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JP2011230267A - 凹部の内角部を切削加工する方法及び装置 - Google Patents

凹部の内角部を切削加工する方法及び装置 Download PDF

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JP2011230267A JP2010105111A JP2010105111A JP2011230267A JP 2011230267 A JP2011230267 A JP 2011230267A JP 2010105111 A JP2010105111 A JP 2010105111A JP 2010105111 A JP2010105111 A JP 2010105111A JP 2011230267 A JP2011230267 A JP 2011230267A
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Koichi Kato
藤 孝 一 加
Takamasa Ito
藤 隆 昌 伊
Haruhito Sugiyama
山 晴 仁 杉
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

【課題】ワークの凹部の2以上の内角部(インコーナ)の切削加工を行う方法であって、全体の加工時間を短縮できるような方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、3以上の複数の切刃を有する切削工具を用いて、ワークの凹部の2以上の内角部の切削加工を行う方法である。指定されたワークの凹部の内角部の情報と切削工具の情報とに基づいて、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定される。第1の切刃がワークの凹部の第1の内角部に沿うように案内されて当該第1の内角部の切削加工が開始され、その後、第2の切刃がワークの凹部の第2の内角部に沿うように案内されて当該第2の内角部の切削加工が開始され、その後、第3の切刃がワークの凹部のいずれかの内角部に沿うように案内されて当該内角部の切削加工が行われる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ワークの凹部の内角部(インコーナと呼ばれることも多い)を切削加工する方法及び装置に関する。なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、内角部とは、ピン角と称されるような尖った角度の部位の他、アールを有する部位も含む。
ダイ金型のダイ孔等のポケットの内角部の切削加工は、従前においては、円柱状のエンドミル等の回転切削工具による切削加工、或いは、棒状電極やワイヤ電極による放電加工により行われていた。
平成11年6月、本件出願人は、内角部を切削加工するための画期的な切削加工方法及び切削工具を開発して特許出願し、特許権を取得するに至っている(特許文献1)。
特許第3884884号公報
特許文献1に開示された切削加工方法は、一つの内角部を切削加工するものである。すなわち、その段落0019に記載されているように、工具底面の3つの切刃は、工具が1回転する間に、同一の内角部(インコーナ)に対して各1回(合計3回)の切削を行う。
しかしながら、ダイ金型のダイ孔等のポケットは、複数の内角部を有することが多い。そのような場合において、内角部(インコーナ)を一つずつ切削加工したのでは、全体の加工時間が長くなってしまう。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、ワークの凹部の2以上の内角部(インコーナ)の切削加工を行う方法であって、全体の加工時間を短縮できるような方法を提供することにある。また、本発明の目的は、ワークの凹部の2以上の内角部(インコーナ)の切削加工を行う装置であって、全体の加工時間を短縮できるような装置を提供することにある。
本発明は、3以上の複数の切刃を有する切削工具を用いて、ワークの凹部の2以上の内角部の切削加工を行う方法であって、ワークの凹部の内角部の情報を指定する内角部情報指定工程と、切削工具の情報を指定する工具情報指定工程と、指定された内角部の情報と切削工具の情報とに基づいて、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を決定する制御決定工程と、を備え、前記制御決定工程では、第1の切刃がワークの凹部の第1の内角部に沿うように案内されて当該第1の内角部の切削加工が行われる第一切削工程と、前記第一切削工程の後に、第2の切刃がワークの凹部の第2の内角部に沿うように案内されて当該第2の内角部の切削加工が行われる第二切削工程と、前記第二切削工程の後に、第3の切刃がワークの凹部のいずれかの内角部に沿うように案内されて当該内角部の切削加工が行われる第三切削工程と、が実施されるように、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定されることを特徴とする切削加工方法である。
本発明によれば、ワークの凹部の2以上の内角部が同時に考慮されて、ワークの凹部の2以上の内角部の切削加工が一連一体のものとして実施される。従って、全体の加工時間の短縮を実現することができる。
好ましくは、前記制御決定工程では、ワークの凹部の各内角部がいずれかの切刃によって1回ずつ加工された際、いずれの内角部もまだ2回目の加工がなされていない、という条件で、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定される。この場合、各内角部の切削加工を均等に(略同時に)実施することができるため、各内角部の切削精度(切削の仕上がり)のばらつきを最小化できる。
また、好ましくは、前記制御決定工程では、各切刃が、ワークの凹部の内周に沿って、全ての内角部を順に加工していく、という条件で、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定される。この場合、各内角部の切削加工を極めて高効率に実施することができるため、全体の加工時間の短縮をより効果的に実現することができる。
例えば、ワークの凹部の内角部の情報は、ワークの凹部の内角部の個数、位置及び形状に関する情報を含んでいる。具体的には、長方形状の凹部であれば、内角部の個数は4個となり、各内角部のXY座標情報(位置情報)と、各内角部の形状(角度ないしアールの程度)と、が指定されることになる。
ワークの凹部の内角部の情報は、更に、各内角部の深さに関する情報を含むことが好ましい。この場合、制御決定工程において、切削工具のZ方向の移動軌跡をも決定されるようになっていれば、各内角部の加工深さの調整が可能である。更に発展的に、テーパ状の凹部の内角部を切削加工することも可能である。
また、例えば、切削工具の情報は、切刃の個数及びサイズに関する情報を含んでいる。具体的には、特許文献1に記載されたような断面略三角形状の工具であれば、切刃の個数は3個である。切刃のサイズは、例えば切刃稜線の長さによって特定され得る。
また、本発明は、3以上の複数の切刃を有する切削工具を用いて、ワークの凹部の2以上の内角部の切削加工を行うNC加工装置であって、指定されるワークの凹部の内角部の情報と切削工具の情報とに基づいて、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を決定する制御決定部を備え、前記制御決定部は、第1の切刃がワークの凹部の第1の内角部に沿うように案内されて当該第1の内角部の切削加工が行われる第一切削工程と、前記第一切削工程の後に、第2の切刃がワークの凹部の第2の内角部に沿うように案内されて当該第2の内角部の切削加工が行われる第二切削工程と、前記第二切削工程の後に、第3の切刃がワークの凹部のいずれかの内角部に沿うように案内されて当該内角部の切削加工が行われる第三切削工程と、が実施されるように、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を決定するようになっていることを特徴とするNC加工装置である。
本発明によれば、ワークの凹部の2以上の内角部が同時に考慮されて、ワークの凹部の2以上の内角部の切削加工が一連一体のものとして実施される。従って、全体の加工時間の短縮を実現することができる。
本発明によれば、ワークの凹部の2以上の内角部が同時に考慮されて、ワークの凹部の2以上の内角部の切削加工が一連一体のものとして実施される。従って、全体の加工時間の短縮を実現することができる。
本発明の一実施の形態の切削加工方法を実施するNC加工装置の斜視図である。 本発明の一実施の形態の切削加工方法を実施するために用いられる切削工具を、工具底面を上側にして示す斜視図である。 図2の切削工具の底面図である。 本発明の一実施の形態の切削加工方法を実施するために用いられるマクロプログラムのアルゴリズムの一例を示す図である。 マクロプログラムと加工プログラムとの関係を概念的に示す図である。 加工プログラムの一例を示す図である。 平面視正方形状の凹部の4つの内角部の各切削加工を説明するための図である。 90度のピン角加工を行う場合の工具の運動軌跡を示す説明図である。 コーナRの切削加工例を示す平面図である。 ピン角の切削加工例を示す平面図である。 平面視ラグビーボール形状の凹部の2つの内角部の各切削加工を説明するための図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の切削加工方法を実施するNC加工装置(工作機械)の斜視図である。このNC加工装置は、X軸方向に移動可能なX軸テーブル1と、X軸テーブル1上に搭載されてY軸方向に移動可能なY軸テーブル2と、Z軸方向に移動可能な主軸台3と、主軸台3に取り付けられた主軸4と、を有している。Y軸テーブル2上に被加工物Wがセットされるようになっている。
X軸テーブル1は、X軸サーボモータ5により駆動されるX軸送り機構6により、X軸方向に移動可能となっている。Y軸テーブル2は、Y軸サーボモータ7により駆動されるY軸送り機構8により、Y軸方向に移動可能となっている。主軸台3は、Z軸サーボモータ9により駆動されるZ軸送り機構10により、Z軸方向に移動可能となっている。X軸、Y軸、Z軸の各サーボモータ5、7、9には、位置検出用のロータリエンコーダ11、12、13が取り付けられている。
主軸4は、主軸サーボモータ14により駆動されるようになっている。すなわち、主軸4の回転角(C軸角度)が、主軸サーボモータ14によって高精度に制御されるようになっている。また、主軸4の回転角は、主軸サーボモータ14に取り付けられたロータリエンコーダ15により検出できるようになっている。このような主軸4に、切削工具50が取り付けられている。
このNC加工装置は、数値制御式のものあり、数値制御装置20(制御決定部)は、各軸のロータリエンコーダ11、12、13、15より位置情報及びC軸角度情報を入手してフィードバックを掛けながら、後述するような加工プログラムに従って、主軸サーボモータ14による主軸4の回転角度と、各軸のサーボモータ5、7、9によるXYZ駆動と、を制御するようになっている。
図2は、本発明の一実施の形態の切削加工方法を実施するために用いられる切削工具50を、工具底面を上側にして示す斜視図である。図3は、図2の切削工具50の底面図である。
この切削工具50は、略正三角形状底面の各辺の外周に切刃を有する(各辺の一方の頂点a、b、c側に各辺の略1/2の長さに亙って切刃52、53、54を有する)回転式の切削工具であるが、これに限定されず、正方形、正五角形、正六角形、正八角形等の多角形状底面の少なくとも一辺に切刃を有する回転式の切削工具が、内角部の形状に合わせて適宜選択されて利用され得る。切刃部分の内角が切削する内角部の内角よりも小さいことが、切削加工可能であるための必要条件である。
この切削工具50では、図2に示すように、切刃後方に逃げ角(逃げ面55、56、57)が設けられている。また、切刃52、53、54は、頂点a、b、cより軸線方向に延在する稜線部(外周)52a、53a、54aにも形成されている。
より詳細には、切削工具50は、図2に示すように、正三角形状底面51の内心を通る軸線に沿って、円柱状の幹部58を有している。この幹部58が、主軸4のチャック(図示省略)に把持されており、前記軸線周りに図2、図3で見て反時計廻り方向に回転駆動されるようになっている。なお、切刃52、53、54の正面部には、切屑切断用のブレーカ溝59が設けられている。このブレーカ溝59は、被加工物Wの材質に応じて設けられればよい。
以上に説明したNC加工装置を用いて行われる本実施の形態の切削加工法を説明する。
まず、数値制御装置20(制御決定部)に対して、ワークの凹部の内角部の情報が指定され(内角部情報指定工程)、また、切削工具の情報が指定される(工具情報指定工程)。これらの指定は、入力装置(例えばPC)を介してオペレータが各パラメータを手入力してもよいが、通常は、予め作成されたプログラム(マクロプログラムと呼ばれる)を読み込むことによってなされる。当該プログラムのアルゴリズム例を図4に示す。また、当該プログラムと加工プログラムとの関係を、概念的に図5に示す。加工プログラムの一例を図6に示す。
次に、指定された内角部の情報と切削工具の情報とに基づいて、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定(演算)される(制御決定工程)。この決定も、通常は、予め作成されたマクロプログラムを実行することによってなされる(図4参照)。
ここで、図7に示すように、正方形状のポケットP(凹部)の内角部i1〜i4を切削加工する場合を例に挙げて説明する。本実施の形態の制御決定工程では、第1の切刃52がワークWのポケットPの第1の内角部i1に沿うように案内されて当該第1の内角部i1の切削加工が行われる第一切削工程S1(図7(a)参照)と、第一切削工程S1の後に、第2の切刃53がワークWのポケットPの第2の内角部i2に沿うように案内されて当該第2の内角部i2の切削加工が行われる第二切削工程S2(図7(b)参照)と、第二切削工程S2の後に、第3の切刃54がワークWのポケットPの第3の内角部i3に沿うように案内されて当該内角部i3の切削加工が行われる第三切削工程S3(図7(c)参照)と、第三切削工程S3の後に、第1の切刃52がワークWのポケットPの第4の内角部i4に沿うように案内されて当該内角部i4の切削加工が行われる第四切削工程S4(図7(d)参照)と、が順に実施されるように、切削工具50のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定(演算)される。
そのような決定(演算結果)を加工プログラムの一部として把捉して、当該決定された切削工具50のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を実現するべく、NC加工装置は、主軸サーボモータ14による主軸4の回転角度と、各軸のサーボモータ5、7、9によるXYZ駆動と、を制御する。
本実施の形態では、ワークWのポケットPの各内角部i1〜i4がいずれかの切刃52〜54によって1回ずつ加工された際、いずれの内角部i1〜i4もまだ2回目の加工がなされていない、という条件で、切削工具52〜54のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が制御される。これにより、各内角部i1〜i4の切削加工を均等に(略同時に)実施することができるため、各内角部i1〜i4の切削精度(切削の仕上がり)のばらつきを最小化できる。
また、本実施の形態では、各切刃52〜54が、ワークWのポケットPの内周に沿って、全ての内角部を跳ばすことなく順に加工していく(切刃52は、i1→i4→i3→i2の順、切刃53は、i2→i1→i4→i3の順、切刃52は、i3→i2→i1→i4の順)、という条件で、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が制御される。これにより、各内角部i1〜i4の切削加工を極めて高効率に実施することができるため、全体の加工時間の短縮をより効果的に実現することができる。
被加工物WのポケットPの内角部i1を切刃52によって切削加工する工程について、図8を用いて詳細を補足説明する。主軸4によって切削工具50を回転駆動し、切刃52をなす辺を含む三角形状底面51の頂点aが、切削対象の内角部i1の目標形状(インコーナ形状)に合致する移動軌跡を描くように、C軸サーボモータ14及びロータリエンコーダ15より得られる切削工具50の回転角度(C軸制御)に応じて、X軸サーボモータ5とY軸サーボモータ7によってX軸テーブル1とY軸テーブル2をフィードバック制御で互いに同期駆動し、切削工具50に対して被加工物Wを工具底面と平行な面で移動させる。更に、Z軸サーボ9によるZ軸送りにより切削工具50の軸線方向に切り込み移動を与える。以上により、工具底面の切刃52によりインコーナが切削される。図8において、符合Aはインコーナ切削加工前のインコーナ形状を示しており、仮想線AとX座標軸線とY座標軸線とで囲まれたコーナ領域を切削除去できる。
本実施の形態による切削加工方法では、切削工具50の工具サイズ(工具径)に制限されることなく、図9に示されているような、小さい曲率半径によるコーナRを、当該コーナRより半径の大きい工具を使って切削加工で創成できる。
また、多角形状底面の内角以上の角度であれば、いわゆるピン角の加工を行うことができる。例えば、本実施の形態であれば、正三角形状底面51の切削工具50であって、その切刃部分の内角は60度であるから、たとえば、図10に示されているような90度のピン角の加工を切削加工で創成できる。図10は、90度のピン角加工を行う場合の工具の運動軌跡を示している。
上述のような切削加工において、工具底面と平行な面(XY平面)での切削工具50と被加工物Wとの相対移動の軌跡を、切り込み移動(Z軸方向)の全域に亙って一定に設定すれば、垂直面によるコーナR加工、ピン角の切削加工を行える。
また、上述のような切削加工において、工具底面と平行な面(XY平面)での切削工具50と被加工物Wとの相対移動の軌跡を、切り込み移動(Z軸方向)に応じて変化させると、Z軸方向に傾斜する傾斜面(テーパ面)によるインコーナの切削加工を行うこともできる。
なお、X軸とY軸の移動に関しては、2軸同時制御を行う必要があるが、切り込み方向送りであるZ軸に関しては、X軸、Y軸に対して同時に制御する場合と、切り込み量を単独で与えてX軸、Y軸のみで創成運動を行う非同時制御の場合と、を適宜に選択することができる。
また、本発明によるインコーナ切削加工方法に使用する切削工具は、上述した多角形状底面の切削工具50に限られることはない。工具を交換する場合でも、プログラムを変更することで、同一のNC加工装置が利用できることは、本発明の特徴の一つである。
また、ワークWのポケットPの形状や、内角部の個数、位置、形状などについても、前記の例に限られることはない。それらの変更についても、プログラムの変更で対応できることは、本発明の特徴の一つである。
例えば、図11に示すように、平面視ラグビーボールのような形状(Z軸方向には一定形状)の凹部の内角部i11、i12を切削加工する場合を例に挙げて説明する。この場合の制御決定工程では、第1の切刃52がワークWのポケットPの第1の内角部i11に沿うように案内されて当該第1の内角部i11の切削加工が行われる第一切削工程S11(図11(a)参照)と、第一切削工程S11の後に、第3の切刃54(請求項1における第2の切刃に相当)がワークWのポケットPの第2の内角部i12に沿うように案内されて当該第2の内角部i12の切削加工が行われる第二切削工程S12(図11(b)参照)と、第二切削工程S12の後に、第2の切刃53(請求項1における第3の切刃に相当)がワークWのポケットPの第1の内角部i11に沿うように案内されて当該内角部i11の切削加工が行われる第三切削工程S13(図11(c)参照)と、第1の切刃52がワークWのポケットPの第2の内角部i12に沿うように案内されて当該第2の内角部i12の切削加工が行われる第四切削工程と、第3の切刃54がワークWのポケットPの第1の内角部i11に沿うように案内されて当該第1の内角部i11の切削加工が行われる第五切削工程と、第2の切刃53がワークWのポケットPの第2の内角部i12に沿うように案内されて当該第2の内角部i12の切削加工が行われる第六切削工程と、が順に実施されるように、切削工具50のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定される。
1 X軸テーブル
2 Y軸テーブル
3 主軸台
4 主軸
5 X軸サーボモータ
7 Y軸サーボモータ
9 Z軸サーボモータ
11、12、13 ロータリエンコーダ
14 主軸サーボモータ
15 ロータリエンコーダ
20 数値制御装置
50 切削工具
51 正三角形状底面
52、53、54 切刃
55、56、57 逃げ面
58 幹部

Claims (14)

  1. 3以上の複数の切刃を有する切削工具を用いて、ワークの凹部の2以上の内角部の切削加工を行う方法であって、
    ワークの凹部の内角部の情報を指定する内角部情報指定工程と、
    切削工具の情報を指定する工具情報指定工程と、
    指定された内角部の情報と切削工具の情報とに基づいて、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を決定する制御決定工程と、
    を備え、
    前記制御決定工程では、
    第1の切刃がワークの凹部の第1の内角部に沿うように案内されて当該第1の内角部の切削加工が行われる第一切削工程と、
    前記第一切削工程の後に、第2の切刃がワークの凹部の第2の内角部に沿うように案内されて当該第2の内角部の切削加工が行われる第二切削工程と、
    前記第二切削工程の後に、第3の切刃がワークの凹部のいずれかの内角部に沿うように案内されて当該内角部の切削加工が行われる第三切削工程と、
    が実施されるように、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定される
    ことを特徴とする切削加工方法。
  2. 前記制御決定工程では、
    ワークの凹部の各内角部がいずれかの切刃によって1回ずつ加工された際、いずれの内角部もまだ2回目の加工がなされていない、
    という条件で、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の切削加工方法。
  3. 前記制御決定工程では、
    各切刃が、ワークの凹部の内周に沿って、全ての内角部を順に加工していく、
    という条件で、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移が決定される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の切削加工方法。
  4. ワークの凹部の内角部の情報は、ワークの凹部の内角部の個数、位置及び形状に関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の切削加工方法。
  5. ワークの凹部の内角部の情報は、更に、各内角部の深さに関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項4に記載の切削加工方法。
  6. 前記制御決定工程では、切削工具のZ方向の移動軌跡をも決定されるようになっている
    ことを特徴とする請求項5に記載の切削加工方法。
  7. 切削工具の情報は、切刃の個数及びサイズに関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の切削加工方法。
  8. 3以上の複数の切刃を有する切削工具を用いて、ワークの凹部の2以上の内角部の切削加工を行うNC加工装置であって、
    指定されるワークの凹部の内角部の情報と切削工具の情報とに基づいて、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を決定する制御決定部
    を備え、
    前記制御決定部は、
    第1の切刃がワークの凹部の第1の内角部に沿うように案内されて当該第1の内角部の切削加工が行われる第一切削工程と、
    前記第一切削工程の後に、第2の切刃がワークの凹部の第2の内角部に沿うように案内されて当該第2の内角部の切削加工が行われる第二切削工程と、
    前記第二切削工程の後に、第3の切刃がワークの凹部のいずれかの内角部に沿うように案内されて当該内角部の切削加工が行われる第三切削工程と、
    が実施されるように、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を決定するようになっている
    ことを特徴とするNC加工装置。
  9. 前記制御決定部は、
    ワークの凹部の各内角部がいずれかの切刃によって1回ずつ加工された際、いずれの内角部もまだ2回目の加工がなされていない、
    という条件で、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を決定するようになっている
    ことを特徴とする請求項8に記載のNC加工装置。
  10. 前記制御決定部では、
    各切刃が、ワークの凹部の内周に沿って、全ての内角部を順に加工していく、
    という条件で、切削工具のXY方向の移動軌跡及び回転角度推移を決定するようになっている
    ことを特徴とする請求項8または9に記載のNC加工装置。
  11. ワークの凹部の内角部の情報は、ワークの凹部の内角部の個数、位置及び形状に関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のNC加工装置。
  12. ワークの凹部の内角部の情報は、更に、各内角部の深さに関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項11に記載のNC加工装置。
  13. 前記制御決定部は、切削工具のZ方向の移動軌跡をも決定するようになっている
    ことを特徴とする請求項12に記載のNC加工装置。
  14. 切削工具の情報は、切刃の個数及びサイズに関する情報を含んでいる
    ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載のNC加工装置。
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