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JP2012003060A - 画像表示装置とその保持部材及び画像表示システム - Google Patents

画像表示装置とその保持部材及び画像表示システム Download PDF

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JP2012003060A
JP2012003060A JP2010138323A JP2010138323A JP2012003060A JP 2012003060 A JP2012003060 A JP 2012003060A JP 2010138323 A JP2010138323 A JP 2010138323A JP 2010138323 A JP2010138323 A JP 2010138323A JP 2012003060 A JP2012003060 A JP 2012003060A
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Takeshi Yamamoto
毅 山本
Kinya Kamiguchi
欣也 上口
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Abstract

【課題】放熱効率と背面の意匠に優れた画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置101は、画像を表示するための表示パネル102と、表示パネル102の背面側に設けられた発熱部材109と、少なくとも表示パネル102の背面側から、表示パネル102と発熱部材109とを覆い、発熱部材と対向する位置に開口104aが設けられたキャビネットと、開口の閉塞と開放とを切り換え可能にする開閉手段114aと、を有している。開口104aは、開閉手段によって開口が開放され、伝熱部材の一部105c,105aがキャビネットの表示パネルとは反対側に位置した状態で、伝熱部材の他の一部107が、開口104aを貫通して延び、伝熱部材が発熱部材109と熱的に接続できるように設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置とその保持部材及び画像表示システムに関し、特に画像表示装置の保持構造に関する。
近年、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、電界放出型ディスプレイ(FED)、有機ELディスプレイ(OLED)などの表示パネルを備えた薄型画像表示装置が開発されている。これらの画像表示装置では、意匠における優位性を向上させるため、一層の薄型化が進められている。しかし、画像表示装置の薄型化に伴い、発熱部品である表示パネルと、同じく発熱部品である画像処理用IC等が実装された電気回路基板との距離が近くなり、画像表示装置の発熱密度は高くなる傾向にある。また、発熱量自体も、表示パネルの高輝度化、画質向上のために増加する傾向にある。
薄型画像表示装置の放熱手段としては、背面に多数の放熱孔を設ける構造が広く知られている。また、他の放熱手段として、キャビネットの背面と電気回路基板との間に熱伝導部材を設ける構造も知られている(特許文献1)。この構造によれば、電気回路基板で発生した熱は、熱伝導部材を介してキャビネットに伝わり、キャビネットから放熱させることができる。
特開2001−337612号公報
このような薄型画像表示装置は壁掛け方式で設置されることがある。その場合、より薄く見えるように、画像表示装置をできるだけ壁に近づけて設置することが求められる。しかし、壁に近づけて設置すると背面からの放熱性能が低下するため、キャビネット内の温度は上昇しやすくなる。キャビネット内の温度が上昇すると、熱に起因する熱暴走、装置寿命の低下、パネルの温度斑に起因する画質斑の発生、熱応力による表示パネルの破損等の問題が生じる。液晶表示装置の光源などで発生した熱は比較的容易に放熱できるが、電気回路基板に実装されている発熱部材はキャビネットの上部に配置されることが多く、キャビネットの内部で一層の高温にさらされやすい。壁掛け設置のように背面に空間が少なく、放熱効率が悪い場合を想定して放熱構造を設計した場合、一般的な自立構造で必要となる以上の放熱構造が必要となり、重量や、製造コストが増加する原因となる。
また、薄型画像表示装置の新たな設置方法として、スタンドの形態で設置する方法が知られている。具体的には、卓上スタンドやフロアスタンドの形態で、壁際だけでなく机上や部屋の中央にレイアウトするなど、多様な設置方式が提案されている。そこで、このような設置方法に対応するため、薄型でかつ背面からの意匠も美しい、レイアウトフリーな画像表示装置の開発が求められている。このような要求を満たすには、背面の放熱構造も意匠性に優れる必要がある。従来は、画像表示装置は正面側(表示面側)から見ることしか想定されておらず、背面側の意匠は考慮されていなかった。このため、背面に多数の放熱孔を備えるような従来の画像表示装置では、レイアウトフリーに対応した意匠性を実現することができない。
本発明は、放熱効率と背面の意匠に優れた画像表示装置とその保持部材、及び画像表示システムを提供することを目的とする。
本発明の画像表示装置は、表示面に画像を表示するための表示パネルと、表示パネルの表示面とは反対側である背面側に設けられた発熱部材と、少なくとも表示パネルの背面側から表示パネルと発熱部材とを覆い、発熱部材と対向する位置に開口が設けられたキャビネットと、開口の閉塞と開放とを切り換え可能にする開閉手段と、を有している。開口は、開閉手段によって開口が開放され、伝熱部材の一部がキャビネットの表示パネルとは反対側に位置した状態で、伝熱部材の他の一部が、開口を貫通して延び、伝熱部材が発熱部材と熱的に接続できるように設けられている。
上記構成によれば、伝熱部材の他の一部で発熱部材から直接熱を奪い、伝熱部材の一部で、発熱部材から奪った熱をキャビネットの外側に放熱することができる。熱の発生源から直接除熱し、キャビネットを介さずにキャビネットの外側に直接放熱することができるため、本発明の画像表示装置は高い放熱効率を有している。また、伝熱部材を受け入れることができる開口は、当該開口の閉塞と開放とを切り換え可能な開閉手段を有している。従って、様々な設置状況のうち、良好な放熱条件のもとで画像表示装置を設置した場合には、この開口を閉塞することができる。これによって、開口が目立たなくなり、画像表示装置の背面の意匠性が向上する。
なお、「キャビネットの表示パネルとは反対側」とはキャビネットの外側領域であって、キャビネットを挟んで表示面の反対側に位置する領域を意味する。
本発明の画像表示システムは、画像表示装置と、画像表示装置に固定された保持部材と、を有している。画像表示装置は、表示面に画像を表示するための表示パネルと、表示パネルの表示面とは反対側である背面側に設けられた発熱部材と、少なくとも表示パネルの背面側から表示パネルと発熱部材とを覆い、発熱部材と対向する位置に開口が設けられたキャビネットと、有している。保持部材は、壁に固定される第1の部分と、伝熱部材で構成された第2の部分とを有し、第1の部分と第2の部分との間に空気が流通可能な空気流路が形成されている。保持部材の第2の部分が画像表示装置に固定されており、伝熱部材の一部がキャビネットの表示パネルとは反対側に位置した状態で、伝熱部材の他の一部が、開口を貫通して延び、伝熱部材が発熱部材に熱的に接続されている。
以上説明したように、本発明によれば、放熱効率と背面の意匠に優れた画像表示装置とその保持部材、及び画像表示システムを提供することができる。
第1の実施形態の画像表示装置とその保持構造を示す側方断面図である。 図1に示す画像表示装置の一部とスタンドを示す斜視図である。 比較例の画像表示装置とその保持構造を示す側方断面図である。 背面空間距離と発熱部材の温度との関係を示すグラフである。 第2の実施形態の画像表示装置とその保持構造を示す側方断面図である。 第3の実施形態の画像表示装置の一部とスタンドを示す斜視図である。 第4の実施形態の画像表示装置とその保持構造を示す側方断面図である。
(第1の実施形態)
図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像表示システムについて説明する。画像表示システム100は、画像表示装置101と、その保持部材105と、を有している。画像表示装置101と保持部材105は別々に提供することが可能であり、画像表示装置101と保持部材105とを組み合わせて画像表示システム100を構成することができる。図1は、画像表示装置と保持構造の側方断面図であり、同図(a)は分解図、同図(b)は組立図(壁掛け時の状態を示す断面図。)である。壁掛けとは、屋内外の壁に、保持部材を介して画像表示装置を取り付け、固定することである。
画像表示装置101は、表示面に画像を表示するための表示パネル102を備えている。表示パネル102は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、電界放出型ディスプレイ(FED)、有機ELディスプレイ(OLED)などの薄型ディスプレイに用いられる任意の種類の表示パネルであり、その種類を問わない。表示パネル102の背面側(表示面とは反対側)には、シャーシ106が設けられている。シャーシ106は、パネル固定部106aと接続部106bとを有している。パネル固定部106aは、例えば金属板であり、接着材等によって表示パネル102の背面(表示面とは反対側の面)に固定されている。パネル固定部106aには接続部106bが固定されている。接続部106bは、壁掛け設置やスタンド設置の際に、保持部材105やスタンド135に締結されて、保持部材105やスタンド135が、シャーシ106を介して表示パネル102を支持する。
表示パネル102を駆動するための回路基板103が、パネル固定部106aにネジ(不図示)で固定されている。回路基板103には、例えば画像処理回路を構成する画像処理用ICや駆動回路を構成する駆動用ICなどの発熱部材109が実装されている。これらの発熱部材109は、表示パネル102の背面側に設けられている。
キャビネット104は、シャーシ106にネジ(不図示)で固定されている。キャビネット104は、発熱部材109が実装された回路基板103と表示パネル102を、少なくとも表示パネル102の背面側から覆っている。このため、発熱部材109は、キャビネット104と表示パネル102との間に位置している。キャビネット104は、表示パネル102の表示面側の一部をさらに覆っても良い。
キャビネット104は、発熱部材109と対向する位置に設けられた開口104aを有している。開口104aの開口面積は、発熱部材109(IC)の面積と同程度に設定されている。一般的なICパッケージの幅は0.5〜5cm程度である。画像表示装置101は、開口104aの開放と閉塞とを可能にする開閉手段を有している。開閉手段としては様々なものが利用可能である。本実施形態では、開閉手段として、開口104aへの取り付け、取り外しが可能なキャップ114aが用いられている。ここでいう取り付けとは、開口104aを閉塞することであり、取り外しとは、開口104aを開放することである。キャップ114aは、キャビネット104に対して着脱可能であってもよいし、キャビネット104に係留されていてもよい。
キャビネット104はまた、開口104b,開口104cと、開口104dと、を備えている。開口104b,開口104cは保持部材105をキャビネット104に取り付ける際に用いられる。開口104dは、開口104aより開口面積が小さく形成されている。開口104dは、キャビネット104内部の高温空気をキャビネット104の外部に放出させる目的で設けられる、空気連通孔である。従って、開口104dは、高温空気が放出できる程度のコンダクタンスが確保されていれば、それほど大きな開口である必要はない。キャビネット104の内側に、開口104dを介して、高温空気を強制的に排気するためのファンを設けても良い。また、場合によっては開口104dを省略して、キャビネット104背面の意匠性を高めてもよい。
保持部材105は、板状部材であり、保持部材105の一方の面を構成する第1の部分105bと、保持部材105の他方の面を構成する第2の部分105cを有している。保持部材105は、第1の部分105bを構成する第1の板状部材と、第2の部分105cを構成する第2の板状部材とを相互に対向させて、これらを相互に固定してなる。
第1の部分105b及び第2の部分105cは、保持部材として機能するために、剛性に優れた材料からなる。さらに、少なくとも第2の部分105cは、熱伝導性に優れた材料からなる。したがって、保持部材105の第2の部分105cは伝熱部材の少なくとも一部として機能する。なお「伝熱部材」は、放熱に寄与する主要部材の総称を意味する用語として用いている。伝熱部材は、具体的には基部107aと、突起部107と、放熱フィン105dと、を一括した部材である。第1の部分105bも熱伝導性に優れた材料からなることで、第1の部分105bも伝熱部材として用いが好ましい。その場合には、保持部材105全体が伝熱部材として機能する。保持部材105は、具体的には金属(合金を含む)から製作され、好ましくはアルミニウムや、銅、アルミニウム合金、銅合金が用いられる。アルミニウム合金をダイキャストで成型することが特に好ましい。
第1の部分105bは、開口105eを有している。壁掛けされる壁111には、あらかじめ固定部材113が取り付けられており、第1の部分105bの開口105eの周辺が固定部材113に引っ掛けられるようにされている。同様に、第1の部分105bの端も固定部材113に引っ掛けられる。このようにして、保持部材105の第1の部分105bが壁111に固定される。
第1の部分105bと第2の部分105cとの間には、空気が流通可能な空気流路105aが形成されている。第2の部分105cの、第1の部分105b側(壁111側)は、空気流路105aに露出している。その結果、第2の部分105cは放熱構造を有している。また、空気流路105aの空気を強制的に流動させるためのファンを設置しても良い。
第2の部分105cは、板状に延在する基部107aと、画像表示装置101を保持部材105に固定するための接続部108と、発熱部材109と熱的に接続される突起部107と、位置決め部112と、放熱フィン105dと、を有している。突起部107は、第2の部分105cの基部107aから、第1の部分105bとは反対側へ向かって突出している。突起部107は、第2の部分105cの基部107aに密着して固定されているか、または第2の部分105cの基部107aと一体に形成されている、熱伝導性に優れた材料で構成されている。このため、突起部107は伝熱部材の一部として機能する。第2の部分105cの壁111側には、空気流路105aに位置するが設けられている。放熱フィン105dによって、第2の部分105cの空気流路105aに対する表面積が大きくなっている。放熱フィン105dは、基部107aと一体であってもよいし、溶接等によって接合されていてもよい。放熱フィン105dは、第1の部分105bと熱的に接触していることが好ましい。
開口104aは、第1の部分105cの他端107cがキャビネット104の外側に位置した状態で、突起部107が開口104aを貫通して延び、第1の部分105cの一端107bが発熱部材109と接続するように、突起部107を受け入れることができる。ここでは、第1の部分105cの一端107bは突起部107の先端であり、他端107cは基部107aの空気流路105aに面した部分である。突起部107は一端107bが発熱部材109と熱的に接続されていればよい。従って、突起部107と発熱部材109は直接接していてもよいし、熱伝導性の弾性体(ゲルやゴム)、グリスなどを介して接続されていてもよい。
このため、発熱部材109が発する熱は、突起部107を介して、第2の部分105cの空気流路105a側表面に伝えられる。そして、第2の部分105cの放熱フィン105dから空気流路105aを通って効率的に放熱される。このとき、開口104dは補助的な放熱機能を担う。
本実施形態では、突起部107、開口104a及び発熱部材109は複数個設けられており、各突起部107、各開口104a及び各発熱部材109が互いに対応している。開口104aと突起部107の設置位置については適宜設定される。開口104aと発熱部材109との間の距離は、突起部107が発熱部材109に接続し得るように適宜設定される。典型的には、開口104aと発熱部材109との間の距離は、突起部107の高さよりも小さくされる。開口104aの形状は、突起部107が貫通可能な形状に適宜設定される。典型的には、開口104aの形状は、突起部107の断面形状を相似拡大した形状である。また、突起部107と発熱部材109の発熱領域との接触面積は大きい方が好ましく、突起部107の断面積は、発熱部材109の発熱領域の面積よりも大きいことが好ましい。突起部107は、発熱部材109の形状及び位置関係に合わせ、画像表示装置101の製品型番ごとに固有の形状及び位置関係を持っていることが望ましい。それによって、画像表示装置101が誤った突起部107と組み合わされ、熱コンタクト不良などによる放熱能力の低下が生じることを防止できる。
位置決め部112はキャビネット104の開口104cに挿入され、保持部材105を画像表示装置101に対して位置決めする。位置決め部材112を2箇所備えることで、画像表示装置101の表示面の法線を軸とした回転方向の位置決めも可能となる。位置決め部材112は、突起部107と同じ材質からなっていてもよいが、突起部107とは異なり、高い熱伝導性は求められない。
壁掛け設置する際は、まず画像表示装置101の開口104aからキャップ114aを取り外す。次に、突起部107を開口104aに、位置決め部112を開口104cにそれぞれ貫通させる。この状態で、保持部材105の背面側から開口105fを介して、接続部108にネジ(不図示)を挿入し、開口104bを介して接続部106bにネジを締結する。こうして、保持部材105は、第2の部分105cの接続部108によって画像表示装置101に取り付けられる。このとき、突起部107はキャビネット104の開口104aを貫通して延び、その一端(先端)107bが発熱部材109に熱的に接続される。その後、画像表示装置101が取付けられた保持部材105を、あらかじめ壁111に固定された固定部材113に取付ける。
図2(a)はスタンド使用時、図2(b)は壁掛け時の設置形態である。キャップ114aは、スタンド形態で使用する際は、キャビネット104背面の開口104aにはめ込まれている。これによって、開口104aは閉塞され、開口104aからの異物の誤挿入や埃の侵入を防ぐことができる。開口104b,104cにもキャップ(不図示)がはめ込まれていることが好ましい。これによって、キャビネット104の背面の意匠が向上するだけでなく、開口104a〜104cからの異物の誤挿入や埃の進入を防ぐことができる。また、スタンド形態での使用時には保持部材105を取り外すことができ、薄型、軽量な画像表示装置が実現可能となる。保持部材105はスタンド形態でのみ使用する場合は不要であることから、画像表示システムのコスト削減にもつながる。一方、壁掛け時には、伝熱部材107で発熱部材109からの発熱を直接キャビネット104の外に伝達させるため、壁と背面の間の空間が少なくても良好な放熱効率を確保することが容易である。
計算により、背面空間距離と発熱部材109の温度との関係を求めた。図3は、二重板構造の保持部105及び伝熱部材107を備えていない比較例を示している。キャビネット104の背面には、直径5mmの放熱穴104fがパンチングにより形成されている。キャビネット背面の開口率は20%程度である。比較例では、発熱部材109からの熱は、熱伝導部材110を介してキャビネット104に伝えられ、キャビネット104及び放熱穴104fからの熱伝達によって放熱する。このため、キャビネット104と壁111との間の背面空間距離が狭いと放熱効率が低下する。
図4に、背面空間距離と発熱部材109の温度との関係を示す。室温は25℃とした。比較例は図3に示す上述の構造であり、実施形態は上述の第1の実施形態である。二重板構造の保持部105と伝熱部材107を用いることで放熱効率が増加し、より多くの熱量を大気に放出することができる。そのため、実施形態は比較例と比べて、同一の背面空間距離で発熱部材109の温度が10〜15度程度低下した。発熱部材109の動作保証温度は本実施形態では85℃なので、信頼性を確保するためには比較例では40mmの背面空間が必要となる。これに対して実施形態では20mmの背面空間が確保されていればよい。これによって、パネルの温度斑に起因する画質斑や、熱応力による表示パネルの破損等に対する信頼性を確保しつつ、より壁に近づけて設置することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る画像表示装置101は、開閉手段の構成が異なり、その他については第1の実施形態と同様である。図5を参照すると、開閉手段は開口104aに取り付けられた扉部材114bである。扉部材114bはキャビネット104の内側に取り付けられている。扉部材114bは、開口104aを塞ぐように作用する弾性復元力を備えている。弾性復元力はどのように付与してもよく、例えば開口104aの周囲にヒンジ(不図示)を設け、蓋部材114b自体の持つ弾性力や不図示のバネの弾性力によって開口104aを塞ぐようにすることができる。
画像表示装置101を卓上スタンドやフロアスタンドを用いて設置する際は、扉114bは弾性復元力によって閉じられている。図5に示すように画像表示装置101を壁掛け設置する際は、前述の保持部材105が画像表示装置101に取り付けられる。キャビネット104の外側から伝熱部材107によって扉部材114bが押されると、扉部材114bはキャビネット104の内側へ回転し、開口104aが開いて伝熱部材107が開口104aを貫通する。
第1の実施形態と比べると、キャップ114aの取り付け、取り外しの手間が省ける。また、キャップ114aの取り外し忘れや、取り付け忘れも防ぐことができる。さらにキャップ114aがキャビネット104に対して着脱可能である場合に生じ易い、キャップ114aの紛失を防ぐこともできる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る画像表示装置101は、開閉手段の構成が異なり、その他については第1の実施形態と同様である。図6を参照すると、開閉手段はキャビネット104の内側面に取り付けられ、キャビネット104の内側面に沿ってスライド可能なプレート114cである。図5(a)は画像表示装置がスタンドに取り付けられた状態を示す斜視図、図5(b)は画像表示装置とスタンドの分解斜視図であり、画像表示装置はキャビネットだけを示している。これらの図はスタンド及び画像表示装置のハーフモデル(スタンド及び画像表示装置を中心で縦に切断し、片側だけを表示したもの。)である。
キャビネット104の内側面にはアーム115aが設けられている。アーム115aは支点116に取り付けられており、支点116の周りを回動することができる。アーム115aの一端はプレート114cに連結されており、アーム115aは支点116の周りを回動することによって、プレート114cをスライド運動させる。キャビネット104には、第1の実施形態と同様の開口104a〜104cが設けられている(開口104a,104bのみ図示。)。プレート114cは、アーム115aが回動することによって、開口104a〜104cを塞ぐ第1の位置(図5(a))と開口104a〜104cを開放する第2の位置(図5(b))との間を、キャビネット104の内側面に沿ってスライドすることができる。
スタンド115は、床、テーブル等の水平面に設置可能な脚部115aと、画像表示装置101の取付部115bと、を有している。スタンド設置の際は、スタンド115は、画像表示装置101のキャビネット104に対してスライドして取り付けられる。スタンド115をスライドさせると、プレート114cは直接あるいは間接的にスタンド115に押されて、これらの開口104a〜104cを閉塞する(第1の位置)。一方、壁掛け設置の際は、プレート114cは第2の位置にスライドし、開口104a〜104cを開放して、伝熱部材107が開口104aを貫通することを可能とする。
アーム115aは、プレート114cを直接開閉するのが構造的に困難な場合に、プレート114cのスライド運動を容易にする。従って、場合によりアーム115aを省略することも可能である。図6のスタンド115に設けられている凸部115cによって、プレート114cは第2の位置にあっても、スタンド115への取り付け時に自動的に第1の位置に移動する。
スライド式のプレート114cを用いることにより蓋の開閉機構を薄型にすることができるため、画像表示装置全体の厚みを抑えることができる。また、アーム115aによるリンク機構を利用しているため、プレート114cの可動方向を自由に決めることができ、可動幅の調整も容易であるため、設計の自由度が向上する。スタンド設置時には開口104a〜104cがプレート114cによって閉じられるため、異物や埃の進入を防ぐこともできる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る画像表示装置101は、第1の実施形態とは伝熱部材の構成が異なり、開閉手段を設けなくても良い点でも第1の実施形態と異なっている。図7を参照すると、発熱部材109とキャビネット104は第1の熱伝導部材110を介して接続されており、キャビネット104には複数の小開口104eが設けられている。第2の熱伝導部材117は複数の突起部117aを有し、開口104eは、各突起部117aを受け入れるように、各第2の熱伝導部材117に対して複数個設けられている。
画像表示装置101に保持部材105を取付けると、第2の熱伝導部材117は第1の熱伝導部材110を介して、発熱部材109と熱的に接続される。第2の熱伝導部材117の突起部117aを延ばして発熱部材109と直接接触するようにしてもよい。図示は省略するが、第1の実施形態と同様のキャップを設けることもできる。大きな開口104aが生じないためキャップを設けなくても外観の煩雑化は少ない。本実施形態では熱的なコンタクト面積は若干減少するが、十分な放熱効果が得られる場合には、蓋部材104bやプレート104cを用いる場合と比べて構造が簡素化でき、コスト削減が可能である。
101 画像表示装置
102 表示パネル
104 キャビネット
105 保持部材
105c 第1の部分(伝熱部材)
107 突起部(伝熱部材)
109 発熱部材

Claims (14)

  1. 表示面に画像を表示するための表示パネルと、
    前記表示パネルの前記表示面とは反対側である背面側に設けられた発熱部材と、
    少なくとも前記表示パネルの前記背面側から前記表示パネルと前記発熱部材とを覆い、前記発熱部材と対向する位置に開口が設けられたキャビネットと、
    前記開口の閉塞と開放とを切り換え可能にする開閉手段と、を有し、
    前記開口は、前記開閉手段によって前記開口が開放され、伝熱部材の一部が前記キャビネットの前記表示パネルとは反対側に位置した状態で、前記伝熱部材の他の一部が、前記開口を貫通して延び、前記伝熱部材が前記発熱部材と熱的に接続できるように設けられている、画像表示装置。
  2. 前記発熱部材を複数有し、前記キャビネットは前記開口を複数有し、前記複数の開口の各々は、複数の突起部を有する前記伝熱部材の該複数の突起部の各々が、前記複数の開口の各々を貫通して延び、前記複数の発熱部材の各々と熱的に接続できるように設けられている、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記開閉手段は、前記キャビネットの前記表示パネル側に設けられ、前記開口を閉塞するように作用する弾性復元力を備えた扉部材を有し、前記扉部材は、前記キャビネットの前記表示パネルとは反対側から前記伝熱部材によって前記扉部材が押されたときには、前記伝熱部材の前記他の一部が前記開口を貫通するように、前記開口を開放する、請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記開閉手段は、前記キャビネットの前記表示パネル側に取り付けられて、前記開口を閉塞する第1の位置と前記開口を開放する第2の位置との間を前記キャビネットに沿ってスライド可能なプレートを有している、請求項1または2に記載の画像表示装置。
  5. 前記開閉手段は、前記キャビネットの前記表示パネル側に設けられた支点と、前記支点の周りを回動できるように取り付けられ、一端が前記プレートに連結されたアームと、を有し、前記アームは、前記支点の周りを回動することによって、前記プレートを前記第1の位置と前記第2の位置との間でスライド運動させる、請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記キャビネットは、前記開口より開口面積の小さい、空気連通孔を有している、請求項1から5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示装置の保持部材であって、
    壁に固定される第1の部分と、前記画像表示装置に固定される第2の部分とを有し、前記第1の部分と前記第2の部分との間に空気が流通可能な空気流路が形成されており、前記第2の部分が、前記伝熱部材である保持部材。
  8. 請求項2に記載の画像表示装置の保持部材であって、
    壁に固定される第1の部分と、前記画像表示装置に固定される第2の部分とを有し、
    前記第1の部分と前記第2の部分との間に空気が流通可能な空気流路が形成されており、
    前記第2の部分が、前記伝熱部材であって、
    前記第2の部分は、前記第1の部分とは反対側へ向かって突出する前記複数の突起部を有しており、前記複数の突起部の各々は、前記複数の開口の各々を貫通して延び、前記複数の発熱部材の各々と熱的に接続できるように設けられている保持部材。
  9. 前記第2の部分は、前記空気流路側に放熱フィンを有している、請求項7または8に記載の保持部材。
  10. 画像表示装置と、前記画像表示装置に固定された保持部材と、を有する画像表示システムであって、
    前記画像表示装置は、
    表示面に画像を表示するための表示パネルと、
    前記表示パネルの前記表示面とは反対側である背面側に設けられた発熱部材と、
    少なくとも前記表示パネルの前記背面側から前記表示パネルと前記発熱部材とを覆い、前記発熱部材と対向する位置に開口が設けられたキャビネットと、
    を有し、
    前記保持部材は、壁に固定される第1の部分と、伝熱部材で構成された第2の部分とを有し、前記第1の部分と前記第2の部分との間に空気が流通可能な空気流路が形成されており、
    前記保持部材の前記第2の部分が前記画像表示装置に固定されており、
    前記伝熱部材の一部が前記キャビネットの前記表示パネルとは反対側に位置した状態で、前記伝熱部材の他の一部が、前記開口を貫通して延び、前記伝熱部材が前記発熱部材に熱的に接続されている、画像表示システム。
  11. 前記画像表示装置は、前記開口を前記開口の閉塞と開放とを切り換え可能にする開閉手段を有し、前記開閉手段は、前記開口を開放している、請求項10に記載の画像表示システム。
  12. 前記開閉手段は、前記キャビネットの前記表示パネル側に設けられ、前記開口を閉塞するように作用する弾性復元力を備えた扉部材を有し、前記扉部材は、前記伝熱部材によって押されることによって、前記開口を開放している、請求項11に記載の画像表示システム。
  13. 前記開閉手段は、前記キャビネットの前記表示パネル側に取り付けられて、前記開口を閉塞する第1の位置と前記開口を開放する第2の位置との間を前記キャビネットに沿ってスライド可能なプレートを有し、前記プレートは前記第2の位置にある、請求項11に記載の画像表示システム。
  14. 請求項1から7のいずれか1項に記載の画像表示装置と、水平面に設置可能であって、該画像表示装置に取り付けられたスタンドと、を有する画像表示システムであって、前記開閉手段は、前記開口を閉塞している画像表示システム。
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