JP2012134694A - Ip電話キャリア判定装置及びプログラム並びに記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】電話番号から契約しているIP電話キャリアを判定する。
【解決手段】発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備える。指定の電話番号宛に発呼し、当該電話番号の使用端末を呼び出し中であることを表す信号を受信し、受信した信号から当該電話番号の利用者が契約しているIP電話キャリアを判定する。
【選択図】図1
【解決手段】発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備える。指定の電話番号宛に発呼し、当該電話番号の使用端末を呼び出し中であることを表す信号を受信し、受信した信号から当該電話番号の利用者が契約しているIP電話キャリアを判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電話番号から契約しているIP電話キャリアを判定する装置に関する。
近年、IP電話の普及が進んでいる。IP電話は、VoIP技術を加入者回線に適用することで提供される電話サービスであり、多くの場合、音声による通信サービスが提供される。IP電話は、公衆交換電話網と相互接続されている。
我が国には、IP電話を提供する会社(IP電話キャリア)が複数存在しているが、これら相互間で通話が可能である。
我が国には、IP電話を提供する会社(IP電話キャリア)が複数存在しているが、これら相互間で通話が可能である。
複数のIP電話キャリアの間で通話可能であるから、一般利用者は、相手がどのキャリアを使用しているかについて気にすることなくIP電話を利用することができる。
しかし、相手がどのIP電話キャリアを使用しているかという情報が、特定の分野において(例えばマーケティング)求められることもある。このような要望に応える従来の技術は存在しなかった。
本発明の目的は、既知の電話番号について、その電話番号の所有者に問合わせることなく、特定のIP電話網を利用しているか否かを判定することのできる装置を提供することにある。
この発明は、発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備え、
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置である。
ここで、他キャリアとは、前記IP電話キャリア判定装置が接続されているキャリア(これを以下「自キャリア」と呼ぶ。自キャリアには、自キャリアと同一視できるキャリア、例えば同じグループに属するキャリアを含む)とは異なるキャリアのことである。
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置である。
ここで、他キャリアとは、前記IP電話キャリア判定装置が接続されているキャリア(これを以下「自キャリア」と呼ぶ。自キャリアには、自キャリアと同一視できるキャリア、例えば同じグループに属するキャリアを含む)とは異なるキャリアのことである。
例えば、前記予め定められたパケットは、SIP18x SDP又は(SIP18xを受ける前の)音声パケットである。
前記IP電話キャリア判定部が前記予め定められたパケットを受けたとき又は予め定められた時間を経過したとき、
前記発呼部は、前記呼制御部に発呼を中止するVoIP信号を送信させるようにしてもよい。
前記発呼部は、前記呼制御部に発呼を中止するVoIP信号を送信させるようにしてもよい。
例えば、前記発呼を中止するVoIP信号は、CANCELのリクエストである。
この発明は、コンピュータを、
発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備え、
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置として機能させるためのプログラムである。
発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備え、
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置として機能させるためのプログラムである。
この発明は、コンピュータを、
発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備え、
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備え、
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
媒体とは、何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されているものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができるものである。
この発明の実施の形態に係る装置は、外部から与えられた電話番号宛に発呼し、当該電話番号の使用端末を呼び出し中であることを表す信号を受信し、受信した信号から当該電話番号の利用者が契約しているIP電話キャリアを判定するものである。
すなわち、発信側と着信側が同一キャリア(またはグループ)に属する場合と、それ以外では挙動が異なることを利用して、キャリア判定を行う。
つまり発信側は、
(1) 受信した18x(180 or 183となることが主)の応答信号にSDPが付与されている
(SDPは、後述のINVITEでセッション内容の記述に使用されるもの)
(2) 18xを受信する前に音声信号を受信した
のいずれかに該当すると、別キャリアであると判断する。
以下の説明では、「応答信号にSDPが付与されていること」及び「18xを受信する前に音声信号を受信したこと」をいずれも「予め定められたパケットを受けた」ことに含めることにする。
すなわち、発信側と着信側が同一キャリア(またはグループ)に属する場合と、それ以外では挙動が異なることを利用して、キャリア判定を行う。
つまり発信側は、
(1) 受信した18x(180 or 183となることが主)の応答信号にSDPが付与されている
(SDPは、後述のINVITEでセッション内容の記述に使用されるもの)
(2) 18xを受信する前に音声信号を受信した
のいずれかに該当すると、別キャリアであると判断する。
以下の説明では、「応答信号にSDPが付与されていること」及び「18xを受信する前に音声信号を受信したこと」をいずれも「予め定められたパケットを受けた」ことに含めることにする。
図1に、発明の実施の形態に係る装置のブロック図を示す。この装置は、例えばコンピュータで実現される。
1は、発明の実施の形態に係るIP電話キャリア判定装置である。当該装置は、電話番号入力部11,VoIP発呼部12,呼制御部13、IP電話キャリア判定部14,及び、判定結果出力部15を備える。
IP電話とは、Internet Protocolを利用して提供される電話サービスであり、音声データをIPパケットに入れて伝送するものである。
IP電話キャリア判定装置1は、IP電話網IPN2に接続されている。IP電話網IPN2は、他のIP電話網IPN1,IPN3に相互に接続されている。IP電話網IPN2は「自キャリア」であり、IP電話網IPN1,IPN3は「他キャリア」である。
11は、VoIP発呼部12に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部である。
12は、呼制御部13に発呼を指示する発呼部である。
13は、発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部である。
発呼先の電話番号とは、必要に応じて予めリストアップされた電話番号であり、IP電話キャリア判定装置を使用するユーザが準備する。電話番号入力部11は図示しないメモリを備え、ここにリスト形式などの所定形式で電話番号(その数はひとつから可能であるが、実用的には多数用意される)が予め格納されている。電話番号入力部11が与える電話番号は所与の前提と考えてよい。
発呼とは、一般的には電話をかけることであるが、本発明の実施の形態では、特に電話番号入力部11により与えられた電話番号に対して所定の手順でリクエストを送ることである(下記説明参照)。
VoIPとは、Voice over Internet Protocolの略であり、音声を各種符号化方式で圧縮しパケットに変換した上でIPネットワークでリアルタイム伝送する技術である。
VoIP信号とは、Voice over Internet Protocolにおいて送受信される信号(データ。後述のリクエスト・データやレスポンス)のことである。
これらについて、本発明の実施の形態に関連する事項について簡単に説明を加える(なお、本発明の実施の形態では、下記(1)〜(7)の手順全てを行う必要はない。下記(1)(2)で十分である場合が多い)。
VoIP用の機器には、その通信プロトコルとして、SIP (Session Initiation Protocol) のものとH.323のものがあるが、SIPを例に取り説明を加える。SIPはセッションを開くためのプロトコルである。
ここで、IP電話キャリア判定装置1が、電話番号入力部11により与えられた任意の電話番号へ電話(相手側)をかける場合を考える。相手側は、IPN1〜IPN3のどれに接続されているかわからないが、SIPの実行手順は変わらない。IP電話キャリア判定装置1から相手側へのVoIP信号への送信(その送信データも含めて)はリクエストと呼ばれる。これに対し、相手側からIP電話キャリア判定装置1への応答はレスポンスと呼ばれる。SIPにおいてやり取りされるメッセージ(VoIP信号)は、スタートライン、SIPヘッダー、メッセージ本体を含むが、これらは公知であるので詳細な説明は割愛する。
(1)IP電話キャリア判定装置1から相手側へ、INVITEメッセージ(メソッド)を送信する(リクエスト)。INVITEメッセージは、セッションの招待を示すものである。
(2)相手側からIP電話キャリア判定装置1へ、180x(x=0,1,・・・,9)のレスポンスが返される(ステータスコード)。このレスポンスの一例は180 Ringingである。180Ringingは相手側のベルを鳴らしていることを意味する。183のコードが返されることも多い。
(3)相手側からIP電話キャリア判定装置1へ、200 OKのレスポンスが返される。200 OKは相手側の受話器が取られたことを意味する。また、200 OKのメッセージから相手側のポート番号を知ることができ、これにより相手側へ音声データを送ることができるようになる。
(4)IP電話キャリア判定装置1から相手側へ、ACKを送る。このACKは、IP電話キャリア判定装置1が相手側へ200 OKのメッセージを受け取ったことを知らせるものである。
(5)以上の手順により、双方向の音声回線が開き、相互に通話することができる。
通話が終了し、例えば、相手側の受話器が置かれたとき(オンフック)、次のようになる。
(6)相手側からIP電話キャリア判定装置1へ、BYEメッセージが送られる。これは相手側からのリクエストである。
(7)IP電話キャリア判定装置1から相手側へ、ACKを送る。このACKは、IP電話キャリア判定装置1が相手側へBYEメッセージを受け取ったことを知らせるものである。これによりセッションが完全に終了する。なお、BYEではACKが送られないこともある。
SIPにおける主なリクエスト・メッセージは次のようなものがある。
・INVITE:セッションへの招待
セッション内容の記述にSDPが使用される。このSDPには発信側の情報が記載される。
・BYE:セッションを終了
・CANCEL:セッションを強制終了(キャンセル)
・ACK:手続き終了の確認
・REGISTER:自分の情報を登録請求
セッション内容の記述にSDPが使用される。このSDPには発信側の情報が記載される。
・BYE:セッションを終了
・CANCEL:セッションを強制終了(キャンセル)
・ACK:手続き終了の確認
・REGISTER:自分の情報を登録請求
SIPにおける主なレスポンスは次のようなものがある。
・200 OK:成功しました。
・100 Trying:処理中です。
・18x(x=0,1,・・・,9)(例えば、180 Ringing:呼び出し中です。183 Session Progress:処理中です)
IP電話網から発信側へ送られる18xにはSDPが含まれることがある(他キャリアの場合、自キャリアの場合はSDPは含まれない)。当該SDPは着信側からIP電話網の間では含まれておらず、IP電話網で付加される。
多くの場合、発信側は18xを音声信号の前に受ける。なお、場合によっては、SIP信号と網からの音声信号の到着順が逆転することもある。すなわち音声信号を受け、その後18xを受けることがある。
・302 Moved:問い合わせ先を示す。
・400 Bad Request:不正リクエストです。
・486 Busy:話し中
・100 Trying:処理中です。
・18x(x=0,1,・・・,9)(例えば、180 Ringing:呼び出し中です。183 Session Progress:処理中です)
IP電話網から発信側へ送られる18xにはSDPが含まれることがある(他キャリアの場合、自キャリアの場合はSDPは含まれない)。当該SDPは着信側からIP電話網の間では含まれておらず、IP電話網で付加される。
多くの場合、発信側は18xを音声信号の前に受ける。なお、場合によっては、SIP信号と網からの音声信号の到着順が逆転することもある。すなわち音声信号を受け、その後18xを受けることがある。
・302 Moved:問い合わせ先を示す。
・400 Bad Request:不正リクエストです。
・486 Busy:話し中
図1の説明を続ける。
14は、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部である。この動作については、後に詳述する。
15は、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部である。判定結果記録部15はメモリをもち、ここに電話番号ごとに判定結果が記録される。このメモリは電話番号入力部11と判定結果出力部12で共用できる。
IP電話網IPN2とは、IP電話キャリア判定装置1が接続されている「自キャリア」であり、IP電話網IPN1,IPN3は「他キャリア」である。IP電話網とは、IP電話のサービスが提供されるネットワークであり、我が国においては各社により複数のネットワークが提供されている。
発明の実施の形態に係るIP電話キャリア判定装置1(特にIP電話キャリア判定部14)は、発呼から相手側の応答を受ける前において(この期間がどれを指すのかは後に詳述する)、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定するものである。
具体的には、前記予め定められたパケットは、前述の呼び出し中を表す信号(18x w/SDP)である。
発明の実施の形態に係るIP電話キャリア判定装置1の処理を、図2のフローチャートを参照して説明する。
S1:発呼する。
具体的には、相手側へINVITEメッセージを送信(リクエスト)する。
具体的には、相手側へINVITEメッセージを送信(リクエスト)する。
S2:相手側応答前かどうか判定する。
相手から何も受け取っていないとき、18xを受けたときは、いずれも相手側応答前である(YES)。これに対して、200 OKを受けたとき、これは相手の応答であるので、相手側応答前ではない(NO)。
相手から何も受け取っていないとき、18xを受けたときは、いずれも相手側応答前である(YES)。これに対して、200 OKを受けたとき、これは相手の応答であるので、相手側応答前ではない(NO)。
NOの場合はS8に進み、呼を切断して処理を終了する。
S4:予め定められたパケットを受けたかどうか判定する。
パケット(packet) は、パケット通信または蓄積交換(通信方式)における情報の伝送単位である。パケットは、IPプロトコルにおける基本的な通信単位である。
パケット(packet) は、パケット通信または蓄積交換(通信方式)における情報の伝送単位である。パケットは、IPプロトコルにおける基本的な通信単位である。
SIPでの発呼時には、発呼者へ聴取させるリングバックトーンは、SIPの18x 信号を受けて端末側(IP電話キャリア判定装置1)で生成される。呼び出し中には音声パケット(RTP)の送受信は行われない。しかし、発呼側と着呼側のキャリアが異なる場合、リングバックトーンなどの相手先応答前の音を音声パケットにより発呼者へ聴取させることが多い。
このS4で判定対象となるパケットは「リングバックトーンなどの相手先応答前の音を発呼者へ聴取させるための音声パケット」のことである。
相手側から前記音声パケットを受けたとき、YESとなる。相手側から何も受け取っていないとき、前記音声パケットを受けていないとき、いずれもNOとなる。
上述した知見に従い、発呼後、相手側応答前に音声パケットが流れない場合、自キャリアまたは、グループのキャリアであると判定し、応答前に音声パケットが流れた場合には、他キャリアであると判定する。
S6:S4でYESとなった場合、相手側は他キャリアである(IP電話網IPN1又はIPN3に接続された電話機である)と判定する。なお、判定結果はデフォルトで自キャリアである。したがって、S6の処理が行われないときは、判定結果は自キャリアとなる。
S7:判定結果を記録する。
S8:呼を切断する。
例えば、CANCEL、BYEリクエスト・メッセージを相手側へ送る。
例えば、CANCEL、BYEリクエスト・メッセージを相手側へ送る。
図3(a)は、電話番号入力部11が保持しているリストの説明図である。同図の内容が図示しないメモリに記憶されている。
図3(b)は、判定結果出力部15が保持しているリスト(電話番号入力部11との共有でもよい)の説明図である。同図の内容が図示しないメモリに記憶されている。同図からわかるように、電話番号ごとに自キャリアか他キャリアの判定結果が格納されている。必要に応じて同図の内容を表示・印刷する。
図4は、「発呼から相手側の応答を受ける前」の説明図である。図4(a)は音声パケットを受けない場合を示し、図4(b)は音声パケットを受けた場合を示す。いずれの場合も、INVITEの後(t1)から200 OKを受ける(t2)までの期間が、発呼から相手側の応答を受ける前」に相当する。
図5は、図4とは別の説明図である。図5は通話を目的とすることなく、相手側のキャリアの判別のみを目的とする場合の例を示す。図5(a)は音声パケットを受けない場合を示し、図5(b)は音声パケットを受けた場合を示す。いずれの場合も、INVITEの後(t1)からCANCELリクエストを送信する(t2)までの期間が、発呼から相手側の応答を受ける前」に相当する。音声パケットを受ければ直ちに判別可能であるから、判別後はすぐに呼を切断して差し支えない。そこで、CANCELリクエストを送り、発呼を中止するようにしてもよい。
なお、図5(a)の場合は、タイマーにより計時を行い、時刻t1から一定時間を経過したときにCANCELリクエストを送り、発呼を中止するようにしてもよい。当該一定時間は、他キャリアの場合に音声パケットを受けるまでの通常の時間又は音声パケットを受けるまでの最大の時間に相当する(当該最大の時間経過後は上述の音声パケットを受けることが期待できない)。いずれもt1などを基準とする。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
「予め定められたパケット」は、「リングバックトーンなどの相手先応答前の音を発呼者へ聴取させるための音声パケット」であるが、所定のプロトコルにおいて「相手側が他キャリアである場合に返される信号」を意味する。
また、本明細書において、部とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各部の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの部の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の部の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
1 IP電話キャリア判定装置
11 電話番号入力部
12 VoIP発呼部
13 呼制御部
14 IP電話キャリア判定部
15 判定結果出力部
11 電話番号入力部
12 VoIP発呼部
13 呼制御部
14 IP電話キャリア判定部
15 判定結果出力部
Claims (6)
- 発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備え、
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置。 - 前記予め定められた信号は、SIP18x(x=0,1,・・・,9)であり、
前記予め定められたパケットは、音声パケットであることを特徴とする請求項1記載のIP電話キャリア判定装置。 - 前記IP電話キャリア判定部が前記予め定められたパケットを受けたとき又は予め定められた時間を経過したとき、
前記発呼部は、前記呼制御部に発呼を中止するVoIP信号を送信させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のIP電話キャリア判定装置。 - 前記発呼を中止するVoIP信号は、CANCELのリクエストであることを特徴とする請求項3記載のIP電話キャリア判定装置。
- コンピュータを、
発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備え、
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
発呼のためにIPネットワークへVoIP信号を送信し、前記送信したVoIP信号に対する応答のVoIP信号を受信する呼制御部と、前記呼制御部に発呼を指示する発呼部と、前記発呼部に発呼先の電話番号を与える電話番号入力部と、前記呼制御部が受信したVoIP信号に基づき発呼先の相手のキャリアを判定するIP電話キャリア判定部と、判定結果を前記発呼先の電話番号と共に記録する判定結果記録部とを備え、
前記IP電話キャリア判定部は、前記発呼から相手側の応答を受ける前において、予め定められたパケットを受けたかどうか判定し、前記予め定められたパケットを受けたときは他キャリアであると判定することを特徴とするIP電話キャリア判定装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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