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JP2011165363A - 光源点灯装置及び照明器具及び調光照明システム - Google Patents

光源点灯装置及び照明器具及び調光照明システム Download PDF

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JP2011165363A JP2010023869A JP2010023869A JP2011165363A JP 2011165363 A JP2011165363 A JP 2011165363A JP 2010023869 A JP2010023869 A JP 2010023869A JP 2010023869 A JP2010023869 A JP 2010023869A JP 2011165363 A JP2011165363 A JP 2011165363A
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Abstract

【課題】簡易な構成で、デューティ比と光出力との関係を「JIS C8120」規格に合致させることができる光源点灯装置を提供する。
【解決手段】光源点灯装置110は、入力したPWM信号のデューティ比に応じた直流電圧V2を出力する時間積分回路40と、直流電圧V2を入力し、直流電圧V2が第1電圧と第2電圧との間(第1電圧>第2電圧)のときは直流電圧V2を変換電圧V3として出力し、直流電圧V2が第1電圧よりも大きいときは第1電圧を変換電圧V3として出力し、直流電圧V2が第2電圧よりも小さいときは第2電圧を変換電圧V3として出力する直流電圧変換部50と、変換電圧V3を入力し、変換電圧V3から所定の電圧Vを減算する減算処理を実行して変換電圧V3から演算後の演算電圧V4を生成し出力する減算回路60と、演算電圧V4を入力し、入力した演算電圧V4に応じて光源の光出力を制御する光出力制御部101とを備えた。
【選択図】図2

Description

この発明は、調光信号に基づいて光源の光出力を制御する光源点灯装置、照明器具及び調光照明システムに関する。
照明用点灯装置において、調光信号に基づく調光制御方式に関する技術がある。近年の照明器具における無駄な明かりの削減は、省エネ、省電力において重要である。このことから、その実現手段である点灯装置の調光制御の需要は増加している。使用者が操作する上で、所定の調光信号以下で全光出力となり、下限調光出力のときには所定の調光信号以上のときに一定出力となり、全光及び下限調光を容易に設定できる技術がある(例えば、特許文献1、特許文献2)。調光制御にはPWM(Pulse Width Modulation)信号が用いられるが、PWM信号のオンデューティ(デューティ比)と、全光出力および下限調光出力の光出力との関係は、「JIS C 8120」に従うことが望ましい。
特開平7−6892号公報 特開平7−45392号公報
日本工業規格 「JIS C8120:2008」
本発明は、PWM信号を調光制御に用いる光源点灯装置において、簡易な構成で、デューティ比と光出力との関係の傾きを自由に設定することができる光源点灯装置の提供を目的とする。
この発明の光源点灯装置は、
光源の光出力の大きさを指令する調光信号としてPWM信号を入力し、前記PWM信号のデューティ比に応じて前記光源の光出力を制御する光源点灯装置において、
前記PWM信号を入力し、入力した前記PWM信号のデューティ比に応じた直流電圧を出力する直流電圧出力部と、
前記直流電圧出力部から前記直流電圧を入力し、入力した前記直流電圧が所定の第1電圧以下かつ前記第1電圧よりも小さい所定の第2電圧以上のときは前記直流電圧出力部から入力した前記直流電圧を変換電圧として出力し、入力した前記直流電圧が前記第1電圧よりも大きいときは前記第1電圧を前記変換電圧として出力し、入力した前記直流電圧が前記第2電圧よりも小さいときは前記第2電圧を前記変換電圧として出力する直流電圧変換部と、
前記直流電圧変換部から前記変換電圧を入力し、前記変換電圧から所定の電圧を減算する減算処理と、前記変換電圧に所定の電圧を加算する加算処理とのいずれかの演算処理を実行して前記変換電圧から演算後の演算電圧を生成し、生成した前記演算電圧を出力する電圧演算部と、
前記電圧演算部から前記演算電圧を入力し、入力した前記演算電圧に応じて前記光源の光出力を制御する光出力制御部と
を備えたことを特徴とする。
本発明により、簡易な構成で、デューティ比と光出力との関係を「JIS C8120」規格に合致させることができる光源点灯装置を提供できる。
実施の形態1の調光照明システム100の構成図。 実施の形態1の光源点灯装置110のブロック図。 実施の形態1の直流電圧変換部50の出力電圧V3を示す図。 実施の形態1の光源点灯装置110の回路図。 実施の形態1の光源点灯装置110のデューティ比と出力電圧、光出力との関係を示す図。 実施の形態2の光源点灯装置120の回路図。
実施の形態1.
図1〜図5を参照して実施の形態1の光源点灯装置110を説明する。光源点灯装置110は、調光信号であるPWM信号を入力し、PWM信号のデューティ比(1周期のうちのオンデューティの割合)に応じて光源(ランプともいう)の光出力を制御する調光機能を有する。光源点灯装置110の特徴は、デューティ比に対するランプの光出力を、日本工業規格「JIS C8120」に適合させる構成を有する点である。光源点灯装置110の光源LAは、例えば、発光ダイオードや放電灯である。
図1は、複数の光源点灯装置110から構成される、実施の形態1の調光照明システム1000の構成図である。調光照明システム1000は、調光信号を送信する調光器200と、複数の照明器具A〜Nを備えている。各照明器具は信号線を介して調光器200から調光信号を受信する。また各照明器具は、以下に説明する光源点灯装置110を備えている。
(光源点灯装置110の構成の概要)
図2は、実施の形態1の光源点灯装置110を示すブロック図である。図2を参照して光源点灯装置110の構成概要を説明する。
光源点灯装置110は、点灯回路10、調光信号入力部20、スイッチング回路30、時間積分回路40(直流電圧出力部)、直流電圧変換部50、減算回路60(電圧演算部)、調光制御回路70を備えている。また、定電流回路12と、点灯制御回路13と、電流検出回路14と、及び調光制御回路70とは、光源の光出力を制御する光出力制御部101を構成する。
(1)点灯回路10は、商用電源AC(交流電流)が入力され、光源LAに電力を供給する。
(2)調光信号入力部20は、調光器200から出力されるPWM信号からなる調光信号が入力される。
(3)スイッチング回路30は、調光信号入力部20に接続される。
(4)時間積分回路40は、スイッチング回路30に接続される。
(5)直流電圧変換部50は、時間積分回路40に接続される。
(6)減算回路60は、直流電圧変換部50に接続される。
(7)調光制御回路70は、減算回路60に接続される。
なお、これらの各回路の機能は動作の説明で後述する。
点灯回路10は、交流−直流変換回路11、制御する定電流回路12、点灯制御回路13、電流検出回路14を備えている。
(1)交流−直流変換回路11は、商用電源ACから供給される交流電圧を直流電圧に変換する。
(2)定電流回路12は、交流−直流変換回路11が変換した直流電圧を入力し、光源LAに定電流が流れるように制御する。
(3)点灯制御回路13は、定電流回路12が光源LAに供給する定電流の電流値を設定し、光源LAの点灯状態を制御する。
(4)電流検出回路14は、定電流回路12が光源LAに供給している電流値を検出する。
(点灯制御回路13)
点灯制御回路13は調光制御回路70に接続され、調光制御回路70の指令に従って、光源LAへ供給する電流の電流値を示す制御信号を定電流回路12に出力する。点灯制御回路13は、調光器200が出力するPWM信号のデューティ比が大きくなるほど、光源LAが暗くなるように調光制御を行う。
(電流検出回路14)
電流検出回路14は、定電流回路12が光源LAに供給する電流値を検出し、検出した電流値を示す検出信号VCSを調光制御回路70に出力する。
(調光信号入力部20の構成)
調光信号入力部20は、一端側が調光器200に接続される抵抗R1と、抵抗R1の他端と調光器200に接続されるコンデンサC1と、抵抗R1とコンデンサC1が接続される接続部に一端側が接続される抵抗R2と、抵抗R2に接続されるダイオードブリッジDBとを備える。ダイオードブリッジDBは、調光信号入力部20に接続される調光器200の極性を誤った場合であっても、ダイオードブリッジDBの後段に接続されるスイッチング回路30に入力する信号の極性を同じにするためのものである。
(スイッチング回路30:出力V1)
スイッチング回路30は、調光信号入力部20のダイオードブリッジDBに発光ダイオード部が接続され、調光信号(PWM信号)に応動してフォトトランジスタがスイッチング(オン・オフ)するフォトカプラPCを備える。スイッチング回路30は、フォトカプラPCがスイッチング動作することによって、制御電源VDDから入力される電圧を、抵抗R3を介して矩形波状の信号波形に生成し、この生成した信号波形を矩形波電圧V1(図1のA点)として出力する。
(時間積分回路40:出力V2)
時間積分回路40は、スイッチング回路30が出力する矩形波電圧V1(PWM信号)を入力し、矩形波電圧V1を積分して、矩形波電圧V1のデューティ比に応じたほぼ平坦な直流電圧V2を生成し、(図1のB点)を直流電圧変換部50に出力する。矩形波電圧V1は調光器200が出力する調光信号に対応しているので、時間積分回路40によって生成される直流電圧V2は、調光器200が出力する調光信号のデューティ比に応じたものである。
(直流電圧変換部50:出力V3)
図2は、直流電圧変換部50が時間積分回路40から入力する直流電圧V2と、直流電圧変換部50の出力する直流電圧V3(変換電圧)との関係を示す図である。直流電圧変換部50は、図2に示すように、
(範囲1)時間積分回路40が生成した直流電圧V2の電圧値が、予め定める第2電圧値V(2)より小さいときは、第2電圧V(2)を直流電圧V3として出力する。
(範囲2)時間積分回路40が生成した直流電圧V2の電圧値が、第1電圧値V(1)以下、かつ、第2電圧V(2)以上のときは、直流電圧V2を直流電圧V3として出力する。
(範囲3)時間積分回路40が生成した直流電圧V2の電圧値が、予め定める第1電圧V(1)よりも大きいときは、第1電圧V(1)を直流電圧V3(図1のC点)として出力する。
(減算回路60:出力V4)
減算回路60は、直流電圧変換部50が出力する直流電圧V3を入力し、この直流電圧V3の電圧値から所定の電圧値Vを減算(差分)して、直流電圧V4(演算電圧)として出力する(図1のD点)。なお、実施の形態1の光源点灯装置110では、このように直流電圧V3から電圧値Vを減じているが、直流電圧変換部50から出力される直流電圧V3の大きさによっては、直流電圧V3に電圧値V’を加えてもよい。すなわち、減算回路60(電圧演算部)は、直流電圧V3の大きさによっては、減算処理に限らず、加算処理を行う構成でもよいことは当然である。この場合、減算において引かれる電圧Vと、加算において加えられる電圧V’とは、互いに無関係である。
(調光制御回路70)
調光制御回路70は、減算回路60が出力する直流電圧V4と、電流検出回路14が出力する検出信号とを入力し、直流電圧V4と検出信号とを比較して、調光器200が指示する調光度となる調光制御指令値(調光制御信号)を点灯制御回路13に出力する。
図4は、図2の光源点灯装置110のブロック図を詳細に示す回路図である。スイッチング回路30は、図2に示すフォトカプラPCのほかに、フォトカプラPCが出力する信号を増幅するための増幅回路31を備えている。なお図4では、図6で後述する実施の形態2の調光制御回路70bと区別のため、「調光制御回路70a」とした。
(増幅回路31)
増幅回路31は、反転スイッチング部32、出力スイッチング部33を備えている。
反転スイッチング部32は、フォトカプラPCの出力によりスイッチングして、フォトカプラPCの出力波形とは反転した反転信号を出力する。出力スイッチング部33は、反転スイッチング部32から、この反転信号を入力し、さらに反転してフォトカプラPCの出力波形と同位相とするとともに、フォトカプラPCの出力よりも信号レベルの高いPWM制御信号を出力する。
(反転スイッチング部32)
反転スイッチング部32は、一端側がフォトカプラPCに接続される抵抗R4と、この抵抗R4の他端側に接続されるコンデンサC2及びMOS−FET(Q1)と、MOS−FET(Q1)のドレイン端子と制御電源VDDとの間に接続される抵抗R5とを備える。
(出力スイッチング部33)
出力スイッチング部33は、反転スイッチング部32のMOS−FET(Q1)のドレイン端子に接続されるMOS−FET(Q2)、(Q3)と、MOS−FET(Q2)とMOS−FET(Q3)との間に接続される抵抗R6、R7とを備える。なお、この実施の形態1におけるMOS−FET(Q2)は、PチャネルFETであり、MOS−FET(Q3)は、NチャネルFETである。このように、MOS−FET(Q2)に、MOS−FET(Q3)のコンプリメンタリの関係となっているものを使用して、MOS−FET(Q2)がオンのとき、MOS−FET(Q3)がオフ、MOS−FET(Q2)がオフのとき、MOS−FET(Q3)がオンとなるようにしている。
増幅回路31は、フォトカプラPCが出力する出力信号のレベルが低い場合、後段の時間積分回路40などが誤動作するのを防止するために設けている。なお、フォトカプラPCが出力する出力信号のレベルが高く、時間積分回路40などが誤動作する恐れがない場合は、増幅回路31を省略してもよい。
(時間積分回路40)
時間積分回路40は、抵抗R8と、抵抗R8に接続されるコンデンサC3からなる積分回路である。時間積分回路40は、入力した調光制御信号に応じて、制御電源VDDをスイッチングして得られる矩形波電圧V1を生成し、矩形波電圧V1を時間積分して第1直流電圧V2(B点)を生成する。直流電圧V2は、式(1)に示すように、制御電源VDDに、矩形波電圧V1の「1−オンデューティ比」(少数表記)を掛け合わせて算出する。
V2=VDD×(1−「on−duty」)・・・(式1)
(直流電圧変換部50)
直流電圧変換部50は、
時間積分回路40にダイオードD1を介して接続されるオペアンプOP1と、オペアンプOP1の出力端子に接続されるコンデンサC4と、正極入力端子が時間積分回路40に接続され、負極入力端子が自身の出力端子に接続されるオペアンプOP2と、オペアンプOP2の出力端子に接続されるコンデンサC5及びダイオードD2と、制御電源VDDを分圧する直列接続される抵抗R9、R10、R11と、この抵抗R9と抵抗R10に接続されるダイオードD3と、抵抗R10と抵抗R11に正極入力端子が接続され、負極入力端子が自身の出力端子に接続されるオペアンプOP3と、このオペアンプOP3の出力端子に接続されるコンデンサC6及びダイオードD4と、ダイオードD2のカソード端子及びダイオードD4のカソード端子に接続されるコンデンサC7と、を備える。
直流電圧変換部50は、図3で説明したように、直流電圧V2を入力し、直流電圧V2の電圧値が範囲3のときは第1電圧値V(1)を直流電圧V3として出力し、直流電圧V2の電圧値が範囲1のときは第2電圧値V(2)を第2直流電圧V3として出力し、直流電圧V2の電圧値が範囲2のときは直流電圧V2の電圧値を直流電圧V3として出力する。
(減算回路60)
減算回路60は、直流電圧変換部50が出力する直流電圧V3を分圧する抵抗R12、R13と、正極入力端子が抵抗R13に接続され、負極入力端子が自身の出力端子に抵抗R15を介して接続されるオペアンプOP4と、オペアンプOP4の負極入力端子に抵抗R14を介して接続される定電圧源Vと、を備える。
(調光制御回路70a)
調光制御回路70aは、正極入力端子が減算回路60に接続され、負極入力端子が抵抗R16を介して電流検出回路14に接続される比較器OP5を備える。
(動作)
次に、直流電圧変換部50、減算回路60及び調光制御回路70aの動作を説明する。
(直流電圧変換部50)
(1)オペアンプOP1は、第1直流電圧V2を、制御電源VDDを抵抗分圧(抵抗R9〜R11による分圧)して得られる基準値(予め定める第1電圧値V(1))に従って一定にすることにより、直流電圧変換部50の出力である直流電圧V3の上限限度値を決めている。
(2)オペアンプOP2は、直流電圧V2を、後段の抵抗R12、R13に影響されないように低インピーダンスで出力するものである。
(3)オペアンプOP3は、直流電圧V2を、制御電源VDDを抵抗分圧(抵抗R9〜R11による分圧)して得られる基準値(予め定める第2電圧値V(2))に従い、直流電圧変換部50の出力である直流電圧V3の下限限度値を決める。
(4)オペアンプOP2とオペアンプOP3の出力は、ダイオードD2、D4のOR回路によって、下限限度値、又は、第1直流電圧V2の電圧値を出力するものである。
(減算回路60)
減算回路60は、直流電圧変換部50が出力する直流電圧V3を入力して、オペアンプOP4により、直流電圧V3の電圧値から、定電圧源Vが供給する定電圧Vの電圧値を減算する。減算回路60は、オペアンプOP4により減算した電圧値を、直流電圧V4として出力する(D点)。ここで、直流電圧変換部50から入力する直流電圧V3の電圧値と、定電圧Vの電圧値と、直流電圧V4との関係を、式(2)に示す。
V4=V3−V・・・(2)
(調光制御回路70a)
減算回路60の出力する直流電圧V4は、調光制御回路70aの調光制御基準値として、比較器OP5に入力される。比較器OP5は、電流検出回路14から得られる検出信号VCSと、減算回路60の出力である直流電圧V4の電圧値とを比較し、光源LAの点灯制御に反映させる。つまり、直流電圧V4の電圧値よりも検出信号VCSが大きい場合は、比較器OP5は、光源LAを暗くする制御信号を点灯制御回路21に出力する。直流電圧V4の電圧値よりも検出信号VCSが小さい場合は、比較器OP5は、光源LAを明るくする制御信号を点灯制御回路21に出力する。このようにして、比較器OP5は、検出信号VCSと第3直流電圧V4とが等しくなるようにする。
なお、比較器OP5が比較する検出信号VCSは、電流検出回路14が検出する光源LAに供給する電流の電流値だけでなく、光源LAに供給する電力の電力値や、光源LAに印加する電圧の電圧値に基づいた検出信号であってもよい。
図5は、図2、図4に示す光源点灯装置110の各部(B点(V2)等)の出力電圧とPWM信号(調光信号)との関係、及び「JIS C8120:2008」の一例(下限調光率1%の例)に規定される光出力とPWM信号(調光信号)との関係を示した図である。
図5では「V5」も掲載しているが、「V5」は実施の形態2で後述する。「V2」はB点の出力電圧であり、「V3」はC点の出力電圧であり、「V4」はD点の出力電圧である。図5に示すように、「V2」は、一番上に位置し、オンデューティ「0〜5%」、「90〜100%」の範囲でも水平ではない。「V3」は、「V2」と重なっているが、両端、つまり、オンデューティ「0〜5%」、「90〜100%」の範囲では、水平になっている。「V4」は、一点鎖線で示しているが、「V3」よりも下側に位置する。これは、式(2)のように、直流電圧V3から定電圧Vを減じたためである。一番下側の線が「JIS C8120:2008」の一例(下限調光率1%の例)を示すが、直流電圧V4と「JIS C8120:2008」は、オンデューティに対して同じ変化を行うことがわかる。
光源LAに白色発光ダイオード(以下、単にLEDという。)を用いた場合、PWM信号のオンデューティ期間が短くなると、定電流回路12がLEDに供給する電流を増加させ、LEDが発する光は明るくなる。これは、一般的に、LEDに流れる電流と、LEDが発する光出力との関係は、電流が増加するにつれ光出力が増加するようになっており、その増加比率は略直線状となっているためである。但し、LEDが個々にもつ飽和領域まで電流が増加するとき、これ以上LEDに流す電流を増加しても、LEDが発する光出力は略直線状に増加しなくなる。
したがって、光源点灯装置110では、直流電圧V4と光源LAに流れる電流とを、対応させて制御している。したがって、一般的に光源LAの電流−光出力が略線形の特性を示すLEDにおいては、PWM信号のオンデューティの変化に対するLEDが発する光特性の傾きを自由に変更することができる。
以上のように、実施の形態1の光源点灯装置110は、直流電圧変換部50、減算回路60及び調光制御回路70aを備えたので、簡易な構成で、オンデューティと光出力との関係を蛍光ランプ用の点灯装置の仕様に合致させることができる。
実施の形態2.
次に図6を参照して、実施の形態2を説明する。図6は、実施の形態2の光源点灯装置120を示す回路図である。光源点灯装置120は実施の形態1の光源点灯装置110と、調光制御回路70の構成が異なる。このため、光源点灯装置120では「調光制御回路70b」という。調光制御回路70bは、実施の形態1の調光制御回路70aに対して、減算回路60の出力である直流電圧V4の大きさを調整可能な演算電圧調整部71bを備えている。
図6に示すように、演算電圧調整部71bは、直流電圧V4を分圧する抵抗R17、可変抵抗R18と、制御電源VDDと抵抗R17(可変抵抗R18)との間に接続され、比較器OP5の正極入力端子に電流を供給する抵抗R19とを備える。抵抗R17、R19、可変抵抗R18が接続する接続点(E点)に発生する「直流電圧V5」は、比較器OP5の調光制御基準値となる。比較器OP5は、直流電圧V5と検出信号VCSとを比較し、点灯制御回路13に調光制御信号を出力する。
図5では、前記の直流電圧V5の特性を点線で示しているが、直流電圧V5の特性は、図5をみると明らかなように、「JIS C8120:2008」の特性と一致している。
図5に示すように、実施の形態2の直流電圧V5は、実施の形態1の直流電圧V4よりも「JIS C 8120:2008」の特性に近くすることができる。これは、可変抵抗R18によって、直流電圧V4(直流電圧V3から定電圧源Vの電圧値分を減算した電圧、V4=V3−V)を調整可能としているためである。比較器OP5に入力される電圧を直流電圧V5とすると、直流電圧V5と直流電圧V3の関係は次の式(3)で示すことができる(「*」は乗算を示す)。
V5=(R17*R19)/(R17*R19+R18*R19+R17*R18)*VDD+(R18*R19)/(R17*R19+R18*R19+R17*R18)*(V3−V)・・・(3)
以上の実施の形態2の光源点灯装置120によれば、抵抗R17、R19及び可変抵抗R18、定電圧源Vと、制御電源VDDから供給される電流によって、デューティ比と光出力との関係の傾きを自由に変更することができる。
10 点灯回路、11 交流−直流変換回路、12 定電流回路、13 点灯制御回路、14 電流検出回路、18 可変抵抗、20 調光信号入力部、30 スイッチング回路、31 増幅回路、32 反転スイッチング部、33 出力スイッチング部、40 時間積分回路、50 直流電圧変換部、60 減算回路、70,70a,70b 調光制御回路、71b 演算電圧調整部、110,120 光源点灯装置、200 調光器、1000 調光照明システム。

Claims (6)

  1. 光源の光出力の大きさを指令する調光信号としてPWM(Pulse Width Modulation)信号を入力し、前記PWM信号のデューティ比に応じて前記光源の光出力を制御する光源点灯装置において、
    前記PWM信号を入力し、入力した前記PWM信号のデューティ比に応じた直流電圧を出力する直流電圧出力部と、
    前記直流電圧出力部から前記直流電圧を入力し、入力した前記直流電圧が所定の第1電圧以下かつ前記第1電圧よりも小さい所定の第2電圧以上のときは前記直流電圧出力部から入力した前記直流電圧を変換電圧として出力し、入力した前記直流電圧が前記第1電圧よりも大きいときは前記第1電圧を前記変換電圧として出力し、入力した前記直流電圧が前記第2電圧よりも小さいときは前記第2電圧を前記変換電圧として出力する直流電圧変換部と、
    前記直流電圧変換部から前記変換電圧を入力し、前記変換電圧から所定の電圧を減算する減算処理と、前記変換電圧に所定の電圧を加算する加算処理とのいずれかの演算処理を実行して前記変換電圧から演算後の演算電圧を生成し、生成した前記演算電圧を出力する電圧演算部と、
    前記電圧演算部から前記演算電圧を入力し、入力した前記演算電圧に応じて前記光源の光出力を制御する光出力制御部と
    を備えたことを特徴とする光源点灯装置。
  2. 前記光出力制御部は、
    入力した前記演算電圧の大きさを調整可能な演算電圧調整部を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の光源点灯装置。
  3. 前記光源点灯装置は、さらに、
    制御電源を備え、
    前記演算電圧調整部は、
    3つの抵抗を備えると共に、前記3つの抵抗と、前記制御電源とに基づいて、前記演算電圧の大きさを調整可能であることを特徴とする請求項2記載の光源点灯装置。
  4. 前記光源は、
    発光ダイオードであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光源点灯装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光源点灯装置を備えた照明器具。
  6. 調光信号であるPWM信号を送信する調光器と、
    請求項5記載の複数の照明器具と
    を備えた調光照明システム。
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