JP2011219215A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】真空タンクを降圧する真空ポンプを有し、真空タンクによってかご室内を減圧する真空タンク装置、及び高圧タンクを昇圧するエアコンプレッサを有し、高圧タンクによってかご室内を加圧する高圧タンク装置を備え、真空ポンプ及びエアコンプレッサのいずれか一方又は双方をエレベータの運転停止時にのみ作動させることにより、エレベータ運転開始直前の真空タンクを高真空状態にすると共にエレベータ運転開始直前の高圧タンクを高圧状態にし、これらの真空タンク及び高圧タンクを制御することによって、かご昇降時の室内気圧を調節するものである。
【選択図】図1
Description
そこで、エレベータのかご内の気圧を制御して、乗客に不快感を与えないようにしている。例えば、特許文献1では、かごに吸気用ブロアと排気用ブロアを設け、エレベータの昇降行程に応じて、乗りかごに外部の空気を吸入したり、乗りかご内の空気を外部へ排出したりする動作を交互に行わせ、乗りかご内の気圧の変化率を小さくし、乗客の不快感を緩和するようにしたものが記載されている。
これに対して、特許文献2では、乗りかごの開口部の周縁部とかごドアとの隙間を気密状態に閉塞する膨張状態と、気密状態を解除する収縮状態とに切換え可能な弾性体チューブを備えたものが記載されている。
かご室容量が大きい場合、吸気用ブロアや排気用ブロアの応答時間遅れ等によって気圧制御性が悪くなるという問題もある。
また、気圧制御性を向上させるために、かご室を気密化した場合には、何らかのトラブルによって乗客が閉じ込められた場合の換気についても考慮する必要がある。
吸気用ブロアと排気用ブロアが大型化したり、複数化すると動作音が大きくなり、かご室内に伝播する騒音が増加して乗客の不快感を増すために、かご室内の騒音を低減する手段が別途必要となり、装置の大型化とコスト増加につながる。
大量の空気をかご室内に吸気したり、排気したりする際に発生する流体騒音がかご室内の騒音レベルを増加させるので、さらに騒音対策が必要になる。
この発明の目的は、気密性が悪いかご室やかご室容量が大きい場合であっても、小型かつ軽量で、気圧制御時のかご室内騒音を抑制できるエレベータ装置を提供することにある。
また、エレベータのかごが昇降中のかご室内騒音の増加を抑制することができる。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
図1は、この発明による実施の形態1を示す構成図で、具体的には乗りかごの側面図である。
この実施の形態1は、高圧タンク装置と真空タンク装置を備え、高圧タンクと真空タンクの圧力を、かご室外に設けたエアコンプレッサと真空ポンプによってエレベータ起動前に前もって蓄積しておき、昇降行程に応じて吸気量を調整する吸気量制御弁(以下「制御弁」という)と排気量を調整する排気量制御弁(以下「制御弁」という)を開閉することによってかご室内の気圧を制御するものである。
縦枠7の下方には、高圧タンク8を昇圧するためのエアコンプレッサ11が防音壁12を隔てて設置されており、エアコンプレッサ11は開閉バルブ13を介して昇圧用の配管14で高圧タンク8に連結されている。
上枠6には真空タンク15が設けられ、真空タンク15とかご室3は排気量を調整する制御弁16を介して排気管17で連結されている。なお、17aは、排気管17をかご室3に接続するために設けた排気管接続口である。
縦枠7の上方には、真空タンク15を降圧するための真空ポンプ18が防音壁19を隔てて設置されおり、真空ポンプ15は開閉バルブ20を介して降圧用の配管21で真空タンク15に連結されている。
初期状態では、吸気量を調整する制御弁9と、排気量を調整する制御弁16と、開閉バルブ13と、開閉バルブ20はすべて閉じている。
営業開始前やかごドア2が開いて乗客がかご室3に乗降している最中など、所定の停止階で乗りかご1が停止しているときに、開閉バルブ13を開き、エアコンプレッサ11を起動して高圧タンク8を所定の圧力まで昇圧した後に、開閉バルブ13を閉鎖し、エアコンプレッサ11を停止する。同時に、開閉バルブ13を開き、真空ポンプ18を起動して真空タンク18を所定の圧力まで降圧した後に、開閉バルブ20を閉鎖し、真空ポンプ18を停止する。
したがって、昇降中のかご室3内の気圧変化が原因となる乗客の不快感を防止することができる。
また、高圧タンク8と真空タンク15については、その形状も自由に選択することができる。
また、かご室3の気密性が良い場合には、あらかじめ蓄積した高圧タンク8と真空タンク15内の高圧および高真空の圧力を数回の昇降に利用することができるので、エアコンプレッサ11や真空ポンプ18の動作回数を低減し、省エネとなる効果もある。
図2にこの発明による実施の形態2を示す構成図で、具体的には乗りかごの側面図である。
また、真空タンク15を昇圧するための真空ポンプ18は、乗りかご1の外部に設置されており、開閉バルブ20と連結部24を介して降圧用の配管21で真空タンク15に連結されている。なお、連結部24は降圧用の配管21を着脱可能に連結するもので、手動もしくは自動で乗りかご1と真空ポンプ11とを連結する。
初期状態では、吸気量を調整する制御弁9と、排気量を調整する制御弁16と、開閉バルブ13と、開閉バルブ20はすべて閉じている。
営業開始前やかごドア2が開いて乗客がかご室3に乗降している最中など、エアコンプレッサ11と真空ポンプ18を乗りかごに連結可能な停止階で乗りかご1が停止しているときに、昇圧用の配管14を連結部23で接続して開閉バルブ13を開き、エアコンプレッサ11を起動して高圧タンク8を所定の圧力まで昇圧した後に、開閉バルブ13を閉鎖し、エアコンプレッサ11を停止する。
同時に、降圧用の配管21を連結部24で接続して開閉バルブ20を開き、真空ポンプ18を起動して真空タンク15を所定の圧力まで降圧した後に、開閉バルブ20を閉鎖し、真空ポンプ18を停止する。
したがって、昇降中のかご室3内の気圧変化が原因となる乗客の不快感を防止することができる。
図3は、この発明による実施の形態3を示す構成図で、具体的には乗りかごの正面図である。
また、ここでは、吸気量を調整する制御弁9と、排気量を調整する制御弁16を、それぞれかご室3の側面に上下方向に設置したが、それぞれを前後方向に配置したり、かご室3の背面側に配置したりしてもよく、それぞれを配置する位置およびその数量はこれに限るものではない。
吸気管10からかご室3に向かって流れる気流の速度が小さくなると、気流の通過にともなう流体騒音が小さくなるので、気圧制御によって生じる騒音の発生を抑制できる。
図4は、この発明による実施の形態4を示す構成図で、具体的には乗りかごの正面図である。
また、ここでは、吸気量を調整する制御弁9と、排気量を調整する制御弁16を、それぞれかご室3aおよびかご室3bの側面に上下方向に設置したが、それぞれを配置する位置およびその数量はこれに限るものではない。
排気量を調整する制御弁16を閉鎖し、開閉バルブ20を開いた状態で、真空ポンプ18を動作させると、真空タンク15内の圧力が降下する。所定の圧力に到達した後に、開閉バルブ20を閉鎖し、排気量を調整する制御弁16を開くと、かご室3から真空タンク15に空気が流入し、かご室3内の気圧が降下する。
3 かご室 4 防振材
5 下枠 6 上枠
7 縦枠 8 高圧タンク
9 吸気量を調整する制御弁
10 吸気管 10a 吸気管接続口
11 エアコンプレッサ 12 防音壁
13 開閉バルブ 14 昇圧用の配管
15 真空タンク 16 排気量を調整する制御弁
17 排気管 17a 排気管接続口
18 真空ポンプ 19 防音壁
20 開閉バルブ 21 降圧用の配管
23、24 連結部。
Claims (7)
- 真空タンクを降圧する真空ポンプを有し、上記真空タンクによってかご室内を減圧する真空タンク装置、及び高圧タンクを昇圧するエアコンプレッサを有し、上記高圧タンクによってかご室内を加圧する高圧タンク装置を備え、
上記真空ポンプ及び上記エアコンプレッサのいずれか一方又は双方をエレベータの運転停止時にのみ作動させることにより、エレベータ運転開始直前の真空タンクを高真空状態にすると共にエレベータ運転開始直前の上記高圧タンクを高圧状態にし、これらの真空タンク及び高圧タンクを制御することによって、かご昇降時の室内気圧を調節することを特徴とするエレベータ装置。 - 上記真空タンク装置及び高圧タンク装置は、上記かご室の室外側に設けると共に、上記真空タンク及び上記高圧タンクを制御することによって、かご昇降時の室内気圧を調節することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 上記真空タンクは、室内気圧を検知して排気量を調整する排気量制御弁を有する排気管によって上記かご室に接続される共に上記高圧タンクは、室内気圧を検知して吸気量を調整する吸気量制御弁を有する吸気管によって上記かご室に接続され、これら制御弁による吸排気量の調整によって上記かご室内を減圧又は加圧し、かご昇降時の室内気圧を調節することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
- 上記排気量制御弁及び上記吸気量制御弁は、上記排気管を接続するために設けたかご室の排気管接続口、及び上記吸気管を接続するために設けたかご室の吸気管接続口に、それぞれ接近して設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 上記かご室と上記真空タンク間、及び上記かご室と上記高圧タンク間は、それぞれ複数の排気管及び複数の吸気管で接続したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 上部かご室及び下部かご室を備えたダブルデッキタイプのエレベータ装置であって、
上記真空タンク装置、及び上記高圧タンク装置を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のエレベータ装置。 - 所定階床に固定設置され上記真空タンクを降圧する真空ポンプ、及び所定階床に固定設置され上記高圧タンクを昇圧するエアコンプレッサを備え、上記真空タンクと上記真空ポンプ間、及び上記高圧タンクと上記エアコンプレッサ間には、それぞれ連結部を設け、上記かご室の所定階床停止時のみ、上記真空タンクと上記真空ポンプ間、及び上記高圧タンクと上記エアコンプレッサ間を接続可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
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