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JP2012059322A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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JP2012059322A
JP2012059322A JP2010201701A JP2010201701A JP2012059322A JP 2012059322 A JP2012059322 A JP 2012059322A JP 2010201701 A JP2010201701 A JP 2010201701A JP 2010201701 A JP2010201701 A JP 2010201701A JP 2012059322 A JP2012059322 A JP 2012059322A
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Japan
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laser
laser beam
optical disc
wavelength
light
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JP2010201701A
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English (en)
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Toru Hotta
徹 堀田
Ryoichi Kawasaki
良一 川崎
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electronic Device Sales Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Optec Design Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】 波長が異なる3つのレーザー光によって異なる規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 第1、第2及び第3レーザー光の光路合成をハーフミラー17にて行うように構成し、また前記ハーフミラー17と対物レンズとの間に設けられているとともに第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の偏光方向を直線偏光光から円偏光光へ、また円偏光光から直線偏光光へ変換する3波長対応型の1/4波長板9を共通光路内に設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や光ディスクに信号の記録動作をレーザー光によって行う光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射することによって信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。
光ディスク装置としては、CDやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に普及しているが、最近では記録密度を向上させた光ディスク、即ちBlu−ray規格の光ディスクを使用するものが開発されている。
CD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が785nmである赤外光が使用され、DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作行うレーザー光としては、波長が655nmの赤色光が使用されている。
また、CD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透明な保護層の厚さは1.2mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.47と設定されている。そして、DVD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透明な保護層の厚さは0.6mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.6と設定されている。
斯かるCD規格及びDVD規格の光ディスクに対して、Blu−ray規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が短いレーザー光、例えば波長が405nmの青紫色光が使用されている。
Blu−ray規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられている保護層の厚さは、0.1mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.85と設定されている。
Blu−ray規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の読み出し動作や該信号記録層に信号を記録するためにレーザー光を集光させることによって生成されるレーザースポットの径を小さくする必要がある。所望のレーザースポット形状を得るために使用される対物レンズは、開口数が大きくなるだけでなく焦点距離が短くなるので、対物レンズの曲率半径が小さくなるという特徴がある。
前述したCD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の全ての光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が製品化されているが、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置として、Blu−ray規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1レーザー光を放射するレーザーダイオード、該レーザーダイオードから放射される第1レーザー光を信号記録層に集光させる第1対物レンズ、DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第2レーザー光及びCD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第3レーザー光を放射する2波長レーザーダイオード、そして第2レーザー光
及び第3レーザー光を各光ディスクの信号記録層に集光させる第2対物レンズが組み込まれた光ピックアップ装置が一般に採用されている(特許文献1参照。)。
特開2010−61781号公報
1つの波長のレーザー光を放射するレーザーダイオード、2つの波長のレーザー光を放射する2波長レーザーダイオード、そして2つの対物レンズによって規格の異なる3つの光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うように構成された光ピックアップ装置において、各レーザー光毎に光路を設けた場合には多くの光学部品を必要とするため高価になるだけでなく、小型化することが出来ないという問題がある。
斯かる問題を解決する方法として特許文献1に記載されているように光路を兼用するとともに光検出器を兼用する技術が提供されている。しかしながら、斯かる技術は光路合成を行う光学素子として2つの偏光ビームスプリッタを使用しているので製造価格が高くなるという問題がある。
斯かる問題を解決する方法として1つの偏光ビームスプリッタと1つのハーフミラーを利用して第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の光路を共通化することが行われている。斯かる構成の従来の光ピックアップ装置について図2及び図3を参照して説明する。
図3において、1は例えば波長が405nmの青紫色光である第1レーザー光を生成放射するレーザーダイオード、2は前記レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光が入射される第1回折格子であり、レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部2aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板2bとより構成されている。
3は例えば波長が655nmの赤色光である第2レーザー光を生成放射する第1レーザー素子及び785nmの赤外色光である第3レーザー光を生成放射する第2レーザー素子が同一のケース内に収納されている2波長レーザーダイオードである。
4は前記2波長レーザーダイオード3に組み込まれている第1レーザー素子から放射される第2レーザー光及び第2レーザー素子から放射される第3レーザー光が入射される第2回折格子であり、レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部4aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板4bとより構成されている。
5は前記2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光及び第3レーザー光が前記第2回折格子4を通して入射される位置に設けられているダイバージェンスレンズであり、入射される発散光であるレーザー光の発散角度を調整する作用を成すものである。
6は前記第1回折格子2を透過して入射される第1レーザー光のS偏光光を反射するとともに後述する光路を通して光ディスクから反射されてくる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の戻り光であるP偏光光を透過するハーフミラーである。7は前記第2回折格子4及びダイバージェンスレンズ5を通して入射される第2レーザー光及び
第3レーザー光のS偏光光を反射するとともに前記ハーフミラー6にて反射されて入射される第1レーザー光を透過させ、且つ光ディスクから反射されてくる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の戻り光であるP偏光光を透過させる偏光ビームスプリッタである。
斯かる構成の偏光ビームスプリッタ7において、前記第2回折格子4及びダイバージェンスレンズ5を通して入射される第2レーザー光及び第3レーザー光のS偏光光の一部を透過させるとともにハーフミラー6から反射されて入射される第1レーザー光のS偏光光の一部を反射させるように構成されている。8は前記偏光ビームスプリッタ7にて反射される第1レーザー光、該偏光ビームスプリッタ7を透過する第2レーザー光及び第3レーザー光が照射される位置に設けられているフロントモニターダイオードであり、各レーザー光の出力に応じた検出信号を出力するように構成されている。即ち、前記フロントモニターダイオード8から得られる検出信号を利用することによってレーザー出力を所望のレーザー出力になるように制御することが出来る。
9は前記偏光ビームスプリッタ7を透過した第1レーザー光、該偏光ビームスプリッタ7にて反射された第2レーザー光及び第3レーザー光が入射される位置に設けられているとともに3つの異なる波長のレーザー光に対応して入射されるレーザー光を直線偏光光から円偏光光に、また反対に円偏光光から直線偏光光に変換する作用を成す3波長対応型の1/4波長板である。
10は前記1/4波長板9を透過したレーザー光が入射されるとともに入射されるレーザー光を平行光に変換するコリメートレンズであり、該コリメートレンズ10の光軸方向への変位動作によって光ディスクの保護層の厚さに基づいて生じる球面収差を補正するように構成されている。
11は第1レーザー光を第1光ディスクD1(図2参照)に設けられている信号記録層L1に集光する第1対物レンズ、12は第2レーザー光を第2光ディスクD2に設けられている信号記録層L2に集光させるとともに第3レーザー光を第3光ディスクD3に設けられている信号記録層L3に集光させる第2対物レンズである。斯かる構成において、第1対物レンズ11と第2対物レンズ12とは、例えば4本の支持ワイヤーによって光ディスクの面に対して直角方向であるフォーカシング方向への変位動作及び光ディスクの径方向であるトラッキング方向への変位動作を行うことが出来るように支持されているレンズホルダーと呼ばれる部材に搭載されている。
前記コリメートレンズ10を透過した第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光は、図2に示す光学系によって第1対物レンズ11及び第2対物レンズ12に導かれるように構成されている。図2において、13は波長選択性素子であり、第1レーザー光を透過させるとともに第2レーザー光及び第3レーザー光を第2対物レンズ12方向へ反射させるように構成されている。14は前記波長選択性素子13を透過した第1レーザー光を第1対物レンズ11方向へ反射させる立ち上げミラーである。斯かる構成は特許文献1に記載されている技術と同一である。
斯かる構成において、コリメートレンズ10を透過した第1レーザー光は、前記波長選択性素子13を透過するとともに立ち上げミラー14にて反射されて第1対物レンズ11に入射されることになる。このようにして第1対物レンズ11に入射された第1レーザー光は、該第1対物レンズ11の集光動作によって第1光ディスクD1に設けられている信号記録層L1に集光されることになる。
また、コリメートレンズ10を透過した第2レーザー光は、前記波長選択性素子13に
て反射されて第2対物レンズ12に入射されることになる。このようにして第2対物レンズ12に入射された第2レーザー光は、該第2対物レンズ12の集光動作によって第2光ディスクD2に設けられている信号記録層L2に集光されることになる。そして、コリメートレンズ10を透過した第3レーザー光は、前記波長選択性素子13にて反射されて第2対物レンズ12に入射されることになる。このようにして第2対物レンズ12に入射された第3レーザー光は、該第2対物レンズ12の集光動作によって第3光ディスクD3に設けられている信号記録層L3に集光されることになる。
斯かる構成において、レーザーダイオード1から放射された第1レーザー光は、第1回折格子2、ハーフミラー6、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長板9、コリメートレンズ10、波長選択性素子13及び立ち上げミラー14を介して第1対物レンズ11に入射された後、該第1対物レンズ11の集光動作によって第1光ディスクD1に設けられている信号記録層L1に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L1に照射された第1レーザー光は該信号記録層L1にて戻り光として反射されることになる。
また、2波長レーザーダイオード3の第1レーザー素子から放射された第2レーザー光は、第2回折格子4、ダイバージェンスレンズ5、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長板9、コリメートレンズ10及び波長選択性素子13を介して第2対物レンズ12に入射された後、該第2対物レンズ12の集光動作によって第2光ディスクD2に設けられている信号記録層L2に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L2に照射された第2レーザー光は該信号記録層L2にて戻り光として反射されることになる。
そして、2波長レーザーダイオード3の第2レーザー素子から放射された第3レーザー光は、第2回折格子4、ダイバージェンスレンズ5、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長板9、コリメートレンズ10及び波長選択性素子13を介して第2対物レンズ12に入射された後、該第2対物レンズ12の集光動作によって第3光ディスクD3に設けられている信号記録層L3に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L3に照射された第3レーザー光は該信号記録層L3にて戻り光として反射されることになる。
第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射された第1レーザー光の戻り光は、第1対物レンズ11、立ち上げミラー14、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このようにしてハーフミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第1レーザー光の戻り光は前記ハーフミラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラー6を透過することになる。
また、第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射された第2レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ12、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このようにしてハーフミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第2レーザー光の戻り光は前記ハーフミラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラー6を透過することになる。
そして、第3光ディスクD3の信号記録層L3から反射された第3レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ12、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このようにしてハーフミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第3レーザー光の戻り光は前記ハーフ
ミラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラー6を透過することになる。
15は前記ハーフミラー6を透過した制御用レーザー光が入射されるAS板であり、該ハーフミラー6にて生成される非点収差の大きさをフォーカスエラー信号を生成するために適した大きさになるように拡大する作用を成すとともに該ハーフミラー6にて発生するコマ収差を補正する作用を成すものである。16は前記AS板15を通して制御用レーザー光が照射される光検出器14であり、周知の4分割センサー等が設けられており、メインビームの照射動作によって光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動作に伴う信号生成動作及び非点収差法によるフォーカシング制御動作を行うためのフォーカスエラー信号生成動作、そして2つのサブビームの照射動作によってトラッキング制御動作を行うためのトラッキングエラー信号生成動作を行うように構成されている。斯かる各種の信号生成のための制御動作は、周知であるので、その説明は省略する。
前述したようにレーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の第1光ディスクD1の信号記録層L1までの往路、2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光の第2光ディスクD2の信号記録層L2までの往路及び2波長レーザーダイオード3から放射される第3レーザー光の第3光ディスクD3の信号記録層L3までの往路について比較すると、偏光ビームスプリッタ7から波長選択性素子13までの光路を兼用していることがわかる。
そして、第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射される第1レーザー光の戻り光の光検出器16までの復路、第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射される第2レーザー光の戻り光の光検出器16までの復路及び第3光ディスクD3の信号記録層L3から反射される第3レーザー光の戻り光の光検出器16までの復路につて比較すると、波長選択性素子13から光検出器16までの光路を兼用していることがわかる。
図3に示した従来の光ピックアップ装置は、レーザー光を光ディスクの信号記録層に導く往路及び光ディスクの信号記録層から反射される戻り光を光検出器16に導く復路を兼用しているので、光学部品の数を減らすことが出来、その結果、製造価格を下げることが出来るだけでなく光ピックアップ装置を小型化することが出来るという利点を有している。
斯かる構成の光ピックアップ装置において、ハーフミラー6にて発生する非点収差の補正及びコマ収差の補正動作を行うためにAS板15を設ける必要があるので、部品点数が増加する。その結果、作業工程が増加するだけでなく取り付け動作を精度良く行う必要があるので、組立価格が高くなるという問題がある。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ピックアップ装置を提供しようとするものである。
本発明は、光ディスクの表面から信号記録層までの距離が短い第1光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1波長のレーザー光を放射するレーザーダイオード、光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第1光ディスクより長い第2光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第2波長のレーザー光を放射する第1レーザー素子及び光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第2光ディスクより長い第3光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第3波長のレーザー光を放射する第2レーザー素子が設けられている2波長レーザーダイオードが組み込まれた光ピックアップ装置において、前記2波長レーザーダイオードから放射される第2レーザー光
及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ透過させるとともに前記レーザーダイオードから放射される第1レーザー光を対物レンズ方向へ反射させ、且つ透過した第2、第3レーザー光及び反射された第1レーザーの光軸に対して傾斜して設けられているハーフミラーと、前記ハーフミラーにて反射される第1レーザー光、前記ハーフミラーを透過する第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ導くとともに前記第1光ディスクの信号記録層、第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディスクの信号記録層から反射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を光検出器方向へ導く偏光ビームスプリッタと、該偏光ビームスプリッタと対物レンズとの間に設けられているとともに第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の偏光方向を直線偏光光から円偏光光へ、また円偏光光から直線偏光光へ変換する3波長対応型の1/4波長板とより構成したことを特徴とするものである。
また、本発明は、2波長レーザーダイオードに組み込まれている第1レーザー素子と第2レーザー素子とがメリジオナル面内において水平になるように配置したことを特徴とするものである。
そして、本発明は、レーザーダイオードから放射される第1レーザー光の一部をハーフミラーを透過させることによってフロントモニターダイオードに導くとともに2波長レーザーダイオードから放射される第2レーザー光の一部及び第3レーザー光の一部を前記ハーフミラーにて反射させることによって該フロントモニターダイオードに導き、該フロントモニターダイオードによって第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の出力をモニターするようにしたことを特徴とするものである。
本発明は、波長が異なる第1、第2及び第3レーザー光によって規格の異なる第1、第2及び第3光ディスクに設けられている信号記録層に集光させることによって各信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うように構成された光ピックアップ装置において、光路合成を行う光学素子としてハーフミラーを使用するようにしたので、光学構成が簡潔になるとともに製造価格を下げることが出来る。
また、本発明は、2波長レーザーダイオードに組み込まれる第1レーザー素子と第2レーザー素子の配置をメリジオナル面内において水平になるように配置したので、第2レーザー光と第3レーザー光の光路差に起因して発生する非点収差による影響を極力小さくすることが出来る。
そして、本発明は、1つのフロントモニターダイオードによって第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の出力をモニターするようにしたので、光学構成が簡潔になるとともに製造価格を下げることが出来る。
本発明に係る光ピックアップ装置の一実施例を示す概略図である。 本発明に係る光ピックアップ装置の実施例の一部を示す図である。 従来の光ピックアップ装置の一実施例を示す概略図である。 ハーフミラーの傾きとレーザースポットの径との関係を示す特性図である。 ハーフミラーの傾きとレーザースポットの径との関係を示す特性図である。
単一のレーザー光を生成するレーザーダイオード及び異なる波長の2つのレーザー光を生成する2波長レーザーダイオードから放射されるレーザー光を利用して異なる規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うように
構成された光ピックアップ装置に関するものである。
図1は本発明の光ピックアップ装置の一実施例であり、図1及び図2を参照して本発明について説明する。尚、図3に示した光ピックアップ装置と同一の作用を成す部品には同一の符号を付している。また、本実施例では、第1回折格子2を透過する第1レーザー光は1/2波長板2bによってP方向の直線偏光光に、第2回折格子4を透過する第2レーザー光及び第3レーザー光は1/2波長板4bによってP方向の直線偏光光に変換されるように構成されている。
17は第2回折格子4を通して第1面17aに入射される第2レーザー光及び第3レーザー光のP偏光光の多くを透過させるとともに一部をモニター光として反射させ、且つ第1回折格子2を通して第2面17bに入射される第1レーザー光のP偏光光の多くを反射させるとともに一部をモニター光として透過させるハーフミラーである。
斯かる構成において、フロントモニターダイオード8は前記ハーフミラー17の第1面17aにて反射される第2レーザー光及び第3レーザー光が照射されるとともに前記ハーフミラー17を透過する第1レーザー光が照射される位置に設けられている。従って、前記フロントモニターダイオード8から得られる検出信号を利用することによってレーザーダイオード1から放射される第1レーザー光、2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光及び第3レーザー光の出力を所望のレーザー出力になるように制御することが出来る。
18は前記ハーフミラー17にて反射されるP偏光光である第1レーザー光、前記ハーフミラー17を透過するP偏光光である第2レーザー光及び第3レーザー光が同一の光路を通して入射される偏光ビームスプリッタであり、第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ透過させるとともに光ディスクから反射されてくる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の戻り光であるS偏光光を光検出器16の方向へ導くように構成されている。
斯かる構成において、レーザーダイオード1から生成放射される第1レーザー光は、第1回折格子2、ハーフミラー17、偏光ビームスプリッタ18、1/4波長板9、コリメートレンズ10、波長選択性素子13、立ち上げミラー14を介して第1対物レンズ11に導かれ、該第1対物レンズ11の集光動作によって第1光ディスクD1の信号記録層L1に集光される。
また、前記第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射される第1レーザー光の戻り光は、第1対物レンズ11、立ち上げミラー14、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ18を介して光検出器16に照射される。
そして、レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の一部がハーフミラー17を透過してフロントモニターダイオード8に照射される動作が行われる。
このように、レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の第1光ディスクD1の信号記録層L1への集光動作、該信号記録層L1から反射される戻り光の光検出器16への照射動作及びフロントモニターダイオード8へのモニター光の照射動作が行われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制御動作を行うことによって第1光ディスクD1の信号記録層L1に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る。
次に、2波長レーザーダイオード3から生成放射される第2レーザー光は、第2回折格子4、ハーフミラー17、偏光ビームスプリッタ18、1/4波長板9、コリメートレンズ10、波長選択性素子13を介して第2対物レンズ12に導かれ、該第2対物レンズ12の集光動作によって第2光ディスクD2の信号記録層L2に集光される。
また、前記第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射される第2レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ12、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ18を介して前記光検出器16に照射される。
そして、2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光の一部がハーフミラー17にて反射されてフロントモニターダイオード8に照射される動作が行われる。
このように、2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光の第2光ディスクD2の信号記録層L2への集光動作、該信号記録層L2から反射される戻り光の光検出器16への照射動作及びフロントモニターダイオード8へのモニター光の照射動作が行われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制御動作を行うことによって第2光ディスクD2の信号記録層L2に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る。
また、前記2波長レーザーダイオード3から生成放射される第3レーザー光は、第2回折格子4、ハーフミラー17、偏光ビームスプリッタ18、1/4波長板9、コリメートレンズ10、波長選択性素子13を介して第2対物レンズ12に導かれ、該第2対物レンズ12の集光動作によって第3光ディスクD3の信号記録層L3に集光される。
そして、前記第3光ディスクD3の信号記録層L3から反射される第3レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ12、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ18を介して前記光検出器16に照射される。
また、2波長レーザーダイオード3から放射される第3レーザー光の一部がハーフミラー17にて反射されてフロントモニターダイオード8に照射される動作が行われる。
このように、2波長レーザーダイオード3から放射される第3レーザー光の第3光ディスクD3の信号記録層L3への集光動作、該信号記録層L3から反射される戻り光の光検出器16への照射動作及びフロントモニターダイオード8へのモニター光の照射動作が行われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制御動作を行うことによって第3光ディスクD3の信号記録層L3に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る。
本発明に係る光ピックアップ装置は、前述したように構成されているとともに各光ディスクに記録されている信号の読み出し動作が行われるが、次に2波長レーザーダイオード3の配置について説明する。
2波長レーザーダイオード3には、第2レーザー光を生成放射する第1レーザー素子3aと第3レーザー光を生成放射する第2レーザー素子3bがレーザー基板(図示せず)上に配置されることによって組み込まれているが、両者の間隔は一般に110μmになるように製造されている。
斯かる構成の2波長レーザーダイオードを使用する場合第2レーザー光と第3レーザー光との間にはハーフミラー17を透過する光路長に差が生じることになる。斯かる光路差
に起因してハーフミラー17を透過するレーザー光に非点収差が発生することになる。
ハーフミラー17を透過するレーザー光に発生する非点収差の大きさは該ハーフミラー17の光軸に対する傾斜角度が大きく影響することになるが、斯かる非点収差に対する傾斜角度の影響度は、第1レーザー素子3aと第2レーザー素子3bを配置する方向に大きく依存することが確かめられた。
図4はメリジオナル面、即ち物点と光軸を含む面内に第1レーザー素子3aと第2レーザー素子3bが水平になるように2波長レーザーダイオード3を配置させた状態において、ハーフミラー17の傾斜角度を変化させた場合に第2対物レンズ12の集光動作によって第2光ディスクD2の信号記録層L2上に生成される第2レーザー光のスポット径との関係を示すものであり、破線はメリジオナル面内の特性、実線はサジタル面、即ちメリジオナル面に対して垂直で、且つ主光線を含む面内の特性である。
斯かる特性図より明らかなようにサジタル面方向のスポット径の変化は少なく、メリジオナル面方向の変化は傾斜角度が大きくなるに従って急激に変化することがわかる。そして、斯かる特性図より明らかなようにハーフミラー17の傾斜角度が5度から10度の範囲内にあるときスポットの径を最も小さくすることが出来る。
図5はサジタル面内に第1レーザー素子3aと第2レーザー素子3bが水平になるように2波長レーザーダイオード3を配置させた状態において、ハーフミラー17の傾斜角度を変化させた場合に第2対物レンズ12の集光動作によって第2光ディスクD2の信号記録層L2上に生成される第2レーザー光のスポット径との関係を示すものであり、破線はメリジオナル面内の特性、実線はサジタル面内の特性である。
斯かる特性図より明らかなようにサジタル面方向及びメリジオナル面方向の何れの方向においてもスポット径は傾斜角度が大きくなるに従って大きくなることがわかる。
前述した図4及び図5の特性図より明らかなように2波長レーザーダイオード3は、メリジオナル面内に第1レーザー素子3a及び第2レーザー素子3bの配置方向が水平になるように配置する方が良好なレーザースポットを得ることが出来ることになる。これは、サジタル面内では光路差が生じないので非点収差が発生しないからである。
2波長レーザーダイオードの配置方向を選定することによってハーフミラー17にて発生する非点収差による影響を抑えることが出来るので、ハーフミラー17を使用して第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の光路合成を行うことが出来る。従って、本発明によれば、光学部品の点数を減らすことが出来るので、組立工程の削減を行うことが出来るだけでなく安価にて光ピックアップ装置を製造することが出来る。
CD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の光ディスク記録されている信号の読み出し動作を行う光ピックアップ装置に実施した場合について説明したが、その他の異なる規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る光ピックアップ装置に実施することも出来る。
1 レーザーダイオード
3 2波長レーザーダイオード
3a 第1レーザー素子
3b 第2レーザー素子
8 フロントモニターダイオード
9 1/4波長板
10 コリメートレンズ
11 第1対物レンズ
12 第2対物レンズ
16 光検出器
17 ハーフミラー
18 偏光ビームスプリッタ

Claims (3)

  1. 光ディスクの表面から信号記録層までの距離が短い第1光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1波長のレーザー光を放射するレーザーダイオード、光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第1光ディスクより長い第2光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第2波長のレーザー光を放射する第1レーザー素子及び光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第2光ディスクより長い第3光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第3波長のレーザー光を放射する第2レーザー素子が設けられている2波長レーザーダイオードが組み込まれた光ピックアップ装置において、前記2波長レーザーダイオードから放射される第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ透過させるとともに前記レーザーダイオードから放射される第1レーザー光を対物レンズ方向へ反射させ、且つ透過した第2、第3レーザー光及び反射された第1レーザーの光軸に対して傾斜して設けられているハーフミラーと、前記ハーフミラーにて反射される第1レーザー光、前記ハーフミラーを透過する第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ導くとともに前記第1光ディスクの信号記録層、第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディスクの信号記録層から反射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を光検出器方向へ導く偏光ビームスプリッタと、該偏光ビームスプリッタと対物レンズとの間に設けられているとともに第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の偏光方向を直線偏光光から円偏光光へ、また円偏光光から直線偏光光へ変換する3波長対応型の1/4波長板とより成る光ピックアップ装置。
  2. 2波長レーザーダイオードに組み込まれている第1レーザー素子と第2レーザー素子とがメリジオナル面内において水平になるように配置したことを特徴とする請求項1に記載に光ピックアップ装置。
  3. レーザーダイオードから放射される第1レーザー光の一部をハーフミラーを透過させることによってフロントモニターダイオードに導くとともに2波長レーザーダイオードから放射される第2レーザー光の一部及び第3レーザー光の一部を前記ハーフミラーにて反射させることによって該フロントモニターダイオードに導き、該フロントモニターダイオードによって第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の出力をモニターするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
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