JP2012056510A - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置全体を小型化することにより、車両の軽量化を図るとともに、車両における各駆動源および駆動装置の搭載性を向上させることが可能なハイブリッド車両の駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】内燃機関11および回転電機12を駆動源とするハイブリッド車両1の駆動装置20は、内燃機関11に連結される入力軸21と、ハイブリッド車両1の駆動輪に連結される出力軸22と、入力軸21の回転を出力軸22に変速して伝達可能な4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構23を備える。4組の歯車対のうち入力軸21方向に内燃機関11から最も離間する第一歯車対は、変速機構23における最小の変速比に設定され、且つ回転電機12に連結される。
【選択図】図1
【解決手段】内燃機関11および回転電機12を駆動源とするハイブリッド車両1の駆動装置20は、内燃機関11に連結される入力軸21と、ハイブリッド車両1の駆動輪に連結される出力軸22と、入力軸21の回転を出力軸22に変速して伝達可能な4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構23を備える。4組の歯車対のうち入力軸21方向に内燃機関11から最も離間する第一歯車対は、変速機構23における最小の変速比に設定され、且つ回転電機12に連結される。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関および回転電機を駆動源とするハイブリッド車両の駆動装置に関するものである。
ハイブリッド車両は、例えば、ガソリンエンジンおよび電気モータを駆動源とし、これらの駆動源により出力される駆動力を駆動装置を介して駆動輪へ伝達している。ハイブリッド車両の駆動装置として、異なる駆動源により出力される駆動力を合成する機構として遊星歯車機構を有するものが知られている。その他に、特許文献1には、ガソリンエンジンに入力軸を連結するとともに、駆動輪に連結される出力軸に支持される出力ギヤに電気モータを連結する駆動装置が開示されている。このような駆動装置により、ハイブリッド車両は、駆動装置を適宜制御し、ガソリンエンジンおよび電気モータの少なくとも一方を駆動源とした走行を可能としている。さらに、ハイブリッド車両は、制動時における駆動輪の回転やガソリンエンジンの回転を利用して電気モータによる発電を可能としている。
ところで、特許文献1の駆動装置のように電気モータを駆動装置に連結する構成では、電気モータを搭載するスペースを確保するために駆動装置の小型化が望まれる。ここで、ハイブリッド車両の駆動装置は、例えば特許文献1のように前進用と後進用を併せて6段の変速段から構成されることがある。このような場合に、駆動装置は、6段の変速段を構成する6組の歯車対が駆動装置の軸方向に並設される。よって、これらの歯車対を収容するために所定の軸方向幅を要することになり、駆動装置の搭載位置などが制約されるおそれがある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、装置全体を小型化することにより、車両の軽量化を図るとともに、車両における各駆動源および駆動装置の搭載性を向上させることが可能なハイブリッド車両の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、装置全体を小型化することにより、車両の軽量化を図るとともに、車両における各駆動源および駆動装置の搭載性を向上させることが可能なハイブリッド車両の駆動装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、内燃機関および回転電機を駆動源とするハイブリッド車両の駆動装置であって、
前記内燃機関に連結される入力軸と、前記ハイブリッド車両の駆動輪に連結される出力軸と、前記入力軸の回転を前記出力軸に変速して伝達可能な4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構と、を備え、
前記4組の歯車対のうち前記入力軸方向に前記内燃機関から最も離間する第一歯車対は、前記変速機構における最小の変速比に設定され、且つ前記回転電機に連結されることである。
前記内燃機関に連結される入力軸と、前記ハイブリッド車両の駆動輪に連結される出力軸と、前記入力軸の回転を前記出力軸に変速して伝達可能な4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構と、を備え、
前記4組の歯車対のうち前記入力軸方向に前記内燃機関から最も離間する第一歯車対は、前記変速機構における最小の変速比に設定され、且つ前記回転電機に連結されることである。
上記の課題を解決するため、請求項2に係る発明の特徴は、内燃機関および回転電機を駆動源とするハイブリッド車両の駆動装置であって、
前記内燃機関に連結される入力軸と、前記車両の駆動輪に連結される出力軸と、前記入力軸の回転を前記出力軸に変速して伝達可能な3組の歯車対からなる変速段を有する変速機構と、を備え、
前記3組の歯車対のうち前記入力軸方向に前記内燃機関から最も離間する第一歯車対は、前記変速機構における最小の変速比に設定され、且つ前記回転電機に連結されることである。
前記内燃機関に連結される入力軸と、前記車両の駆動輪に連結される出力軸と、前記入力軸の回転を前記出力軸に変速して伝達可能な3組の歯車対からなる変速段を有する変速機構と、を備え、
前記3組の歯車対のうち前記入力軸方向に前記内燃機関から最も離間する第一歯車対は、前記変速機構における最小の変速比に設定され、且つ前記回転電機に連結されることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1において、前記変速機構における後進用の変速段は、前記4組の歯車対から前記第一歯車対を除いた何れか1組の歯車対にカウンタギヤを介在させて構成されることである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項1または2において、前記変速機構における後進用の変速段は、前記回転電機を逆回転させた前記第一歯車対であることである。
請求項5に係る発明の特徴は、請求項1〜4の何れか一項において、前記第一歯車対は、前記入力軸に支持される入力ギヤと、当該入力ギヤと噛合し前記出力軸に支持される出力ギヤとからなり、当該出力ギヤに前記回転電機が連結されることである。
請求項6に係る発明の特徴は、請求項1〜5の何れか一項において、前記駆動装置は、前記回転電機の回転軸に対して前記出力軸が平行となるように、且つ前記回転電機が前記入力軸方向に前記内燃機関と前記第一歯車対との間に位置するように配置されることである。
請求項1に係る発明によると、ハイブリッド車両の駆動装置は、4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構を備える。そして、4組の歯車対のうち入力軸方向に内燃機関から最も離間する第一歯車対は、変速機構における最小の変速比に設定され、且つ回転電機に連結される構成としている。これにより、ハイブリッド車両において比較的大きなユニットとなる内燃機関と回転電機が離間することになり、ハイブリッド車両における各駆動源および駆動装置の搭載性を向上させることができる。また、4組の歯車対が駆動装置の軸方向に並設されるため、例えば6組の歯車対からなる変速機構を備える従来の駆動装置と比較して軸方向長さを短縮することができる。よって、駆動装置全体として小型化し、駆動装置を搭載する車両の軽量化を図ることができる。
さらに、回転電機が最小の変速比に設定された第一歯車対に連結される構成としている。ハイブリッド車両に搭載される駆動装置の変速機構は、回転電機が出力する回転を変速するとともに、回転電機へ入力される回転を変速する。また、回転電機は、内燃機関と比較して回転数が低下しても高い駆動力を出力できることから、特に低回転時に内燃機関の駆動アシストを行うことが有用である。つまり、上記構成にすることにより、回転電機は、例えば変速機構における最小の変速比である最高速段を構成する歯車対に連結されている場合に、出力する回転を複数組の歯車対の何れかにより変速し、内燃機関の駆動アシストを好適に行うことができる。ここで、従来の駆動装置と比較して変速段の数を少なくすると、変速段ごとの変速比の差が大きくなり、所定回転数において駆動力が不足することが懸念される。しかし、本発明により、回転電機による駆動アシストを行うことができるので、従来の駆動装置よりも少ない変速段の数に設定することができる。これにより、駆動装置の小型化に加えて、燃費の向上、および走行時におけるシフトチェンジの回数を低減することができる。
請求項2に係る発明によると、ハイブリッド車両の駆動装置は、3組の歯車対からなる変速段を有する変速機構を備える。そして、3組の歯車対のうち入力軸方向に内燃機関から最も離間する第一歯車対は、変速機構における最小の変速比に設定され、且つ回転電機に連結される構成としている。これにより、ハイブリッド車両において比較的大きなユニットとなる内燃機関と回転電機が離間することになり、ハイブリッド車両における各駆動源および駆動装置の搭載性を向上させることができる。また、3組の歯車対が駆動装置の軸方向に並設されるため、例えば6組の歯車対からなる変速機構を備える従来の駆動装置と比較して軸方向長さを短縮することができる。よって、駆動装置全体として小型化し、駆動装置を搭載する車両の軽量化を図ることができる。
さらに、回転電機が最小の変速比に設定された第一歯車対に連結される構成としている。ハイブリッド車両に搭載される駆動装置の変速機構は、回転電機が出力する回転を変速するとともに、回転電機へ入力される回転を変速する。また、回転電機は、内燃機関と比較して回転数が低下しても高い駆動力を出力できることから、特に低回転時に内燃機関の駆動アシストを行うことが有用である。つまり、上記構成にすることにより、回転電機は、例えば変速機構における最小の変速比である最高速段を構成する歯車対に連結されている場合に、出力する回転を複数組の歯車対の何れかにより変速し、内燃機関の駆動アシストを好適に行うことができる。ここで、従来の駆動装置と比較して変速段の数を少なくすると、変速段ごとの変速比の差が大きくなり、所定回転数において駆動力が不足することが懸念される。しかし、本発明により、回転電機による駆動アシストを行うことができるので、従来の駆動装置よりも少ない変速段の数に設定することができる。これにより、駆動装置の小型化に加えて、燃費の向上、および走行時におけるシフトチェンジの回数を低減することができる。
請求項3に係る発明によると、変速機構における後進用の変速段は、4組の歯車対から第一歯車対を除いた何れか1組の歯車対にカウンタギヤを介在させて構成される。これにより、駆動装置は、内燃機関が出力する駆動力により車両を後進させるように制御することができる。よって、回転電機を作動させるバッテリーの残量などに関わらず確実に車両を後進させることができる。
請求項4に係る発明によると、変速機構における後進用の変速段は、回転電機を逆回転させた第一歯車対である構成としている。これにより、回転電機に連結された第一歯車対を前進用および後進用の変速段として兼用することができる。よって、変速機構に後進用の変速段を要することなく車両を後進させることができる。従って、駆動装置全体として部品点数を低減させることができる。
請求項5に係る発明によると、第一歯車対は、入力軸に支持される入力ギヤと、当該入力ギヤと噛合し出力軸に支持される出力ギヤとからなり、当該出力ギヤに回転電機が連結される構成としている。これにより、最小の変速比での走行時において、回転電機から出力される駆動力が最小の噛み合い数で出力軸に伝達されることになり、高速巡航時のギヤ効率を向上させることができる。つまり、高速巡航時における駆動力のロスを低減させることができるので、回転電機による内燃機関の駆動アシストを効率的に行うことができる。
請求項6に係る発明によると、駆動装置は、回転電機の回転軸に対して出力軸が平行となるように、且つ回転電機が入力軸方向に内燃機関と第一歯車対との間に位置するように配置される構成としている。換言すると、回転電機は、連結される第一歯車対に対して入力軸方向に内燃機関に近接する側に配置されることになる。これにより、駆動装置は、回転電機を含めて軸方向長さを確実に短くできる。よって、ハイブリッド車両における各駆動源および駆動装置の搭載性を向上させることができる。
以下、本発明のハイブリッド車両の駆動装置を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。また、本発明の駆動装置を搭載する車両は、内燃機関および回転電機を動力源とするハイブリッド車両として説明する。
<第一実施形態>
(駆動装置20の構成)
本実施形態において、本発明のハイブリッド車両1の駆動装置20について、図1を参照して説明する。ハイブリッド車両1は、主として、エンジン11と、電気モータ12と、制御装置13と、駆動装置20とから構成される。エンジン11は、燃料を燃焼させることにより駆動力を発生するガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関である。このエンジン11による駆動力は、エンジン11のクランク軸11aを介して駆動装置20に入力される。また、エンジン11は、制御装置13によりスロットルバルブの開度や燃料噴射量、点火時期などを制御される。
(駆動装置20の構成)
本実施形態において、本発明のハイブリッド車両1の駆動装置20について、図1を参照して説明する。ハイブリッド車両1は、主として、エンジン11と、電気モータ12と、制御装置13と、駆動装置20とから構成される。エンジン11は、燃料を燃焼させることにより駆動力を発生するガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関である。このエンジン11による駆動力は、エンジン11のクランク軸11aを介して駆動装置20に入力される。また、エンジン11は、制御装置13によりスロットルバルブの開度や燃料噴射量、点火時期などを制御される。
電気モータ12は、接続されるバッテリーからインバータ12bを介して電力を供給され、駆動力を発生する回転電機である。この電気モータ12による駆動力は、電気モータ12の回転軸12aを介して駆動装置20に入力される。また、電気モータ12の状態は、制御装置13から制御信号を入力されるインバータ12bにより適宜切り換えられる。つまり、電気モータ12は、駆動力を発生する駆動状態またはハイブリッド車両1の駆動輪から伝達される回転力により発電しバッテリーを充電する回生状態などを制御装置13により制御される。
制御装置13は、マイクロコンピュータを主体として構成される電子制御装置であり、各種センサにより車両速度やシフトポジションなどの車両情報を入力される。制御装置13は、入力した車両情報などに基づいて、エンジン11と電気モータ12による駆動力の出力を切り換えることによりハイブリッド制御を行う。これにより、ハイブリッド車両1の走行状態は、エンジン11および電気モータ12が駆動源となるHV走行、エンジン11のみが駆動源となるEG走行、電気モータ12のみが駆動源となるEV走行を切り換えられる。そして、制御装置13は、検出されるエンジン回転数およびモータ回転数や運転者のアクセル操作などに基づいて、エンジン11および電気モータ12の回転数を制御する。
さらに、制御装置13は、車速、アクセル操作によるスロットルバルブの開度、シフトポジションなどに応じて、駆動装置20の変速段を切り換え制御を行う。その他に、制御装置13は、図示しないパーキング装置の制御やABS制御などを行う。パーキング装置は、車両が駐車状態となった場合に、出力軸22に固定されたパーキングギヤ45の回転を拘束し、出力軸22の回転を防止する装置である。ABS制御は、ハイブリッド車両1の制動時において、駆動輪のロックを防止するアンチロックブレーキ(ABS)の制御である。
駆動装置20は、制御装置13による制御信号などに基づいて、動力源であるエンジン11および電気モータ12により出力される駆動力を駆動輪へ伝達する装置である。この駆動装置20は、図1に示すように、エンジン11に連結される入力軸21と、ハイブリッド車両1の駆動輪に連結される出力軸22と、入力軸21の回転を出力軸22に変速して伝達可能な4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構23を有する。
入力軸21は、軸状に形成され、図示しないミッションケースに回転可能に支持されている。この入力軸21は、図1に示すように、各変速段の入力ギヤ31〜33と、後進入力ギヤ34と、クラッチ35を有する。入力軸21の外周面には、一速入力ギヤ31、二速入力ギヤ32、および後進入力ギヤ34が一体的に固定されている。さらに、入力軸21は、三速入力ギヤ33をニードルベアリングなどの軸受け手段により遊転可能に支持している。また、入力軸21は、クラッチ35を介してエンジン11のクランク軸11aと連結され、エンジン11の駆動力を入力する。このクラッチ35は、制御装置13により係合状態を制御され、エンジン11から入力軸21への駆動力の係断を切り換える装置である。
出力軸22は、軸状に形成され、ミッションケースに回転可能に支持されている。この出力軸22は、図1に示すように、各変速段の出力ギヤ41〜43と、後進出力ギヤ44と、パーキングギヤ45と、最終出力ギヤ46を有する。出力軸22は、一速出力ギヤ41、二速出力ギヤ42、三速出力ギヤ43、および後進出力ギヤ44をニードルベアリングなどの軸受け手段により遊転可能に支持している。さらに、出力軸22の外周面には、パーキングギヤ45および最終出力ギヤ46が一体的に固定されている。このパーキングギヤ45は、車両の駐車状態において出力軸22が回転しないようにパーキング装置のロック部材と係合する。最終出力ギヤ46は、ディファレンシャル(差動機構)のリングギヤ52に噛合し、変速機構23の外部に減速した回転を出力する最終減速ギヤである。
変速機構23は、上述した各変速段の入力ギヤ31〜33および出力ギヤ41〜43と、後進入力ギヤ34および後進出力ギヤ44との4組の歯車対を有する。入力ギヤ31〜33は、対応する出力ギヤ41〜43と常時噛み合っている。ここで、4組の歯車対のうち三速入力ギヤ33および三速出力ギヤ43により構成される歯車対は、図1に示すように、入力軸21の軸線方向(図1の左右方向であり、本発明の「入力軸方向」に相当する)にエンジン11から最も離間するように配置されている。また、この歯車対は、変速機構23における最小の変速比に設定され、最高速段(三速)の変速段となっている。さらに、この歯車対の三速出力ギヤ43に中間ギヤ51を介して電気モータ12と連結される。このように三速の変速段を構成する歯車対は、本発明の「第一歯車対」に相当する。また、変速機構23は、4組の歯車対のうち後進入力ギヤ34および後進出力ギヤ44により構成される歯車対にカウンタギヤ53を介在させて、この歯車対を後進用の変速段としている構成している。
さらに、変速機構23は、入力軸21に配置される第一シンクロ機構61と、出力軸22に配置される第二シンクロ機構62および第三シンクロ機構63を有する。各シンクロ機構61〜63は、配置された軸と、当該軸に遊転可能に支持されたギヤの回転数を同調させて連結可能な機構である。第一シンクロ機構61は、入力軸21に一体的に取り付けられた連結歯車61aと、連結歯車61aにシフト可能に噛合するシフトギヤ61bを有する。このような第一シンクロ機構61は、シフトギヤ61bを入力軸21の軸線方向にシフトすることにより、三速入力ギヤ33のシンクロギヤ部に噛合状態と非噛合状態とを切り換え可能としている。この第一シンクロ機構61の切り換えにより、三速入力ギヤ33は、入力軸21に対して連結状態と非連結状態を切り換えられる。
同様に、第二シンクロ機構62は連結歯車62aとシフトギヤ62bを有し、第三シンクロ機構63は連結歯車63aとシフトギヤ63bを有する。そして、第二シンクロ機構62は、シフトギヤ62bを出力軸22の軸線方向(図1の左右方向)にシフトすることにより、出力軸22に対して一速出力ギヤ41または二速出力ギヤ42を選択的に連結可能としている。また、第三シンクロ機構63は、シフトギヤ63bを出力軸22の軸線方向にシフトすることにより、出力軸22に対して三速出力ギヤ43または後進出力ギヤ44を選択的に連結可能としている。
また、このような構成からなる駆動装置20は、本実施形態において、電気モータ12の回転軸12aに対して出力軸22が平行となるように配置される。さらに、駆動装置20は、電気モータ12が入力軸21の軸線方向にエンジン11と第一歯車対(三速の変速段を構成する歯車対)との間に位置するように配置される。即ち、電気モータ12は、中間ギヤ51を介して連結される三速出力ギヤ43に対して、図1の左右方向にエンジン11に近接する側に配置される構成としている。
(駆動装置20の動作)
ハイブリッド車両1の各走行状態における駆動装置20の動作について図1〜図3を参照して説明する。ハイブリッド車両1がエンジン11の駆動力により一速または二速で走行する場合には、第二シンクロ機構62が制御装置13により制御されシフトギヤ62bが図1の左側(一速側)または右側(二速側)にシフトされる。これにより、一速出力ギヤ41または二速出力ギヤ42が出力軸22に連結される。そうすると、クラッチ35を介して入力軸21に伝達されたエンジン11の駆動力が、一速または二速の変速段を構成する歯車対を介して出力軸22に伝達される。そして、この歯車対によりエンジン11の回転数が変速され、出力軸22の最終出力ギヤ46からリングギヤ52を介して駆動輪に駆動力が伝達される。
ハイブリッド車両1の各走行状態における駆動装置20の動作について図1〜図3を参照して説明する。ハイブリッド車両1がエンジン11の駆動力により一速または二速で走行する場合には、第二シンクロ機構62が制御装置13により制御されシフトギヤ62bが図1の左側(一速側)または右側(二速側)にシフトされる。これにより、一速出力ギヤ41または二速出力ギヤ42が出力軸22に連結される。そうすると、クラッチ35を介して入力軸21に伝達されたエンジン11の駆動力が、一速または二速の変速段を構成する歯車対を介して出力軸22に伝達される。そして、この歯車対によりエンジン11の回転数が変速され、出力軸22の最終出力ギヤ46からリングギヤ52を介して駆動輪に駆動力が伝達される。
ここで、ハイブリッド車両1がエンジン11を駆動源として走行している状態において、さらに電気モータ12を駆動源とするHV走行とすることがある。このような場合に、二速による走行を例にすると、図2に示すように、第三シンクロ機構63が制御装置13により制御されシフトギヤ63bが図2の右側(三速側)にシフトされ、三速出力ギヤ43が出力軸22に連結される。この時、第一シンクロ機構61が制御装置13によりシフトギヤ61bが図2の左側(三速側)にシフトしないように制御され、一速入力ギヤ31が入力軸21に連結されず遊転可能な状態となっている。そうすると、中間ギヤ51を介して電気モータ12の駆動力が伝達され、出力軸22においてエンジン11の駆動力と合成される。このようにして、ハイブリッド車両1のHV走行において、電気モータ12がエンジン11を駆動アシストする。
また、上記の場合において、電気モータ12の駆動力を別経路で伝達しエンジン11を駆動アシストする構成としてもよい。具体的には、図3に示すように、第一シンクロ機構61が制御装置13により制御されシフトギヤ61bが図3の左側(三速側)にシフトされ、三速入力ギヤ33が入力軸21に連結される。この時、第三シンクロ機構63が制御装置13によりシフトギヤ63bが図3の右側(三速側)にシフトしないように制御され、三速出力ギヤ43が出力軸22に連結されず遊転可能な状態となっている。そうすると、中間ギヤ51および三速出力ギヤ43を介して電気モータ12の駆動力が伝達され、入力軸21においてエンジン11の駆動力と合成される。このようにして、ハイブリッド車両1のHV走行において、電気モータ12がエンジン11を駆動アシストする。
次に、ハイブリッド車両1がエンジン11の駆動力により三速で走行する場合には、第一シンクロ機構61が制御装置13により制御されシフトギヤ61bが図1の左側にシフトされる。これにより、三速入力ギヤ33が入力軸21に連結される。さらに、第三シンクロ機構63のシフトギヤ63bが図1の右側にシフトされ、三速出力ギヤ43が出力軸22に連結される。そうすると、クラッチ35を介して入力軸21に伝達されたエンジン11の駆動力が、三速の変速段を構成する歯車対を介して出力軸22に伝達される。そして、この歯車対によりエンジン11の回転数が変速され、出力軸22の最終出力ギヤ46からリングギヤ52を介して駆動輪に駆動力が伝達される。
ここで、ハイブリッド車両1がエンジン11を駆動源として三速で走行している状態において、さらに電気モータ12を駆動源とするHV走行とすることがある。ここで、電気モータ12に中間ギヤ51を介して連結される三速出力ギヤ43は、制御装置13により第三シンクロ機構63が制御され、既に出力軸22に連結されている。そこで、電気モータ12を所定の回転数に制御することにより、電気モータ12の駆動力が伝達され、出力軸22においてエンジン11の駆動力と合成される。このようにして、ハイブリッド車両1のHV走行において、電気モータ12がエンジン11を駆動アシストする。
続いて、ハイブリッド車両1がエンジン11の駆動力により後進する場合には、第三シンクロ機構63が制御装置13により制御されシフトギヤ63bが図1の左側(後進側)にシフトされる。これにより、後進出力ギヤ44が出力軸22に連結される。また、上述したように、後進用の変速段は、後進入力ギヤ34および後進出力ギヤ44により構成される歯車対にカウンタギヤ53を介在させて構成している。これにより、クラッチ35を介して入力軸21に伝達されたエンジン11の駆動力が、後進用の変速段を介して出力軸22に伝達される。そして、後進用の変速段を構成する歯車対によりエンジン11の回転数が変速されるとともに、カウンタギヤ53により逆回転となり、出力軸22の最終出力ギヤ46からリングギヤ52を介して駆動輪に駆動力が伝達される。
ここで、ハイブリッド車両1がエンジン11を駆動源として後進している状態において、さらに電気モータ12を駆動源とするHV走行とすることがある。このような場合に、第一シンクロ機構61が制御装置13により制御されシフトギヤ61bが図1の左側にシフトされ、三速入力ギヤ33が入力軸21に連結される。この時、第三シンクロ機構63のシフトギヤ63bが後進出力ギヤ44を出力軸22に連結しているため、三速出力ギヤ43は出力軸22に連結されずに遊転可能な状態となっている。そうすると、中間ギヤ51をおよび三速出力ギヤ43を介して電気モータ12の駆動力が伝達され、入力軸21においてエンジン11の駆動力と合成される。このようにして、ハイブリッド車両1のHV走行において、電気モータ12がエンジン11を駆動アシストする。
このようにハイブリッド車両1は、エンジン11のみが駆動源となるEG走行と、さらに電気モータ12を駆動源とするHV走行を可能としている。また、ハイブリッド車両1は、エンジン11を休止状態にし、電気モータ12のみを駆動源とするEV走行を可能としている。このEV走行における各シンクロ機構の動作については、上述したHV走行と同様なので説明を省略する。なお、このEV走行においては、クラッチ35を切ることにより休止しているエンジン11が入力軸21と連結されない状態としている。このように、ハイブリッド車両1は、駆動装置20により種々の走行状態を切り換えることを可能としている。さらに、電気モータ12の駆動力を入力軸21または出力軸22の何れかの軸において選択的に合成することを可能としている。また、電気モータ12は、制御装置13により制御され、駆動力を発生する駆動状態、ハイブリッド車両1の駆動輪から伝達される回転力により発電しバッテリーを充電する回生状態などに切り換えられる。
(駆動装置20による効果)
以上のように構成されるハイブリッド車両1の駆動装置20は、4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構23を備える。また、変速機構23において電気モータ12がエンジン11から最も離間する三速の変速段を構成する歯車対に連結される。従って、ハイブリッド車両1において比較的大きなユニットとなるエンジン11と電気モータ12が離間することになり、ハイブリッド車両1における各駆動源および駆動装置20の搭載性を向上させることができる。また、4組の歯車対が駆動装置20の軸方向に並設されるため、例えば6組の歯車対からなる変速機構を備える従来の駆動装置と比較して軸方向長さを短縮することができる。よって、駆動装置20全体として小型化し、駆動装置20を搭載するハイブリッド車両1の軽量化を図ることができる。
以上のように構成されるハイブリッド車両1の駆動装置20は、4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構23を備える。また、変速機構23において電気モータ12がエンジン11から最も離間する三速の変速段を構成する歯車対に連結される。従って、ハイブリッド車両1において比較的大きなユニットとなるエンジン11と電気モータ12が離間することになり、ハイブリッド車両1における各駆動源および駆動装置20の搭載性を向上させることができる。また、4組の歯車対が駆動装置20の軸方向に並設されるため、例えば6組の歯車対からなる変速機構を備える従来の駆動装置と比較して軸方向長さを短縮することができる。よって、駆動装置20全体として小型化し、駆動装置20を搭載するハイブリッド車両1の軽量化を図ることができる。
また、電気モータ12が最小の変速比に設定された第一歯車対(三速の変速段を構成する歯車対)に連結される構成としている。ハイブリッド車両1に搭載される駆動装置20の変速機構23は、電気モータ12が出力する回転を変速するとともに、電気モータ12へ入力される回転を変速する。また、一般に電気モータは、エンジンと比較して回転数が低下しても高い駆動力を出力できることから、特に低回転時にエンジンの駆動アシストを行うことが有用である。つまり、上記構成にすることにより、電気モータ12は、変速機構23における最高速段を構成する歯車対に連結されるため、出力する回転を複数組の歯車対の何れかにより変速し、エンジン11の駆動アシストを好適に行うことができる。ここで、従来の駆動装置と比較して変速段の数を少なくすると、変速段ごとの変速比の差が大きくなり、所定回転数において駆動力が不足することが懸念される。しかし、本発明により、電気モータ12による駆動アシストを好適に行うことができるので、従来の駆動装置よりも少ない変速段の数に設定することができる。これにより、駆動装置23の小型化に加えて、燃費の向上、および走行時におけるシフトチェンジの回数を低減することができる。
また、本実施形態の駆動装置20の構成によれば、駆動力を複数の経路で伝達することが可能になることから、ハイブリッド車両1が少なくとも電気モータ12を駆動源として一速または二速で走行(HV走行またはEV走行)する際に、電気モータ12の駆動力を出力軸22から入力軸21を介さずに駆動輪に伝達する構成と、入力軸21を介して駆動輪に伝達する構成を例示した。前者の場合には、電気モータ12から最終出力ギヤ46までの歯車の噛合数が後者と比較して少なくすることができる。これにより、ギヤ効率を向上させることができるので、駆動力のロスを低減させることができる。
また、後者の場合には、一速または二速を構成する歯車対により入力軸21に伝達した回転を変速することができる。つまり、変速機構23を電気モータ12が出力する回転を変速するように動作させることができる。ここで、電気モータ12は、図4の領域R1で示すように、所定の回転数において出力可能な駆動力のカバーレンジを有する。ハイブリッド車両1の駆動装置20として、駆動力のカバーレンジの拡張を要する場合に、高回転かつ高出力にする必要があるため電気モータ12が大型化するおそれがある。そこで、上記のように、変速機構23を電気モータ12が出力する回転を変速するように動作させることにより、図4の領域R2で示すように、領域R1とは異なる駆動力のカバーレンジを得られる。よって、電気モータ12を大型化することなく、駆動力のカバーレンジを実質的に拡張することができる。従って、ハイブリッド車両1は、電気モータ12によるエンジン11の駆動アシストを効率的に行うことができるとともに、路面状況などに適応して走行することができる。
さらに、三速の変速段を構成する歯車対のうち三速出力ギヤ43に電気モータ12が中間ギヤ51を介して連結される構成としている。これにより、最小の変速比である三速での走行時において、電気モータ12から出力される駆動力が最小の噛み合い数で出力軸22に伝達されることになり、高速巡航時のギヤ効率を向上させることができる。つまり、高速巡航時における駆動力のロスを低減させることができるので、電気モータ12によるエンジン11の駆動アシストを効率的に行うことができる。
変速機構23における後進用の変速段は、後進入力ギヤ34および後進出力ギヤ44からなる歯車対にカウンタギヤ53を介在させて構成される。これにより、駆動装置20は、エンジン11が出力する駆動力により車両を後進させるように制御することができる。よって、電気モータ12を作動させるバッテリーの残量などに関わらず確実に車両を後進させることができる。
また、このような構成からなる駆動装置20は、本実施形態において、電気モータ12の回転軸12aに対して出力軸22が平行となるように配置される。さらに、駆動装置20は、電気モータ12が入力軸21の軸線方向にエンジン11と第一歯車対(三速の変速段を構成する歯車対)との間に位置するように配置される。このような構成により、駆動装置20は、電気モータ12を含めて軸方向長さを確実に短くできる。よって、ハイブリッド車両1における各駆動源および駆動装置20の搭載性を向上させることができる。
<第二実施形態>
(駆動装置120の構成)
本実施形態において、本発明のハイブリッド車両101の駆動装置120について、図5を参照して説明する。ここで、第一実施形態の駆動装置20の変速機構23は、4組の歯車対からなる変速段を有するものとした。これに対して、本実施形態の構成は、主に、駆動装置120の変速機構123が3組の歯車対からなる変速段を有するものとした点が相違する。なお、その他の構成については、第一実施形態と実質的に同一であるため、詳細な説明を省略する。以下、相違点のみについて説明する。
(駆動装置120の構成)
本実施形態において、本発明のハイブリッド車両101の駆動装置120について、図5を参照して説明する。ここで、第一実施形態の駆動装置20の変速機構23は、4組の歯車対からなる変速段を有するものとした。これに対して、本実施形態の構成は、主に、駆動装置120の変速機構123が3組の歯車対からなる変速段を有するものとした点が相違する。なお、その他の構成については、第一実施形態と実質的に同一であるため、詳細な説明を省略する。以下、相違点のみについて説明する。
ハイブリッド車両101は、主として、エンジン11と、電気モータ12と、制御装置13と、駆動装置120とから構成される。駆動装置120は、制御装置13による制御信号などに基づいて、動力源であるエンジン11および電気モータ12により出力される駆動力を駆動輪へ伝達する装置である。この駆動装置20は、図5に示すように、エンジン11に連結される入力軸21と、ハイブリッド車両1の駆動輪に連結される出力軸22と、入力軸21の回転を出力軸22に変速して伝達可能な3組の歯車対からなる変速段を有する変速機構123を有する。
入力軸21は、各変速段の入力ギヤ31〜33と、クラッチ35を有する。入力軸21の外周面には、一速入力ギヤ31、および二速入力ギヤ32が一体的に固定されている。さらに、入力軸21は、三速入力ギヤ33をニードルベアリングなどの軸受け手段により遊転可能に支持している。出力軸22は、各変速段の出力ギヤ41〜43と、パーキングギヤ45と、最終出力ギヤ46を有する。出力軸22は、一速出力ギヤ41、二速出力ギヤ42、および三速出力ギヤ43をニードルベアリングなどの軸受け手段により遊転可能に支持している。
変速機構123は、上述した各変速段の入力ギヤ31〜33および出力ギヤ41〜43の3組の歯車対を有する。入力ギヤ31〜33は、対応する出力ギヤ41〜43と常時噛み合っている。ここで、3組の歯車対のうち三速入力ギヤ33および三速出力ギヤ43により構成される歯車対は、図5に示すように、入力軸21の軸線方向(図5の左右方向)にエンジン11から最も離間するように配置されている。また、この歯車対は、変速機構123における最小の変速比に設定され、最高速段(三速)の変速段となっている。さらに、この歯車対の三速出力ギヤ43に中間ギヤ51を介して電気モータ12と連結される。このように三速の変速段を構成する歯車対は、本発明の「第一歯車対」に相当する。また、変速機構123の後進用の変速段は、電気モータ12を逆回転させた上記の第一歯車対である。
さらに、変速機構123は、入力軸21に配置される第一シンクロ機構61と、出力軸22に配置される第二シンクロ機構62および第三シンクロ機構63を有する。第一シンクロ機構61は、連結歯車61aとシフトギヤ61bを有し、シフトギヤ61bを入力軸21の軸線方向にシフトすることにより、入力軸21に対する三速入力ギヤ33の連結状態と非連結状態を切り換え可能としている。第二シンクロ機構62は、シフトギヤ62bを出力軸22の軸線方向にシフトすることにより、出力軸22に対して一速出力ギヤ41または二速出力ギヤ42を選択的に連結可能としている。また、第三シンクロ機構63は、シフトギヤ63bを出力軸22の軸線方向にシフトすることにより、出力軸22に対する三速出力ギヤ43の連結状態と非連結状態を切り替え可能としている。
(駆動装置120の動作)
ハイブリッド車両101の各走行状態における駆動装置120の動作について説明する。但し、ハイブリッド車両101が一速〜三速で走行する場合に、制御装置13による各シンクロ機構の動作は、HV走行を含めて第一実施形態と実質的に同一であるため詳細な説明を省略する。
ハイブリッド車両101の各走行状態における駆動装置120の動作について説明する。但し、ハイブリッド車両101が一速〜三速で走行する場合に、制御装置13による各シンクロ機構の動作は、HV走行を含めて第一実施形態と実質的に同一であるため詳細な説明を省略する。
本実施形態において、ハイブリッド車両101が後進する場合には、電気モータ12を前進時とは逆方向に回転させることにより駆動輪に後進方向の回転を伝達している。つまり、第三シンクロ機構63が制御装置13により制御されシフトギヤ63bが図5の右側(三速側)にシフトされる。これにより、三速出力ギヤ43が出力軸22に連結される。この時、第一シンクロ機構61が制御装置13によりシフトギヤ61bが図5の左側(一速側)にシフトしないように制御され、三速入力ギヤ33が入力軸21に連結されずに遊転可能な状態となっている。そして、上述したように、後進用の変速段は、電気モータ12を逆回転させた三速出力ギヤ43を含む歯車対である。これにより、逆回転する電気モータ12の駆動力が中間ギヤ51を介して出力軸22に伝達される。
また、ハイブリッド車両101が後進する場合において、電気モータ12の駆動力を別経路で伝達し駆動輪に後進方向の回転を伝達するものとしてもよい。具体的には、第三シンクロ機構63のシフトギヤ63bが図5の右側にシフトしないように制御する。これにより、三速出力ギヤ43が出力軸22に連結されずに遊転可能な状態となる。さらに、第一シンクロ機構61のシフトギヤ61bにより三速入力ギヤ33を入力軸21に連結するとともに、第二シンクロ機構62のシフトギヤ62bにより一速出力ギヤ41を出力軸22に連結する。この時、クラッチ35を切ることによりエンジン11が入力軸21と連結されない状態としている。このような状態で電気モータ12を逆回転させると、中間ギヤ51および三速の変速段を構成する歯車対により駆動力が入力軸21に伝達される。そして、一速の変速段を構成する歯車対により入力軸21の回転数が変速されて出力軸22に伝達される。ここでは、一速の変速段を構成する歯車対により駆動力を入力軸21から出力軸22に伝達する構成を例示したが、二速の変速段を構成する歯車対により伝達する構成としてもよい。
このようにハイブリッド車両101は、第一実施形態と同様に、エンジン11のみが駆動源となるEG走行と、さらに電気モータ12を駆動源とするHV走行、電気モータ12のみを駆動源とするEV走行を可能としている。さらに、駆動装置120は、エンジン11の駆動力に対して、電気モータ12の駆動力を入力軸21または出力軸22の何れかの軸において選択的に合成することを可能としている。また、電気モータ12は、制御装置13により制御され、駆動力を発生する駆動状態、ハイブリッド車両101の駆動輪から伝達される回転力により発電しバッテリーを充電する回生状態などに切り換えられる。
(駆動装置120による効果)
以上のように構成されるハイブリッド車両101の駆動装置120は、3組の歯車対からなる変速段を有する変速機構123を備える。また、変速機構123において電気モータ12がエンジン11から最も離間する三速の変速段を構成する歯車対に連結される。従って、ハイブリッド車両1において比較的大きなユニットとなるエンジン11と電気モータ12が離間することになり、ハイブリッド車両101における各駆動源および駆動装置120の搭載性を向上させることができる。また、3組の歯車対が駆動装置120の軸方向に並設されるため、例えば6組の歯車対からなる変速機構を備える従来の駆動装置と比較して軸方向長さを短縮することができる。よって、駆動装置120全体として小型化し、駆動装置120を搭載するハイブリッド車両101の軽量化を図ることができる。
以上のように構成されるハイブリッド車両101の駆動装置120は、3組の歯車対からなる変速段を有する変速機構123を備える。また、変速機構123において電気モータ12がエンジン11から最も離間する三速の変速段を構成する歯車対に連結される。従って、ハイブリッド車両1において比較的大きなユニットとなるエンジン11と電気モータ12が離間することになり、ハイブリッド車両101における各駆動源および駆動装置120の搭載性を向上させることができる。また、3組の歯車対が駆動装置120の軸方向に並設されるため、例えば6組の歯車対からなる変速機構を備える従来の駆動装置と比較して軸方向長さを短縮することができる。よって、駆動装置120全体として小型化し、駆動装置120を搭載するハイブリッド車両101の軽量化を図ることができる。
また、第一実施形態の駆動装置20と同様に、本実施形態の駆動装置120は、電気モータ12が最小の変速比に設定された第一歯車対(三速の変速段を構成する歯車対)に連結される構成としている。これにより、電気モータ12は、変速機構23における最高速段を構成する歯車対に連結されるため、出力する回転を複数組の歯車対の何れかにより変速し、エンジン11の駆動アシストを好適に行うことができる。よって、駆動装置23の小型化に加えて、燃費の向上、および走行時におけるシフトチェンジの回数を低減することができる。
また、本実施形態の駆動装置120の構成によれば、駆動力を複数の経路で伝達することが可能になることから、ハイブリッド車両101が後進するように、逆回転させた電気モータ12の駆動力を出力軸22から入力軸21を介さずに駆動輪に伝達する構成と、入力軸21を介して駆動輪に伝達する構成を例示した。前者の場合には、電気モータ12から最終出力ギヤ46までの歯車の噛合数が後者と比較して少なくすることができる。これにより、ギヤ効率を向上させることができるので、駆動力のロスを低減させることができる。また、後者の場合には、一速または二速を構成する歯車対により入力軸21に伝達した回転を変速することができる。これにより、ハイブリッド車両101は、電気モータ12の駆動力のカバーレンジを実質的に拡張できる。従って、ハイブリッド車両101は、電気モータ12によるエンジン11の駆動アシストを効率的に行うことができるとともに、路面状況などに適応して走行することができる。
さらに、三速の変速段を構成する歯車対のうち三速出力ギヤ43に電気モータ12が中間ギヤ51を介して連結される構成としている。これにより、最小の変速比である三速での走行時において、電気モータ12から出力される駆動力が最小の噛み合い数で出力軸22に伝達されることになり、高速巡航時のギヤ効率を向上させることができる。つまり、高速巡航時における駆動力のロスを低減させることができるので、電気モータ12によるエンジン11の駆動アシストを効率的に行うことができる。
変速機構123は、電気モータ12を逆回転することにより、三速の変速段を構成する歯車対(第一歯車対)を後進用の変速段とする構成としている。これにより、電気モータ12に連結された第一歯車対を前進用および後進用の変速段として兼用することができる。よって、変速機構23に後進用の変速段を要することなく車両を後進させることができる。従って、駆動装置20全体として部品点数を低減させることができる。
<その他>
以上、本発明について、ハイブリッド車両1,101の駆動装置20,120として説明した。この駆動装置20,120において、電気モータ12は、変速機構23,123の三速出力ギヤ43に中間ギヤ51を介して連結される構成とした。つまり、電気モータ12は、三速の変速段を構成する歯車対のうち出力軸22に支持される三速出力ギヤ43と連結される構成とした。これに対して、電気モータ12は、三速の変速段を構成する歯車対のうち入力軸21に支持される三速入力ギヤ33と連結される構成としてもよい。これにより、ハイブリッド車両1,101が三速で走行する場合においても、変速機構23,123を電気モータ12が出力する回転を変速するように動作させることができる。但し、電気モータ12から最終出力ギヤ46までの歯車の噛合数を少なくし、三速での走行時におけるギヤ効率を向上させるという観点からは、電気モータ12を三速出力ギヤ43に連結する方が好適である。
以上、本発明について、ハイブリッド車両1,101の駆動装置20,120として説明した。この駆動装置20,120において、電気モータ12は、変速機構23,123の三速出力ギヤ43に中間ギヤ51を介して連結される構成とした。つまり、電気モータ12は、三速の変速段を構成する歯車対のうち出力軸22に支持される三速出力ギヤ43と連結される構成とした。これに対して、電気モータ12は、三速の変速段を構成する歯車対のうち入力軸21に支持される三速入力ギヤ33と連結される構成としてもよい。これにより、ハイブリッド車両1,101が三速で走行する場合においても、変速機構23,123を電気モータ12が出力する回転を変速するように動作させることができる。但し、電気モータ12から最終出力ギヤ46までの歯車の噛合数を少なくし、三速での走行時におけるギヤ効率を向上させるという観点からは、電気モータ12を三速出力ギヤ43に連結する方が好適である。
また、ハイブリッド車両1,101の駆動装置20,120は、電気モータ12が入力軸21の軸線方向にエンジン11と第一歯車対(三速の変速段を構成する歯車対)との間に位置するように配置される構成とした。これに対して、駆動装置20,120は、電気モータ12が入力軸21の軸線方向にエンジン11から離間する側に配置する構成としてもよい。このように配置しても、駆動装置20,120の動作により同様の効果を得られる。但し、電気モータ12を含めて軸方向長さを短くするという観点からは、第一実施形態および第二実施形態で例示した構成が好適である。
その他に、ハイブリッド車両1,101は、駆動源としてエンジン11と電気モータ12に加えて、さらに第二の電気モータを備えることがある。このような場合に、駆動装置20,120は、例えば、エンジン11の回転により電気モータ12で発電し、その電力がバッテリーなどを介して第二の電気モータに供給されるようにしてもよい。このように、駆動装置20,120は、いわゆるシリーズ式のHV走行が可能な車両に適用することができる。
その他に、ハイブリッド車両1,101は、駆動源としてエンジン11と電気モータ12に加えて、さらに第二の電気モータを備えることがある。このような場合に、駆動装置20,120は、例えば、エンジン11の回転により電気モータ12で発電し、その電力がバッテリーなどを介して第二の電気モータに供給されるようにしてもよい。このように、駆動装置20,120は、いわゆるシリーズ式のHV走行が可能な車両に適用することができる。
1,101:ハイブリッド車両
11:エンジン(内燃機関)、 11a:クランク軸
12:電気モータ(回転電機)、 12a:回転軸、 12b:インバータ
13:制御装置
20,120:駆動装置、21:入力軸、 22:出力軸、 23,123:変速機構
31:一速入力ギヤ、 32:二速入力ギヤ、 33:三速入力ギヤ
34:後進入力ギヤ、 35:クラッチ
41:一速出力ギヤ、 42:二速出力ギヤ、 43:三速出力ギヤ
44:後進出力ギヤ、 45:パーキングギヤ、 46:最終出力ギヤ
51:中間ギヤ、 52:リングギヤ、 53:カウンタギヤ
61:第一シンクロ機構、 61a:連結歯車、 61b:シフトギヤ
62:第二シンクロ機構、 62a:連結歯車、 62b:シフトギヤ
63:第三シンクロ機構、 63a:連結歯車、 63b:シフトギヤ
11:エンジン(内燃機関)、 11a:クランク軸
12:電気モータ(回転電機)、 12a:回転軸、 12b:インバータ
13:制御装置
20,120:駆動装置、21:入力軸、 22:出力軸、 23,123:変速機構
31:一速入力ギヤ、 32:二速入力ギヤ、 33:三速入力ギヤ
34:後進入力ギヤ、 35:クラッチ
41:一速出力ギヤ、 42:二速出力ギヤ、 43:三速出力ギヤ
44:後進出力ギヤ、 45:パーキングギヤ、 46:最終出力ギヤ
51:中間ギヤ、 52:リングギヤ、 53:カウンタギヤ
61:第一シンクロ機構、 61a:連結歯車、 61b:シフトギヤ
62:第二シンクロ機構、 62a:連結歯車、 62b:シフトギヤ
63:第三シンクロ機構、 63a:連結歯車、 63b:シフトギヤ
Claims (6)
- 内燃機関および回転電機を駆動源とするハイブリッド車両の駆動装置であって、
前記内燃機関に連結される入力軸と、
前記ハイブリッド車両の駆動輪に連結される出力軸と、
前記入力軸の回転を前記出力軸に変速して伝達可能な4組の歯車対からなる変速段を有する変速機構と、
を備え、
前記4組の歯車対のうち前記入力軸方向に前記内燃機関から最も離間する第一歯車対は、前記変速機構における最小の変速比に設定され、且つ前記回転電機に連結されることを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。 - 内燃機関および回転電機を駆動源とするハイブリッド車両の駆動装置であって、
前記内燃機関に連結される入力軸と、
前記車両の駆動輪に連結される出力軸と、
前記入力軸の回転を前記出力軸に変速して伝達可能な3組の歯車対からなる変速段を有する変速機構と、
を備え、
前記3組の歯車対のうち前記入力軸方向に前記内燃機関から最も離間する第一歯車対は、前記変速機構における最小の変速比に設定され、且つ前記回転電機に連結されることを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。 - 請求項1において、
前記変速機構における後進用の変速段は、前記4組の歯車対から前記第一歯車対を除いた何れか1組の歯車対にカウンタギヤを介在させて構成されることを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。 - 請求項1または2において、
前記変速機構における後進用の変速段は、前記回転電機を逆回転させた前記第一歯車対であることを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。 - 請求項1〜4の何れか一項において、
前記第一歯車対は、前記入力軸に支持される入力ギヤと、当該入力ギヤと噛合し前記出力軸に支持される出力ギヤとからなり、当該出力ギヤに前記回転電機が連結されることを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。 - 請求項1〜5の何れか一項において、
前記駆動装置は、前記回転電機の回転軸に対して前記出力軸が平行となるように、且つ前記回転電機が前記入力軸方向に前記内燃機関と前記第一歯車対との間に位置するように配置されることを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
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