JP2012009321A - 差動信号伝送用ケーブル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】数Gbit/s以上の高速伝送に用いられる差動信号伝送用ケーブルにおいて、スキューを低減した差動信号伝送用ケーブルを提供する。
【解決手段】導線1と導線1を被覆する絶縁体2とからなり、並行に接触して設けられた2本の絶縁電線3と、2本の絶縁電線3の間に形成された凹部4に縦添えされて設けられたドレイン線5と、2本の絶縁電線3とドレイン線5とを一括して巻き付けるシールド導体6とを備えた差動信号伝送用ケーブル100であって、2本の絶縁電線3は、接触した部分11が融着により一体化されて2芯絶縁電線12とされると共に、2芯絶縁電線12の長幅Wが、2本の導線1間の距離(すなわち、2本の導線1の中心同士を結ぶ直線距離)dの2倍よりも大きくされるものである。
【選択図】図2
【解決手段】導線1と導線1を被覆する絶縁体2とからなり、並行に接触して設けられた2本の絶縁電線3と、2本の絶縁電線3の間に形成された凹部4に縦添えされて設けられたドレイン線5と、2本の絶縁電線3とドレイン線5とを一括して巻き付けるシールド導体6とを備えた差動信号伝送用ケーブル100であって、2本の絶縁電線3は、接触した部分11が融着により一体化されて2芯絶縁電線12とされると共に、2芯絶縁電線12の長幅Wが、2本の導線1間の距離(すなわち、2本の導線1の中心同士を結ぶ直線距離)dの2倍よりも大きくされるものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、数Gbit/s以上の高速デジタル信号を数mから数十m伝送させる、信号波形劣化の小さい差動信号伝送用ケーブル及びその製造方法に関するものである。
数Gbit/s以上の高速デジタル信号を扱う、サーバー、ルーター、ストレージ製品等の機器において、機器間、或いは機器内の基板間の信号伝送には差動信号による伝送が用いられる。差動信号とは、位相を180度反転させた信号を対をなす2つの導線で伝送し、受信側で受信した各信号の差分を合成・出力するものである。2つの導線に流れる電流は互いに逆方向を向いて流れるため、伝送線路から放射される電磁波が小さく、また、外部から受けたノイズは、2つの導線に等しく重畳するので、受信側で差分を合成出力することで、ノイズによる影響を打ち消すことができる。これらの理由から、高速デジタル信号の伝送には、差動信号による伝送がよく使われる。
差動信号による伝送に用いられる差動信号伝送用ケーブルとして、導線を絶縁体で被覆した2本の絶縁電線を撚り合せて対にしたツイストペアケーブルがある。ツイストペアケーブルは、安価で平衡性に優れており、曲げも容易であるため、中距離の信号伝送に広く使われている。しかし、ツイストペアケーブルは信号の減衰が大きいため、ツイストペアケーブルを用いるシステムでは、信号の減衰を補償するための信号処理にかかる電力が大きくなっている(後述のツイナックスケーブルの6〜10倍程度)。また、一般的なツイストペアケーブルは、シールドとなる金属導体がないため、ケーブル近くに置かれた金属の影響を受け易く、ケーブルの特性インピーダンスが安定しないという問題がある。また、ツイストペアケーブルは、2本の絶縁電線を撚り合わせた構造であるため、2本の絶縁電線の導線間の物理長の差が大きい。このため、ツイストペアケーブルをシールドとなる金属導体で覆った場合、スキュー(2本の導線間で生じる信号伝送時間の差)の影響が大きくなってしまう。これらの事情により、ツイストペアケーブルは、数GHzの高周波領域では、信号波形が崩れやすいため、数Gbit/s以上の伝送線路としては使用用途が限定されている。
一方、2本の絶縁電線を撚らずに並行して並べて、これをシールドで覆ったケーブル(以下、ツイナックスケーブルと呼ぶ)がある。ツイナックスケーブルは、ツイストペアケーブルに比べて高周波における信号の減衰が小さい。また、ツイナックスケーブルは、シールドが2本の絶縁電線を覆うように設けられているので、ツイナックスケーブル付近に金属を置いても、特性インピーダンスが不安定になることもなく、また、ノイズ耐性も高い。このため、ツイナックスケーブルは、比較的高速で短距離の信号伝送に用いられている。なお、シールドには、導体付きテープを用いたもの、編組状の素線で覆ったものがある。また、ドレイン線等を2本の絶縁電線に付け合わせることもできる。
数Gbit/s、特に10Gbit/sを超える高速・差動信号を伝送するためには、ケーブルのスキューを更に低減する必要がある。スキューは、対をなす導線間で伝搬定数が異なることにより発生し、その直接的な原因として、対をなす絶縁体の形状又は特性が対内で非対称となっていることが考えられる。
スキューを低減するためには、対内で非対称性が存在しない、又は存在している場合でもその影響を緩和できる構造のケーブルを実現する必要がある。これに向けたケーブルとして、対をなす導線間の電磁結合を強めた構造の差動信号伝送用ケーブルが有効とされている。
図7は、特許文献1に代表されるツイナックスケーブルの一例を示す断面図である。
図7に示すように、特許文献1に代表されるツイナックスケーブル70は、信号用の導線71を絶縁体72で被覆して絶縁した2本の絶縁電線73を並行に配置し、その外側に絶縁層74、金属箔テープからなるシールド導体75と絶縁テープ76が巻き付けられている。シールド導体75の接地がとれるよう、シールド導体75と2本の絶縁電線73との間にはドレイン線77がシールド導体75の導電面と接触するように縦添えされている。
この構造では、導線71とシールド導体75との電磁結合よりも、2本の導線71間の電磁結合が強くなっており、スキューの低減に一定の効果がある構造であることが分かる。
しかしながら、ドレイン線77を添わせた状態でシールド導体75及び絶縁テープ76を巻く必要があり、製造工程上、ドレイン線77の位置が安定しづらいという問題が考えられる。
2本の絶縁電線73に対し、ドレイン線77の位置が非対称となる位置にずれて仕上がった場合、逆にスキューを発生させてしまうこととなる。このため、製造工程の良し悪しの影響が特性に大きく現れるケーブル構造となっている。
図8は、特許文献2に代表されるツイナックスケーブルの一例を示す断面図である。
図8に示すように、特許文献2に代表されるツイナックスケーブル80は、2本の導線81は共通の絶縁体82により一括被覆され、その外側にはテープ状発泡体83が巻かれている。テープ状発泡体83の外側には編組線84とシールド導体85、さらにその外側に絶縁テープ86が設けられた構造となっている。
この構造においては絶縁体82が2本の導線81に一括被覆されたことが特徴とされ、特性インピーダンスの制御を容易なものとすることが効果としてうたわれている。
一方、実用上の課題として、シールド導体85の接地をとるためのドレイン線が設けられていないことが挙げられる。また、製造工程上、図示されたような所望の絶縁体形状(瓢箪型の形状)を得ることが非常に困難であることも考えられ、安定した特性が得られにくい構造となっている。
図9は、特許文献3に代表されるツイナックスケーブルの一例を示す断面図である。
図9に示すように、特許文献3に代表されるツイナックスケーブル90は、信号用の導線91を絶縁テープ92で絶縁した2本の絶縁電線93を並行に配置し、その外側から2本の絶縁電線93を押しつぶすようにシールド導体94と絶縁テープ95を巻きつけた構造となっている。
押し付けられた2本の絶縁電線93はそれぞれ別々のものであり、一体化されていない。この構造を実現するためには柔らかい材料で構成される絶縁テープ92により絶縁がとられる必要がある。絶縁テープ92が柔らかくないと所望の変形が得られない。
この絶縁テープ92が押しつぶされた分だけ2本の導体91間の距離が縮まり、対をなす導線91間の電磁結合が強められた構造となっている。このため、スキューの低減に一定の効果がある構造であることが分かる。
しかしながら、製造工程上、絶縁テープ92のつぶれ方は対間で必ずしも一致せず、所望の絶縁体形状を得ることが非常に困難であることが考えられる。このため、安定した特性が得られにくい構造となっている。また、実用上の課題として、シールド導体94の接地をとるためのドレイン線が設けられていないことも挙げられる。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、数Gbit/s以上の高速伝送に用いられる差動信号伝送用ケーブルにおいて、スキューを低減した差動信号伝送用ケーブル及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、導線と前記導線を被覆する絶縁体とからなり、並行に接触して設けられた2本の絶縁電線と、前記2本の絶縁電線の間に形成された凹部に縦添えされて設けられたドレイン線と、前記2本の絶縁電線と前記ドレイン線とを一括して巻き付けるシールド導体と、を備えた差動信号伝送用ケーブルであって、前記2本の絶縁電線は、接触した部分が融着により一体化されて2芯絶縁電線とされると共に、前記2芯絶縁電線の長幅が、2本の導線の中心同士を結ぶ直線距離の2倍よりも大きくされる差動信号伝送用ケーブルである。
前記2芯絶縁電線は、周囲に絶縁層を有していても良い。
前記絶縁層は、前記絶縁体と同じ材料で形成されていると良い。
前記シールド導体は、前記2本の絶縁電線に融着されていないと良い。
前記絶縁体は、発泡材料で形成されていると良い。
前記2本の絶縁電線は、加熱による前記絶縁体の溶融によって融着されていると良い。
また、本発明は、導線と前記導線を被覆する絶縁体とからなる2本の絶縁電線を並行に接触して設け、前記2本の絶縁電線の間に形成された凹部にドレイン線を縦添えして設け、前記2本の絶縁電線と前記ドレイン線とをシールド導体により一括して巻き付ける差動信号伝送用ケーブルの製造方法であって、前記2本の絶縁電線を、接触した部分を融着により一体化して2芯絶縁電線とすると共に、前記2芯絶縁電線の長幅を、2本の導線の中心同士を結ぶ直線距離の2倍よりも大きくする差動信号伝送用ケーブルの製造方法である。
前記融着は、前記2本の絶縁電線同士を加熱しながら押し付け合い、前記絶縁体の表皮を変形させながら前記絶縁体を溶融させることで実現すると良い。
前記2本の絶縁電線を、融着により一体化すると共に周囲を絶縁層で被覆して2芯絶縁電線としても良い。
前記絶縁層を、前記絶縁体と同じ材料で形成すると良い。
前記シールド導体を、前記2本の絶縁電線に融着しないと良い。
前記絶縁体を、発泡材料で形成すると良い。
本発明によれば、数Gbit/s以上の高速伝送に用いられる差動信号伝送用ケーブルにおいて、スキューを低減することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る差動信号伝送用ケーブルを示す断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る差動信号伝送用ケーブル100は、信号用の導線1と導線1を被覆する絶縁体2とからなり、並行に接触して設けられた2本の絶縁電線3と、2本の絶縁電線3の間に形成されたくぼみ部分(凹部)4に縦添えされて設けられたドレイン線5と、2本の絶縁電線3とドレイン線5とを一括して巻き付けるシールド導体6と、を備える。
絶縁電線3は、導線1を、押出機により供給される絶縁体2で被覆することにより形成される。
この絶縁電線3に用いる導線1としては、銅等の電気良導体、又は、これらの電気良導体にメッキ等を施した単線又は撚線を用いる。
絶縁体2の材料には、可能な限り誘電率の小さい材料、例えば発泡ポリエチレン等の発泡材料を使用するのが望ましい。発泡材料は、気泡を有すると共に柔軟性を有するため、絶縁体2の溶融を行い易い。絶縁体2を形成する方法としては、成型前に発泡剤を練りこみ、成型時の温度によって発泡度を制御する方法、窒素等のガスを成型圧力で注入しておき、圧力解放時に発泡させる方法等がある。また、発泡材料でなくとも、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やパーフロロアルコキシ(PFA)等の材料でもかまわない。このとき、絶縁体2の表皮には、スキン層等の薄皮層があっても良い。
ドレイン線5は、信号用の導線1と同様、銅等の電気良導体、又は、これらの電気良導体にメッキ等を施した単線又は撚線を用いる。ドレイン線5とシールド導体6が接触するよう、ドレイン線5の径を選定する。
シールド導体6は、ポリエチレン(PET)等からなるテープに金属箔を貼り合わせたものである。金属箔の材料としては、導電性やシールド特性の観点からアルミニウムや銅等が望ましい。このシールド導体6は、金属箔の導体面が、ドレイン線5と接触するようにして巻き付けられるか、或いは、縦添えして被覆される。このとき、シールド導体6と凹部4との間には、間隙10が形成される。
また、シールド導体6は、2本の絶縁電線3に融着されていないことが望ましい。シールド導体6が絶縁電線3に融着されていると、シールド導体6と絶縁電線3の絶縁体2との間が固定されるため、差動信号伝送用ケーブル100が曲げにくくなると共に、曲げたときにケーブルが壊れ易くなる虞があるからである。このシールド導体6の周囲には、絶縁テープ9が巻き付けられる。
さて、本実施の形態に係る差動信号伝送用ケーブル100では、図2に示すように、2本の絶縁電線3は、接触した部分11が融着により一体化されて2芯絶縁電線12とされると共に、2芯絶縁電線12の長幅Wが、2本の導線1間の距離(すなわち、2本の導線1の中心同士を結ぶ直線距離)dの2倍よりも大きくされることを特徴とする。
この構造の詳細を差動信号伝送用ケーブル100の製造方法と共に説明する。
信号用の導線1を絶縁体2で被覆した絶縁電線3を、2本を並行に、所望の線ピッチになるように、左右から加圧・整列させ、一定速度で送り出しながら加熱をする。加圧と加熱によって、互いの絶縁電線3の絶縁体2が面で融着する。
この融着は、図3に示すように、絶縁体2が所定の形状となるような治具を用いて、2本の絶縁電線3同士を加熱しながら押し付け合い、絶縁体2の表皮を変形させながら絶縁体2を溶融させることで実現する。
融着完了後、温度・圧力を戻すと、絶縁体2の気泡は元の形状に戻るが、融着した部分は離れないので、図1の断面形状が維持される。また、融着によってできた凹部4に、ドレイン線5を縦添え配置する。ドレイン線5を縦添えし、融着された2本の絶縁電線3と一緒に、その外側からシールド導体6で被覆、固定する。
2本の導線1間の電磁結合強度は、2本の導線1間の距離及び導線1とシールド導体6との間の寸法で決定される。これは、絶縁電線3の融着を行う際の絶縁体2のつぶれ(変形量)を管理することで制御が可能である。
絶縁体2の変形量を制御することは、スキューのみならず、差動信号伝送用ケーブル100の減衰量等他の特性にも大きな影響を与える。このため、絶縁体2の変形量は差動信号伝送用ケーブル100の長手方向に沿って均一である必要がある。
絶縁体2の変形量が差動信号伝送用ケーブル100の長手方向に沿って変動することのないよう、本実施の形態では、2本の絶縁電線3を融着することで、一体化された2芯絶縁電線12としている。
また、対間の電磁結合強度を十分に強めるためには、上述したように、一体化された2芯絶縁電線12の中心線を対称にdの距離を持つ2本の導線1に対し、一体化された2芯絶縁電線12の長幅Wが2dよりも大きくなるように制御を行うことが肝要である。
これは、2本の絶縁体2を融着せずに並行配置した場合と比較することに根拠をなす。2本の絶縁体2を融着せずに並行配置した場合、絶縁電線3の長幅Wが導体1間の距離の2倍値と等しくなる。この状態では2本の導線1間の電磁結合状態は強められていない。
これに対し、図2に示す条件で2芯絶縁電線12を構成した場合、シールド導体6と導体1の間に発生する電界強度よりも、2本の導体1間の電界強度の方が大きくなる。
2本の絶縁電線3を融着して一体化する構造では、上述の寸法値の制御が可能であり、これにより安定した特性を確保することができる。
本実施の形態に係る差動信号伝送用ケーブル100では、2本の絶縁電線3は、接触した部分が融着により一体化されて2芯絶縁電線12とされると共に、2芯絶縁電線12の長幅Wが、2本の導線1間の距離(すなわち、2本の導線1の中心同士を結ぶ直線距離)dの2倍よりも大きくされるため、導線1間の電磁結合状態を強めた状態、すなわち導線1とシールド導体6間の電磁結合状態が相対的に弱められた状態を安定に実現することができる。
そのため、数Gbit/s以上の高速伝送に用いられる差動信号伝送用ケーブル100において、スキューを低減することができ、また、例えば、シールド導体6の巻きつけピッチなどに起因して任意の周波数帯で発生する「サックアウト」と呼ばれるコモンモード共振現象など、シールド(GND)が原因となり差動信号伝送用ケーブル100の伝送特性に与える影響を低減することも可能となる。
更に、本実施の形態に係る差動信号伝送用ケーブル100では、絶縁電線3は、加熱による絶縁体2の溶融によって接合されているため、絶縁体2は、融着によって表面が接合した状態で変形される。このため、絶縁体2として発泡材料を用いた場合であっても、絶縁体2同士が押し付けられた状態で変形するわけではないので、気泡が潰れることがない。したがって、加熱の解除後は、絶縁体2の気泡の大きさは、どの部分でもほぼ均一の状態となる。すなわち、絶縁体2の変形した部分とそれ以外の部分において、気泡の大きさがほぼ同じとなる。その結果、伝送路の誘電率はほぼ一定なので、伝搬時に発生する分散も小さく、スキューが小さい。
これらの効果により、数Gbit/sを超える高速信号伝送に適した差動信号伝送用ケーブル100を実現することができる。つまり、差動信号伝送用ケーブル100を用いることで、機器間及び機器内の高速信号伝送を可能とし、電子機器の性能を向上させることに貢献することが可能である。
また、従来構造では存在したりしなかったりしたドレイン線5を確実に収納することが可能となり、シールド導体6の接地を容易に行うことができるようになる。
それに加え、差動信号伝送用ケーブル100を製造する際に、絶縁電線3の融着を行う際の絶縁体2のつぶれ(変形量)を管理することで、2本の導線1間の電磁結合強度の制御が可能である。これにより、差動信号伝送用ケーブル100の製造方法においては、所望の特性の差動信号伝送用ケーブル100を安定して製造することが可能である。
なお、本実施の形態においては、ドレイン線5を、2本の絶縁電線3の間に形成された2つの凹部4のうちの1つに設けたが、2つの凹部4にそれぞれ設けるようにしてもよい。
また、ドレイン線5が無い構成としても良い。この場合、シールド導体6は、半田が載りやすい材料である必要がある。ドレイン線5を無くすことで、低コスト化、屈曲性の向上などの効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、2本の絶縁電線3の接触した部分11を融着により一体化して2芯絶縁電線12とし、差動信号伝送用ケーブル100を構成したが、図4,5に示すように、融着後、対をなす導線1間の電磁結合を強めた構造をより安定にするため、一体化された絶縁電線3の周囲に絶縁層41を押出被覆して2芯絶縁電線40とし、差動信号伝送用ケーブル200を構成しても良い。この場合、図6に示すように、絶縁層41を含む2芯絶縁電線40の長幅Wが、2本の導線1間の距離dの2倍よりも大きくされる。
絶縁層41の材料は、絶縁体2と同じであることが望ましい。これにより、材料による誘電特性の違いを考慮することなく、所望の特性を出すための設計が行える。すなわち、対をなす導線1間の電磁結合強度が、導線1間の距離と、導線1とシールド導体6間の距離とで単純に決定することができる。更に、複雑な伝搬モードが発生することを考慮しなくても良くなる。また、絶縁体2と絶縁層41の材料を同じにすることで、製造上の管理が容易になる。
このような構成の差動信号伝送用ケーブル200によれば、上述の差動信号伝送用ケーブル100に比べ、導線1に対するシールド導体6の影響を相対的に小さくすることができる。つまり、2本の導線1間の電磁結合状態がさらに強められた構造とすることができる。
従って、差動信号伝送用ケーブル200によっても、スキューを低減することができる。
以上説明した差動信号伝送用ケーブル100,200を複数内蔵する1本の多芯ケーブルを実現することができる。また、この多芯ケーブルにコネクタをアッセンブリすることで、ダイレクトアタッチケーブルと呼ばれるハーネスを実現することができる。
1 導線
2 絶縁体
3 絶縁電線
4 凹部
5 ドレイン線
6 シールド導体
11 接触した部分
12 2芯絶縁電線
100 差動信号伝送用ケーブル
2 絶縁体
3 絶縁電線
4 凹部
5 ドレイン線
6 シールド導体
11 接触した部分
12 2芯絶縁電線
100 差動信号伝送用ケーブル
Claims (12)
- 導線と前記導線を被覆する絶縁体とからなり、並行に接触して設けられた2本の絶縁電線と、
前記2本の絶縁電線の間に形成された凹部に縦添えされて設けられたドレイン線と、
前記2本の絶縁電線と前記ドレイン線とを一括して巻き付けるシールド導体と、
を備えた差動信号伝送用ケーブルであって、
前記2本の絶縁電線は、接触した部分が融着により一体化されて2芯絶縁電線とされると共に、前記2芯絶縁電線の長幅が、2本の導線の中心同士を結ぶ直線距離の2倍よりも大きくされることを特徴とする差動信号伝送用ケーブル。 - 前記2芯絶縁電線は、周囲に絶縁層を有している請求項1に記載の差動信号伝送用ケーブル。
- 前記絶縁層は、前記絶縁体と同じ材料で形成されている請求項2に記載の差動信号伝送用ケーブル。
- 前記シールド導体は、前記2本の絶縁電線に融着されていない請求項1〜3のいずれかに記載の差動信号伝送用ケーブル。
- 前記絶縁体は、発泡材料で形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の差動信号伝送用ケーブル。
- 前記2本の絶縁電線は、加熱による前記絶縁体の溶融によって融着されている請求項1〜5のいずれかに記載の差動信号伝送用ケーブル。
- 導線と前記導線を被覆する絶縁体とからなる2本の絶縁電線を並行に接触して設け、
前記2本の絶縁電線の間に形成された凹部にドレイン線を縦添えして設け、
前記2本の絶縁電線と前記ドレイン線とをシールド導体により一括して巻き付ける差動信号伝送用ケーブルの製造方法であって、
前記2本の絶縁電線を、接触した部分を融着により一体化して2芯絶縁電線とすると共に、前記2芯絶縁電線の長幅を、2本の導線の中心同士を結ぶ直線距離の2倍よりも大きくすることを特徴とする差動信号伝送用ケーブルの製造方法。 - 前記融着は、前記2本の絶縁電線同士を加熱しながら押し付け合い、前記絶縁体の表皮を変形させながら前記絶縁体を溶融させることで実現する請求項7に記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
- 前記2本の絶縁電線を、融着により一体化すると共に周囲を絶縁層で被覆して2芯絶縁電線とする請求項7又は8に記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
- 前記絶縁層を、前記絶縁体と同じ材料で形成する請求項9に記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
- 前記シールド導体を、前記2本の絶縁電線に融着しない請求項7〜10のいずれかに記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
- 前記絶縁体を、発泡材料で形成する請求項7〜11のいずれかに記載の差動信号伝送用ケーブルの製造方法。
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