JP2012025317A - 二輪自動車用リアタイヤ及び二輪自動車用タイヤ対 - Google Patents
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Abstract
【課題】直進時の安定性、旋回性、過渡特性及びトラクションに優れた二輪自動車用リアタイヤ6の提供。
【解決手段】リアタイヤ6は、トレッド10、サイドウォール12、ビード14、カーカス16及び補強部22を備えている。補強部22は、トレッド10とカーカス16との間に位置している。補強部22は、クラウンベルト32と、一対のショルダーベルト34とからなる。クラウンベルト32の端36の近傍は、ショルダーベルト34の軸方向内側端38の近傍と積層されている。この積層により、オーバーラップ部40が形成されている。このオーバーラップ部40において、クラウンベルト32は、ショルダーベルト34よりも半径方向外側に位置している。クラウンベルト32は、ジョイントレス構造を有する。ショルダーベルト34は、カットプライからなる。
【選択図】図1
【解決手段】リアタイヤ6は、トレッド10、サイドウォール12、ビード14、カーカス16及び補強部22を備えている。補強部22は、トレッド10とカーカス16との間に位置している。補強部22は、クラウンベルト32と、一対のショルダーベルト34とからなる。クラウンベルト32の端36の近傍は、ショルダーベルト34の軸方向内側端38の近傍と積層されている。この積層により、オーバーラップ部40が形成されている。このオーバーラップ部40において、クラウンベルト32は、ショルダーベルト34よりも半径方向外側に位置している。クラウンベルト32は、ジョイントレス構造を有する。ショルダーベルト34は、カットプライからなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、二輪自動車に装着されるリアタイヤに関する。本発明はさらに、二輪自動車に装着されるタイヤ対に関する。
二輪自動車タイヤは、トレッドとカーカスとの間に補強部を備えている。カットプライからなる補強部を備えたタイヤが、市販されている。このカットプライは、並列された多数のコードと、トッピングゴムとからなる。コードは、タイヤの周方向に対して傾斜している。このカットプライにより、優れた旋回性が達成されうる。しかし、このタイヤは、直進時の安定性に劣る。
補強部がいわゆるジョイントレス構造(JLB)を有するタイヤも、市販されている。この補強部は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。タイヤの周方向に対するコードの角度は、実質的に0°である。この補強部により、直進時の優れた安定性が達成される。しかし、このタイヤは、旋回性に劣る。
特開2008−162355公報には、補強部がクラウンベルトとショルダーベルトとを備えたタイヤが開示されている。クラウンベルトは、ジョイントレス構造を有する。ショルダーベルトには、カットプライが用いられている。このタイヤは、旋回性及び直進時の安定性に優れる。
特開2008−162355公報に記載されたタイヤでは、トラクションが不十分である。コーナーの後半において、傾いた二輪自動車が起き上がりつつあるときのトラクションが、特に不十分である。
本発明の目的は、諸性能に優れた二輪自動車用リアタイヤの提供にある。本発明の他の目的は、諸性能に優れた二輪自動車用タイヤ対の提供にある。
本発明に係る二輪自動車用リアタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも軸方向略内側に位置する一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、トレッドとカーカスとの間に位置する補強部とを備える。補強部は、クラウンの近傍に位置するクラウンベルトと、ショルダーの近傍に位置する一対のショルダーベルトとを備える。クラウンベルトは、実質的に周方向に延びており螺旋状に巻かれているコードを含む。それぞれのショルダーベルトは、並列された多数のコードを含む。ショルダーベルトのコードは、周方向に対して傾斜している。クラウンベルトの端近傍とショルダーベルトの軸方向内側端近傍とが積層されることにより、オーバーラップ部が形成されている。このオーバーラップ部において、クラウンベルトは、ショルダーベルトよりも半径方向外側に位置している。
好ましくは、クラウンベルトの端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度αrは30°以上45°以下であり、ショルダーベルトの軸方向内側端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度βrは20°以上35°以下である。好ましくは、角度αrと角度βrとの差(αr−βr)は、10°以上40°以下である。
好ましくは、ショルダーベルトのコードの、周方向に対する角度θrは、15°以上90°以下である。好ましくは、このコードの材質は、アラミド又はポリエチレンナフタレートである。
本発明に係る二輪自動車用タイヤ対は、フロントタイヤ(1)及びリアタイヤ(2)からなる。
フロントタイヤ(1)は、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも軸方向略内側に位置する一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、トレッドとカーカスとの間に位置する補強部とを備える。補強部は、クラウンの近傍に位置するクラウンベルトと、ショルダーの近傍に位置する一対のショルダーベルトとを備える。クラウンベルトは、実質的に周方向に延びており螺旋状に巻かれているコードを含む。それぞれのショルダーベルトは、並列された多数のコードを含む。ショルダーベルトのコードは、周方向に対して傾斜している。クラウンベルトの端近傍とショルダーベルトの軸方向内側端近傍とが積層されることにより、オーバーラップ部が形成されている。このオーバーラップ部において、クラウンベルトは、ショルダーベルトよりも半径方向内側に位置している。
リアタイヤ(2)は、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも軸方向略内側に位置する一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、トレッドとカーカスとの間に位置する補強部とを備える。補強部は、クラウンの近傍に位置するクラウンベルトと、ショルダーの近傍に位置する一対のショルダーベルトとを備える。クラウンベルトは、実質的に周方向に延びており螺旋状に巻かれているコードを含む。それぞれのショルダーベルトは、並列された多数のコードを含む。ショルダーベルトのコードは、周方向に対して傾斜している。クラウンベルトの端近傍とショルダーベルトの軸方向内側端近傍とが積層されることにより、オーバーラップ部が形成されている。このオーバーラップ部において、クラウンベルトは、ショルダーベルトよりも半径方向外側に位置している。
フロントタイヤ(1)は、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも軸方向略内側に位置する一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、トレッドとカーカスとの間に位置する補強部とを備える。補強部は、クラウンの近傍に位置するクラウンベルトと、ショルダーの近傍に位置する一対のショルダーベルトとを備える。クラウンベルトは、実質的に周方向に延びており螺旋状に巻かれているコードを含む。それぞれのショルダーベルトは、並列された多数のコードを含む。ショルダーベルトのコードは、周方向に対して傾斜している。クラウンベルトの端近傍とショルダーベルトの軸方向内側端近傍とが積層されることにより、オーバーラップ部が形成されている。このオーバーラップ部において、クラウンベルトは、ショルダーベルトよりも半径方向内側に位置している。
リアタイヤ(2)は、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも軸方向略内側に位置する一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、トレッドとカーカスとの間に位置する補強部とを備える。補強部は、クラウンの近傍に位置するクラウンベルトと、ショルダーの近傍に位置する一対のショルダーベルトとを備える。クラウンベルトは、実質的に周方向に延びており螺旋状に巻かれているコードを含む。それぞれのショルダーベルトは、並列された多数のコードを含む。ショルダーベルトのコードは、周方向に対して傾斜している。クラウンベルトの端近傍とショルダーベルトの軸方向内側端近傍とが積層されることにより、オーバーラップ部が形成されている。このオーバーラップ部において、クラウンベルトは、ショルダーベルトよりも半径方向外側に位置している。
好ましくは、フロントタイヤにおいて、クラウンベルトの端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度αfは30°以上45°以下であり、ショルダーベルトの軸方向内側端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度βfは20°以上35°以下である。好ましくは、リアタイヤにおいて、クラウンベルトの端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度αrは30°以上45°以下であり、ショルダーベルトの軸方向内側端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度βrは20°以上35°以下である。
好ましくは、角度αfと角度βfとの差(αf−βf)は、10°以上40°以下である。好ましくは、角度αrと角度βrとの差(αr−βr)は、10°以上40°以下である。
好ましくは、フロントタイヤにおいて、ショルダーベルトのコードの、周方向に対する角度θfは、15°以上90°以下である。好ましくは、リアタイヤにおいて、ショルダーベルトのコードの、周方向に対する角度θrは、15°以上90°以下である。
好ましくは、フロントタイヤにおいて、ショルダーベルトのコードの材質は、アラミド又はポリエチレンナフタレートである。好ましくは、リアタイヤにおいて、ショルダーベルトのコードの材質は、アラミド又はポリエチレンナフタレートである。
本発明に係るリアタイヤは、直進時の安定性、旋回性、過渡特性及びトラクションに優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、本発明の一実施形態に係るタイヤ対2が二輪自動車4と共に示されている。このタイヤ対2は、リアタイヤ6とフロントタイヤ8とからなる。
図2に、リアタイヤ6が示されている。図2において、上下方向が半径方向であり、左右方向が軸方向であり、紙面との垂直方向が周方向である。このタイヤ6は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ6の赤道面を表す。このリアタイヤ6は、トレッド10、サイドウォール12、ビード14、カーカス16、インナーライナー18、チェーファー20及び補強部22を備えている。このタイヤ6は、チューブレスタイプである。
トレッド10は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。トレッド10は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド10は、トレッド面24を備えている。このトレッド面24は、路面と接地する。トレッド面24に、溝が刻まれてもよい。トレッド10が、軸方向において複数の部分に分割されてもよい。この場合において、クラウンに高モジュラスなゴム組成物が配置され、ショルダーに低モジュラスなゴム組成物が配置されることが好ましい。
サイドウォール12は、トレッド10の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール12は、架橋ゴムからなる。サイドウォール12は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらにサイドウォール12は、カーカス16の外傷を防止する。
ビード14は、サイドウォール12よりも軸方向内側に位置している。ビード14は、コア26と、このコア26から半径方向外向きに延びるエイペックス28とを備えている。コア26は、リング状である。コア26は、非伸縮性ワイヤーが巻かれてなる。典型的には、コア26にスチール製ワイヤーが用いられる。エイペックス28は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス28は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス16は、カーカスプライ30からなる。カーカスプライ30は、両側のビード14の間に架け渡されており、トレッド10及びサイドウォール12の内側に沿っている。カーカスプライ30は、コア26の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。
図示されていないが、カーカスプライ30は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、通常は70°から90°である。換言すれば、このカーカス16はラジアル構造を有する。コードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
補強部22は、トレッド10とカーカス16との間に位置している。補強部22は、カーカス16と積層されている。補強部22は、カーカス16を補強する。補強部22は、クラウンベルト32と、一対のショルダーベルト34とからなる。クラウンベルト32は、クラウンの近傍に位置している。クラウンベルト32は、赤道CLを跨いでいる。それぞれのショルダーベルト34は、ショルダーの近傍に位置している。一方のショルダーベルト34は、他方のショルダーベルト34とは、赤道CLを挟んで離間している。
クラウンベルト32の端36の近傍は、ショルダーベルト34の軸方向内側端38の近傍と積層されている。この積層により、オーバーラップ部40が形成されている。このオーバーラップ部40において、クラウンベルト32は、ショルダーベルト34よりも半径方向外側に位置している。
図3に示されるように、クラウンベルト32は、コード42とトッピングゴム44とからなる。図3において矢印Aで示されているのは、周方向である。コード42は実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。このクラウンベルト32は、いわゆるジョイントレス構造(JLB)を有する。周方向に対するコード42の角度は、5°以下である。特には、周方向に対するコード42の角度は、2°以下である。
クラウンベルト32のコード42は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド(芳香族ポリアミド)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。直進時のトラクションの観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
図3に示されるように、ショルダーベルト34は、並列された多数のコード46とトッピングゴム48とからなる。それぞれのコード46は、周方向に対して傾斜している。コード46の傾斜角度が、符号θrで示されている。コード46は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。旋回性能の観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
このリアタイヤ6では、直進時には、トレッド10のうちクラウンベルト32と積層された部分が主として接地する。クラウンベルト32のコード42は、前述の通り、実質的に周方向に延びているので、このコード42によって直進時の安定性が達成されうる。さらに、このコード42により、優れたトラクションが達成されうる。
このリアタイヤ6では、旋回時には、トレッド10のうちショルダーベルト34と積層された部分が主として接地する。ショルダーベルト34のコード46は、前述の通り、周方向対して傾斜している。このコード46は、リアタイヤ6のサイド部の剛性を高める。このコード46により、優れた旋回性が達成されうる。
前述の通り、補強部22はオーバーラップ部40を有している。トレッド10のうちオーバーラップ部40と積層された部分が接地するとき、クラウンベルト32に起因する特性と、ショルダーベルト34に起因する特性とが発現される。従って、直進走行から旋回走行へ移行するとき、リアタイヤ6の挙動に急激な変化が生じない。旋回走行から直進走行へ移行するときにも、リアタイヤ6の挙動に急激な変化が生じない。このオーバーラップ部40により、優れた過渡特性が達成されうる。
前述の通り、オーバーラップ部40では、クラウンベルト32は、ショルダーベルト34よりも半径方向外側に位置している。従って、トレッド10のうちオーバーラップ部40と積層された部分が接地するとき、ショルダーベルト34の影響よりもクラウンベルト32の影響の方が大きい。旋回走行から直進走行へと移行しつつ車両が加速されるとき、このオーバーラップ部40によって優れたトラクションが達成されうる。
図2において、点Oは、接地したリアタイヤ6が倒されるときの回転中心である。符号αrで示されている角度は、クラウンベルト32の端36が接地面中心となるようにリアタイヤ6が倒されたときのこのリアタイヤ6のキャンバー角度に相当する。符号βrで示されている角度は、ショルダーベルト34の軸方向内側端38が接地面中心となるようにリアタイヤ6が倒されたときのこのリアタイヤ6のキャンバー角度に相当する。前述の通り、クラウンベルト32はショルダーベルト34と積層されている。従って、角度αrは、角度βrよりも大きい。
旋回走行から直進走行へと移行するときのトラクションの観点から、角度αrは30°以上が好ましく、35°以上が特に好ましい。リアタイヤ6の軽量の観点から、角度αrは45°以下が好ましく、40°以下が特に好ましい。
リアタイヤ6の軽量の観点から、角度βrは20°以上が好ましく、25°以上が特に好ましい。旋回性の観点から、角度βrは35°以下が好ましく、30°以下が特に好ましい。
過渡特性の観点から、角度αrと角度βrとの差(αr−βr)は10°以上が好ましく、15°以上が特に好ましい。リアタイヤ6の軽量の観点から、差(αr−βr)は40°以下が好ましく、25°以下が特に好ましい。
旋回性の観点から、ショルダーベルト34のコード46の、周方向に対する角度θrは、15°以上90°以下が好ましく、30°以上70°以下が特に好ましい。
図4は、図1のタイヤ対2のフロントタイヤ8の一部が示された断面図である。このフロントタイヤ8は、図2に示されたタイヤ6と同様、トレッド50、サイドウォール52、ビード54、カーカス56、インナーライナー58及びチェーファー60を備えている。このフロントタイヤ8はさらに、補強部62を備えている。
補強部62は、トレッド50とカーカス56との間に位置している。補強部62は、カーカス56と積層されている。補強部62は、カーカス56を補強する。補強部62は、クラウンベルト64と、一対のショルダーベルト66とからなる。クラウンベルト64は、クラウンの近傍に位置している。クラウンベルト64は、赤道CLを跨いでいる。それぞれのショルダーベルト66は、ショルダーの近傍に位置している。一方のショルダーベルト66は、他方のショルダーベルト66とは、赤道CLを挟んで離間している。
クラウンベルト64の端68の近傍は、ショルダーベルト66の軸方向内側端70の近傍と積層されている。この積層により、オーバーラップ部72が形成されている。このオーバーラップ部72において、クラウンベルト64は、ショルダーベルト66よりも半径方向内側に位置している。
図5に示されるように、クラウンベルト64は、コード74とトッピングゴム76とからなる。図5において矢印Aで示されているのは、周方向である。コード74は実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。このクラウンベルト64は、いわゆるジョイントレス構造を有する。周方向に対するコード74の角度は、5°以下である。特には、周方向に対するコード74の角度は、2°以下である。
クラウンベルト64のコード74は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド(芳香族ポリアミド)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。直進時の安定性の観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
図5に示されるように、ショルダーベルト66は、並列された多数のコード78とトッピングゴム80とからなる。それぞれのコード78は、周方向に対して傾斜している。コード78の傾斜角度が、符号θfで示されている。コード78は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。旋回性能の観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
このフロントタイヤ8では、直進時には、トレッド50のうちクラウンベルト64と積層された部分が主として接地する。クラウンベルト64のコード74は、前述の通り、実質的に周方向に延びているので、このコード74によって直進時の安定性が達成されうる。
このフロントタイヤ8では、旋回時には、トレッド50のうちショルダーベルト66と積層された部分が主として接地する。ショルダーベルト66のコード78は、前述の通り、周方向対して傾斜している。このコード78は、フロントタイヤ8のサイド部の剛性を高める。このコード78により、優れた旋回性が達成されうる。
前述の通り、補強部62はオーバーラップ部72を有している。トレッド50のうちオーバーラップ部72と積層された部分が接地するとき、クラウンベルト64に起因する特性と、ショルダーベルト66に起因する特性とが発現される。従って、直進走行から旋回走行へ移行するとき、フロントタイヤ8の挙動に急激な変化が生じない。旋回走行から直進走行へ移行するときにも、フロントタイヤ8の挙動に急激な変化が生じない。このオーバーラップ部72により、優れた過渡特性が達成されうる。
前述の通り、オーバーラップ部72では、クラウンベルト64は、ショルダーベルト66よりも半径方向内側に位置している。従って、トレッド50のうちオーバーラップ部72と積層された部分が接地するとき、クラウンベルト64の影響よりもショルダーベルト66の影響の方が大きい。トレッド50のうちオーバーラップ部72と積層された部分が接地するとき、ショルダーベルト66によって優れた旋回性が達成されうる。
図4において、点Oは、接地したフロントタイヤ8が倒されるときの回転中心である。符号αfで示されている角度は、クラウンベルト64の端68が接地面中心となるようにフロントタイヤ8が倒されたときのこのフロントタイヤ8のキャンバー角度に相当する。符号βfで示されている角度は、ショルダーベルト66の軸方向内側端70が接地面中心となるようにフロントタイヤ8が倒されたときのこのフロントタイヤ8のキャンバー角度に相当する。前述の通り、クラウンベルト64はショルダーベルト66と積層されている。従って、角度αfは、角度βfよりも大きい。
直進時の安定性の観点から、角度αfは30°以上が好ましく、35°以上が特に好ましい。フロントタイヤ8の軽量の観点から、角度αfは45°以下が好ましく、40°以下が特に好ましい。
フロントタイヤ8の軽量の観点から、角度βfは20°以上が好ましく、25°以上が特に好ましい。旋回性の観点から、角度βfは35°以下が好ましく、30°以下が特に好ましい。
過渡特性の観点から、角度αfと角度βfとの差(αf−βf)は10°以上が好ましく、15°以上が特に好ましい。フロントタイヤ8の軽量の観点から、差(αf−βf)は40°以下が好ましく、25°以下が特に好ましい。
旋回性の観点から、ショルダーベルト66のコード78の、周方向に対する角度θfは、15°以上90°以下が好ましく、30°以上70°以下が特に好ましい。
本発明では、タイヤの各部材の寸法及び角度は、タイヤが正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤに空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤには荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
図6から9には、本発明の他の実施形態に係るタイヤ対が示されている。このタイヤ対は、リアタイヤ100及びフロントタイヤ102からなる。
図6には、リアタイヤ100が示されている。このリアタイヤ100は、図2に示されたタイヤ6と同様、トレッド104、サイドウォール106、ビード108、カーカス110、インナーライナー112及びチェーファー114を備えている。このリアタイヤ100はさらに、補強部116を備えている。
補強部116は、トレッド104とカーカス110との間に位置している。補強部116は、カーカス110と積層されている。補強部116は、カーカス110を補強する。補強部116は、クラウンベルト118と、一対の第一ショルダーベルト120と、一対の第二ショルダーベルト122とからなる。クラウンベルト118は、クラウンの近傍に位置している。クラウンベルト118は、赤道CLを跨いでいる。それぞれの第一ショルダーベルト120は、ショルダーの近傍に位置している。一方の第一ショルダーベルト120は、他方の第一ショルダーベルト120とは、赤道CLを挟んで離間している。それぞれの第二ショルダーベルト122は、第一ショルダーベルト120とカーカス110との間に位置している。一方の第二ショルダーベルト122は、他方の第二ショルダーベルト122とは、赤道CLを挟んで離間している。第一ショルダーベルト120の軸方向幅は、第二ショルダーベルト122の軸方向幅よりも大きい。
クラウンベルト118の端124の近傍は、第一ショルダーベルト120の軸方向内側端の近傍126と積層されている。この積層により、オーバーラップ部128が形成されている。このオーバーラップ部128において、クラウンベルト118は、第一ショルダーベルト120よりも半径方向外側に位置している。第二ショルダーベルト122は、クラウンベルト118と積層されていない。
図7に示されるように、クラウンベルト118は、コード130とトッピングゴム132とからなる。図7において矢印Aで示されているのは、周方向である。コード130は実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。このクラウンベルト118は、いわゆるジョイントレス構造を有する。周方向に対するコード130の角度は、5°以下である。特には、周方向に対するコードの角度は、2°以下である。
クラウンベルト118のコード130は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド(芳香族ポリアミド)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。直進時のトラクションの観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
図7に示されるように、第一ショルダーベルト120は、並列された多数のコード134とトッピングゴム136とからなる。それぞれのコード134は、周方向に対して傾斜している。コード134の傾斜角度が、符号θrで示されている。コード134は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。旋回性能の観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
図7に示されるように、第二ショルダーベルト122は、並列された多数のコード138とトッピングゴム140とからなる。それぞれのコード138は、周方向に対して傾斜している。コード138の傾斜角度が、符号θrで示されている。このコード138の傾斜方向は、第一ショルダーベルト120のコード134の傾斜方向とは逆である。コード138は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。旋回性能の観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
このリアタイヤ100では、直進時には、トレッド104のうちクラウンベルト118と積層された部分が主として接地する。クラウンベルト118のコード130は、前述の通り、実質的に周方向に延びているので、このコード130によって直進時の安定性が達成されうる。さらに、このコード130により、優れたトラクションが達成されうる。
このリアタイヤ100では、旋回時には、トレッド104のうち第一ショルダーベルト120及び第二ショルダーベルト122と積層された部分が主として接地する。第一ショルダーベルト120及び第二ショルダーベルト122のコード134、138は、前述の通り、周方向対して傾斜している。これらのコード134、138は、リアタイヤ100のサイド部の剛性を高める。これらのコード134、138により、優れた旋回性が達成されうる。
前述の通り、補強部116はオーバーラップ部128を有している。トレッド104のうちオーバーラップ部128と積層された部分が接地するとき、クラウンベルト118に起因する特性と、第一ショルダーベルト120に起因する特性とが発現される。従って、直進走行から旋回走行へ移行するとき、リアタイヤ100の挙動に急激な変化が生じない。旋回走行から直進走行へ移行するときにも、リアタイヤ100の挙動に急激な変化が生じない。このオーバーラップ部128により、優れた過渡特性が達成されうる。
前述の通り、オーバーラップ部128では、クラウンベルト118は、第一ショルダーベルト120よりも半径方向外側に位置している。従って、トレッド104のうちオーバーラップ部128と積層された部分が接地するとき、第一ショルダーベルト120の影響よりもクラウンベルト118の影響の方が大きい。旋回走行から直進走行へと移行しつつ車両が加速されるとき、このオーバーラップ部128によって優れたトラクションが達成されうる。
図6において、点Oは、接地したリアタイヤ100が倒されるときの回転中心である。符号αrで示されている角度は、クラウンベルト118の端124が接地面中心となるようにリアタイヤ100が倒されたときのこのリアタイヤ100のキャンバー角度に相当する。符号βrで示されている角度は、第一ショルダーベルト120の軸方向内側端126が接地面中心となるようにリアタイヤ100が倒されたときのこのリアタイヤ100のキャンバー角度に相当する。前述の通り、クラウンベルト118はショルダーベルトと積層されている。従って、角度αrは、角度βrよりも大きい。
旋回走行から直進走行へと移行するときのトラクションの観点から、角度αrは30°以上が好ましく、35°以上が特に好ましい。リアタイヤ100の軽量の観点から、角度αrは45°以下が好ましく、40°以下が特に好ましい。
リアタイヤ100の軽量の観点から、角度βrは20°以上が好ましく、25°以上が特に好ましい。旋回性の観点から、角度βrは35°以下が好ましく、30°以下が特に好ましい。
過渡特性の観点から、角度αrと角度βrとの差(αr−βr)は10°以上が好ましく、15°以上が特に好ましい。リアタイヤ100の軽量の観点から、差(αr−βr)は40°以下が好ましく、25°以下が特に好ましい。
旋回性の観点から、第一ショルダーベルト120のコード134及び第二ショルダーベルト122のコード138の、周方向に対する角度θrは、15°以上90°以下が好ましく、30°以上70°以下が特に好ましい。
図8には、フロントタイヤ102が示されている。このフロントタイヤ102は、図2に示されたタイヤ6と同様、トレッド142、サイドウォール144、ビード146、カーカス148、インナーライナー150及びチェーファー152を備えている。このフロントタイヤ102はさらに、補強部154を備えている。
補強部154は、トレッド142とカーカス148との間に位置している。補強部154は、カーカス148と積層されている。補強部154は、カーカス148を補強する。補強部154は、クラウンベルト156と、一対の第一ショルダーベルト158と、一対の第二ショルダーベルト160とからなる。クラウンベルト156は、クラウンの近傍に位置している。クラウンベルト156は、赤道CLを跨いでいる。それぞれの第一ショルダーベルト158は、ショルダーの近傍に位置している。一方の第一ショルダーベルト158は、他方の第一ショルダーベルト158とは、赤道CLを挟んで離間している。それぞれの第二ショルダーベルト160は、第一ショルダーベルト158とカーカス148との間に位置している。一方の第二ショルダーベルト160は、他方の第二ショルダーベルト160とは、赤道CLを挟んで離間している。第一ショルダーベルト158の軸方向幅は、第二ショルダーベルト160の軸方向幅よりも大きい。
クラウンベルト156の端162の近傍は、第一ショルダーベルト158の軸方向内側端164の近傍と積層されている。この積層により、オーバーラップ部166が形成されている。このオーバーラップ部166において、クラウンベルト156は、第一ショルダーベルト158よりも半径方向内側に位置している。
図9に示されるように、クラウンベルト156は、コード168とトッピングゴム170とからなる。図9において矢印Aで示されているのは、周方向である。コード168は実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。このクラウンベルト156は、いわゆるジョイントレス構造を有する。周方向に対するコード168の角度は、5°以下である。特には、周方向に対するコード168の角度は、2°以下である。
クラウンベルト156のコード168は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド(芳香族ポリアミド)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。直進時の安定性の観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
図9に示されるように、第一ショルダーベルト158は、並列された多数のコード172とトッピングゴム174とからなる。それぞれのコード172は、周方向に対して傾斜している。コード172の傾斜角度が、符号θfで示されている。コード172は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。旋回性能の観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
図9に示されるように、第二ショルダーベルト160は、並列された多数のコード176とトッピングゴム178とからなる。それぞれのコード176は、周方向に対して傾斜している。コード176の傾斜角度が、符号θfで示されている。このコード176の傾斜方向は、第一ショルダーベルト158のコード172の傾斜方向とは逆である。コード176は、有機繊維からなる。有機繊維の好ましい材質としては、アラミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエステル、レーヨン及びナイロンが例示される。旋回性能の観点から、アラミド及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
このフロントタイヤ102では、直進時には、トレッド142のうちクラウンベルト156と積層された部分が主として接地する。クラウンベルト156のコード168は、前述の通り、実質的に周方向に延びているので、このコード168によって直進時の安定性が達成されうる。
このフロントタイヤ102では、旋回時には、トレッド142のうち第一ショルダーベルト158及び第二ショルダーベルト160と積層された部分が主として接地する。第一ショルダーベルト158のコード172及び第二ショルダーベルト160のコード176は、前述の通り、周方向対して傾斜している。これらのコード172、176は、フロントタイヤ102のサイド部の剛性を高める。これらのコード172、176により、優れた旋回性が達成されうる。
前述の通り、補強部154はオーバーラップ部166を有している。トレッド142のうちオーバーラップ部166と積層された部分が接地するとき、クラウンベルト156に起因する特性と、第一ショルダーベルト158に起因する特性とが発現される。従って、直進走行から旋回走行へ移行するとき、フロントタイヤ102の挙動に急激な変化が生じない。旋回走行から直進走行へ移行するときにも、フロントタイヤ102の挙動に急激な変化が生じない。このオーバーラップ部166により、優れた過渡特性が達成されうる。
前述の通り、オーバーラップ部166では、クラウンベルト156は、第一ショルダーベルト158よりも半径方向内側に位置している。従って、トレッド142のうちオーバーラップ部166と積層された部分が接地するとき、クラウンベルト156の影響よりも第一ショルダーベルト158の影響の方が大きい。トレッド142のうちオーバーラップ部166と積層された部分が接地するとき、第一ショルダーベルト158によって優れた旋回性が達成されうる。
図8において、点Oは、接地したフロントタイヤ102が倒されるときの回転中心である。符号αfで示されている角度は、クラウンベルト156の端162が接地面中心となるようにフロントタイヤ102が倒されたときのこのフロントタイヤ102のキャンバー角度に相当する。符号βfで示されている角度は、第一ショルダーベルト158の軸方向内側端164が接地面中心となるようにフロントタイヤ102が倒されたときのこのフロントタイヤ102のキャンバー角度に相当する。前述の通り、クラウンベルト156はショルダーベルトと積層されている。従って、角度αfは、角度βfよりも大きい。
直進時の安定性の観点から、角度αfは30°以上が好ましく、35°以上が特に好ましい。フロントタイヤ102の軽量の観点から、角度αfは45°以下が好ましく、40°以下が特に好ましい。
フロントタイヤ102の軽量の観点から、角度βfは20°以上が好ましく、25°以上が特に好ましい。旋回性の観点から、角度βfは35°以下が好ましく、30°以下が特に好ましい。
過渡特性の観点から、角度αfと角度βfとの差(αf−βf)は10°以上が好ましく、15°以上が特に好ましい。リアタイヤの軽量の観点から、差(αf−βf)は40°以下が好ましく、25°以下が特に好ましい。
旋回性の観点から、第一ショルダーベルト158のコード172及び第二ショルダーベルト160のコード178の、周方向に対する角度θfは、15°以上90°以下が好ましく、30°以上70°以下が特に好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実験1]
[実施例1]
図2に示された構造を有するリアタイヤを製作した。このリアタイヤのサイズは、「180/55ZR17」である。このリアタイヤは、クラウンベルト及びショルダーベルトを備えている。クラウンベルトは、ジョイントレス構造(JLB)を有する。ショルダーベルトは、カットプライからなる。オーバーラップ部において、クラウンベルトは、ショルダーベルトよりも半径方向外側に位置している。
[実施例1]
図2に示された構造を有するリアタイヤを製作した。このリアタイヤのサイズは、「180/55ZR17」である。このリアタイヤは、クラウンベルト及びショルダーベルトを備えている。クラウンベルトは、ジョイントレス構造(JLB)を有する。ショルダーベルトは、カットプライからなる。オーバーラップ部において、クラウンベルトは、ショルダーベルトよりも半径方向外側に位置している。
[比較例1]
オーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも半径方向内側に位置させた他は実施例1と同様にして、比較例1のリアタイヤを得た。
オーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも半径方向内側に位置させた他は実施例1と同様にして、比較例1のリアタイヤを得た。
[比較例2−3]
ショルダーベルトをジョイントレス構造とした他は実施例1と同様にして、比較例2のリアタイヤを得た。クラウンベルトをカットプライから形成した他は実施例1と同様にして、比較例3のリアタイヤを得た。
ショルダーベルトをジョイントレス構造とした他は実施例1と同様にして、比較例2のリアタイヤを得た。クラウンベルトをカットプライから形成した他は実施例1と同様にして、比較例3のリアタイヤを得た。
[実施例2−7]
角度αr及び角度βrを下記の表1及び2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−7のリアタイヤを得た。
角度αr及び角度βrを下記の表1及び2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−7のリアタイヤを得た。
[実施例8−11]
ショルダーベルトのコードの角度θrを下記の表3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例8−11のリアタイヤを得た。
ショルダーベルトのコードの角度θrを下記の表3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例8−11のリアタイヤを得た。
[実施例12−15]
クラウンベルトのコードの材質及びショルダーベルトのコードの材質を下記の表3及び4に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例12−15のリアタイヤを得た。
クラウンベルトのコードの材質及びショルダーベルトのコードの材質を下記の表3及び4に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例12−15のリアタイヤを得た。
[実施例16]
図6に示されるように、補強部をクラウンベルト、第一ショルダーベルト及び第二ショルダーベルトから形成した他は実施例1と同様にして、実施例16のリアタイヤを得た。
図6に示されるように、補強部をクラウンベルト、第一ショルダーベルト及び第二ショルダーベルトから形成した他は実施例1と同様にして、実施例16のリアタイヤを得た。
[比較例4]
オーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも半径方向内側に位置させた他は実施例16と同様にして、比較例4のリアタイヤを得た。
オーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも半径方向内側に位置させた他は実施例16と同様にして、比較例4のリアタイヤを得た。
[官能評価]
リアタイヤを17×MT5−50のリムに組み込み、このリアタイヤに内圧が290kPaとなるように空気を充填した。このリアタイヤを、排気量が600ccである二輪自動車に装着した。この二輪自動車に、市販のフロントタイヤを装着した。このフロントタイヤの補強部は、2枚のカットプライからなる。ライダーに、この二輪自動車をレーシングサーキットで運転させて、直進時の安定性、旋回性、過渡特性及びトラクションを評価させた。この結果が、指数として下記の表1から4に示されている。数値が大きいほど好ましい。
リアタイヤを17×MT5−50のリムに組み込み、このリアタイヤに内圧が290kPaとなるように空気を充填した。このリアタイヤを、排気量が600ccである二輪自動車に装着した。この二輪自動車に、市販のフロントタイヤを装着した。このフロントタイヤの補強部は、2枚のカットプライからなる。ライダーに、この二輪自動車をレーシングサーキットで運転させて、直進時の安定性、旋回性、過渡特性及びトラクションを評価させた。この結果が、指数として下記の表1から4に示されている。数値が大きいほど好ましい。
[質量の測定]
タイヤの質量を測定した。この結果が、指数として下記の表1から4に示されている。数値が小さいほど好ましい。
タイヤの質量を測定した。この結果が、指数として下記の表1から4に示されている。数値が小さいほど好ましい。
表1−4に示されるように、実施例のリアタイヤは、諸性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
[実験2]
[実施例17]
図2に示された構造を有するリアタイヤと、図4に示された構造を有するフロントタイヤとからなるタイヤ対を製作した。
[実施例17]
図2に示された構造を有するリアタイヤと、図4に示された構造を有するフロントタイヤとからなるタイヤ対を製作した。
[比較例5−7]
フロントタイヤのオーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも外側とした他は実施例17と同様にして、比較例5のタイヤ対を得た。リアタイヤのオーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも内側とした他は実施例17と同様にして、比較例6のタイヤ対を得た。フロントタイヤのオーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも外側とし、かつ、リアタイヤのオーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも内側とした他は実施例17と同様にして、比較例7のタイヤ対を得た。
フロントタイヤのオーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも外側とした他は実施例17と同様にして、比較例5のタイヤ対を得た。リアタイヤのオーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも内側とした他は実施例17と同様にして、比較例6のタイヤ対を得た。フロントタイヤのオーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも外側とし、かつ、リアタイヤのオーバーラップ部において、クラウンベルトをショルダーベルトよりも内側とした他は実施例17と同様にして、比較例7のタイヤ対を得た。
[官能評価]
タイヤ対を、排気量が600ccである二輪自動車に装着した。ライダーに、この二輪自動車をレーシングサーキットで運転させて、直進時の安定性、旋回性、過渡特性及びトラクションを評価させた。この結果が、指数として下記の表5に示されている。数値が大きいほど好ましい。
タイヤ対を、排気量が600ccである二輪自動車に装着した。ライダーに、この二輪自動車をレーシングサーキットで運転させて、直進時の安定性、旋回性、過渡特性及びトラクションを評価させた。この結果が、指数として下記の表5に示されている。数値が大きいほど好ましい。
表5に示されるように、実施例のタイヤ対は、諸性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るタイヤは、種々の二輪自動車に装着されうる。
2・・・タイヤ対
6、100・・・リアタイヤ
8、102・・・フロントタイヤ
22、62、116、154・・・補強部
32、64、118、156・・・クラウンベルト
34、66・・・ショルダーベルト
40、72、128・・・オーバーラップ部
120、158・・・第一ショルダーベルト
122、160・・・第二ショルダーベルト
6、100・・・リアタイヤ
8、102・・・フロントタイヤ
22、62、116、154・・・補強部
32、64、118、156・・・クラウンベルト
34、66・・・ショルダーベルト
40、72、128・・・オーバーラップ部
120、158・・・第一ショルダーベルト
122、160・・・第二ショルダーベルト
Claims (10)
- その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも軸方向略内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、上記トレッドとカーカスとの間に位置する補強部とを備えており、
上記補強部が、クラウンの近傍に位置するクラウンベルトと、ショルダーの近傍に位置する一対のショルダーベルトとを備えており、
上記クラウンベルトが、実質的に周方向に延びており螺旋状に巻かれているコードを含んでおり、
それぞれのショルダーベルトが、並列された多数のコードを含み、このコードが周方向に対して傾斜しており、
上記クラウンベルトの端近傍と上記ショルダーベルトの軸方向内側端近傍とが積層されることにより、オーバーラップ部が形成されており、
このオーバーラップ部において、クラウンベルトが、ショルダーベルトよりも半径方向外側に位置している二輪自動車用リアタイヤ。 - 上記クラウンベルトの端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度αrが30°以上45°以下であり、上記ショルダーベルトの軸方向内側端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度βrが20°以上35°以下である請求項1に記載のリアタイヤ。
- 上記角度αrと上記角度βrとの差(αr−βr)が10°以上40°以下である請求項2に記載のリアタイヤ。
- 上記ショルダーベルトのコードの、周方向に対する角度θrが、15°以上90°以下である請求項1から3のいずれかに記載のリアタイヤ。
- 上記ショルダーベルトのコードの材質がアラミド又はポリエチレンナフタレートである請求項1から4のいずれかに記載のリアタイヤ。
- 下記フロントタイヤ(1)及びリアタイヤ(2)からなる二輪自動車用タイヤ対。
(1)その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも軸方向略内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、上記トレッドとカーカスとの間に位置する補強部とを備えており、
上記補強部が、クラウンの近傍に位置するクラウンベルトと、ショルダーの近傍に位置する一対のショルダーベルトとを備えており、
上記クラウンベルトが、実質的に周方向に延びており螺旋状に巻かれているコードを含んでおり、
それぞれのショルダーベルトが、並列された多数のコードを含み、このコードが周方向に対して傾斜しており、
上記クラウンベルトの端近傍と上記ショルダーベルトの軸方向内側端近傍とが積層されることにより、オーバーラップ部が形成されており、
このオーバーラップ部において、クラウンベルトが、ショルダーベルトよりも半径方向内側に位置しているフロントタイヤ。
(2)その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも軸方向略内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、上記トレッドとカーカスとの間に位置する補強部とを備えており、
上記補強部が、クラウンの近傍に位置するクラウンベルトと、ショルダーの近傍に位置する一対のショルダーベルトとを備えており、
上記クラウンベルトが、実質的に周方向に延びており螺旋状に巻かれているコードを含んでおり、
それぞれのショルダーベルトが、並列された多数のコードを含み、このコードが周方向に対して傾斜しており、
上記クラウンベルトの端近傍と上記ショルダーベルトの軸方向内側端近傍とが積層されることにより、オーバーラップ部が形成されており、
このオーバーラップ部において、クラウンベルトが、ショルダーベルトよりも半径方向外側に位置しているリアタイヤ。 - 上記フロントタイヤにおいて、上記クラウンベルトの端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度αfが30°以上45°以下であり、上記ショルダーベルトの軸方向内側端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度βfが20°以上35°以下であり、
上記リアタイヤにおいて、上記クラウンベルトの端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度αrが30°以上45°以下であり、上記ショルダーベルトの軸方向内側端が接地面中心となるようにタイヤが倒されたときのこのタイヤのキャンバー角度βrが20°以上35°以下である請求項6に記載のタイヤ対。 - 上記角度αfと上記角度βfとの差(αf−βf)が10°以上40°以下であり、上記角度αrと上記角度βrとの差(αr−βr)が10°以上40°以下である請求項7に記載のタイヤ対。
- 上記フロントタイヤにおいて、上記ショルダーベルトのコードの、周方向に対する角度θfが、15°以上90°以下であり、
上記リアタイヤにおいて、上記ショルダーベルトのコードの、周方向に対する角度θrが、15°以上90°以下である請求項6から8のいずれかに記載のタイヤ対。 - 上記フロントタイヤにおいて、上記ショルダーベルトのコードの材質がアラミド又はポリエチレンナフタレートであり、
上記リアタイヤにおいて、上記ショルダーベルトのコードの材質がアラミド又はポリエチレンナフタレートである請求項6から9のいずれかに記載のタイヤ対。
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