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JP2010192033A - 記録媒体再生装置、記録媒体再生方法、記録媒体再生プログラムおよび記録媒体再生プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

記録媒体再生装置、記録媒体再生方法、記録媒体再生プログラムおよび記録媒体再生プログラムを格納した記録媒体 Download PDF

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JP2010192033A JP2009034925A JP2009034925A JP2010192033A JP 2010192033 A JP2010192033 A JP 2010192033A JP 2009034925 A JP2009034925 A JP 2009034925A JP 2009034925 A JP2009034925 A JP 2009034925A JP 2010192033 A JP2010192033 A JP 2010192033A
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Shinji Yamaguchi
真司 山口
Takaaki Ujiie
敬明 氏家
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Pioneer Corp
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Pioneer Electronic Corp
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Abstract

【課題】交替データへのアクセスが発生した際に、回転安定待ち時間を短縮することができる記録媒体再生装置、記録媒体再生方法、記録媒体再生プログラムおよび記録媒体再生プログラムを格納した記録媒体を提供する。
【解決手段】光ディスク12をCLV方式で再生時に、交替処理が発生した際にはCAV方式で再生するように切替る。この際の回転数は交替処理発生時の回転数とする。そして、交替処理終了後はCLV方式に戻して再生するように再生を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録領域中の欠陥領域の替わりにデータが記録される交替領域を有した記録媒体を再生する記録媒体再生装置、記録媒体再生方法、記録媒体再生プログラムおよび記録媒体再生プログラムを格納した記録媒体に関する。
例えばBD−R(Blu-ray Disc - Recordable)などのように記録可能とされる記録媒体が知られている。このような記録媒体に対しては、記録領域に対してレーザ光の照射を行ってデータの記録を行うようにされるが、その記録領域において、当該ディスクの製造上の欠陥、製造後に生じた傷や汚れなどによって、データの記録/再生を行うことができない欠陥領域が生じてくる。そこで、この欠陥領域による記録容量の損失を補うために、交替用の記録領域(交替領域)が確保されている。したがって、本来欠陥領域に書き込まれるはずであったデータは交替領域に記録することができるようになり、所望するデータは全てディスク上に記録されることになる。
しかし、記録媒体の読み出しを行う場合に、そのデータの一部が交替領域に記録されていると、記録領域から交替領域に、そして交替領域から記録領域にアクセスするために光ピックアップのシーク動作が生じることになる。このシーク動作により、データの読み出しが一時的に中断され、その間読み出しデータの転送も行われなくなるので、再生データの転送レートが低下してしまうという問題があった。
この場合、交替領域に記録されたデータを再生前にメモリ等に全て読み込んでおき、再生時はメモリ等に読み込んだデータを使用すれば、上述したシーク動作を無くすことができるが、交替領域は容量が大きいことが多く、読み込みに時間がかかるため再生開始までの時間が長くなるという問題がある。また、容量が大きいために記憶するためのメモリ等の容量も多くしなければならずコストアップになってしまうという問題もある。したがって、一般的には上述したように欠陥領域を検出した際に交替領域へシークし、対応する交替領域のデータを読み込んだ後に記憶領域へシークするという動作が行われている。
ここで、シーク動作により再生データの転送レートが低下してしまうという問題に対しては、特許文献1に記載された光ディスク装置が提案されている。特許文献1に記載された光ディスク装置は、再生動作時に交替セクタへの交替処理を伴う欠陥セクタ付近では、その欠陥セクタよりも先行する事前セクタの位置から再生速度を標準再生速度よりも速い高速再生速度に速めて代替セクタまでの再生動作を行わせて、再生された一連のセクタデータを一時的にセクタバッファに格納させてからホスト側に転送出力させるようにしている。このようにすることで、交替領域へのシーク時間を短縮して再生データの転送レートを確保することができる。
特開2001−216737号公報
しかしながら、特許文献1に記載された光ディスク装置では、例えば、欠陥セクタが短い間隔で複数連続するような場合に再生速度が頻繁に切り替わることとなり、ディスクの回転数が変化するためにその回転数が安定するまでの待ち時間(回転安定待ち時間)も余分にかかってしまう。この回転安定待ち時間はシーク時間に影響し、再生速度が頻繁に切り替わると、再生中にシーク時間が占める割合が多くなって再生データの転送レートが低下するという問題があった。
また、この回転安定待ち時間は、記録領域の交替元と交替領域の交替先との間で回転数の差が大きくなればなるほど長くなるために、特許文献1に記載の光ディスク装置に限らず、欠陥領域を検出した際に交替領域へシークし対応する交替領域のデータを読み込んだ後に記憶領域へシークするという通常の交替処理でも、線速度一定で再生する場合は記録領域の交替元と交替領域の交替先との間で回転数の差が大きくなるので再生データの転送レートに影響を及ぼす可能性がある。
そこで、本発明は、交替データへのアクセスが発生した際に、回転安定待ち時間を短縮することができる記録媒体再生装置、記録媒体再生方法、記録媒体再生プログラムおよび記録媒体再生プログラムを格納した記録媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の記録媒体再生装置は、記録領域及び交替領域並びに前記記録領域に含まれる欠陥領域の情報が記録される管理領域を有した記録媒体からデータを読み込み再生する再生手段を備え、前記再生手段が前記欠陥領域に代えて前記交替領域から前記データを読み込む交替処理を行う記録媒体再生装置において、前記交替処理の発生を検出する検出手段と、前記再生手段が前記記録媒体を線速度一定で再生している際に、前記検出手段が前記交替処理の発生を検出した場合は、前記再生手段に前記記録媒体を角速度一定で再生するように変更させる再生制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項6に記載の記録媒体再生方法は、記録領域及び交替領域並びに前記記録領域に含まれる欠陥領域の情報が記録される管理領域を有した記録媒体からデータを読み込み再生し、前記欠陥領域に代えて前記交替領域から前記データを読み込む交替処理を行う記録媒体再生方法において、前記記録媒体を線速度一定で再生している際に、前記交替処理の発生を検出したときは前記記録媒体を角速度一定で再生することを特徴としている。
請求項7に記載の記録媒体再生プログラムは、記録領域及び交替領域並びに前記記録領域に含まれる欠陥領域の情報が記録される管理領域を有した記録媒体からデータを読み込み再生する再生手段としてコンピュータを機能させ、前記再生手段が前記欠陥領域に代えて前記交替領域から前記データを読み込む交替処理を行う記録媒体再生プログラムにおいて、前記交替処理の発生を検出する検出手段と、前記再生手段が前記記録媒体を線速度一定で再生している際に、前記検出手段が前記交替処理の発生を検出した場合は、前記再生手段に前記記録媒体を角速度一定で再生するように変更させる再生制御手段と、して前記コンピュータを機能させることを特徴としている。
本発明の一実施例にかかる光ディスク再生装置のブロック図である。 図1に示された光ディスク再生装置で再生される光ディスクのデータ格納領域の構造を示した説明図である。 交替処理の説明図である。 図1に示された光ディスク再生装置における再生動作のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置は、再生手段が記録媒体を線速度一定で再生している際に、検出手段が交替処理の発生を検出したときは、再生制御手段が再生手段に記録媒体を角速度一定で再生するように変更させているので、交替処理時のシーク動作に伴う回転数の変化が少なくなり回転安定待ち時間が短縮される。
また、再生制御手段が、再生手段に対して検出手段が検出した交替処理発生時の回転数と同じ回転数で記録媒体を再生するようにしてもよい。このようにすることにより、交替処理時のシーク動作に伴う回転数の変化が無くなり、回転安定待ち時間を事実上無くした状態で交替処理を行うことができる。
また、検出手段が交替処理の発生を検出した際に、当該交替処理に対応する交替領域における回転数を算出する回転数算出手段を備え、再生制御手段が、再生手段に角速度一定で再生するように変更させた際に、回転数算出手段が算出した当該交替処理に対応する交替領域における回転数が当該記録媒体再生装置で正常に再生可能な回転数の範囲を超えてしまう場合は、再生可能な回転数の範囲内で再生させてもよい。このようにすることにより、検出手段が検出した交替処理における回転数と同じ回転数で再生すると、記録媒体再生装置で再生可能な回転数の範囲を超えてしまう場合などは、記録媒体再生装置が再生可能な回転数の範囲内で再生することで、線速度一定で再生するよりも回転安定待ち時間を少なくすることができ、かつ、正常に再生することができる。
また、再生制御手段が、再生可能な回転数の範囲内で再生させる際は、当該範囲内で交替処理に対応する交替領域における回転数に最も近い回転数で再生させてもよい。このようにすることにより、再生可能な回転数の範囲の上限または下限まで変化させて再生することができるため、回転数の変更を極力少なくすることで回転安定待ち時間を少なくすることができる。
また、再生制御手段が、再生手段に角速度一定で再生するように変更させた後に、交替処理が終了した際には、再生手段に線速度一定で再生するように変更させてもよい。このようにすることにより、交替処理がなされている記録領域以外は本来の線速度一定方式による再生を行うことができる。
また、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生方法は、記録媒体を線速度一定で再生している際に、交替処理を検出したときは、記録媒体を角速度一定で再生するように変更させているので、交替処理時のシーク動作に伴う回転数の変化が少なくなり回転安定待ち時間が短縮される。
また、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生プログラムは、再生手段が記録媒体を線速度一定で再生している際に、検出手段が交替処理の発生を検出したときは、再生制御手段が再生手段に記録媒体を角速度一定で再生するように変更させているので、交替処理時のシーク動作に伴う回転数の変化が少なくなり回転安定待ち時間が短縮される。
また、上述した記録媒体再生プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよい。このようにすることにより、記録媒体再生プログラムを機器に組み込む以外に単体でも流通させることができ、バージョンアップ等も容易に行える。
本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置としての光ディスク再生装置1を図1乃至図4を参照して説明する。光ディスク再生装置1は、図1に示すようにディスクモータ2と、光ピックアップ3と、キャリッジモータ4と、リードスクリュー5と、RFアンプ6と、サーボ信号処理部7と、ドライバ8と、音声/映像信号処理部9と、バッファ10と、マイクロコンピュータ11と、を備えている。
ディスクモータ2は、光ディスク再生装置1にセットされた記録媒体としての光ディスク12を回転させるためのモータであり、スピンドルモータなどで構成されている。
光ピックアップ3は、光ディスク12に照射するレーザ光を発生させるレーザダイオードや、光ディスク12上にレーザダイオードからのレーザ光を集光するための対物レンズ、サーボ信号処理部7からの信号によりフォーカス方向やトラッキング方向に対物レンズを駆動するためのアクチュエータおよび光ディスク12から反射された反射光を受けるフォトダイオードや、レーザ光を対物レンズへ導いたり、反射光を受光器へ導く光学系などを備え、フォトダイオードの出力から光ディスク12に記録されている映像や音楽などのトラックデータを含むRF信号やフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号などを生成しRFアンプ6へ出力する。
キャリッジモータ4は、後述するリードスクリュー5を通じて光ピックアップ3を光ディスク12の径方向に移動させるためのモータでありステッピングモータなどで構成されている。
リードスクリュー5は、円柱状に形成されてその外周面にネジ溝とネジ山が形成され、光ディスク12の径方向と平行に設置されている。リードスクリュー5は、キャリッジモータ4の回転軸と機械的に接続されておりキャリッジモータ4の回転に合わせて回転する。リードスクリュー5のネジ溝やネジ山は光ピックアップ3に形成された図示しないネジ山やネジ溝と噛み合っており、リードスクリュー5が回転することで光ピックアップ3が光ディスク17の径方向に沿って移動する。
RFアンプ6は、光ピックアップ3から入力される信号を所定の値に増幅し、サーボ信号処理部7へ出力する。
サーボ信号処理部7は、RFアンプ6から入力されるフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などの制御信号を基に光ピックアップ3のアクチュエータを駆動させてフォーカスおよびトラッキングやディスクモータ2の回転の制御などを行い光ディスク12に記録された情報を正確に読めるようにする。また、RF信号から同期信号であるチャネルクロックを取り出し、そのチャネルクロックを用いて内蔵するPLL(Phase-Locked Loop)回路をロックし以降の処理に用いられるクロック信号を生成する。さらに、光ディスク12に記録された映像や音楽などを含むRF信号を2値のEFM(Eight to Fourteen Modulation)信号に変換して音声/映像信号処理部9へ出力する。
ドライバ8は、サーボ信号処理部7から入力された信号からディスクモータ2および光ピックアップ3のアクチュエータおよびキャリッジモータ4への駆動信号を生成し出力する。
音声/映像信号処理部9は、サーボ信号処理部7から入力されたEFM信号にエラー訂正などを行った後復調やデコードなどを行いデータを再生してバッファ10へ出力する。そしてマイクロコンピュータ11からの要求に従ってバッファ10から読み出してホストコンピュータ20へ出力する。
ここで、ディスクモータ2、光ピックアップ3、キャリッジモータ4、リードスクリュー5、RFアンプ6、サーボ信号処理部7、ドライバ8、音声/映像信号処理部9で光ディスク12からデータを読み取って再生する再生手段としての再生部15を構成する。
バッファ10は、振動などによって再生が途切れないように所定量一時的に音声/映像信号処理部9で再生された映像や音声などのデータを格納するためのメモリであり、半導体メモリで構成される。
検出手段、再生制御手段、回転数算出手段としてのマイクロコンピュータ11は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)とを内蔵し、ホストコンピュータ20からの命令に基づいて光ディスク12の挿入や排出、再生や停止およびトラックサーチなどの各操作における光ディスク再生装置1全体の制御など行う。また、マイクロコンピュータ11は、光ディスク12の読み取り再生動作中に発生する交替処理を検出し、サーボ信号処理部7に対してCLV(線速度一定)方式による再生からCAV(角速度一定)方式による再生に切替えるように指示する。
光ディスク12は図2に示すようにリードイン領域と、データ領域と、リードアウト領域と、を有している。管理領域としてのリードイン領域には、後述するユーザデータ領域における欠陥領域としての欠陥セクタのアドレスやその欠陥セクタに対応する交替領域内の交替セクタ(交替データ)のアドレスなどが記録されている。リードアウト領域にはデータ領域の終端を示す情報が記録されている。
データ領域は、ユーザデータ領域と、交替領域と、を有し、記録領域としてのユーザデータ領域には光ディスク再生装置1で再生するデータが記録され、交替領域には、ユーザデータ領域内の欠陥セクタに本来記録すべきデータが記録されている。なお、図2では交替領域は複数箇所設けられているが1箇所でもよい。また、1つの交替領域が複数セクタで構成されていてもよい。つまり、複数の欠陥セクタに対応するデータが1つの交替領域に記録されていてもよい。なお、本実施例では光ディスク12はCLV方式で再生される記録媒体であるとする。
交替処理について従来技術でも説明したが図3を用いて具体的に説明する。交替処理とはユーザデータ領域に欠陥セクタがある場合、本来そのセクタに記録する予定だったデータを交替領域に記録し、欠陥セクタのアドレスや交替領域のアドレスなどの交替情報をリードイン領域に記録し、データを読み込むときに、欠陥セクタにアクセスした際には交替情報を参照して交替領域からデータを読み込む処理である。図3の場合、ユーザデータ領域のセクタ1からセクタ9までのうち欠陥セクタがセクタ3とセクタ7であり、それぞれに対応する交替データが記録されたセクタが交替領域内のセクタCとセクタFであったとすると、セクタ1から順次アクセスする場合には、セクタ1、2、C、4、5、6、F、8、9の順にアクセスされる。
次に、図4に上述した構成の光ディスク再生装置の再生動作のフローチャートを示す。図4に示したフローチャートはマイクロコンピュータ11で実行される。
まず、ステップS1において、光ディスク12をCLV方式で再生してステップS2に進む。すなわち、記録媒体を本来再生されるべき方式である線速度一定方式で再生する。
次に、ステップS2において、交替処理が発生したか否かを判断して発生した場合(YESの場合)はステップS3に進み、発生していない場合(NOの場合)はステップS5に進む。交替処理の発生は、例えば、光ディスク12から再生前にリードインエリアから交替情報を予め読み取って記憶しておき、交替情報に記録されている欠陥セクタをアクセスしようとしたことを検出する。
次に、ステップS3において、交替処理が発生していると判断されたので、CAV方式で再生するように切替えてステップS4に進む。本実施例では交替処理が発生した際の回転数で以降の再生(交替領域へのシークとデータの読み込み)を行う。すなわち、記録媒体を線速度一定で再生している際に、検出手段が交替処理の発生を検出した場合は、再生手段に記録媒体を角速度一定で再生するように変更させている。
次に、ステップS4において、交替処理が終了したか否かを判断して終了した場合(YESの場合)はステップS1に戻り、終了していない場合(NOの場合)は本ステップで待機する。つまり、本ステップでは交替処理に伴い、ユーザデータ領域から交替領域へのシーク及びデータの読み込み並びに交替領域からユーザデータ領域へのシークが完了するまで本ステップで待機し、交替処理終了後はステップS1に戻ってCLV方式に再度切替えて再生を行う。すなわち、再生手段に角速度一定で再生するように変更させた後に、交替処理が終了した際には、線速度一定で再生するように変更させている。
一方、ステップS5においては、ホストコンピュータ20からの命令などにより再生動作を終了させるか否かを判断し、終了させる場合は再生を終了させ、終了させない場合はステップS1に戻る。
本実施例によれば、光ディスク12をCLV方式で再生時に、交替処理が発生した際にはCAV方式で再生するように切替て、交替処理終了後はCLV方式に戻して再生するように再生を制御しているので、交替処理時のシーク動作に伴う回転数の変化が無くなり回転安定待ち時間を事実上無くした状態で交替処理を行うことができる。
なお、上述した実施例においては、交替処理を行っている期間は交替処理を検出したときの回転数(角速度一定)で再生を行っていたが、一般的に光ディスク再生装置1では正常に再生できる回転数の上限と下限が存在するために交替元と交替先とで回転数に差がありすぎると、CAV方式に切替えて交替領域へシークした際に、この上限や下限の範囲を超えてしまうことがある。
この正常に再生できる回転数の上限と下限は、サーボ信号処理部7内のPLL回路をロックできる範囲と関連する。光ディスク12はCLV方式で再生するディスクのため、読み取る位置によって回転数が異なる。そのため、CAV方式で交替領域にシークした際にCLV方式による本来の回転数よりも高すぎたり低すぎたりすると、単位時間当たりに読み取るデータ量が多すぎたり少なすぎたりして、RF信号から取り出されるチャネルクロックの周波数がサーボ信号処理部7内のPLL回路をロックできる範囲を超えてしまい、PLL回路がロックせずデータを正しく読み取ることができなくなる。したがって、交替処理の発生を検出した際に交替領域における回転数を算出し、その回転数が光ディスク再生装置1における正常に再生可能な範囲を超えてしまう場合は、その範囲内で交替領域における回転数に最も近い(すなわち上限または下限のいずれかの)回転数に変化させて交替領域へシークし再生を行ってもよい。この場合でも、本来のCLV再生と比較して回転安定待ち時間を短縮することができる。
また、上述した実施例では記録媒体としてBD−Rなどの光ディスクで説明したが、それに限らずMD(Mini Disc)などの光磁気ディスクや磁気ディスクなど交替処理が行われる記録媒体であれば適用可能である。
前述した実施例によれば、以下の光ディスク再生装置1、記録媒体再生方法および記録媒体再生プログラムが得られる。
(付記1)ユーザデータ領域及び交替領域並びにユーザデータ領域に含まれる欠陥セクタの情報が記録されるリードイン領域を有した光ディスク12からデータを読み込み再生する再生部15を備え、再生部15が欠陥セクタに代えて交替領域からデータを読み込む交替処理を行う光ディスク再生装置1において、
交替処理の発生を検出するマイクロコンピュータ11と、
再生部15が光ディスク12を線速度一定で再生している際に、マイクロコンピュータ11が交替処理の発生を検出した場合は、再生部15に光ディスク12を角速度一定で再生するように変更させるマイクロコンピュータ11と、
を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置1。
この光ディスク再生装置1によれば、交替処理時のシーク動作に伴う回転数の変化が少なくなり回転安定待ち時間が短縮される。
(付記2)ユーザデータ領域及び交替領域並びにユーザデータ領域に含まれる欠陥セクタの情報が記録されるリードイン領域を有した光ディスク12からデータを読み込み再生し、欠陥セクタに代えて交替領域からデータを読み込む交替処理を行う記録媒体再生方法において、
光ディスク12を線速度一定で再生している際に、交替処理の発生を検出したときは光ディスク12を角速度一定で再生することを特徴とする記録媒体再生方法。
この記録媒体再生方法によれば、交替処理時のシーク動作に伴う回転数の変化が少なくなり回転安定待ち時間が短縮される。
(付記3)ユーザデータ領域及び交替領域並びにユーザデータ領域に含まれる欠陥セクタの情報が記録されるリードイン領域を有した光ディスク12からデータを読み込み再生する再生部15としてコンピュータを機能させ、再生部15が欠陥セクタに代えて交替領域からデータを読み込む交替処理を行う記録媒体再生プログラムにおいて、
交替処理の発生を検出するマイクロコンピュータ11と、
再生部15が光ディスク12を線速度一定で再生している際に、マイクロコンピュータ11が交替処理の発生を検出した場合は、再生部15に光ディスク12を角速度一定で再生するように変更させるマイクロコンピュータ11と、
して前記コンピュータを機能させることを特徴とする記録媒体再生プログラム。
この記録媒体再生プログラムによれば、交替処理時のシーク動作に伴う回転数の変化が少なくなり回転安定待ち時間が短縮される。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 光ディスク再生装置(記録媒体再生装置)
11 マイクロコンピュータ(検出手段、再生制御手段、回転数算出手段)
12 光ディスク(記録媒体)
15 再生部(再生手段)

Claims (8)

  1. 記録領域及び交替領域並びに前記記録領域に含まれる欠陥領域の情報が記録される管理領域を有した記録媒体からデータを読み込み再生する再生手段を備え、前記再生手段が前記欠陥領域に代えて前記交替領域から前記データを読み込む交替処理を行う記録媒体再生装置において、
    前記交替処理の発生を検出する検出手段と、
    前記再生手段が前記記録媒体を線速度一定で再生している際に、前記検出手段が前記交替処理の発生を検出した場合は、前記再生手段に前記記録媒体を角速度一定で再生するように変更させる再生制御手段と、
    を備えたことを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 前記再生制御手段が、前記再生手段に対して前記検出手段が検出した前記交替処理発生時の回転数と同じ回転数で前記記録媒体を再生させることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体再生装置。
  3. 前記検出手段が前記交替処理の発生を検出した際に、当該交替処理に対応する交替領域における回転数を算出する回転数算出手段を備え、
    前記再生制御手段が、前記再生手段に角速度一定で再生するように変更させた際に、前記回転数算出手段が算出した当該交替処理に対応する交替領域における回転数が当該記録媒体再生装置で正常に再生可能な回転数の範囲を超えてしまう場合は、再生可能な回転数の範囲内で再生させることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体再生装置。
  4. 前記再生制御手段が、前記再生可能な回転数の範囲内で再生させる際は、当該範囲内で前記交替処理に対応する交替領域における回転数に最も近い回転数で再生させることを特徴とする請求項3に記載の記録媒体再生装置。
  5. 前記再生制御手段が、前記再生手段に角速度一定で再生するように変更させた後に、前記交替処理が終了した際には、前記再生手段に線速度一定で再生するように変更させることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の記録媒体再生装置。
  6. 記録領域及び交替領域並びに前記記録領域に含まれる欠陥領域の情報が記録される管理領域を有した記録媒体からデータを読み込み再生し、前記欠陥領域に代えて前記交替領域から前記データを読み込む交替処理を行う記録媒体再生方法において、
    前記記録媒体を線速度一定で再生している際に、前記交替処理の発生を検出したときは前記記録媒体を角速度一定で再生することを特徴とする記録媒体再生方法。
  7. 記録領域及び交替領域並びに前記記録領域に含まれる欠陥領域の情報が記録される管理領域を有した記録媒体からデータを読み込み再生する再生手段としてコンピュータを機能させ、前記再生手段が前記欠陥領域に代えて前記交替領域から前記データを読み込む交替処理を行う記録媒体再生プログラムにおいて、
    前記交替処理の発生を検出する検出手段と、
    前記再生手段が前記記録媒体を線速度一定で再生している際に、前記検出手段が前記交替処理の発生を検出した場合は、前記再生手段に前記記録媒体を角速度一定で再生するように変更させる再生制御手段と、
    して前記コンピュータを機能させることを特徴とする記録媒体再生プログラム。
  8. 請求項7に記載の記録媒体再生プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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