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JP2012065510A - ステータ - Google Patents

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JP2012065510A
JP2012065510A JP2010209786A JP2010209786A JP2012065510A JP 2012065510 A JP2012065510 A JP 2012065510A JP 2010209786 A JP2010209786 A JP 2010209786A JP 2010209786 A JP2010209786 A JP 2010209786A JP 2012065510 A JP2012065510 A JP 2012065510A
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yoke
teeth
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flanges
stator
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Ko Sato
耕 佐藤
Yoshinobu Nakano
吉信 中野
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】部品点数の増大を抑制し、且つ、絶縁を好適に確保することができるステータを提供する。
【解決手段】ステータコア11と、複数のティース17にそれぞれ装着された複数のボビン12と、ティース17に装着された複数のボビン12にそれぞれ巻装された複数のコイル13aで構成される巻線13とを備える。複数のボビン12は、周方向両側に延出してヨーク16の外周面に当接する一対のフランジ27,28をそれぞれ有し、周方向で各隣り合うボビン12のフランジ27,28同士は、互い違いに切り欠かれた切り欠き部27a,28aにおいて径方向に重ねられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機の備えるステータに関するものである。
従来、ステータとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このステータが備えるステータコア(6)は、複数の分割コア部(32)が配列された状態で円弧凸部(41e,42e)同士が軸方向に重なり合うと共に隣り合う分割コア部の回動を許容するように設定されている。また、複数の分割コア部が環状に配列され、ハウジング(3)に内嵌されることで、それらの相対移動が規制されている。この構成によれば、複数の分割コア部が環状に配列された状態で隣り合う分割コア部の凸部同士が軸方向に重なり合うため(軸方向に直線的な隙間ができないため)、環状部の磁気抵抗が小さくなり磁気回路が良好となる。また、凸部同士が軸方向に重なり合うため、分割コア部同士が軸方向にずれることが防止される。
加えて、ステータは、各分割コア部に装着される2つのインシュレータ部材(21,22)からなるインシュレータ(4)を備える。このインシュレータは、ステータコアと巻線(5)との間に介在されて、ステータコア及び巻線間を絶縁する。
特開2005−39992号公報
ところで、特許文献1では、各分割コア部のインシュレータの構成に2種類のインシュレータ部材が必要になるため、部品点数の増大を余儀なくされる。また、このインシュレータは、各分割コア部において更に分割される構成であるため、その分、絶縁確保が困難になる可能性が高い。
本発明の目的は、部品点数の増大を抑制し、且つ、絶縁を好適に確保することができるステータを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、積層鋼板からなる環状のヨークと、径方向に延設されて該ヨークに結合された積層鋼板からなる複数のティースとを有するステータコアと、前記複数のティースにそれぞれ装着された複数のインシュレータと、前記ティースに装着された前記複数のインシュレータにそれぞれ巻装された複数のコイルで構成される巻線とを備えるステータにおいて、前記複数のインシュレータは、径方向における前記ヨーク側で周方向両側に延出する一対のフランジをそれぞれ有し、周方向で各隣り合う前記インシュレータの前記フランジ同士は、少なくとも一部が径方向に重ねられていることを要旨とする。
同構成によれば、前記各ティースに装着される前記インシュレータは、1部品で構成されるため、部品点数の増大を抑制することができ、且つ、絶縁確保をより確実に行うことができる。そして、前記各ティースへの前記インシュレータの装着は、例えば前記ヨークに前記各ティースを結合する前の段階で行うことで支障なく行うことができる。また、周方向で各隣り合う前記インシュレータの前記フランジ同士は、少なくとも一部が径方向に重ねられていることで、前記ヨークの周面は、前記複数のインシュレータの前記一対のフランジによって前記ティースの位置を除く全周に亘って覆われる。これにより、前記インシュレータを介した前記ヨーク内への浸水・結露などを抑制することができ、絶縁確保を更に確実に行うことができる。さらに、前記ヨークの周面を覆う前記一対のフランジによって、前記各ティースの前記ヨークとの結合部を支えることができ、例えば前記各ティースが前記ヨークとの結合部を支点に周方向に横倒れすることを抑制できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステータにおいて、前記一対のフランジは、前記ヨークの周面にそれぞれ当接しており、周方向で各隣り合う前記インシュレータの前記フランジ同士は、互い違いに切り欠かれた切り欠き部において径方向に重ねられていることを要旨とする。
同構成によれば、前記インシュレータの前記フランジ同士は、互い違いに切り欠かれた切り欠き部において迷路状に入り組んだ接合面を形成するため、前記インシュレータを介した前記ヨーク内への浸水・結露などを抑制することができ、絶縁確保を更に確実に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のステータにおいて、前記インシュレータの前記一対のフランジに配設される前記切り欠き部は、径方向において互いに異なる側に配置されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記各ティースに装着される前記インシュレータの全てを同一形状に成形しても、周方向で各隣り合う前記インシュレータの前記フランジ同士を互い違いに切り欠かれた切り欠き部において径方向に重ねることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステータにおいて、前記ヨークは、周面から径方向に穿設され軸線方向全長に亘って延在する台形状のヨーク側嵌合溝を複数有し、前記各ティースは、前記ヨーク側嵌合溝に嵌合する台形柱状のティース側嵌合部と、前記ヨークから径方向に突出して前記インシュレータの装着される突設部とを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記ヨーク及び前記複数のティースの組付けに際しては、前記ティース側嵌合部を前記ヨーク側嵌合溝に嵌合することで、これらヨーク及びティースを簡易に結合することができる。また、前記ヨーク側嵌合溝及び前記ティース側嵌合部の嵌合時の応力集中がないため、前記ヨーク及び前記ティースの積層鋼板の材質の制約を緩和することができる。
本発明では、部品点数の増大を抑制し、且つ、絶縁を好適に確保することができるステータを提供することができる。
本発明の一実施形態を示す正面図。 同実施形態を示す横断面図。 同実施形態を示す正面図。 (a)(b)は、同実施形態の組付態様を示す説明図。 本発明の変形形態を示す横断面図。 本発明の変形形態を示す横断面図。 本発明の変形形態を示す横断面図。 本発明の変形形態を示す横断面図。 本発明の変形形態を示す横断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2は、本発明が適用される回転電機(例えばモータ)のステータ10を示す正面図及び横断面図である。なお、各図において、矢印で図示した周方向及び径方向は、回転電機の回転軸(ステータ10の中心)を中心とするものである。同図に示すように、ステータ10は、ステータコア11と、複数(24個)のインシュレータとしてのボビン12と、巻線13とを備えて構成される。
ステータコア11は、図3及び図4に示すように、積層鋼板からなる環状のヨーク16に、該ヨーク16の径方向外側に等角度間隔で放射状に突出する複数(24個)の積層鋼板からなるティース17が結合されてなる。
すなわち、ヨーク16は、複数のティース17の各々に対応してその外周面から径方向内側に穿設され軸線方向全長に亘って延在する台形状のヨーク側嵌合溝18を複数有する。各ヨーク側嵌合溝18の周方向両側の内壁面18aには、径方向外側に向かって拡幅されるように左右対称の勾配SLがそれぞれ設定されている。なお、ヨーク側嵌合溝18の両内壁面18aには、軸線方向全長に亘って延在するリブ状の嵌入凸部19がそれぞれ形成されている。
一方、各ティース17は、ヨーク側嵌合溝18に嵌合する台形柱状のティース側嵌合部21と、該ティース側嵌合部21に連続するとともにヨーク16から径方向外側に放射状に突出する突設部22と、該突設部22の先端から周方向両側にフランジ状に延出する先端部23とを一体的に有して略T字形状を呈する。そして、ティース側嵌合部21の周方向両側の外壁面21aにも、径方向外側に向かって拡幅されるように前記勾配SLがそれぞれ設定されている。また、ヨーク側嵌合溝18の両外壁面21aには、軸線方向全長に亘って延在する溝状の嵌入凹部24がそれぞれ形成されている。
ここで、例えばヨーク16に対しティース17を径方向外側から組み付ける場合、勾配SLにより径方向内側に案内されるティース側嵌合部21がヨーク側嵌合溝18に対し圧入された状態で、嵌入凹部24に嵌入凸部19が嵌入する。これにより、ヨーク16に対するティース17の径方向外側への脱落が抑制される。なお、軸線方向に見てヨーク側嵌合溝18及びティース側嵌合部21の形状は同等であり、従って、ヨーク16に対しティース17を軸線方向に組み付けてもよい。
図2に示すように、前記各ボビン12は、例えば樹脂材からなり、ティース17に装着されている。すなわち、ボビン12は、ティース17の突設部22が挿入される筒部26と、該筒部26の径方向内側端から周方向両側に延出してヨーク16の外周面に当接する一対のフランジ27,28と、筒部26の径方向外側端から拡開されて先端部23が装着される装着部29とを一体的に有する。そして、フランジ27,28は、径方向において互いに異なる側の切り欠かれた切り欠き部27a,28aをそれぞれ有する。周方向で各隣り合うボビン12のフランジ27,28同士は、互い違いに切り欠かれた切り欠き部27a,28aにおいて径方向に重ねられている。これにより、ヨーク16の外周面は、ヨーク側嵌合溝18を除く全周に亘って隙間なく覆われている。なお、ボビン12は、装着部29においてティース17(先端部23)に対し径方向に抜け止めされている。
ボビン12の装着されたティース17には、前記巻線13を構成するコイル13aが巻装されている。つまり、巻線13は、いわゆる集中巻であって、複数のティース17の突設部22にそれぞれ巻装された複数のコイル13aと、適宜の渡り線とで構成されている。なお、巻線13の各コイル13aは、径方向で両フランジ27,28及び装着部29間に挟まれることで抜け止めされている。
次に、ステータ10の組付方法について説明する。
まず、ステータ10を構成する全てのボビン12の各々に対し、単体の状態で周知の巻回装置により筒部26周りにコイル13aを巻装する。このとき、ボビン12に予めティース17を装着しておいてもよいし、コイル13aの巻装後のボビン12にティース17を装着するようにしてもよい。
次に、コイル13aの巻装された各ティース17をヨーク16に対し径方向及び軸線方向のいずれの方向から組み付けて、ティース側嵌合部21をヨーク側嵌合溝18に嵌合させる。このとき、各ティース17は、嵌入凸部19が嵌入凹部24に嵌入することで、径方向に抜け止めされる。これにより、ヨーク16及び全てのティース17の結合が完了する。特に、図4(a)(b)に示すように、各ティース17をヨーク16に対し径方向外側から組み付ける場合、前記勾配SLにより径方向に案内されるティース側嵌合部21がヨーク側嵌合溝18に対し圧入された状態で、嵌入凸部19が嵌入凹部24に嵌入することになり、これらの当接面(内壁面18a及び外壁面21a)同士が密接に圧着する。
なお、ヨーク16及び全てのティース17の結合が完了した後、渡り線にて複数のコイル13aをそれぞれ電気的に接続することで巻線13が構成され、ステータ10の組付けが完了する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、各ティース17に装着されるボビン12は、1部品で構成されるため、部品点数の増大を抑制することができ、且つ、絶縁確保をより確実に行うことができる。そして、各ティース17へのボビン12の装着は、例えばヨーク16に各ティース17を結合する前の段階で行うことで支障なく行うことができる。また、周方向で各隣り合うボビン12のフランジ27,28同士は、互い違いに切り欠かれた切り欠き部27a,28aにおいて径方向に重ねられていることで、ヨーク16の外周面は、複数のボビン12の一対のフランジ27,28によってティース17の位置(ヨーク側嵌合溝18)を除く全周に亘って覆われる。特に、ボビン12のフランジ27,28同士は、互い違いに切り欠かれた切り欠き部27a,28aにおいて迷路状に入り組んだ接合面を形成するため、ボビン12を介したヨーク16内への浸水・結露などを抑制することができ、絶縁確保を更に確実に行うことができる。さらに、ヨーク16の外周面を覆う一対のフランジ27,28によって、各ティース17のヨーク16との結合部を支えることができ、例えば各ティース17がヨーク16との結合部を支点に周方向に横倒れすることを抑制できる。
(2)本実施形態では、ボビン12の一対のフランジ27,28に配設される切り欠き部27a,28aは、径方向において互いに異なる側に配置されている。従って、各ティース17に装着されるボビン12の全てを同一形状に成形しても、周方向で各隣り合うボビン12のフランジ27,28同士を互い違いに切り欠かれた切り欠き部27a,28aにおいて径方向に重ねることができる。これにより、ボビン12の品目数の増加を回避できる。
(3)本実施形態では、ヨーク16及び複数のティース17の組付けに際しては、ティース側嵌合部21をヨーク側嵌合溝18に嵌合することで、これらヨーク16及びティース17を簡易に結合することができる。この場合、ヨーク側嵌合溝18及びティース側嵌合部21は、台形状(長方形状を含む)同士での嵌合であるため、これらヨーク側嵌合溝18及びティース側嵌合部21間の隙間寸法の精密さを容易に管理することができる。従って、精密加工を必要とせずに、ヨーク側嵌合溝18及びティース側嵌合部21間の隙間に起因する鉄損の増加を抑制することができる。つまり、鉄損の増加を抑制しつつ、加工性を向上することができる。そして、高価な組付装置も不要になる。また、ティース側嵌合部21にはコイル13aが巻装されないため、ヨーク16に対しティース17を径方向及び軸線方向のいずれの方向から組み付けても、コイル13aと干渉することはない。従って、ヨーク16とティース17との組付方向の自由度を増加することができる。
また、ヨーク側嵌合溝18及びティース側嵌合部21の嵌合時の応力集中がないため、ヨーク16及びティース17の積層鋼板の材質の制約を緩和することができる。
(4)本実施形態では、ステータコア11は、ヨーク16及び複数のティース17に分割されており、ヨーク16及びティース17の結合に先立って、該ティース17の装着されるボビン12に対しコイル13aが巻装される。従って、コイル13aの巻装作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図5に示すように、各隣り合うティース17に異なる形状(種類)のボビン31,36を装着するようにしてもよい。すなわち、一のボビン31は、前記筒部26の径方向内側端から周方向両側に延出してヨーク16の外周面に当接する一対のフランジ32を有する。そして、各フランジ32は、径方向外側の切り欠かれた切り欠き部32aを有する。一方、他のボビン36は、前記筒部26の径方向内側端から周方向両側に延出してヨーク16の外周面に当接する一対のフランジ37を有する。そして、各フランジ37は、径方向内側の切り欠かれた切り欠き部37aを有する。周方向で各隣り合うボビン31,36のフランジ32,37同士は、互い違いに切り欠かれた切り欠き部32a,37aにおいて径方向に重ねられている。これにより、ヨーク16の外周面は、ヨーク側嵌合溝18を除く全周に亘って隙間なく覆われている。
また、図6に示すような同一形状(種類)のボビン41を各ティース17に装着するようにしてもよい。すなわち、ボビン41は、前記筒部26の径方向内側端から周方向両側に延出してヨーク16の外周面に当接する一対のフランジ42,43を有する。そして、一方のフランジ42は、径方向内側の切り欠かれた切り欠き部42aを有する。周方向で各隣り合うボビン41のフランジ42,43同士は、切り欠き部42aにおいて径方向に重ねられている。これにより、ヨーク16の外周面は、ヨーク側嵌合溝18を除く全周に亘って隙間なく覆われている。
さらに、図7に示すように、各隣り合うティース17に異なる形状(種類)のボビン51,56を装着するようにしてもよい。すなわち、一のボビン51は、前記筒部26の径方向内側端から周方向両側に延出してヨーク16の外周面に当接する一対のフランジ52を有する。一方、他のボビン56は、前記筒部26の径方向内側端から周方向両側に延出してヨーク16の外周面に当接する一対のフランジ57を有する。そして、各フランジ57は、径方向内側の切り欠かれた切り欠き部57aを有する。周方向で各隣り合うボビン51,56のフランジ52,57同士は、切り欠き部57aにおいて径方向に重ねられている。これにより、ヨーク16の外周面は、ヨーク側嵌合溝18を除く全周に亘って隙間なく覆われている。
また、図8に示すような同一形状(種類)のボビン61を各ティース17に装着するようにしてもよい。すなわち、ボビン61は、前記筒部26の径方向内側端から周方向一側に延出してヨーク16の外周面に当接するフランジ62を有するとともに、前記筒部26の径方向内側端部から周方向他側に延出して隣り合うボビン61のフランジ62の外周面に当接するフランジ63を有する。つまり、周方向で各隣り合うボビン61のフランジ62,63同士は径方向に重ねられている。これにより、ヨーク16の外周面は、ヨーク側嵌合溝18を除く全周に亘って隙間なく覆われている。
さらに、図9に示すように、各隣り合うティース17に異なる形状(種類)のボビン71,76を装着するようにしてもよい。すなわち、一のボビン71は、前記筒部26の径方向内側端から周方向両側に延出してヨーク16の外周面に当接する一対のフランジ72を有する。一方、他のボビン76は、前記筒部26の径方向内側端部から周方向両側に延出して隣り合うボビン71のフランジ72の外周面に当接するフランジ77を有する。つまり、周方向で各隣り合うボビン71,76のフランジ72,77同士は径方向に重ねられている。これにより、ヨーク16の外周面は、ヨーク側嵌合溝18を除く全周に亘って隙間なく覆われている。
なお、製造ばらつきや組付けばらつきを吸収するために便宜的に隣り合うボビンのフランジ間に間隙が設定されていたとしても、本発明を何ら逸脱するものではない。
・前記実施形態において、ヨーク側嵌合溝18(内壁面18a)及びティース側嵌合部21(外壁面21a)の勾配SLを割愛して、各々を長方形状としてもよい。
・前記実施形態において、ヨーク16及び各ティース17の結合構造は一例である。例えばヨーク16に、ティース17に臨む径方向に突出する適宜の結合部を設けて、該結合部においてティース17と結合するようにしてもよい。
・前記実施形態において、ヨークの径方向内側にティースの突出するステータコアであってもよい。
10…ステータ、11…ステータコア、12,31,36,41,51,56,61,71,76…ボビン(インシュレータ)、13…巻線、13a…コイル、16…ヨーク、17…ティース、18…ヨーク側嵌合溝、21…ティース側嵌合部、22…突設部、27,28,32,37,42,43,52,57,62,63,72,77…フランジ、27a,28a,32a,37a…切り欠き部。

Claims (4)

  1. 積層鋼板からなる環状のヨークと、径方向に延設されて該ヨークに結合された積層鋼板からなる複数のティースとを有するステータコアと、
    前記複数のティースにそれぞれ装着された複数のインシュレータと、
    前記ティースに装着された前記複数のインシュレータにそれぞれ巻装された複数のコイルで構成される巻線とを備えるステータにおいて、
    前記複数のインシュレータは、径方向における前記ヨーク側で周方向両側に延出する一対のフランジをそれぞれ有し、
    周方向で各隣り合う前記インシュレータの前記フランジ同士は、少なくとも一部が径方向に重ねられていることを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    前記一対のフランジは、前記ヨークの周面にそれぞれ当接しており、
    周方向で各隣り合う前記インシュレータの前記フランジ同士は、互い違いに切り欠かれた切り欠き部において径方向に重ねられていることを特徴とするステータ。
  3. 請求項2に記載のステータにおいて、
    前記インシュレータの前記一対のフランジに配設される前記切り欠き部は、径方向において互いに異なる側に配置されていることを特徴とするステータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のステータにおいて、
    前記ヨークは、周面から径方向に穿設され軸線方向全長に亘って延在する台形状のヨーク側嵌合溝を複数有し、
    前記各ティースは、前記ヨーク側嵌合溝に嵌合する台形柱状のティース側嵌合部と、前記ヨークから径方向に突出して前記インシュレータの装着される突設部とを有することを特徴とするステータ。
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