JP2011226133A - 可変式シリンダー錠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可変式シリンダー錠1は、外筒2と内筒3を有している。外側タンブラ5のうち少なくと2個は、互いに連動して動作する連動タンブラ25であり、連動タンブラ25の一方の外側タンブラたる保持側タンブラ26と内側タンブラ7と間には鍵穴17のコードを変更するための変更用補助タンブラ8が介在している(基本状態)。そして、変更用補助タンブラ8が基本状態とは異なる所定の位置にあるとき(変形状態)に、リターン鍵55が操作されると変更用補助タンブラ8が基本状態に戻り、その状態から鍵穴17のコードを変更できる。
【選択図】図3
Description
一方で、シリンダー錠の取替工事は時間が掛かる上、無駄な費用が掛かるため、住居等の管理者側からすると、出来るだけシリンダー錠の取替工事は行いたくないという要望があった。
なお、上下左右の位置関係については、特に断りがない限り、図面を基準として説明する。
なお、図示しない補助的外筒側孔は、基本的に外筒側主孔13の構成とほぼ同じであり、本発明の特有の動作に直接関与しないため、説明を省略する。
変更用外側タンブラ14は、外側主タンブラ9とほぼ同じ構成であるため説明を省略する。
なお、全ての外側主タンブラ9の軸方向長さは等しくされておらず、複数種類の長さに分けられている。
なお、全ての内側主タンブラ10aの軸方向長さは同一ではなく、複数種類の長さに分けられている。具体的には、内側主タンブラ10aの軸方向長さは、外側主タンブラ10aの軸方向長さにより決定されるものである。即ち、本実施形態では、各外側主タンブラ10aと内側主タンブラ10aの組み合わせ合計長さがそれぞれ等しくなるように設定されている。
なお、前記状態における、本発明の特徴的構成たる連動タンブラ25における保持側タンブラ26と変更用補助タンブラ8との界面も、シェアライン4に一致していない。具体的には、連動タンブラ25の先端側がシェアライン4に跨った状態である。
なお、分かり易く説明するため、図7〜21までの図面は、本発明の特有の動作を行うところにのみ注目して描いており、その他の箇所は簡略化している。具体的には、図7〜21は、1箇所の連動タンブラ25に関わる箇所の動作に注目している。
また各鍵の注目する箇所は、可変式シリンダー錠1における外側連通孔16aが位置する箇所で、具体的には、第1子鍵52は平部に2個の凹部56を有し、第2子鍵53は平部の非保持側タンブラ27側に1個の凹部56と側部の保持側タンブラ26側に1個の凹部56を有し、リターン鍵55は平部の保持側タンブラ26に1個の凹部56を有し、親鍵54は平部及び側部に凹部56を有さない形状とされている。また、図示しない第3子鍵は、外側連通孔16b〜16dのいずれかが位置する箇所が第1子鍵52や第2子鍵53と異なる形状である。
前記したように、図5,6に示す鍵51が挿入される前の鍵無起立状態においては、全ての組み合わせの外側タンブラ5と内側タンブラとの界面及び全ての組み合わせの外側タンブラと変更用補助タンブラ8との界面が外筒2と内筒3のシェアライン4と一致していない状態であるため、内筒3が外筒2に対して相対回転し得ず、施・解錠できない。即ち、施・解錠するためには、全ての組み合わせの外側タンブラ5と内側タンブラとの界面及び全ての組み合わせの外側タンブラと変更用補助タンブラ8との界面を、外筒2と内筒3のシェアライン4に一致させる必要がある。即ち、外側タンブラ5や内側タンブラ7、並びに、変更用補助タンブラ8が、外筒2と内筒3のシェアライン4を跨いだ配置とならないように移動させる必要がある。そこで、本実施形態では、図5,6の状態から施・解錠する場合は、基本状態の鍵穴17のコードに合った第1子鍵52を挿入する。第一子鍵52は、前記したが、平部に2個の凹部56を有した構造である。
また、この基本状態の鍵穴17に第2子鍵53を挿入すると、鍵穴17のコードを第2子鍵53に適合したコードに変更することができる。なお、第2子鍵53は、前記したが、平部の非保持側タンブラ27側に1個の凹部56と側部の保持側タンブラ26側に1個の凹部56を有した構造で、第1子鍵52と比較すると、保持側タンブラ26側に凹部56がないことと、側部の保持側タンブラ26側に凹部56があることが異なる。
また、本実施形態の可変式シリンダー錠1においては、第1変形状態からさらに鍵穴17のコードを変更する場合は、一旦、基本状態の鍵穴17のコードに戻す必要がある。即ち、図18に示すように、第1変形状態の鍵穴17にリターン鍵55を挿入する。これにより、全ての組み合わせの外筒側主孔13,30の外側主タンブラ9と内筒側主孔20の内側主タンブラ10の界面と、全ての組み合わせの図示しない補助的外筒側主孔の外側主タンブラと補助的内筒側主孔の内側主タンブラの界面が、シェアライン4に一致するように移動する。
また、本実施形態の可変式シリンダー錠1は、現在の鍵穴17に適合する子鍵を紛失したり、盗難された場合であっても、施・解錠できる親鍵54を使用することができる。即ち、親鍵54を用いれば、基本状態や変形状態の鍵穴17であっても確実に施・解錠することができる。例を挙げて説明すると、図5,6に示すように、変更用補助タンブラ8が基本状態の配置の場合は、親鍵54を鍵穴17に挿入すると、前記同様、外筒側主孔13,30と内筒側主孔20における内側主タンブラ10の界面と、図示しない補助的外筒側主孔の外側主タンブラ9と補助的内筒側主孔の内側主タンブラの界面が、シェアライン4に一致するように移動する。
2 外筒
3 内筒
4 シェアライン(界面)
5 外側タンブラ
6 圧縮バネ(付勢手段)
7 内側タンブラ
8 変更用補助タンブラ
12 外筒側孔
14 変更用外側タンブラ
15 外筒側補助孔
17 鍵穴
18 内筒側孔
19 変更用内側タンブラ
21 内筒側補助孔
24 間隙
25 連動タンブラ
26 保持側タンブラ
27 非保持側タンブラ
34 段部
35 仮置き部
51 鍵
52 第1子鍵(基本鍵)
53 第2子鍵(交換鍵)
54 親鍵
55 リターン鍵
Claims (5)
- 外筒と、当該外筒に対して相対的に回転できるように装入され軸方向に鍵穴が設けられた内筒を有し、
前記内筒は、鍵穴と外部が連通した複数の内筒側孔が軸方向に配列されて設けられ、当該内筒側孔には内側タンブラが内蔵されており、
前記外筒には、前記内筒側孔に対応する箇所に外筒側孔が設けられ、当該外筒側孔には外側タンブラが内蔵されており、
前記外側タンブラは、常時内筒側に押圧されており、
内側タンブラと外側タンブラの組み合わせの内の1又はそれ以上の組み合わせでは、内側タンブラと外側タンブラとの間に補助タンブラが介在されており、
鍵穴のコードに適合する鍵が挿入されると、前記内側タンブラと外側タンブラの界面、補助タンブラと内側タンブラの界面又は補助タンブラと外側タンブラの界面が、外筒と内筒の界面と一致して内筒が外筒に対して回転可能となり、
鍵穴のコードに適合しない鍵が挿入されると、内側タンブラと外側タンブラのいずれか一方が内筒と外筒の界面に跨る状態、あるいは補助タンブラが外筒と内筒の界面に跨る状態となり内筒の回転が阻止されるシリンダー錠であり、
1又はそれ以上の前記補助タンブラは、鍵穴のコードを変更するための変更用補助タンブラであり、
少なくとも2個の前記外側タンブラは、互いに連動して動作する連動タンブラであり、
連動タンブラにおける一方の外側タンブラたる保持側タンブラと、内側タンブラとの間に変更用補助タンブラが位置する状態を基本状態とし、変更用補助タンブラが前記基本状態の位置から所定の位置に移動した状態を変形状態としており、
変形状態で特定の鍵が鍵穴に挿入されると、前記連動タンブラの他方の外側タンブラたる非保持側タンブラが内側タンブラに押圧され保持側タンブラの内筒側への突入が阻止されて、当該保持側タンブラと内側タンブラとの間に空隙が形成され、所定の位置にある変更用補助タンブラが前記空隙内に導入されて基本状態となり、当該基本状態を経てから鍵穴のコードが変更可能な可変式シリンダー錠。 - 可変式シリンダー錠は、少なくとも基本状態の鍵穴のコードに適合する基本鍵と、基本状態から鍵穴のコードを変更可能な交換鍵と、前記特定の鍵たるリターン鍵を使用可能であり、
前記外筒と内筒は、前記外筒側孔及び内筒側孔に対して並列に配された外筒側補助孔と内筒側補助孔を有し、外筒側補助孔が内筒側補助孔に対応する位置に配されており、
内筒側補助孔は、内側タンブラたる変更用内側タンブラが配されると共に、所定条件を満たす鍵により前記変更用補助タンブラを仮置き可能な仮置き部が形成されるもので、
外筒側補助孔は、外側タンブラたる変更用外側タンブラが配され、当該変更用外側タンブラは常に押圧されており、
前記変形状態においては、変更用内側タンブラと変更用外側タンブラとの間に変更用補助タンブラが位置しており、
前記基本状態で基本鍵が鍵穴に挿入された場合、内筒側孔と外筒側孔の組み合わせの中で変更用補助タンブラが存在しない組み合わせの部位においては、前記内側タンブラと外側タンブラの界面が外筒と内筒の界面と一致し、変更用補助タンブラが存在する組み合わせ部位においては、保持側タンブラと変更用補助タンブラの界面が外筒と内筒の界面と一致し、変更用補助タンブラを内筒内に抱えた状態で内筒が回転可能であり、
前記基本状態で交換鍵が鍵穴に挿入された場合、内筒側孔と外筒側孔の組み合わせの中で変更用補助タンブラが存在しない組み合わせの部位においては、前記内側タンブラと外側タンブラの界面が外筒と内筒の界面と一致し、さらに内筒側補助孔に前記仮置き部が形成され、変更用補助タンブラが存在する組み合わせ部位においては、変更用補助タンブラと内側タンブラの界面が外筒と内筒の界面と一致し、変更用補助タンブラを外筒内に残した状態で内筒を回転可能であり、当該状態で内筒を回転して仮置き部に変更用補助タンブラを移動して変更用補助タンブラの配置を前記変形状態に変更可能であり、
前記変形状態でリターン鍵が鍵穴に挿入された場合、内筒側孔と外筒側孔の組み合わせの中で変更用補助タンブラが存在しない組み合わせ部位においては、前記内側タンブラと外側タンブラの界面が外筒と内筒の界面と一致し、連動タンブラの非保持側タンブラが内側タンブラに押圧され、保持側タンブラの内筒側への突入が阻止されて保持側タンブラと内側タンブラとの間に空隙が形成され、変更用補助タンブラが存在する組み合わせ部位においては、変更用補助タンブラが変更用内側タンブラを介して前記仮置き部から押し出され、変更用補助タンブラと変更用内側タンブラとの界面が外筒と内筒の界面と一致し、変更用補助タンブラを外筒側補助孔に残した状態で内筒を回転可能であり、当該状態で内筒を回転して、前記空隙に変更用補助タンブラを移動させて補助タンブラの配置を基本状態に戻すことを特徴とする請求項1に記載の可変式シリンダー錠。 - 前記外筒側孔は、外筒の軸方向一定領域毎に合計5つずつ形成されており、その内少なくとも2つの外筒側孔は外筒の軸線に直交する同一断面上に配されると共に当該2つの外筒側孔の内の1つに対して残りの外筒側孔の内の少なくとも別の1つが外筒の周方向に90度離れて配置され、
前記内筒側孔は、内筒の軸方向一定領域毎に合計5つずつ形成されており、その内少なくとも2つの内筒側孔は内筒の軸線に直交する同一断面上に配されると共に当該2つの内筒側孔の内の1つに対して残りの内筒側孔の内の少なくとも別の1つが内筒の周方向に90度離れて配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変式シリンダー錠。 - 前記変更用補助タンブラは、球体であり、
前記保持側タンブラ及び変更用内側タンブラは、外筒側端部に変更用補助タンブラを保持可能な開口が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の可変式シリンダー錠。 - 外筒側補助孔は、段部を有し、
前記段部が、変更用外側タンブラの内筒側への突入を阻止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の可変式シリンダー錠。
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JP2014023595A (ja) * | 2012-07-25 | 2014-02-06 | Sankyo Co Ltd | 鍵の運用方法及び遊技機 |
WO2023100788A1 (ja) * | 2021-12-01 | 2023-06-08 | 株式会社Lixil | シリンダ錠及びドア |
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---|---|---|---|---|
JP2005002641A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Goal Co Ltd | シリンダ錠 |
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