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JP2011167910A - 連続用紙の手動切断用排出装置およびプリンター - Google Patents

連続用紙の手動切断用排出装置およびプリンター Download PDF

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JP2011167910A
JP2011167910A JP2010033241A JP2010033241A JP2011167910A JP 2011167910 A JP2011167910 A JP 2011167910A JP 2010033241 A JP2010033241 A JP 2010033241A JP 2010033241 A JP2010033241 A JP 2010033241A JP 2011167910 A JP2011167910 A JP 2011167910A
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JP
Japan
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paper
sheet
continuous
guide surface
paper guide
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JP2010033241A
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Takashi Moriyama
隆司 森山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】搬送されている連続用紙をミシン目で切断する場合に、連続用紙におけるスキューの発生や紙ジャムの発生を回避できるプリンターを提供すること。
【解決手段】プリンター1の排紙ガイド4は、連続用紙2を案内するための用紙ガイド面12を備える用紙ガイド部材13と、用紙ガイド面12に沿って排出される連続用紙2を用紙ガイド面12に押し付けるための用紙押さえ部材14と、用紙押さえ部材14によって連続用紙2が用紙ガイド面12に押し付けられている状態において、用紙押さえ部材14による用紙押し付け位置Bに向けて搬送される連続用紙2の部分に形成される用紙弛み部分2bを受け入れ可能な用紙受入れ部16を備える。用紙受入れ部16は、用紙押さえ部材14が押し付け位置14Aに移動するのに連動して用紙ガイド面12の一部を規定する移動式用紙ガイド面133を備えた移動式用紙ガイド部材161が下方に移動することにより形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ミシン目が形成された連続用紙に印刷を行なうプリンターに搭載される連続用紙の手動切断用排出装置に関する。より詳細には、連続用紙をミシン目で切断する際に、連続用紙の搬送を停止させることなく切断できる連続用紙の手動切断用排出装置およびプリンターに関する。
連続用紙をミシン目で切断するための用紙切断装置を備えるプリンターは、例えば、特許文献1に記載されている。同文献のプリンターでは、プリンターから排出されてくる連続用紙のミシン目が用紙切断装置による切断位置に達すると、用紙搬送機構による連続用紙の搬送を停止し、しかる後に、用紙切断装置による連続用紙の切断を行なっている。
ここで、用紙切断装置が搭載されていないプリンターでは、連続用紙を手で切断することが行われている。連続用紙を手で切断する切断動作は、プリンターから排出される連続用紙を、一方の手で連続用紙を案内している用紙ガイド面に押し付け、他方の手で連続用紙のミシン目よりも用紙搬送方向の下流側部分を引っ張り、これにより連続用紙をミシン目で切断するものである。
特開2009−119574号公報
連続用紙を手で切断する切断動作は、用紙搬送機構による連続用紙の搬送動作が継続された状態で行なわれることがある。搬送動作が継続されている間にこの切断動作が行われると、連続用紙を手で用紙ガイド面に押し付けている間にも、手による用紙押し付け位置に向けて連続用紙が搬送され続ける。従って、連続用紙が弛んでジャミング状態に陥る紙ジャムが発生することがある。また、連続用紙を用紙ガイド面に押し付ける位置が用紙幅方向において偏っている場合などには、連続用紙が用紙搬送方向に対して傾くスキューが発生することがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、搬送されている連続用紙をミシン目で切断する場合に、連続用紙におけるスキューの発生や紙ジャムの発生を回避できる手動切断用排出装置およびプリンターを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の連続用紙の手動切断用排出装置は、
プリンターから排出されるミシン目付きの連続用紙を案内する用紙ガイド面を備えた用紙ガイド部材と、
前記用紙ガイド面から離れた退避位置、および、前記用紙ガイド面に沿って搬送される前記連続用紙を当該用紙ガイド面に押し付け可能な押し付け位置に移動可能な用紙押さえ部材と、
前記用紙押さえ部材によって前記連続用紙が前記用紙ガイド面に押し付けられている状態において、前記用紙押さえ部材による用紙押し付け位置に向けて搬送される前記連続用紙の部分に形成される用紙弛み部分を受け入れ可能な用紙受入れ部とを有していることを特徴とする。
本発明は、搬送される連続用紙を用紙ガイド面に押し付けることが可能な用紙押さえ部材を備えているので、搬送される連続用紙を手で用紙ガイド面に押し付ける場合と比較して、連続用紙を押し付ける位置や、連続用紙を押し付ける力の方向を制御できる。よって、連続用紙にスキューが発生することを抑制できる。また、本発明は、用紙受入れ部を備えており、この用紙受入れ部は、用紙押さえ部材によって連続用紙が用紙ガイド面に押し付けられている間に、用紙押し付け位置に向けて搬送される連続用紙の部分に形成される用紙弛み部分を受け入れる。この結果、用紙押し付け位置の近傍で紙ジャムが発生することを回避できる。
本発明において、用紙受入れ部を形成するためには、前記用紙受入れ部は、前記用紙ガイド面の一部を規定している移動式用紙ガイド面を備えた移動式用紙ガイド部材を有しており、当該移動式用紙ガイド部材は、前記移動式用紙ガイド面が前記用紙ガイド面に一致している用紙ガイド位置から離れる退避方向に移動可能であり、当該移動式用紙ガイド部材が前記用紙ガイド位置から移動すると前記用紙受入れ部が形成されることが望ましい。
この場合において、用紙押さえ部材が連続用紙を用紙ガイド面に押し付ける際に用紙受入れ部を形成するためには、前記用紙押さえ部材に連動させて前記移動式用紙ガイド部材を移動させる連動機構を有しており、前記移動式用紙ガイド部材は、前記用紙押さえ部材が前記押し付け位置に押し付けられると前記退避方向に移動して前記用紙受入れ部を形成し、前記用紙押さえ部材が前記退避位置に戻ると前記用紙ガイド位置に戻ることが望ましい。
また、この場合において、用紙押さえ部材によって連続用紙を用紙ガイド面に押し付けている間に用紙受入れ部を形成するためには、前記移動式用紙ガイド部材は、前記用紙押し付け位置に向けて搬送される前記連続用紙の部分に形成される前記用紙弛み部分によって押されて前記退避方向に移動可能であることが望ましい。
本発明において、用紙受入れ部を予め形成しておくためには、前記用紙受入れ部は、前記用紙ガイド面に形成された用紙受入れ用凹部であることが望ましい。
本発明において、前記用紙ガイド面に対峙している対向用紙ガイド面を備えた対向用紙ガイド部材を有しており、前記用紙受入れ部は、前記用紙ガイド面および前記対向用紙ガイド面に形成されていることが望ましい。このようにすれば、プリンターから排出される連続用紙が用紙ガイド面と対向用紙ガイド面との間を案内されてくる場合にも、連続用紙におけるスキューの発生や紙ジャムの発生を回避できる。
次に、本発明のプリンターは、
ミシン目付きの連続用紙を搬送する用紙搬送路と、
前記用紙搬送路に沿って搬送される前記連続用紙に印刷を行う印刷ヘッドと、
前記用紙搬送路に沿って前記連続用紙を搬送する用紙搬送機構と、
前記用紙搬送路における前記印刷ヘッドによる印刷位置の下流側に接続された手動切断用排出装置とを有しており、
前記手動切断用排出装置は上記の手動切断用排出装置であることを特徴とする。
本発明のプリンターによれば、搬送されている連続用紙をミシン目で切断する際に、連続用紙におけるスキューの発生や紙ジャムの発生を回避できる。従って、プリンターにおける印刷品質の低下を招くことがない。
本発明は、搬送される連続用紙を用紙ガイド面に押し付けることが可能な用紙押さえ部材を備えているので、搬送される連続用紙を手で用紙ガイド面に押し付ける場合と比較して、連続用紙を押し付ける位置や、連続用紙を押し付ける力の方向を制御できる。よって、連続用紙にスキューが発生することを抑制できる。また、本発明は、用紙受入れ部を備えており、この用紙受入れ部は、用紙押さえ部材によって連続用紙が用紙ガイド面に押し付けられている間に、用紙押し付け位置に向けて搬送される連続用紙の部分に形成される用紙弛み部分を受け入れる。この結果、用紙押し付け位置の近傍で紙ジャムが発生することを回避できる。
本発明を適用したプリンターの外観斜視図および概略断面図である。 用紙押さえ部材を下降させたプリンターの外観斜視図および概略断面図である。 用紙受入れ部の別の例を示す概略断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したプリンターを説明する。
(全体構成)
図1(a)は本発明のプリンターの外観斜視図であり、図1(b)はプリンターの主要部を示す概略縦断面図である。プリンター1は、一定間隔でミシン目2aが形成されているファンフォールド紙などの連続用紙2に印刷を行うものであり、プリンター本体3と、プリンター本体3の前側部分に取り付けられた排紙ガイド(手動切断用排出装置)4と、プリンター本体3の後側部分に搭載されたトラクター5を有している。連続用紙2は、トラクター5によってプリンター後方からプリンター本体3に供給され、印刷が施された後に、プリンター本体3から排紙ガイド4に案内されてプリンター前方に排出される。
プリンター1の内部には連続用紙2を印刷ヘッド6による印刷位置Aを経由して搬送するための用紙搬送路7がプリンター前後方向に直線状に延びるように構成されている。印刷位置Aは用紙搬送路7の下側に配置されたプラテン8によって規定されている。印刷ヘッド6は、インクリボンに記録ワイヤを打ち当ててインクリボンのインクを連続用紙2に付着させて印刷するシリアル・インパクト・ドット・マトリクス(SIDM)プリントヘッドである。印刷ヘッド6は所定のギャップを開けてプラテン8と対向している。
用紙搬送路7の印刷位置Aよりもプリンター後方には連続用紙2を印刷位置Aに供給するための紙送りローラー対9が配置されている。印刷位置Aよりもプリンター前方には印刷が施された連続用紙2を排出するための排紙ローラー対10が配置されている。紙送りローラー対9および排紙ローラー対10は、トラクター5と共に、用紙搬送路7に沿って連続用紙2を搬送するための用紙搬送機構11を構成している。
ここで、プリンター1は、連続用紙2に印刷を施す際に、印刷ヘッド6をプリンター幅方向(用紙搬送方向と直行する方向)に移動させて印刷を行なう印刷動作と、用紙搬送機構11により連続用紙2を所定紙送り量ずつ紙送りする紙送り動作とを交互に行なっている。
(排紙ガイド)
次に、図1、2を参照して排紙ガイド4を説明する。図2(a)は用紙押さえ部材を下降させた状態のプリンターの外観斜視図であり、図2(b)は用紙押さえ部材を下降させた状態のプリンターの主要部を示す概略縦断面図である。
排紙ガイド4は、用紙搬送路7における印刷位置Aよりもプリンター前方に接続されており、プリンター本体3に対して着脱可能に取り付けられている。排紙ガイド4は、プリンター本体3から排出される連続用紙2を案内するための用紙ガイド面12を備える用紙ガイド部材13と、用紙ガイド面12に沿って排出される連続用紙2を上方から用紙ガイド面12に押し付けるための用紙押さえ部材14と、この用紙押さえ部材14を昇降可能な状態で支持する支持機構15を備えている。また、用紙押さえ部材14によって連続用紙2が用紙ガイド面12に押し付けられている状態において、用紙押さえ部材14による用紙押し付け位置Bに向けて搬送される連続用紙2の部分に形成される用紙弛み部分2b(図2参照)を受け入れ可能な用紙受入れ部16を備えている(図2参照)。
用紙ガイド部材13は、上面に用紙ガイド面12を備えており、その後側部分がプリンター本体3に着脱可能に固定されている。用紙ガイド面12における用紙押し付け位置Bよりもプリンター前方の部分は、用紙押し付け位置Bからプリンター前方に向かって上方に傾斜する後側傾斜ガイド面131と、この後側傾斜ガイド面131の前端からプリンター前方に向かって下方に傾斜する前側傾斜ガイド面132によって規定されている。用紙ガイド面12における用紙押し付け位置Bよりもプリンター後方の一部分は、移動式用紙ガイド面133によって規定されている。より詳細には、用紙ガイド部材13は、用紙押し付け位置Bよりもプリンター後方に、プリンター幅方向で用紙ガイド面12と対応する幅寸法を備える矩形の開口部134を備えており、この開口部134に対応する部分が移動式用紙ガイド面133によって規定されている。
用紙押さえ部材14は、用紙ガイド面12の上方に配置されている。用紙押さえ部材14は矩形の平面形状を備えており、プリンター幅方向における幅寸法が、用紙ガイド面12のプリンター幅方向における幅寸法よりも長い。用紙押さえ部材14の前側部分の上面には、用紙押さえ部材14を下方に押し込む際に手先を添えるための凹部141が形成されている。また、用紙押さえ部材14の前側部分の下面には連続用紙2を用紙ガイド面12押し付けるための用紙押さえ突部142が形成されている。用紙押さえ突部142は、プリンター後方に向かって下方に傾斜する前側傾斜面143と、前側傾斜面143の後端からプリンター後方に向かって上方に傾斜する後側傾斜面144を備えている。前側傾斜面143と後側傾斜面144によって形成される稜線145はプリンター幅方向に延びており、用紙ガイド面12と対向する位置で、用紙ガイド面12の幅寸法と同一の長さ寸法を備えている。
支持機構15は、用紙ガイド部材13の上方において用紙ガイド部材13と平行な状態でプリンター本体3に着脱可能に固定されている支持板151と、支持板151の前側部分に搭載された2つのコイルバネ152を備えている。2つのコイルバネ152はプリンター幅方向に沿って配列されており、用紙押さえ部材14の後側部分を支持している。用紙押さえ部材14は、各コイルバネ152が伸縮することにより、用紙押さえ突部142によって連続用紙2を用紙ガイド面12に押し付けることが可能な図2に示す押し付け位置14Aと、押し付け位置14Aよりも用紙ガイド面12から上方に離れた図1に示す退避位置14Bの間で移動するようになっている。各コイルバネ152は、用紙押さえ部材14を退避位置14Bに支持しており、用紙押さえ部材14を退避位置14Bから押し付け位置14Aに向かって移動させると、用紙押さえ部材14を退避位置14Bに向かって付勢する付勢力を発生させる。
用紙受入れ部16は、移動式用紙ガイド面133を備える移動式用紙ガイド部材161を有している。移動式用紙ガイド部材161は、用紙ガイド部材13の開口部134に嵌合する矩形の厚板部分162と厚板部分162の下端部分からプリンター前方に延びる薄板部分163を備えており、厚板部分162の上面が移動式用紙ガイド面133となっている。図1に示す状態では、移動式用紙ガイド部材161の厚板部分162が開口部134に嵌合しており、移動式用紙ガイド部材161は、移動式用紙ガイド面133が用紙ガイド面12と一致する用紙ガイド位置161Aに位置している。
ここで、移動式用紙ガイド部材161は、用紙ガイド面12からプリンター幅方向の左右の外側に外れた位置に配置された一対の側板(連動機構)164によって用紙押さえ部材14に連結されており、これにより、移動式用紙ガイド部材161は、用紙押さえ部材14と一体に昇降可能な状態で支持機構15に支持されている。用紙押さえ部材14が退避位置14Bにあるときには、移動式用紙ガイド部材161は用紙ガイド位置161Aに位置している。すなわち、厚板部分162が用紙ガイド部材13の開口部134に嵌合し、移動式用紙ガイド面133が用紙ガイド面12と一致している。用紙押さえ部材14が退避位置14Bから押し付け位置14Aに移動すると、図2に示すように、移動式用紙ガイド部材161は用紙押さえ部材14と一体に下方(退避方向)に移動する。この結果、用紙受入れ部16が形成される。
(連続用紙切断動作)
次に、用紙搬送機構11による連続用紙2の搬送動作を停止させることなく、連続用紙2をミシン目2aにおいて手動で切断する切断動作を説明する。
まず、プリンター1では、印刷処理が行なわれているものとする。従って、連続用紙2は用紙搬送機構11によって所定紙送り量毎に間歇的に搬送されている。また、初期状態では、図1に示すように、用紙押さえ部材14は退避位置14Bにあり、移動式用紙ガイド部材161は用紙ガイド位置161Aにある。従って、厚板部分162が用紙ガイド部材13の開口部134と嵌合した状態となっており、移動式用紙ガイド面133は用紙ガイド面12に一致している。
次に、切断目標とするミシン目2aが用紙押さえ部材14よりもプリンター前方に通過すると、ユーザーは、用紙押さえ部材14を下方に押し込んで、用紙押さえ部材14を退避位置14Bから押し付け位置14Aに移動させる。
ここで、用紙押さえ部材14によって連続用紙2を用紙ガイド面12に押し付けている間も、用紙押さえ部材14による用紙押し付け位置Bに向けて連続用紙2が搬送され続けているので、連続用紙2は、用紙ガイド面12上で弛み始める。これに対して、本例では、図2(b)に示すように、用紙押さえ部材14を退避位置14Bから押し付け位置14Aに移動させる際に、移動式用紙ガイド部材161が用紙ガイド位置161Aから下降して、移動式用紙ガイド面133が用紙ガイド面12よりも下方に移動している。この結果、用紙押し付け位置Bよりもプリンター後方(用紙搬送方向の上流側)に用紙受入れ部16が形成されているので、連続用紙2の用紙弛み部分2bはこの用紙受入れ部16に受け入れられる。
その後、連続用紙2におけるミシン目2aよりもプリンター前方の部分を、手によってプリンター前方の上方に引っ張る。これにより連続用紙2をミシン目2aで切断する。
しかる後に、用紙押さえ部材14を下方に押し付けていた力を抜くと、コイルバネ152のバネ力によって、用紙押さえ部材14は押さえ位置14Bから退避位置14Bへ上昇する。用紙押さえ部材14が上昇すると、用紙押さえ部材14と一体に移動式用紙ガイド部材161が上昇して用紙ガイド位置161Aに戻り、図1に示すように、移動式用紙ガイド面133は用紙ガイド面12と一致した状態となる。また、移動式用紙ガイド部材161が用紙ガイド位置161Aに戻る際に、用紙受入れ部16に受け入れられていた用紙弛み部分2bは用紙ガイド面12上に戻り、連続用紙2は用紙ガイド面12に沿って搬送される。
(作用効果)
本例によれば、連続用紙2をミシン目2aで切断する際に、搬送される連続用紙2を用紙ガイド面12に押し付けることが可能な用紙押さえ部材14を備えている。従って、搬送される連続用紙2を手で用紙ガイド面12に押し付ける場合と比較して、連続用紙2を押し付ける位置や、連続用紙2を押し付ける力の方向を制御できる。また、用紙押さえ部材14の用紙押さえ突部142は、用紙ガイド面12と対向する位置で、用紙ガイド面12の幅寸法と同一の長さ寸法を備えている。従って、用紙押さえ部材14によって連続用紙2を用紙ガイド面12に押し付ける際に、用紙ガイド面12を搬送される連続用紙2の紙幅寸法に拘わらず、搬送される連続用紙2の全幅に用紙押さえ突部142を当接させることができる。この結果、用紙幅方向において、連続用紙2を均一に押し付けることが可能となるので、連続用紙2におけるスキューの発生を抑制できる。
また、本例によれば、用紙押さえ部材14によって連続用紙2を押さえ付けているので、連続用紙2に転写されたインクが手に付着してしまうことがない。従って、手が汚れることがなく、連続用紙2に施された印刷を汚してしまうことも低減できる。
さらに、本例は、排紙ガイド4が用紙受入れ部16を有しており、用紙押さえ部材14によって連続用紙2が用紙ガイド面12に押し付けられている間に、用紙押し付け位置Bに向けて搬送される連続用紙2の部分に形成される用紙弛み部分2bを受け入れている。従って、用紙押し付け位置Bの近傍で、連続用紙2に紙ジャムが発生することを回避できる。
また、用紙受入れ部16は、用紙押さえ部材14によって連続用紙2を用紙ガイド面12に押し付ける際に形成されており、用紙押さえ部材14を下方に押し込んでいない状態では、形成されていない。従って、用紙ガイド面12に沿って排出される連続用紙2の先端部分が用紙受入れ部16に侵入して、連続用紙2がジャミング状態に陥ってしまうことを回避できる。
さらに、用紙押さえ部材14は、コイルバネ152などのバネ部材によって退避位置14Bに支持されており、バネ部材は用紙押さえ部材14を退避位置14Bから押し付け位置14Aに向かって移動させると、用紙押さえ部材14を退避位置14Bに向かって付勢する付勢力を発生させる。従って、連続用紙2をミシン目2aで切断した後に、用紙押さえ部材14を下方に押し込んでいる力を抜くだけで、連続用紙2を用紙ガイド面12に押し付けている状態を解除できる。さらに、用紙押さえ部材14を下方へ押し込んでいる力を抜くだけで、用紙押さえ部材14は退避位置14Bに戻るので、連続用紙2を次のミシン目2aで切断することが容易になる。
(その他の実施の形態)
図3は、用紙受入れ部の別の例を示す概略断面図である。上記の例では、用紙押さえ部材14の移動に伴って用紙受入れ部16が形成されているが、連続用紙2が用紙ガイド面12に押し付けられている間に、用紙押し付け位置Bに向けて搬送される連続用紙2の部分に形成される用紙弛み部分2bのコシによって押されて、移動式用紙ガイド部材161が用紙ガイド位置161Aから下方(退避方向)に移動することにより、用紙受入れ部16が形成されるようにすることもできる。
この場合には、例えば、図3(a)に示すように、移動式用紙ガイド部材として上面が移動式用紙ガイド面133となっている板状の移動式用紙ガイド部材161´を用い、この移動式用紙ガイド部材161´を前端部分の支軸165を中心に回動可能な状態で用紙ガイド部材13に取り付けておく。また、バネ部材により、移動式用紙ガイド面133が用紙ガイド面12と一致するよう移動式用紙ガイド部材161´を用紙ガイド位置161Aに支持するとともに、用紙ガイド位置161´Aにある移動式用紙ガイド部材161´が用紙弛み部分2bによって押されると、図中に点線で示すように、支軸165を中心として下方に回動する状態としておく。
また、上記の例では、用紙押さえ部材14の移動に伴って用紙受入れ部16が形成されているが、図3(b)に示すように、用紙受入れ部16を、用紙受入れ用凹部16´として、用紙ガイド部材13における用紙押し付け位置Bよりもプリンター後方に予め形成しておくこともできる。
さらに、また、排紙ガイド4が、プリンター1から排出される連続用紙2を用紙ガイド面12と対向用紙ガイド面12´とによって案内する構成を備えている場合には、図3(c)に示すように、用紙受入れ部16´´を用紙ガイド面12および対向用紙ガイド面12´に形成しておくことができる。このようにすれば、用紙弛み部分2bを用紙ガイド面12側の用紙受入れ部16´´および対向用紙ガイド面12´側の用紙受入れ部16´´に受け入れることができるので、連続用紙2におけるスキューの発生や、紙ジャムの発生を回避できる。
1・プリンター、2・連続用紙、2a・ミシン目、2b・用紙弛み部分、3・プリンター本体、4・排紙ガイド(手動切断用排出装置)、5・トラクター、6・印刷ヘッド、7・用紙搬送路、8・プラテン、9・紙送りローラー対、10・排紙ローラー対、11・用紙搬送機構、12・用紙ガイド面、12´・対向用紙ガイド面、13・用紙ガイド部材、14・用紙押さえ部材、14A・押し付け位置、14B・退避位置、15・支持機構、16・用紙受入れ部、16´・用紙受入れ用凹部、131・後側傾斜ガイド面、132・前側傾斜ガイド面、133・移動式用紙ガイド面、134・開口部、141・凹部、142・用紙押さえ突部、143・前側傾斜面、144・後側傾斜面、145・稜線、151・支持板、152・コイルバネ、161・移動式用紙ガイド部材、161A・用紙ガイド位置、162・厚板部分、163・薄板部分、164・側板(連動機構)、165・支軸、A・印刷位置、B・用紙押し付け位置

Claims (7)

  1. プリンターから排出されるミシン目付きの連続用紙を案内する用紙ガイド面を備えた用紙ガイド部材と、
    前記用紙ガイド面から離れた退避位置、および、前記用紙ガイド面に沿って搬送される前記連続用紙を当該用紙ガイド面に押し付け可能な押し付け位置に移動可能な用紙押さえ部材と、
    前記用紙押さえ部材によって前記連続用紙が前記用紙ガイド面に押し付けられている状態において、前記用紙押さえ部材による用紙押し付け位置に向けて搬送される前記連続用紙の部分に形成される用紙弛み部分を受け入れ可能な用紙受入れ部とを有していることを特徴とする連続用紙の手動切断用排出装置。
  2. 請求項1において、
    前記用紙受入れ部は、前記用紙ガイド面の一部を規定している移動式用紙ガイド面を備えた移動式用紙ガイド部材を有しており、
    当該移動式用紙ガイド部材は、前記移動式用紙ガイド面が前記用紙ガイド面に一致している用紙ガイド位置から離れる退避方向に移動可能であり、
    当該移動式用紙ガイド部材が前記用紙ガイド位置から移動すると前記用紙受入れ部が形成されることを特徴とする連続用紙の手動切断用排出装置。
  3. 請求項2において、
    前記用紙押さえ部材に連動させて前記移動式用紙ガイド部材を移動させる連動機構を有しており、
    前記移動式用紙ガイド部材は、前記用紙押さえ部材が前記押し付け位置に押し付けられると前記退避方向に移動して前記用紙受入れ部を形成し、前記用紙押さえ部材が前記退避位置に戻ると前記用紙ガイド位置に戻ることを特徴とする連続用紙の手動切断用排出装置。
  4. 請求項2において、
    前記移動式用紙ガイド部材は、前記用紙押し付け位置に向けて搬送される前記連続用紙の部分に形成される前記用紙弛み部分によって押されて前記退避方向に移動可能であることを特徴とする連続用紙の手動切断用排出装置。
  5. 請求項1において、
    前記用紙受入れ部は、前記用紙ガイド面に形成された用紙受入れ用凹部であることを特徴とする連続用紙の手動切断用排出装置。
  6. 請求項2ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記用紙ガイド面に対峙している対向用紙ガイド面を備えた対向用紙ガイド部材を有しており、
    前記用紙受入れ部は、前記用紙ガイド面および前記対向用紙ガイド面に形成されていることを特徴とする連続用紙の手動切断用排出装置。
  7. ミシン目付きの連続用紙を搬送する用紙搬送路と、
    前記用紙搬送路に沿って搬送される前記連続用紙に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記用紙搬送路に沿って前記連続用紙を搬送する用紙搬送機構と、
    前記用紙搬送路における前記印刷ヘッドによる印刷位置の下流側に接続された手動切断用排出装置とを有しており、
    前記手動切断用排出装置は請求項1ないし6のうちのいずれかの項に記載の手動切断用排出装置であることを特徴とするプリンター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016087861A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および切断補助部材

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