JP2011187779A - モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は親基板へ実装時にはんだ付け状態を確認できる高周波モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、この課題を解決するために電子部品3で形成された回路に接続された接続端子13と、電子部品3を覆う樹脂部4と、少なくともプリント基板12の側面の一部と樹脂部4の表面上とに形成されたシールド金属膜15と、プリント基板側面でシールド金属膜15と接続されたグランドパターン12cとを備え、接続端子13はプリント基板12の側面においてシールド金属膜15の下方に配置され、シールド金属膜15と接続端子13との間には、接続端子13とシールド金属膜15との間を分離する段付部16を設け、接続端子13には、段付部16の側面における下側周縁部に形成された凹部17と、この凹部17内に設けられた導電膜18とを有したものである。これにより、プリント基板12の側面にはんだのフィレットが形成できる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、この課題を解決するために電子部品3で形成された回路に接続された接続端子13と、電子部品3を覆う樹脂部4と、少なくともプリント基板12の側面の一部と樹脂部4の表面上とに形成されたシールド金属膜15と、プリント基板側面でシールド金属膜15と接続されたグランドパターン12cとを備え、接続端子13はプリント基板12の側面においてシールド金属膜15の下方に配置され、シールド金属膜15と接続端子13との間には、接続端子13とシールド金属膜15との間を分離する段付部16を設け、接続端子13には、段付部16の側面における下側周縁部に形成された凹部17と、この凹部17内に設けられた導電膜18とを有したものである。これにより、プリント基板12の側面にはんだのフィレットが形成できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子部品が樹脂に埋設され、その樹脂の天面と側面とがシールド金属膜で覆われたモジュールに関するものである。
以下、従来の高周波モジュール1について図面を用いて説明する。図16は、従来の高周波モジュールの断面図である。図16において、プリント基板2の上面には配線パターン2aが形成され、下面には高周波モジュール1を親基板へ装着するための接続端子2bが形成されている。なおプリント基板2は多層基板であり、内層にはグランドパターン2cと信号パターン2dとが形成されている。そしてこのようなプリント基板2の配線パターン2a上に電子部品3が装着されることによって、プリント基板2上に高周波回路が形成される。ここで、接続端子2bは接続導体2fを介して高周波回路へと接続されている。
樹脂部4は、プリント基板2上に電子部品3を覆うように形成されている。ここで樹脂部4の側面と、プリント基板2の側面とは一直線(同一平面)となっている。そしてこの樹脂部4の全周と、プリント基板2の側面2e全体を覆うようにシールド金属膜5が形成される。このシールド金属膜5は、プリント基板2の側面2eにおいてグランドパターン2cと接続されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
このような従来の高周波モジュール1では、高周波回路で発生する高周波信号をシールドするために、樹脂部4の全周とプリント基板2の側面2eの全面とがシールド金属膜5によって覆われる構成を有していた。
しかしながら従来の高周波モジュール1では、接続端子2bがプリント基板2の下面に形成されるので、この高周波モジュール1を親基板へはんだ付けした場合に、接続状態などを容易に検査できないという課題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、高周波回路で発生する高周波信号をシールドしつつ、高周波モジュールと親基板との間の接続状態を容易に確認できる高周波モジュールを提供することを目的としたものである。
この目的を達成するためにプリント基板の上面に装着された電子部品が樹脂部で覆われ、前記樹脂部の表面全体がシールド金属膜で覆われ、このシールド金属膜とグランドパターンとが接続されたモジュールにおいて、前記シールド金属膜は前記プリント基板の側面の一部を覆うとともに、この側面において前記シールド金属膜と前記グランドパターンとが接続され、接続端子は前記シールド金属の下方に配置され、前記シールド金属膜と前記接続端子との間には、前記接続端子と前記シールド金属膜との間を分離する段付部を設け、前記接続端子には、前記段付部の側面における下側周縁部に形成された凹部と、この凹部内に設けられた導電性部材とを設けたものである。これにより所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明によれば、樹脂基材であるとともに多層のプリント基板と、このプリント基板の上面に装着された複数の電子部品と、これら電子部品によって形成された回路と、この回路に接続された接続端子と、前記プリント基板の上面において前記電子部品を覆う樹脂部と、少なくとも前記プリント基板の側面の一部と前記樹脂部の表面上とに形成されたシールド金属膜と、前記側面において前記シールド金属膜と接続されたグランドパターンとを備え、前記接続端子は前記シールド金属の下方に配置され、前記シールド金属膜と前記接続端子との間には、前記接続端子と前記シールド金属膜との間を分離する段付部を設け、前記接続端子には、前記段付部の側面における下側周縁部に形成された凹部と、この凹部内に設けられた導電性部材とを有したモジュールであり、これにより回路のシールド性を損なうことなく、接続端子のはんだ付け状態を容易に検査することができる高周波モジュールを実現できる。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態における高周波モジュール11について図面を用いて説明する。図1(a)実施の形態1における高周波モジュールの断面図、(b)同、側面図であり、図2は、同、要部拡大断面図である。なお、これら図1、図2において、従来の高周波モジュール1(図16)と同じものには同じ番号を用い、その説明は簡略化している。
以下、本実施の形態における高周波モジュール11について図面を用いて説明する。図1(a)実施の形態1における高周波モジュールの断面図、(b)同、側面図であり、図2は、同、要部拡大断面図である。なお、これら図1、図2において、従来の高周波モジュール1(図16)と同じものには同じ番号を用い、その説明は簡略化している。
図1から図2において、プリント基板12は、樹脂基材の多層基板であり、本実施の形態では4層基板を用いている。このプリント基板12の上面には、配線パターン12aが形成され、下面には裏面グランド12bが形成され、上から数えて第2番目の層にはグランドパターン12c、第3番目の層目には信号パターン12dが形成されている。なお、本実施の形態におけるプリント基板12は、4層基板であるが、これはさらに多層の基板を用いてもかまわない。
このプリント基板12の上面には複数の電子部品3が装着され、これらの電子部品3によってプリント基板12上にはたとえば電子チューナ(高周波回路の一例として用いた)などが形成される。具体的には、電子部品3は配線パターン12a上にはんだ(図示せず)などの接続部材によって装着されることによって、チューナ回路(高周波回路)が構成される。
プリント基板12の側面における下端部には複数個の接続端子13とシールド用端子14が形成されている。なおシールド用端子14は親基板のグランドへと接続される。プリント基板12の下面における周縁部には、これらの接続端子13とプリント基板12上に形成された回路(グランドも含む)との間を接続する接続パターン13aや、シールド用端子14とグランドパターン12cとの間を接続する接続パターン14aが形成される。そしてこれらの接続パターン13aや接続パターン14aは、内部導体12eを介して、それぞれ高周波回路やグランドパターン12cへと接続される。
本実施の形態において接続端子13には、信号用端子19の端子郡と、グランド端子20、さらに電子チューナを動作させるために各回路へ電源を供給するための電源供給端子21などを含んでいる。そして信号用端子19には、アンテナで受信した高周波信号を電子チューナへ入力する信号入力端子、電子チューナでIF信号へと変換された信号を出力する信号出力端子、電子チューナで希望のチャンネルの信号を受信するために電子チューナへPLLデータを与えるためのPLL制御端子などが含まれる。これらの接続端子13は接続パターン13aを介して電子チューナの各回路(高周波回路)へ接続されている。
一方、シールド用端子14は、接続パターン14aを介してグランドパターン12cへと接続されている。ここで、接続パターン13aや接続パターン14aは、プリント基板12の内部に設けられた導体を介して、高周波回路(あるいは高周波回路のグランドなど)やグランドパターン12cへとそれぞれに接続されている。
樹脂部4は、プリント基板12の上面において、電子部品3を覆うように形成されている。この樹脂部4の全表面(上面と側面)は、シールド金属膜15によって完全に覆われている。なお、本実施の形態では、シールド金属膜15として、スパッタリングによる銅の薄膜が形成されている。このようにスパッタリングによって金属膜を形成しているので、非常に緻密な金属膜を形成できる。したがって、しっかりと電子チューナをシールドでき、電子チューナで発生する高周波ノイズが外部へ漏洩しにくくなる。また逆に外部のノイズが電子チューナの回路へ飛び込むことを防止できるので、妨害に強い電子チューナを実現できる。なお、本実施の形態では、スパッタリングによる薄膜を用いたが、これはめっきや蒸着、導体ペーストなどによる他の金属膜であっても構わない。
段付部16は、プリント基板12の側面に形成されている。本実施の形態において段付部16は、プリント基板12の側面より突出して形成されており、この段付部16は、グランドパターン12cの層と信号パターン12dの層との間の高さの位置で突出する。これにより、プリント基板12の側面において、段付部16の上方には段付部16の不形成部12fが設けられ、下方には接続端子13やシールド用端子14が形成されることとなる。
ここでシールド金属膜15は、不形成部12fと段付部16の上面とにも形成される。この構成により、接続端子13(あるいはシールド用端子14)は、プリント基板12の側面において、シールド金属膜15の下方に配置されることとなる。従って段付部16は、接続端子13(あるいはシールド用端子14)とシールド金属膜との間に形成されることとなる。そして段付部16の側面にプリント基板12の基材が露出した露出部が形成されることによって、段付部16は接続端子13(あるいはシールド用端子14)とシールド金属膜15との間を分離することとなる。なお、本実施の形態において、段付部16の不形成部12fと樹脂部4の側面とは同一平面上(一直線)に並ぶように形成されている。
この構成によって、段付部16はグランドパターン12cよりも低い位置に形成されることとなる。そしてグランドパターン12cは、プリント基板12の側面端まで敷設されている。従って、不形成部12fにおいて、グランドパターン12cとシールド金属膜15とは接続されることとなる。
次に接続端子13、シールド用端子14について詳細に説明する。接続端子13、シールド用端子14は、プリント基板12の側面下側の周縁部に形成された凹部17を有し、この凹部17内には導電膜18(導電性部材の一例として用いた)が形成されている。なお、本実施の形態における導電膜18は、銅めっきによって膜を形成しているが、はんだ付けが可能な導体ペーストなどを凹部17へ埋め込んでも構わない。また、これらの金属には、銅に限らずはんだ付けが可能な材料であれば他の金属であっても構わない。
以上のような構成により、接続端子13、シールド用端子14は高周波モジュール11の側面の下端部に形成されることとなる。したがって、この高周波モジュール11を親基板へ接続部材(たとえば、はんだなど)によって実装(はんだ付け)したとき、高周波モジュール11の側面に接続部材(はんだ)のフィレットを形成させることが可能となる。したがって、このフィレットの形状や大きさなどにより、高周波モジュール11と親基板との間の接続状態を容易に確認することができる。つまり、高周波モジュール11と親基板との間の接続状態の確認が可能であるので、高周波モジュール11と親基板との間は確実に接続できる。
また、高周波モジュール11の側面にはんだなどのフィレットを形成させることができるので、高周波モジュール11と親基板との間の接続強度を大きくできる。したがって、たとえ大きな振動や温度変化などに対し、さらにはそれらが長期間わたったとしても高周波モジュール11と親基板との間の接続を長期間安定して維持することができる。
さらにグランドパターン12cは内層に形成され、シールド用端子14はグランドパターン12cを介してシールド金属膜15へと接続される。これによって、高周波回路は、シールド金属膜15とグランドパターン12cとに囲まれた構成となる。本実施の形態では、電子チューナ(高周波回路)が、プリント基板12の表層に実装された電子部品3によってプリント基板12上に形成される。そして樹脂部4の外周ならびにプリント基板12の側面の不形成部12fに形成されたシールド金属膜15と、プリント基板12の内層に設けられたグランドパターン12cとが、この電子チューナの回路を囲む構成となる。そしてこのように構成された高周波モジュール11を親基板(図示せず)へ搭載するとき、シールド用端子14を親基板のグランドへと接続すれば、電子チューナの回路はグランド内に囲まれ、しっかりとシールドされることとなる。したがって、電子チューナへ入力される高周波信号や、各回路で発生、あるいは各回路を通過する高周波信号さらには各回路で発生する高周波ノイズ(発振器などの高調波など)は、高周波モジュール11内で閉じ込められることとなり、それらが外部へ漏洩しにくくなる。また、逆に外部で生じた高周波ノイズ(例えばCPUなどのクロックノイズなど)も高周波モジュール11内部へ飛び込みにくくなり、妨害に対して強い高周波モジュール11を実現できる。
ここで、プリント基板12の下面に接続端子13、シールド用端子14を形成する必要がない。そこで本実施の形態では、プリント基板12の下面中央部には、裏面グランド12bを形成し、この裏面グランド12bを接続端子13と接続し、電子チューナ(高周波回路)のグランド(グランド端子)として用いている。この裏面グランド12bはプリント基板12の下面において周縁部を除く領域に広く形成することができるので、プリント基板12の上面でのグランドからスールホールなどを介し最短距離でグランドへと接続させることができる(図示せず)。したがって、プリント基板12表面のグランドと裏面グランド12bとの間での不要なインダクタンス成分を小さくできるので、プリント基板12の上面のグランドと裏面グランド12b(さらには親基板のグランド)との間での電位の差を小さくできるので、確実にグランドを取ることができる。
また、裏面グランド12bが親基板と信号パターン12d間に挿入されるので、信号パターン12d(あるいは配線パターン12a)と親基板との間で生じる浮遊容量も小さくでき、高周波信号の損失を小さくできる。さらに、このような高周波モジュール11を親基板への装着した場合、信号パターン12d(あるいは配線パターン12a)と親基板間での浮遊容量の変化は小さくなる。つまり、この浮遊容量の値は、高周波モジュール11の下方での親基板の配線パターンの引き回しなどの影響を受けにくくなることとなる。したがって、高周波モジュール11の下方での親基板の配線パターンの引き回しなどにかかわらず、親基板への装着の前後で、高周波モジュール11の特性の変化を小さくできる。
なお、この裏面グランド12bは、グランドパターン12c(シールド金属膜15)と接続しても良い。この場合、信号パターン12dがグランドパターン12cと裏面グランド12bとの間に囲まれた構造(いわゆるトリプレート構造)となる。したがって、高周波信号の損失をさらに小さくできるとともに、高周波信号やノイズの漏洩や外部からのノイズの飛び込みもさらに小さな高周波モジュール11を得ることができる。またこの場合も、親基板との間での浮遊容量の値や浮遊容量の変化も小さくできる。
さらに、本実施の形態では、高周波回路のグランド端子20とシールド用端子14とは電気的に分離している。これは、シールド金属膜15と高周波回路のグランドとが接続されると、外部で発生した高周波ノイズなどがシールド金属膜15へ飛び込み、高周波回路のグランドを介して高周波回路へと侵入するためである。そこで、グランド端子20とシールド用端子14とを電気的に分離することにより、外部からの妨害が生じにくい電子チューナを実現できる。
図3は、本実施の形態における接続端子13(あるいはシールド用端子14)の拡大下面図である。図3において接続パターン13a、接続パターン14aは、露出しており、親基板へ装着されたときに、接続端子13(あるいはシールド用端子14)と接続パターン13a(あるいは接続パターン14a)とにはんだが付着するので、親基板への接続強度をさらに大きくできる。なお、本実施の形態における接続パターン13a(接続パターン14a)には、プリント基板12の周縁部に、接続パターン13a(接続パターン14a)のパターン不形成部23が形成されている。これにより、プリント基板12の外周端部での金属バリを発生しにくくできる。
さらに本実施の形態において凹部17は、プリント基板12の下面からプリント基板12の上から第3番目の層(信号パターン12dと同じ層)までを貫通するように設けられている。そして、接続端子13やシールド用端子14は、凹部17内において、導電膜18の下側が接続パターン13a、接続パターン14aへとそれぞれに接続され、上側がプリント基板12の第3層目における外周端に設けられた導体パターン22へと接続されて形成される。これにより、プリント基板12に熱収縮などが生じても、導電膜18に亀裂などが生じにくくできる。
なお、本実施の形態では、4層基板であるので、凹部17は上から第3層目までとしている。これは、グランドパターン12cはプリント基板12の側面においてシールド金属膜15と接続するため、導体パターン22はグランドパターン12cよりも下方に位置された層であることが必要となるためである。つまり、さらに多層のプリント基板12である場合でも、導体パターン22はグランドパターン12cよりも下方に配置される層であれば、いずれの層に形成されても良いこととなる。
図4は、本実施の形態における高周波モジュールの他の例におけるシールド用端子の要部拡大断面図である。なお、図4において、図1から図3と同じものには同じ番号を用い、その説明は簡略化している。図4において、シールド用端子14の凹部17は、グランドパターン12cの層にまで到達させている。このとき導電膜18の上側は、第3層目ではなく、グランドパターン12cへと接続されることとなる。これにより、シールド用端子14は、シールド金属膜15へ直接に接続されることとなるので、たとえ不要な高周波ノイズがシールド金属膜15へ飛び込んでも、それがプリント基板12の内部を通過することなくシールド用端子14へと流れる。したがって、さらに外来のノイズによる妨害の発生しにくい高周波モジュール11を実現できる。
図5は、本実施の形態における高周波モジュールの製造フローチャートである。本実施の形態における高周波モジュール11の製造方法について図5の順序に従い、図面を用いて説明する。図6は本実施の形態における高周波モジュールのプリント基板の断面図であり、図7(a)は同、樹脂部形成工程での高周波モジュールの断面図、(b)は同、凹状スリット形成工程での高周波モジュールの断面図、(c)は同、切断工程での高周波モジュールの断面図、(d)は同、金属膜形成工程での高周波モジュールの断面図、(e)は同、露出部形成工程での高周波モジュールの断面図である。なお、図5から図7(e)において、図1から図3と同じものには同じ番号を用い、その説明は簡略化している。
図5、図6において、連結基板製造工程31は、複数個のプリント基板12が連結された連結基板32を作成する工程である。この工程では銅箔、プリプレグ、コア基板などの材料33などを準備し、これらを銅箔、プリプレグ、コア基板、プリプレグ、銅箔の順に積層し、熱圧着を行うことによって4層基板が作成される。なおこのとき各プリプレグにはビア孔が形成され、このビア孔内に導電性材料が埋め込まれることにより内部導体12eが形成され、各層間が電気的に導通する。また、熱圧着によって一体化された連結基板32表裏面の銅箔をエッチングして、所定の形状の配線パターンが形成される。
さらに、本実施の形態におけるプリント基板12では、連結基板製造工程31において、プリント基板12の下面から第3番目の層のまでの深さのビア孔41を形成し、導体パターン22の一部を露出させる。そしてその状態で、無電解めっきなどを行うことによりビア孔41内に導電膜18が形成され、接続パターン13aや接続パターン14aと導体パターン22との間が、導電膜18によって接続されたプリント基板12が完成する。
図5、図7(a)において実装工程34では、連結基板32(プリント基板12)の配線パターン12a上にクリーム状のはんだ35(接続部材の一例)を塗布し、電子部品3を装着して、加熱することにより、プリント基板12上に電子チューナの高周波回路を形成する。樹脂部形成工程36は、実装工程34の後で連結基板32の上面に樹脂4aを塗布し、電子部品3を覆うように樹脂部4を形成する工程である。なお、本実施の形態における樹脂部形成工程36での樹脂4aは、コンプレッションモールドによって塗布しているが、これはメタルマスクによる印刷工法などのような他の方法でもかまわない。
図5、図7(b)において、凹状スリット形成工程37は、樹脂部形成工程36の後で樹脂部4の所定の位置に凹状のスリット51を形成する工程である。このスリット51は、プリント基板12同士が連結された位置に加工される。このとき、スリット51は、このスリット51の底がグランドパターン12cと導体パターン22との間の高さとなるように加工される。これにより、グランドパターン12cが樹脂部4の側面から露出することとなる。そしてこの凹状スリット形成工程37によって、樹脂部4の側面と段付部16の不形成部12fと段付部16の上面とが加工されるわけである。つまり、スリット51の内側面が樹脂部4の側面と段付部16の不形成部12fをなし、スリット51の底部が段付部16の上面をなすこととなる。
図5、図7(c)において切断工程38は、凹状スリット形成工程37の後でスリット51とは異なる幅のダイシング歯などを用いて、連結基板32からそれぞれのプリント基板12を分離する。本実施の形態においては、スリット51のスリット幅52よりも狭い幅の切断しろ53で加工する。これによって、プリント基板12の下端部に段付部16が形成されるとともに、ビア孔41が分割され凹部17(接続端子13、シールド用端子14)が形成されることとなる。
図5、図7(d)において、金属膜形成工程39は、切断工程38の後で樹脂部4の全周囲(天面と4側面)とプリント基板12側面とに銅による金属膜54を形成する工程である。本実施の形態における金属膜形成工程39はスパッタリングであり、金属膜54としてスパッタ薄膜が形成される。なお、本実施の形態における金属膜形成工程39では、スパッタによって金属膜54を形成したが、これはめっきや蒸着などのような他の方法によって形成しても良い。
このとき、金属膜54は、段付部16の側面をも覆うこととなるので、この状態では接続端子13とシールド金属膜15とが短絡している。そこで、露出部形成工程40において、段付部16の側面を研磨して研磨面を形成し、段付部16側面の金属膜54を除去する。これによって、プリント基板12の基材の露出部が形成された段付部16が形成され、この段付部16によって接続端子13とシールド金属膜15とが分離された高周波モジュール11が完成する。
なお、このとき段付部16は、シールド金属膜15の側面側外面より突出させておくことが重要である。これは、露出部形成工程40における研磨でシールド金属膜15までを研磨しないようにするためである。これにより、露出部形成工程40においてシールド金属膜15が欠損することがなく、しっかりと高周波回路をシールドできる。
図8は、本実施の形態の高周波モジュール11における製造フローチャートの他の例を示し、図9(a)は、第2の例における金属膜形成工程での高周波モジュールの断面図であり、図9(b)は同、第2の例における切断工程での高周波モジュールの断面図である。なお、図8から図9(b)において、図5から図7(e)と同じものには同じ番号を用い、その説明は簡略化している。
図8に示すように、第2の例における製造方法において、連結基板製造工程31から凹状スリット形成工程37までの間の製造工程は、第1の例における製造方法と同じである。
図8において、この第2の例では、凹状スリット形成工程37の後で、まず先に金属膜形成工程39が行われる。このとき、図9(a)に示したように、第2の例における製造方法における金属膜形成工程39では、スパッタリングによって樹脂部4の上面とスリット51の内面とに金属膜54が形成される。なおこの第2の例における金属膜形成工程39では、プリント基板12が連結状態のままであるので、金属膜54と接続端子13とが接続されることはない。
そして第2の例における製造方法では、図8に示すように、金属膜形成工程39の後で切断工程38が行われる。この切断工程38によって、樹脂部4の周囲と段付部16の上面とにシールド金属膜15が残ることとなり、プリント基板12の側面には切断面が形成される。これにより段付部16の側面にはプリント基板12の基材の露出部が形成され、この段付部16によって接続端子13とシールド金属膜15とが分離された高周波モジュール11が完成する。第2の例における製造方法では、プリント基板12が連結された状態で生産されるので、非常に生産性の良好な高周波モジュール11を実現できる。
(実施の形態2)
以下、本実施の形態における高周波モジュール61について図面を用いて説明する。図10(a)は、実施の形態2における高周波モジュールの断面図であり、図10(b)は同、側面図である。なお、図10(a)、図10(b)において、図1(a)から図3と同じものには同じ番号を用いており、その説明は簡略化している。
以下、本実施の形態における高周波モジュール61について図面を用いて説明する。図10(a)は、実施の形態2における高周波モジュールの断面図であり、図10(b)は同、側面図である。なお、図10(a)、図10(b)において、図1(a)から図3と同じものには同じ番号を用いており、その説明は簡略化している。
図10(a)、図10(b)において、本実施の形態における高周波モジュール61は、実施の形態1における高周波モジュール11に対し、段付部62が樹脂部4の側面より凹んで形成された点が異なる。つまり凹部17は、樹脂部4から凹んだ段付部62の下端部に形成されることとなる。したがって、段付部62においてプリント基板12の基材の露出部が形成され、シールド金属膜15と接続端子13(あるいはシールド用端子14)とが分離される。これにより、実施の形態1と同じく、高周波モジュール61を親基板へはんだ付けしたときのはんだ付けの状態を容易に確認できる。
さらに、接続端子13やシールド用端子14は、プリント基板12の側面より内方となる位置に配置されることとなる。したがって、高周波モジュール61と親基板との間の接続は、高周波モジュール61の外周より突出するはんだの寸法を小さくできる。これにより、高周波モジュール61に近接して他の部品の実装などが可能となる。
また、本実施の形態においても、プリント基板12の側面において段付部62の上方には段付部62の不形成部12fが形成される。したがって、プリント基板12の不形成部12fはシールド金属膜15で覆われることとなる。これにより実施の形態1と同じく、電子チューナの高周波回路は、グランドパターン12c、シールド金属膜15によって囲まれるので、しっかりとシールドできる。これにより、高周波信号や高周波ノイズが外部へ漏洩しにくく、かつ外部より飛び込みしにくい高周波モジュール61を実現できる。
図11は、本実施の形態における高周波モジュールの製造フローチャートであり、図12(a)は、本実施の形態における切断工程での高周波モジュールの断面図であり、図12(b)は同、金属膜形成工程での高周波モジュールの断面図であり、図12(c)は同、露出部形成工程での高周波モジュールの断面図である。これらの図において、図5から図7(e)と同じものに関しては同じ番号を用い、その説明は簡略化している。
図11に示すように、本実施の形態における高周波モジュール61の製造方法は、連結基板製造工程31から樹脂部形成工程36までの間の製造工程は、実施の形態における各製造工程と同じである。図11、図12(a)において切断工程71は、樹脂部形成工程36の後で、樹脂部4と連結基板32とを所定の位置で切断し、樹脂部4とプリント基板12の側面が形成される。
図11、図12(b)において本実施の形態における金属膜形成工程39では、切断工程71の後で樹脂部4の全周面とプリント基板12側面とに金属膜54を形成する。この状態では、金属膜54によってシールド金属膜15と接続端子13(あるいはシールド用端子14)とが接続されている。そこで切削工程72では、図11、図12(c)に示すように、金属膜形成工程39の後で、不形成部12fを残し、プリント基板12の側面下端部を切削する。これにより、プリント基板12の側面には、段付部16の側面の金属膜54が除去され、切削面が形成されることとなる。したがって、段付部16の側面にはプリント基板12の基材の露出部が形成され、この段付部16によって接続端子13とシールド金属膜15とが分離された高周波モジュール11が完成する。なお、この切削には、平面研削盤などによる研削やダイシング歯などによるダイシングなどを用いて加工される。
なお、本実施の形態では、樹脂部形成工程36の後で切断工程71を設けたが、これは実施の形態の第2の製造方法の例のように、凹状スリット形成工程37を設け、その後に金属膜形成工程39、切削工程72の順で製造してもよい。なお、この場合切削工程72では、スリット51の幅よりも大きな幅で切削を行うことによって、凹部17を加工すると同時に連結基板32を分割する。そしてこの場合、プリント基板12が連結された状態で生産されるので、非常に生産性の良好な高周波モジュール61を実現できる。
(実施の形態3)
以下、本実施の形態における高周波モジュール81について図面を用いて説明する。図13(a)は、本実施の形態における高周波モジュールの側面図であり、図13(b)は同、下面図である。なお、これら図13(a)、図13(b)において、図1から図3と同じものには、同じ番号を用いており、その説明は簡略化している。
以下、本実施の形態における高周波モジュール81について図面を用いて説明する。図13(a)は、本実施の形態における高周波モジュールの側面図であり、図13(b)は同、下面図である。なお、これら図13(a)、図13(b)において、図1から図3と同じものには、同じ番号を用いており、その説明は簡略化している。
実施の形態1や2における高周波モジュール11、高周波モジュール61では、プリント基板12の側面の幅いっぱい(端から端まで)に段付部62が形成されていた。しかし本実施の形態における高周波モジュール81において、段付部82はプリント基板12の側面において下端部の一部だけに形成される。つまり、段付部82の不形成部12fは、段付部82の上方だけでなく、段付部82の横方向にも形成されることとなる。これにより、段付部82の横方向における不形成部12fでは、シールド金属膜15がプリント基板12の側面の下端まで延在して形成されることとなる。したがって、さらにしっかりとシールドができる。なお、この段付部82は、段付部16と同様にプリント基板12側面(シールド金属膜15の表面)から突出して形成されている。
そしてこのような構成とした場合、段付部82の横方向の不形成部12fにもシールド用端子14を形成できる。具体的には、段付部82の横方向の不形成部12fにおいて、プリント基板12の側面の下端部にも凹部17が形成され、この凹部17内に導電膜18が形成されてシールド用端子14が形成される。この場合、シールド用端子14は、シールド金属膜15と直接接続されるので、さらにシールド性の良好な高周波モジュール81を実現できる。もちろん、シールド用端子14はプリント基板12側面の下端部に形成されるので、本高周波モジュール81を親基板へ実装したときに、そのシールド用端子14と親基板とのはんだ付けの状態を容易に検査できる。
また、プリント基板12の側面の幅全体を不形成部12f{図13(b)における縦側面}とすることもできる。そしてこの場合に、プリント基板12は幅全体でシールドできるので、さらにシールド性の良好な高周波モジュール81を実現できる。
次に、本実施の形態における高周波モジュール81の製造方法について、図面を用いて説明する。図14(a)は、本実施の形態における凹状スリット形成工程での高周波モジュールの上面図であり、図14(b)は同、断面図である。図14(a)、図14(b)において、図7と同じものについては、同じ番号を用い、その説明は簡略化している。
そして本実施の形態における高周波モジュール81の製造方法は、実施の形態1における各製造方法(図5または図8)と基本的に同じ方法によって製造が可能である。ただし、本実施の形態では図14(a)、図14(b)に示すように、凹状スリット形成工程37において、段付部16を形成する箇所83には凹状のスリット51を形成し、シールド金属膜15をプリント基板12側面の下端部まで形成させる箇所84に関しては、樹脂部4から連結基板32までを貫通する貫通スリット85が形成される。
このような連結基板32を用いて金属膜形成工程39を行えば、貫通スリット85の箇所84に対しては、シールド金属膜15がプリント基板12の下端部にまで形成されることとなる。そしてこれによれば、実施の形態1の段付部16と同様の効果を有する段付部82が形成された高周波モジュール81を得ることができる。
なお、本実施の形態においてシールド用端子14は、プリント基板12の側面において、段付部82の横方向に形成された不形成部12fや、段付部82が形成されない側面に設けた。しかし、シールド用端子14を段付部82に設けてもかまわない。
図15(a)は本実施の形態における第2の例の高周波モジュールの側面図であり、図15(b)は同、下面図である。この例の高周波モジュール91における段付部92は、第1の例と同じく、プリント基板12の側面において下端部の一部だけに形成され、段付部82の不形成部12fは段付部82の上方だけでなく、段付部82の横方向にも形成されることとなる。さらに段付部92は、実施の形態2における段付部62と同様に、プリント基板12側面(樹脂部4の側面)から凹んで形成されたものである。
この構成により、段付部92においてプリント基板12の基材の露出部が形成され、シールド金属膜15と接続端子13とが分離される。これにより、他の実施の形態と同じく、高周波モジュール91を親基板へはんだ付けしたときのはんだ付けの状態を容易に確認できる。
また、接続端子13は、プリント基板12の側面より内方となる位置に配置されることとなる。したがって、高周波モジュール91と親基板との間の接続は、高周波モジュール91の外周より突出するはんだの寸法を小さくできる。これにより、高周波モジュール91に近接して他の部品の実装などが可能となる。
そしてこの第2の例における高周波モジュール91の製造方法は、実施の形態2における各製造方法と基本的に同じ工程によって製造が可能である。つまり、実施の形態2における第1の例の製造方法のように、プリント基板12ごとに切断した後に、金属膜54を形成し、その後で段付部82を切削によって形成してもよい。また、本実施の形態における第1の例と同じく(図14(a)、図14(b)に示す)、凹状スリット形成工程37において、段付部92を形成する箇所83には凹状のスリット51を形成し、シールド金属膜15をプリント基板12側面の下端部まで形成させる箇所84に関しては、樹脂部4から連結基板32までを貫通する貫通スリット85が形成し、実施の形態2の第2の例のように凹状スリット形成工程37の後で金属膜54を形成し、その後に切削により段付部92を形成する。
そしてこのような構成とした場合、段付部92の横方向の不形成部12fにもシールド用端子14を形成できる。具体的には、段付部92の横方向の不形成部12fにおいて、プリント基板12の側面の下端部にも凹部17が形成され、この凹部17内に導電膜18が形成されてシールド用端子14が形成される。この場合、シールド用端子14は、シールド金属膜15と直接接続されるので、さらにシールド性の良好な高周波モジュール91を実現できる。もちろん、シールド用端子14はプリント基板12側面の下端部に形成されるので、本高周波モジュール91を親基板へ実装したときに、そのシールド用端子14と親基板とのはんだ付けの状態を容易に検査できる。
また、プリント基板12の側面の幅全体を不形成部12f{図15(b)における縦側面}とすることもできる。そしてこの場合に、プリント基板12は幅全体でシールドできるので、さらにシールド性の良好な高周波モジュール91を実現できる。
なお、本実施の形態においてシールド用端子14は、プリント基板12の側面において、段付部92の横方向に形成された不形成部12fや、段付部92が形成されない側面に設けた。しかし、シールド用端子14を段付部92に設けてもかまわない。
本発明にかかるモジュールは、親基板との接続状態を確認できるという効果を有し、特に接続信頼性を要求される車載用途の高周波モジュール等に用いると有用である。
3 電子部品
4 樹脂部
12 プリント基板
12c グランドパターン
13 接続端子
15 シールド金属膜
16 段付部
17 凹部
18 導電膜
4 樹脂部
12 プリント基板
12c グランドパターン
13 接続端子
15 シールド金属膜
16 段付部
17 凹部
18 導電膜
Claims (10)
- 樹脂基材であるとともに多層のプリント基板と、このプリント基板の上面に装着された複数の電子部品と、これら電子部品によって形成された回路と、この回路に接続された接続端子と、前記プリント基板の上面において前記電子部品を覆う樹脂部と、少なくとも前記プリント基板の側面の一部と前記樹脂部の表面上とに形成されたシールド金属膜と、前記側面において前記シールド金属膜と接続されたグランドパターンとを備え、前記接続端子は前記プリント基板の側面において前記シールド金属膜の下方に配置され、前記シールド金属膜と前記接続端子との間には、前記接続端子と前記シールド金属膜との間を分離する段付部を設け、前記接続端子には、前記段付部の側面における下側周縁部に形成された凹部と、この凹部内に設けられた導電性部材とを有したモジュール。
- 段付部の側面には、プリント基板の基材が露出した露出部が形成された請求項1に記載のモジュール。
- 段付部は、シールド金属膜の側面側外面より突出して形成された請求項2に記載のモジュール。
- 段付部は、樹脂部の側面より凹んで形成された請求項2に記載のモジュール。
- 露出部は、研磨、切断もしくは切削加工によって形成された請求項3または4に記載のモジュール。
- シールド金属膜は、スパッタリング薄膜とした請求項5に記載のモジュール。
- 段付部の側面には複数個の接続端子が形成され、前記接続端子には、回路の信号が供給された信号端子と、シールド金属膜と接続されたシールド用端子とを有した請求項6に記載のモジュール。
- 接続端子には、前記回路のグランドに接続されたグランド端子を有し、前記シールド用端子と前記グランド端子とは電気的に分離された請求項7に記載の高周波モジュール。
- 段付部はプリント基板の側面の一部に設けられ、前記段付部の横方向では前記段付部の不形成部が、プリント基板の側面の下端まで延在して形成され、前記不形成部にはシールド金属膜が形成された請求項6に記載のモジュール。
- 不形成部の下端部には、シールド金属膜と接続されたシールド用端子を有し、前記グランド端子はプリント基板の側面に形成された凹部と、この凹部内に設けられた導電性部材とを有した請求項9に記載のモジュール。
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