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JP2012080649A - モータ駆動回路 - Google Patents

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JP2012080649A
JP2012080649A JP2010222544A JP2010222544A JP2012080649A JP 2012080649 A JP2012080649 A JP 2012080649A JP 2010222544 A JP2010222544 A JP 2010222544A JP 2010222544 A JP2010222544 A JP 2010222544A JP 2012080649 A JP2012080649 A JP 2012080649A
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Takahiro Sakaguchi
隆裕 坂口
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Abstract

【課題】位置センサの検出信号が変動しても、単相ブラシレスDCモータを安定して駆動可能とする。
【解決手段】モータ駆動回路11は、インバータ回路12と、位置センサ6と、外部から供給される速度指令信号と位置検出信号とに基づいてインバータ回路12を制御する制御部13と、を備える。制御部13は、マグネットロータが直前に1回転した時間間隔を単相ブラシレスDCモータの磁極数で割って得られる平均時間に基づいて位相が決定される位置信号を生成する位置推定部14と、位置信号のゼロクロス点の間の時間間隔を所定周期でカウントして、マグネットロータの1回転分の時間に対応するカウント値を出力するカウンタ部15と、速度指令信号およびカウント値に基づいて、位置信号に同期した変調信号を生成する出力波形生成部16と、変調信号を、インバータ回路を制御するためのPWM信号に変換するPWM生成部17と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、単相ブラシレスDCモータを駆動するモータ駆動回路に関する。
単相ブラシレスDCモータの駆動方法として、マグネットロータの磁極位置を1個のホール素子で検出し、その検出結果に同期させて単相コイルに通電する電流の向きを切り替えてロータマグネットを回転させる技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、三相ブラシレスDCモータの駆動方法として、ホールICで検出した位置信号と外部からの速度指令信号とに基づいてインバータ制御用のPWM信号を生成する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−140897号公報 特開2005−124367号公報
特許文献1のように、ホール素子で検出したホール信号をそのまま増幅して単相コイル通電用の駆動信号として用いる場合、ホール信号の周期と振幅の変動により、モータの回転が不安定になったり、騒音が発生するおそれがある。このようなホール信号の変動は、マグネットロータの磁束量の偏り、ホール素子とマグネットロータ面との距離の変動、ホール信号のゼロクロス近傍でのノイズ等を原因として起こりえる。
一方、特許文献2では、ホールICで検出した所定時刻での位置信号を、時間的に一つ手前の位置信号と比較して、両者の時間(周波数)の差により、電気角60°ごとにリセットするか、電気角360°ごとにリセットするかを決定している。この場合も、上述した要因により、位置信号自体が変動してしまう可能性があり、回転が不安定になったり、騒音が発生したりする。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、位置センサの検出信号が変動しても、単相ブラシレスDCモータを安定して駆動可能なモータ駆動回路を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、単相ブラシレスDCモータのコイルに駆動電流を供給するインバータ回路と、
前記単相ブラシレスDCモータのマグネットロータの磁極位置を検出して位置検出信号を出力する位置センサと、
前記単相ブラシレスDCモータの回転速度を指令するための外部から供給される速度指令信号と、前記位置検出信号と、に基づいて、前記インバータ回路を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記マグネットロータが直前に1回転した時間間隔を前記単相ブラシレスDCモータの磁極数で割って得られる平均時間に基づいて位相が決定される位置信号を生成する位置推定部と、
前記位置信号のゼロクロス点の間の時間間隔を所定周期でカウントして、前記マグネットロータの1回転分の時間に対応するカウント値を出力するカウンタ部と、
前記速度指令信号および前記カウント値に基づいて、前記位置信号に同期した変調信号を生成する出力波形生成部と、
前記変調信号を、前記インバータ回路を制御するためのPWM信号に変換するPWM生成部と、を有することを特徴とするモータ駆動回路が提供される。
本発明によれば、位置センサの検出信号が変動しても、単相ブラシレスDCモータを安定して駆動することができる。
本発明の第1の実施形態に係るモータ駆動回路11の概略構成を示すブロック図。 単相ブラシレスDCモータ1の構造を示す図。 (a)は位置センサ6で検出した位置検出信号の信号波形図、(b)は第1の実施形態における出力波形生成部16で生成した変調信号の信号波形図。 変調信号生成テーブルから出力された振幅値を用いて変調信号を生成する様子を示す図。 PWM信号の一例を示す図。 (a)は図3(a)と同様に位置センサ6で検出した位置検出信号の信号波形図、(b)は第2の実施形態における出力波形生成部16で生成した変調信号の信号波形図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るモータ駆動回路11の概略構成を示すブロック図、図2は単相ブラシレスDCモータ1の構造を示す図である。図2に示すように、単相ブラシレスDCモータ(以下、単にモータと呼ぶ)1は、ステータコア2の周囲に4つの磁極3を有するマグネットロータ4を配置した構造である。マグネットロータ4は、中心軸の回りに回動自在とされている。4つの磁極3はいずれも永久磁石であり、その磁化方向は、中心軸から径方向に向かう方向である。マグネットロータ4の外周側には磁気ヨーク5が配置されているが、この磁気ヨーク5は省略してもよい。
マグネットロータ4の内周面の近くに位置センサ6が設けられている。この位置センサ6は、例えば磁気センサ(ホール素子)であり、マグネットロータ4が回転したときに、磁極3の境界位置を検出して位置検出信号(ホール信号)を出力する。ステータコア2には、コイル7が巻回されている。このコイル7に流れる電流の向きを制御することで、マグネットロータ4の回転方向を切り替えることができる。
図1のモータ駆動回路11は、モータ1のコイルに駆動電流を供給するインバータ回路12と、インバータ回路12を制御する制御部13とを備えている。
インバータ回路12は、電源端子Vccと接地端子間に直列に接続されたトランジスタQ1,Q2と、同じく電源端子Vccと接地端子間に直列に接続されたトランジスタQ3,Q4とを有する。すなわち、トランジスタQ1,Q2は、トランジスタQ3,Q4と並列に接続されている。
トランジスタQ1,Q2の中間ノードはモータ1のコイルの一端に接続され、トランジスタQ3,Q4の中間ノードはコイルの他端に接続されている。トランジスタQ1とQ4は同タイミングで同方向にオン・オフし、トランジスタQ2とQ3も同タイミングで同方向にオン・オフする。具体的には、トランジスタQ1とQ4がオンするときはトランジスタQ2とQ3はオフする。このとき、図1の実線矢印の向きに電流Idが流れる。また、トランジスタQ1とQ4がオフするときはトランジスタQ2とQ3はオンする。このとき、図1の破線矢印の向きに電流Idが流れる。
このように、インバータ回路12は、ステータコア2に対向しているマグネットロータ4の磁極3がN極かS極かによって、コイルに流れる電流の向きを切り替えて、これにより、マグネットロータ4を同一方向に回転駆動する。
制御部13は、位置推定部14と、カウンタ部15と、出力波形生成部16と、PWM生成部17とを有する。
位置推定部14は、マグネットロータ4が直前に1回転した時間間隔をモータ1の磁極数で割って得られる平均時間に基づいて位相が決定される位置信号を生成する。
位置推定部14を設けた理由は、位置検出信号のゼロクロス近傍でのノイズやマグネットロータ4の磁束量の偏り等により位置センサ6が検出する位置検出信号の周期が変動するためであり、本実施形態では、位置推定部14により平均化処理を行って、周期のばらつきを抑制した位置信号を生成する。
位置信号は、マグネットロータ4が1回転する時間間隔T1をモータ1の磁極数Nで割って得られる平均時間T1/Nを、モータ1の電気角で180°位相分とする信号である。
カウンタ部15は、位置信号のゼロクロス点の間の時間間隔を所定周期でカウントして、マグネットロータ4の1回転分の時間に対応するカウント値を出力する。
出力波形生成部16は、速度指令信号とカウント値に基づいて、位置信号に同期した変調信号を生成する。この変調信号を、PWM生成部17はインバータ回路12を制御するためのPWM信号に変換する。
図3(a)は位置センサ6で検出した位置検出信号の信号波形図、図3(b)は第1の実施形態における出力波形生成部16で生成した変調信号の信号波形図である。位置検出信号は、上述したように、マグネットロータ4の磁束量の偏り、位置センサ6とマグネットロータ面との距離の変動、位置検出信号のゼロクロス近傍でのノイズ等の影響により、振幅および周波数が必ずしも一定にならず、その結果、ゼロクロス点のタイミングも、理想的な正弦波信号のゼロクロス点のタイミングからずれてしまう。
本実施形態のモータ1は、図3に示すように、マグネットロータ4が4つの磁極3を有するため、マグネットロータ4が1回転する間に、位置センサ6は4回ゼロクロス点を通過する。すなわち、位置検出信号の2周期分がマグネットロータ4の1回転分に相当する。図3(a)では、位置検出信号のゼロクロス点の間の時間間隔をt11,t12,t13,t14で表し、マグネットロータ4の1周期をT1としている。図示のように、t11〜t14を合算した時間がT1に一致する。
すなわち、t11〜t14のそれぞれは、位置検出信号の1/4周期であるが、これらは、上述した理由により、必ずしも一定ではない。そこで、位置推定部14は、これらt11〜t14を足し合わせた時間を磁極数で割ることで、位置検出信号のばらつきを平均化した1/4周期を求める。この平均化した1/4周期が位置信号の1/4周期となる。
位置検出信号の1/4周期は、電気角180°であることから、マグネットロータ4の1回転の電気角は、180°×4=720°になる。
以下では、図3(a)の時間間隔t1での位置信号の生成方法について説明する。ここで、位置信号の周波数は、位置検出信号の周波数と同じとする。
時間間隔t1は、時間間隔t1よりも前に位置する時間間隔t11〜t14のそれぞれを合算した時間を磁極数N(本実施形態ではN=4)で割った値とする。すなわち、t1=(t11+t12+t13+t14)/4である。
時間間隔t1は、位置推定部14で生成される位置信号の時刻taから始まる1/4周期の長さになる。時刻taは、時間間隔t4の1/4周期後の時刻である。
このように、本実施形態では、ある時刻taから始まる位置信号の1/4周期の長さt1を、時刻taより前の時間間隔t11〜t14の位置検出信号の平均値を用いて決定する。この平均値はすなわち、時間間隔t11〜t14の間のマグネットロータ4の1回転分の周期長を磁極数で割った値に等しい。尚、本実施形態では、時刻taより1/4周期前までのマグネットロータ4の1回転分の周期長に相当する時間間隔t11〜t14の平均値を利用している。
同様に、位置信号の次の1/4周期(時刻tbから始まる1/4周期)の長さt2は、時間間隔t12〜t15を合算した時間を磁極数N=4で割った値とする。すなわち、t2=(t12+t13+t14+t15)/4である。このように、本実施形態では、時刻tbから始まる位置信号の1/4周期の長さを、時刻tbより前の時間間隔t12〜t15の位置検出信号の平均値を用いて決定する。
以降、位置信号は、その1/4周期ごとに、位置検出信号を1/4周期ずつずらした1周期分の時間間隔を平均化した値により、1/4周期の長さを決定する。
本実施形態に係る位置推定部14は、位置検出信号がゼロクロス点を通過するたびに、上述した手法により位置信号を生成する。これにより、位置信号は、1/4周期ごとに、周期長が更新される。
次に、変調信号の波形形状の調整手法について説明する。図3(b)は変調信号の信号波形を示しているが、変調信号は位置信号と同一の位相を持っており、波形形状も似通っている。そこで、本実施形態では、位置信号の1/4周期を4つの等しい時間領域に分割する。例えば、時刻taから始まる1/4周期内の4つの時間領域の長さは、いずれもt1/4である。
出力波形生成部16は、4つの時間領域のそれぞれに対応づけて、4つの変調信号生成テーブル(不図示)を有する。このテーブルは、いわゆるルックアップテーブルであり、入力パラメータとして、外部からの速度指令信号とカウンタ部15のカウント値とが与えられる。速度指令信号により、変調信号の振幅値が決定され、カウント値により変調信号の位相および周期が決定される。
図4は変調信号生成テーブルから出力された振幅値を用いて変調信号を生成する様子を示す図である。外部からの速度指令信号とカウント値をルックアップテーブルに入力すると、変調信号生成テーブルは、1/4周期を32等分した各時刻ごとに、対応する振幅値を出力する。また、変調信号は、位置検出信号がゼロクロス点を通過するたびにゼロクロス(リセット)するように設定される。
図4の変調信号の波形からわかるように、4つの時間領域ごとに変調信号の波形形状は異なるため、それぞれの波形形状に応じたデータ(速度指令信号とカウント値を入力とする変調信号の振幅値)を、対応する4つの変調信号生成テーブルに予め登録しておくことにより、速度指令信号とカウント値に対応する変調信号の振幅値を取得できる。
尚、位置信号の1/4周期の分割数(本実施例では4分割)や分割した時間領域での振幅値の等分数(本実施例では32等分)は上記の具体例に限定されるものではない。
出力波形生成部16は、例えば、ICやLSI等の半導体回路で構成可能である。この半導体回路内に、予め4つの変調信号生成テーブルを設けることで、高速に変調信号を生成できる。
出力波形生成部16で生成された変調信号はPWM生成部17に入力される。PWM生成部17は、図5に示すように、変調信号の振幅値が大きいほどパルス幅が広いPWM信号を生成する。このPWM信号は、インバータ回路12内のトランジスタQ1〜Q4に供給される。
このように、第1の実施形態では、位置センサ6が検出した位置検出信号の複数周期分を平均化した長さを用いて、位置信号を推定する。そして、位置信号のゼロクロス点間をカウントして、マグネットロータ4の1回転分の時間に対応するカウント値を検出し、そのカウント値により変調信号の位相および周期を決定する。また、位置信号の1/4周期をさらに4つの時間領域に分割して、各時間領域ごとに異なる変調信号生成テーブルを用いて、変調信号の波形形状を設定する。これにより、位置センサ6が検出した位置検出信号の周期あるいは振幅が変動しても、その影響を受けずに、精度よく変調信号を生成でき、モータ1を安定して回転させることができる。
(第2の実施形態)
上述したように、第1の実施形態では、位置信号の1/4周期毎に、位置センサ6が検出した位置検出信号の繰り返し周期を平均化して位置信号の1/4周期の長さを更新している。このため、位置検出信号の周波数が高くなると、場合によっては位置信号、変調信号およびPWM信号の生成が追いつかなくなるおそれがある。そこで、以下に説明する第2の実施形態では、マグネットロータ4の1回転分に対応する変調信号を生成する間は、位置信号の更新を行わないようにして、位置信号推定処理を簡略化するものである。
第2の実施形態に係るモータ駆動回路11の概略構成は図1と同様である。ただし、第2の実施形態に係る位置推定部14の処理動作は、第1の実施形態に係る位置推定部14の処理動作とは異なっている。
図6(a)は図3(a)と同様に位置センサ6で検出した位置検出信号の信号波形図、図6(b)は第2の実施形態における出力波形生成部16で生成した変調信号の信号波形図である。以下、これらの図を用いて、第2の実施形態に係る出力波形生成部16の処理動作を説明する。
第2の実施形態に係る位置推定部14は、マグネットロータ4が1回転する間に位置センサ6で検出した位置検出信号に基づいて、マグネットロータ4が1回転する時間間隔をモータ1の磁極数で割って得られる平均時間を、モータ1の電気角で180°位相分として位置信号を生成する。ここまでは、第1の実施形態と同じである。第2の実施形態に係る出力波形生成部16は、生成した位置信号を、マグネットロータ4の1回転分の期間に利用する。すなわち、第1の実施形態では、マグネットロータ4の1/4周期ごとに、位置信号を生成しなおしていたが、第2の実施形態では、マグネットロータ4が1回転する間は同じ位置信号を用いる。
また、第1の実施形態では、位置センサ6がゼロクロス点を通過するたびに、変調信号を強制的にリセットして、いったん変調信号の振幅をゼロに戻していたが、第2の実施形態では、マグネットロータ4が1回転する間は変調信号の強制的なリセット処理を行わない。
このように、第2の実施形態では、位置信号を推定する処理を頻繁に行わなくて済み、位置推定部14の処理量が軽減する。また、位置信号の更新周期が延びることにより、出力波形生成部16で変調信号を更新する周期とPWM生成部17がPWM信号を更新する周期も延びることになり、出力波形生成部16とPWM生成部17の処理負担も軽減する。
以下、図6を参照して、第2の実施形態の変調信号の生成方法を説明する。図6(b)の時刻taから始まる位置信号および変調信号の1/4周期の長さである時間間隔t3は、時刻taよりも1/4周期前までの時間間隔t11〜t14の位置検出信号の長さを足し合わせた値を磁極数で割った値で決定され、t3=(t11+t12+t13+t14)/4となる。ここまでは、第1の実施形態と同様である。時刻tbから始まる位置信号および変調信号の次の1/4周期の長さと、時刻tcから始まる位置信号および変調信号の次の1/4周期の長さと、時刻tdから始まる位置信号および変調信号の次の1/4周期の長さはいずれも、時刻taから始まる位置信号および変調信号の1/4周期の長さである時間間隔t3と同じにする。これが第2の実施形態の特徴である。
すなわち、時刻ta〜teまでの間は、位置信号および変調信号の1/4周期の長さがいずれも同一であり、変調信号生成テーブルに入力する速度指令信号とカウント値も各1/4周期の各時間領域では同一である。したがって、第2の実施形態の位置推定部14と出力波形生成部16は、第1の実施形態の位置推定部14と出力波形生成部16の処理よりも、処理負担が大幅に軽減される。
このように、第2の実施形態では、いったん位置信号の1/4周期の長さを決定したら、その長さをマグネットロータ4が1回転するまでの間継続して用いることにして、その間は位置信号の1/4周期の長さの更新を行わないため、位置推定部14の処理量を削減でき、これにより、出力波形生成部16とPWM生成部17の処理量も削減できる。したがって、仮にモータ1が高速で回転しても、モータ1の回転に対する追従性がよくなり、より安定にモータ1を駆動できる。
上述した第1および第2の実施形態では、マグネットロータ4の磁極数Nが4である例を説明したが、磁極数Nは必ずしも4には限定されない。また、第1の実施形態では、変調信号の1/4周期ごとにその長さを設定し、第2の実施形態では、変調信号の1周期ごとにその長さを設定したが、1/4周期や1周期以外の周期長ごとにその長さを設定してもよい。
また、第1および第2の実施形態では、ある時刻から始まる位置信号の1/4周期の長さを求めるにあたり、ある時刻の1/4周期前までのマグネットロータ4の1回転の時間間隔を利用するようにしているが、利用できるマグネットロータ4の1回転の時間間隔は、必ずしも1/4周期前に限定されるものではなく、1/4周期の整数倍分前の任意のマグネットロータ4の1回転の時間間隔を利用することができる。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 単相ブラシレスDCモータ
2 ステータコア
3 磁極
4 マグネットロータ
5 磁気ヨーク
11 モータ駆動回路
12 インバータ回路
13 制御部
14 位置推定部
15 カウンタ部
16 出力波形生成部
17 PWM生成部

Claims (4)

  1. 単相ブラシレスDCモータのコイルに駆動電流を供給するインバータ回路と、
    前記単相ブラシレスDCモータのマグネットロータの磁極位置を検出して位置検出信号を出力する位置センサと、
    前記単相ブラシレスDCモータの回転速度を指令するための外部から供給される速度指令信号と、前記位置検出信号と、に基づいて、前記インバータ回路を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記マグネットロータが直前に1回転した時間間隔を前記単相ブラシレスDCモータの磁極数で割って得られる平均時間に基づいて位相が決定される位置信号を生成する位置推定部と、
    前記位置信号のゼロクロス点の間の時間間隔を所定周期でカウントして、前記マグネットロータの1回転分の時間に対応するカウント値を出力するカウンタ部と、
    前記速度指令信号および前記カウント値に基づいて、前記位置信号に同期した変調信号を生成する出力波形生成部と、
    前記変調信号を、前記インバータ回路を制御するためのPWM信号に変換するPWM生成部と、を有することを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記位置推定部は、前記マグネットロータの1回転の時間に対応する前記位置検出信号の繰り返し周期の長さの合算値を前記単相ブラシレスDCモータの磁極数で割ることにより、前記平均時間を求めることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記位置推定部は、前記位置センサが前記マグネットロータの磁極位置を検出するたびに、その直前の前記マグネットロータの1回転の時間間隔を前記単相ブラシレスDCモータの磁極数で割ることにより、前記平均時間を求めて、該平均時間に基づいて前記位置信号の位相を決定し、前記位置センサが新たな磁極位置を検出すると、前記位置信号の位相を更新することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記位置推定部は、前記マグネットロータが1回転するたびに、その直前の前記マグネットロータの1回転の時間間隔を前記単相ブラシレスDCモータの磁極数で割ることにより、前記平均時間を求めて、該平均時間に基づいて前記位置信号の位相を決定し、前記マグネットロータが1回転する間は前記位置信号の位相を維持することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動回路。
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