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JP2011232566A - 光学系 - Google Patents

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JP2011232566A
JP2011232566A JP2010103070A JP2010103070A JP2011232566A JP 2011232566 A JP2011232566 A JP 2011232566A JP 2010103070 A JP2010103070 A JP 2010103070A JP 2010103070 A JP2010103070 A JP 2010103070A JP 2011232566 A JP2011232566 A JP 2011232566A
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JP
Japan
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optical system
cylindrical
image
projection
projection optical
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Withdrawn
Application number
JP2010103070A
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English (en)
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Takayoshi Togino
孝吉 研野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】
円筒スクリーンに180°近くの映像を投影する光学系において、歪みを抑えるとともに、全面でピントが合った高解像の投影像を形成する。
【解決手段】
本発明の光学系は、映像表示素子13に表示された映像を投影する投影光学系14と、投影光学系14にて投影された映像を反射して円筒スクリーン11に180°近い映像を投影するシリンドリカルな円筒反射面12と、を備え、投影光学系14は、円筒反射面12で発生する非点収差を補正する補正光学系L2を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は投影光学系を含んで構成される光学系に関するものであり、特に、円筒状の投影面(スクリーン)に像歪み無く高解像な映像を投影することが可能な光学系に関するものである。
投影光学系を用いて円筒スクリーンに実像を投影する投影光学系について、特許文献1には、360°全方位(全周)の画角を有する画像を投影する光学系において、小型でフレアー光が少なく解像力のよい光学系を提供することが開示されている。
特開2007−334019号公報
特許文献1に記載の光学系によれば、全周囲に映像を投影することで、観察者は全周にパノラマ状に広がる映像を観察させることで、観察者を映像に没入させることが可能となる。しかしながら、このような360°にわたる映像を投影するには、光学系を中心として、その周囲にある程度の空間を設けることが必要である。
したがって、特許文献1に記載の光学系では、例えば、飛行機の機内のような限られた空間で没入感のある映像を楽しむことは困難である。ここで、観察者が椅子やソファなどに着座した状況では360°にまで映像を投影するまでもなく、180°近くの投影像であっても没入感を得ることが可能であることが分かっている。これは、着座によって観察者の視点範囲が限られたものとなるためである。
本発明は、このような円筒状の投影面(円筒スクリーン)に180°近くの映像を投影する光学系において、歪みが抑えられるとともに、全面でピントが合った高解像の投影像を投影できることを特徴とした光学系を提供することを目的としている。
本発明に係る光学系は、映像表示素子に表示された映像を投影する投影光学系と、前記投影光学系にて投影された映像を反射して円筒スクリーンに180°近い映像を投影するシリンドリカルな円筒反射面と、を備えた光学系であって、前記投影光学系は、前記円筒反射面で発生する非点収差を補正する補正光学系を含むことを特徴としている。
さらに、本発明に係る光学系において、前記補正光学系は、シリンドリカルレンズであることを特徴としている。
以上、本発明によれば、簡単な構成で平面の映像表示素子の映像を、円筒状の投影面(円筒スクリーン)に像歪みが無く高解像に投影することが可能な投影光学系を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る光学系、及び、その周辺構成についてYZ平面における断面を示した図である。 本発明の実施形態に係る光学系、及び、その周辺構成についてZX平面における断面を示した図である。 本発明の実施形態に係る光学系、及び、その周辺構成について、YZ平面における断面、並びに、観察者による観察の様子を示した図である。
以下、実施例に基づいて本発明の光学系について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光学系、及び、その周辺構成について、YZ平面における断面を示した図である。また、図2は、図1においてZX平面における断面を示した図である。
本実施形態における装置全体は、プロジェクター10、円筒ミラー12(円筒反射面)、円筒スクリーン11を含んで構成されている。プロジェクター10から投影された映像は、図2に示されるようにZX平面に曲率を有する円筒ミラー12にて反射され、同じくZX平面に曲率を有する円筒スクリーン11に投影される。
円筒ミラー12は、円筒中心SOを中心とし、ZX平面に曲率を有する反射面である。この円筒ミラー12の曲率半径R[mm]は、
200<R<400
とすることが好ましい。下限を超えると円筒ミラー12面で発生する非点収差が大きくなり、シリンドリカルレンズで構成された補正光学系L2で補正することが出来なくなる。また、上限を超えると円筒ミラー12の有効径を大きくすることとなり、装置が大型となると同時に、著しく観察位置が制限されたものとなってしまう。
円筒スクリーン11は、円筒ミラー同様、円筒中心SOを中心とし、ZX平面に曲率を有する反射面である。この円筒スクリーン11の中心軸A1は、プロジェクター10における投影光学系14の中心軸A2に対してY軸方向に偏心させた配置となっており、プロジェクター10から円筒ミラー12に斜めに投影される投影像を、円筒スクリーン11に投影させることが可能となっている。円筒ミラー12で反射されたプロジェクター10の投影像は、この円筒スクリーン11にて投影像となり観察者に観察される。
図1には、破線で囲まれた部分(プロジェクター10)の拡大図が合わせて図示されている。プロジェクター10は、LCDなど映像を表示する映像表示素子13、理想レンズL1、補正光学系L2を含んで構成されている。理想レンズL1と補正光学系L2の間にはr5で示される絞り面が設けられている。本実施形態では、この理想レンズL1と補正光学系L2にて投影光学系14が形成されている。
図に示すように投影光学系14の中心軸A2は、映像表示素子13の中心軸A3に対して偏心して配置されている。そのため、映像表示素子13から照射された映像は、理想レンズL1の周囲を用いて投影されることとなり、ちょうどシフトレンズを用いたと同様、偏心配置された円筒ミラー12に対して斜めに投影される。
このように、映像表示素子13をシフト偏心させて、斜め投影を行って場合にはディストーションの発生が無く好ましい。なお、投影光学系14を傾けたティルト配置させた場合には台形の像歪が発生するが、このような像歪は電子的に補正することが可能である。
本実施形態では、横方向に投影画角を拡大する手段として、円筒ミラー12(円筒反射面)を用いることとしている。しかしながら、円筒ミラー12を用いたことで非点収差が発生し、円筒スクリーン上に形成する映像を劣化させてしまう。そこで、本実施形態では、シリンドリカルレンズからなる補正光学系L2を用いて、この非点収差を補正している
本実施形態では、投影光学系14に理想レンズL1を用いて設計している。光線追跡は円筒スクリーン11面から映像表示素子13に向かう逆光線追跡で追跡している。なお、座標原点Oは、円筒スクリーン中心とし、図1の紙面において、紙面手前をX軸正方向、上方向をY軸正方向、右方向をZ軸正方向としている。
以下に、数値実施例を示す。なお、データの記載されていない係数項は0である。屈折率、アッベ数については、d線(波長587.56nm)に対するものを記載している。なお、特に表記のない長さの単位はmmである。
偏心面については、スクリーン面を除いて円筒中心SOからの偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれX、Y、Z)と、光学系の原点に定義される座標系のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする各面を定義する座標系の傾き角(それぞれα、β、γ(°))とが与えられている。なお、αとβの正は、それぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して反時計回りを意味している。
円筒スクリーン11は、円筒スクリーン中心SOを中心位置に持つ半径1mの円筒面内側である。プロジェクター10の理想レンズL1の焦点距離は50mm、像高は13.47×22.58としている。

[数値実施例]
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
r1(物体面) シリンドリカル面[1] 700.00
r2 シリンドリカル面[2] -300.00 偏心[1]
r3 シリンドリカル面[3] -5.00 偏心[2] 1.5163 64.1
r4 ∞ -10.00 偏心[3]
r5(絞り面) -50.00 偏心[4]
r6 ∞ -46.60 偏心[5]
r7(像面) ∞ 偏心[6]

シリンドリカル面[1]
X方向曲率半径 1000.00
Y方向曲率半径 ∞

シリンドリカル面[2]
X方向曲率半径 300.00
Y方向曲率半径 ∞

シリンドリカル面[3]
X方向曲率半径 -570.73
Y方向曲率半径 ∞

偏心[1]
X 0.00 Y 345.48 Z -300.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心[2]
X 0.00 Y 500.00 Z -600.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心[3]
X 0.00 Y 500.00 Z -605.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心[4]
X 0.00 Y 500.00 Z -615.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心[5]
X 0.00 Y 500.00 Z -665.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

偏心[6]
X 0.00 Y 526.70 Z -718.40
α 0.00 β 0.00 γ 0.00

図3は、本発明の実施形態に係る光学系、及び、その周辺構成について、YZ平面における断面、並びに、観察者による観察の様子を示した図である。構成、並びに、光線については図1と同様である。本実施形態の装置において、観察者は例えば、図示するように着座した状況で観察が行われる。観察上、着座状態で観察者の視線方向が、Z軸に沿うようにすることが好ましい。そのため、プロジェクター10、円筒ミラー12を可動式にし、着座の状態に応じて位置を変更可能とすることで、着座状況に応じて観察しやすい投影像を提供することが可能となる。また、リクライニング式の可動シートなどにおいては、リクライニングの角度に応じて、装置全体を傾ける構成としてもよい。
このように、本実施形態の光学系を用いた装置によれば、観察者が着座した状態などにおいて没入感のある投影像を提供することが可能となる。さらに、円筒スクリーン11に、歪みが抑えられるとともに、全面でピントがあった高解像の投影像を投影することが可能となる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
10…プロジェクター、11…円筒スクリーン、12…円筒ミラー(円筒反射面)、13…映像表示素子、L1…理想レンズ、L2…補正光学系、SO…円筒中心

Claims (2)

  1. 映像表示素子に表示された映像を投影する投影光学系と、
    前記投影光学系にて投影された映像を反射して円筒スクリーンに180°近い映像を投影するシリンドリカルな円筒反射面と、を備えた光学系であって、
    前記投影光学系は、前記円筒反射面で発生する非点収差を補正する補正光学系を含むことを特徴とする
    光学系。
  2. 前記補正光学系は、シリンドリカルレンズであることを特徴とする
    請求項1に記載の光学系。
JP2010103070A 2010-04-28 2010-04-28 光学系 Withdrawn JP2011232566A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110285973A1 (en) * 2010-05-18 2011-11-24 Olympus Corporation Projection optical apparatus
CN105824105A (zh) * 2015-01-27 2016-08-03 精工爱普生株式会社 投影光学系统

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