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JP2012073131A - 電流検出回路 - Google Patents

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JP2012073131A
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mosfet
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Takamune Suzuki
孝宗 鈴木
Koichi Ito
伊藤  公一
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】ラッシュ電流やセンス比ずれによる誤動作を防止した電流検出回路を提供する。
【解決手段】パワーMOSFETQphと、並列接続されたセンスMOSFETQsとセンス抵抗Rsの直列体と、ドライブ信号Sg1の立ち上がりと立ち下がりを遅延時間τ1だけ遅延させる遅延回路DL1と、ドライブ信号Sg1の立ち上がりと立ち下がりを遅延時間τ2だけ遅延させる遅延回路DL2と、ドライブ信号Sg1と遅延回路DL1を介した信号の論理アンドをとるアンド回路ANDと、ドライブ信号Sg1と遅延回路DL2を介した信号の論理オアをとるオア回路ORと、センス抵抗Rsの電流を検出する電流検出回路OTAとを備え、アンド回路ANDの出力によりセンスMOSFETQsのゲートを駆動し、オア回路ORの出力によりパワーMOSFETQphのゲートを駆動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、MOSFETの電流検出回路に係り、特にMOSFETのゲート信号の立ち上がり時にはラッシュ電流やセンス比ずれによる誤動作を防止し、ゲート信号の立ち下がり時には広いONデューティ時の誤動作とセンスMOSFETのASO破壊を防止することができる電流検出回路に関する。
従来、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の電流検出手段として、例えば米国特許4553084号(以下、従来技術という)のように、パワーMOSFETに流れる電流をセンスMOSFETとセンス抵抗を使って検出する電流検出回路がある。従来技術では、セルと呼ばれる小容量MOSFETを複数個並列接続してパワーMOSFETとし、これに同一半導体チップに設けられた単一のセルからなるセンスMOSFETを並列接続している。これら多数のセルは同一製造工程により製造され同一特性を有しているので、各セルに同一ゲート・ソース間電圧が印加されると、パワーMOSFETとセンスMOSFETのそれぞれの電流が、それらのセルの数の比に応じて流れる。例えば、パワーMOSFETとセンスMOSFETのセル数の比を3000:1とすると、電流は3000:1の比でそれぞれのMOSFETに分割されて流れる。センスMOSFETに流れる電流はパワーMOSFETに比例して流れるので、これをセンス抵抗を使って検出すれば、この検出信号は、負荷電流を制限するリミッタ用検出信号などとして利用することができる。
米国特許4553084号
従来技術の電流検出回路は、例えば、降圧型DC−DCコンバータのパワーMOSFET電流の検出に適用した場合を考えると、ハイサイドMOSFETがオンした瞬間にフリーホイールダイオードのリカバリ特性によって流れるラッシュ電流も検出してしまうため、過電流保護回路等の保護回路や制御回路が反応し誤動作する虞がある。
また、ゲート・ソース間電圧Vgsが増加/減少している途中では、センス比(センス比=センスMOSFET電流÷パワーMOSFET電流)が定常値より大きくなっている。このため、センスMOSFETに大きな電流が流れ、過電流保護回路等の誤動作を引き起こす。この問題を回避するには、過大なセンス電流が流れている期間を無視できるようなマスク時間を設けるか、センス抵抗以降の電流検出回路に大きなフィルタを挿入するなどの対策が必要になる。
ここで、定常時のセンス比と、ゲート・ソース間電圧Vgsが増加/減少している途中のセンス比がどのようになるか、図1と図2を参照して説明する。
図1は、従来技術の電流検出回路4を降圧型DC−DCコンバータのパワーMOSFETの電流検出に適用した場合の具体的回路の一例を示した回路構成図である。図2は、図1の各部の信号波形、及び動作波形を示している。
図1において、符号Qphで示したものは、ハイサイドスイッチング素子としてのパワーMOSFETであり、符号Qsで示したものは、パワーMOSFETQphの電流検出用センスMOSFETである。パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子は互いに接続され、パワーMOSFETQphのドレイン端子は直流電源Vinに接続されている。センスMOSFETQsのドレイン端子はセンス抵抗Rsを介して直流電源Vinに接続されている。パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点はリアクトルLを介して出力端子Oに接続されている。また、パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点と接地端子間にはフリーホイールダイオードDfが接続され、出力端子Oと接地端子間には平滑コンデンサCと負荷RLが接続されている。リアクトルLと平滑コンデンサCは降圧型DC−DCコンバータの出力部において直流平滑回路を構成している。センス抵抗Rsの両端は、電流検出回路OTA(Operational Transconductance Amplifier:トランスコンダクタンスアンプ(電圧を電流に変換するアンプ))の反転端子(−)と非反転端子(+)に接続されている。電流検出回路OTAは、センス抵抗Rsの電圧降下を検出して電流信号として出力する。また、ドライブ信号Sg1がバッファ回路Bfを介してパワーMOSFETQph、センスMOSFETQsのゲートに入力され、パワーMOSFETQph、センスMOSFETQsはオン・オフ制御される。
ここで、センス比を〔センス比=センスMOSFET電流Is÷パワーMOSFET電流Ip〕と定義し、このセンス比をパワーMOSFETQph、センスMOSFETQs、センス抵抗Rsの各抵抗値を使って表現した式により、従来技術の問題点を検討する。
パワーMOSFETQphのオン抵抗をRqp、センスMOSFETQsのオン抵抗をRqs、パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点の電圧をVswとすると、
Ip=(Vin−Vsw)/Rqp
Is=(Vin−Vsw)/(Rqs+Rs)
∴センス比Is/Ip=Rqp/(Rqs+Rs)
となる。
ゲート・ソース間電圧Vgsが十分高い電圧のとき(ゲート信号が入力されてから安定状態になった定常時)に、Rqs=10Ω、Rqp=1Ω、Rs=10Ωだとすると、センス比は、
センス比Is/Ip=Rqp/(Rqs+Rs)
=1/(10+10)
=1/20
となる。他方、ゲート・ソース間電圧Vgsが増加/減少中ではMOSFETのオン抵抗が高く(例えばRqsとRqpの比は変わらないため、Rqs=100Ω、Rqp=10Ωとする)、また、センス抵抗Rsの値は固定であるため、センス比は、
センス比Is/Ip=Rqp/(Rqs+Rs)
=10/(100+10)
=1/11
となり、定常時の1/20よりも大きくなる。
このように、ゲート信号が入力されてから安定状態になった定常時に対し、ゲート・ソース間電圧Vgsの立ち上がり/立下りの途中ではセンス比は大きくなることが分かる。
センス比が変化することにより、図1の回路におけるセンス比、センスMOSFETQsの電流波形が図2のようになる。図2の波形は、上から、ドライブ信号Sg1、パワーMOSFETのゲート・ソース間電圧Vgs_p、センスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧Vgs_s、パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点の電圧Vsw、センス比Is/Ip、センスMOSFETQsの電流Isを示している。
ドライブ信号Sg1が時刻t1で入力されハイレベルになると、パワーMOSFETのゲート・ソース間電圧Vgs_p、センスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧Vgs_sが立ち上がって行き、時刻t2において閾値Vthに達するとパワーMOSFETQph、センスMOSFETQsがオンし始める。センスMOSFETQsがオンすると、パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点の電圧Vswが立ち上がり始める。この電圧Vswの立ち上がりにより、フリーホイールダイオードDfには、リカバリ特性によって、パワーMOSFETQphがONした直後にラッシュ電流が流れる。
センスMOSFETQsがオンするとセンス抵抗により電流が検出されるようになるが、上記のようにゲート・ソース間電圧Vgsが時刻t3で一定の値に安定するまでの増加中(期間t2〜t3)はセンス比Is/Ipが大きくなる(図2のAで示した部分)。また、ドライブ信号Sg1が時刻t4で入力されなくなりローレベルになると、パワーMOSFETのゲート・ソース間電圧Vgs_p、センスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧Vgs_sが立ち下がって行き、時刻t5において閾値Vthに達するとパワーMOSFETQph、センスMOSFETQsがオフする。このときリアクトルLの誘導起電力によりフリーホイールダイオードDfに循環電流が流れる。パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点の電圧Vswは、フリーホイールダイオードDfの順方向電圧分の負電位となるが、後述する説明が煩雑になるため、略0Vとして以下説明する。期間t4〜t5のゲート・ソース間電圧Vgsが減少中においても、センス比Is/Ipは大きくなる(図2のBで示した部分)。センス比Is/Ipは、上記のように、期間t2〜t3、期間t4〜t5において大きくなり、A、Bで示した「角」となって現れる。
従来技術によるセンスMOSFETQsの電流Isは、期間t2〜t3、期間t4〜t5において、図2のA’、B’で示した「角」が現れる。A’部分は、センス比が大きくなったことの他にラッシュ電流が流れることによることが原因で、B’部分より大きな値となっている。なお、期間t3〜t4は、リアクトルLに電圧Vswが印加されて電流が次第に増加するときの、傾斜した電流波形となる。
このように、従来技術による電流検出回路は、ゲート・ソース間電圧Vgsが増加/減少中において電流検出信号に大きな誤差を含んでいることが分かる。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、従来技術の問題を解決し、ラッシュ電流やセンス比ずれによる誤動作を防止した電流検出回路を提供することにある。
本発明の電流検出回路は、負荷に電力を供給するパワーMOSFETと、前記パワーMOSFETに並列接続されたセンスMOSFETとセンス抵抗の直列体と、ドライブ信号の立ち上がりを第1遅延時間だけ遅延させて前記センスMOSFETのゲートを駆動する第1のゲート駆動回路と、前記ドライブ信号の立ち下がりを第2遅延時間だけ遅延させて前記パワーMOSFETのゲートを駆動する第2のゲート駆動回路と、備えたことを特徴とする。
また、本発明の電流検出回路は、負荷に電力を供給するパワーMOSFETと、前記パワーMOSFETに並列接続されたセンスMOSFETとセンス抵抗の直列体と、ドライブ信号の立ち上がりと立ち下がりを第1遅延時間だけ遅延させる第1遅延回路と、前記ドライブ信号の立ち上がりと立ち下がりを第2遅延時間だけ遅延させる第2遅延回路と、前記ドライブ信号と前記第1遅延回路を介した信号の論理アンドをとるアンド回路と、前記ドライブ信号と前記第2遅延回路を介した信号の論理オアをとるオア回路と、前記センス抵抗の電流に基づきセンスMOSFETの電流を検出する電流検出回路と、を備え、前記アンド回路の出力により前記センスMOSFETのゲートを駆動し、前記オア回路の出力により前記パワーMOSFETのゲートを駆動するよう構成されたことを特微とする。
また、本発明の電流検出回路は、前記センスMOSFETのゲート・ソース間電圧の立ち上がりは、前記パワーMOSFETのゲート・ソース間電圧がハイレベルの定常値に達した時刻以降に閾値電圧を超えるように前記第1遅延時間で設定されるようにしても良い。
また、本発明の電流検出回路は、前記パワーMOSFETのゲート・ソース間電圧のハイレベルの定常値から立ち下がりを開始する時刻は、前記センスMOSFETのゲート・ソース間電圧が闘値電圧を下回った時刻以降になるように前記第2遅延時間で設定されるようにしても良い。
また、本発明の電流検出回路の前記パワーMOSFETは、降圧型DC−DCコンバータ又は昇圧型DC−DCコンバータのパワーMOSFETであっても良い。
本発明によれば、ラッシュ電流やセンス比ずれによる誤動作を防止し、また、遅延時間の設定精度を向上した電流検出回路を提供することができる。
従来技術の電流検出回路の回路構成を示す回路構成図である。 図1の各部の信号波形、及び動作波形を示す波形図である。 本発明による実施形態1の電流検出回路の回路構成を示す回路構成図である。 図3に示す遅延回路DL1、DL2の具体的な構成を示す回路構成図である。 図3の各部の信号波形、及び動作波形を示す波形図である。 本発明による実施形態2の電流検出回路の回路構成を示す回路構成図である。 本発明による実施形態3の電流検出回路の回路構成を示す回路構成図である。
次に、本発明の実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(実施形態1)
図3に、MOSFETに流れる電流を検出する本発明による電流検出回路の実施形態1を示す。
図3は、本発明による電流検出回路を降圧型DC−DCコンバータのパワーMOSFETの電流検出回路に適用した場合の具体的実施形態を示したものである。この電流検出回路を電流検出回路1とする。図4は、図3における遅延回路DL1、DL2の具体的な実施例を示した図である。また、図5は、図3の各部の信号波形、及び動作波形を示している。
図3において、符号Qphで示したものは、ハイサイドスイッチング素子としてのパワーMOSFETであり、符号Qsで示したものは、パワーMOSFETQphの電流検出用センスMOSFETである。パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子は互いに接続され、パワーMOSFETQphのドレイン端子は直流電源Vinに接続されている。センスMOSFETQsのドレイン端子はセンス抵抗Rsを介して直流電源Vinに接続されている。パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点はリアクトルLを介して出力端子Oに接続されている。また、パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点と接地端子間にはフリーホイールダイオードDfが接続され、出力端子Oと接地端子間には平滑コンデンサCと負荷RLが接続されている。リアクトルLと平滑コンデンサCは降圧型DC−DCコンバータの出力部において直流平滑回路を構成している。センス抵抗Rsの両端は、電流検出回路OTAの反転端子(一)と非反転端子(+)に接続されている。電流検出回路OTAは、センス抵抗Rsの電圧降下を検出し電流信号に変換して出力する。なお、電流検出回路OTAに代えて電圧を増幅する通常のオペアンプとすることもできる。
また、センスMOSFETQsとパワーMOSFETQphのゲート端子には、個別に異なるドライブ信号Sg1が入力される。すなわち、ドライブ信号入力端子がアンド回路ANDとオア回路ORの一方の入力端子にそれぞれ接続され、このドライブ信号入力端子は、更に遅延回路DL1を介してアンド回路ANDの他方の入力端子に接続されるとともに遅延回路DL2を介してオア回路ORの他方の入力端子に接続されている。また、アンド回路ANDの出力端子はバッファ回路Bf1を介してセンスMOSFETQsのゲート端子に接続され、オア回路ORの出力端子はバッファ回路Bf2を介してパワーMOSFETQphのゲート端子に接続されている。
ここで、遅延回路DL1と遅延回路DL2はそれぞれ異なる遅延時間τ1、τ2を有しており、アンド回路ANDは一方の入力端子に入力されたドライブ信号Sg1と、ドライブ信号Sg1を遅延時間τ1だけ遅延させた信号の論理アンドをとった信号を出力するようになっている。また、オア回路ORは一方の入力端子に入力されたドライブ信号Sg1と、ドライブ信号Sg1を遅延時間τ2だけ遅延させた信号の論理オアをとった信号を出力するようになっている。この遅延時間τ1、τ2は後述するように、センスMOSFETQsとパワーMOSFETQphのオン時の立ち上がり特性、オフ時の立ち下がり特性により決めることができる。
図4は図3における遅延回路DLI、DL2の具体的な実施例を示した図である。
インバータ回路INV1(NOT回路)は信号のローレベル、ハイレベルを反転する論理回路である。INV2はヒステリシス特性を有するインバータ回路INV1(NOT回路)である。抵抗Rd、コンデンサCdは遅延回路を構成している。遅延時間は抵抗RdとコンデンサCdの積(CR時定数)とINV2のヒステリシス特性幅により決定することができる。
このように構成された電流検出回路1は、ドライブ信号Sg1が遅延回路DL1、アンド回路AND、バッファ回路Bf1を介してセンスMOSFETQsのゲートに入力され、遅延回路DL2、オア回路OR、バッフア回路Bf2を介してパワーMOSFETQphのゲートに入力され、センスMOSFETQs、パワーMOSFETQphはオン・オフ制御される。そして、センス抵抗Rsに流れる電流が、パワーMOSFETQphの電流に比例する電流として、電流検出回路OTAによって検出される。
図5は、図3の各部の信号波形、及び動作波形を示したもので、上から、図示しないドライブ信号生成回路から入力されるドライブ信号Sg1、遅延回路DL1の出力信号、アンド回路ANDの出力信号(バッファ回路Bf1の出力信号)、遅延回路DL2の出力信号、オア回路ORの出力信号(バッファ回路Bf2の出力信号)、センスMOSFETQsとパワーMOSFETQphのゲート・ソース間電圧波形(実線:パワーMOSFETQphのゲート・ソース間電圧波形Vgs_p、点線:センスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧波形Vgs_s)、パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点の電圧Vsw、センス比(センスMOSFET電流Is/パワーMOSFETQph電流Ip)、センスMOSFET電流Isを示している。
ドライブ信号Sg1が、ハイレベルのオン信号、ローレベルのオフ信号のパルス信号として入力される。このドライブ信号Sg1に対し遅延回路DL1の出力信号は、信号の立ち上がり、立下りが共に遅延時間τ1だけ遅延した信号となる。アンド回路ANDの出力信号(バッファ回路Bflの出力信号)は、ドライブ信号Sg1と遅延回路DL1の出力信号の論理アンドが取られた信号となる。すなわち、信号の立ち上がりは遅延回路DL1の出力信号の立ち上がりと同じで、信号の立下りはドライブ信号Sg1の立ち下りと同じになる。また、ドライブ信号Sg1に対し遅延回路DL2の出力信号は、信号の立ち上がり、立下りが共に遅延時間τ2だけ遅延した信号となる。オア回路ORの出力信号(バッフア回路Bf2の出力信号)は、ドライブ信号Sg1と遅延回路DL2の出力信号の論理オアが取られた信号となる。すなわち、信号の立ち上がりはドライブ信号Sg1の立ち上がりと同じで、信号の立下りは遅延回路DL2の出力信号の立下りと同じになる。
バッファ回路Bf2の出力信号がパワーMOSFETQphのゲートに入力されると、パワーMOSFETQphのゲート・ソース間電圧波形Vgs_p(実線)は、時刻t11から時刻t14で立ち上がり、時刻t17から時刻t20で立ち下がる信号となる。これに対し、センスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧波形Vgs_S(点線)は、時刻t13から時刻t15で立ち上がり、時刻t16から時刻tl8で立ち下がる信号となる。なお、ゲート・ソース間電圧波形Vgs_S(点線)の立ち上がり時刻t13は、ゲート・ソース間電圧波形Vgs_p(実線)の立ち上がり時刻t11から遅延時間τ1だけ遅延した時刻となり、ゲート・ソース間電圧波形Vgs_S(点線)の立ち下がり時刻t16は、ゲート・ソース間電圧波形Vgs_p(実線)の立ち下がり時刻t17よりも遅延時間τ2だけ前の時刻となる。
パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点の電圧Vswは、パワーMOSFETQphのゲート・ソース間電圧が閥値電圧Vth_pを超えた時刻t12から時刻t14で立ち上がり、パワーMOSFETQphのゲート信号がオフを開始する時刻t17から閾値電圧Vth_pになる時刻t19で立ち下がる。
センスMOSFETQs電流Isは、センスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧が閾値電圧Vth_sを超えた時刻t14から時刻t15で立ち上がり、センスMOSFETQsのゲート信号がオフを開始する時刻t16から闘値電圧Vth_pになる時刻t17で立ち下がる。
ここで、センス比は、センスMOSFETQs電流Is/パワーMOSFETQph電流Ipなので、分子の数値であるセンスMOSFETQs電流Isが或る値を持つ間、すなわち、センスMOSFETQsに電流が流れている期間t14〜t17において或る値を持つことになる。分母であるパワーMOSFETQph電流Ipは、パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点の電圧Vswが、時刻t14において、既に定常の値に達しているので、パワーMOSFETQphのオン抵抗Rqpは定常の値に達している。また、パワーMOSFETQphがオフ動作に入る時刻t17より前にセンスMOSFETQsは時刻t16〜t17で立ち下がり、時刻t17でセンスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧Vgs_sは十分低くなっている(望ましくはオフしている)。したがって、センスMOSFETQsに電流が流れている期間t14〜t17においてパワーMOSFETQphは定常時のオン抵抗Rqpを保っている。センスMOSFETQsが定常時の期間t15〜t16は、センスMOSFETQsのオン抵抗Rqsも定常値となっているので、センス比は図5に示されるように、一定の値に保たれている。なお、パワーMOSFETQphに対しセンスMOSFETQsが遅れてオフすると、リアクトルLの誘導起電力による電流により、センスMOSFETQsに強制的に大きな電流が流れ、ASO(Area of safe Operation:安全動作領域)破壊することがあるが、本実施形態の電流検出回路では、パワーMOSFETQphに対しセンスMOSFETQsが先にオフするので、ASO破壊する問題は無い。
センスMOSFETQsの電流が立ち上がるt14〜t15の期間、立ち下がるt16〜t17の期間は、パワーMOSFETQphのオン抵抗Rqpが十分定常値の低い値に達しており、また、センスMOSFETQsのオン抵抗Rqsはゲート・ソース間電圧Vgs_sの上昇に伴い低下中であるため、センス比は0から定常値までオーバーシュートすることなく、言い換えると従来後術のように「角」が現れることなく、変化している。
また、従来技術の電流検出回路は、センスMOSFETQsの電流が立ち上がる期間でラッシュ電流を検出する問題があった。しかし、本実施形態の電流検出回路1では、ラッシュ電流が期間t12〜t14に流れ、パワーMOSFETQphが定常状態に達した後は定常状態に落ち着き、その後にセンスMOSFETQsによる電流検出が行われるようになるので、ラッシュ電流を検出する問題が解消される。
ここで、センスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧の立ち上がり時、閾値電圧Vth_sを超える時刻t14は、パワーMOSFETQphのゲート・ソース間電圧Vgs_pがハイレベルの定常状態に達する時刻に等しいか、多少遅れた時刻になることが好ましい。また、センスMOSFETQsのゲート・ソース間電圧の立ち下がり時、閾値電圧Vth_sを下回る時刻t17は、パワーMOSFETQphのゲート・ソース間電圧Vgs_pがハイレベルの定常状態から立下りを開始する時刻に等しいか、多少早めの時刻になることが好ましい。
(実施形態2)
本実施形態2の電流検出回路2を図6に示した。本発明を降圧型DC−DCコンバータのパワーMOSFETの電流検出に適用する場合、実施形態1の電流検出回路1はハイサイドスイッチング素子QphとしてのパワーMOSFETに適用したのに対し、本実施形態2の電流検出回路2はローサイドスイッチング素子としてのパワーMOSFETQplに適用したものである。本実施形態2の電流検出回路2における接続関係は、実施形態1の電流検出回路1と同じであり、動作も同じとなるので、詳しい説明は省略する。本実施形態2の電流検出回路2も、本実施形態1の電流検出回路1と同様の効果がある。
(実施形態3)
本実施形態3の電流検出回路3を図7に示した。本実施形態3では、実施形態2の電流検出回路2に対しセンス抵抗RsとセンスMOSFETQsの接続順序を逆にし、電流検出回路OTAをオペアンプOPに代えたものである。オペアンプOPの非反転入力端子はセンス抵抗の一端(接地とは反対側の端子)に接続され、反転入力端子には基準電圧Vrefが接続されている。オペアンプOPは実質比較器(コンパレータ)として動作し、基準電圧Vrefは過電流を検出する基準電圧となる。本実施形態3の電流検出回路3も、実施形態2の電流検出回路2と同様に動作するので、詳しい説明は省略する。本実施形態3の電流検出回路3も、本実施形態1の電流検出回路1と同様の効果がある。
以上、具体的な実施例により本発明を説明したが、これは例示であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して実施できることは言うまでもない。上記実施形態では、本発明を降圧型DC−DCコンバータのパワーMOSFETの電流検出回路に適用した例を説明したが、昇圧型DC−DCコンバータのパワーMOSFETの電流検出回路に適用してもよく、直流/交流変換のインバータ回路に適用するなど、上記実施例には限定されない。
1〜4 電流検出回路
Qph パワーMOSFET(ハイサイドスイッチング素子)
Qpl パワーMOSFET(ローサイドスイッチング素子)
Qs センスMOSFET
Rs センス抵抗
RL 負荷
Df フリーホイールダイオード
C 平滑コンデンサ
L リアクトル
Vin 直流電源
Vsw パワーMOSFETQphとセンスMOSFETQsのソース端子が接続された接続点の電圧
O 出力端子
OTA 電流検出回路
Bf1、Bf2 バッファ回路
DL1、DL2 遅延回路
AND アンド回路
OR オア回路

Claims (5)

  1. 負荷に電力を供給するパワーMOSFETと、
    前記パワーMOSFETに並列接続されたセンスMOSFETとセンス抵抗の直列体と、
    ドライブ信号の立ち上がりを第1遅延時間だけ遅延させて前記センスMOSFETのゲートを駆動する第1のゲート駆動回路と、
    前記ドライブ信号の立ち下がりを第2遅延時間だけ遅延させて前記パワーMOSFETのゲートを駆動する第2のゲート駆動回路と、
    を備えたことを特徴とする電流検出回路。
  2. 負荷に電力を供給するパワーMOSFETと、
    前記パワーMOSFETに並列接続されたセンスMOSFETとセンス抵抗の直列体と、
    ドライブ信号の立ち上がりと立ち下がりを第1遅延時間だけ遅延させる第1遅延回路と、
    前記ドライブ信号の立ち上がりと立ち下がりを第2遅延時間だけ遅延させる第2遅延回路と、
    前記ドライブ信号と前記第1遅延回路を介した信号の論理アンドをとるアンド回路と、
    前記ドライブ信号と前記第2遅延回路を介した信号の論理オアをとるオア回路と、
    前記センス抵抗の電流に基づきセンスMOSFETの電流を検出する電流検出回路と、を備え、
    前記アンド回路の出力により前記センスMOSFETのゲートを駆動し、
    前記オア回路の出力により前記パワーMOSFETのゲートを駆動するよう構成されたことを特微とする電流検出回路。
  3. 前記センスMOSFETのゲート・ソース間電圧の立ち上がりは、前記パワーMOSFETのゲート・ソース間電圧がハイレベルの定常値に達した時刻以降に閾値電圧を超えるように前記第1遅延時間で設定されることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の電流検出回路。
  4. 前記パワーMOSFETのゲート・ソース間電圧のハイレベルの定常値から立ち下がりを開始する時刻は、前記センスMOSFETのゲート・ソース間電圧が闘値電圧を下回った時刻以降になるように前記第2遅延時間で設定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電流検出回路。
  5. 前記パワーMOSFETは、降圧型DC−DCコンバータ又は昇圧型DC−DCコンバータのパワーMOSFETであることを特微とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電流検出回路。
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