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JP2011247073A - 自動カプラー締結装置及びこれを利用した部材の機械式連結方法 - Google Patents

自動カプラー締結装置及びこれを利用した部材の機械式連結方法 Download PDF

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JP2011247073A
JP2011247073A JP2010222895A JP2010222895A JP2011247073A JP 2011247073 A JP2011247073 A JP 2011247073A JP 2010222895 A JP2010222895 A JP 2010222895A JP 2010222895 A JP2010222895 A JP 2010222895A JP 2011247073 A JP2011247073 A JP 2011247073A
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デ キ ジョン
De-Yong Kim
デ ヨン キム
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Daewoo Engineering and Construction Co Ltd
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Abstract

【課題】自動でカプラー(締結部材)に連結できる自動カプラー締結装置と、これを利用した鉄筋の機械式連結方法を提供する。
【解決手段】締結カプラー装置は、締結部材を挟むように装着された固定レンチ部120と、固定レンチ部の連結端部が固定ジョイント部によって装着された反力支持部と、前記反力支持部に固定装着されてトルク供給のための油圧ジャッキが受容され、前記油圧ジャッキの往復移動を案内する弧形ガイド溝が設けられたボディー部と、締結対象部材を挟むように装着され、回動ジョイント部によって油圧ジャッキのロッドの先端部に連結される連結端部を有し、油圧ジャッキの往復移動をトルクに変換する回動レンチ部140と、を備え、締結対象部材(鉄筋)に加えられるトルクを油圧ジャッキを利用して導入することにより、自動で連結作業を行うことができ、作業者の負荷を大きく減らし、作業生産性を画期的に向上させる優秀な効果が得られる。
【選択図】図6

Description

本発明は、締結部材(カプラー)に締結対象部材(鉄筋)を締結する際に、スリップが発生しないように一定のトルクを自動で導入することができ、せん断破壊を誘導するカプラーを利用した部材の機械式連結方法に関し、特に、締結対象部材を締結部材に締結するために加えられるトルクを簡単な油圧装置を利用して導入することができ、導入されたトルクの大きさを肉眼で直接検証できるようにして、部材の連結作業において作業者の面倒な作業を大きく減らし、作業生産性を画期的に向上することができる自動カプラー締結装置およびこれを利用した部材の機械式連結方法に関するものである。
一般的に、鉄筋の連結部には、両方の鉄筋を連結するために、円筒形の筒状の有し、鉄筋と機械的にねじ締結するカプラーが利用されている。
図1aは、従来の鉄筋用カプラーの一例として、鉄筋とねじ締結するカプラー10を利用して両方の鉄筋21、22を連結する構造を示す概略的な断面図である。
図1aの左側図は、従来のカプラー10が一方の鉄筋21に結合する前の状態を示し、図1aの中央図は従来のカプラー10が両方の鉄筋21、22の間にかけて位置し、鉄筋21、22を連結する状態を示している。図1aの右側図は、鉄筋21、22の連結端部の間に間隔が存在するように、従来のカプラー10を通じて連結された状態を示す。
図1aに示したように、従来のカプラー10は、内部に鉄筋21、22の外径に対応する孔11が形成される円筒形の部材からなり、鉄筋21、22の両連結端部の外面に設けられたねじに対応する雌ねじが前記孔11の内面に形成されている。
したがって、二つの鉄筋21、22の両連結端部の外面には雄ねじを形成し、鉄筋21、22の両連結端部が相接するように鉄筋とカプラー10を互いに反対方向に回転させて締めることにより、カプラー10によって両方の鉄筋21、22が一体的に連結される。
ここで、ねじ締結されるカプラー10を利用して、両方の鉄筋21、22を互いに強固に連結するためには、前記カプラー10が一方の鉄筋21の連結端部と他方の鉄筋22の連結端部にかけてねじ締結された状態で、カプラー10がこれ以上回転できない状態まで両鉄筋を強く締めなければならない。
しかし、従来のカプラー10の場合、鉄筋に対するカプラー10の締める程度を定量的に調節し、これの検証する手段がないため、両鉄筋を完全に連結するためにどのぐらいまで鉄筋とカプラー10を締めて締結するかは、作業者の能力や誠実度に依存するしかなかった。
すなわち、作業者の意志と熟練度によりカプラー10の締め程度が決定されるので、鉄筋に対するカプラー10の締めが不充分であっても、検証ができないため、常に品質管理における問題点となった。
図1bには、上記の問題点を解消するために、カプラーが十分に締められているかどうかを肉眼で簡単に確認できるようにして、カプラーが作業者によって完全に締めていない状況が発生するのを防止し、且つ、カプラーの締め状態の確認作業を迅速で容易に行われることを可能にする、カプラー30(Torque Shear Coupler)が紹介されている。
このような従来のトルクシェアカプラー30は、中央に鉄筋21、22の外径に対応する内径を有する孔31が形成されている筒状の部材からなり、外面は六角断面を有するように形成され、前記孔31に両方の鉄筋21、22の連結端部が挿入され締結される。
また、トルクシェアカプラー30には、断面が減少しない分離部と、締結本体部より小さい回転トルク強度を有するように断面積が減少する断面減少部32とが形成され、断面減少部によってトルクシェアカプラー30が長さ方向に分離部33と締結本体部34に区分されている。
トルクシェアカプラー30において、鉄筋21を締結本体部34のねじ部34aにねじ締結し、ねじ部のない分離部33の孔31には他方の鉄筋22を挿入して分離部33を通じて締結本体部34のねじ部34aに締結した後、鉄筋22に工具41(レンチ)を装着し、分離部33を工具42(スパナまたはレンチ)に挟んで、互いに反対方向に回転させてトルクシェアカプラー30に鉄筋22を連結させる。
締結本体部34が両方の鉄筋21、22の連結端部にかけて位置した状態で、締結本体部34と分離部33に継続してトルクを加えると、断面減少部32が所定のトルクに達する時に、せん断破壊され、分離部33と締結本体部34とが互いに分離することになり、締結本体部34に導入されたトルクの大きさを肉眼で確認することができる。
つまり、カプラーの分離部が締結本体部からせん断破壊され分離すると、鉄筋の所定のトルクがカプラーに導入されたことを作業者の肉眼で確認できるように構成したものである。
しかし、このような従来のトルクシェアカプラー30は、鉄筋ごとに(パイプ)レンチのような工具41を利用して鉄筋22を回転させる必要があるため、作業者が多数の鉄筋をすべて回転する必要があり、従来の問題点をそのまま有するという限界があった。すなわち、鉄筋ごとに作業者がスパナにカプラーを挟んで、レンチを締めて回す作業を反復することになり、作業負荷が大きく増加し、作業生産性が低下するという限界がある。
図1cには、鉄筋またはパイプを取り囲むように配置されたクランプジョー(clamp jaw)がレンチ本体に回動可能に設置され、レンチをより効果的に鉄筋などに装着できるクイックレンチが紹介されている。
クイックレンチは、鉄筋などの直径によってレンチのクランプの間の間隔を全て調節する面倒を下げることができるが、作業者がそれぞれの鉄筋などにクイックレンチ50を装着し、レンチをスパナと別に回転させるため、従来レンチの問題点をそのまま有している。
また、図1dのような、鉄筋などを回転させるトルクを油圧ジャッキ61によって導入するように構成された油圧レンチ60も紹介されている。
このような油圧レンチは、携帯器具として製作され、作業者は簡単にナットなどをボルトに締結することができるというメリットがあるが、構造上、油圧レンチをナットなどに装着する方法に相当の努力が必要とするなど、鉄筋とカプラーのような対象部材を効果的に締結するには使用的限界がある。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、前記のような従来のカプラーによる鉄筋の連結などにおいて発生する問題点を解消するために、例えばカプラーを利用して鉄筋の螺合にスリップが発生しないように一定のトルクを導入させて連結することができるようにし、このようなトルクを油圧装置を利用して導入することによって自動で鉄筋連結作業を行うことができ、作業者の負荷を大きく減らし、作業生産性を画期的に向上させる、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、カプラーによる鉄筋連結だけでなく、配管用パイプ締結などにも使用可能であり、部材の連結に使用できる自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供することにある。
前記のような目的を達成するために、本発明は、締結部材を挟むように装着された固定レンチ部と、前記固定レンチ部の連結端部が固定ジョイント部によって装着された反力支持部と、前記反力支持部に固定装着され、トルク供給のための油圧ジャッキが受容され、前記油圧ジャッキの往復移動を案内する弧形ガイド溝が設けられたボディー部と、鉄筋を含む締結対象部材を挟むように装着され、回動ジョイント部によって前記油圧ジャッキのロッドの先端部に連結される連結端部を有し、油圧ジャッキの往復移動をトルクに変換する回動レンチ部と、を備え、 前記油圧ジャッキの動作により、前記締結対象部材が前記締結部材に自動的に締結されることを特徴とする自動カプラー締結装置を提供する。
また、本発明は、カプラーを含む締結部材を挟むように装着された固定レンチ部と、前記固定レンチ部の連結端部が固定ジョイント部によって装着された反力支持部と、前記反力支持部に固定装着され、トルク供給のための油圧ジャッキが受容され、前記油圧ジャッキの往復移動を案内する弧形ガイド溝が設けられたボディー部と、締結対象部材を挟むように装着され、回動ジョイント部によって前記油圧ジャッキのロッドの先端部に連結される連結端部を有し、油圧ジャッキの往復移動をトルクに変換する回動レンチ部と、を備える自動締結装置を利用して締結部材を、鉄筋を含む締結対象部材に一体的に連結し、前記締結部材は、前記自動締結装置の固定レンチ部に挟んで、前記締結部材の回転を防ぎ、前記締結対象部材は、前記自動締結装置の回動レンチ部に挟み、前記自動締結装置の油圧ジャッキを作動させて回動レンチ部によるトルクによって締結対象部材を回転させることにより、前記締結部材に前記締結対象部材をねじ結合し、前記回動レンチ部によって締結対象部材に加えられるトルクが固定レンチ部に固定された前記締結部材に伝えられ、前記締結部材に前記トルクと反対方向の回転力を加えるステップを含むことを特徴とする、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記締結部材はカプラーであり、前記締結対象部材は鉄筋であって、前記カプラーは、内側面にねじ締結部が形成されていない、鉄筋が挿入される分離部と、前記分離部を通じて挿入された前記締結対象部材のねじ連結部を締結するねじ締結部が内側面に設けられた、前記締結対象部材を挿入締結する締結本体部と、前記分離部と前記締結本体部との間に設けられる断面減少部と、備える、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記固定レンチ部は、前記締結部材を挟むレンチヘッドと、前記レンチヘッドから延在する固定支持部と、前記固定支持部の端部に貫通孔が設けられた連結端部と、を備え、 前記貫通孔と反力支持部を貫通する固定ジョイント部によって固定レンチ部が反力支持部に固定装着される、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記固定レンチ部は、反力支持部に固定ジョイント部によって固定装着される連結端部と、前記連結端部から延在し、締結部材と係合する第1ジョーが設けられた固定支持アームと、前記固定支持アームの一方側に、前記締結部材を取り囲むように拡開及び収縮自在に、回動ジョイントによって装着され、前記締結部材と係合する第2ジョーが設けられたクラッチ支持アームと、を備え、前記クラッチ支持アームを広げて、前記締結部材が前記第1ジョーと第2ジョーとの間に挟まれるようにする、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記回動レンチ部は、油圧ジャッキのロッドの先端部に回動ジョイント部によって連結される連結端部と、前記連結端部から延在し、前記締結対象部材の外周面に係合する第3ジョーが設けられた回動支持アームと、前記回動支持アームの一方側に、前記締結対象部材を取り囲むように拡開及び収縮自在に、回動ジョイント部によって装着され、前記締結対象部材に係合する第4ジョーが設けられたクラッチ支持アームと、を備え、前記クラッチ支持アームを広げて、前記締結対象部材が前記第3ジョーと第4ジョーと間に挟まれるようにする、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記ボディー部は、反力支持部を固定ピンによって装着する第1連結孔と、油圧ジャッキを固定ピンによって装着する第2連結孔が形成された複数の後方固定板を有し、前記複数の後方固定板は、間隙を介して対向するように配置された固定連結フレームと、前記固定板の端部面と一体的に形成され、固定連結部から延在し油圧ジャッキが受容される空間が形成される油圧ジャック受容フレームと、前記油油圧ジャック受容フレームの端部に弧形ガイド溝が設けられる複数の前方固定板を有し、前記複数の前方固定板は、間隙を介して対向するように配置された回動支持ブロックと、を備える、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記反力支持部は、前記両固定板が内側に挿入されるように離隔され、第1連結孔と第2連結孔に対応する第1固定孔と第2固定孔が設けられたボディー連結フレームと、前記ボディー連結フレームと一体的に形成され、固定レンチ部の連結端部が挟まれて固定ピンによって貫通されるように固定孔が設けられた固定レンチ部連結フレームと、を備える、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記油圧ジャックは、油圧供給部が設けられたシリンダーボディーと、前記シリンダーボディーの一端部に延長突出した連結部で、固定連結フレームの第1連結孔に挿入された固定ピンが貫通されるように固定孔が設けられた固定連結部と、前記油圧ジャッキの他端部から油圧供給部によって突出の長さが延長および縮小され、回動ジョイント部の連結端部を回動ピンによって連結するように回動孔が形成され、ボディー部の弧形ガイド溝に沿って移動するロッドとを備える、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記固定レンチ部の第1ジョーおよび第2ジョーは、前記回動レンチ部の第3ジョーおよび第4ジョーの歯車とその配置方向がそれぞれ反対に形成される、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記第3ジョーおよび第4ジョーのそれぞれは、直角面と傾斜面が連続して形成された歯車を有し、前記第3ジョーおよび第4ジョーは歯車の直角面と傾斜面が互いに同一方向に設けられ、前記締結対象部材を第3ジョーと第4ジョーに挟んで固定した状態で、歯車の直角面を利用して前記締結対象部材を挟んで回転させ、傾斜面を利用して締結対象部材の周りを乗り越えて前記締結対象部材を片方向に回転させる歯止め手段として作用する、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
また、本発明において、望ましくは、前記ボディー部に設けられた弧形ガイド溝は、前記締結対象部材を基準として回動レンチ部の回動支持アーム長さを曲率半径として形成され、油圧ジャッキの作動時、前記弧形ガイド溝に沿って案内されて移動する回動支持アームが、第3ジョーおよび第4ジョーに挟まれ固定された前記締結対象部材にトルク力を加え、油圧の供給方向によって連続回転させる、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法を提供する。
本発明に係る自動カプラー締結装置によると、例えば鉄筋やカプラーに装着されるレンチはクイックレンチの形態を有することができ、自動締結装置を簡単に鉄筋または、カプラーに装着することができる。また、鉄筋に導入されるトルクは油圧ジャックによって導入されるようにして、鉄筋装着およびトルク導入において作業者の作業が画期的に簡単になる。さらに、カプラーは回転力の導入によってせん断破壊を誘導する断面減少部を有するカプラーで、分離部によって一定のトルクが導入される場合、締結本体部から分離されるようにして、トルク導入に対する検証を肉眼で確認でき、多数の鉄筋などの部材の繋ぐ作業において品質管理が非常に容易になる効果が得られる。
従来のカプラーを利用して複数の鉄筋を連結する方式を示す断面図である。 従来の締結本体部と分離部が分離されるカプラーを利用して複数の鉄筋を連結する方式を示す断面図である。 従来のクイックレンチの写真である。 従来の油圧レンチの正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る自動カプラー締結装置を示す斜視図である。 第1実施の形態に係る自動カプラー締結装置を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係る自動カプラー締結装置の固定レンチ部と回動レンチ部を利用して鉄筋を回転させる動作を示す断面図である。 第1実施の形態に係る自動カプラー締結装置が鉄筋に装着される状態を示す平面図である。 第1実施の形態に係る自動カプラー締結装置が鉄筋に装着される状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置の斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置が鉄筋に装着される状態を示す平面図である。 本発明の第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置が鉄筋に装着される状態を示す斜視図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の第1実施の形態に係る自動締結装置を利用した部材連結方法の説明図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の第2実施の形態に係る自動締結装置を利用した部材連結方法の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1実施の形態に係る自動カプラー締結装置>
第1実施の形態に係る自動カプラー締結装置100は、締結部材をカプラー110とし、締結対象部材を鉄筋Rとした例を説明する。
また、図2及び図3に示すように、カプラー110の分離部112を挟むように装着される固定レンチ部120と、鉄筋Rを挟むように装着され、連結端部146が回動ジョイント部142によって油圧ジャッキ160のロッド170の先端部に連結され、油圧ジャッキ160の往復移動をトルクに変換する回動レンチ部140とを備え、前記油圧ジャッキ160の作動によって鉄筋Rがカプラー110によって自動締結される構造である。
また、固定レンチ部120の連結端部126は固定ジョイント部130によって反力支持部180に連結され、反力支持部180はボディー部200に連結され、ボディー部200の内部にはトルク供給のための油圧ジャッキ160が受容され、油圧ジャッキ160の往復移動を案内する弧形ガイド溝224が設けられた構造である。
本発明に係る自動カプラー締結装置100によって鉄筋Rを装着させるカプラー110は、図2のように内側面にねじ締結部114aが形成されてないもので、鉄筋Rが挿入する分離部112を一方側に備え、他方側には前記分離部112を通じて挿入された鉄筋Rのねじ連結部Raが、内側面に設けられたねじ締結部114aに締結され、鉄筋Rが挿入締結される締結本体部114を具備し、分離部112と締結本体部114の間に断面減少部116を形成する。
したがって、鉄筋Rを締める動作が完了すると、断面減少部116を通じて分離部112が締結本体部114からせん断破壊されることにより、外部で鉄筋Rを締める作業が成功的に完了したことを示し、これを肉眼で確認できるようになる。
本発明に係る自動カプラー締結装置100に設けられる固定レンチ部120は、図2及び図3のように、六角レンチ形状を有し、簡単にカプラーの分離部を挟んで挿入するレンチヘッド122を有する。
レンチヘッド122は、図3のように、内側面に角形レンチ部122aが設けられ、分離部112の外周面を挟む。
また、レンチヘッド122から延在するように形成された固定支持部124を備え、前記固定支持部124の端部に貫通孔126aが設けられた連結端部126を有する。
連結端部126は反力支持部180を通じてボディー部200に連結されるが、前記連結端部126の貫通孔126aと反力支持部180とを貫通する固定ジョイント部130によって固定レンチ部120が反力支持部180に固定装着される。
また、自動カプラー締結装置100に設置される回動レンチ部140は、図2、図3のように、油圧ジャッキ160のロッド170の先端部に、回動ジョイント部142によって連結される連結端部144を有し、前記連結端部144から延在し、鉄筋Rの外周面を挟むように第3ジョー148が設けられた回動支持アーム146を有する。
また、回動支持アーム146の一方側には、クラッチ支持アーム150が鉄筋Rを取り囲むように、拡開及び収縮自在に回動ジョイント部142を通じて装着されるが、このようなクラッチ支持アーム150には、図3および図4のように、第3ジョー148と相互作用して鉄筋Rを挟むように第4ジョー156が形成されている。
クラッチ支持アーム150は、回動支持アーム146に対して広げられ、鉄筋Rが第3ジョー148と第4ジョー156との間に挟まれるようにする。
図4に示すように、回動レンチ部140の第3ジョー148および第4ジョー156は、直角面P1と傾斜面P2が連続して設けられた歯車を有する。
第3ジョー148および第4ジョー156は、歯車の直角面P1と傾斜面P2が互いに同一な方向に形成され、鉄筋Rが第3ジョー148と第4ジョー156に挟まれると同時に、歯止め手段として直角面P1と傾斜面P2が作用する。
すなわち、第3ジョー148および第4ジョー156の歯車の直角面P1を利用して鉄筋Rを挟むと、鉄筋Rを中心に回転させる場合、直角面P1が鉄筋Rの外面にかかるようになり、鉄筋Rを第3ジョー148と第4ジョー156により固定して回転できるようになる。
ところが、傾斜面P2を利用すると、鉄筋Rを中心に第3ジョー148と第4ジョー156の回転時、その周りを乗り越えるため、鉄筋Rを回転することが不可能になる。このため、第3ジョー148および第4ジョー156は鉄筋Rを片方向にだけ回転できる。
一方、固定レンチ部120と回動レンチ部140が装着されるボディー部200には、図2および図3のように、反力支持部180が固定ピン202a、202bによって装着される固定連結フレーム204が一方側に形成される。
固定連結フレーム204は、間隙を介して対向する複数の後方固定板206a、206bを有し、前記後方固定板には、第1連結孔204aと第2連結孔204bが横方向に形成される。第1連結孔204aには、反力支持部180が固定ピン202aを通じて連結され、第2連結孔204bには、油圧ジャッキ160が固定ピン202bにより装着される。
さらに、固定連結フレーム204には油圧ジャック受容フレーム210が一体的に形成されるが、この油圧ジャック受容フレーム210は前記複数の後方固定板206a、206bの端部面と一体的に形成され、固定連結フレーム204から延在し、油圧ジャッキ160が受容される空間212を内側に有している。
また、油圧ジャック受容フレーム210の前方には、間隙を介して対向する複数の前方固定板222a、222bを有する回動支持ブロック220が一体的に形成され、前方固定板222a、222bのそれぞれには、弧形ガイド溝224が形成されている。
油圧ジャック受容フレーム210の内部空間に装着される油圧ジャッキ160は、油圧供給部162が設けられたシリンダーボディー164を備え、シリンダーボディー164の一端部には固定連結部166が延在するように形成される。
固定連結部166はボディー部200の固定連結フレーム204の第1連結孔204aに挿入される固定ピン202aが貫通するように固定孔166aが形成され、シリンダーボディー164の他端部には、ロッド170が油圧供給部162によってその突出長さが伸縮するように形成される。
また、ロッド170の先端には、回動レンチ部140の回動ジョイント部142の連結端部144が回動ピン144aによって連結されるように回動孔172が形成され、ボディー部200の前方固定板222a、222bに設けられた弧形ガイド溝224に沿って回動ピン144aが案内されて移動するように連結される。
ボディー部200に設けられた弧形ガイド溝224は、図5に示すように、鉄筋Rを基準として回動レンチ部140の回動支持アーム146の長さを曲率半径Kとして形成され、油圧ジャッキ160の作動時、ロッド170の回動ピン144aが弧形ガイド溝224により案内されロッド170に連結された回動支持アーム146が第3ジョー148および第4ジョー156に狭窄固定された鉄筋Rにトルク力を加え、油圧の供給方向により連続回転させるように構成される。
一方、ボディー部200に固定レンチ部120を連結する反力支持部180は、前記両後方固定板206a、206bが内側に挿入されるように互いに離れ、第1連結孔204aと第2連結孔204bに対応する第1固定孔184aと第2固定孔184bが設けられたボディー連結フレーム182を備える。
ボディー連結フレーム182には、固定レンチ部連結フレーム188が一体的に形成され、前記固定レンチ部120の連結端部126が挟まれて固定ピン188aによって貫通されるように固定孔190が形成される。
本発明の第1実施の形態によれば、図6のように、鉄筋Rを回転させるトルクを油圧ジャッキを利用して導入することによって、半自動で鉄筋Rの連結作業を行うことができ、作業者の負荷を大きく減らし、作業生産性を画期的に向上することができる。
<第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置>
第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置100は、第1実施の形態と固定レンチ部に差異がある。
すなわち、第1実施の形態の固定レンチ部120は六角レンチを利用するもので、第2実施の形態の固定レンチ部120'は六角レンチの代わりに、回動レンチ部と類似の構造で設けられたものを採用する。固定レンチ部120'の第1ジョー122'および第2ジョー136'は、上述した回動レンチ部140の第3ジョー148および第4ジョー156の歯車と、その配置方向がそれぞれ反対に形成される。
詳しく説明すると、第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置100は、図7および図8に示すように、カプラー110の分離部112を挟むように装着される固定レンチ部120'と、鉄筋Rを挟むように装着されて、連結端部146が回動ジョイント部142によって油圧ジャッキ160のロッド170の先端部に連結され、油圧ジャッキ160の往復移動をトルクに変換させる回動レンチ部140と、を備え、前記油圧ジャッキ160の作動で鉄筋Rがカプラー110によって自動締結される。
固定レンチ部120'の連結端部126は、固定ジョイント部130によって反力支持部180に連結され、前記反力支持部180はボディー部200に連結される。また、ボディー部200の内部にはトルク供給のための油圧ジャッキ160が受容され、前記油圧ジャッキ160の往復移動を案内する弧形ガイド溝224が形成される。このような構造は第1実施の形態と同様である。
第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置100により鉄筋Rを装着するカプラー110は、第1実施の形態と同様に、図2および図9のように、内側面にねじ締結部114aが形成されていないもので、鉄筋Rが挿入される分離部112を一方側に備える。他方側には、分離部112を通じて挿入された鉄筋Rのねじ連結部Raが内側面に設けられたねじ締結部114aに締結され、鉄筋Rが挿入締結される締結本体部114を備え、分離部112と締結本体部114の間に断面減少部116をさらに形成する。
したがって、鉄筋Rを締める作動が完了すれば、前記断面減少部116を通じて分離部112が締結本体部114からせん断破壊され、外部に鉄筋Rの締め作業が成功的に完了したことを示し、作業者はこれを肉眼で確認することができる。
第2実施の形態に係る自動カプラー締結装置100の固定レンチ部120'は、図7および図8に示すように、反力支持部180に固定ジョイント部130によって固定装着される連結端部126'を備え、前記連結端部126'から延在し、カプラー110の分離部112に係合するように第1ジョー122'が設けられた固定支持アーム124'を備える。
また、固定支持アーム124'の一方側には、カプラー110の分離部112を取り囲むように、拡開及び収縮自在にクラッチ支持アーム134'が回動ジョイント部132'により装着されるが、このクラッチ支持アーム134'には、カプラー110の分離部112に係合する第2ジョー136'が形成される。
したがって、図9に示すように、クラッチ支持アーム134'を広げて、分離部112を第1ジョー122'と第2ジョー136'との間に挟むことができる。言い換えると、一種のクイックレンチの機能を回動レンチ部140とともに有する。
固定レンチ部120'の第1ジョー122'および第2ジョー136'の歯車は、後術する回動レンチ部140の第3ジョー148および第4ジョー156の歯車と、反対の方向に配置される。
これは、固定レンチ部120'の場合、カプラーの分離部を回転しないように設けられるため、前記分離部が固定レンチ部120'により固定できるようになる。
そして、第1実施の形態と同様に、自動カプラー締結装置100の回動レンチ部140は、図7および図8に示すように、油圧ジャッキ160のロッド170の先端部に回動ジョイント部142によって連結される連結端部144を備え、連結端部144から延在し、鉄筋Rの外周面に係合する第3ジョー148が設けられた回動支持アーム146を備える。
さらに、回動支持アーム146の一方側には、鉄筋Rを取り囲むように拡開及び収縮自在に、クラッチ支持アーム150が回動ジョイント部142によって設けられ、クラッチ支持アーム150には、図4のように第3ジョー148と相互作用して鉄筋Rに係合する第4ジョー156が形成される。
クラッチ支持アーム150は、回動支持アーム146に対して広げて、鉄筋Rが第3ジョー148と第4ジョー156の間に挟まれるようにする。
第1実施の形態と同様に、回動レンチ部140は、図4および図9に示すように、第3ジョー148および第4ジョー156に直角面P1と傾斜面P2が連続して形成されている歯車を有する。
第3ジョー148および第4ジョー156は歯車の直角面P1と傾斜面P2が同一方向に形成され、鉄筋Rを第3ジョー148と第4ジョー156との間に挟んで固定させることになり、かつ、直角面P1と傾斜面P2が歯止め手段として作用する。
すなわち、第3ジョー148および第4ジョー156の歯車の直角面P1を利用して鉄筋Rが挟まれると、鉄筋Rを中心に回転させる場合、直角面P1が鉄筋Rの外面にかかり、鉄筋Rが第3ジョー148と第4ジョー156に固定して回転できるようになる。
一方、傾斜面P2を利用すると、鉄筋Rを中心に第3ジョー148と第4ジョー156の回転時、その周りを乗り越えて鉄筋Rを回転できなくなる。このため、第3ジョー148および第4ジョー156は、鉄筋Rを片方向にだけ回転させることができる。
固定レンチ部120'の第1ジョー122'および第2ジョー136'は、その間にカプラー110の分離部112を挟んで固定させ、回動レンチ部140の第3ジョー148と第4ジョー156は、鉄筋Rを挟んで回転させることにより、鉄筋Rを片方向にだけ回転させることができる。
一方、固定レンチ部120'と回動レンチ部140が装着されるボディー部200は、図7および図8のように、反力支持部180が固定ピン202aによって装着される固定連結フレーム204が、一方側に形成される。
固定連結フレーム204は、間隙を介して対向する複数の後方固定板206a、206bを有し、後方固定板206a、206bには、第1連結孔204aと第2連結孔204bが横方向に形成される。第1連結孔204aには、反力支持部180が固定ピン202aによって連結され、第2連結孔204bには、油圧ジャッキ160が固定ピン202bによって装着される。
固定連結フレーム204には、油圧ジャック受容フレーム210が一体的に形成される。第1実施の形態と同様に、油圧ジャック受容フレーム210は複数の後方固定板206a、206bの端部面と一体的に形成され、固定連結フレーム204から延在し、油圧ジャッキ160が受容される空間212が内側に有する。
また、油圧ジャック受容フレーム210の前方には、間隙を介して対向する複数の前方固定板222a、222bを有する回動支持ブロック220が一体的に形成され、複数の前方固定板222a、222bのそれぞれには、弧形ガイド溝224が設けられる。
油圧ジャック受容フレーム210の内部空間に装着される油圧ジャッキ160は、油圧供給部162が設けられたシリンダーボディー164を備え、シリンダーボディー164の一端部には固定連結部166が延在する。
固定連結部166には、ボディー部200の固定連結フレーム204の第1連結孔204aに挿入される固定ピン202aが貫通するように固定孔166aが形成され、シリンダーボディー164の他端部には、ロッド170が油圧供給部162によってその突出長さが伸縮するように形成される。
また、ロッド170の先端には、回動レンチ部140の回動ジョイント部142の連結端部144が回動ピン144aによって連結されるように回動孔172が形成され、ボディー部200の前方固定板222a、222bに設けられた弧形ガイド溝224に沿って回動ピン144aが案内移動するように連結される。
ボディー部200に設けられた弧形ガイド溝224は、図9に示すように、鉄筋Rを基準として回動レンチ部140の回動支持アーム146の長さを曲率半径Kとして形成され、油圧ジャッキ160の作動時、ロッド170の回動ピン144aが弧形ガイド溝224に沿って案内され、ロッド170に連結された回動支持アーム146が第3ジョー148および第4ジョー156に挟まれて固定された鉄筋Rにトルク力を加えて、油圧の供給方向により連続回転させるように構成される。
一方、ボディー部200に固定レンチ部120'を連結する反力支持部180は、両後方固定板206a、206bが内側に挿入されるように、互いに離れて、第1連結孔204aと第2連結孔204bに対応する第1固定孔184aと第2固定孔184bが設けられたボディー連結フレーム182を備える。
さらに、ボディー連結フレーム182には、固定レンチ部連結フレーム188が一体的に形成され、固定レンチ部120'の連結端部126が挟まれた状態で固定ピン188aが貫通するように固定孔190が形成されている。
このように、本発明の第2実施の形態によれば、図10のように、鉄筋Rを回転させるトルクを油圧ジャッキを利用して導入することによって、半自動で鉄筋Rの連結作業を行うことができ、作業者の負荷が大きく減り、作業生産性を画期的に向上することができる。
<第1実施の形態に係る自動締結装置とせん断破壊を誘導するカプラーを利用した部材の機械式連結方法>
第1実施の形態に係る部材連結方法について、図11(a)、図11(b)および図11(c)を参照して説明する。締結対象部材を鉄筋Rとし、締結部材をカプラー110として説明する。
本発明に係る鉄筋連結方法は、図6および図11(a)に示すように、先にカプラー110を利用して両方の鉄筋Rを一体に連結する。
上述したように、両方の鉄筋Rを連結するために使われるカプラー110は、図3に示すように、内側面にねじ締結部が形成されていないもので、鉄筋Rが挿入される分離部112を一方側に備え、分離部112を通じて挿入された鉄筋Rのねじ連結部Raが締結されるねじ締結部114aが内側面に設けられた、鉄筋Rが挿入締結される締結本体部114を他方側に備え、分離部112と締結本体部114の間には断面減少部116を形成することにより、回転力導入によってせん断破壊を誘導する断面減少部を有している(Torque Shear Coupler)。
カプラー110は締結本体部114の一方側に、鉄筋Rを螺合して締結する。鉄筋Rは分離部112を通じて挿入され、分離部112を通じて挿入された鉄筋Rのねじ連結部Raを締結本体部114の内側面に設けられたねじ締結部114aに螺合する。
また、カプラー110の分離部112は自動締結装置100の固定レンチ部120に挟んでその回転を防ぎ、分離部112が締結された鉄筋Rは自動締結装置100の回動レンチ部140に挟まれる。
このとき、固定レンチ部120は、図4および図5に示すように、レンチヘッド122はカプラー110の分離部112を挟んで固定し、レンチヘッド122から延在する固定支持部124の端部に設けられた連結端部126を、固定ジョイント部130により反力支持部180に固定装着させる。
また、回動レンチ部140は、図4および図5に示すように、油圧ジャッキ160のロッド170の先端部に回動ジョイント部144により連結される回動支持アーム146の第3ジョー148を鉄筋Rの外周面に位置させ、回動支持アーム146の一方側に回動可能に装着されたクラッチ支持アーム150の第4ジョー156を鉄筋Rに位置させて、クラッチ支持アーム150を広げて鉄筋Rを第3ジョー148と第4ジョー156の間で挟んで固定させる。
固定レンチ部120と回動レンチ部140を装着した後、図11(b)に示すように、自動締結装置100の油圧ジャック160を作動させて回動レンチ部140によるトルクによって鉄筋Rを回転させる。
油圧ジャッキ160は油圧供給部162が設けられたシリンダーボディー164から延長突出したロッド170の回動ピン144aが、ボディー部200の弧形ガイド溝224に沿って移動しながら回動レンチ部140を通じて鉄筋Rを回転させる。
この時、油圧ジャッキ160は、シリンダーボディー164の後段が固定連結部166により固定された状態で支持され、油圧作用力でロッド170がシリンダーボディー164から突出してその長さが伸縮することにより、鉄筋Rを中心に回動レンチ部140の回動支持アーム146が回転する。
この場合、回動支持アーム146に設けられた第3ジョー148と第4ジョー156は互いに相互作用して鉄筋Rを一方向に回転させる。
これで、回動レンチ部140の第3ジョー148および第4ジョー156を利用して鉄筋Rを固定した状態で油圧ジャッキ160を作動すると、ロッド170が前進し、弧形ガイド溝224を沿って案内される。
この時、第3ジョー148および第4ジョー156は歯車の直角面P1を利用して鉄筋Rを挟む状態になって、図4の実線で示すように、鉄筋Rを回転させる。
なお、上述したように鉄筋Rを回転させた後は、図11(c)に示すように、油圧ジャッキ160のロッド170は後進する。
すなわち、ロッド170が後進して、図11(c)の左側に示すように、弧形ガイド溝224を沿ってロッド170が案内される。
この時には、第3ジョー148と第4ジョー156が鉄筋Rを中心に反対方向に回転し、図4の点線で示すように、傾斜面P2を利用してその周りを乗り越えて鉄筋Rが回転することを阻止する。したがって、第3ジョー148および第4ジョー156は鉄筋Rを片方向にだけ回転することができる。
結果的に、回動レンチ部140により鉄筋Rが回転して、完全に締結本体部114の内部で両方の鉄筋Rが結合すると、鉄筋Rがそれ以上回転できなくなるが、この時には、回動レンチ部140により鉄筋Rに加えられるトルクが固定レンチ部120に固定されたカプラー110の分離部112に伝えられ、分離部112に鉄筋Rに加えられたトルクと反対方向の回転力が加えられる。
したがって、分離部112が回転しながら固定された状態の締結本体部114に対して断面減少部116を通じてせん断破壊される。
上述したように、本発明の鉄筋連結方法において、カプラー110の分離部112と締結本体部114が断面減少部116を通じて互いに分離することにより、締結本体部114内で締結される鉄筋Rのトルク量を肉眼で確認することができ、鉄筋Rの完全な結合を簡単に確認できるようになる。
上述のような本発明は、カプラー110を利用して鉄筋Rをねじ結合し、カプラー110の分離部112は固定レンチ部120に挟まれ、その回転を防ぎ、鉄筋Rは回動レンチ部140に挟まれた後、油圧ジャッキ160を作動させて回動レンチ部140によるトルクによって鉄筋Rを油圧作用力で回転させる。
したがって、カプラー110の締結本体部114に複数の鉄筋Rがねじ結合で連結し、回動レンチ部140により鉄筋Rに加えられるトルクが固定レンチ部120に固定されたカプラー110の分離部112に伝えられるようにして、鉄筋Rに加えられるトルクと反対方向の回転力を加えることによって、カプラー110の断面減少部116がせん断破壊されるようにする。
このように、本発明は鉄筋Rを回転させるトルクを油圧ジャッキを利用して導入することにより、半自動で鉄筋R連結作業を行うことができ、作業者の負荷を大きく減らし、作業生産性を画期的に向上することができる。
<第2実施の形態に係る自動締結装置とせん断破壊を誘導するカプラーを利用した部材の機械式連結方法>
第2実施の形態に係る部材連結方法について、図12(a)、図12(b)および図12(c)を参照して説明する。ここで、締結対象部材を鉄筋Rとし、締結部材をカプラー110として説明する。
第2実施の形態に係る部材連結方法は、第1実施の形態とは固定レンチ部に差がある。
詳しくは、本発明の第2実施の形態に係る鉄筋連結方法は、図10および図12(a)に示すように、先にカプラー110を利用して両方の鉄筋Rを一体に連結する。
このように、両方の鉄筋Rを連結するために採用されるカプラー110は、第1実施の形態と同様に、図8のように、内側面にねじ締結部が形成されていないもので、鉄筋Rが挿入される分離部112を一方側に備え、分離部112を通じて挿入された鉄筋Rのねじ連結部Raが締結されるねじ締結部114aが内側面に形成され、鉄筋Rが挿入締結される締結本体部114を他方側に備え、分離部112と締結本体部114との間には断面減少部116が形成されている。
カプラー110は、締結本体部114の一方側において、鉄筋Rとねじ結合される。鉄筋Rは、分離部112を通じて挿入され、分離部112を通じて挿入された鉄筋Rのねじ連結部Raを締結本体部114の内側面に設けられたねじ締結部114aに螺合する。
また、カプラー110の分離部112は、自動締結装置100の固定レンチ部120'に挟まれ、その回転が阻止され、分離部112は締結された鉄筋Rは自動締結装置100の回動レンチ部140に挟まれる。
ここで、固定レンチ部120'は、図8のように、反力支持部180に固定ジョイント部130によって固定装着される固定支持アーム124'の第1ジョー122'をカプラー110の分離部112に位置させ、固定支持アーム124'の一方側から拡開及び収縮自在に、回動ジョイント部132'によって装着されたクラッチ支持アーム134'の第2ジョー136'を分離部112に位置させて、クラッチ支持アーム134'を広げて、カプラー110の分離部112を第1ジョー122'と第2ジョー136'との間に挟むことができる。
また、回動レンチ部140は油圧ジャッキ160のロッド170の先端部に回動ジョイント部144によって連結される回動支持アーム146の第3ジョー148を鉄筋Rの外周面に位置させ、回動支持アーム146の一方側に回動可能に装着されたクラッチ支持アーム150の第4ジョー156を鉄筋Rに位置させて、クラッチ支持アーム150を広げて鉄筋Rを第3ジョー148と第4ジョー156との間に挟んで固定させる。
固定レンチ部120'と回動レンチ部140を装着した後、図12(b)に示すように、自動締結装置100の油圧ジャック160を、回動レンチ部140によるトルクによって鉄筋Rが回転するように作動させる。
油圧ジャッキ160は、油圧供給部162が設けられたシリンダーボディー164から延長突出したロッド170の回動ピン144aがボディー部200の弧形ガイド溝224に沿って移動しながら、油圧ジャッキ160が回動レンチ部140を通じて鉄筋Rを回転させる。
ここで、油圧ジャッキ160はシリンダーボディー164の後段が固定連結部166によって固定された状態で支持され、油圧作用力でロッド170がシリンダーボディー164から突出してその長さが伸縮することにより、鉄筋Rを中心に回動レンチ部140の回動支持アーム146が回転する。
このような場合、回動支持アーム146に設けられた第3ジョー148と第4ジョー156は相互作用して鉄筋Rを一方向に回転させる。
さらに、回動レンチ部140の第3ジョー148および第4ジョー156にて鉄筋Rを固定した状態で、油圧ジャッキ160を作動すると、ロッド170が前進し、弧形ガイド溝224に沿って案内される。
ここで、第3ジョー148および第4ジョー156は歯車の直角面P1を利用して鉄筋Rをつかむ状態になり、鉄筋Rを回転させる。
また、図12(c)に示すように、鉄筋Rを回転させた後は、油圧ジャッキ160のロッド170が後進することになる。 すなわち、ロッド170が後進し、図12(c)の左側に示されたように弧形ガイド溝224に沿ってロッド170が案内される。
この時は、第3ジョー148と第4ジョー156が鉄筋Rを中心に反対方向に回転し、図4の点線で示すように、傾斜面P2を利用してその周りを乗り越えて鉄筋Rが回転できないようにする。したがって、第3ジョー148および第4ジョー156は鉄筋Rを片方向にだけ回転できるようになる。
これで、回動レンチ部140によって鉄筋Rが回転し、完全に締結本体部114の内部で鉄筋Rどうしが結合すると、鉄筋Rがこれ以上回転できなくなるが、この時に、回動レンチ部140によって鉄筋Rに加えられるトルクが固定レンチ部120'に固定されたカプラー110の分離部112に伝えられ、分離部112に鉄筋Rに加えられたトルクと反対方向の回転力が加えられる。
したがって、分離部112が回転しながら、固定された状態の締結本体部114に対して断面減少部116を通じてせん断破壊される。
このように、本発明の第2実施の形態に係る鉄筋連結方法において、カプラー110の分離部112と締結本体部114が断面減少部116を通じて分離することにより、締結本体部114内で締結される鉄筋Rのトルク量を肉眼で確認することができ、鉄筋Rの完全な結合を簡単に確認できるようになる。
上記のように、本発明はカプラー110を利用して鉄筋Rをねじ結合し、カプラー110の分離部112を固定レンチ部120'に挟んで分離部112の回転を防止し、鉄筋Rを回動レンチ部140に挟んだ後に、油圧ジャッキ160を作動させて回動レンチ部140によるトルクによって鉄筋Rを油圧作用力で回転させる。
また、カプラー110の締結本体部114に複数の鉄筋Rがねじ結合のよって連結されるようにし、回動レンチ部140によって鉄筋Rに加えられるトルクが固定レンチ部120'に固定されたカプラー110の分離部112に伝えられるようにして、鉄筋Rに加えられるトルクと反対方向の回転力を加えることにより、カプラー110の断面減少部116がせん断破壊することになる。
このように、本発明の第2実施の形態においても、鉄筋Rを回転させるトルクを、油圧ジャッキを利用して導入することにより、半自動で鉄筋Rの連結作業を行うことができるため、作業者の負荷を大きく減らし、作業生産性を画期的に向上することが出来る。
図面を参照しながら上述した本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を限定するように解釈されてはいけない。本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に記載された事項だけによって制限され、本発明の技術分野において通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想を多様な形態で改良変更することが可能である。したがって、このような改良および変更は通常の知識を有する者に自明なことである限り、本発明の保護範囲に属する。
例えば、締結部材と締結対象部材は、カプラーと鉄筋ではないナットと鉄筋、パイプとパイプなどに対し、本発明の自動カプラー締結装置を利用することができる。
10、30 従来のカプラー
21、22、R 鉄筋
11、31 孔
32、116 断面減少部
33、112 分離部
34、114 締結本体部
41 工具
100 自動カプラー締結装置
110 カプラー
120、120' 固定レンチ部
122' 第1ジョー
136' 第2ジョー
140 回動レンチ部
148 第3ジョー
156 第4ジョー
160 油圧ジャック
180 反力支持部
200 ボディー部
224 弧形ガイド溝
300 鉄筋連結方法
P1 直角面
P2 傾斜面
K 曲率

Claims (22)

  1. 油圧ジャッキを利用した自動カプラー締結装置であって、
    カプラーを含む締結部材を挟むように装着された固定レンチ部と、
    前記固定レンチ部の連結端部が固定ジョイント部によって装着された反力支持部と、
    前記反力支持部に固定装着され、トルク供給のための油圧ジャッキが受容され、前記油圧ジャッキの往復移動を案内する弧形ガイド溝が設けられたボディー部と、
    鉄筋を含む締結対象部材を挟むように装着され、回動ジョイント部によって前記油圧ジャッキのロッドの先端部に連結される連結端部を有し、前記油圧ジャッキの往復移動をトルクに変換する回動レンチ部と、
    を備え、
    前記油圧ジャッキの動作により、前記締結対象部材が前記締結部材に自動的に締結されることを特徴とする自動カプラー締結装置。
  2. 前記締結部材は、カプラーであり、
    前記カプラーは、
    内側面にねじ締結部が形成されていない、鉄筋が挿入される分離部と、
    前記分離部を通じて挿入された前記締結対象部材のねじ連結部を締結するねじ締結部が内側面に設けられた、前記締結対象部材を挿入締結する締結本体部と、
    前記分離部と前記締結本体部との間に設けられる断面減少部と、
    を備え、
    前記締結対象部材は、鉄筋である
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動カプラー締結装置。
  3. 前記固定レンチ部は、
    前記締結部材を挟むレンチヘッドと、
    前記レンチヘッドから延在する固定支持部と、
    前記固定支持部の端部に貫通孔が設けられた連結端部と、
    を備え、
    前記貫通孔と反力支持部を貫通する固定ジョイント部によって前記固定レンチ部が前記反力支持部に固定装着される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動カプラー締結装置。
  4. 前記固定レンチ部は、
    前記反力支持部に固定ジョイント部によって固定装着される連結端部と、前記連結端部から延在し、締結部材と係合する第1ジョーが設けられた固定支持アームと、
    前記固定支持アームの一方側に、前記締結部材を取り囲むように拡開及び収縮自在に、回動ジョイントによって装着され、前記締結部材と係合する第2ジョーが設けられたクラッチ支持アームと、
    を備え、
    前記クラッチ支持アームを広げて、前記締結部材が前記第1ジョーと第2ジョーとの間に挟まれるようにする
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動カプラー締結装置。
  5. 前記回動レンチ部は、
    前記油圧ジャッキのロッドの先端部に前記回動ジョイント部によって連結される連結端部と、前記連結端部から延在し、前記締結対象部材の外周面に係合する第3ジョーが設けられた回動支持アームと、
    前記回動支持アームの一方側に、前記締結対象部材を取り囲むように拡開及び収縮自在に、前記回動ジョイント部によって装着され、前記締結対象部材に係合する第4ジョーが設けられたクラッチ支持アームと、
    を備え、
    前記クラッチ支持アームを広げて、前記締結対象部材が前記第3ジョーと第4ジョーと間に挟まれるようにする
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動カプラー締結装置。
  6. 前記ボディー部は、
    前記反力支持部を固定ピンによって装着する第1連結孔と、前記油圧ジャッキを固定ピンによって装着する第2連結孔が形成された複数の後方固定板を有し、前記複数の後方固定板は、間隙を介して対向するように配置された固定連結フレームと、
    前記固定板の端部面と一体的に形成され、前記固定連結部から延在し前記油圧ジャッキが受容される空間が形成される油圧ジャック受容フレームと、
    前記油油圧ジャック受容フレームの端部に弧形ガイド溝が設けられる複数の前方固定板を有し、前記複数の前方固定板は、間隙を介して対向するように配置された回動支持ブロックと、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動カプラー締結装置。
  7. 前記反力支持部は、
    前記両固定板が内側に挿入されるように離隔され、第1連結孔と第2連結孔に対応する第1固定孔と第2固定孔が設けられたボディー連結フレームと、
    前記ボディー連結フレームと一体的に形成され、前記固定レンチ部の連結端部が挟まれて固定ピンによって貫通されるように固定孔が設けられた固定レンチ部連結フレームと、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動カプラー締結装置。
  8. 前記油圧ジャックは、
    油圧供給部が設けられたシリンダーボディーと、
    前記シリンダーボディーの一端部に延長突出した連結部で、固定連結フレームの第1連結孔に挿入された固定ピンが貫通されるように固定孔が設けられた固定連結部と、
    前記油圧ジャッキの他端部から油圧供給部によって突出の長さが延長および縮小され、前記回動ジョイント部の連結端部を回動ピンによって連結するように回動孔が形成され、前記ボディー部の弧形ガイド溝に沿って移動するロッドと
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動カプラー締結装置。
  9. 前記固定レンチ部の第1ジョーおよび第2ジョーは、前記回動レンチ部の第3ジョーおよび第4ジョーの歯車とその配置方向がそれぞれ反対に形成される
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動カプラー締結装置。
  10. 前記第3ジョーおよび第4ジョーのそれぞれは、直角面と傾斜面が連続して形成された歯車を有し、前記第3ジョーおよび第4ジョーは前記歯車の直角面と傾斜面が互いに同一方向に設けられ、前記締結対象部材を第3ジョーと第4ジョーに挟んで固定した状態で、前記歯車の直角面を利用して前記締結対象部材を挟んで回転させ、前記傾斜面を利用して前記締結対象部材の周りを乗り越えて前記締結対象部材を片方向に回転させる歯止め手段として作用する
    ことを特徴とする請求項5に記載の自動カプラー締結装置。
  11. 前記ボディー部に設けられた弧形ガイド溝は、前記締結対象部材を基準として回動レンチ部の回動支持アーム長さを曲率半径として形成され、前記油圧ジャッキの作動時、前記弧形ガイド溝に沿って案内されて移動する回動支持アームが、第3ジョーおよび第4ジョーに挟まれ固定された前記締結対象部材にトルク力を加え、油圧の供給方向によって連続回転させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の自動カプラー締結装置。
  12. カプラーを含む締結部材を挟むように装着された固定レンチ部と、前記固定レンチ部の連結端部が固定ジョイント部によって装着された反力支持部と、前記反力支持部に固定装着され、トルク供給のための油圧ジャッキが受容され、前記油圧ジャッキの往復移動を案内する弧形ガイド溝が設けられたボディー部と、締結対象部材を挟むように装着され、回動ジョイント部によって前記油圧ジャッキのロッドの先端部に連結される連結端部を有し、前記油圧ジャッキの往復移動をトルクに変換する回動レンチ部と、を備える自動締結装置を利用して締結部材を、鉄筋を含む締結対象部材に一体的に連結し、
    前記締結部材は、前記自動締結装置の固定レンチ部に挟んで、前記締結部材の回転を防ぎ、
    前記締結対象部材は、前記自動締結装置の回動レンチ部に挟み、
    前記自動締結装置の前記油圧ジャッキを作動させて回動レンチ部によるトルクによって締結対象部材を回転させることにより、前記締結部材に前記締結対象部材をねじ結合し、
    前記回動レンチ部によって締結対象部材に加えられるトルクが前記固定レンチ部に固定された前記締結部材に伝えられ、前記締結部材に前記トルクと反対方向の回転力を加えるステップ
    を含むことを特徴とする、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  13. 前記締結部材はカプラーであり、前記締結対象部材は鉄筋であって、前記カプラーは、内側面にねじ締結部が形成されていない、鉄筋が挿入される分離部と、前記分離部を通じて挿入された前記締結対象部材のねじ連結部を締結するねじ締結部が内側面に設けられた、前記締結対象部材を挿入締結する締結本体部と、前記分離部と前記締結本体部との間に設けられる断面減少部と、備え、
    前記自動締結装置の固定レンチ部には前記カプラーの分離部を挟み、自動締結装置の回動レンチ部には前記鉄筋を挟み、
    前記回動レンチ部により鉄筋に加えられるトルクが前記固定レンチ部に固定されたカプラーの分離部に伝えられ、前記分離部に前記トルクと反対方向の回転力を加えることにより、カプラーの断面減少部がせん断破壊されるようにして、カプラーの分離部と締結本体部を互いに分離することにより、前記締結本体部に締結される鉄筋のトルク量を肉眼で確認できる
    ことを特徴とする請求項12に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  14. 前記固定レンチ部は、
    前記締結部材を挟むレンチヘッドと、
    前記レンチヘッドから延在する固定支持部と、
    前記固定支持部の端部に貫通孔が設けられた連結端部と、
    を備え、
    前記貫通孔と反力支持部を貫通する固定ジョイント部によって前記固定レンチ部が前記反力支持部に固定装着される
    ことを特徴とする請求項12に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  15. 前記固定レンチ部は、
    前記反力支持部に固定ジョイント部によって固定装着される連結端部と、前記連結端部から延在し、締結部材と係合する第1ジョーが設けられた固定支持アームと、
    前記固定支持アームの一方側に、前記締結部材を取り囲むように拡開及び収縮自在に、回動ジョイントによって装着され、前記締結部材と係合する第2ジョーが設けられたクラッチ支持アームと、
    を備え、
    前記クラッチ支持アームを広げて、前記締結部材が前記第1ジョーと第2ジョーとの間に挟まれるようにする
    ことを特徴とする請求項12に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  16. 前記回動レンチ部は、
    前記油圧ジャッキのロッドの先端部に前記回動ジョイント部によって連結される連結端部と、前記連結端部から延在し、前記締結対象部材の外周面に係合する第3ジョーが設けられた回動支持アームと、
    前記回動支持アームの一方側に、前記締結対象部材を取り囲むように拡開及び収縮自在に、前記回動ジョイント部によって装着され、前記締結対象部材に係合する第4ジョーが設けられたクラッチ支持アームと、
    を備え、
    前記クラッチ支持アームを広げて、前記締結対象部材が前記第3ジョーと第4ジョーと間に挟まれるようにする
    ことを特徴とする請求項12に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  17. 前記ボディー部は、
    前記反力支持部を固定ピンによって装着する第1連結孔と、前記油圧ジャッキを固定ピンによって装着する第2連結孔が形成された複数の後方固定板を有し、前記複数の後方固定板は、間隙を介して対向するように配置された固定連結フレームと、
    前記固定板の端部面と一体的に形成され、前記固定連結部から延在し前記油圧ジャッキが受容される空間が形成される油圧ジャック受容フレームと、
    前記油油圧ジャック受容フレームの端部に弧形ガイド溝が設けられる複数の前方固定板を有し、前記複数の前方固定板は、間隙を介して対向するように配置された回動支持ブロックと、
    を備える
    ことを特徴とする請求項12に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  18. 前記反力支持部は、
    前記両固定板が内側に挿入されるように離隔され、第1連結孔と第2連結孔に対応する第1固定孔と第2固定孔が設けられたボディー連結フレームと、
    前記ボディー連結フレームと一体的に形成され、前記固定レンチ部の連結端部が挟まれて固定ピンによって貫通されるように固定孔が設けられた固定レンチ部連結フレームと、
    を備える
    ことを特徴とする請求項12に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  19. 前記油圧ジャックは、
    油圧供給部が設けられたシリンダーボディーと、
    前記シリンダーボディーの一端部に延長突出した連結部で、固定連結フレームの第1連結孔に挿入された固定ピンが貫通されるように固定孔が設けられた固定連結部と、
    前記油圧ジャッキの他端部から油圧供給部によって突出の長さが延長および縮小され、前記回動ジョイント部の連結端部を回動ピンによって連結するように回動孔が形成され、前記ボディー部の弧形ガイド溝に沿って移動するロッドと
    を備える
    ことを特徴とする請求項12に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  20. 前記固定レンチ部の第1ジョーおよび第2ジョーは、前記回動レンチ部の第3ジョーおよび第4ジョーの歯車とその配置方向がそれぞれ反対に形成される
    ことを特徴とする請求項15に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  21. 前記第3ジョーおよび第4ジョーのそれぞれは、直角面と傾斜面が連続して形成された歯車を有し、前記第3ジョーおよび第4ジョーは前記歯車の直角面と傾斜面が互いに同一方向に設けられ、前記締結対象部材を第3ジョーと第4ジョーに挟んで固定した状態で、前記歯車の直角面を利用して前記締結対象部材を挟んで回転させ、前記傾斜面を利用して前記締結対象部材の周りを乗り越えて前記締結対象部材を片方向に回転させる歯止め手段として作用する
    ことを特徴とする請求項16に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
  22. 前記ボディー部に設けられた弧形ガイド溝は、前記締結対象部材を基準として前記回動レンチ部の回動支持アーム長さを曲率半径として形成され、前記油圧ジャッキの作動時、前記弧形ガイド溝に沿って案内されて移動する回動支持アームが、第3ジョーおよび第4ジョーに挟まれ固定された前記締結対象部材にトルク力を加え、油圧の供給方向によって連続回転させる
    ことを特徴とする請求項17に記載の、自動締結装置を利用した部材の機械式連結方法。
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