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JP2011233835A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Kuniaki Sugiura
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Abstract


【課題】記憶素子の下にあるコンタクトプラグの上面の平坦性を改善し、信頼性の高い半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、半導体基板と、半導体基板上に設けられた複数のスイッチングトランジスタと、隣接する2つのスイッチングトランジスタ間に埋め込まれ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの各ゲートから絶縁されかつ該隣接する2つのスイッチングトランジスタのソースまたはドレインに電気的に接続され、上面がスイッチングトランジスタの上面よりも高い位置にあるコンタクトプラグと、コンタクトプラグの上面上に設けられ、データを記憶する記憶素子と、記憶素子上に設けられた配線とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、強誘電体メモリ装置およびその製造方法に関する。
記憶素子として抵抗変化素子を利用したMRAM(magnetic random access memory)等の半導体メモリが開発されている。MRAMは、磁気抵抗(magnetoresistive)効果を利用してメモリセルにデータ“1”またはデータ“0”を蓄積させるメモリであり、不揮発性、高速動作、高集積性、高信頼性を兼ね備える。従って、MRAMは、SRAM、PSRAM(Pseudo SRAM)、DRAMなどに代わるメモリデバイスの候補として有力である。
磁気抵抗効果のうち、トンネル磁気抵抗(TMR: tunneling magnetoresistive)効果を示す素子を用いたMRAMが数多く報告されている。TMR効果を利用したMTJ(magnetic tunnel junction)素子は、2枚の強磁性層とこれらに挟まれた非磁性層(絶縁薄膜)とからなる積層構造を有し、スピン偏極トンネル効果による磁気抵抗の変化によりデジタルデータを記憶する。MTJ素子は、2枚の強磁性層の磁化配列によって、低抵抗状態と高抵抗状態とを取り得る。低抵抗状態をデータ“0”と定義し、高抵抗状態をデータ“1”と定義すれば、MTJ素子に1ビットデータを記録することができる。
近年、MRAMは、データの記憶容量の増大化、消費電力の削減、製造コストの低減のために微細化が進んでいる。MRAMを微細化する手段の1つとして、隣接する2つのスイッチングトランジスタ間のコンタクトプラグ上にMTJ素子を配置する構成がある。この場合、コンタクトプラグの上面の平坦性(ラフネス)がMTJ素子の電気特性および磁気特性に影響する。
通常、スイッチングトランジスタ間の溝のアスペクト比は、素子の微細化およびワード線の低抵抗化のために大きく形成されている。従って、コンタクトプラグの材料としての導電材料(例えば、タングステン)を隣接するスイッチングトランジスタ間に埋め込んだときに、コンタクトプラグ内にボイドおよび/またはシームが生じる。このボイドおよび/またはシームは、コンタクトプラグの上面において、ディップの原因となり、コンタクトプラグの上面の平坦性に悪影響を与える。
コンタクトプラグの上面の平坦性が悪い場合、コンタクトプラグの上面の凹凸形状がコンタクトプラグ上のMTJ素子に転写される。即ち、MTJ素子の2枚の強磁性層に挟まれた絶縁薄膜の平坦性も悪化する。この場合、MTJ素子に電圧を印加したときに、その絶縁薄膜の局所に電界が集中し、絶縁薄膜が破壊されるおそれがある。従って、コンタクトプラグの上面の平坦性は、MTI素子の電気特性および磁気特性に悪影響を与え、MRAMの信頼性に関わる。
また、コンタクトプラグの上面に大きなディップがある場合、リソグラフィのアライメントずれ等により、コンタクトプラグ上のMTJ素子が基板表面に対して傾斜する場合がある。MTJ素子が傾斜していると、MTJ素子を被覆する保護膜等がMTJ素子に偏った応力を与え、MTJ素子の電気特性または磁気特性を劣化させる可能性がある。従って、MTJ素子の傾斜も、MRAMの信頼性に影響を与える。
特開2008−98365号公報
記憶素子の下にあるコンタクトプラグの上面の平坦性を改善し、信頼性の高い半導体記憶装置を提供する。
本実施形態に従った半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた複数のスイッチングトランジスタと、隣接する2つの前記スイッチングトランジスタ間に埋め込まれ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの各ゲートから絶縁されかつ該隣接する2つのスイッチングトランジスタのソースまたはドレインに電気的に接続され、上面が前記スイッチングトランジスタの上面よりも高い位置にあるコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグの上面上に設けられ、データを記憶する記憶素子と、前記記憶素子上に設けられた配線とを備えている。
本実施形態に従った半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に複数のスイッチングトランジスタを形成し、導電性のプラグ材料を、隣接する2つの前記スイッチングトランジスタの間に埋め込み、かつ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの上面上にも堆積し、前記プラグ材料を前記スイッチングトランジスタの上面上に残存させたまま、前記プラグ材料の表面を平坦化し、データを記憶する記憶素子の材料を前記プラグ材料上に堆積し、前記記憶素子の材料上にマスク材料を堆積し、前記マスク材料を前記記憶素子のパターンに加工し、前記マスク材料をマスクとして用いて前記スイッチングトランジスタの上面が露出するまで前記記憶素子および前記プラグ材料をエッチングすることを具備する。
他の実施形態に従った半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に複数のスイッチングトランジスタを形成し、導電性のプラグ材料を、隣接する2つの前記スイッチングトランジスタの間に埋め込み、かつ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの上面上にも堆積し、前記プラグ材料上に第1のマスク材料を堆積し、前記第1のマスク材料を、前記隣接する2つのスイッチングトランジスタの間の前記プラグ材料上に残存させるように加工し、前記第1のマスク材料をマスクとして用いて、前記プラグ材料をエッチングして前記スイッチングトランジスタのソースまたはドレインに電気的に接続されるコンタクトプラグを形成し、前記第1のマスク材料の除去後、前記コンタクトプラグを被覆するように層間絶縁膜を堆積し、前記コンタクトプラグの上面が露出するまで前記層間絶縁膜を研磨し、データを記憶する記憶素子の材料を前記コンタクトプラグ上に堆積し、第2のマスク材料を前記記憶素子の材料上に堆積し、前記第2のマスク材料を、前記コンタクトプラグの上面の平面レイアウトより大きな平面レイアウトを有するように加工し、前記第2のマスク材料をマスクとして用いて、前記記憶素子の材料をエッチングし、前記コンタクトプラグの上面よりも大きな底面を有する前記記憶素子を形成することを具備する。
他の実施形態に従った半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板上に複数のスイッチングトランジスタを形成し、導電性のプラグ材料を、隣接する2つの前記スイッチングトランジスタの間に埋め込み、かつ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの上面上にも堆積し、前記プラグ材料を前記スイッチングトランジスタの上面上に残存させたまま、前記プラグ材料の表面を平坦化し、データを記憶する記憶素子の材料を前記プラグ材料上に堆積し、前記記憶素子の材料上にマスク材料を堆積し、前記マスク材料を前記記憶素子のパターンに加工し、前記マスク材料をマスクとして用いて前記プラグ材料が露出するまで前記記憶素子の材料をエッチングして、前記記憶素子を形成し、前記記憶素子の側面に側壁層を形成し、前記記憶素子および前記側壁膜をマスクとして用いて、前記プラグ材料を、前記スイッチングトランジスタの上面が露出するまでエッチングすることを具備する。
第1の実施形態に従ったMRAMのメモリセルアレイの構成の一例を示す等価回路図。 第1の実施形態のMRAMのメモリセルアレイの構成の一例を示す平面レイアウト図。 図2の3−3線に沿って切断したメモリセルMCの断面図。 第1の実施形態に従ったMRAMの製造方法を示す断面図。 図4に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図5に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図6に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図7に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図8に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 第2の実施形態に従ったMRAMのドレインコンタクトDCの一部を示す断面図。 第3の実施形態に従ったMRAMの製造方法を示す断面図。 図11に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図12に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図13に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図14に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図15に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 第4の実施形態によるMRAMの製造方法を示す断面図。 図17に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図18に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。 図19に続く、MRAMの製造方法を示す断面図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
以下の実施形態は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:magnetic random access memory)、抵抗ランダムアクセスメモリ(ReRAM:resistance random access memory)、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM:phase-change random access memory)、強誘電体メモリ(FeRAM:ferroelectoric random access memory)など様々な種類のメモリに用いることができる。以下の実施形態では、MRAMを抵抗変化型メモリの一例として説明する。MRAMは、トンネル磁気抵抗(TMR:tunneling magnetoresistive)効果を利用するMTJ(magnetic tunnel junction)素子を記憶素子として備え、このMTJ素子の磁化状態により情報を記憶するメモリである。データの書き換えは、スピン注入方式でよい。スピン注入方式は、磁化の向きが片方に偏極した電子をMTJ素子に流すことによって、MTJ素子の磁化を直接書き換える方式である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従ったMRAMのメモリセルアレイの構成の一例を示す等価回路図である。メモリセルアレイは、複数のMRAMセル(メモリセルMC)をマトリクス状に二次元配置することにより構成されている。ワード線WLi(iは整数)は、第1の方向に延伸している。ビット線BLiおよびソース線SLiは、第1の方向に対して直交する第2の方向に延伸しいている。
MRAMセルは、MTJ素子と、スイッチングトランジスタTriとを備えている。記憶素子としてのMTJ素子は、固定層、トンネルバリア層、記録層を順次積層して構成された抵抗変化素子である。固定層および記録層は、強磁性体で構成されており、トンネルバリア層は、絶縁膜からなる。固定層は、磁化の向きが固定されている層であり、記録層は、磁化の向きが可変であり、その磁化の向きによってデータを記憶する。
スイッチングトランジスタTriは、データ書込み動作またはデータ読出し動作においてMTJ素子を選択するために設けられている。尚、図1においては、簡単のために、MTJ素子、スイッチングトランジスタ、ワード線、ビット線およびソース線の各一部についてのみ、参照符号を付してある。
図1において、MTJ1およびMTJ2はMTJ素子、Tr1〜Tr4はスイッチングトランジスタ、WL1〜WL6はワード線、SL1およびSL2はソース線、BLはビット線を示している。
本実施形態では、1つのMRAMセルは、1つのMTJ素子と、2つのスイッチングトランジスタとで構成されている。スイッチングトランジスタTr1のゲートは、ワード線WL1に接続されている。スイッチングトランジスタTr2のゲートは、ワード線WL1に隣接するワード線WL2に接続されている。スイッチングトランジスタTr1、Tr2の各ソースは、共にソース線SL1に接続されている。スイッチングトランジスタTr1、Tr2の各ドレインは拡散層を共有している(共通ドレイン)。また、スイッチングトランジスタTr1およびTr2の各ドレインは、MTJ素子MTJ1の下部強磁性体層(例えば、固定層)に接続されている。MTJ素子MTJ1の上部強磁性体層(例えば、記録層)は、配線を介して、ソース線SL1に隣接するビット線BLに接続されている。
第1のMOSトランジスタTr1と第2のMOSトランジスタTr2とMTJ素子MTJ1とで1つのMRAMセル(メモリセルMC)が構成されている。そして、ワード線、ビット線およびソース線に印加される電圧を制御することにより、メモリセルMCからデータの書き込み及び読み出しを行う。
同様に、スイッチングトランジスタTr3、Tr4の各ソースは、共にソース線SL2に接続されている。ソース線SL2は、ソース線SL1とは反対側においてビット線BLと隣接する。スイッチングトランジスタTr3、Tr4の各ゲートはそれぞれワード線WL1、WL2に接続されている。スイッチングトランジスタTr3、Tr4の各ドレイン(共通ドレイン)は、MTJ素子MTJ2の下部強磁性体層に接続されている。MTJ素子MTJ2の上部強磁性体層は、配線を介して、ビット線BLに接続されている。MTJ素子MTJ2の上部強磁性体層は、MTJ素子MTJ1の上部強磁性体層と共通にビット線BLに接続されている。
スイッチングトランジスタTr1〜Tr4およびMTJ素子MTJ1およびMTJ2によって2つのメモリセルMCが構成されている。ビット線BLおよびワード線WLを共有するメモリセルMCのペアがセルユニットCUを構成する。複数のセルユニットCUが、ワード線WL1とWL2との間、ワード線WL3とWL4との間、ワード線WL5とWL6との間に設けられている。
図2は、第1の実施形態のMRAMのメモリセルアレイの構成の一例を示す平面レイアウト図である。ローカル配線LICは、1つのセルユニットCU内の2つのメモリセルMCの各上部強磁性体層に接続されており、かつ、ビット線コンタクトBCを介してビット線BLに接続されている。これにより、各セルユニットCU内の2つのメモリセルMCの各上部強磁性体層は、ビット線BLに共通に接続される。
スイッチングトランジスタTriは、第2の方向に延伸するアクティブエリアAAに形成されている。スイッチングトランジスタTriは、第2の方向において隣接するスイッチングトランジスタTr(i−1)またはTr(i+1)とドレインコンタクトDCまたはソースコンタクトSCを共有する。従って、図2に示すように、各アクティブエリアAAにおいて、DCとSCとが交互に配列されている。
ドレインコンタクトDCは、MTJ素子MTJ1、MTJ2の直下に形成されたコンタクトプラグである。ドレインコンタクトDCは、スイッチングトランジスタTr1とTr2との間に埋め込まれ、スイッチングトランジスタTr1、Tr2のドレインに共通に接続されている。
ソースコンタクトSCは、スイッチングトランジスタTr1とTr2との間に埋め込まれたコンタクトプラグであり、スイッチングトランジスタTr1、Tr2のソースに共通に接続されている。
破線枠の領域は1メモリセルMCの単位領域を示しており、この単位領域の平面サイズは3F×4F(Fは最小加工寸法)の12Fである。活性領域AAの第1の方向における幅は2Fである。隣接する2つの活性領域AAで挟まれたSTI(Shallow Trench Isolation)領域の第1の方向における幅はFである。しかし、メモリセルMC等の平面サイズは、これらに限定されず、より小さな寸法であってもよい。また、メモリセルMCおよびセルユニットCUの構成も図1および図2に示された構成に限定されない。例えば、スイッチングトランジスタのIonを大きくすることができれば、メモリセルMCにおいて、MTJ素子およびスイッチングトランジスタは、1対1に対応した構成であってもよい。
図3は、図2の3−3線に沿って切断したメモリセルMCの断面図である。第2の方向に配列された複数のスイッチングトランジスタTr1およびTr2が半導体基板10上に設けられている。
スイッチングトランジスタTr1およびTr2は、それぞれソース層Sと、ゲート絶縁膜20と、ゲートGと、ワード線WLと、保護膜30とを含む。ドレイン層Dは、スイッチングトランジスタTr1およびTr2に共有されている。スイッチングトランジスタTr1およびTr2は、ドレイン層Dを挟んで、第2の方向に互いに隣接している。
半導体基板10は、例えば、p型シリコン基板である。ソース層Sおよびドレイン層Dは、例えば、n型拡散層である。ゲートGは、ゲート絶縁膜20上に設けられており、ゲート絶縁膜20によって半導体基板10から絶縁されている。ゲートGは、例えば、ドープトポリシリコン等の導電性材料から成る。ワード線WLは、ゲートGの上に設けられており、例えば、タングステン等の導電性材料から成る。ワード線WLは、ソース線SLおよびビット線BLと直交する第2の方向(図3の紙面に対して垂直方向)に延伸している。保護膜30は、ワード線WLの上に設けられており、例えば、シリコン窒化膜等の絶縁膜から成る。
ゲートG、ワード線WLおよび保護膜30の側面には、側壁膜40が設けられている。側壁膜40は、例えば、シリコン窒化膜等の絶縁膜から成る。
バリア膜50が側壁膜40、ソース層S、ドレイン層D上に設けられている。バリア膜50は、例えば、チタンおよび窒化チタンの積層膜等の導電性材料から成る。バリア膜50は、ドレインコンタクトDCおよびソースコンタクトSC1の金属材料(例えば、タングステン)と半導体基板10とが直接接触することを回避する。これにより、ドレインコンタクトDCの金属材料が半導体基板10へ拡散することを抑制し、かつ、半導体基板10を保護することができる。
コンタクトプラグとしてのドレインコンタクトDCは、スイッチングトランジスタTr1とTr2との間に埋め込まれており、バリア膜50を介してドレイン層Dに電気的に接続されている。また、ドレインコンタクトDCは、保護膜30および側壁膜40によって、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の各ワード線WLおよび各ゲートGから電気的に絶縁されている。つまり、ドレインコンタクトDCは、ワード線WLおよびゲートGからの絶縁状態を維持したまま、ドレイン層Dに電気的に接続されている。
コンタクトプラグとしてのソースコンタクトSC1は、隣接するスイッチングトランジスタ間に埋め込まれており、バリア膜50を介してソース層Sに電気的に接続されている。また、ソースコンタクトSC1は、保護膜30および側壁膜40によって、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の各ワード線WLおよび各ゲートGから電気的に絶縁されている。つまり、ソースコンタクトSC1は、ワード線WLおよびゲートGからの絶縁状態を維持したまま、ソース層Sに電気的に接続されている。
ドレインコンタクトDCの上面UF2は、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面(保護膜30の上面)UF1よりも高い位置にある。これは、ドレインコンタクトDC内のボイド60およびシーム70がドレインコンタクトDCの上面UF2の平坦性(ラフネス)に悪影響を与えないようにするためである。即ち、本実施形態は、ドレインコンタクトDCの上面UF2の平坦性を良好にするために、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1よりも高い位置までドレインコンタクトDCを形成している。尚、ソースコンタクトSC1の上面はスイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1と同じ高さである。
MTJ素子は、ドレインコンタクトDCの上面UF2上に形成されている。MTJ素子は、固定層、トンネルバリア膜および記録層の順に積層されている。トンネルバリア膜は、例えば、酸化マグネシウム等の絶縁薄膜から成る。固定層の磁化方向は固定されている。よって、MTJ素子は、記録層の磁化方向によってデータを記憶する。
MTJ素子上には、ハードマスクとしても機能する導電性の電極80が設けられている。電極80は、例えば、Ta、TiAlxNy、TaN、TiN、WN、Wから成る単層膜または積層膜である。
保護膜90が、電極80、MTJ素子およびドレインコンタクトDCの上部の各側面、並びに、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1上に設けられている。保護膜90は、例えば、シリコン窒化膜から成る。
層間絶縁膜ILD1が保護膜90上に設けられている。
ローカル配線LICが電極80、保護膜90および層間絶縁膜LIC1に設けられている。ローカル配線LICは、第1の方向に延伸しており、第1の方向に隣接するMTJ素子の記録層と電気的に接続されている。
層間絶縁膜ILD2がローカル配線LIC上に設けられており、層間絶縁膜ILD2上にソース線SLが設けられている。ソース線SLは、ソースコンタクトSC1、SC2を介してスイッチングトランジスタTr1、Tr2のソース層Sに電気的に接続されている。
本実施形態によれば、ドレインコンタクトDCの上面UF2は、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1よりも高い位置にある。従来のドレインコンタクトは、コンタクト材料を隣接するスイッチングトランジスタ間に埋め込んだ後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)を用いて、スイッチングトランジスタの上面(保護膜30の上面)が露出するまでコンタクト材料を研磨する。従って、ドレインコンタクトの上面とスイッチングトランジスタの上面とは、ほぼ同じ高さレベルにあった。しかし、この場合、ボイド60によって、ドレインコンタクトの上面の平坦性が悪くなり、上述の通り、MTJ素子の信頼性に悪影響を及ぼしていた。
本実施形態は、ドレインコンタクトDCをスイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1よりも高い位置まで残存させることによって、ボイド60がドレインコンタクトDCの上面UF2に与える影響を軽減させることができる。その結果、上面UF2の平坦性(ラフネス)を良好にすることができ、メモリの信頼性を改善することができる。
ここで、上面UF2の平坦性(ラフネス)とは、上面UF2の凹凸を平坦に均した平均面を基準として、該平均面からの凹凸の高さ(深さ)の絶対値を平均した値である。例えば、平均面からの凹凸の高さ(深さ)を所定の間隔で測定し、測定された高さ(深さ)を平均する。このとき、凸部の高さおよび凹部の深さを絶対値で平均する。これにより、平坦性は、平均面からの凹凸の度合いを表す。
本実施形態では、例えば、MTJ素子の厚みが約50nmであり、上面UF2の大きさが約50×50nmであるときに、上面UF2の平坦性(ラフネス)は、0.2nm以下であることが好ましい。このときに、MTJ素子の磁気特性および電気特性の劣化が少ない。
図3では、ドレインコンタクトDCの上部が左側にずれた状態を示している。従来では、MTJ素子の位置がドレインコンタクトDCの中心からずれた場合、MTJ素子がボイド60またはシーム70によって傾斜する可能性が高かった。MTJ素子が傾斜していると、上述のようにMTJ素子に偏った応力が印加され、メモリの信頼性に悪影響を与えるという問題があった。
しかし、本実施形態では、ドレインコンタクトDCの上面UF2がスイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1よりも高くなるようにドレインコンタクトDCを形成する。これによって、ドレインコンタクトDCの上面UF2にボイド60および/またはシーム70の影響が無くなり、その結果、MTJ素子が半導体基板10の表面に対してほぼ水平に配置され得る。よって、MTJ素子には偏った応力が印加されず、MTJ素子の電気特性または磁気特性を良好に保つことができる。
図4〜図9は、第1の実施形態に従ったMRAMの製造方法を示す断面図である。図4〜図9を参照して、第1の実施形態によるMRAMの製造方法を説明する。
まず、シリコン基板10上にスイッチングトランジスタTr1、Tr2を形成する。スイッチングトランジスタTr1、Tr2は、既知のトランジスタの形成方法と同様でよい。ただし、ゲートG上に形成されたタングステン層は、ワード線WLとして機能する。従って、1本のワード線WLは、第1の方向に延伸しており、第1の方向に配列される複数のメモリセルMCの各ゲートGに接続されている。
ソース層Sおよびドレイン層Dの各エクステンション層12は、ゲートG、ワード線WLおよび保護膜30の側面に形成された側壁膜22をマスクとして不純物を導入することによって形成される。ソース層Sおよびドレイン層Dの各高濃度層14は、ゲートG、ワード線WLおよび保護膜30の側面に側壁膜22を介して設けられた側壁膜24をマスクとして不純物を導入することによって形成される。このため、図4に示すように、隣接するスイッチングトランジスタTr1、Tr2は、ソース層Sまたはドレイン層Dを共有する。例えば、スイッチングトランジスタTr1、Tr2は、ドレイン層Dを共有している。尚、側壁膜22、24は、例えば、シリコン窒化膜からなり、図3では、側壁膜22、24は、参照番号40として表示されている。
次に、スイッチングトランジスタTr1、Tr2および側壁膜40を被覆するように、バリア膜50を堆積する。これにより、図4に示す構造が得られる。
次に、図5に示すように、バリア膜50上にドレインコンタクトDCおよびソースコンタクトSC1の材料(以下、プラグ材料ともいう)65として、例えば、タングステンを堆積する。このとき、第2の方向に隣接するスイッチングトランジスタTr1とTr2との間にプラグ材料65を埋め込み、尚且つ、スイッチングトランジスタTr1およびTr2の上面UF1上にもプラグ材料65を堆積する。通常、装置の微細化のために、スイッチングトランジスタTr1とTr2との間の間隔は狭く、かつ、ゲートGおよびワード線WLの抵抗を下げるためにゲートGおよびワード線WLは厚く形成されているので、スイッチングトランジスタTr1とTr2との間の溝のアスペクト比が大きい。従って、図5に示すように、スイッチングトランジスタTr1とTr2との間のプラグ材料65内にはボイド60および/またはシーム70が発生する。尚、この堆積工程で、ソース層S上にも、プラグ材料65が埋め込まれる。
次に、図6に示すように、CMPを用いて、プラグ材料65の表面を平坦化する。このとき、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1上に材料65およびバリア膜50は残置されている。
従来では、スイッチングトランジスタの上面が露出するまでプラグ材料を研磨していた。この場合、スイッチングトランジスタの上面上のプラグ材料65およびバリア膜50は除去されるので、隣接するスイッチングトランジスタ間に埋め込まれた各コンタクトプラグは、互いに電気的に分離される。このとき、コンタクトプラグの上面の高さは、スイッチングトランジスタの上面の高さと同じ高さレベルとなる。
一方、本実施形態では、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1上にプラグ材料65およびバリア膜50が残置されているので、この段階では、隣接するスイッチングトランジスタ間に埋め込まれたドレインコンタクトDCおよびソースコンタクトSC1は、未だ電気的に接続された状態である。しかし、CMPの処理後、プラグ材料65の表面(ドレインコンタクトDCの上面UF2)は、ボイド60よりも充分に高い位置にある。このため、プラグ材料65の表面にはボイド60またはシーム70がほとんど現れておらず、プラグ材料65の表面は良好な平坦性を有する。即ち、プラグ材料65の表面の平坦性(ラフネス)は従来のそれよりも小さい。例えば、CMPの処理後、スイッチングトランジスタTr1、Tr2上のドレインコンタクトDCの厚みTDCは、例えば、5nm〜40nmである。このとき、プラグ材料65の表面の平坦性(ラフネス)は、例えば、0.2nm以下である。
次に、図7に示すように、プラグ材料65上に、MTJ素子の材料を、固定層の材料、トンネルバリア膜の材料および記録層の材料の順番に堆積する。固定層の材料は、例えば、Co、Fe、Ni、Pt、Fe、Pd、B、Ta、Dy、Tv、Cr等を含む磁性層であり、トンネルバリア膜の材料は、例えば、酸化マグネシウムであり、記録層の材料は、例えば、Co、Fe、Ni、Pt、Fe、Pd、B、Ta、Dy、Tv、Cr等を含む磁性層である。
次に、MTJ素子の材料の上に、ハードマスク81の材料を堆積する。ハードマスク81の材料は、例えば、SiO、SiN、Ta、TiAlxNy、TaN、TiN、WN、W、Al等の単層膜または積層膜である。ハードマスク81が積層膜の場合、ハードマスク81の材料は、図3の電極80として利用され得るように、導電性材料(例えば、Ta、TiAlxNy、TaN、WN、W、TiN)であることが好ましい。ハードマスク81が積層膜の場合、ハードマスク81の材料は、少なくともMTJ素子上に導電性材料を堆積し、その導電性材料の上に絶縁性材料(例えば、SiO、SiN、Al)を堆積する。ハードマスク81の絶縁性材料は、MTJ素子およびドレインコンタクトDCのエッチング時に同時に除去される。本実施形態では、ハードマスク81の材料として、プラズマTEOSによって形成されたSiOとTaとの積層膜、あるいは、SiO、TaおよびTiAlNの積層膜を採用した。この場合、TaまたはTiAlNがMTJ素子の上面UF2上に最初に堆積され、その後にSiOが堆積される。
次に、フォトレジスト82をハードマスク81上に堆積し、リソグラフィ工程により、フォトレジスト82をMTJ素子のレイアウトにパターニングする。これにより、図7に示す構造が得られる。
尚、図8および図9に示すように、MTJ素子は、スイッチングトランジスタTr1側へ少しずれている。これは、MTJ素子の位置が或る程度ずれたとしても、MTJ素子が傾斜しないことを表わすためである。
次に、フォトレジスト82をマスクとして用いて、ハードマスク81をRIEでエッチングする。さらに、ハードマスク81をマスクとして用いて、MTJ素子の材料、プラグ材料65およびバリア膜50を、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1が露出されるまで連続的にエッチングする。これにより、図8に示す構造が得られる。MTJ素子の材料、プラグ材料65およびバリア膜50は同じ工程で連続的にエッチングされるので、ドレインコンタクトDCの上面UF2の平面レイアウトは、MTJ素子の平面レイアウトと同じになる。このエッチング工程において、ハードマスク81の上部の絶縁性材料は除去される。従って、ハードマスク81は、以降、電極80と呼ぶ。尚、このエッチング工程で、ソースコンタクトSC1も、ドレインコンタクトDCと同様に加工される。しかし、ソースコンタクトSC1上には、MTJ素子およびハードマスク81は設けられていないので、ソースコンタクトSC1の上面は、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1の高さにほぼ等しいレベルまでエッチングされる。ただし、オーバーエッチングにより、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1の一部がエッチングされ、ソースコンタクトSC1の上面の高さはスイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1の高さとずれる場合がある。
ここで、MTJ素子の材料は、RIE、150℃〜300℃の高温RIE、IBE(Ion Beam Etching)を用いてエッチングしてもよい。さらに、MTJ素子の材料は、RIE、高温RIE、IBEのうち複数の方法を組み合わせてエッチングしてもよい。例えば、本実施形態では、MTJ素子の材料をIBEで加工し、ドレインコンタクトDCの材料およびバリア膜50の材料をRIEで加工した。尚、MTJ素子の材料、プラグ材料65およびバリア膜50の材料を総てIBEで加工すれば、MTJ素子に与えるダメージをより軽減することができる。
また、MTJ素子の材料、プラグ材料65およびバリア膜50の材料の加工後、100℃〜200℃の低温度でOプラズマ処理を施すことによって、MTJ素子のダメージを回復させ、トンネルバリア膜の電流リークを低減させることができる。
次に、図9に示すように、MTJ素子およびドレインコンタクトDCの側面、電極80の上面および側面、並びに、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1に保護膜90を堆積する。保護膜90は、SixNy、Al、AlxOy(x<2、y=3)、SiO、SiAlxOy、TiO、ZrOのいずれかの単層膜、あるいは、これらのうちの2種類以上の積層膜である。保護膜90は、スパッタ法、斜め入射堆積法、ALD(Atomic Layer Deposition)法のいずれで形成してもよい。本実施形態では、保護膜90は、例えば、スパッタ法を用いて、シリコン窒化膜を約20nm堆積することによって形成された。保護膜90は、例えば、スパッタ法(または斜め入射堆積法)を用いてAlxOy(x<2、y=3)を約5nm堆積し、さらに、その上に、ALD法を用いてAl膜を約15nm堆積してもよい。
次に、保護膜90上に層間絶縁膜ILD1を堆積する。次に、電極80の表面が露出するまでCMPで層間絶縁膜ILD1を研磨する。電極80上にローカル配線LICを形成し、さらに、ローカル配線LICを被覆するように層間絶縁膜ILD2を堆積する。その後、図3に示すように、ソースコンタクトSC2、ビット線コンタクトBC、ソース線SLおよびビット線BLを形成し、本実施形態によるMRAMが完成する。ソースコンタクトSC2は、ソースコンタクトSC1に接続するように形成され、ソース線SLは、ソースコンタクトSL2に接続するように形成される。
尚、ビット線コンタクトBCは、図3には現れていないが、ソースコンタクトSC2と同時に形成され、かつ、ローカル配線LICに達するように形成される(図2参照)。ビット線BLも、図3には現れていないが、ソース線SLと同時に形成され、かつ、ビット線コンタクトBCに接続するように形成される。
本実施形態によれば、コンタクトプラグとしてのドレインコンタクトDCの材料を、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1まで研磨していない。従って、ドレインコンタクトDCは、隣接するスイッチングトランジスタTr1とTr2との間にのみ埋め込まれているだけでなく、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1よりも高いレベルまで一体として形成されている。これにより、ドレインコンタクトDCにボイド60および/またはシーム70が無くなり、MTJ素子は、半導体基板10の表面に対してほぼ水平であり、かつ、平坦性の良好なドレインコンタクトDCの上面UF2上に形成され得る。これにより、MTJ素子の信頼性を良好に保つことができる。尚、ドレインコンタクトDCの上面UF2には、ボイド60およびシーム70による結晶粒界が残る場合があるが、平坦性に影響を与えない結晶粒界は、MTJ素子の電気特性および磁気特性に影響を与えない。
一方、ドレインコンタクトDCおよびバリア膜50は、ハードマスク81をマスクとして用いて、MTJ素子のレイアウトと同じパターンに加工される。これにより、ドレインコンタクトDCだけでなく、バリア膜50も、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1の少なくとも一部分において除去されている。よって、隣接するコンタクトプラグ(ドレインコンタクトDCおよびソースコンタクトSC1)は、電気的に絶縁される。バリア膜50は、ドレインコンタクトDCの下には残存するので、プラグ材料65(例えば、タングステン)の拡散防止、および、シリコン基板10の保護の役目を果たすことができる。
従来のように、プラグ材料65をスイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1の高さまでCMPで研磨した場合、保護膜30の材料(例えば、シリコン窒化膜)と、プラグ材料65(例えば、タングステン)とが異なるため、保護膜30とドレインコンタクトDCとの境界が平坦になり難い。この場合、MTJ素子が、リソグラフィのアライメントずれによって保護膜30とドレインコンタクトDCとの境界にわたって形成されると、MTJ素子の電気特性および磁気特性に悪影響を与える可能性がある。
これに対し、本実施形態では、ドレインコンタクトDCは、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1よりも高いレベルまで一体として形成されている。これにより、図3に示すように、MTJ素子が保護膜30とドレインコンタクトDCとの境界にわたって形成されていたとしても、ドレインコンタクトDCの上面UF2の平坦性を良好に保つことができる。よって、図7に示すように、フォトレジスト82のアライメントがずれていたとしても、MTJ素子が傾斜せず、MRAMの信頼性を高く維持することができる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明に係る第2の実施形態に従ったMRAMのドレインコンタクトDCの一部を示す断面図である。第1の実施形態では、ボイド60またはシーム70に起因する結晶粒界は、MTJ素子の特性にほとんど影響しないものとした。しかし、第2の実施形態では、ドレインコンタクトDCの上面UF2の結晶粒界の影響をより小さくするために、この結晶粒界を金属材料で埋め込む。結晶粒界を埋め込む金属材料は、例えば、MTJ素子の固定層の材料と同じTaでよい。これにより、MTJ素子の特性は、結晶粒界により悪影響を受けない。
第2の実施形態の製造方法は次の通りである。図6に示す工程の後、例えば、タンタル膜を約40nm堆積し、このタンタル膜をCMPで研磨する。これにより、上面UF1の結晶粒界をタンタルで埋め込むことができる。第2の実施形態の製造方法の他の工程は、第1の実施形態の工程と同様でよい。
第2の実施形態によれば、ドレインコンタクトDCの上面UF2の平坦性をより良好にすることができる。よって、第2の実施形態は、さらにMTJ素子の信頼性を高くすることができる。さらに、第2の実施形態のその他の構成は、第1の実施形態の対応する構成と同様であるので、第2の実施形態は、第1の実施形態の効果をも得ることができる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、MTJ素子の材料がエッチングされた後、プラグ材料65がエッチングされている。この場合、プラグ材料65(例えば、タングステン)がMTJ素子の側面に付着する場合がある。プラグ材料65は導電性であるので、プラグ材料65がMTJ素子のトンネルバリア膜の側面に付着すると、固定層と記録層とがショートする可能性がある。また、プラグ材料65がMTJ素子の側面に付着することによって、MTJ素子の幅が大きくなってしまう。
そこで、第3の実施形態では、プラグ材料65のエッチング後に、MTJ素子の材料をエッチングする。また、MTJ素子は、ドレインコンタクトDCの上面UF2全体を被覆して、MTJ素子の材料のエッチング時にドレインコンタクトDCを露出させない。図11〜図16を参照して、第3の実施形態によるMRAMの製造方法をより詳細に説明する。
図4〜図6に示す工程を経た後、図11に示すように、ドプラグ材料65上に第1のマスク材料85を形成する。第1のマスク材料85は、隣接する2つのスイッチングトランジスタTr1とTr2との間のプラグ材料65上に残存させるように加工する。即ち、第1のマスク材料85は、ドレインコンタクトDCのパターンに加工される。第1のマスク材料85は、例えば、有機材料膜、シリコン化合物、および、フォトレジストの順に堆積された積層膜である。
次に、図12に示すように、第1のマスク材料85をマスクとして用いて、プラグ材料65およびバリア膜50をRIEでエッチングし、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1を露出させる。このエッチング工程により、ドレイン層Dに電気的に接続されたドレインコンタクトDCとソース層Sに接続されたソースコンタクトSC1とが形成される。
次に、第1のマスク材料85の除去後、ドレインコンタクトDCおよびソースコンタクトSC1を被覆するように層間絶縁膜ILD10を堆積する。CMPを用いて、ドレインコンタクトDCの上面UF2が露出するまで層間絶縁膜ILD10を研磨する。これにより、図13に示す構造が得られる。このとき、上面UF1を基準とした上面UF2の高さTDCは、第1の実施形態の上面UF1を基準とした上面UF2の高さと同様に、例えば、5nm〜40nmである。また、上面UF2の平坦性(ラフネス)は、第1の実施形態と同様に、例えば、0.2nm以下である。
次に、図14に示すように、ドレインコンタクトDCおよび層間絶縁膜ILD10上にMTJ素子の材料および第2のマスク材料としてのハードマスク81の材料を堆積する。MTJ素子の材料およびハードマスク81の材料は、第1の実施形態におけるそれらの材料と同様でよい。また、MTJ素子の材料およびハードマスク81の材料の各堆積方法も、第1の実施形態におけるそれらの堆積方法と同様でよい。
次に、フォトレジスト87をハードマスク81の材料上に堆積し、MTJ素子のレイアウトにパターニングする。MTJ素子のレイアウトは、MTJ素子の材料のエッチング時にドレインコンタクトDCが露出しないように、第1のマスク材料85のレイアウトよりも広く形成されている。続いて、フォトレジスト87をマスクとして用いてハードマスク81の材料をRIEでエッチングする。さらに、ハードマスク81をマスクとして用いて、MTJ素子の材料をエッチングする。これにより、図15に示す構造が得られる。尚、MTJ素子の材料のエッチング方法およびハードマスク81の材料のエッチング方法は、第1の実施形態におけるそれらのエッチング方法と同様でよい。
ここで、MTJ素子のレイアウトは、第1のマスク材料85のレイアウト、即ち、ドレインコンタクトDCの上面UF2のレイアウトよりも広く形成される。よって、MTJ素子の底面は、ドレインコンタクトDCの上面UF2よりも面積が大きく、MTJ素子の材料のエッチング時にMTJ素子は、ドレインコンタクトDCの上面UF2の全体を被覆する。よって、MTJ素子の材料のエッチング時に、ドレインコンタクトDCの材料(例えば、タングステン)は露出されない。その結果、MTJ素子の側面にドレインコンタクトDCの材料が付着することを防止し、MTJ素子の固定層と記録層との間のリークが抑制され得る。また、MTJ素子の側面にドレインコンタクトDCの材料が付着することを防止するので、MTJ素子の大きさが増大することを抑制することができる。
その後、第1の実施形態の製造方法と同様に、層間絶縁膜ILD1、ローカル配線LIC、層間絶縁膜ILD2、ソースコンタクトSC2およびソース線SLを形成する。これにより、図16に示すように第3の実施形態によるMRAMが完成する。第3の実施形態によるMRAMは、MTJ素子がドレインコンタクトDCの上面UF2の全体を被覆している点および層間絶縁膜ILD10が設けられている点で第1の実施形態と異なる。第3の実施形態のその他の構成は、第1の実施形態の対応する構成と同様でよい。
第3の実施形態では、MTJ素子の形成は、プラグ材料65のエッチング後に実行される。また、MTJ素子の材料をエッチングするときに、MTJ素子の底面がドレインコンタクトDCの上面UF2を被覆している。これにより、MTJ素子の側面にプラグ材料65(例えば、タングステン)が付着せず、MTJ素子の固定層と記録層との間のリークを抑制することができる。さらに、MTJ素子の側面にプラグ材料65が付着しないので、MTJ素子の大きさが増大することを抑制することができる。
第3の実施形態においても、ドレインコンタクトDCの上面UF2は、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1よりも高い位置にある。よって、第3の実施形態は、第1の実施形態の効果をも得ることができる。第3の実施形態は、第2の実施形態と組み合わせることができる。これにより、第3の実施形態は、第2の実施形態の効果をも得ることができる。
(第4の実施形態)
第3の実施形態では、MTJ素子の平面レイアウトは、ドレインコンタクトDCの上面UF2の平面レイアウトよりも大きい。しかし、消費電力の観点からMTJ素子のサイズはできるだけ小さいほうが好ましい。しかし、MTJ素子のサイズをドレインコンタクトDCの上面UF2よりも小さくすると、第1および第2の実施形態による製造方法では、プラグ材料65のエッチング工程において、MTJ素子の近傍のプラグ材料65がトレンチングによって余計にエッチングされる。これは、プラグ材料65内のシーム70やボイド60を露出させ、MTJ素子を傾斜させる原因となる。シーム70やボイド60の露出は、プラズマCVDの異常放電を招致し、あるいは、エッチング後のウェット処理において残留物をシーム70やボイド60内に溜め込む可能性もある。これらは、いずれも不良の原因となり、歩留まりを低下させる。尚、プラグ材料65のトレンチングとは、プラグ材料65のエッチング時にハードマスク81およびMTJ素子の側面にイオンが反射してプラグ材料65のエッチレートを増大させる現象である。
そこで、第4の実施形態は、MTJ素子の側面に側壁を設けることによって、MTJ素子のサイズを小さくすることを可能にし、MTJ素子の消費電力を低下させる。
図17〜図20は、第4の実施形態によるMRAMの製造方法を示す断面図である。まず、図4〜図6に示す工程を経た後、ハードマスク81およびMTJ素子を堆積し、リソグラフィおよびRIE(またはIBE)を用いて、ハードマスク81およびMTJ素子を加工する。このとき、ハードマスク81およびMTJ素子の堆積方法は、第1の実施形態のそれらの堆積方法と同様でよい。また、ハードマスク81およびMTJ素子のエッチング方法は、第1の実施形態のそれらのエッチング方法と同様でよい。
ここで、ハードマスク81およびMTJ素子は、隣接するスイッチングトランジスタTr1、Tr2の間の間隔よりも狭く形成される。MTJ素子の底面の面積は、後の工程で形成されるドレインコンタクトDCの上面UF2の面積よりも小さい。
次に、図18に示すように、側壁膜120の材料を堆積し、側壁膜120の材料をRIEで異方的にエッチバックする。側壁膜120の材料は、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、アルミニウム酸化膜、マグネシウム酸化膜、あるいは、これらを混合した絶縁材料である。これにより、MTJ素子およびハードマスク81の側面に側壁膜120が残置される。このとき、側壁膜120およびMTJ素子の底面の幅W1は、隣接するスイッチングトランジスタTr1とTr2との間の間隔W2と同じかそれよりも若干大きい。
次に、図19に示すように、ハードマスク81および側壁膜120をマスクとして用いて、プラグ材料65およびバリア膜50をRIEでエッチングする。これにより、スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1が露出され、ドレインコンタクトDCおよびソースコンタクトSC1が電気的に分離される。このとき、側壁膜120がMTJ素子の側面を被覆しているので、プラグ材料65および/またはバリア膜50の材料がMTJ素子の側面に付着しない。従って、MTJ素子の固定層と記録層との間の電気的なショートを抑制することができる。
その後、第1の実施形態の製造方法と同様に、保護膜90、層間絶縁膜ILD1、ローカル配線LIC、層間絶縁膜ILD2、ソースコンタクトSC2およびソース線SLを形成する。これにより、図20に示すように第4の実施形態によるMRAMが完成する。尚、ハードマスク81は、第1の実施形態と同様に電極80ともいう。
第4の実施形態によるMRAMでは、MTJ素子の設置面積がドレインコンタクトDCの上面UF2よりも小さい。即ち、MTJ素子のサイズが小さいので、消費電力が小さい。
一方、MTJ素子および側壁膜120の設置面積はドレインコンタクトDCの上面UF2の面積と等しい。即ち、MTJ素子および側壁膜120は、ドレインコンタクトDCの上面UF2の全体を被覆する。これにより、シーム70やボイド60は露出されず、MTJ素子は、シリコン基板10の表面に対してほぼ水平に形成され得る。また、側壁膜120の存在により、MTJ素子および電極80は安定し、傾斜し難くなる。
さらに、ドレインコンタクトDCの上面UF2がスイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面UF1よりも高い位置にあるので、第4の実施形態は、第1の実施形態の効果をも得ることができる。第4の実施形態は、第2の実施形態と組み合わせてもよい。この場合、第4の実施形態は、第2の実施形態の効果をも得ることができる。
上記第1から第4の実施形態において、基板および拡散層の各導電型は逆であってもよい。この場合、スイッチングトランジスタは、N型トランジスタからP型トランジスタに変更されるが、スイッチングトランジスタとしての機能は変わらない。このため、基板および拡散層の各導電型が逆になっても上記第1から第4の実施形態の各効果は失われない。
MC…メモリセル、Tr1、Tr2…スイッチングトランジスタ、S…ソース層、D…ドレイン層、10…半導体基板、20…ゲート絶縁膜、30…保護膜、40…側壁膜、50…バリア膜、60…ボイド、70…シーム、80…電極、90…保護膜、ILD1,ILD2…層間絶縁膜、G…ゲート、WL…ワード線、DC…ドレインコンタクト、SC1、SC2…ソースコンタクト、LIC…ローカル配線、UF1…スイッチングトランジスタTr1、Tr2の上面、UF2…ドレインコンタクトDCの上面、SL…ソース線、BL…ビット線、WL…ワード線

Claims (9)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた複数のスイッチングトランジスタと、
    隣接する2つの前記スイッチングトランジスタ間に埋め込まれ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの各ゲートから絶縁されかつ該隣接する2つのスイッチングトランジスタの拡散層に電気的に接続され、上面が前記スイッチングトランジスタの上面よりも高い位置にあるコンタクトプラグと、
    前記コンタクトプラグの上面上に設けられ、データを記憶する記憶素子と、
    前記記憶素子上に設けられた配線とを備えた半導体記憶装置。
  2. 前記コンタクトプラグの上面の平面レイアウトは、前記記憶素子の平面レイアウトと同じであることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記コンタクトプラグは、前記隣接する2つのスイッチングトランジスタ間においてシームまたはボイドを含み、
    前記記憶素子は、前記コンタクトプラグのシームまたはボイド上に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記コンタクトプラグのボイドまたはシームに起因する結晶粒界に導電性材料が埋め込まれていることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記記憶素子は、前記コンタクトプラグの上面全体を被覆することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記記憶素子の側面に設けられた側壁層をさらに備え、
    前記記憶素子および前記側壁層は、前記コンタクトプラグの上面全体を被覆することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  7. 半導体基板上に複数のスイッチングトランジスタを形成し、
    導電性のプラグ材料を、隣接する2つの前記スイッチングトランジスタの間に埋め込み、かつ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの上面上にも堆積し、
    前記プラグ材料を前記スイッチングトランジスタの上面上に残存させたまま、前記プラグ材料の表面を平坦化し、
    データを記憶する記憶素子の材料を前記プラグ材料上に堆積し、
    前記記憶素子の材料上にマスク材料を堆積し、
    前記マスク材料を前記記憶素子のパターンに加工し、
    前記マスク材料をマスクとして用いて前記スイッチングトランジスタの上面が露出するまで前記記憶素子および前記プラグ材料をエッチングすることを具備する半導体記憶装置の製造方法。
  8. 半導体基板上に複数のスイッチングトランジスタを形成し、
    導電性のプラグ材料を、隣接する2つの前記スイッチングトランジスタの間に埋め込み、かつ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの上面上にも堆積し、
    前記プラグ材料上に第1のマスク材料を堆積し、
    前記第1のマスク材料を、前記隣接する2つのスイッチングトランジスタの間の前記プラグ材料上に残存させるように加工し、
    前記第1のマスク材料をマスクとして用いて、前記プラグ材料をエッチングして前記スイッチングトランジスタの拡散層に電気的に接続されるコンタクトプラグを形成し、
    前記第1のマスク材料の除去後、前記コンタクトプラグを被覆するように層間絶縁膜を堆積し、
    前記コンタクトプラグの上面が露出するまで前記層間絶縁膜を研磨し、
    データを記憶する記憶素子の材料を前記コンタクトプラグ上に堆積し、
    第2のマスク材料を前記記憶素子の材料上に堆積し、
    前記第2のマスク材料を、前記コンタクトプラグの上面の平面レイアウトより大きな平面レイアウトを有するように加工し、
    前記第2のマスク材料をマスクとして用いて、前記記憶素子の材料をエッチングし、前記コンタクトプラグの上面よりも大きな底面を有する前記記憶素子を形成することを具備する半導体記憶装置の製造方法。
  9. 半導体基板上に複数のスイッチングトランジスタを形成し、
    導電性のプラグ材料を、隣接する2つの前記スイッチングトランジスタの間に埋め込み、かつ、該隣接する2つのスイッチングトランジスタの上面上にも堆積し、
    前記プラグ材料を前記スイッチングトランジスタの上面上に残存させたまま、前記プラグ材料の表面を平坦化し、
    データを記憶する記憶素子の材料を前記プラグ材料上に堆積し、
    前記記憶素子の材料上にマスク材料を堆積し、
    前記マスク材料を前記記憶素子のパターンに加工し、
    前記マスク材料をマスクとして用いて前記プラグ材料が露出するまで前記記憶素子の材料をエッチングして、前記記憶素子を形成し、
    前記記憶素子の側面に側壁層を形成し、
    前記記憶素子および前記側壁膜をマスクとして用いて、前記プラグ材料を、前記スイッチングトランジスタの上面が露出するまでエッチングすることを具備する半導体記憶装置の製造方法。
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