JP2012030032A - 尿取りパッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸収材で形成された袋状吸収体3の外周部が防水カバー4で覆われ、使用する人の腹上にのせて使用される尿取りパッド1であって、この尿取りパッドは、腹上から両太腿の付け根に添うように、使用時平面視が逆八の字状の斜面6につながる密閉された底部6aを有し、腹上に接する面側に使用する人の陰部を袋状吸収体の袋内部に収納するための切欠部2が形成され、この切欠部の先端が腹上に接する面側の中央部から密閉された底部6aとの間に位置する。
【選択図】図2
Description
しかし、紙おむつは、紙おむつの交換時に被介護者を動かさなければ交換することができず、介護者にとって大変な力仕事となる。また、被介護者においても、排尿によって紙おむつ内で体温によって温められた尿が蒸れ、体圧によって紙おむつ内の尿が滲み出て、陰部および臀部の不快感、床ずれ、不眠による健康状態の悪化を招くという欠点があった。失禁者においても同様に、陰部および臀部への不快感と、紙おむつ交換時における衣服の脱着の不便さがあった。
また、排泄した大便は尿と容易に混合してしまい、被介護者並びに介護者共にその不快感は大なるものであった。
男性用尿取りパットを他の下着類と併用する技術も開示されている(特許文献5、特許文献6)。
また、固定具や止め具を尿取りパット装着時に取り扱うので装着が煩雑になったり、被介護者の尊厳を害したりする場合がある。さらに従来の尿取りパットは、装着した被介護者の体重移動により吸収材への尿の吸収が阻害され計算上の吸収量が得られないという問題がある。
また、防水カバーで覆われた袋状吸収体は、袋状吸収体の使用時平面視上端に開口部が形成されていることを特徴とする。この開口部に使用時平面視の幅が狭くなるように絞り部が形成されていることを特徴とする。
本発明の尿取りパッドを使用する人は、自らトイレに行くことが困難な被介護者であることを特徴とし、特に男性または女性の陰部を袋状吸収体の袋内部に収納するための切欠部が上記開口部の上端から切り欠いたU字型切欠部であることを特徴とする。
また、紙おむつと併用した場合であっても、紙おむつ内の臀部への尿の漏れがなくなるため、頻繁な紙おむつの交換が不要となり、紙おむつ等の費用低減を図ることができる。
図1および図2に示すように、尿取りパッド1は、男性の陰茎を挿入する切欠部2が形成された袋状吸収体3の外周部を防水可能に覆う防水カバー4と、内周部に形成される透水シート7とで構成されている。袋状吸収体3を腹上にのせて、男性の陰部を切欠部2に挿入させ、排尿が周囲に広がることなく吸収体3に吸収させて使い捨てすることができる。
尿取りパッド1の上端に形成された開口部5に使用時平面視の幅が狭くなるように絞り部5aが形成されている。絞り部5aを形成することで、男性の陰茎を尿取りパッド1内に収納する際に、尿取りパッド1の両側を把持することにより、開口部5はスムーズに楕円形状から円形状に広がり、男性の陰茎を尿取りパッド1内に収納し易くしている。
また、切欠部2と開口部5とを形成することにより、吸収体3に放出された尿が毛細管現象によりスムーズに吸収体3全体に拡散する。
図5において切欠部2は、被介護者の腹上に接する面側に形成されており、この切欠部2に被介護者の陰部が袋状吸収体3の袋内部に収納される。切欠部2の丸穴部2aを形成する先端部は、尿取りパッド1の縦方向および横方向の略中央位置から底部6aとの間に位置している。切欠部2をこのように設定することで、被介護者の腹上に尿取りパッドをのせることができる。被介護者の腹上にのせる割合は、重量比で袋状吸収体3の半分以上とすることが好ましい。
ここで、被介護者の腹上とは、被介護者のヒップラインとウエストラインとの間の腹表面部をいう。
図7に示す切欠部2は、尿取りパッド1の略中央位置に向かって徐々に幅広の滴型に形成されている。切欠部2の丸穴部2aを形成する先端部は、尿取りパッドの略中央位置から底部6aとの間に位置している。また、尿取りパッド1は袋内部側から透水シート7、吸収体3および防水カバー4の順で積層されている。積層構造部分の部分拡大断面図を図7に同時に示す。
同様に、図11に示す切欠部2は十字状に、図12に示す切欠部2は四角形状に、図13に示す切欠部2は上方が水平な辺とした三角形状にそれぞれ形成されている。
また、尿取りパッド1は袋内部側から透水シート7、吸収体3および防水カバー4の順で積層されている。積層構造部分の部分拡大断面図を図9〜図13に同時に示す。
男性被介護者Mは、寝た状態でおむつカバー、テープ止めタイプ紙おむつ10を開き、尿取りパッド1の切欠部2に男性被介護者Mの陰茎Pを装着する。切欠部2のスリット部を広げて尿取りパッド1を腰の方向に移動させ、丸穴部2aに男性被介護者Mの陰茎Pを容易に位置させることができる。
特に、本発明の尿取りパッド1は、逆八の字状部の斜面6および密閉底部6aを介護者が手で持つことにより、上部開口部5全体が円筒状になるので、男性被介護者Mの陰茎Pに触れることなく、介護者は陰茎Pを尿取りパッド1に装着できる。
装着した状態を図16に示す。切欠部2の底部側先端2aが腹上に接する面側の中央部から底部6aとの間に位置しているので、尿取りパッド1の重量比で半分以上が男性被介護者Mの腹上にのせることができる。その後、紙おむつ10を閉じる。本発明の尿取りパッド1は腹上から両太腿の付け根に添うように逆八の字状の斜面につながる底部を有しているので、両太腿の付け根で尿取りパッドが保持される。その結果、男性被介護者Mが寝返り、または身体を移動させたとしてもズレたり外れたりしない。特に紙おむつ10などを併用する場合、よりズレたり外れたりしない。
なお、男性被介護者Mはテープ止めタイプ紙おむつ以外に股下の短い下着、パンツタイプ紙おむつ、おむつカバー、縦長おむつ等を使用していても同様に使用することができる。
図18は男性失禁者の使用例を示す図である。男性失禁者であっても、図18に示すように、ズボンを上げ下げするだけで、衣服を脱ぐことなく簡単に装着、交換することができる。
吸収体3は、一般の紙おむつ等で使用されている紙パルプ、吸収紙、高分子吸水シートにて上端5が開口された袋状であって、吸収体3に幅狭の切欠部2を設けると共に吸収体3の上端に開口部5を形成することにより、吸収体3に放出された尿が毛細管現象によりスムーズに吸収体3全体に拡散するようにしているが、見栄えを考慮して閉塞しても構わない。
なお、尿漏れを防ぐため、縦長部2cの周囲、中間部領域1cの下半分には立体ギャザー11を形成すると共に、切欠部2の縦長部2cには、陰部尿道口の窪みに合わせて楕円形状で環状の突起部12を形成したが、いずれか一つだけでも構わないし、適宜組み合わせても構わないものである。
2 切欠部
3 吸収体
4 防水カバー
5 開口部
6 逆八の字状の斜面
7 透水シート
8 両面テープ
9 表面シート
10 紙おむつ
11 立体ギャザー
12 環状の突起部
13 尿溜め部
M 男性被介護者
P 陰茎
本発明の尿取りパッドを使用する人は、自らトイレに行くことが困難な被介護者であることを特徴とし、特に男性または女性の陰部を袋状吸収体の袋内部に収納するための切欠部が上記開口部の上端から切り欠いたU字型切欠部であることを特徴とする。
図1および図2に示すように、尿取りパッド1は、男性の陰茎を挿入する切欠部2が形成された袋状吸収体3の外周部を防水可能に覆う防水カバー4と、内周部に形成される透水シート7とで構成されている。袋状吸収体3を腹上にのせて、男性の陰部を切欠部2に挿入させ、排尿が周囲に広がることなく吸収体3に吸収させて使い捨てすることができる。
尿取りパッド1の上端に形成された開口部5に使用時平面視の幅が狭くなるように絞り部5aが形成されている。絞り部5aを形成することで、男性の陰茎を尿取りパッド1内に収納する際に、尿取りパッド1の両側を把持することにより、開口部5はスムーズに楕円形状から円形状に広がり、男性の陰茎を尿取りパッド1内に収納し易くしている。
また、切欠部2と開口部5とを形成することにより、吸収体3に放出された尿が毛細管現象によりスムーズに吸収体3全体に拡散する。
図7に示す切欠部2は、尿取りパッド1の略中央位置に向かって徐々に幅広の滴型に形成されている。切欠部2の丸穴部2aを形成する先端部は、尿取りパッドの略中央位置から底部6aとの間に位置している。また、尿取りパッド1は袋内部側から透水シート7、吸収体3および防水カバー4の順で積層されている。積層構造部分の部分拡大断面図を図7に同時に示す。
Claims (7)
- 吸収材で形成された袋状吸収体の外周部が防水カバーで覆われ、使用する人の腹上にのせて使用される尿取りパッドであって、
この尿取りパッドは、前記腹上から両太腿の付け根に添うように、使用時平面視が逆八の字状の斜面につながる密閉された底部を有し、腹上に接する面側に前記使用する人の陰部を前記袋状吸収体の袋内部に収納するための切欠部が形成され、この切欠部の前記底部側先端が前記腹上に接する面側の中央部から前記底部との間に位置することを特徴とする尿取りパッド。 - 前記防水カバーで覆われた袋状吸収体は、使用時平面視上端に開口部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の尿取りパッド。
- 前記開口部に使用時平面視の幅が狭くなるように絞り部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の尿取りパッド。
- 前記使用する人は、自らトイレに行くことが困難な被介護者であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の尿取りパッド。
- 前記使用する人の陰部が収納される切欠部は男性性器を収納できる切欠部であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の尿取りパッド。
- 前記使用する人の陰部が収納される切欠部は女性性器を収納できる切欠部であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の尿取りパッド。
- 前記切欠部が前記開口部の上端から切り欠いたU字型切欠部であることを特徴とする請求項5または請求項6記載の尿取りパッド。
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