JP2012118915A - 情報報知システム、サーバ装置、車載装置、及び、情報報知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】事故の危険があることをドライバに意識させることができる技術を提供する。
【解決手段】情報報知システム100においては、サーバ装置1が、事故パターンの事故の発生時の状況を示す複数の要素データを記憶している。そして、車両8の情報表示装置3が、車両8の現時点の状況を示す複数の要素データをサーバ装置1に送信する。これに応答して、サーバ装置1が、車両8の現時点の状況と事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出し、その合致度に基づく情報を情報表示装置3に送信する。そして、情報表示装置3は、この合致度に基づく情報を車両8のドライバに報知する。したがって、車両8の現時点の状況に応じて異なる情報をドライバに報知できるため、事故の危険があることをドライバに意識させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】情報報知システム100においては、サーバ装置1が、事故パターンの事故の発生時の状況を示す複数の要素データを記憶している。そして、車両8の情報表示装置3が、車両8の現時点の状況を示す複数の要素データをサーバ装置1に送信する。これに応答して、サーバ装置1が、車両8の現時点の状況と事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出し、その合致度に基づく情報を情報表示装置3に送信する。そして、情報表示装置3は、この合致度に基づく情報を車両8のドライバに報知する。したがって、車両8の現時点の状況に応じて異なる情報をドライバに報知できるため、事故の危険があることをドライバに意識させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両のドライバに情報を報知する技術に関する。
従来より、車両に搭載されるナビゲーション装置などの車載装置においては、事故を防止するための情報をドライバに報知することがなされている。例えば、合流箇所や踏切など、注意して運転すべき位置に車両が近づいたときに、その旨の文字を画面上に表示するとともに、その旨の音声を出力してドライバに案内する車載装置が知られている。
なお、本発明に関連する技術を開示する先行技術文献として特許文献1がある。
上記の車載装置は、注意して運転すべき位置に関しての情報が案内されるが、この情報の案内の対象となる位置は、合流箇所、踏切、急カーブなどの予め定められた位置となる。このため、車両の現時点の状況に係わらず、同一の位置については同一の情報が単純に案内されることから、次第にドライバがこの情報の案内に慣れてしまい、事故の危険があることをドライバに意識させる効果が薄れることになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、事故の危険があることをドライバに意識させることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両のドライバに情報を報知する情報報知システムであって、車両に搭載される車載装置と、前記車載装置に情報を提供するサーバ装置と、を備え、前記サーバ装置は、発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故を同一の事故パターンとし、前記事故パターンの前記複数の要素データを記憶する記憶手段と、前記車両から、該車両の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する取得手段と、前記取得手段に取得された複数の要素データと前記記憶手段に記憶された前記事故パターンの複数の要素データとを比較して、前記車両の現時点の状況と前記事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する第1導出手段と、前記合致度に基づく情報を前記車載装置に送信する送信手段と、を備え、前記車載装置は、前記合致度に基づく情報を前記ドライバに報知する報知手段、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の情報報知システムにおいて、前記サーバ装置は、前記合致度と、前記事故パターンの事故の発生割合とに基づいて、前記車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する第2導出手段、をさらに備え、前記送信手段は、前記危険度を前記車載装置に送信し、前記報知手段は、前記危険度を前記ドライバに報知する。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の情報報知システムにおいて、前記報知手段は、前記危険度が閾値を超える場合に前記危険度を前記ドライバに報知する。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の情報報知システムにおいて、前記記憶手段は、複数の事故パターンのそれぞれの前記複数の要素データを記憶しており、前記第1導出手段は、前記複数の事故パターンのそれぞれに関して前記合致度を導出し、前記送信手段は、前記複数の事故パターンのうち前記合致度が最も高い事故パターンの前記合致度に基づく情報を送信する。
また、請求項5の発明は、車両に情報を提供するサーバ装置であって、発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故を同一の事故パターンとし、前記事故パターンの前記複数の要素データを記憶する記憶手段と、前記車両から、該車両の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する取得手段と、前記取得手段に取得された複数の要素データと前記記憶手段に記憶された前記事故パターンの複数の要素データとを比較して、前記車両の現時点の状況と前記事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する第1導出手段と、前記合致度に基づく情報を前記車両に搭載された車載装置に送信する送信手段と、を備えている。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載のサーバ装置において、前記合致度と、前記事故パターンの事故の発生割合とに基づいて、前記車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する第2導出手段、をさらに備え、前記送信手段は、前記危険度を前記車載装置に送信する。
また、請求項7の発明は、車両に搭載され、車両のドライバに情報を報知する車載装置であって、発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故を同一の事故パターンとし、前記事故パターンの前記複数の要素データを記憶する記憶手段と、前記車両の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する取得手段と、前記取得手段に取得された複数の要素データと前記記憶手段に記憶された前記事故パターンの複数の要素データとを比較して、前記車両の現時点の状況と前記事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する第1導出手段と、前記合致度に基づく情報を前記ドライバに報知する報知手段と、を備えている。
また、請求項8の発明は、請求項7に記載の車載装置において、前記合致度と、前記事故パターンの事故の発生割合とに基づいて、前記車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する第2導出手段、をさらに備え、前記報知手段は、前記危険度を前記ドライバに報知する。
また、請求項9の発明は、車両のドライバに情報を報知する情報報知方法であって、(a)前記車両の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する工程と、(b)発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故を同一の事故パターンとし前記事故パターンの前記複数の要素データを記憶する記憶手段に記憶された前記事故パターンの複数の要素データと、前記工程(a)で取得された複数の要素データとを比較して、前記車両の現時点の状況と前記事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する工程と、(c)前記合致度に基づく情報を前記ドライバに報知する工程と、を備えている。
また、請求項10の発明は、請求項9に記載の情報報知方法において、(d)前記合致度と、前記事故パターンの事故の発生割合とに基づいて、前記車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する工程、をさらに備え、前記工程(c)は、前記危険度を前記ドライバに報知する。
請求項1ないし10の発明によれば、車両の現時点の状況と事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出し、その合致度に基づく情報を車両のドライバに報知する。このため、車両の現時点の状況に応じて異なる情報をドライバに報知できるため、事故の危険があることをドライバに意識させることができる。
また、特に請求項2,6,8及び10の発明によれば、車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度をドライバに報知するため、事故の危険があることをより強くドライバに意識させることができる。
また、特に請求項3の発明によれば、事故が発生する可能性が比較的高い場合に危険度をドライバに報知する。このため、事故防止に効果的なタイミングで事故の危険があることをドライバに意識させることができる。
また、特に請求項4の発明によれば、様々な事故パターンのうちで発生時の状況が現時点の車両の状況に最も近似する事故パターンの合致度に基づく情報を、車両のドライバに報知することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.システム構成>
図1は、本実施の形態に係る情報報知システム100の概要を示す図である。情報報知システム100は、自動車などの車両8に情報を提供するための機関である情報提供センター7に設けられるサーバ装置1と、車両8に搭載される車載装置2,3とを備えている。サーバ装置1と車載装置2,3とはインターネットなどのネットワーク9を介して通信可能となっている。
<1−1.システム構成>
図1は、本実施の形態に係る情報報知システム100の概要を示す図である。情報報知システム100は、自動車などの車両8に情報を提供するための機関である情報提供センター7に設けられるサーバ装置1と、車両8に搭載される車載装置2,3とを備えている。サーバ装置1と車載装置2,3とはインターネットなどのネットワーク9を介して通信可能となっている。
車両8に搭載される車載装置2,3には2つの種類がある。車載装置2,3の一方は、車両8において取得された情報をサーバ装置1に送信するデータ送信装置2である。また、車載装置2,3の他方は、サーバ装置1から提供された情報を車両8のドライバ(ユーザ)に報知する情報表示装置3である。車両8においては、データ送信装置2及び情報表示装置3のうちの少なくとも1つが搭載される。すなわち、データ送信装置2及び情報表示装置3の双方を搭載する車両8がある一方で、データ送信装置2及び情報表示装置3のいずれかのみを搭載する車両8もある。
車両8に搭載されたデータ送信装置2は、当該車両8において事故とみなされるイベントが発生するとその発生時の状況を示す事故データをサーバ装置1に送信する。サーバ装置1は、複数の車両8から事故データを取得し、取得した事故データを蓄積する。以下、このサーバ装置1の処理を「データ蓄積処理」という。
そして、サーバ装置1は、蓄積された事故データに基づいて、同様の状況で発生した複数の事故を同一の事故パターンとして登録する。以下、このサーバ装置1の処理を「パターン登録処理」という。このパターン登録処理により、サーバ装置1には複数の事故パターンが登録される。
一方で、サーバ装置1は、通常の走行中の車両8の現時点の状況を示す走行データを、当該車両8の情報表示装置3から受信する。そして、サーバ装置1は、事故パターンと走行データとに基づいて、車両8の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出し、当該車両8の情報表示装置3に提供する。以下、このサーバ装置1の処理を「危険度提供処理」という。
このようにして提供された危険度は、情報表示装置3によって車両8のドライバに報知される。これにより、情報表示装置3が搭載された車両8のドライバは、車両8の現時点の状況において事故の危険がどの程度あるかを認識できることになる。以下、このような情報報知システム100の構成及び処理について詳細に説明する。
<1−2.サーバ装置の構成>
図2は、サーバ装置1の構成を示す図である。サーバ装置1は、CPU11、RAM12及びROM13を備えるコンピュータである。さらに、サーバ装置1は、ネットワーク9を介して通信を行う通信部14と、不揮発性の記憶装置であるハードディスク15とを備えている。サーバ装置1は、通信部14により、車両8に搭載されたデータ送信装置2及び情報表示装置3との間で各種情報の送受信を行うことが可能となる。
図2は、サーバ装置1の構成を示す図である。サーバ装置1は、CPU11、RAM12及びROM13を備えるコンピュータである。さらに、サーバ装置1は、ネットワーク9を介して通信を行う通信部14と、不揮発性の記憶装置であるハードディスク15とを備えている。サーバ装置1は、通信部14により、車両8に搭載されたデータ送信装置2及び情報表示装置3との間で各種情報の送受信を行うことが可能となる。
ハードディスク15には、各種のプログラムが記憶されている。このプログラムに従ってCPU11が演算処理を実行することにより、サーバ装置1として必要な各種機能が実現される。図2に示す、事故データ蓄積部11a、パターン登録部11b、合致度導出部11d、危険度導出部11e、及び、危険度送信部11fは、CPU11が演算処理を実行することにより実現される機能の一部である。
事故データ蓄積部11aは、データ蓄積処理に係る機能である。パターン登録部11bは、パターン登録処理に係る機能である。また、合致度導出部11d、危険度導出部11e、及び、危険度送信部11fは、危険度提供処理に係る機能である。これらの機能の詳細については後述する。
また、ハードディスク15には、事故データベース15aとパターンテーブル15bとが記憶されている。事故データベース15aには、複数の車両8から取得された事故データが蓄積される。一方、パターンテーブル15bには、事故データベース15aに蓄積された事故データに基づく複数の事故パターンに係る情報が含まれている。
<1−3.データ送信装置の構成>
図3は、データ送信装置2の構成を示す図である。データ送信装置2は、本体部200と、温度センサ210と、GPS受信部220とを備えている。本体部200は、車両8の車室内の適位置に配置される。一方で、温度センサ210とGPS受信部220とは、本体部200とは独立して車両8における適位置にそれぞれ配置される。温度センサ210及びGPS受信部220はそれぞれ、本体部200と通信ケーブルで接続されている。温度センサ210及びGPS受信部220のそれぞれで取得された情報は、通信ケーブルを介して本体部200に入力される。
図3は、データ送信装置2の構成を示す図である。データ送信装置2は、本体部200と、温度センサ210と、GPS受信部220とを備えている。本体部200は、車両8の車室内の適位置に配置される。一方で、温度センサ210とGPS受信部220とは、本体部200とは独立して車両8における適位置にそれぞれ配置される。温度センサ210及びGPS受信部220はそれぞれ、本体部200と通信ケーブルで接続されている。温度センサ210及びGPS受信部220のそれぞれで取得された情報は、通信ケーブルを介して本体部200に入力される。
温度センサ210は、例えば、車両8の車室外に設けられ、現時点の車両8の周辺の「気温」を摂氏(℃)で取得する。また、GPS受信部220は、例えば、車両8のダッシュボード上に設けられ、複数のGPS衛星からの信号を受信して現時点の車両の「位置」を緯度及び経度で取得する。
また、本体部200は、制御部20、通信部21、計時回路22、加速度センサ23、信号受信部24、及び、ハードディスク25を備えている。
通信部21は、WiMAXなどの無線通信技術を利用した通信機能を備えており、ネットワーク9を介して他の通信装置との間で通信を行う。データ送信装置2は、この通信部21により、サーバ装置1との間で各種情報の送受信を行うことが可能となる。
計時回路22は、現時点の「時刻」を時及び分で取得する。計時回路22は、内蔵電池を有し、外部から電力供給を受けなくとも作動して正確な時刻を計時する。
加速度センサ23は、車両8に加わる衝撃の大きさを示す加速度を検出する。加速度センサ23は、例えば、互いに直交する3軸あるいは2軸に応じた加速度の大きさを検出する。
信号受信部24は、車両8に設けられる車内LAN80と接続され、データ送信装置2以外の車両8に設けられた車載装置から出力される信号を車内LAN80を介して受信する。信号受信部24は、車速センサ81及びエアバッグ制御装置82から出力される信号を受信する。
車速センサ81は、車両8の車軸の回転数に基づいて車両8の速度に応じた信号を出力する。信号受信部24は、車速センサ81からの信号に基づいて、現時点の車両8の「速度」を時速(km/h)で取得する。
エアバッグ制御装置82は、車両8に衝撃が加わった場合にガスを発生させてエアバッグを展開させる。信号受信部24は、エアバッグ制御装置82から、エアバッグが展開したか否かを示すエアバッグ信号を取得する。
ハードディスク25は、不揮発性の記憶装置であり、地図データ25aを記憶している。地図データ25aにおいては、車両8が走行可能な道路に関する情報が含まれている。
また、制御部20は、CPU201、RAM202、及び、ROM203を備えるコンピュータであり、装置全体を制御する。データ送信装置2の各部を制御する機能は、ROM203に予め記憶されたファームウェアとしてのプログラムに従ってCPU201が演算処理を実行することにより実現される。図中に示す、データ取得部20a、イベント検出部20b及びデータ送信部20cは、CPU201が演算処理を実行することで実現される機能の一部である。
データ取得部20aは、車両8の現時点の状況を示す複数の要素データを取得するための制御を行う。この複数の要素データは、具体的には、GPS受信部220で取得される「位置」、計時回路22で取得される「時刻」、信号受信部24で取得される「速度」、温度センサ210で取得される「気温」、及び、「天候」である。このうち「天候」は、データ取得部20aがネットワーク9上にある所定の天候情報サーバから取得する。天候情報サーバは、現時点の各地の「天候」を記憶しており、緯度及び経度を含む要求信号に応答してその緯度及び経度が示す地点の「天候」を「晴れ」「曇り」「雨」及び「雪」のいずれかで返信するようになっている。データ取得部20aは、GPS受信部220で取得される「位置」を含む要求信号を、通信部21を介して天候情報サーバに送信することにより、現時点の車両8の周辺の「天候」を取得する。
イベント検出部20bは、事故とみなされる所定のイベントの発生を検出する。イベント検出部20bは、加速度センサ23で取得される加速度、信号受信部24で取得される「速度」、及び、加速度センサ23で取得されるエアバッグ信号に基づいて、イベントの発生を検出する。
また、データ送信部20cは、イベント検出部20bがイベントの発生を検出した場合に、その発生時の状況を示す事故データ(すなわち、イベントの発生時の直近に取得された複数の要素データ)を、通信部21を利用してサーバ装置1に送信する。
<1−4.情報表示装置の構成>
図4は、情報表示装置3の構成を示す図である。情報表示装置3は、例えば、ナビゲーション装置であり、本体部300と、温度センサ310と、GPS受信部320とを備えている。本体部300は、車両8の車室内の適位置に配置される。一方で、温度センサ310とGPS受信部320とは、本体部300とは独立して車両8における適位置にそれぞれ配置される。温度センサ310及びGPS受信部320はそれぞれ、本体部300と通信ケーブルで接続されている。温度センサ310及びGPS受信部320のそれぞれで取得された情報は、通信ケーブルを介して本体部300に入力される。
図4は、情報表示装置3の構成を示す図である。情報表示装置3は、例えば、ナビゲーション装置であり、本体部300と、温度センサ310と、GPS受信部320とを備えている。本体部300は、車両8の車室内の適位置に配置される。一方で、温度センサ310とGPS受信部320とは、本体部300とは独立して車両8における適位置にそれぞれ配置される。温度センサ310及びGPS受信部320はそれぞれ、本体部300と通信ケーブルで接続されている。温度センサ310及びGPS受信部320のそれぞれで取得された情報は、通信ケーブルを介して本体部300に入力される。
温度センサ310は、例えば、車両8の車室外に設けられ、現時点の車両8の周辺の「気温」を摂氏(℃)で取得する。また、GPS受信部320は、例えば、車両8のダッシュボード上に設けられ、複数のGPS衛星からの信号を受信して現時点の車両の「位置」を緯度及び経度で取得する。
また、本体部300は、制御部30、通信部31、ディスプレイ32、スピーカ33、操作部34、計時回路35、信号受信部36、ナビゲーション部37、及び、ハードディスク38を備えている。
通信部31は、WiMAXなどの無線通信技術を利用した通信機能を備えており、ネットワーク9を介して他の通信装置との間で通信を行う。情報表示装置3は、この通信部31により、サーバ装置1との間で各種情報の送受信を行うことが可能となる。
ディスプレイ32は、図形や文字などの情報を表示して車両8のドライバに情報を報知する。ディスプレイ32は、その画面がドライバから視認できるように配置される。また、スピーカ33は、各種の音声を出力して車両8のドライバに情報を報知する。操作部34は、ディスプレイ32の周囲に配置された複数のボタンを含み、車両8のドライバの操作を受け付ける。
計時回路35は、現時点の「時刻」を時及び分で取得する。計時回路35は、内蔵電池を有し、外部から電力供給を受けなくとも作動して正確な時刻を計時する。
信号受信部36は、車両8に設けられる車内LAN80と接続され、情報表示装置3以外の車両8に設けられた車載装置から出力される信号を車内LAN80を介して受信する。信号受信部36は、車速センサ81からの信号に基づいて、現時点の車両8の「速度」を時速(km/h)で取得する。
ナビゲーション部37は、地図表示やルート案内などのナビゲーション機能を実現する。情報表示装置3は、このナビゲーション部37を備えることにより、ナビゲーション装置として機能する。
ハードディスク38は、不揮発性の記憶装置であり、地図データ38aを記憶している。ナビゲーション部37は、この地図データ38aを利用して、ディスプレイ32に地図画像を表示させる。地図データ38aには、車両8が走行可能な道路に関する情報が含まれている。
また、制御部30は、CPU301、RAM302、及び、ROM303を備えるコンピュータであり、装置全体を制御する。データ送信装置2の各部を制御する機能は、ROM303に予め記憶されたファームウェアとしてのプログラムに従ってCPU301が演算処理を実行することにより実現される。図中に示す、データ取得部30a、危険度取得部30b及び危険度報知部30cは、CPU301が演算処理を実行することで実現される機能の一部である。
データ取得部30aは、車両8の現時点の状況を示す複数の要素データを取得するための制御を行う。この複数の要素データは、具体的には、GPS受信部320で取得される「位置」、計時回路35で取得される「時刻」、信号受信部36で取得される「速度」、温度センサ310で取得される「気温」、及び、「天候」である。このうち「天候」は、データ取得部30aがネットワーク9上にある天候情報サーバから取得する。データ取得部30aは、GPS受信部320で取得される「位置」を含む要求信号を、通信部31を介して天候情報サーバに送信することにより、現時点の車両8の周辺の「天候」を取得する。
危険度取得部30bは、車両8の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度をサーバ装置1から取得する。危険度取得部30bは、車両8の現時点の状況を示す走行データ(すなわち、現時点で取得された複数の要素データ)を、通信部31を介してサーバ装置1に送信する。サーバ装置1は、この走行データの受信に応答して危険度提供処理を実行して危険度を情報表示装置3に返信する。危険度取得部30bは、このようにしてサーバ装置1から返信された危険度を通信部31を介して取得する。
危険度報知部30cは、危険度取得部30bで取得された危険度を、ディスプレイ32を利用してドライバに報知する。
<1−5.データ蓄積処理>
次に、サーバ装置1が事故データを蓄積するデータ蓄積処理について説明する。図5は、データ送信装置2及びサーバ装置1の双方のデータ蓄積処理に係る処理の流れを示す図である。
次に、サーバ装置1が事故データを蓄積するデータ蓄積処理について説明する。図5は、データ送信装置2及びサーバ装置1の双方のデータ蓄積処理に係る処理の流れを示す図である。
データ送信装置2は、データ取得部20aの制御により、起動中は所定の周期(例えば、1秒周期)で、車両8の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する処理(ステップS11)を繰り返す。
取得する要素データは、具体的には、現時点の車両8の「位置」、現時点の「時刻」、現時点の車両8の「速度」、現時点の車両8の周辺の「気温」、及び、現時点の車両8の周辺の「天候」である。データ取得部20aは、取得したこれらの要素データをRAM202に記憶させる。
また、データ取得部20aは、要素データのうち、「位置」「時刻」「速度」及び「気温」に関しては、内容を抽象化してRAM202に記憶させる。すなわち、データ取得部20aは、要素データが示す具体的な内容を抽象化した概念に分類し、その分類した結果を要素データの内容としてRAM202に記憶させる。
より具体的には、データ取得部20aは、緯度及び経度で示される「位置」を、「高速道路」「一般国道」「一般道」及び「交差点」のいずれかの道路種別に分類し、その分類した結果を現時点の車両8の「位置」とする。データ取得部20aは、地図データ25aに含まれる道路の情報を参照することで、緯度及び経度で示される「位置」における道路種別を判定する。
また、データ取得部20aは、時・分で示される「時刻」を、「早朝(0:00-6:00)」「午前(6:00-12:00)」「午後(12:00-18:00)」及び「夜間(18:00-24:00)」のいずれかに分類し、その分類した結果を現時点の「時刻」とする。
また、データ取得部20aは、時速(km/h)で示される「速度」を、「停止(0km/h)」「低速(0km/h超−40km/h未満)」「中速(40km/h以上−80km/h未満)」及び「高速(80km/h以上)」のいずれかに分類し、その分類した結果を現時点の車両8の「速度」とする。
また、データ取得部20aは、摂氏(℃)で示される「気温」を、「氷点下(0℃未満)」「低温(0℃以上−15℃未満)」「適温(15℃以上−30℃未満)」「高温(30℃以上)」のいずれかに分類し、その分類した結果を現時点の車両8の周辺の「気温」とする。
このような処理の結果、要素データの「位置」は、「高速道路」「一般国道」「一般道」及び「交差点」の4つの概念のいずれかとなる。また同様に、「時刻」は「早朝」「午前」「午後」及び「夜間」の4つの概念のいずれかとなり、「速度」は「停止」「低速」「中速」及び「高速」の4つの概念のいずれかとなり、「気温」は「氷点下」「低温」「適温」及び「高温」の4つの概念のいずれかとなる。また、「天候」は「晴れ」「曇り」「雨」及び「雪」の4つの概念のいずれかとなる。
すなわち、5つの要素データ(「位置」「時刻」「速度」「気温」及び「天候」)はそれぞれ、抽象化した4つの概念のいずれかで示されることになる。したがって、車両8の現時点の状況は、1024(4の5乗)通りある要素データの組合せパターンのいずれかで示されることになる。
また、このようにデータ取得部20aの制御により要素データが周期的に取得される一方で、イベント検出部20bの制御により、事故とみなされる所定のイベントが発生したか否かが監視される(ステップS12)。イベント検出部20bが、所定のイベントが発生したと判断する条件は、下記の条件(A)〜(C)のいずれかである。
(A)加速度センサ23において所定以上の加速度が所定時間以上継続して検出された場合。例えば、0.40G以上の加速度が100ミリ秒以上継続して検出された場合。
(B)信号受信部24が取得した「速度」の所定期間内の低下量が閾値以上となった場合。例えば、60km/h以上での走行中において1秒間の減速が14km/h以上となった場合。
(C)信号受信部24が取得したエアバッグ信号がエアバッグが展開したことを示す場合。
いずれかのイベントが発生した場合は(ステップS12にてYes)、データ送信部20cが直近に取得されてRAM202に記憶された複数の要素データを読み出す。そして、データ送信部20cは、読み出した複数の要素データを事故の発生時の状況を示す事故データとして、通信部21を利用してサーバ装置1に送信する(ステップS13)。
このようにして送信された事故データは、サーバ装置1の通信部14によって受信される(ステップS21)。サーバ装置1の事故データ蓄積部11aは、この事故データの受信に応答して、当該事故データにユニークな「事故ID」を付与する。そして、事故データ蓄積部11aは、当該事故データを事故データベース15aに記録する(ステップS22)。
図6は、事故データベース15aの一例を示す図である。事故データベース15aは、複数のレコードRaを有しており、各レコードRaは一の事故に係る事故データを示している。各レコードRaにおいては、事故を識別するための「事故ID」と、当該事故の発生時の状況を示す要素データ(すなわち「位置」「時刻」「速度」「気温」及び「天候」)とが対応付けられている。このような事故データベース15aのレコードRaは、データ送信装置2から事故データを受信するごと(すなわち、車両8において事故が発生するごと)に追加される。
<1−6.パターン登録処理>
次に、サーバ装置1が事故パターンを登録するパターン登録処理について説明する。図7は、サーバ装置1のパターン登録処理の流れを示す図である。このパターン登録処理は、所定の周期(例えば、1日周期)でパターン登録部11bによって実行される。
次に、サーバ装置1が事故パターンを登録するパターン登録処理について説明する。図7は、サーバ装置1のパターン登録処理の流れを示す図である。このパターン登録処理は、所定の周期(例えば、1日周期)でパターン登録部11bによって実行される。
まず、パターン登録部11bは、事故データベース15aにおいて複数の要素データが一致するレコード同士をグループ化する。具体的には、パターン登録部11bは、事故データベース15aに登録されている複数のレコードRaを、要素データ(「位置」「時刻」「速度」「気温」及び「天候」)をキーにソートする。これにより、要素データが一致するレコード同士が隣接するため、パターン登録部11bは、5つの要素データが完全に一致する複数のレコードRaを同一のグループに設定する(ステップS31)。
例えば、図6に示す事故データベース15aにおいては、レコードR1,R3,R4については5つの要素データが完全に一致するため、同一のグループとされる。同様に、レコードR2,R5については5つの要素データが完全に一致するため、同一のグループとされる。
次に、パターン登録部11bは、ステップS31で設定された各グループを参照し、グループに含まれるレコードRaの数が閾値(例えば、2)を超えるグループを特定する。そして、パターン登録部11bは、特定したグループに係る複数の事故(すなわち、発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故)を同一の事故パターンとし、それらの事故に共通する5つ要素データをパターンテーブル15bに登録する(ステップS32)。
図8は、パターンテーブル15bの一例を示す図である。パターンテーブル15bは、複数のレコードRbを有しており、各レコードRbは一の事故パターンに係る情報を示している。すなわち、パターンテーブル15bにおいては、複数の事故パターンが登録されている。
各レコードRbにおいては、事故パターンを識別するための「パターンID」と、当該事故パターンの5つの要素データ(すなわち「位置」「時刻」「速度」「気温」及び「天候」)とが対応付けられている。さらに、各レコードRbにおいては、当該事故パターンの事故が過去に発生した件数を示す「発生件数」が登録されている。この「発生件数」は、事故データベース15aに登録されている当該事故パターンの事故のレコードRaの数に相当する。
<1−7.危険度提供処理>
次に、サーバ装置1が危険度を導出して情報表示装置3に提供する危険度提供処理について説明する。図9は、情報表示装置3及びサーバ装置1の双方の危険度提供処理に係る処理の流れを示す図である。
次に、サーバ装置1が危険度を導出して情報表示装置3に提供する危険度提供処理について説明する。図9は、情報表示装置3及びサーバ装置1の双方の危険度提供処理に係る処理の流れを示す図である。
情報表示装置3は起動中において、ナビゲーション部37の機能により、情報表示装置3が搭載された車両8の位置を含む地図画像をディスプレイ32に表示する。これにより、車両8の走行中における該車両8の位置(自車の位置)がドライバに案内される。その一方で、情報表示装置3は、図9の左側に示す処理を所定の周期(例えば、10秒周期)で実行する。
まず、データ取得部30aの制御により、車両8の現時点の状況を示す複数の要素データが取得される(ステップS41)。取得される要素データは、具体的には、現時点の車両8の「位置」、現時点の「時刻」、現時点の車両8の「速度」、現時点の車両8の周辺の「気温」、及び、現時点の車両8の周辺の「天候」である。データ取得部30aは、取得したこれらの要素データをRAM302に記憶させる。
また、データ取得部30aは、要素データのうち、「位置」「時刻」「速度」及び「気温」に関しては、内容を抽象化してRAM302に記憶させる。すなわち、データ取得部30aは、要素データが示す具体的な内容を抽象化した概念に分類し、その分類した結果を要素データの内容としてRAM302に記憶させる。この抽象化の手法は、図5のステップS11と同様である。
これにより、要素データの「位置」は、「高速道路」「一般国道」「一般道」及び「交差点」の4つの概念のいずれかとなる。また同様に、「時刻」は「早朝」「午前」「午後」及び「夜間」の4つの概念のいずれかとなり、「速度」は「停止」「低速」「中速」及び「高速」の4つの概念のいずれかとなり、「気温」は「氷点下」「低温」「適温」及び「高温」の4つの概念のいずれかとなり、「天候」は「晴れ」「曇り」「雨」及び「雪」の4つの概念のいずれかとなる。
次に、危険度取得部30bが、RAM302に記憶された複数の要素データを読み出す。そして、危険度取得部30bは、読み出した複数の要素データを現時点の車両8の状況を示す走行データとして、通信部31を利用してサーバ装置1に送信する(ステップS42)。
このようにして送信された走行データは、サーバ装置1の通信部14によって受信される(ステップS51)。サーバ装置1の合致度導出部11dは、この走行データの受信に応答して、車両8の現時点の状況と、事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する。
具体的には、合致度導出部11dは、まず、パターンテーブル15bにおいて合致度の導出対象となる一のレコードRbの事故パターンの5つの要素データを取得する。そして、合致度導出部11dは、受信した走行データの5つの要素データと、事故パターンの5つの要素データとを比較し、対応する要素データ同士が一致するか否かを判定する。この比較結果に基づいて、合致度導出部11dは合致度APを導出する。この合致度APは、次の式(1)に示すように5つの加算値P1〜P5の合計値として導出される。
AP = P1 + P2 + P3 + P4 + P5 …(1)
式(1)において、P1は「位置」が一致した場合に合致度APに加算される加算値である。また、P2は「時刻」が一致した場合に合致度APに加算される加算値であり、P3は「速度」が一致した場合に合致度APに加算される加算値であり、P4は「気温」が一致した場合に合致度APに加算される加算値であり、P5は「天候」が一致した場合に合致度APに加算される加算値である。これらの加算値P1〜P5は、対応する要素データの重要度に応じて異なっている。すなわち、要素データと事故との関係性が高いほど、その要素データが一致した場合に合致度APに加算する加算値は高くなる。
式(1)において、P1は「位置」が一致した場合に合致度APに加算される加算値である。また、P2は「時刻」が一致した場合に合致度APに加算される加算値であり、P3は「速度」が一致した場合に合致度APに加算される加算値であり、P4は「気温」が一致した場合に合致度APに加算される加算値であり、P5は「天候」が一致した場合に合致度APに加算される加算値である。これらの加算値P1〜P5は、対応する要素データの重要度に応じて異なっている。すなわち、要素データと事故との関係性が高いほど、その要素データが一致した場合に合致度APに加算する加算値は高くなる。
本実施の形態では、例えば、「位置」の加算値P1は「3」、「時刻」の加算値P2は「3」、「速度」の加算値P3は「2」、「気温」の加算値P4は「1」、「天候」の加算値P5は「1」となっている。したがって、5つの要素データが完全に一致した場合は、合致度APは「10」となる。
合致度導出部11dは、このような合致度APの導出を、パターンテーブル15bのレコードRbごと(すなわち、事故パターンごと)に実行する(ステップS52)。これにより、パターンテーブル15bに登録された全ての事故パターンの合致度APが導出される。
次に、導出された合致度APに基づいて、危険度導出部11eが、パターンテーブル15bに登録された全ての事故パターンのうち、最も合致度APが高い一の事故パターンを選択する(ステップS53)。これにより、発生時の状況が、車両8の現時点の状況に最も近似する事故パターンが選択される。
次に、危険度導出部11eは、選択した事故パターン(以下、「選択パターン」という。)の合致度APに基づいて、車両8の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する(ステップS54)。
具体的にはまず、危険度導出部11eは、パターンテーブル15bを参照し、選択パターンの事故が過去に発生した件数を示す「発生件数」を取得する。そして、危険度導出部11eは、取得した発生件数Nと、過去に発生した全ての事故の合計数Tとに基づいて、選択パターンの事故の発生割合Rを、次の式(2)によって導出する。事故の合計数Tは、事故データベース15aに登録されているレコードRaの数が用いられる。
R = N / T …(2)
次に、危険度導出部11eは、選択パターンの合致度APと、選択パターンの事故の発生割合Rとに基づいて、危険度RPを次の式(3)によって導出する。
次に、危険度導出部11eは、選択パターンの合致度APと、選択パターンの事故の発生割合Rとに基づいて、危険度RPを次の式(3)によって導出する。
RP = AP × R × α …(3)
式(3)においてαは所定の係数であり、危険度RPを例えば所定の桁数(例えば、1桁)の数字にするために用いられる。また、危険度RPは、四捨五入などによって端数処理がなされる。
式(3)においてαは所定の係数であり、危険度RPを例えば所定の桁数(例えば、1桁)の数字にするために用いられる。また、危険度RPは、四捨五入などによって端数処理がなされる。
このようにして危険度が導出されると、危険度送信部11fが、導出された危険度を、走行データの送信元の情報表示装置3に対して通信部14を介して送信する(ステップS55)。
送信された危険度は、情報表示装置3の通信部31によって受信される(ステップS43)。これにより、危険度取得部30bは、車両8の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を取得する。
危険度が取得されると、次に、危険度報知部30cが、危険度が所定の閾値(例えば、3)を超えるか否かを判定する(ステップS44)。そして、危険度が所定の閾値を超える場合は、危険度報知部30cは、図10に示すように、危険度をディスプレイ32に表示して危険度をドライバに報知する(ステップS45)。図10においては、通常表示される地図画像Mに対して重ねて表示されるダイアログDに危険度が示されている。また、このような表示と併せて、危険度を示す警告音や音声(例えば「危険度7です。注意して走行してください。」)などをスピーカ33から出力して、危険度をドライバに報知するようにしてもよい。
このように危険度が報知されることから、ドライバは、車両8の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を認識することができる。その結果、ドライバは、事故の危険があることを強く意識して運転することができ、事故の発生を有効に防止できる。
以上説明したように、本実施の形態に係る情報報知システム100においては、サーバ装置1が、事故パターンの事故の発生時の状況を示す複数の要素データを記憶している。そして、車両8の情報表示装置3が、車両8の現時点の状況を示す複数の要素データをサーバ装置1に送信する。これに応答して、サーバ装置1が、車両8の現時点の状況と事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出し、その合致度に基づく情報(すなわち、危険度)を情報表示装置3に送信する。そして、情報表示装置3は、この合致度に基づく情報を車両8のドライバに報知する。したがって、車両8の現時点の状況に応じて異なる情報をドライバに報知できるため、事故の危険があることをドライバに意識させることができる。
また、車両8の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度である危険度をドライバに報知するため、事故の危険があることをより強くドライバに意識させることができる。
また、危険度が閾値を超える場合、すなわち、事故が発生する可能性が比較的高い場合に、危険度をドライバに報知する。このため、事故防止に効果的なタイミングで事故の危険があることをドライバに意識させることができる。
また、複数の事故パターンのうち合致度が最も高い事故パターン(すなわち、様々な事故パターンのうちで発生時の状況が現時点の車両8の状況に最も近似する事故パターン)に係る危険度がドライバに報知される。このため、車両8の現時点の状況に最も合致した情報をドライバに報知することができる。
<2.第2の実施の形態>
上記第1の実施の形態では、サーバ装置1において合致度及び危険度を導出して、車両8に搭載される情報表示装置3に提供していた。これに対して、車両8の情報表示装置の単体で合致度及び危険度を導出することも可能である。第2の実施の形態では、このように情報表示装置が合致度及び危険度を導出し、その導出した危険度をドライバを提供するようになっている。
上記第1の実施の形態では、サーバ装置1において合致度及び危険度を導出して、車両8に搭載される情報表示装置3に提供していた。これに対して、車両8の情報表示装置の単体で合致度及び危険度を導出することも可能である。第2の実施の形態では、このように情報表示装置が合致度及び危険度を導出し、その導出した危険度をドライバを提供するようになっている。
図11は、第2の実施の形態の情報表示装置3aの構成を示す図である。第2の実施の形態の情報表示装置3aの構成は、図4に示す第1の実施の形態の情報表示装置3とほぼ同様であるが、一部が相違している。具体的には、情報表示装置3aは、通信部31を備えておらず、ネットワーク9を介した通信機能を有していない。一方で、情報表示装置3aは、可搬性の記録媒体であるメモリカード90に関するデータの読み取り、及び、データの書き込みが可能なカードスロット39を備えている。
また、情報表示装置3aのハードディスク38には、地図データ38aとともに、パターンテーブル38bが記憶されている。このパターンテーブル38bは、第1の実施の形態においてサーバ装置1のハードディスク15に記憶されていたパターンテーブル15bと同様の情報であり、複数の事故パターンそれぞれの複数の要素データを含んでいる。情報表示装置3aは、パターンテーブル38bを記憶したメモリカード90をカードスロット39によって読み取ることで、このパターンテーブル38bを取得する。パターンテーブル38bは、例えば、インターネットを利用したダウンロードサービスなどによって情報提供事業者から提供される。
情報表示装置3aは、CPU301が演算処理を実行することで実現される機能として、データ取得部30a、合致度導出部30d、危険度導出部30e、及び、危険度報知部30cを備えている。このうち、データ取得部30a及び危険度報知部30cは、第1の実施の形態において情報表示装置3が備えていたデータ取得部30a及び危険度報知部30cと同様の機能である。一方、合致度導出部30d及び危険度導出部30eは、第1の実施の形態においてサーバ装置1が備えていた合致度導出部11d及び危険度導出部11eと同様の機能である。
図12は、危険度をドライバに報知する情報表示装置3aの処理の流れを示す図である。本実施の形態においても、情報表示装置3aは起動中において、ナビゲーション部37の機能により、情報表示装置3aが搭載された車両8の位置を含む地図画像をディスプレイ32に表示する。その一方で、情報表示装置3aは、図12に示す処理を所定の周期(例えば、10秒周期)で実行する。
まず、データ取得部30aの制御により、車両8の現時点の状況を示す複数の要素データが取得される(ステップS61)。取得される要素データは、具体的には、現時点の車両8の「位置」、現時点の「時刻」、現時点の車両8の「速度」、現時点の車両8の周辺の「気温」、及び、現時点の車両8の周辺の「天候」である。データ取得部30aは、取得したこれらの要素データを、図9のステップS41と同様にしてその内容を抽象化してから、RAM302に記憶させる。
次に、合致度導出部30dが、RAM302に記憶された複数の要素データを読み出す。そして、合致度導出部30dは、読み出した複数の要素データとパターンテーブル38bとに基づいて、車両8の現時点の状況と事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する(ステップS62)。この合致度を導出する手法は、図9のステップS52と同様である。これにより、パターンテーブル38bに登録された全ての事故パターンの合致度APが導出される。
次に、導出された合致度に基づいて、危険度導出部30eが、パターンテーブル38bに登録された全ての事故パターンのうち、最も合致度APが高い一の事故パターンを選択する(ステップS63)。これにより、発生時の状況が、車両8の現時点の状況に最も近似する事故パターンが選択される。
次に、危険度導出部30eは、選択した事故パターンの合致度APに基づいて、車両8の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する(ステップS64)。この危険度を導出する手法は、図9のステップS54と同様である。なお、事故パターンの事故の発生割合Rを導出するために必要な事故の合計数Tについては、パターンテーブル38bとともにハードディスク38に予め記憶しておけばよい。
危険度が導出されると、次に、危険度報知部30cが、危険度が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS65)。そして、危険度が所定の閾値を超える場合は、危険度報知部30cは、危険度をディスプレイ32に表示して危険度をドライバに報知する(ステップS66)。
以上のように、第2の実施の形態の情報表示装置3aでは、サーバ装置1と通信を行わなくとも装置単体で危険度を導出して危険度をドライバに報知することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記第1の実施の形態では、車両8で取得された複数の要素データを車載装置2,3において抽象化していたが、サーバ装置1において抽象化するようにしてもよい。また、この場合は、事故データベース15aに登録されるレコードの数によって抽象化の程度を変更してもよい。すなわち、事故データベース15aに登録されるレコードの数が多いほど、要素データの内容をより具体的な概念にするようにしてもよい。
また、上記第1の実施の形態では、危険度が閾値を超えるか否かを情報表示装置3において判定していたが、サーバ装置1において判定するようにしてもよい。また、この場合、危険度が閾値を超える場合のみ危険度を情報表示装置3に送信するようにしてもよい。
また、上記第1の実施の形態では、データ送信装置2と情報表示装置3とは別装置であると説明したが、これらは一体化されていてもよい。このように一体化する場合、通信部、計時回路、信号受信部、温度センサ、GPS受信部などの共通する処理部は、一つの処理部でデータ送信装置2の機能と情報表示装置3の機能とに兼用できる。
また、上記第2の実施の形態では、パターンテーブル38bをメモリカード90から読み取ることで取得すると説明したが、ネットワーク9を介して所定のサーバからダウンロードすることによって取得するようにしてもよい。
また、上記実施の形態において複数の要素データとした具体的なデータ(「位置」「時刻」「速度」「気温」及び「天候」)は一例であり、事故の発生時の状況や車両8の現時点の状況を示す複数の要素データの一部あるいは全部に他のデータを採用してもよい。例えば、車両8のドライバの眠気の程度を示す「眠気度」を要素データとして採用してもよい。この「眠気度」は、例えば、ドライバの心拍数などの生体情報に基づいて判断することができる。心拍数は、ドライバが手を触れるハンドルに配置される心拍センサによって取得できる。また、ドライバが脇見をしている程度を示す「脇見度」を要素データとして採用してもよい。この「脇見度」は、ドライバを撮影するカメラで得られる撮影画像からドライバの顔及び目の位置をパターンマッチング等で抽出し、ドライバの視線の向きを判断することにより取得できる。
また、上記実施の形態では、危険度がドライバに報知されていたが、合致度がドライバに報知されるようにしてもよい。また、合致度と危険度との双方がドライバに報知されるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、最も合致度が高くなる事故パターンの危険度のみを導出するようにしていた。これに対して、全ての事故パターンに関して危険度を導出し、最も高い危険度をドライバに報知するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。
1 サーバ装置
2 データ送信装置
3 情報表示装置
11d 合致度導出部
11e 危険度導出部
11f 危険度送信部
15a 事故データベース
15b パターンテーブル
30a データ取得部
30c 危険度報知部
32 ディスプレイ
2 データ送信装置
3 情報表示装置
11d 合致度導出部
11e 危険度導出部
11f 危険度送信部
15a 事故データベース
15b パターンテーブル
30a データ取得部
30c 危険度報知部
32 ディスプレイ
Claims (10)
- 車両のドライバに情報を報知する情報報知システムであって、
車両に搭載される車載装置と、
前記車載装置に情報を提供するサーバ装置と、
を備え、
前記サーバ装置は、
発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故を同一の事故パターンとし、前記事故パターンの前記複数の要素データを記憶する記憶手段と、
前記車両から、該車両の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する取得手段と、
前記取得手段に取得された複数の要素データと前記記憶手段に記憶された前記事故パターンの複数の要素データとを比較して、前記車両の現時点の状況と前記事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する第1導出手段と、
前記合致度に基づく情報を前記車載装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記車載装置は、
前記合致度に基づく情報を前記ドライバに報知する報知手段、
を備えることを特徴とする情報報知システム。 - 請求項1に記載の情報報知システムにおいて、
前記サーバ装置は、
前記合致度と、前記事故パターンの事故の発生割合とに基づいて、前記車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する第2導出手段、
をさらに備え、
前記送信手段は、前記危険度を前記車載装置に送信し、
前記報知手段は、前記危険度を前記ドライバに報知することを特徴とする情報報知システム。 - 請求項2に記載の情報報知システムにおいて、
前記報知手段は、前記危険度が閾値を超える場合に前記危険度を前記ドライバに報知することを特徴とする情報報知システム。 - 請求項1に記載の情報報知システムにおいて、
前記記憶手段は、複数の事故パターンのそれぞれの前記複数の要素データを記憶しており、
前記第1導出手段は、前記複数の事故パターンのそれぞれに関して前記合致度を導出し、
前記送信手段は、前記複数の事故パターンのうち前記合致度が最も高い事故パターンの前記合致度に基づく情報を送信することを特徴とする情報報知システム。 - 車両に情報を提供するサーバ装置であって、
発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故を同一の事故パターンとし、前記事故パターンの前記複数の要素データを記憶する記憶手段と、
前記車両から、該車両の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する取得手段と、
前記取得手段に取得された複数の要素データと前記記憶手段に記憶された前記事故パターンの複数の要素データとを比較して、前記車両の現時点の状況と前記事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する第1導出手段と、
前記合致度に基づく情報を前記車両に搭載された車載装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 請求項5に記載のサーバ装置において、
前記合致度と、前記事故パターンの事故の発生割合とに基づいて、前記車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する第2導出手段、
をさらに備え、
前記送信手段は、前記危険度を前記車載装置に送信することを特徴とするサーバ装置。 - 車両に搭載され、車両のドライバに情報を報知する車載装置であって、
発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故を同一の事故パターンとし、前記事故パターンの前記複数の要素データを記憶する記憶手段と、
前記車両の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する取得手段と、
前記取得手段に取得された複数の要素データと前記記憶手段に記憶された前記事故パターンの複数の要素データとを比較して、前記車両の現時点の状況と前記事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する第1導出手段と、
前記合致度に基づく情報を前記ドライバに報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする車載装置。 - 請求項7に記載の車載装置において、
前記合致度と、前記事故パターンの事故の発生割合とに基づいて、前記車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する第2導出手段、
をさらに備え、
前記報知手段は、前記危険度を前記ドライバに報知することを特徴とする車載装置。 - 車両のドライバに情報を報知する情報報知方法であって、
(a)前記車両の現時点の状況を示す複数の要素データを取得する工程と、
(b)発生時の状況を示す複数の要素データが一致する複数の事故を同一の事故パターンとし前記事故パターンの前記複数の要素データを記憶する記憶手段に記憶された前記事故パターンの複数の要素データと、前記工程(a)で取得された複数の要素データとを比較して、前記車両の現時点の状況と前記事故パターンの事故の発生時の状況との近似の程度を示す合致度を導出する工程と、
(c)前記合致度に基づく情報を前記ドライバに報知する工程と、
を備えることを特徴とする情報報知方法。 - 請求項9に記載の情報報知方法において、
(d)前記合致度と、前記事故パターンの事故の発生割合とに基づいて、前記車両の現時点の状況において事故が発生する可能性の程度を示す危険度を導出する工程、
をさらに備え、
前記工程(c)は、前記危険度を前記ドライバに報知することを特徴とする情報報知方法。
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- 2010-12-03 JP JP2010270324A patent/JP2012118915A/ja not_active Withdrawn
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