JP2011182543A - 記録媒体再生装置およびモータ内絶縁物除去方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な時期にモータ内の絶縁物を除去できる記録媒体再生装置およびモータ内絶縁物除去方法を提供する。
【解決手段】キャリッジモータ6が回転した際のモータ電流を電流測定回路7で測定し、その電流値が、基準値1以下である場合は、絶縁有機化合物がブラシとコミテータ間に堆積して挟まった状態と推測しキャリッジモータ6が停止する可能性が高いと判断して、光ピックアップ4の現在位置に応じて外周方向、内周方向のいずれかに移動させて現在位置に戻す。
【選択図】図4
【解決手段】キャリッジモータ6が回転した際のモータ電流を電流測定回路7で測定し、その電流値が、基準値1以下である場合は、絶縁有機化合物がブラシとコミテータ間に堆積して挟まった状態と推測しキャリッジモータ6が停止する可能性が高いと判断して、光ピックアップ4の現在位置に応じて外周方向、内周方向のいずれかに移動させて現在位置に戻す。
【選択図】図4
Description
本発明は、記録媒体からデータを読み出した際にブラシモータを利用した記録媒体再生装置と、ブラシモータ内に堆積する絶縁物を除去するためのモータ内絶縁物除去方法に関する。
記録媒体としてCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクを再生する装置では、当該光ディスクを再生する際に光ディスク上のトラックをトレースしている光ピックアップのレンズがその稼動量を超えてしまう場合、光ピックアップ全体をキャリッジモータで移動させてトラックをトレースできるようにして光ディスク上の情報を読み取っていく。
図1に従来の光ディスク再生装置の光ピックアップを移動させる部分を抜粋した図を、図2に光ピックアップを移動させる際の波形図を示す。図1に示した光ディスク再生装置は、ターンテーブル102と、スピンドルモータ103と、光ピックアップ104と、キャリッジ機構105と、キャリッジモータ106と、を備えている。
ターンテーブル102は、光ディスク114を保持し回転させるために、略平坦な載置面と、光ディスク114のセンターホールを保持するためのクランプ部と、を備えている。スピンドルモータ103は、回転軸がターンテーブル102と機械的に接続され、ターンテーブル102を回転させることでターンテーブル102に載置された光ディスク114を回転させている。
光ピックアップ104は、光ディスク114にレーザ光を出射するとともに光ディスク114の記録面からの反射光が入射する対物レンズ、光ディスク114に対してフォーカス方向(垂直方向)やトラッキング方向(径方向)に対物レンズを移動させるためのアクチュエータ、光ディスク114に照射するレーザ光を発生させるレーザダイオード、光ディスク114から反射された反射光を受光するフォトダイオードなども備え、フォトダイオードが受光した反射光を電気信号に変換して図示しないRF回路などに出力する。
キャリッジ機構105は、後述するキャリッジモータ106の回転軸と機械的に接続され光ピックアップ104に形成されたネジ山やネジ溝と噛み合っているリードスクリューなどから構成されている。キャリッジモータ106は、図示しない駆動回路などから駆動されることで回転し、キャリッジ機構105を動作させて光ピックアップ104を光ディスク114の径方向に移動させる。
光ピックアップ104の移動は、図2に示すように、光ピックアップ104で受光した信号からRF回路などで生成されるトラッキングエラー信号(TE信号)を観測し信号電圧が一定レベル(基準値)を超えた場合は、対物レンズの中心位置からの稼動量が大きくなっており光ディスク114のトラックのトレースがアクチュエータのみでは追従できなくなっていることを意味するため、キャリッジモータ106に初期電圧を加えてキャリッジモータ106を回転させて光ピックアップ104を移動させ、トラッキングエラー信号電圧が低下した場合はトラックがトレースできることを意味しているので、キャリッジモータ106への電圧の印加を停止して光ピックアップ104の移動を停止させる。また、初期電圧でキャリッジモータ106が回転しない場合は、キャリッジモータ106が回転するまで徐々に電圧を上げて駆動している。
通常の光ディスクでは情報が内周部から外周部に連続して記録されているので、キャリッジモータ106には低電圧パルスが断続的に加えられ一方向に回転、停止を繰り返す駆動となる。
上述したキャリッジモータ106にはコストの面からブラシモータを使用することが多いが、ブラシモータはその構造からコミテータがブラシから逸脱する際に発生する電気スパークにより、絶縁有機化合物(絶縁物)を生成する。ブラシモータに低電圧パルスを断続的に加え一方向に回転させ続けると、この絶縁有機化合物がブラシとコミテータに徐々に堆積し、最終的にはブラシとコミテータの間に絶縁有機化合物が挟まり電流の流れを阻害してモータの回転を止めてしまうという問題があった。
これと類似する問題として、ブラシ粕がコミテータの隙間に堆積することによってコミテータ間が導通するという問題に対して特許文献1に記載のディスク状記録媒体駆動装置が提案されている。特許文献1に記載されたディスク状記録媒体駆動装置は、データ読み出しの積算時間が設定した積算時間に達した後にブラシ粕排除手段からの指示によりブラシモータを高速に回転させて電極ブラシと整流子の相互摺動によりブラシモータ内で蓄積したブラシ粕を整流子から吹き飛ばしている。
しかしながら、特許文献1に記載されたディスク状記録媒体駆動装置では、データ読み出しの積算時間が設定した積算時間に達した後にブラシ粕の排除動作を行う、つまり、一定間隔でブラシ粕の排除動作を行っているが、モータの製造バラツキが大きいと、積算時間の設定によっては無駄にブラシ粕の排除動作を行ってしまったり、ブラシ粕の排除動作前にブラシ粕が堆積してしまうといった問題が発生してしまう。従って、実際に堆積しているブラシ粕の量とは関係なく、排除動作を行っていた。また、特許文献1に記載されたディスク状記録媒体駆動装置は、ブラシ粕がコミテータの隙間に堆積することによってコミテータ間が導通するという問題に対する対策であって、ブラシとコミテータの間に堆積する絶縁有機化合物によって電流の流れが阻害されモータの回転を止めるという問題に対する対策については何ら考慮されていない。
そこで、本発明は、例えば、適切な時期にモータ内の絶縁物を除去できる記録媒体再生装置およびモータ内絶縁物除去方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の記録媒体再生装置は、記録媒体から情報を読み取る読取手段と、前記読取手段を前記記録媒体の径方向に移動させるキャリッジモータと、前記キャリッジモータを駆動する駆動手段と、前記読取手段が読み取った情報を再生する再生手段と、を備えた記録媒体再生装置において、前記駆動手段によって駆動された際の前記キャリッジモータに流れる電流を測定する電流測定手段と、前記電流測定手段が測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、前記駆動手段に前記キャリッジモータを高速回転させて前記読取手段を前記記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項7に記載のモータ内絶縁物除去方法は、記録媒体から情報を読み取る読取手段と、前記読取手段を前記記録媒体の径方向に移動させるキャリッジモータと、前記キャリッジモータを駆動する駆動手段と、前記読取手段が読み取った情報を再生する再生手段と、を備えた記録媒体再生装置のモータ内絶縁物除去方法であって、前記駆動手段によって駆動された際の前記キャリッジモータに流れる電流を測定し、測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、前記駆動手段に前記キャリッジモータを高速回転させて前記読取手段を前記記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように制御することを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置は、電流測定手段で、駆動手段によって駆動された際のキャリッジモータに流れる電流を測定し、制御手段で、電流測定手段が測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、駆動手段にキャリッジモータを高速回転させて読取手段を記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示しているので、絶縁有機化合物が堆積することでブラシとコミテータ間の抵抗が大きくなりキャリッジモータに流れる電流が少なくなることを電流測定手段で検出できるため、絶縁有機化合物が堆積したことを検出したときにはキャリッジモータを高速回転させて読取手段を記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させて絶縁有機化合物を除去することができる。
また、閾値として、第一の値が設定され、制御手段が、電流測定手段が測定した電流値が第一の値以下となった場合は直ちに駆動手段にキャリッジモータを高速回転させて読取手段を記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示してもよい。このようにすることにより、例えばキャリッジモータ内で絶縁有機化合物によって動作不能になる直前の状態を検出でき、即座に絶縁有機化合物を除去することができる。
また、閾値として、第一の値に加えて第一の値よりも高い第二の値が設定され、制御手段が、電流測定手段が測定した電流値が前記第一の値より高く第二の値以下となった場合は、キャリッジモータを高速回転させて読取手段を記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させても再生手段の再生動作に影響しないか否かをさらに判断し、再生手段の再生動作に影響しない場合は駆動手段にキャリッジモータを高速回転させて読取手段を記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示してもよい。このようにすることにより、例えばキャリッジモータ内に絶縁物が堆積始めた状態の動作停止まで余裕のある状態を検出でき、その場合は、再生手段の再生に影響を及ぼさない範囲で絶縁有機化合物を除去することができる。
また、再生手段が再生した情報を一時格納する格納手段を備え、再生手段が格納手段に格納された情報が予め定めた一定以上格納された場合に格納手段から読み出して外部へ出力するように動作するとともに、制御手段が、格納手段に格納した情報の残量が予め定めた所定量以上であった場合は再生手段の再生動作に影響しないと判断してもよい。このようにすることにより、例えば外部からの振動などにより再生が中断しないようにバッファメモリなどを備えている場合は、そのバッファメモリに蓄えられている情報を再生している間は再生に影響しないと判断して絶縁有機化合物を除去することができる。
また、制御手段が、再生手段の再生動作が終了したことを検出した場合は再生手段の再生動作に影響しないと判断してもよい。このようにすることにより、例えば、光ディスクに記録されている音楽や映像の再生が終了した際に絶縁有機化合物の除去動作をすることで再生動作への影響を少なくすることができる。
また、読取手段の記録媒体の径方向における現在位置を取得する位置取得手段を備え、位置取得手段が取得した現在位置が前記記録媒体の径方向の内周端に近い場合は、制御手段が、読取手段を記録媒体の外周端へ移動させたのちに現在位置に戻すように駆動手段にキャリッジモータを駆動させ、位置取得手段が取得した現在位置が記録媒体の外周端に近い場合は、制御手段が、読取手段を記録媒体の内周端へ移動させたのちに現在位置に戻すように駆動手段にキャリッジモータを駆動させてもよい。このようにすることにより、現在位置からの往復で最長距離をシークさせるため、その分キャリッジモータを高速回転させる時間を長くとれる。
また、本発明の一実施形態にかかるモータ内絶縁物除去方法は、駆動手段によって駆動された際のキャリッジモータに流れる電流を測定し、測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、駆動手段にキャリッジモータを高速回転させて読取手段を記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように制御しているので、絶縁有機化合物が堆積することでブラシとコミテータ間の抵抗が大きくなりキャリッジモータに流れる電流が少なくなることを検出できるため、絶縁有機化合物が実際に堆積したときにキャリッジモータを高速回転させて読取手段を記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させて絶縁有機化合物を除去することができる。
本発明の第1の実施例にかかる記録媒体再生装置としての光ディスク再生装置1を図3乃至図6を参照して説明する。光ディスク再生装置1は、図3に示すようにターンテーブル2と、スピンドルモータ3と、光ピックアップ4と、キャリッジ機構5と、キャリッジモータ6と、電流測定回路7と、キャリッジモータ駆動回路8と、RF回路9と、ピックアップ制御回路10と、マイコン11と、再生部12と、メモリ13と、を備えている。
ターンテーブル2は、記録媒体としての光ディスク14を保持し回転させるために、略平坦な載置面と、光ディスク14の中心に設けられたセンターホールを保持するためのクランプ部と、を備えている。
スピンドルモータ3は、回転軸がターンテーブル2と機械的に接続され、ターンテーブル2を回転させることでターンテーブル2に載置された光ディスク14を回転させている。
読取手段としての光ピックアップ4は、光ディスク14にレーザ光を出射するとともに光ディスク14の記録面からの反射光が入射する対物レンズ、光ディスク14に対してフォーカス方向(垂直方向)やトラッキング方向(径方向)に対物レンズを移動させるためのアクチュエータ、光ディスク14に照射するレーザ光を発生させるレーザダイオード、光ディスク14から反射された反射光を受光するフォトダイオードなども備え、フォトダイオードが受光した反射光を電気信号に変換してRF回路9に出力する。
キャリッジ機構5は、後述するキャリッジモータ6の回転軸と機械的に接続され光ピックアップ4に形成されたネジ山やネジ溝と噛み合っているリードスクリューなどから構成されている。
キャリッジモータ6は、ブラシモータで構成され、キャリッジモータ駆動回路8から駆動されることで回転し、キャリッジ機構5を動作させて光ピックアップ4を光ディスク14の径方向に移動させる。
電流測定手段としての電流測定回路7は、キャリッジモータ6に流れる電流値を測定してマイコン11に出力する。
駆動手段としてのキャリッジモータ駆動回路8は、ピックアップ制御回路10からの制御信号によりキャリッジモータ6を駆動するための信号(例えばパルス信号)を生成しキャリッジモータ6へ出力する。
RF回路9は、光ピックアップ4から入力された信号から、RF信号とトラッキングエラー信号(TE信号)を生成し、RF信号は再生部12へ出力し、TE信号はピックアップ制御回路10へ出力する。
ピックアップ制御回路10は、TE信号が入力され、TE信号に基づいたキャリッジモータ駆動回路8に対する制御信号を出力する。
制御手段としてのマイコン11は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリを内蔵したマイクロコンピュータであり、本実施例では、電流測定回路7が測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、キャリッジモータ駆動回路8にキャリッジモータ6を高速回転させて光ピックアップ4を光ディスク14の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示する。
再生手段、位置取得手段としての再生部12は、RF回路から出力されたRF信号から光ディスク14に記録されている音楽や映像などのデータ(情報)を再生してメモリ13に格納する。メモリ13に一定以上データが格納されると読み出して再生出力として外部に出力する。また、再生したデータの光ディスク14上のアドレスをマイコン11へ出力する。
格納手段としてのメモリ13は、再生部12が再生したデータを格納する記憶素子であり、半導体メモリなどで構成される。
上述した構成の光ディスク再生装置1は、メモリ13を利用して再生する。そのため、スピンドルモータ3で光ディスク14を通常の再生速度よりも速い回転数(数倍〜数十倍)で回転させて光ピックアップ4が読み出し、読み出したデータを再生部12で再生後メモリ13に格納して、メモリ13からは通常の再生速度で読み出して外部へ出力する。
次に、上述した構成の光ディスク再生装置1におけるキャリッジモータ6内の絶縁物除去動作を図4に示したフローチャートを参照して説明する。図4に示したフローチャートはマイコン11で実行される。
まず、ステップS1において、TE信号は基準値以上か否かを判断し、基準値以上である場合(yesの場合)はステップS2に進み、そうでない場合(noの場合)は本ステップで待機する。本ステップでは、図2のようにレンズの中心位置からの稼動量が大きくなりTE信号が基準値を超えた、つまり光ディスク14のトラックのトレースがアクチュエータのみでは追従できなくなっているか否かを判断している。
次に、ステップS2において、キャリッジモータ6を回転させてステップS3に進む。本ステップも図2のようにパルス駆動によってキャリッジモータ6を断続的に回転させている。
次に、ステップS3において、電流測定回路7で測定したモータ電流は予め定めた閾値の第一の値としての基準値1以下か否かを判断し、基準値1以下である場合(yesの場合)はステップS6に進み、そうでない場合(noの場合)はステップS4に進む。この基準値1は、絶縁有機化合物がブラシとコミテータ間に堆積して挟まることで抵抗が高くなりブラシとコミテータ間が絶縁してキャリッジモータ6が動作不能になる直前の状態を示す値(キャリッジモータ6に堆積した絶縁有機化合物によって絶縁されることが検出できる値)に設定されている。具体的な値は実験等により求めて設定すればよい。
次に、ステップS4において、電流測定回路7で測定したモータ電流は予め定めた閾値の第二の値としての基準値2以下か否かを判断し、基準値2以下である場合(yesの場合)はステップS5に進み、そうでない場合(noの場合)はステップS1に戻る。この基準値2は、基準値1よりは高い値であって、キャリッジモータ6内に絶縁有機化合物が堆積始めた状態で、まだ動作停止まで余裕のある状態を示す値に設定されている。この値は例えば、通常のキャリッジモータ6内に絶縁有機化合物が堆積していない状態に流れる電流値よりも10〜20%程度低い値など適宜設定すればよい。
次に、ステップS5において、メモリ13に格納されたデータは十分か否かを判断し、十分である場合(yesの場合)はステップS6に進み、十分でない場合(noの場合)はステップS1に戻る。即ち、メモリ13に格納したデータの残量が予め定めた所定量以上であるか否かで再生動作が中断しないか否かをさらに判断している。
次に、ステップS6において、サーチモードに設定しステップS7に進む。サーチモードとは曲の頭出し時などに用いられるモードで、キャリッジモータ6に高電圧を加えて高速に回転させて光ピックアップ4を移動させるモードであり、このモードでは光ピックアップ4による光ディスク14からのデータの読み取りを停止させる。
次に、ステップS7において、光ピックアップ4の現在位置は内周か否かを判断し、内周である場合(yesの場合)はステップS8に進み、そうでない場合(noの場合)はステップS9に進む。本ステップにおいて光ピックアップ4の位置は、再生部12で再生されたデータの光ディスク上のアドレスから判断する。また、内周か否かとは、光ディスク14の最内周から最外周までの中間位置に対して内周寄りか(内周端に近いか)否かという意味であり、内周寄りの場合は後述するステップS8を行い、外周寄り(外周端に近い)の場合は後述するステップS9を行う。
次に、ステップS8において、光ピックアップ4の現在位置が最内周から最外周までの中間位置に対して内周寄りであったため光ピックアップ4を最外周へ移動させてステップS10に進む。本ステップでは、キャリッジモータ駆動回路8に対して光ピックアップ4を最外周へ移動させるように指示をする。
次に、ステップS9において、光ピックアップ4の現在位置が最内周から最外周までの中間位置に対して外周寄りであったため光ピックアップ4を最内周へ移動させてステップS10に進む。本ステップでは、キャリッジモータ駆動回路8に対して光ピックアップ4を最内周へ移動させるように指示をする。
次に、ステップS10において、光ピックアップ4を元の位置(ステップS7における現在位置)へ移動させてステップS11に進む。ここで、ステップS7〜S10までの動作を図5および図6にまとめる。光ピックアップ4の現在位置が最内周から最外周までの中間位置に対して内周寄りであった場合は、図5に示すように光ピックアップ4を最外周へ移動させてから現在位置に戻す。光ピックアップ4の現在位置が最内周から最外周までの中間位置に対して外周寄りであった場合は、図6に示すように光ピックアップ4を最内周へ移動させてから現在位置に戻す。このようにすることで、光ピックアップ4の現在位置から往復で最長距離を距離させることができるため、キャリッジモータ6の回転時間が長くなり(回転数が多くなり)、絶縁有機化合物が除去され易くなる。即ち、電流測定回路7が測定した電流値が予め定めた閾値以下であったので、キャリッジモータ駆動回路8にキャリッジモータ6を高速回転させて光ピックアップ4を光ディスク14の径方向の内周または外周方向へ移動させている。
次に、ステップS11において、光ピックアップ4に元の位置からデータの読み取りを再開させてステップS1に戻る。
本実施例によれば、キャリッジモータ6が回転した際のモータ電流を電流測定回路7で測定し、その電流値が、基準値1以下である場合は、絶縁有機化合物がブラシとコミテータ間に堆積して挟まった状態と推測しキャリッジモータ6が停止する可能性が高いと判断して、光ピックアップ4の現在位置に応じて外周方向、内周方向のいずれかに移動させて現在位置に戻しているので、絶縁有機化合物が堆積して挟まることでブラシとコミテータ間の抵抗が大きくなりキャリッジモータ6に流れる電流が少なくなることを電流測定回路7で検出することで動作不能になる直前の状態を検出できるため、絶縁有機化合物が実際に堆積したときにキャリッジモータ6を高速回転させて絶縁有機化合物を除去することができる。
また、キャリッジモータ6が回転した際のモータ電流を電流測定回路7で測定し、その電流値が、基準値1より高く基準値2以下である場合は、絶縁有機化合物がブラシとコミテータ間に堆積し始めた状態と推測しキャリッジモータ6が停止する可能性があまり高くないものの絶縁有機化合物を除去することが好ましい状態と判断する。そして、メモリ13に格納したデータを読み出して再生を継続できる場合は、キャリッジモータ6を高速回転させて絶縁有機化合物を除去するため、再生動作に影響を及ぼさずに絶縁有機化合物を除去できる。
次に、本発明の第2の実施例にかかる光ディスク再生装置1を図7を参照して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施例は、構成は図3と同様であるが、キャリッジモータ6内の絶縁物除去動作が若干異なる。図7に本実施例におけるキャリッジモータ6内の絶縁物除去動作のフローチャートを示す。
図7のフローチャートではステップS4がyesの場合に進んだステップS5´が図4のフローチャートと異なる。ステップS5´は、再生中の音楽や映像が終了したか否かを判断し、終了した場合(yesの場合)はステップS6に進み、終了していない場合(noの場合)はステップS1に戻る。つまり、再生中の音楽や映像の再生が終了した場合にキャリッジモータ6を高速回転させて絶縁有機化合物を除去している。この音楽や映像の単位は、当該光ディスク14の最後まで再生が終了または停止操作が行われて終了したことに限らず、1つのトラックやチャプタおよびタイトルなどの終了時も含む。即ち、トラックやチャプタおよびタイトルを1つの情報とすれば、これらが複数記録されている光ディスク14のうち一つの情報の再生が終了したことを検出した場合は再生部12の再生動作に影響しないと判断している。
本実施例によれば、再生中の音楽や映像が終了したか否かを判断し、終了した場合にキャリッジモータ6を高速回転させて絶縁有機化合物を除去しているので、メモリ13を搭載していない機器であっても再生動作への影響を少なくして絶縁有機化合物を除去することができる。
なお、第2の実施例において、再生中の音楽や映像が終了したことに使用者などから指示される一時停止動作も含めてもよい。要するに、トラック間やチャプタ間など複数の情報の切れ目などで再生の継続に若干間隔が開いても違和感が少ない場合や、外部からの指示による停止等の動作で光ピップアップ4が光ディスク14にアクセスしていない場合であればよい。
また、第1の実施例と第2の実施例を組み合せてもよい。つまり、メモリ13に格納したデータを読み出して再生を継続できる場合に加えて再生中の音楽や映像の再生が終了した場合もキャリッジモータ6を高速回転させて絶縁有機化合物を除去させてもよい。
前述した実施例によれば、以下の光ディスク再生装置1、モータ内絶縁物除去方法が得られる。
(付記1)光ディスク14からデータを読み取る光ピックアップ4と、光ピックアップ4を光ディスク14の径方向に移動させるキャリッジモータ6と、キャリッジモータ6を駆動するキャリッジモータ駆動回路8と、光ピックアップ4が読み取ったデータを再生する再生部12と、を備えた光ディスク再生装置1において、
キャリッジモータ駆動回路8によって駆動された際のキャリッジモータ6に流れる電流を測定する電流測定回路7と、
電流測定回路7が測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、キャリッジモータ駆動回路8にキャリッジモータ6を高速回転させて光ピックアップ4を光ディスク14の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示するマイコン11と、
を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置1。
キャリッジモータ駆動回路8によって駆動された際のキャリッジモータ6に流れる電流を測定する電流測定回路7と、
電流測定回路7が測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、キャリッジモータ駆動回路8にキャリッジモータ6を高速回転させて光ピックアップ4を光ディスク14の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示するマイコン11と、
を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置1。
(付記2)光ディスク14からデータを読み取る光ピックアップ4と、光ピックアップ4を光ディスク14の径方向に移動させるキャリッジモータ6と、キャリッジモータ6を駆動するキャリッジモータ駆動回路8と、光ピックアップ4が読み取った情報を再生する再生部12と、を備えた光ディスク再生装置1のモータ内絶縁物除去方法であって、
キャリッジモータ駆動回路8によって駆動された際のキャリッジモータ6に流れる電流を測定し、測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、キャリッジモータ駆動回路8にキャリッジモータ6を高速回転させて光ピックアップ4を光ディスク14の径方向の内周または外周方向へ移動させるように制御することを特徴とするモータ内絶縁物除去方法。
キャリッジモータ駆動回路8によって駆動された際のキャリッジモータ6に流れる電流を測定し、測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、キャリッジモータ駆動回路8にキャリッジモータ6を高速回転させて光ピックアップ4を光ディスク14の径方向の内周または外周方向へ移動させるように制御することを特徴とするモータ内絶縁物除去方法。
これらの光ディスク再生装置1、モータ内絶縁物除去方法によれば、絶縁有機化合物が堆積することでブラシとコミテータ間の抵抗が大きくなりキャリッジモータ6に流れる電流が少なくなることを電流測定回路7で検出できるため、絶縁有機化合物が実際に堆積したときにキャリッジモータ6を高速回転させて光ピックアップ4を光ディスク14の径方向の内周または外周方向へ移動させて絶縁有機化合物を除去することができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 光ディスク再生装置(記録媒体再生装置)
4 光ピックアップ(読取手段)
6 キャリッジモータ
7 電流測定回路(電流測定手段)
8 キャリッジモータ駆動回路(駆動手段)
11 マイコン(制御手段)
12 再生部(再生手段、位置検出手段)
13 メモリ(格納手段)
14 光ディスク(記録媒体)
4 光ピックアップ(読取手段)
6 キャリッジモータ
7 電流測定回路(電流測定手段)
8 キャリッジモータ駆動回路(駆動手段)
11 マイコン(制御手段)
12 再生部(再生手段、位置検出手段)
13 メモリ(格納手段)
14 光ディスク(記録媒体)
Claims (7)
- 記録媒体から情報を読み取る読取手段と、前記読取手段を前記記録媒体の径方向に移動させるキャリッジモータと、前記キャリッジモータを駆動する駆動手段と、前記読取手段が読み取った情報を再生する再生手段と、を備えた記録媒体再生装置において、
前記駆動手段によって駆動された際の前記キャリッジモータに流れる電流を測定する電流測定手段と、
前記電流測定手段が測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、前記駆動手段に前記キャリッジモータを高速回転させて前記読取手段を前記記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示する制御手段と、
を備えたことを特徴とする記録媒体再生装置。 - 前記閾値として、第一の値が設定され、
前記制御手段が、前記電流測定手段が測定した電流値が前記第一の値以下となった場合は直ちに前記駆動手段に前記キャリッジモータを高速回転させて前記読取手段を前記記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体再生装置。 - 前記閾値として、前記第一の値に加えて前記第一の値よりも高い第二の値が設定され、
前記制御手段が、前記電流測定手段が測定した電流値が前記第一の値より高く前記第二の値以下となった場合は、前記キャリッジモータを高速回転させて前記読取手段を前記記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させても前記再生手段の再生動作に影響しないか否かをさらに判断し、前記再生手段の再生動作に影響しない場合は前記駆動手段に前記キャリッジモータを高速回転させて前記読取手段を前記記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように指示することを特徴とする請求項2に記載の記録媒体再生装置。 - 前記再生手段が再生した情報を一時格納する格納手段を備え、
前記再生手段が前記格納手段に格納された情報が予め定めた一定以上格納された場合に前記格納手段から読み出して外部へ出力するように動作するとともに、
前記制御手段が、前記格納手段に格納した前記情報の残量が予め定めた所定量以上であった場合は前記再生手段の再生動作に影響しないと判断することを特徴とする請求項3に記載の記録媒体再生装置。 - 前記記録媒体に複数の情報が記録されており、
前記制御手段が、再生手段において前記複数の情報のうち一つの情報の再生が終了したことを検出した場合は前記再生手段の再生動作に影響しないと判断することを特徴とする請求項3または4に記載の記録媒体再生装置。 - 前記読取手段の前記記録媒体の径方向における現在位置を取得する位置取得手段を備え、
前記位置取得手段が取得した前記現在位置が前記記録媒体の内周端に近い場合は、前記制御手段が、前記読取手段を前記記録媒体の外周端へ移動させたのちに前記現在位置に戻すように前記駆動手段に前記キャリッジモータを駆動させ、前記位置取得手段が取得した前記現在位置が前記記録媒体の外周端に近い場合は、前記制御手段が、前記読取手段を前記記録媒体の内周端へ移動させたのちに前記現在位置に戻すように前記駆動手段に前記キャリッジモータを駆動させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の記録媒体再生装置。 - 記録媒体から情報を読み取る読取手段と、前記読取手段を前記記録媒体の径方向に移動させるキャリッジモータと、前記キャリッジモータを駆動する駆動手段と、前記読取手段が読み取った情報を再生する再生手段と、を備えた記録媒体再生装置のモータ内絶縁物除去方法であって、
前記駆動手段によって駆動された際の前記キャリッジモータに流れる電流を測定し、測定した電流値が予め定めた閾値以下であった場合は、前記駆動手段に前記キャリッジモータを高速回転させて前記読取手段を前記記録媒体の径方向の内周または外周方向へ移動させるように制御することを特徴とするモータ内絶縁物除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043770A JP2011182543A (ja) | 2010-03-01 | 2010-03-01 | 記録媒体再生装置およびモータ内絶縁物除去方法 |
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JP2010043770A Withdrawn JP2011182543A (ja) | 2010-03-01 | 2010-03-01 | 記録媒体再生装置およびモータ内絶縁物除去方法 |
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Country | Link |
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- 2010-03-01 JP JP2010043770A patent/JP2011182543A/ja not_active Withdrawn
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