように棒状部材の先端にリング部材が取り付けられたガイド金具16を固定部材11の固定部11bに取り付けて、ガイド金具16のリング部材に細径ケーブル1を通し、細径ケーブル1の余長分を巻く際に、同図に矢印で示すようにガイド金具16のリング部材をケーブル保護部材13に向けて移動させてガイドさせるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施例による細径ケーブル余長処理具20について図5乃至図8を参照して説明する。
本実施例による細径ケーブル余長処理具20は、図5に示すように、固定部材21と、回転部材22と、回転ハンドル23とを具備する。
ここで、固定部材21は、電柱2に取り付けられている腕金3に細径ケーブル余長処理具20を固定するためのものであり、図6(a)に上面図で示すように半円筒箱形状の上部固定部材21Uと、図6(b)に上面図で示すように上部固定部材21Uと同寸法である半円筒箱形状の下部固定部材21Bとを備える。
上部固定部材21Uおよび下部固定部材21Bは、下部固定部材21Bを上部固定部材21Uで蓋をすると、第1乃至第6の上部仕切板21Ua1〜21Ua6および第1乃至第6の下部仕切板21Ba1〜21Ba6によって固定部材21の末端面(回転ハンドル23側の端面)から先端面に向かって固定部材21内が3つの空間(第1乃至第3の空間)に分けられるようにされている。
すなわち、下部固定部材21Bを上部固定部材21Uで蓋をすると、固定部材21内には、上部固定部材21Uおよび下部固定部材21Bの末端面と第1および第2の上部仕切板21Ua1,21Ua2と第1および第2の下部仕切板21Ba1,21Ba2とによって分けられた、後述する左回転部材22Lの左末端側固定部22Laおよび右回転部材22Rの右末端側固定部22Raを収納するための第1の空間と、第1乃至第4の上部仕切板21Ua1〜21Ua4と第1乃至第4の下部仕切板21Ba1〜21Ba4とによって分けられた、後述する左回転部材22Lの左巻取部22Lbおよび右固定部材22Rの右巻取部22Rbを収納するための第2の空間と、第3乃至第6の上部仕切板21Ua3〜21Ua6と第3乃至第6の下部仕切板21Ba3〜21Ba6とによって分けられた、後述する左回転部材22Lの左先端側固定部22Lcおよび右固定部材22Rの右先端側固定部22Rcの末端面側を収納するための第3の空間とが形成される。
上部固定部材21Uおよび下部固定部材21Bの末端面の中央部には、下部固定部材21Bを上部固定部材21Uで蓋をすると、回転ハンドル23の取付棒を貫通させるための貫通孔となる上部溝21Ubおよび下部溝21Bbが形成されている。
上部固定部材21Uの上面には、後述する細径ケーブル1の余長部を巻く際に作業員が固定部材21内を外部から見ることができるように、のぞき窓21cが設けられている。
回転部材22は、図7(a)および(b)に上面図および右側面図で示す左回転部材22Lと、図7(c)および(d)に上面図および左側面図で示す右回転部材22Rとを備える。
左回転部材22Lは、半円板状の左末端側固定部22Laと、半円柱状の左巻取部22Lbと、半円板状の左先端側固定部22Lcと、半円錐状の左保護部22Ldとを備える。
同様に、右回転部材22Rは、半円板状の右末端側固定部22Raと、半円柱状の右巻取部22Rbと、半円板状の右先端側固定部22Rcと、半円錐状の右保護部22Rdとを備える。
なお、左保護部22Ldおよび右保護部22Rdは、細径ケーブル1の余長分を巻く際に細径ケーブル1に傷が付かないように保護するためのものである。
左回転部材22Lの左末端側固定部22Laおよび左巻取部22Lbの右側面中央部には係止用凸部22Laa,22Lbaが形成されているとともに、右回転部材22Rの右末端側固定部22Raおよび右巻取部22Rbの左側面中央には係止用凹部22Raa,22Rbaが形成されており、係止用凸部22Laa,22Lbaを上から下に向けて係止用凹部22Raa,22Rbaに嵌め込んでいけば、左回転部材22Lと右回転部材22Lとを結合させて回転部材22を構成することができるようにされている。
すなわち、係止用凸部22Laa,22Lbaおよび係止用凹部22Raa,22Rbaは、左回転部材22Lと右回転部材22Rとを結合させて、左末端側固定部22Laと右末端側固定部22Raとで円板状の末端側固定部を構成させ、左巻取部22Lbと右巻取部22Rbとで円柱状の巻取部を構成させ、左先端側固定部22Lcと右先端側固定部22Rcとで円板状の先端側固定部を構成させるとともに、左保護部22Ldと右保護部22Rdとで円錐状の保護部を構成させるための結合手段として機能する。
左回転部材22Lの左先端側固定部22Lcおよび右回転部材22Rの右先端側固定部22Rcの外周面には、第5の上部仕切板21Ua5、第5の下部仕切板21Ba5、第6の上部仕切板21Ua6および第6の下部仕切板21Ba6を挿入させるための左溝22Lcaおよび右溝22Rcaが周方向に沿って1周形成されている。
これにより、固定部材21に回転部材22を収納しても、回転ハンドル23を回せば回転部材22を回転させることができる。
図7(b)および(d)に示すように、左回転部材22Lの左先端側固定部22Lcの右側面下部および右回転部材22Rの右先端側固定部22Rcの左側面上部には、左回転部材22Lと右回転部材22Rとを結合させたときに細径ケーブル1を左先端側固定部22Lcおよび右先端側固定部22Rcの末端面から先端面に向けて通すためのケーブル通し孔を形成する左半円溝22Lcbおよび右半円溝22Rcbが形成されている。
同様に、左保護部22Ldの右側面下部および右保護部22Rdの左側面上部には、左回転部材22Lと右回転部材22Rとを結合させたときに左半円溝22Lcbおよび右半円溝22Rcbによって形成されるケーブル通し孔と繋がるとともに細径ケーブル1を左保護部22Ldおよび右保護部22Rdの底面から頂面に向けて通すためのケーブル通し孔を形成する左半円溝22Ldaおよび右半円溝22Rdaが形成されている。
左巻取部22Lbおよび右巻取部22Rbの径(約30cm)は、左末端側固定部22Laおよび右末端側固定部22Raの径よりも小さくされている。
また、左先端側固定部22Lcおよび右先端側固定部22Rcの径と左保護部22Ldおよび左保護部22Rdの底面の径は、左末端側固定部22Laおよび右末端側固定部22Raの径と同じにされている。
回転ハンドル23は、左回転部材22Lと右回転部材22Rとを結合させたときに左末端側固定部22Laおよび右末端側固定部22RTaの裏面(左巻取部22Lbおよび右巻取部22Rbと反対側の面)の中心部に取り付けることができるようにされている。
次に、細径ケーブル余長処理具20の使用方法について図8を参照して説明する。
作業員は、図8(a)に示すように、電柱2に取り付けられた腕金3に下部固定部材21Bを固定する。
続いて、作業員は、図8(b)に示すように、右回転部材22Rを下部固定部材21Bの右半分に収納する。
続いて、作業員は、図8(c)に示すように、細径ケーブル1の先端部を右先端側固定部22Rcに形成された右半円溝22Rcaおよび右保護部22Rdに形成された右半円溝22Rdaに挿入する。
続いて、作業員は、左回転部材22Lの係止用凸部22Laa,22Lbaを右回転部材22Rの係止用凹部22Raa,22Rbaに上から下に向かって嵌め込んでいき、図8(d)に示すように、左回転部材22Lを下部固定部材21Bの左半分に収納したのち、回転ハンドル23を回転部材22に取り付ける。
続いて、作業員は、回転ハンドル23を細径ケーブル余長処理具10に向かって時計方向に回すことにより、回転部材22を同じ方向に回転させて、細径ケーブル1の余長分を回転部材22の左巻取部22Lbおよび右巻取部22Rbの末端から先端に向けて巻いていく。
このとき、1回巻いただけでは細径ケーブル1の余長分が余る場合には、細径ケーブル1の余長分を回転部材22の左巻取部22Lbおよび右巻取部22Rbに複数回巻いていく。
続いて、作業員は、下部固定部材21Bを上部固定部材21Uで蓋をする。
これにより、細径ケーブル1の余長処理を行うことができるとともに、電柱建替で電柱間の距離が増加する場合には、作業員が回転ハンドル23を細径ケーブル余長処理具20に向かって反時計方向に回すとともに、次電柱または高所作業車にいる作業員が細径ケーブル1を図8(d)図示X方向に引っ張ることにより、細径ケーブル余長処理具20に巻かれた細径ケーブル1の余長分を容易に繰り出すことができる。
なお、回転部材22を回転し易くするために、少なくとも3個の滑車を、滑車の回転部材の外周面が固定部材21(上部固定部材21Uおよび下部固定部材21B)の内周面に接するように、左末端側固定部材22Laおよび右末端側固定部材22Raの外周部に周方向に沿って等間隔に取り付けてもよい。
この場合には、左先端側固定部材22Lcおよび右先端側固定部材22Rcの外周部にも、少なくとも3個の滑車を同様にして取り付ければ、回転部材22をより回転し易くすることができる。
また、細径ケーブル余長処理具20では、回転部材22を左回転部材22Lと右回転部材22Rとで構成したが、上回転部材と下回転部材とで構成してもよい。
この場合には、上回転部材は左回転部材22Lを90度回転させたものと同様の構成となり、下回転部材は右回転部材22Rを90度回転させたものと同様の構成となる。
ただし、上回転部材と下回転部材とを結合するための係止用凸部および係止用凹部としては、係止用凸部22Laa,22Lbaおよび係止用凹部22Raa,22Rbaの代わりに、下回転部材の下巻取部(右巻取部22Rbに対応するもの)の上面(左回転部材22Lの右側面に対応する面)の中央部にたとえば矩形体状の係止用凹部を形成するとともに、上回転部材の上巻取部(左巻取部22Lbに対応するもの)の下面(右回転部材22Rの左側面に対応する面)の中央部にたとえば矩形体状の係止用凸部を形成して、上回転部材と下回転部材とを結合する際に係止用凸部が係止用凹部に嵌るようにする。
また、このような細径ケーブル余長処理具を使用する際には、作業員は、上面を上に向けて下回転部材を下部固定部材に収納したのち、上述した細径ケーブル余長処理具20と同様の手順で作業を行う。
なお、図1に示した細径ケーブル余長処理具10では、円錐状のケーブル保護部材13を使用としたが、図9に示すように、円環状部材と円環状部材を中心として等間隔に放射状に延びる4本のケーブル支持部材とを備えたケーブル保護部材31を使用して、細径ケーブル1を4本のケーブル支持部材のうちの1本のケーブル支持部材で支持させたのちに円環状部材に通すようにしてもよい。
1 細径ケーブル
2 電柱
3 腕金
10,20 細径ケーブル余長処理具
11,21 固定部材
11a 巻取部
11b 固定部
11c はみ出し防止部
12,22 回転部材
13,31 ケーブル保護部材
13a 取付部
13aa 切欠き
13b 保護部
13ba ケーブル通し孔
13c ネジ
14,23 回転ハンドル
15 取付金具
16 ガイド金具
21U 上部固定部材
21Ua1〜21Ua6 第1乃至第6の上部仕切板
21Ub 上部溝
21B 下部固定部材
21Ba1〜21Ba6 第1乃至第6の下部仕切板
21Bb 下部溝
21c のぞき窓
22L 左回転部材
22La 左末端側固定部
22Laa,22Lba 係止用凸部
22Lb 左巻取部
22Lc 左先端側固定部
22Lca 左溝
22Lcb 左半円溝
22Ld 左保護部
22Lda 左半円溝
22R 右回転部材
22Ra 右末端側固定部
22Raa,22Rba 係止用凹部
22Rb 右巻取部
22Rc 右先端側固定部
22Rca 右溝
22Rcb 右半円溝
22Rd 右保護部
22Rda 右半円溝

Claims (5)

  1. 細径ケーブル(1)の余長処理を行うための細径ケーブル余長処理具(10;20)であって、
    電柱(2)に取り付けられた腕金(3)に前記細径ケーブル余長処理具を固定するための固定部材(11;21)と、
    一端面に回転ハンドル(14,23)が取り付けられた、かつ、他端面に前記細径ケーブルを保護するためのケーブル保護手段(13;22Ld,22Rd)が取り付けられた回転部材(12;22)とを具備し、
    前記回転部材(12)が前記固定部材(11)を貫通して設けられている場合には、前記細径ケーブルが前記ケーブル保護手段で保護されながら、前記回転ハンドルが回されて前記回転部材および該ケーブル保護手段が回転されることにより、該細径ケーブルの余長分が該固定部材(11)に巻かれ、
    前記回転部材(22)が前記固定部材(21)を貫通して設けられていない場合には、前記細径ケーブルが前記ケーブル保護手段で保護されながら、前記回転ハンドルが回されて前記回転部材および該ケーブル保護手段が回転させることにより、該細径ケーブルの余長分が該回転部材(22)に巻かれる、
    ことを特徴とする、細径ケーブル余長処理具。
  2. 前記固定部材(11)が、
    中心に貫通孔が形成された円柱状の巻取部(11a)と、
    該巻取部の一端面に取り付けられた、かつ、中心に該巻取部の貫通孔と繋がる他の貫通孔が形成された円板状の固定部(11b)とを備え、
    前記回転部材(12)が、
    前記固定部材の前記貫通孔および前記他の貫通孔に貫通される円柱状の本体部と、
    該本体部の一端面に取り付けられた円板部とを備え、
    前記ケーブル保護手段として機能するケーブル保護部材(13)が、
    前記回転部材の前記円板部の他端面に取り付けられた、かつ、前記細径ケーブルを挿入して保護するための切欠き(13aa)が側面の一部に形成された円板状の取付部(13a)と、
    底面が前記取付部に取り付けられた、かつ、該取付部の前記切欠きと繋がるケーブル通し孔(13ba)が側面部の一部に底面から頂面まで形成された円錐状の保護部(13b)とを備える、
    ことを特徴とする、請求項1記載の細径ケーブル余長処理具。
  3. 前記回転部材の前記円板部を前記固定部材の前記固定部に固定するための取付金具(15)をさらに具備することを特徴とする、請求項2記載の細径ケーブル余長処理具。
  4. 前記固定部材の前記固定部に取り付けられた、かつ、棒状部材の先端にリング部材が取り付けられたガイド金具(16)をさらに具備し、
    前記ガイド金具の前記リング部材に前記細径ケーブルを通し、該細径ケーブルの余長分を巻く際に該リング部材を前記ケーブル保護部材に向けて移動させてガイドさせる、
    ことを特徴とする、請求項2または3記載の細径ケーブル余長処理具。
  5. 前記固定部材(21)が、
    半円筒箱形状の上部固定部材(21U)と、
    該上部固定部材と同寸法である半円筒箱形状の下部固定部材(21B)とを備え、
    前記回転部材(22)が、
    半円板状の第1の末端側固定部(22La)、半円柱状の第1の巻取部(22Lb)、半円板状の第1の先端側固定部(22Lc)、および、前記ケーブル保護手段として機能する半円錐状の第1の保護部(22Ld)を備える第1の回転部材(22L)と、
    半円板状の第2の末端側固定部(22Ra)、半円柱状の第2の巻取部(22Rb)、半円板状の第2の先端側固定部(22Rc)、および、前記ケーブル保護手段として機能する半円錐状の第2の保護部(22Rd)を備える第2の回転部材(22R)とを備え、
    前記第1の回転部材および前記第2の回転部材に、該第1の回転部材と該第2の回転部材とを結合させて、前記第1の末端側固定部と前記第2の末端側固定部とで円板状の末端側固定部を構成させ、前記第1の巻取部と前記第2の巻取部とで円柱状の巻取部を構成させ、前記第1の先端側固定部と前記第2の先端側固定部とで円板状の先端側固定部を構成させるとともに、前記第1の保護部と前記第2の保護部とで円錐状の保護部を構成させるための結合手段(22Laa,22Lba,22Raa,22Rba)が設けられている、
    ことを特徴とする、請求項1記載の細径ケーブル余長処理具。
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