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JP2012011114A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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JP2012011114A
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Yuuki Takahashi
勇樹 高橋
Emi Amano
絵美 天野
Hiroyuki Konishi
弘幸 小西
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Abstract

【課題】パンツタイプの使い捨ておむつの装着時に胴回り部の過剰な伸びを抑制する。
【解決手段】パンツタイプの使い捨ておむつ1は、着用者の胴回りを覆う胴回り部400、および、胴回り部400の下方にて着用者の股間部を覆う中間部402を備える。胴回り部400の前方部401および中間部402の前側には、胴部開口11から一対の脚部開口12まで外装シート4が接合された一対のシート接合部13が設けられる。使い捨ておむつ1では、上下方向におよそ平行な一対のシート接合部13のそれぞれが、胴回り部400の最も側方の位置405よりも前方に位置する。このため、胴回り部400の前方部401および中間部402の前側の部位の上下方向への引張強度が高くなり、使い捨ておむつ1の装着時に胴回り部400の前方部401を引き上げる際に、胴回り部400および中間部402の上下方向への過剰な伸びを抑制することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつに関する。
従来より、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品の1つとして、上端に胴部開口を有するとともに下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつが利用されている。パンツタイプの使い捨ておむつの製造では、通常、外装シートの左右両側において前方部および後方部の両側部がそれぞれの内面を互いに当接させた状態にて接合され、これにより、胴部開口および一対の脚部開口が形成されるとともに、外装シートの最も側方の位置から左右に突出する帯状のサイドシール部が形成される。また、外装シートの内面には、着用者からの排泄物を吸収する吸収体が、前方部から後方部に亘って取り付けられる。
一方、特許文献1の使い捨ておむつの製造では、長手方向に伸びる略帯状の本体部をU字型に屈曲させ、本体部の左右両側に配置された2つのウエストベルトの両端部を、本体部の前側および後側の端部に接合することにより、胴部開口および一対の脚部開口が形成される。使い捨ておむつの本体部は、長手方向の両端部の左右両側縁が35°〜55°に傾斜した傾斜縁である略八角形状であり、ウエストベルトの両端部も本体部の傾斜縁に沿うように斜めになっている。したがって、使い捨ておむつの前側および後側にはそれぞれ、胴部開口から一対の脚部開口に向かうに従って左右方向の間隔が広がる一対の接合部が設けられる。
特開平9−290003号公報
ところで、近年、パンツタイプの使い捨ておむつにおいて、外装シートを薄くして柔らかくすることにより使い捨ておむつの着用感を向上することが進められている。しかしながら、外装シートを薄くすると伸張しやすくなるため、使い捨ておむつを着用する際に外装シートの前方部や後方部を引き上げても外装シートが伸張してしまい、吸収体を引き上げて着用者の股間に密着させることが容易ではなくなる。
また、特許文献1の使い捨ておむつを着用する際には、胴部開口のほとんどの部位を形成する伸縮性のウエストバンドが把持されて使い捨ておむつが引き上げられるが、ウエストバンドだけが伸びてしまい、本体部を着用者の股間部に密着させることは容易ではない。本体部が着用者の股間部に密着していない状態では、排泄物が本体部に適切に吸収されず、外部に漏出するおそれがある。
一方、外装シートの最も側方の位置にサイドシール部が配置される通常の使い捨ておむつでは、着用者が側臥位を取った際に、腰骨の左右の突起部近傍の肌がサイドシール部により刺激されて着用感が低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、パンツタイプの使い捨ておむつの装着時に胴回り部の過剰な伸びを抑制することを主な目的としている。
請求項1に記載の発明は、上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつであって、着用者の胴回りを覆う胴回り部と、前記胴回り部の前方部の下部から後方部の下部へと連続し、前記着用者の股間部を覆う中間部とを備え、前記胴回り部および前記中間部に、前記胴部開口から前記一対の脚部開口の一方までシートが接合されるシート接合部が設けられ、前記シート接合部が、上下方向に平行であり、前記胴回り部の最も側方の位置よりも前方または後方に位置する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の使い捨ておむつであって、前記シート接合部が、前記シートの内面を対向させて接合することにより形成され、前記胴回り部の外面から突出する帯状である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の使い捨ておむつであって、前記胴回り部および前記中間部に、前記胴部開口から前記一対の脚部開口の他方までシートが接合されるもう1つのシート接合部が設けられる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の使い捨ておむつであって、前記シート接合部および前記もう1つのシート接合部が、前記胴回り部の前記最も側方の位置よりも前方に位置する。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の使い捨ておむつであって、前記胴回り部の前記前方部および前記後方部に吸収コアが設けられ、前記シート接合部および前記もう1つのシート接合部が、前記胴回り部の前記最も側方の位置と前記吸収コアの側方エッジとの間において、前記胴回り部の前記最も側方の位置よりも前記吸収コアの側方エッジに近い位置に位置する。
本発明では、パンツタイプの使い捨ておむつの装着時に胴回り部の過剰な伸びを抑制することができる。
使い捨ておむつの外観を示す斜視図である。 展開した状態の使い捨ておむつの平面図である。 使い捨ておむつの断面図である。 使い捨ておむつの平面図である。 他の使い捨ておむつの断面図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る使い捨ておむつ1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、使い捨ておむつ1は、図1中の上側の端部である上端に胴部開口11を有し、下部に一対の脚部開口12を有するパンツタイプであり、着用者からの排泄物を受ける。
図2は、使い捨ておむつ1を展開した状態で着用者側から見た平面図である。図2に示すように、使い捨ておむつ1は、外装シート4、外装シート4の内面(すなわち、着用者側の面)上に取り付けられて着用者からの排泄物を吸収する略シート状の吸収体20、および、吸収体20の長手方向(すなわち、図2中における縦方向)の両側にて外装シート4上に接合されるとともに外装シート4との間に吸収体20の長手方向の端部を挟んで固定する2つのエンドシート5を備える。エンドシート5は、使い捨ておむつ1の左右方向(すなわち、図2中における横方向)に関して外装シート4の幅のおよそ全体に亘って設けられる。
使い捨ておむつ1では、図2中の上側の部位406が着用者の前側(腹側の肌)を覆い、図2中の下側の部位407が、着用者の後側(背側の肌)および前側の両側部を覆う。このため、部位407の左右方向の幅は、部位406の左右方向の幅よりも大きい。また、部位406と部位407との間の部位402(以下、「中間部402」という。)は着用者の股間部を覆う。
使い捨ておむつ1が製造される際には、外装シート4が吸収体20と共に中間部402にて折り曲げられ、中間部402を下側に配置した際の部位406の左右両側の端部と、部位407の左右両側の端部とが加熱および押圧による熱融着により接合される。これにより、図1に示すように、上端に胴部開口11が形成され、下部に一対の脚部開口12が形成される。なお、図1では、一対の脚部開口12の一方のみを描いている(後述する一対のシート接合部13についても同様)。以下の説明では、一対の脚部開口12の上端を水平に結ぶ直線よりも上側の部位を「胴回り部400」と呼び、胴回り部400のうち着用者の前側および後側を覆う部位をそれぞれ「前方部401」および「後方部403」と呼ぶ。使い捨ておむつ1では、胴回り部400が着用者の胴回りを覆い、股間部を覆う中間部402は、胴回り部400の下方において、胴回り部400の前方部401の下部から後方部403の下部へと連続する。
前方部401および中間部402の前側には、上述の熱融着により、胴部開口11から一対の脚部開口12まで外装シート4が接合された一対のシート接合部13が設けられる。一対のシート接合部13はそれぞれ、外装シート4の内面(すなわち、外装シート4の着用者の肌に接する面の一部)を対向させて接合することにより形成され、胴回り部400の前方部401および中間部402の前側の部位の外面から突出するとともに上下方向におよそ平行に(すなわち、長手方向におよそ平行に)伸びる帯状である。
図3は、使い捨ておむつ1を図2中に示すA−Aの位置(すなわち、中間部402)で切断した断面図である。図3では、図示の都合上、使い捨ておむつ1の各構成を離して描いている。図2および図3に示すように、吸収体20は、略シート状の本体部2、および、本体部2の両側部上(すなわち、左右方向の両側)に配置されて本体部2の長手方向のおよそ全長に亘る一対のサイドシート3を備える。本体部2は、図3に示すように、トップシート21、バックシート23、および、トップシート21とバックシート23との間に配置された吸収コア22を備える。図2では、図の理解を容易にするために、吸収コア22の輪郭を太破線にて描いている。
図2に示すように、吸収コア22の長手方向の両端部における幅は、吸収コア22の長手方向の中央部における幅よりも大きい。換言すれば、吸収コア22は、いわゆる砂時計型である。図3のバックシート23はホットメルト接着剤等により外装シート4上に接合され、吸収体20が外装シート4に固定される。
図3に示すように、一対のサイドシート3はそれぞれ、長手方向の全長に亘って設けられた折り曲げ線39の一方側の部位である帯状の接合部33、および、折り曲げ線39の他方側の部位である側壁部34を備える。一対の接合部33は、本体部2の側方エッジ近傍において長手方向のおよそ全長に亘って本体部2の上側(すなわち、着用者側)にホットメルト接着剤を用いて接合される。一対の側壁部34は、折り曲げ線39である接合部33の左右方向の外側のエッジにて一対の接合部33から連続する部位であり、本体部2の両側部上において本体部2の長手方向のおよそ全長に亘って伸びる。
一対の側壁部34はそれぞれ、長手方向における両端部において接合部33上に重ねられ、熱融着接合または超音波接合、あるいは、ホットメルト接着剤等による接着により接合部33上に固定される。以下の説明では、側壁部34の接合部33上に固定される部位を「側壁端部341」といい、図2では、図の理解を容易にするために、サイドシート3の側壁端部341に平行斜線を付している。また、一対の側壁部34はそれぞれ、図2および図3に示すように、長手方向における中央において2つの側壁端部341から連続するとともに本体部2から上側へと起立する起立部342を備える。図3に示すように、側壁部34では、起立部342の自由端に弾性部材35が接合されており、弾性部材35が収縮することにより起立部342にギャザーが形成される。
外装シート4は、第1外装シート41、および、第1外装シート41の内面上(すなわち、着用者側)に積層される第2外装シート42を備える。第1外装シート41と第2外装シート42との間には、図2に示すように、脚部弾性部材43、胴部弾性部材44および腰部弾性部材45がホットメルト接着剤等により接合される。脚部弾性部材43、胴部弾性部材44および腰部弾性部材45はそれぞれ、上下方向に配列された複数の弾性要素を有する。使い捨ておむつ1では、脚部弾性部材43が収縮することにより第1外装シート41および第2外装シート42(図3参照)が収縮されてレッグギャザーが形成される。また、胴部弾性部材44および腰部弾性部材45が収縮することにより胴部ギャザーおよび腰部ギャザーが形成される。
トップシート21は、透液性のシート材料であり、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。トップシート21としては、例えば、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)にて形成された透液性の不織布(ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンボンド不織布等)が利用される。なお、トップシート21として、セルロースやレーヨン、コットン等の親水性繊維により形成された不織布(例えば、スパンレース不織布)が利用されてもよい。
吸収コア22は、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維に粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))や高吸収性ファイバー等の高吸収性材料を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等により包み込んで形成され、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。親水性繊維を包むティッシュペーパーや透液性不織布等は、親水性繊維および吸水性材料とホットメルト接着剤により接合されて、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性材料の脱落(特に、吸水後における脱落)を防止する。本実施の形態では、吸収コア22はパルプ繊維およびSAPを含む。
バックシート23としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)や、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムが利用され、バックシート23に到達した排泄物の水分等が、本体部2の外側にしみ出すのを防止する。バックシート23にプラスチックフィルムが利用される場合、使い捨ておむつ1のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
サイドシート3のシート本体としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布)が利用される。弾性部材35としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用され、本実施の形態では、ポリウレタン糸が弾性部材35として利用される。また、エンドシート5としては、疎水性繊維にて形成された不織布が利用される。
外装シート4の第1外装シート41および第2外装シート42としては、バックシート23と同様に、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布やプラスチックフィルムが利用され、あるいは、これらの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シートが利用される。プラスチックフィルムとしては、透湿性(通気性)を有するものが利用されることが好ましい。また、第1外装シート41および第2外装シート42として、トップシート21と同様に、親水性繊維により形成された不織布や親水処理した疎水性繊維にて形成された透液性の不織布が利用されてもよい。脚部弾性部材43、胴部弾性部材44および腰部弾性部材45の弾性要素としては、サイドシート3の弾性部材35と同様に、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用され、本実施の形態ではポリウレタン糸が利用される。
図4は、使い捨ておむつ1の前側の部位を示す平面図である。図4に示すように、使い捨ておむつ1では、着用者に装着された状態において胴部開口11から一対の脚部開口12に至る上下方向におよそ平行な一対のシート接合部13(図4中にて太実線にて描く。)のそれぞれが、胴回り部400の最も側方の位置405(使い捨ておむつ1の最も側方の位置でもある。)よりも前方に位置する。このため、胴回り部400の前方部401および中間部402の前側の部位の上下方向への引張強度が高くなり、使い捨ておむつ1の装着時に前方部401を引き上げる際に、胴回り部400および中間部402の上下方向への過剰な伸びを抑制することができる。その結果、使い捨ておむつ1の吸収体20を着用者の股間部に密着させることができ、排泄物の漏出が防止される。また、シート接合部13を視認する、または、シート接合部13に触れることにより、使い捨ておむつ1の前後を容易に識別することができる。
使い捨ておむつ1では、吸収体20の吸収コア22が、前方部401、中間部402および後方部403に亘って設けられ、各シート接合部13が、胴回り部400の最も側方の位置405と吸収コア22の側方エッジ221(すなわち、吸収コア22の前側において最大幅を有する部位の左右方向のエッジ)との間において、胴回り部400の最も側方の位置405よりも吸収コア22の側方エッジ221に近い位置に位置する。換言すれば、各シート接合部13は、胴回り部400の最も側方の位置405と吸収コア22の側方エッジ221との間の中央よりも左右方向の内側に位置する。これにより、一対のシート接合部13が、着用者の鼠径部近傍から上向きに伸びることになるため、使い捨ておむつ1の装着時に、使い捨ておむつ1の鼠径部近傍の部位が上下方向に過剰に伸びることを防止することができる。その結果、吸収体20を着用者の鼠径部に密着させることができ、排泄物の漏出がより一層防止される。
上述のように、一対のシート接合部13はそれぞれ、外装シート4の内面を対向させて接合することにより形成され、胴回り部400の前方部401および中間部402の前側の部位の外面から突出する帯状である。このような構造とすることにより、使い捨ておむつ1の製造の際に、シート接合部13となる予定の部位の周囲に(すなわち、外装シート4のシート接合部13近傍の部位に)熱融着の影響が及ぶことを抑制し、シート接合部13を容易に形成することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
シート接合部13は、必ずしも外装シート4の内面を対向させて接合することにより形成される必要はなく、例えば、図2中の上側の部位406において、左右方向の端部の外面に部位407の左右方向の端部の内面が接合されることにより形成されてもよい。
使い捨ておむつでは、一対のシート接合部13は、胴回り部400の最も側方の位置405よりも後方(すなわち、後方部403および中間部402の後側の部位)に位置してもよい。この場合も、上下方向におよそ平行に伸びるとともに胴部開口11から一対の脚部開口12に至る一対のシート接合部13により、胴回り部400および中間部402の上下方向への引張強度が高くなり、使い捨ておむつの装着時に胴回り部400および中間部402の上下方向への過剰な伸びが抑制される。
ただし、使い捨ておむつ1の装着時に前方部401を把持して引き上げる人が多いことを考慮すると、図1に示す使い捨ておむつ1のように、一対のシート接合部13が前側(すなわち、前方部401および中間部402の前側)に設けられることにより、前方部401および中間部402の前側の部位の過剰な伸びが抑制されることがより好ましい。また、一対のシート接合部13が前側に設けられることにより、仰臥位を取る着用者の腰部および臀部と寝具との間にシート接合部13が位置することがないため、腰部や臀部がシート接合部13により刺激されることが防止される。
使い捨ておむつでは、胴回り部400および中間部402において、シート接合部13が1つだけ設けられてもよい。また、胴回り部400および中間部402に複数のシート接合部13が設けられる場合、シート接合部13は3つ以上とされてもよく、前側および後側の双方に設けられてもよい。図5は、他の好ましい使い捨ておむつ1aの胴回り部400を上下方向に垂直な面で切断した断面図である。図5に示すように、使い捨ておむつ1aでは、例えば、胴回り部400の最も側方の位置405よりも前方(すなわち、前方部401側)に一対のシート接合部13が設けられ、胴回り部400の最も側方の位置405よりも後方(すなわち、後方部403側)に他の一対のシート接合部13が設けられる。
また、例えば、胴回り部400の最も側方の位置405よりも前方に一対のシート接合部13が設けられ、胴回り部400の最も側方の位置405に他の一対のシート接合部13が設けられてもよい。ただし、図1に示す使い捨ておむつ1のように、シート接合部13が一対のみ設けられることにより、使い捨ておむつ1の構造が簡素化されるとともに、使い捨ておむつ1の製造時における外装シート4の接合箇所を少なくして製造が簡素化されることがより好ましい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせられてよい。
1,1a 使い捨ておむつ
4 外装シート
11 胴部開口
12 脚部開口
13 シート接合部
22 吸収コア
221 側方エッジ
400 胴回り部
401 前方部
402 中間部
403 後方部
405 位置

Claims (5)

  1. 上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつであって、
    着用者の胴回りを覆う胴回り部と、
    前記胴回り部の前方部の下部から後方部の下部へと連続し、前記着用者の股間部を覆う中間部と、
    を備え、
    前記胴回り部および前記中間部に、前記胴部開口から前記一対の脚部開口の一方までシートが接合されるシート接合部が設けられ、
    前記シート接合部が、上下方向に平行であり、前記胴回り部の最も側方の位置よりも前方または後方に位置することを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨ておむつであって、
    前記シート接合部が、前記シートの内面を対向させて接合することにより形成され、前記胴回り部の外面から突出する帯状であることを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 請求項1または2に記載の使い捨ておむつであって、
    前記胴回り部および前記中間部に、前記胴部開口から前記一対の脚部開口の他方までシートが接合されるもう1つのシート接合部が設けられることを特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 請求項3に記載の使い捨ておむつであって、
    前記シート接合部および前記もう1つのシート接合部が、前記胴回り部の前記最も側方の位置よりも前方に位置することを特徴とする使い捨ておむつ。
  5. 請求項3または4に記載の使い捨ておむつであって、
    前記胴回り部の前記前方部および前記後方部に吸収コアが設けられ、
    前記シート接合部および前記もう1つのシート接合部が、前記胴回り部の前記最も側方の位置と前記吸収コアの側方エッジとの間において、前記胴回り部の前記最も側方の位置よりも前記吸収コアの前記側方エッジに近い位置に位置することを特徴とする使い捨ておむつ。
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