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JP2012059881A - 撮像素子、撮像モジュール及び撮像素子の製造方法 - Google Patents

撮像素子、撮像モジュール及び撮像素子の製造方法 Download PDF

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JP2012059881A
JP2012059881A JP2010201006A JP2010201006A JP2012059881A JP 2012059881 A JP2012059881 A JP 2012059881A JP 2010201006 A JP2010201006 A JP 2010201006A JP 2010201006 A JP2010201006 A JP 2010201006A JP 2012059881 A JP2012059881 A JP 2012059881A
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Kazuhiro Suzuki
和拓 鈴木
Risako Ueno
梨紗子 上野
Honam Kwon
鎬楠 権
Koichi Ishii
浩一 石井
Hideyuki Funaki
英之 舟木
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】生産性を向上した撮像素子、撮像モジュール及び撮像素子の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態の撮像素子は、基板と、光検出部と、回路部と、貫通配線と、を備える。基板は、凹部及び貫通孔を有する。凹部は基板の第1主面に設けられる。凹部は、第1主面とは反対の第2主面の方向に後退して設けられる。貫通孔は第1主面と第2主面とに連通し第1主面から第2主面に向かう第1方向に延在する。光検出部は、凹部の上で基板と離間して設けられる。回路部は、光検出部と導通し、第1主面の上に設けられる。
貫通配線は、回路部と導通し貫通孔の内部に設けられる。凹部は、第1主面に対して傾斜する第1傾斜面を有する。貫通孔は、第1傾斜面に平行な第2傾斜面を有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、撮像素子、撮像モジュール及び撮像素子の製造方法に関する。
撮像素子は、外部から入射した光を電気信号に変換するデバイスである。撮像素子のうち、赤外線を集光して輻射エネルギーを電気信号に変換する赤外線センサでは、光電変換部を、蓋や基板等の赤外線を吸収する周辺部材から離して配置する構造が採用されている。光電変換部と周辺部材とを離間して外部の熱の影響を受けにくくするには、光電変換部の周囲に空間を設け、空間内を真空にする構造が考えられる。このような撮像素子においては、さらなる生産性の向上が求められている。
特開2005−236159号公報
本発明の実施形態は、生産性を向上した撮像素子、撮像モジュール及び撮像素子の製造方法を提供する。
本実施形態に係る撮像素子は、基板と、光検出部と、回路部と、貫通配線と、を備える。
基板は、凹部及び貫通孔を有する。
凹部は基板の第1主面に設けられる。凹部は第1主面とは反対の第2主面の方向に後退して設けられる。貫通孔は第1主面と第2主面とに連通し第1主面から第2主面に向かう第1方向に延在する。
光検出部は、凹部の上で基板と離間して設けられる。
回路部は、光検出部と導通し、第1主面の上に設けられる。
貫通配線は、回路部と導通し貫通孔の内部に設けられる。
凹部は、第1主面に対して傾斜する第1傾斜面を有する。
貫通孔は、第1傾斜面に平行な第2傾斜面を有する。
また、他の実施形態に係る撮像素子モジュールは、撮像素子と、レンズと、を備える。撮像素子は、基板と、光検出部と、回路部と、貫通配線と、蓋と、を備える。
基板は、凹部及び貫通孔を有する。
凹部は基板の第1主面に設けられる。凹部は第1主面とは反対の第2主面の方向に後退して設けられる。貫通孔は第1主面と第2主面とに連通し第1主面から第2主面に向かう第1方向に延在する。
光検出部は、凹部の上で基板と離間して設けられる。
回路部は、光検出部と導通し、第1主面の上に設けられる。
貫通配線は、回路部と導通し貫通孔の内部に設けられる。
蓋は、光検出部の基板とは反対側で光検出部と離間して設けられる。
凹部は、第1主面に対して傾斜する第1傾斜面を有する。
貫通孔は、第1傾斜面に平行な第2傾斜面を有する。
レンズは、撮像素子の蓋の上に設けられる。
また、他の実施形態に係る撮像素子の製造方法は、基板の第1主面の上に光検出部と、光検出部と導通する回路部と、を形成する工程と、基板と光検出部との間において前記基板に凹部を形成しつつ、第1主面と直交する方向に沿って基板を貫通する貫通孔の少なくとも一部を形成するためのエッチングを行う工程と、回路部と導通する貫通配線を前記貫通孔の内部に形成する工程と、を備える。
第1の実施形態の撮像素子を示す模式的断面図である。 撮像素子の一部を拡大した模式的断面図である。 光検出部を示す模式的平面図である。 第2の実施形態の製造方法を示す模式的断面図である。 第2の実施形態の製造方法を示す模式的断面図である。 第2の実施形態の製造方法を示す模式的断面図である。 第2の実施形態の製造方法を示す模式的断面図である。 エッチング深さを示す模式図である。 第3の実施形態の撮像モジュールを示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、撮像素子の一例である。
図1は、第1の実施形態に係る撮像素子の構成を例示する模式的断面図である。
図2は、図1のA部を拡大した模式的断面図である。
図3は、光検出部を例示する模式的平面図である。
第1の実施形態に係る撮像素子110は、基板10と、光検出部20と、回路部30と、貫通配線40と、を備える。
基板10は、凹部101と、貫通孔102と、を有する。
基板10は、第1主面10aと、基板10の第1主面10aとは反対側の第2主面10bと、を有する。
ここで、説明の便宜上、第2主面10bから第1主面10aに向かう軸の方向をZ軸方向、Z軸方向と直交する方向の一つをX軸方向、Z軸方向及びX軸方向と直交する方向をY軸方向ということにする。また、基板10の第1主面10aの側を上側または表面側、基板10の第2主面10bの側を下側または裏面側ということにする。
凹部101は、基板10の第1主面10aに設けられる。凹部101は、第1主面10aからZ軸方向に沿って後退した凹型に設けられる。
図2に表したように、凹部101の断面形状は、第1主面10aの延長線を底辺とした三角形(逆三角形)になっている。すなわち、凹部101の開口の第1主面10aに沿った方向の幅は、第1主面10aから第2主面10bに向かうに従い小さくなる。
凹部101は、第1主面10aに対して第1の角度θ1で傾斜する第1傾斜面101aを含む。
なお、図1では、図面の縮尺の関係から凹部101の断面形状を台形で示している。ただし、後述する基板10のエッチングの進行度合いによって、凹部101の断面形状は三角形以外になる場合もある。
貫通孔102は、基板10をZ軸方向に貫通する。すなわち、貫通孔102は、第1主面10aと第2主面10bとに連通し、Z方向に延在する。貫通孔102の開口の第2主面10bに沿った方向の幅は、第2主面10bから第1主面10aに向かうに従い小さくなる。貫通孔102は、内壁面である第2傾斜面102aを含む。
貫通孔102の第2傾斜面102aは、凹部101の第1傾斜面101aと平行になっている。すなわち、第2傾斜面102aの第1主面10aに対する第2の角度θ2は、第1の角度θ1と等しい。
貫通孔102の最大の開口サイズは、凹部101の最大の開口サイズよりも大きい。
光検出部20は、凹部101の上で基板10と離間して設けられている。これにより、光検出部20の下側の凹部101の内部には、第1空間部SP1が設けられる。
光検出部20は、検出光を光量に応じて電気信号に変換する機能を有する。光検出部20は、例えば赤外線光を電気信号に変換する。
回路部30は、第1主面10aの上に設けられている。回路部30は、光検出部20と導通する。回路部30は、例えば後述する支持脚207内に設けられた配線207aを介して光検出部20と導通している。回路部30は、光検出部20と同一の層及び同一の材料で形成されていても、別の層及び別の材料で形成されていてもよい。回路部30には、トランジスタ等の能動素子、抵抗等の受動素子及び配線(導線)の少なくともいずれかが含まれる。回路部30は、例えば光検出部20へ電圧を供給する機能、複数の光検出部20のうちいずれかを選択する機能及び光検出部20から出力された電気信号を処理する機能等の少なくともいずれかを有する。
貫通配線40は、回路部30と導通し、貫通孔102の内部に設けられている。
貫通配線40は、例えば回路部30の配線層に沿って設けられた層間配線部35と導通している。層間配線部35は、回路部30の配線層に沿って貫通孔102の上方に配置されている。貫通孔102と層間配線部35との間には連通孔104が設けられている。層間配線部35の一部は、連通孔104によって露出する。貫通配線40は、この層間配線部35の露出した部分で層間配線部35と接続されている。
貫通配線40は、層間配線部35と接続された部分から、例えば連通孔104の内壁及び貫通孔102の内壁に沿って第2主面10bの方向へ向かって敷設される。
本実施形態に係る撮像素子110では、凹部101の第1傾斜面101aが基板10の異方性エッチングによって露出する面を含んでいる。同様に、貫通孔102の第2傾斜面102aも、基板10の異方性エッチングによって露出する面を含んでいる。
例えば、基板10がシリコンを含む場合、第1主面10aはシリコン(単結晶シリコン)の{100}面になっている。すなわち、第1主面10aは、(100)面、(010)面及び(001)面のいずれかの面である。
第1傾斜面101a及び第2傾斜面102aは、シリコンの異方性エッチングによって露出する面方位の{111}面になる。これにより、第1の角度θ1及び第2の角度θ2は約55°(例えば、55°、54.7°、54.74°)になる。なお、基板10のエッチング条件によっては、第1傾斜面101a及び第2傾斜面102aの一部に面方位{111}以外の面が含まれている場合もある。
撮像素子110は、さらに蓋50を備えている。蓋50は、基板10の上側で光検出部20と離間して設けられる。蓋50は、回路部30に取り付けられている。回路部30は、突出部210を含んでいても良い。突出部210は、複数の光検出部20の間に設けられ、基板10から上側に突出している。回路部30のZ軸方向に沿った厚さは、光検出部20のZ軸方向に沿った厚さよりも厚い。蓋50を回路部30に取り付けると、蓋50と光検出部20との間に第2空間部SP2が設けられる。
図1に例示した撮像素子110では、光検出部20は下側の第1空間部SP1と上側の第2空間部SP2との間に配置される。第1空間部SP1の内部の圧力及び第2空間部SP2の内部の圧力は、例えば大気圧よりも低くなっている。
撮像素子110は、さらに基板10の裏面側に設けられたバンプ電極60を備える。バンプ電極60は、第2主面10bから離れる方向に突出している。すなわち、バンプ電極60は、基板10の裏面において下側に突出している。バンプ電極60は、貫通配線40と導通している。図1に例示した撮像素子110では、基板10の裏面側に貫通配線40と導通する裏面配線41が設けられている。バンプ電極60は、例えば裏面配線41に接続されている。
基板10の裏面側には、バンプ電極60以外の部分を覆う保護膜70が設けられている。保護膜70は、例えばソルダーレジストである。
次に、撮像素子110の具体的な一例について説明する。
撮像素子110には、例えばSOI(Silicon On Insulator)基板が用いられている。また、基板10には、例えばシリコン基板が用いられる。図2に表したように、基板10の第1主面10aの上には、例えば埋め込み酸化膜201が設けられている。埋め込み酸化膜201の上には、半導体層202が設けられる。半導体層202は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)による素子分離絶縁膜203によって分離されている。素子分離絶縁膜203は、X−Y平面において半導体層202を複数の領域に分けている。この半導体層202に、例えばpn接合ダイオードによる光電変換部202aが設けられている。
素子分離絶縁膜203の上には層間絶縁膜204が設けられる。層間絶縁膜204は例えば酸化シリコンによる多層膜になっている。光検出部20の周囲において、光検出部20よりも層間絶縁膜204のZ軸方向に沿った厚さの厚い部分が突出部210になる。
層間絶縁膜204の多層膜間には、配線層205が設けられている。配線層205には配線205aが埋め込まれている。配線205aは、光電変換部202aである例えばPN接合ダイオードのアノード及びカソードに接続されている。配線層205は、突出部210及び後述する支持脚207にも設けられている。
光検出部20と、突出部210と、の間には、支持脚207が設けられている。支持脚207は、例えばX−Y平面内に延在する。支持脚207は、第1空間部SP1と第2空間部SP2との間で光検出部20を支持する。
図3では、光検出部20が支持脚207によって支持された状態を示している。複数の光検出部20は、X−Y平面に沿ってマトリクス状に配置されている。複数の光検出部20の間には、突出部210が設けられている。突出部210は、X軸方向に沿った部分210xと、Y軸方向に沿った部分210yと、を有する。突出部210は、複数の部分210x及び複数の210yによって格子状に設けられる。
一つの光検出部20は、突出部210の格子の間に配置される。光検出部20は、部分210xと、部分210yと、の間で、支持脚207によって支持されている。支持脚207は、光検出部20と部分210xとの間に設けられる第1の支持脚207xと、光検出部20と部分210yとの間に設けられる第2の支持脚207yと、を有する。支持脚207は、第1の支持脚207x及び第2の支持脚207yの総称である。図3に表した支持脚207は一例である。例えば、支持脚207は、Y軸方向に沿って複数回折り返して設けられていてもよい。
支持脚207は、光検出部20の周囲の層間絶縁膜204、素子分離絶縁膜203及び埋め込み酸化膜201をエッチングすることで、所望の形状に設けられている。支持脚207の光検出部20と接続される一端と、突出部210と接続される他端と、の長さを長くすると、突出部210と光検出部20との間の断熱性を高めることができる。支持脚207の内部には、支持脚207の形状に沿って配線207aが設けられている。光検出部20と回路部30とは、この配線207aによって導通している。
蓋50には、光検出部20で検出する光(例えば、赤外線光)を十分に透過する材料が用いられる。蓋50には、例えばシリコンが用いられる。蓋50は、回路部30に接続されている。蓋50は、例えば常温による接合プロセスによって回路部30に接続されている。
蓋50を回路部30に接続すると、光検出部20の上側の第2空間部SP2が構成される。第2空間部SP2と、光検出部20の下側の第1空間部SP1と、は連通している。蓋50が突出部210及び回路部30に接続されると、第1空間部SP1及び第2空間部SP2は密閉される。これにより、例えば大気圧と異なる圧力下で蓋50を接続すると、第1空間部SP1及び第2空間部SP2の内圧を当該圧力にすることができる。撮像素子110では、第1空間部SP1及び第2空間部SP2の内圧は、大気圧よりも低い状態(例えば、真空状態)になっている。
このような撮像素子110によれば、光検出部20が空間中(第1空間部SP1及び第2空間部SP2の間)に設置される。このため、光検出部20を外部から熱的に離隔でき、熱コンダクタンスを低くするすることができる。これにより、光検出部20の断熱性が高まり、撮像素子110を強制的に冷却することなく正確に光量を検出することができるようになる。
また、蓋50の接続を常温で行っているため、蓋50の接合時に、光検出部20に大きな熱ストレスが加わらない。
例えば、蓋50をはんだによって接合する場合には、はんだの溶融に数百度程度の昇温を伴う工程が必要である。このような高温の工程によって、光検出部20に大きな熱ストレスが加わることになる。
本実施形態では、このような高温の工程が不要になり、光検出部20への熱ストレスの印加を回避して、信頼性を維持することができる。
また、本実施形態に係る撮像素子110では、凹部101と貫通孔102とが基板10の異方性エッチングによって形成される。また、蓋50の接続によって第1空間部SP1及び第2空間部SP2の密閉性を確保している。したがって、光検出部20の形成から、凹部101及び貫通孔102の形成、蓋50の接続、バンプ電極60の形成まで、基板10を切断することなく行うことができる。これにより、撮像素子110の生産性を向上できるようになる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、撮像素子の製造方法の一例である。
図4〜図7は、撮像素子の製造方法を例示した模式的断面図である。
先ず、図4(a)に表したように、基板10の上に光検出部20及び回路部30を形成する。ここでは、例えばSOI基板を用いたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)製造プロセスが適用される。
具体的には、例えば、単結晶シリコンからなる基板10の上に埋め込み酸化膜201を形成し、埋め込み酸化膜201の上に、半導体層202を形成する。半導体層202は、例えば単結晶シリコン膜である。SOI基板は、シリコンの基板10、埋め込み酸化膜201及び半導体層202を含む。
半導体層202には、素子分離絶縁膜203を形成する。素子分離絶縁膜203の間の半導体層202には、所定の不純物注入等を行って、例えばPN接合ダイオードによる光電変換部202aを形成する。
また、回路部30における半導体層202には、必要に応じてトランジスタ等の素子を形成する。
光検出部20及び回路部30の上には、層間絶縁膜204を形成する。層間絶縁膜204には、例えば酸化シリコンやTEOS(テトラエトキシシラン)が用いられる。層間絶縁膜204は多層膜になっている。層間絶縁膜204の多層膜間には、配線層205が設けられる。光検出部20と回路部30とは、配線層205の層間配線部35によって接続されている。層間配線部35には、例えばアルミニウムが用いられる。層間配線部35は、後述する貫通孔102を形成する位置まで形成しておく。
また、層間絶縁膜204の多層膜間において、光検出部20の上方及び後述する支持脚207の上方に、エッチングストッパ膜204aを形成しておく。エッチングストッパ膜204aには、例えば窒化シリコンが用いられる。
次に、図4(b)に表したように、光検出部20の周囲に支持脚207を形成する。支持脚207は、次のように形成される。すなわち、光検出部20の周囲の層間絶縁膜204、素子分離絶縁膜203及び埋め込み酸化膜201をエッチングして、スリット209を形成する。エッチングしない部分には、フォトレジスト等の保護膜が形成されている。エッチングされずに残った部分が支持脚207になる。エッチングには、例えばRIE(Reactive Ion Etching)が用いられる。
次に、図4(c)に表したように、光検出部20及び支持脚207の上方の層間絶縁膜204の一部をエッチングして除去する。このエッチングには、例えばドライエッチングが用いられる。エッチングは、エッチングストッパ膜204aの上まで行われる。これにより、光検出部20の部分よりも上側に突出した突出部210が構成される。
また、基板10の第2主面10bに保護マスク300を形成し、パターニングする。保護マスク300には、例えば酸化シリコン及び窒化シリコンが用いられる。保護マスク300のパターニングによって、後述する貫通孔102が形成される位置に開口が設けられる。
次に、図5(a)に表したように、基板10をエッチングして、凹部101及び貫通孔102を形成する。
このエッチングには、異方性エッチングが適用される。エッチングのエッチャントには、例えばKOH溶液またはTMAH溶液が用いられる。
基板10の第1主面10a側では、支持脚207の形成の際に設けたスリット209を介してエッチャントが基板10の第1主面10aに達する。基板10として例えば単結晶シリコンを用いた場合、第1主面10aには{100}面を適用する。異方性エッチングは、エッチング速度に面方位依存性を有する。このため、基板10のエッチングの進行とともに{111}面が露出することになる。このエッチングにより凹部101が形成され、凹部101には{111}面が露出することになる。この露出した{111}面が第1傾斜面101aになる。第1傾斜面101aの第1主面10aに対する第1の角度θ1は、約55°の角度になる。これにより、光検出部20の下側に凹部101が形成され、光検出部20が基板10と離間する。
さらに、同じエッチャントによる同じエッチング工程で、基板10の第2主面10b側もエッチングされる。
すなわち、第2主面10bに設けた保護マスク300の開口から基板10の第2主面10b側のエッチングが進行していく。このエッチングにおいても、異方性エッチングの面方位依存性により、エッチングの進行とともに{111}面が露出することになる。第2主面10bのエッチングは、基板10を貫通するまで行われる。これにより、貫通孔102が形成される。エッチングによって露出した{111}面が第2傾斜面102aである。第2系や面102aの第1主面10aに対する第2の角度θ2は、約55°である。
本実施形態では、凹部101及び貫通孔102が同一のエッチング工程で形成される。同じエッチャントによる異方性エッチングによって、凹部101の第1傾斜面101aの第1の角度θ1と、貫通孔102の第2傾斜面102aの第2の角度θ2とは、ともに約55°になる。すなわち、貫通孔102の第2傾斜面102aは、凹部101の第1傾斜面101aと平行になる。
ここで、凹部101及び貫通孔102を同じエッチング工程で形成する場合、貫通孔102の方が凹部101よりも深いため、貫通孔102の最大の開口サイズは、凹部101の最大の開口サイズよりも大きくなる。
基板10を異方性エッチングする際のエッチング深さは、エッチャントが接する開口部の大きさに関係する。
図8は、エッチング深さを例示する模式図である。
基板10の上のマスクMが形成され、マスクMの開口部の大きさがH1である場合、エッチングは第1主面10aに対して所定の角度(例えば、約55°)で進む。したがって、基板10のエッチング深さD1は、開口部の大きさH1によって決まる。
基板10を貫通する貫通孔102を形成するには、エッチング深さD1が基板10の深さ以上になるようにマスクM(保護マスク300)の開口部の大きさH1を決定する。
例えば、開口部の大きさH1が約1ミリメートル(mm)の場合、エッチング深さD1は約725マイクロメートル(μm)になる。また、開口部の大きさH1が約420μmの場合、エッチング深さD1は約300μmになる。また、開口部の大きさH1が約280μmの場合、エッチング深さD1は約200μmになる。また、開口部の大きさH1が約140μmの場合、エッチング深さD1は約100μmになる。
このように、得たいエッチング深さD1によって、開口部の大きさH1を設定すれば、同じエッチング工程で凹部101及び貫通孔102を所望の深さにエッチングして形成することができる。
本実施形態では、凹部101の深さは基板10の厚さよりも浅いため、エッチング深さD1が基板10の厚さよりも浅くなる開口部の大きさH1を設定する。ここで、凹部101のエッチングにおいては、エッチングの進行とともに第1傾斜面101aが露出し、対向する第1傾斜面101aの先端が交わるところでエッチングの進行は止まることになる。
一方、貫通孔102の深さは基板10の厚さよりも深いため、エッチング深さD1が基板10の厚さよりも深くなる開口部の大きさH1を設定する。なお、貫通孔102の形成では、基板10の厚さを超えるエッチング深さD1になる開口部の大きさH1を設定しても、基板10上の埋め込み酸化膜201でエッチングが止まることになる。
なお、貫通孔102の形成においては、基板10を貫通するエッチングが必要であるため、基板10の厚さに応じた保護マスク300の開口の面積が必要となる。したがって、この開口の面積を抑制するために、基板10を予めCMP(Chemical Mechanical Polishing )等によって例えば100μm程度に薄肉化しておいてもよい。
基板10をエッチングした後は、保護マスク300を除去しておく。
次に、図5(b)に表したように、突出部210及び回路部30の上に蓋50を接合する。蓋50の接合には、例えば、接合面の活性化による直接接合方式を用いることができる。蓋50は、突出部210及び回路部30の最上層である層間絶縁膜204の最上層(例えば、窒化シリコン膜)に接合される。
直接接合方式は、Ar(アルゴン)等の不活性ガスのイオンまたは光速電子ビームを層間絶縁膜204の最上層及び蓋50の接合面に照射して、接合障害層を除去する。そして、蓋50を層間絶縁膜204の最上層に接合する。これにより、接合面の表面の原子の結合手同士が直接結合し、強固な接合が可能になる。この接合は、常温で行うことができる。
この接合は、真空チャンバ内で行われる。これにより、蓋50が接合されると、光検出部20の上側に形成される第1空間部SP1及び光検出部20の下側に形成される第2空間部SP2は、真空状態で密封されることになる。
このような直接接合方式では、はんだを用いた接合のように、加熱の際にはんだから発生する有機物等のガスが発生しない。したがって、光検出部20の表面に不要な物質が存在せず、安定的な真空封止を行うことが可能になる。
なお、蓋50の表裏面には、AR(Anti Reflective)コート50a及び50bが設けられていてもよい。また、蓋50と、層間絶縁膜204の最上層と、の接合性を向上させるために、接合面を例えばCMPによって研磨し、平坦性を高めておくことが望ましい。
次に、図5(c)に表したように、貫通孔102によって露出した埋め込み酸化膜201、その上の素子分離絶縁膜203、バリアメタル(図示せず)及び層間絶縁膜204をエッチングし、層間配線部35を露出させる。このエッチングには、例えばドライエッチングが用いられる。このエッチングによって、貫通孔102と連通する連通孔104が形成される。
次に、図6(a)に表したように、基板10の第2主面10b、貫通孔102の内壁及び連通孔104の内壁に絶縁膜301を成膜する。絶縁膜301には、例えば酸化シリコンが用いられる。そして、絶縁膜301のパターニングを行い、連通孔104の部分で層間配線部35を露出させる。また、蓋50の上側に保護膜310を形成する。保護膜310には、例えばレジストが用いられる。
次に、図6(b)に表したように、絶縁膜301及び連通孔104の部分で露出した層間配線部35にシード層302を成膜する。シード層302には、例えば銅が用いられる。シード層302は、例えばスパッタリングによって形成される。そして、シード層302を必要に応じてパターニングする。シード層302は、連通孔104の部分で露出した層間配線部35と接触し、導通している。
次に、図6(c)に表したように、シード層302の上にめっきを施す。めっきの金属には、例えば銅が用いられる。これにより、連通孔104内及び少なくとも貫通孔102内にめっきの金属による貫通配線40が形成される。
なお、図6(c)に示す例では、基板10の裏面に、貫通配線40と同じめっきによって裏面配線41を形成している。
次に、図7(a)に表したように、基板10の裏面にソルダーレジスト320を塗布する。ソルダーレジスト320は貫通孔102にも埋め込まれる。そして、ソルダーレジスト320の一部を除去するパターニングを行う。これにより、ソルダーレジスト320の一部に開口部320aが設けられる。開口部302aは、貫通配線40または貫通配線40と導通する裏面配線41の部分に設けられる。これにより、開口部320aから貫通配線40または裏面配線41が露出する。図7(a)に示す例では、開口部320aから裏面配線41が露出している。
そして、図7(b)に表したように、ソルダーレジスト320の開口部320aに、バンプ電極60を形成する。バンプ電極60には、例えばはんだボールが用いられる。以上の工程によって、撮像素子110が完成する。撮像素子110では、基板10の裏面側にバンプ電極60が設けられているため、図示しない回路基板上に、バンプ電極60をリフロー等で融着して実装することが可能になる。
なお、図7(c)に示した撮像素子111の例は、図7(b)に例示したような裏面配線41を設けず、貫通孔102内の貫通配線40にバンプ電極60を設けた例である。すなわち、裏面配線41を設けず、ソルダーレジスト320の開口部320aを貫通孔102の位置に設ける。これにより、開口部320aから露出した貫通孔102内の貫通配線40にバンプ電極60を形成することができる。
このような製造方法によれば、光検出部20の形成からバンプ電極60の形成まで、基板10を切断せずに行うことができる。また、光検出部20の下側の凹部101と、基板10の貫通孔102と、を同じエッチング工程で形成することができ、貫通孔102を別途の工程で形成する場合に比べて生産性を向上できるようになる。
また、蓋50の接合によって光検出部20を密封空間内に収めることができ、別途の専用ケースに撮像素子110を収納して封止する場合に比べてデバイスの小型化を達成できる。
また、蓋50の接合工程を常温で行うため、光検出部20に熱ストレスを加えることなく撮像素子110を製造することが可能になる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、撮像モジュールの一例である。
図9は、第3の実施形態に係る撮像モジュールを例示する模式図である。
図9(a)は、図9(b)のA1−A2線での模式的断面図、図9(b)は、撮像モジュールの裏面の模式的平面図である。
図9(a)に表したように、第3の実施形態に係る撮像モジュール200は、上記説明した撮像素子110と、レンズ400と、を備える。
レンズ400は、撮像素子110の蓋50の上に配置される。レンズ400は、例えばホルダ450に取り付けられている。レンズ400が取り付けられたホルダ450は、撮像素子110に固定されている。
レンズ400には、凹レンズ、凸レンズ、複合レンズ及び非球面レンズなど、必要に応じた形状が用いられる。ホルダ450は、レンズ400の例えば周縁を保持する。なお、レンズ400とホルダ450とは、別体でも、一体に成形されていてもよい。例えば、レンズ400及びホルダ450は、射出成形等によって一体成形されたものであってもよい。
本実施形態に係る撮像モジュール200は、撮像素子110を収納する外装部460を備えている。外装部460は、上側が開口した箱形をしており、底板461の略中央に基板10の外形よりもわずかに小さな穴461aを備えている。撮像素子110は、底板461の穴461aに合わせて収納される。底板461の穴461aからは、撮像素子110の裏面のバンプ電極60が露出する。外装部460の側板462と、収納された撮像素子110と、の間には、ホルダ450の一部がはめ込まれる。ホルダ450は、外装部460を介して撮像素子110に取り付けられる。
撮像素子110の基板10は、撮像領域500と、撮像領域500に並置された周辺領域501と、を有している。複数の光検出部20は、撮像領域500に配列されている。すなわち、複数の光検出部20は、第1主面10aに沿ってマトリクス状に配置される。なお、複数の光検出部20は、第1主面10aに沿って一列に並べられていてもよい。回路部30は、複数の光検出部20が配置される領域の周辺に設けられている。
図9(b)に表したように、複数の貫通孔102は、基板10の周辺領域501に配置される。バンプ電極60は、貫通孔102に隣接して設けられる。図9に例示した撮像素子110では、図7(b)に例示したように、基板10の裏面側に裏面配線41が設けられ、この裏面配線41にバンプ電極60が設けられる。したがって、バンプ電極60は、貫通孔102に隣接した位置に配置されることになる。
なお、図7(c)に例示したように、貫通孔102の位置にバンプ電極60が設けられている撮像素子111を用いた場合には、図9(b)に例示した貫通孔102と同じ位置にバンプ電極60が配置されることになる。
このような撮像モジュール200によれば、基板10を切断することなく光検出部20を基板10及び蓋50から離間できる撮像素子110によって、生産性の向上及び製造コストの低減を達成することができる。
また、撮像モジュール200では、撮像素子110の全体を気密封止する必要がないことから、小型の撮像モジュール200を提供することができる。すなわち、撮像素子110を専用のケースに収納して真空封止する例に比べて、大幅な小型化を達成できる。例えば、撮像モジュール200では、基板10を切断したチップサイズと同等な大きさのモジュールを実現できる。
なお、本実施形態は、赤外線を検出する撮像素子110及び111を例に説明したが、赤外線以外の波長域の光を検出する撮像素子110及び111であってもよい。また、撮像素子110及び111は、光を検出する光検出素子を含む。また、基板10としてシリコンを用いた例を説明したが、シリコン以外であっても適用可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、生産性を向上した撮像素子、撮像モジュール及び撮像素子の製造方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…基板、10a…第1主面、10b…第2主面、20…光検出部、30…回路部、40…貫通配線、50…蓋、60…バンプ電極、70…保護膜、θ1…第1角度、θ2…第2角度、101…凹部、101a…第1傾斜面、102…貫通孔、102a…第2傾斜面、104…連通孔、110、111…撮像素子、200…撮像モジュール、400…レンズ、450…ホルダ、SP1…第1空間部、SP2…第2空間部

Claims (14)

  1. 第1主面と、前記第1主面とは反対側の第2主面と、前記第1主面に設けられ前記第2主面の方向に後退した凹部と、前記第1主面と前記第2主面とに連通し前記第1主面から前記第2主面に向かう第1方向に延在する貫通孔と、を有する基板と、
    前記凹部の上で前記基板と離間して設けられた光検出部と、
    前記光検出部と導通し前記第1主面の上に設けられた回路部と、
    前記回路部と導通し前記貫通孔の内部に設けられた貫通配線と、
    を備え、
    前記凹部は、前記第1主面に対して傾斜する第1傾斜面を有し、
    前記貫通孔は、前記第1傾斜面に平行な第2傾斜面を有することを特徴とする撮像素子。
  2. 前記第2傾斜面は、前記基板の異方性エッチングによって露出する面を含むことを特徴とする請求項1記載の撮像素子。
  3. 前記基板は、シリコンを含み、
    前記第1主面は、前記シリコンの{100}面であり、
    前記第2傾斜面は、前記シリコンの{111}面を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像素子。
  4. 前記第2傾斜面は、前記第1主面に対して55°の角度の面を含むことを特徴とする請求項3記載の撮像素子。
  5. 前記貫通孔の最大の開口サイズは、前記凹部の最大の開口サイズよりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の撮像素子。
  6. 前記光検出部の前記基板とは反対側で前記光検出部と離間して設けられた蓋をさらに備え、
    前記基板の前記凹部と前記光検出部との間には密閉された第1空間部が設けられ、
    前記蓋と前記光検出部との間には密閉された第2空間部が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の撮像素子。
  7. 前記第1空間部の内部の圧力は大気圧よりも低く、
    前記第2空間部の内部の圧力は大気圧よりも低いことを特徴とする請求項6記載の撮像素子。
  8. 前記凹部の開口の前記第1主面に沿った方向の幅は、前記第1主面から前記基板の前記第1主面とは反対側の第2主面に向かうに従い小さく、
    前記貫通孔の開口の前記第2主面に沿った方向の幅は、前記第2主面から前記第1主面に向かうに従い小さいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の撮像素子。
  9. 前記第2主面に設けられ前記第1方向に沿って突出し前記貫通配線と導通するバンプ電極をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の撮像素子。
  10. 第1主面と、前記第1主面とは反対側の第2主面と、前記第1主面に設けられ前記第2主面の方向に後退した凹部と、前記第1主面と前記第2主面に連通し前記第1主面から前記第2主面に向かう第1方向に延在する貫通孔と、を有する基板と、
    前記凹部の上で前記基板と離間して設けられた光検出部と、
    前記光検出部と導通し前記第1主面の上に設けられた回路部と、
    前記回路部と導通し前記貫通孔の内部に設けられた貫通配線と、
    前記光検出部の前記基板とは反対側で前記光検出部と離間して設けられた蓋と、
    を備え、
    前記凹部は、前記第1主面に対して傾斜する第1傾斜面を有し、
    前記貫通孔は、前記第1傾斜面に平行な第2傾斜面を有する撮像素子と、
    前記撮像素子の前記蓋の上に設けられたレンズと、
    を備えたことを特徴とする撮像モジュール。
  11. 基板の第1主面の上に光検出部と、前記光検出部と導通する回路部と、を形成する工程と、
    前記基板と前記光検出部との間において前記基板に凹部を形成しつつ、前記第1主面と直交する方向に沿って前記基板を貫通する貫通孔の少なくとも一部を形成するためのエッチングを行う工程と、
    前記回路部と導通する貫通配線を前記貫通孔の内部に形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする撮像素子の製造方法。
  12. 前記エッチングを行う工程は、
    前記凹部に、前記第1主面に対して傾斜する第1傾斜面を形成し、
    前記貫通孔に、前記第1傾斜面に平行な第2傾斜面を形成することを含むことを特徴とする請求項11記載の撮像素子の製造方法。
  13. 前記凹部を形成するためのエッチング及び前記貫通孔を形成するためのエッチングは、異方性エッチングであることを特徴とする請求項11または12に記載の撮像素子の製造方法。
  14. 前記光検出部の前記基板とは反対側に前記光検出部と離間して蓋を設ける工程と、
    前記貫通配線と導通し前記基板の前記第1主面とは反対側の前記第2主面から離れる方向に突出したバンプ電極を形成する工程と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載の撮像素子の製造方法。
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