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JP2012031888A - 軟質管用金属継手 - Google Patents

軟質管用金属継手 Download PDF

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JP2012031888A
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Abstract

【課題】本発明は、パッキン取付用溝の面倒な加工、抜止用リングの内周面エッジの寸法出し等、生産性を下げる要素を取り払いつつも水密性、操作性の両立した軟質管用金属継手を提供する。
【解決手段】継手本体1と袋ナット2の係合により、継手本体1の端面8と袋ナット2の一端側奥方に形成された段部22の間に周溝sが形成され、前記周溝sにパッキン4の鍔部18を環状座板5と密着して収納する。パッキン4には前記鍔部18の内周側に延設された3つのゴム片17よりなるシール部16が設けられている。また、袋ナット2他端側のテーパ状内面13と前記環状座板5からなる空間には、抜止めリング3が配置され、その内面15には軟質管Pに食い込むエッジが形成され、外面14の管軸方向の勾配を前記テーパ状内面13のそれよりも大きくしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポリエチレン管等の軟質管を差し込んでワンタッチで接続可能な金属継手に関するものである。
上水道用等に使用されるポリエチレン管等を差し込み、ワンタッチで接続可能な継手として特許文献1に記載のものがある。しかしこの種のものは、継手内面に装着されたOリングが軟質管を挿入した際に管の先端縁によって擦り切られ、水密が不完全になる恐れがあるとされてきた。また、継手内面に装着された軟質管抜止用リングが軟質管の表面を滑ってその機能が十分に発揮できないのでは、という懸念も抱かれてきた。一方、これらの問題点を解決した、とされるものとして特許文献2記載の継手がある。
特開2000−240867号 特許3694661号
特許文献2の継手は、図6のように継手本体31とそれに螺合する袋ナット32から構成され、継手本体31は、袋ナット32を介して軟質管Pの挿入される一端側に、袋ナット32との螺合部37を設け、他端側の内面に、一端側から挿入された軟質管Pの端面が当接する内向鍔39が形成されている。また、袋ナット32はその一端側に継手本体31との螺合部38を設け、かつ螺合部38からその他端側に向けて縮径するテーパ状内面40を形成しており、螺合部38とテーパ状内面40の間には、継手本体31側から袋ナット32側の方向に座繰溝33、周溝34が形成され、それぞれにパッキン35、異物侵入防止リング36が嵌合している。尚、テーパ状内面40と異物侵入防止リング36によって形成される空間には、テーパ状内面40に沿った外面をもち、鉛直方向に対して軟質管の挿入方向、即ち継手本体31側に傾いたエッジを内周面にもつ抜止用リング41が配置されている。
しかし、この継手は座繰溝33、周溝34を成形する際に寸法精度の高い溝加工を必要とし、特に座繰溝33の加工は煩雑を極めるものである。ところがこの座繰溝33を普通の周溝にしてしまうと、軟質管Pを挿入する際パッキン35の抵抗が大きく、つい過大な負荷をかけてしまい勝ちになり、パッキン35が溝から抜け易くなる。また、抜止用リング41は内周面のエッジを鉛直方向に対して軟質管の挿入方向へ僅かな角度傾けているが、このような精密な寸法出しも座繰溝と同様、生産性を下げるものである。
本願発明の目的は、面倒な加工、寸法出し等、生産性を下げる要素を取り払いつつも水密性、操作性の両立した軟質管用金属継手を提供することである。
そこで本願発明の軟質管用金属継手は、継手本体と、その軟質管が挿入される一端側に袋ナットが設けられており、前記継手本体は、一端側に前記袋ナットとの螺合部を設けるとともにその開口部に拡径部を形成し、一方前記袋ナットは、その一端側に前記継手本体との螺合部を設けるとともに前記螺合部からその他端側に向けて縮径するテーパ状内面を形成しており、そして、前記継手本体と前記袋ナットが係合することによってその両者間に周溝が形成され、鍔部と、その内周側に延設された複数のシール片よりなるシール部とで構成された環状パッキンが、前記鍔部を前記周溝へ環状座板を前記袋ナット側に介して密着収容し、かつ前記シール部を前記拡径部に収容した状態で配置されるようにし、更に、前記環状座板と前記テーパ状内面からなる空間には、抜止めリングを配置し、その内面に軟質管の外面に喰いこむエッジを形成し、かつ外面の少なくとも一部において管軸方向の勾配が前記テーパ状内面のそれよりも大であるようにしたのである。
このように、鍔部とその内周側に延設された複数のシール片よりなるシール部とで構成された環状パッキンを用いたため、軟質管挿入時のパッキンの抵抗が非常に小さく、前記鍔部を座繰溝のような複雑な溝に嵌合しなくてもパッキンの抜け出るようなことが無くなる。また、前記抜止めリング外面の少なくとも一部において管軸方向の勾配が前記袋ナットのテーパ状内面のそれよりも大きくしただけで、抜止用リングは移動し難くなり、前記テーパ状内面と接触した際、そこから荷重が大きくかかり、内面のエッジをより一層深く軟質管に食い込ませることができる。
また、前記鍔部の内部に芯材を設けることがより望ましい。このようにすることで、パッキンの支持がし易くなるとともに過度の締め込みを防止することができ、パッキンの損傷を回避することができる。
本願発明のこのような構成により、軟質管用金属継手の水密性、操作性を高く維持しつつ、生産工数の大幅低減によりコスト低減も十分期待できるものとなる。
本願発明の一実施例の正面断面図 本願発明の一実施例に軟質管を挿入したところを表す正面断面図 本願発明の一実施例に使用されるパッキンの拡大断面図 本願発明の一実施例に使用される抜止めリングの拡大断面図 図2の斜視一部断面図 従来例の正面断面図
次に、図面に従い本願発明の実施の形態を説明する。図1は本願発明の一実施例の正面断面図であり、図2は本願発明の一実施例に軟質管を挿入したところを表す正面断面図である。図5は図2の斜視一部断面図である。軟質管用金属継手Tは、銅合金製の継手本体1と袋ナット2とから構成されている。継手本体1は一端側に形成された雄螺子9によって袋ナット2と係合し、他端側はその端面からなだらかに形成されたR部20で止め輪7を介し銅合金製の器具取付用ナット6に嵌合している。
継手本体1の一端側は、内面に段部19を形成することによって拡径されている。また、継手本体1の内部中央にも段部21が形成され、前記袋ナット2を介して一端側から挿入された軟質管P端面を当接させるようにしている。袋ナット2は、一端側内面に前記継手本体1の雄螺子9と螺合する雌螺子11が形成され、一端側の奥方に形成された段部22から他端側にかけてテーパ状内面13を形成し、一端側を他端側より拡径している。
そして、継手本体1と袋ナット2の係合により、継手本体1の端面8と前記段部22の間に周溝sが形成される。パッキン4はゴム製で、鍔部18と、その内周側に延設された3つのゴム片17よりなるシール部16から構成され、そのうちの最も外側に位置するゴム片17´は鍔部18と直角を成している。また、鍔部18の内部には金属製の芯材4aが埋設されている。図3はパッキン4の拡大断面図である。
パッキン4は、鍔部18を周溝sに、シール部16を前記段部19と前記端面8の間に形成された拡径部hに収容した状態で、継手T内に配置されている。尚、鍔部18と前記段部22との間には異物混入を防止する銅合金製の環状座板5が収容され、鍔部18は、継手本体1と袋ナット2の係合により環状座板5と前記端面8に密着し、離脱しないようにされている。
図2、図5に示されるように、軟質管Pが挿入されても、パッキン4は複数の小さなゴム片17を押圧されるだけであるため、鍔部18へかかる抵抗トルクが非常に小さなものとなり、周溝sのような単純な溝形状でも抜け落ちる心配が無い。しかも、各ゴム片17間に水圧がかかると各ゴム片17は袋ナット2側へ変位しようとするため、軟質管Pとの密着度合を高めることができる。また、前記ゴム片17´も水圧によって継手本体1の内面に密着し、継手本体1と袋ナット2の間の水密性を強化する。更に本実施例では、鍔部18の内部に芯材4aを埋設しているが、このようにすることで、パッキン4を継手Tに支持され易くするとともに、過度の締め込みを防止することができ、その結果パッキン4の損傷を回避し、交換の頻度を減少させることが可能となる。
前記環状座板5と前記テーパ状内面13からなる空間には、抜止めリング3が配置され、抜止めリング3は軟質管Pの外面に喰いこむエッジを内面15に形成している。図4は袋ナット2内部に配置された抜止めリング3の拡大断面図である。抜止めリング3は、外面14の管軸方向の勾配が前記テーパ状内面13のそれよりも大きくされている。このため、特許文献2のような寸法精度の高い加工でエッジを形成しなくても、前記テーパ状内面13と接触するだけで前記抜止めリング3の移動が食い止められ、しかも袋ナット2側から大きな集中荷重が加わり、軟質管へのエッジ15の食い込みをより深くすることができる。その結果、軟質管Pは継手Tから非常に抜け難くなる。
上記説明では、継手T等は銅合金製としているが、これに限定されることはない。また、継手本体1に雄螺子9が、袋ナット2に雌螺子11が形成されているが、これも逆であってもよい。要は、継手本体1と袋ナット2の係合により、パッキン4の鍔部18を収容する周溝sが形成されればよいのである。尚、パッキン4の形状、そのシール片17の個数も図示されるものに限定されず、芯材4aの鍔部18への埋設も適時行えばよいものである。
1.継手本体
2.袋ナット
3.抜止めリング
4.環状パッキン
4a.芯材
5.環状座板
9.螺合部
11.螺合部
13.テーパ状内面
14.抜止めリングの外面
15.抜止めリングの内面
16.パッキンのシール部
17.シール片
18.パッキンの鍔部
P.軟質管
h.拡径部
S.周溝

Claims (2)

  1. 継手本体(1)と、その軟質管(P)が挿入される一端側に袋ナット(2)が設けられており、前記継手本体(1)は、一端側に前記袋ナット(2)との螺合部(9)を設けるとともにその開口部に拡径部(h)を形成し、一方前記袋ナット(2)は、その一端側に前記継手本体(1)との螺合部(11)を設けるとともに前記螺合部(11)からその他端側に向けて縮径するテーパ状内面(13)を形成しており、そして、前記継手本体(1)と前記袋ナット(2)が係合することによってその両者間に周溝(s)が形成され、鍔部(18)と、その内周側に延設された複数のシール片(17)よりなるシール部(16)とで構成された環状パッキン(4)が、前記鍔部(18)を前記周溝(s)へ環状座板(5)を前記袋ナット(2)側に介して密着収容し、かつ前記シール部(16)を前記拡径部(h)に収容した状態で配置されるようにし、更に、前記環状座板(5)と前記テーパ状内面(13)からなる空間には、抜止めリング(3)を配置し、その内面(15)に軟質管(P)の外面に喰いこむエッジを形成し、かつ外面(14)の少なくとも一部において管軸方向の勾配が前記テーパ状内面(13)のそれよりも大であるようにしたことを特徴とする、軟質管用金属継手。
  2. 前記鍔部(18)の内部に芯材(4a)を設けたことを特徴とする、請求項1記載の軟質管用金属継手。
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