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JP2011254647A - 電気接続箱 - Google Patents

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JP2011254647A
JP2011254647A JP2010127608A JP2010127608A JP2011254647A JP 2011254647 A JP2011254647 A JP 2011254647A JP 2010127608 A JP2010127608 A JP 2010127608A JP 2010127608 A JP2010127608 A JP 2010127608A JP 2011254647 A JP2011254647 A JP 2011254647A
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Hidenori Goto
秀紀 後藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

【課題】プリント基板積層体を収容した電気接続箱において、プリント基板積層体におけるプリント基板間の絶縁部材を要すること無しに、外部電気部品の接続に際するプリント基板の反りや半田クラックの問題を回避することが出来ると共に、更なる製造コストの低減を図ることの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供すること。
【解決手段】プリント基板20の表面27に突設された基板用端子34,52,54を支持する合成樹脂製の台座ブロック32,50を長尺に形成し、該台座ブロック32,50の両端部 を前記プリント基板20の周縁部から突出して、ケース16に設けた支持部80によって支持する一方、前記基板用端子34,52,54にクランク形状の屈曲部48,62,68を形成し、該屈曲部48,62,68を前記台座ブロック32,50に形成した嵌合溝38,56a,56b内に嵌め入れて支持するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板積層体を収容した電気接続箱に係り、特に、プリント基板積層体に外部電気部品と接続される基板用端子が設けられている電気接続箱に関するものである。
従来から、プリント基板積層体をケース内に収容した電気接続箱が知られている。例えば、特開2009−26464号公報(特許文献1)に記載のものが、それである。このようなプリント基板積層体は、隙間を隔てて積層配置された複数のプリント基板の各導電路間が、接続端子で相互に接続された構造とされている。
ところで、プリント基板積層体のプリント基板には、他のプリント基板の導電路と接続するための接続端子に加えて、コネクタ等の外部電気部品と接続するための基板用端子が半田付けされているものが多い。そして、外部電気部品の接続に際して、基板用端子が押し込まれることによりプリント基板に反りが生じて、半田クラックを生じたり、基板上の電気回路を損傷するおそれがあった。そこで従来では、特許文献1にも記載されているように、プリント基板の間に合成樹脂製の絶縁部材を配設して、外部電気部品の接続に際する押込力に対して、絶縁部材でプリント基板を支持するようにされていた。
しかし、このような構造では、絶縁部材を要することから部品点数の増加や製造コストの増加、厚さ寸法の増大を招くという問題があった。更に、半田付けの熱や車載時の高温環境で絶縁部材が熱膨張してプリント基板間の距離を変化させてしまうことにより、プリント基板間に跨って配設される接続端子の半田付け部にクラックを生じるおそれがあった。
特開2009−26464号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、プリント基板積層体を収容した電気接続箱において、プリント基板積層体におけるプリント基板間の絶縁部材を要すること無しに、外部電気部品の接続に際するプリント基板の反りや半田クラックの問題を回避することが出来ると共に、更なる製造コストの低減を図ることの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、隙間を隔てて積層配置された複数のプリント基板の各導電路間が接続端子で相互に接続されている一方、前記プリント基板の表面に外部電気部品と接続される基板用端子が突設されているプリント基板積層体がケース内に収容されている電気接続箱において、前記プリント基板の表面に載置されて前記基板用端子を支持する合成樹脂製の台座ブロックが長尺に形成されており、該台座ブロックの両端部が前記プリント基板の周縁部から突出されて前記ケースに設けられた支持部によって支持されている一方、前記基板用端子がクランク形状の屈曲部を有すると共に、該屈曲部が前記台座ブロックに形成された嵌合溝内に嵌め入れられて支持されていることを、特徴とする。
本態様によれば、基板用端子が台座ブロックで支持されると共に、この台座ブロックが、プリント基板積層体を収容するケースで支持されている。これにより、コネクタ等の外部電気部品を接続するに際して、基板用端子に押込力が及ぼされた場合には、基板用端子を台座ブロックとケースで支持することによって、基板用端子への押込力がプリント基板に伝達されることを阻止乃至は軽減することが出来る。その結果、積層配置されたプリント基板間に絶縁部材を設けることなく、プリント基板の反りを抑えることが出来て、基板用端子やプリント基板間に設けられた接続端子における半田クラックの発生を抑えることが出来る。そして、プリント基板間に絶縁部材を介在させることが不要となることから、製造コストの低減を図ることが出来ると共に、プリント基板積層体延いては電気接続箱の小型化を図ることが出来る。更に、絶縁部材の熱膨張に起因して接続端子の半田付け部にクラックが生じるおそれも回避することが出来て、プリント基板間の接続信頼性をより向上することが出来る。
また、本態様における基板用端子は、台座ブロックに形成された嵌合溝内に嵌め入れられて支持される。これにより、プリント基板への半田付けに際して、基板用端子の位置決め精度を確保することが出来ると共に、圧入などに比して、台座ブロックに容易に組み付けることが出来る。そして、基板用端子がクランク形状とされていることにより、基板用端子のプリント基板への半田付け部分が台座ブロックから突出して位置されるようになっており、半田上がりの視認性を向上することも出来る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記台座ブロックが矩形ロッド形状とされており、幅方向両側縁部に補強リブが突設されているものである。
本態様によれば、台座ブロックの強度を向上することが出来る。これにより、基板用端子をより強固に支持することが出来る。また、幅方向両側の補強リブの間にバスバー等を配設したりすることも可能であり、台座ブロックをプリント基板とバスバーとの絶縁部材としてより有効に利用することが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記プリント基板と前記台座ブロックには、相互に係合して該台座ブロックを前記プリント基板に位置決めする位置決め部が設けられているものである。
本態様によれば、プリント基板と台座ブロックを相互に位置決めすることが出来る。即ち、本発明によれば、台座ブロックをケースで支持することにより、台座ブロックをプリント基板に対して非接触状態に配設することも可能であるが、本態様の位置決め部で台座ブロックとプリント基板を互いに直接に係合させることにより、台座ブロックをプリント基板に対してより精度良く位置決めして、基板用端子をプリント基板により精度良く位置決めすることが出来る。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記ケースには、前記嵌合溝内に嵌め入れられた前記基板用端子の前記屈曲部に前記台座ブロックと反対側から当接する押さえ突部が形成されているものである。
本態様によれば、基板用端子を押さえ突部で押さえることによって、外部電気部品の抜去に際して基板用端子に及ぼされる引抜力に対しても、基板用端子をケースで支持することが出来る。これにより、外部電気部品の接続および抜去の何れの場合でも、基板用端子をケースで支持することが出来て、プリント基板の反りのおそれや半田クラックの発生のおそれをより有効に軽減することが出来る。
本発明によれば、基板用端子を支持する台座ブロックをケースで支持すると共に、基板用端子にクランク形状の屈曲部を設けて、屈曲部を台座ブロックの嵌合溝に嵌め入れて支持するようにした。これにより、基板用端子に外部電気部品を接続するに際して、基板用端子に及ぼされる押込力のプリント基板への伝達を軽減することが出来る。その結果、積層配置されたプリント基板間に絶縁部材を介在することなく、外部電気部品の接続に際するプリント基板の反りを抑えることが出来て、半田クラックの発生を抑えることが出来る。そして、プリント基板間の絶縁部材が不要とされることから、製造コストの低減を図ることが出来ると共に、絶縁部材の熱膨張に起因する半田クラックのおそれも軽減することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の、アッパケースを取り外した状態の斜視図。 アッパケースを取り付けた状態での、図1におけるII−II断面図。 アッパケースを取り付けた状態での、図2におけるIII−III断面図。 図1に示したヒューズ台座の斜視図。 図4に示したヒューズ台座の側面図。 図1に示したコネクタ台座の斜視図。 図4に示したコネクタ台座の側面図。 ヒューズ台座とコネクタ台座を取り付けた第一のプリント基板の背面の斜視図。 アッパケースの要部の斜視図。 アッパケースの要部の底面側の斜視図。 ロアケースの斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図3に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。なお、図1においては後述するアッパケース14を取り除いた状態、図2および図3においてはアッパケース14の一部を切断した状態で示している。電気接続箱10は、プリント基板積層体12が、アッパケース14とロアケース16から構成されたケース18内に収容された構造とされている。
図2および図3に示すように、プリント基板積層体12は、第一のプリント基板20と第二のプリント基板22が、互いに隙間を隔てて積層配置されており、これら両プリント基板20,22が、複数の接続端子24で相互に接続された構造とされている。複数の接続端子24は直線形状とされており、その両端部が、第一のプリント基板20および第二のプリント基板22のそれぞれの両側端部において所定ピッチで複数貫設されたスルーホール26a,26b(図2参照)にそれぞれ挿通されて半田付けされている。これにより、第一のプリント基板20上に設けられた図示しない導電路としてのプリント配線と、第二のプリント基板22上に設けられた図示しない導電路としてのプリント配線とが、複数の接続端子24を介して相互に電気的に接続されている。
第一のプリント基板20の表面27には、ヒューズ台座28およびコネクタ台座30が配設されている。図4および図5に示すように、ヒューズ台座28は、台座ブロック32に、複数の基板用端子としてのヒューズ端子34が支持された構造とされている。なお、図4においては、複数のヒューズ端子34の一部を台座ブロック32から取り外した状態を示す。
台座ブロック32は、非導電性の合成樹脂から形成されている。台座ブロック32は、略一定の断面形状をもって一直線状に延びるロッド形状とされている。本実施形態における台座ブロック32は、矩形状断面の幅方向両側縁部に補強リブ36,36が突出された略H字形状断面とされている。なお、台座ブロック32の長手方向寸法は、第一のプリント基板20の幅寸法よりも大きくされている。
台座ブロック32の幅方向両側端部には、複数の嵌合溝38が、台座ブロック32の長手方向で所定間隔毎に形成されている。嵌合溝38は、ヒューズ端子34を嵌め入れ可能なように、ヒューズ端子34よりも僅かに大きな幅寸法をもって、台座ブロック32の上方(図5中、上方)と側方(図5中、右および左方向)に開口する切欠状の溝形状とされている。これにより、嵌合溝38の溝底面40によって、ヒューズ端子34の支持面が形成されている。
また、台座ブロック32の長手方向両端部41a,41bには、下方(図5中、下方)に突出する位置決め突起42がそれぞれ形成されている。位置決め突起42は、台座ブロック32の幅方向中央部分において、円形断面をもって台座ブロック32の下方に突出されている。
一方、ヒューズ端子34は従来公知のものであり、例えば鉄や銅、黄銅などの金属板が打ち抜かれる等して形成されている。ヒューズ端子34の一方の端部には、一対の圧接刃44,44が音叉状に対向配置して形成されている一方、他方の端部には、一対の挿通部46,46が形成されている。更に、図5等から明らかなように、本実施形態におけるヒューズ端子34には、圧接刃44,44と挿通部46,46との中間部分に、クランク状の屈曲部48が形成されている。
また、図6および図7に、コネクタ台座30を示す。コネクタ台座30は、台座ブロック50に、複数の基板用端子としてのピン端子52およびタブ端子54が支持された構造とされている。なお、図6においては、複数のピン端子52およびタブ端子54の一部を台座ブロック50から取り外した状態を示す。
台座ブロック50は、前記ヒューズ台座28の台座ブロック32と略同様の構造とされていることから、台座ブロック32と同様の構造とされた部位には、図中に台座ブロック32と同一の符号を付すことにより、その説明を適宜に省略する。台座ブロック50の幅方向両側端部には、複数の嵌合溝56a,56bが、台座ブロック50の長手方向で所定間隔を隔てて形成されている。嵌合溝56aは、ピン端子52を嵌め入れ可能なように、ピン端子52よりも僅かに大きな幅寸法とされる一方、嵌合溝56bは、タブ端子54を嵌め入れ可能なように、タブ端子54よりも僅かに大きな幅寸法とされている。
ピン端子52およびタブ端子54は従来公知のものである。ピン端子52は、例えば鉄や銅、黄銅などの金属線材が所定長さで切断されて形成されており、略全長に亘って、一定の正方形断面を有している。ピン端子52は、一方の端部が接続部58とされると共に、他方の端部が挿通部60とされており、それら接続部58と挿通部60の間には、クランク状の屈曲部62が形成されている。一方、タブ端子54は、ピン端子52と同様の金属材から形成された長方形断面の金属線材が所定長さで切断されて形成されている。これにより、タブ端子54は、一方の端部に、ピン端子52よりも幅広の接続部64を有している。そして、ピン端子52と同様に、接続部64と挿通部66の間に、クランク状の屈曲部68が形成されている。なお、タブ端子54において接続部64と反対側の端部に形成された挿通部66は、幅方向両端部が切り欠かれることによって、接続部64および屈曲部68に比して幅寸法が小さくされている。
これらヒューズ台座28およびコネクタ台座30は、例えば以下のようにして第一のプリント基板20に取り付けられる。先ず、図示しない治具に対して、ヒューズ端子34が圧接刃44,44側から差し込まれると共に、ピン端子52およびタブ端子54が、接続部58,64側から差し込まれる。これにより、ヒューズ端子34,ピン端子52,およびタブ端子54の挿通部46,60,66が、治具からそれぞれ突出される。続いて、治具にヒューズ台座28の台座ブロック32とコネクタ台座30の台座ブロック50をそれぞれ重ね合わせる。これにより、台座ブロック32の各嵌合溝38にヒューズ端子34が嵌め入れられると共に、台座ブロック50の各嵌合溝56a,56bに、ピン端子52,タブ端子54がそれぞれ嵌め入れられる。そして、第一のプリント基板20が治具に重ね合わされることにより、治具上に突出されたヒューズ端子34,ピン端子52,およびタブ端子54の挿通部46,60,66が、それぞれ、第一のプリント基板20に貫設された各スルーホール26aに挿通される。その後、各挿通部46,60,66が半田付けされる。
このようにして、ヒューズ端子34、ピン端子52、タブ端子54が、第一のプリント基板20の表面27上に突設されると共に、台座ブロック32,50が、表面27上に載置状態で取り付けられる。これにより、ヒューズ台座28およびコネクタ台座30が、第一のプリント基板20に取り付けられる。図8に示すように、第一のプリント基板20への取付状態において、ヒューズ台座28およびコネクタ台座30の台座ブロック32,50の長手方向両端部41a,41bは、それぞれ、第一のプリント基板20における幅方向両端の周縁部から外方に突出される。更に、第一のプリント基板20の幅方向両側縁部において、ヒューズ台座28の位置決め突起42,42およびコネクタ台座30の位置決め突起42,42とそれぞれ対応する位置には、半円形状の切欠67,67,67,67が形成されている。そして、位置決め突起42が切欠67に入り込んで係合することにより、ヒューズ台座28およびコネクタ台座30の台座ブロック32,50が、第一のプリント基板20にそれぞれ位置決めされるようになっている。このように、本実施形態においては、位置決め突起42と切欠67によって、位置決め部が形成されている。
なお、図5に示したように、ヒューズ端子34は、台座ブロック32の嵌合溝38に屈曲部48が嵌め入れられて、圧接刃44,44が台座ブロック32の上方(図5中、上方)に突出されると共に、挿通部46,46が台座ブロック32の側方(図5中、右および左方向)に突出位置される。更に、屈曲部48に嵌合溝38内の溝底面40が下方(図5中、下方)から重ね合わされる。同様に、図7にタブ端子54を例に示すように、ピン端子52およびタブ端子54は、台座ブロック50の嵌合溝56a,56bに屈曲部62,68がそれぞれ嵌め入れられて、接続部58,64が台座ブロック50の上方に突出されると共に、挿通部60,66が台座ブロック50の側方に突出位置される。そして、屈曲部62,68に嵌合溝56a,56b内の溝底面40,40が下方から重ね合わされる。
また、第一のプリント基板20には、ヒューズ端子34等の半田付けと同時に、幅方向両端部の各スルーホール26aに接続端子24の一方の端部が挿通されて半田付けされる。そして、第一のプリント基板20に突設された接続端子24の他方の端部が、第二のプリント基板22の各スルーホール26bにそれぞれ挿通されて半田付けされることにより、プリント基板積層体12が構成されている。
このような構造とされたプリント基板積層体12は、アッパケース14とロアケース16の間に収容される。図9および図10に、アッパケース14の要部を示す。アッパケース14は非導電性の合成樹脂から形成されており、一方に開口する略矩形箱体形状とされている。アッパケース14の幅方向両側面において、後述するロアケース16の支持部80,80と重なる位置には、幅方向外方に突出する収容部69,69がそれぞれ形成されている。アッパケース14には、コネクタ台座30と重なる位置に、2つのコネクタ取付部70a,70bが形成されている。コネクタ取付部70a,70bには、図示しない外部電気部品としてのコネクタを収容する矩形突壁形状の収容壁部71a,71bがアッパケース14の外側に突出して形成されている。そして、収容壁部71a,71bで囲まれた内部において、ピン端子52およびタブ端子54と対応する位置に、ピン端子52およびタブ端子54の断面形状と対応する形状の端子挿通孔72a,72bがそれぞれ貫設されている。
図10に示すように、コネクタ取付部70a,70bのそれぞれには、ロアケース16に向けて突出する一対の押さえ突部74,74が対向するようにして形成されている。押さえ突部74は、略矩形の突壁形状とされた突出壁部76と、突出壁部76から突出する複数の嵌合突起78a,78bにより形成されている。突出壁部76は、他方の押さえ突部74の突出壁部76と所定距離を隔てて対向位置されており、それら一対の突出壁部76,76の対向距離が、コネクタ台座30における台座ブロック50の幅寸法よりも僅かに大きくされている。また、嵌合突起78a,78bは、突出壁部76から他方の押さえ突部74の突出壁部76に向けて突出するようにして、台座ブロック50の嵌合溝56a,56bと対応する位置に形成されており、その突出端部に、端子挿通孔72a,72bが形成されている。なお、嵌合突起78aは嵌合溝56aに嵌め入れ可能な大きさとされている一方、嵌合突起78bは嵌合溝56bに嵌め入れ可能な大きさとされている。
一方、図11に、ロアケース16を示す。ロアケース16は、アッパケース14と同様の合成樹脂から形成されており、一方に開口する略矩形箱体形状とされている。ロアケース16の幅方向両側端部において、ヒューズ台座28およびコネクタ台座30の台座ブロック32,50の長手方向両端部41a,41bとそれぞれ重なる位置には、支持部80が形成されている。支持部80には、ロアケース16の幅方向外側に突出する平坦面状の支持面82が形成されている。更に、支持面82においてロアケース16の内側には、半円形の切欠形状とされた逃げ部84が形成されている。
また、ロアケース16の底壁86の外周縁部には、全周に亘って連続して、ロアケース16の開口方向に突出する支持リブ88が形成されている。更に、底壁86の幅方向略中央部分において、ヒューズ台座28およびコネクタ台座30が重なる位置には、ロアケース16の開口方向に突出する円柱状の支持突部90,90がそれぞれ形成されている。
このような構造とされたロアケース16に、プリント基板積層体12が収容される。プリント基板積層体12は、第二のプリント基板22からロアケース16内に挿入される。そして、図3等に示したように、第二のプリント基板22の外周縁部が、支持リブ88で支持される。また、第二のプリント基板22において支持突部90,90と重なる位置には円形の挿通孔92,92が貫設されており、これら挿通孔92,92に支持突部90,90が挿通されて第二のプリント基板22を貫通することにより、第一のプリント基板20が、支持突部90,90で支持される。
さらに、プリント基板積層体12の幅方向両側に突出された、ヒューズ台座28およびコネクタ台座30における台座ブロック32,50の長手方向両端部41a,41bが、それぞれ、ロアケース16の支持面82に重ね合わされて、支持面82で支持される。なお、図3に示すように、ロアケース16は、支持面82における外周壁94が台座ブロック32,50から離隔して位置されるように、支持部80における幅寸法が、台座ブロック32,50の長手方向寸法よりも大きく設定されている。これにより、車載時の温度変化等によるロアケース16の変形が台座ブロック32,50に及ぼされないようになっている。なお、台座ブロック32,50の位置決め突起42は、支持部80の逃げ部84内に挿入されることにより、支持部80との干渉が回避されている。
そして、プリント基板積層体12が収容されたロアケース16に、アッパケース14が外嵌されて、アッパケース14とロアケース16が相互に組み付けられる。アッパケース14とロアケース16との組み付けは、従来公知の構造が適宜に採用可能であり、図示は省略するが、例えば係止爪を一体形成して、係止爪の係合によって相互に組み付けても良いし、より好適には、後述するアッパケース14の押さえ突部74によるピン端子52やタブ端子54の支持効果を有効に発揮するために、相互にネジ止めされて組み付けられる。これにより、プリント基板積層体12が、アッパケース14とロアケース16によって構成されたケース18内に収容される。
従来公知であることから図示は省略するが、アッパケース14が重ね合わされることにより、ピン端子52およびタブ端子54の接続部58,64が、アッパケース14の端子挿通孔72a,72bを通じて、コネクタ取付部70a,70bの収容壁部71a,71b内でそれぞれアッパケース14の外方に突出される。同様に、ヒューズ端子34の圧接刃44,44が、アッパケース14の外部に突出される。
そして、図2に示したように、アッパケース14が重ね合わされることにより、コネクタ取付部70a,70bのそれぞれに形成された一対の押さえ突部74の突出壁部76,76が、コネクタ台座30の台座ブロック50を挟むようにして、台座ブロック50の幅方向両側に位置される。それと共に、図面からは明らかではないが、突出壁部76から突出された嵌合突起78a,78bが、台座ブロック50の嵌合溝56a,56bにそれぞれ嵌め入れられる。これにより、突出壁部76および嵌合突起78a,78bが、ピン端子52およびタブ端子54の屈曲部62,68に、アッパケース14側(図2中、上方)から接触される。その結果、ピン端子52およびタブ端子54の屈曲部62,68は、嵌合溝56a,56bの溝底面40と突出壁部76および嵌合突起78a,78bによって、図示しない相手方コネクタの挿抜方向(図2中、上下方向)で両側から挟まれるようになっている。
このような構造とされた電気接続箱10によれば、コネクタ台座30において、ピン端子52とタブ端子54が、台座ブロック50に形成された嵌合溝56a,56bの溝底面40で支持されていると共に、台座ブロック50が、ロアケース16の支持面82,82で支持されている。これにより、ピン端子52およびタブ端子54に、図示しない相手方コネクタが接続されて押込力が及ぼされた場合には、台座ブロック50がロアケース16で支持されることによって、第一のプリント基板20への押込力の伝達が阻止される。その結果、第一のプリント基板20の変形を抑えることが出来て、ピン端子52およびタブ端子54や、第二のプリント基板22との間に設けられた接続端子24の半田付け部におけるクラックの発生を抑えることが出来る。また、ヒューズ台座28についても同様に、ヒューズ端子34に図示しないヒューズが接続される場合には、台座ブロック32がロアケース16で支持されることによって、第一のプリント基板20の変形を抑えることが出来る。
特に本実施形態においては、台座ブロック32,50の長手方向の略中央部分が、ロアケース16から突出された支持突部90,90で第一のプリント基板20を介して支持されている。これにより、コネクタやヒューズの接続に際する台座ブロック32,50の撓み変形がより有効に阻止されている。更に、台座ブロック32,50は、幅方向両端部に補強リブ36,36が形成されていることによって、台座ブロック32,50の強度が向上されており、特に嵌合溝56a,56bの形成部分においてコネクタの挿抜方向で厚肉とされることから、ピン端子52やタブ端子54の支持強度をより向上することが出来る。
そして、外部電気部品の接続に際する第一のプリント基板20の変形を阻止するために、第一のプリント基板20と第二のプリント基板22の対向面96a,96b間に絶縁部材を配設することも不要となることから、部品点数および樹脂材料の削減により製造コストの低減を図ることが出来ると共に、対向面96a,96bをより有効に利用することが出来る。更に、第一のプリント基板20と第二のプリント基板22の間に介在する絶縁部材が熱変形することに起因する半田クラックも回避することが出来る。また、第一のプリント基板20と第二のプリント基板22をより接近させて積層配置することも可能となり、電気接続箱10の小型化を図ることが出来る。
一方、コネクタの抜去に際しては、ピン端子52およびタブ端子54が、アッパケース14から突出された押さえ突部74でアッパケース14側から押さえられている。これにより、ピン端子52およびタブ端子54の第一のプリント基板20からの浮き上がりを押さえることが出来て、コネクタの抜去に際しても、第一のプリント基板20の変形を抑えて、ピン端子52およびタブ端子54や、接続端子24の半田付け部におけるクラックの発生を抑えることが出来る。なお、図示は省略したが、ヒューズ台座28についても同様であり、アッパケース14から突出する突部でヒューズ端子34を押さえることによって、第一のプリント基板20の変形を抑えることが出来る。
さらに、ヒューズ端子34、ピン端子52およびタブ端子54は、台座ブロック32,50の嵌合溝38,56a,56bに嵌め入れられて台座ブロック32,50に組み付けられることから、圧入等に比して、容易に組み付けることが出来る。そして、ヒューズ端子34、ピン端子52およびタブ端子54は、何れもクランク形状とされている。これにより、各端子34,52,54の挿通部46,60,66が、台座ブロック30,50の側方に離隔してスルーホール26aに挿通されて半田付けされるようになっており、半田上がりの視認性を向上することも出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、台座ブロックの具体的形状は、上記実施形態の如き形状に限定されるものではなく、前記ヒューズ台座28の台座ブロック32において、上面(図5中、上方)に形成された一対の補強リブ36,36の間をより大きくして、補強リブ36,36の間にバスバー等の導電路を配策するなどしても良い。このようにすれば、スペース効率良く導電路を配策することが出来ると共に、別途に絶縁部材を用いることも不要とされる。
また、台座ブロックは、必ずしも一直線状に延びるものに限定されず、第一のプリント基板上の回路形状や電気部品の配設位置等を考慮して、両端部間において屈曲されたものでも良い。
更にまた、前記実施形態において、ロアケース16から第一のプリント基板20に向けて突出された支持突部90,90や、支持突部90,90を挿通する第二のプリント基板22の挿通孔92,92は必ずしも必要ではなく、挿通孔92,92を非形成とすれば、第二のプリント基板22の有効スペースをより大きく確保することも出来る。
10:電気接続箱、12:プリント基板積層体、18:ケース、20:第一のプリント基板、22:第二のプリント基板、24:接続端子、27:表面、28:ヒューズ台座、30:コネクタ台座、32,50:台座ブロック、34:ヒューズ端子(基板用端子)、36:補強リブ、38,56a,56b:嵌合溝、41a,b:端部、42:位置決め突起(位置決め部)、48,62,68:屈曲部、52:ピン端子(基板用端子)、54:タブ端子(基板用端子)、67:切欠(位置決め部)、74:押さえ突部、80:支持部

Claims (4)

  1. 隙間を隔てて積層配置された複数のプリント基板の各導電路間が接続端子で相互に接続されている一方、前記プリント基板の表面に外部電気部品と接続される基板用端子が突設されているプリント基板積層体がケース内に収容されている電気接続箱において、
    前記プリント基板の表面に載置されて前記基板用端子を支持する合成樹脂製の台座ブロックが長尺に形成されており、該台座ブロックの両端部が前記プリント基板の周縁部から突出されて前記ケースに設けられた支持部によって支持されている一方、前記基板用端子がクランク形状の屈曲部を有すると共に、該屈曲部が前記台座ブロックに形成された嵌合溝内に嵌め入れられて支持されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記台座ブロックが矩形ロッド形状とされており、幅方向両側縁部に補強リブが突設されている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記プリント基板と前記台座ブロックには、相互に係合して該台座ブロックを前記プリント基板に位置決めする位置決め部が設けられている請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記ケースには、前記嵌合溝内に嵌め入れられた前記基板用端子の前記屈曲部に前記台座ブロックと反対側から当接する押さえ突部が形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
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