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JP2011155787A - 回転電機制御システム - Google Patents

回転電機制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】回転電機制御システムの制御部において、余分な演算処理による負荷を軽減しつつ滑らかに制御モードの切り替えを行うことである。
【解決手段】PWM制御モードと矩形波制御モードのモード切替を滑らかに行いながら回転電機17を制御する回転電機制御システム10において、回転電機17の回転数が所定の回転数閾値よりも小さいときは、PWM制御モード及び矩形波制御モードのそれぞれの制御モードのための演算を行い、回転電機17の回転数が所定の回転数閾値よりも大きいときは、矩形波制御モードのための演算を行い、PWM制御モードのための演算は停止する制御部21を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機制御システムに係り、特に、PWM制御モードと矩形波制御モードを滑らかに切り替える回転電機制御システムに関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車及び燃料電池車等は、回転電機の駆動力によって車両を走行させている。走行に用いられる回転電機としては、一般的に三相交流モータが採用され、回転電機制御システムでは、主バッテリからの直流電力をインバータに供給させ、インバータにより直流電力を交流電力に変換して三相交流モータを制御している。
回転電機制御システムにおける回転電機の制御方法には、一般的な正弦波PWM制御モードに加えて、PWMデューティ比を最大値に固定した矩形波制御モードならびに、正弦波PWM制御モードと矩形波制御モードとの中間的な電圧波形を利用する過変調PWM制御モードを用いたものがある。この回転電機の制御方法は、正弦波PWM制御モード、過変調PWM制御モード及び矩形波制御モードの3モードを、例えば、回転電機の回転数、トルク等の運転条件に応じて切り替えて制御を行うことで、回転電機の中回転領域及び高回転領域で大きな出力を得るものである。
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、電動機械と、電動機械トルクの目標値を表す電動機械目標トルク及び電動機械回転速度に基づいて指令値を算出する指令値算出処理手段と、上記指令値に基づいてそれぞれ駆動信号を発生させる複数の信号発生処理手段とを備える構成が開示されている。さらに、電圧飽和の発生しやすさを表す電圧飽和変量を算出する電圧飽和変量算出処理手段と、上記電圧飽和変量に基づいて制御を非同期PWM制御と同期PWM制御とで切り替えるための切替条件が成立したかどうかを判断する制御切替判定処理手段と、該制御切替判定処理手段による判断結果に基づいて上記駆動信号を選択して出力し、制御を非同期PWM制御と同期PWM制御とで切り替える制御切替処理手段とを有する構成が開示されている。
また、本発明に関連する別の技術として、例えば、特許文献2には、直流電圧を、交流モータを駆動するための交流電圧に変換するインバータと、上記インバータへ入力される上記直流電圧を電圧指令値に従って可変制御するコンバータと、上記交流モータがトルク指令値に従ったトルクを出力するように、上記交流モータの運転状態に関連し、かつ、少なくとも上記トルク指令値を含む複数の変数に応じて、上記インバータから上記交流モータへ印加される矩形波電圧の位相を設定するように構成された第1のモータ制御部とを備える構成が開示されている。
さらに、特許文献2には、上記第1のモータ制御部は、上記複数の変数のうちの上記トルク指令値を除く一部の変数について正規化した特性に基づいて、上記複数の変数から上記一部の変数を除いた残りの変数の値に対応して上記位相の基準値を設定するように構成された正規化値設定部とを備える構成が開示されている。そして、上記正規化値設定部により設定された上記基準値を、上記一部の変数の値に基づいて補正することによって、上記位相の指令値を設定するように構成された補正処理部とを含む構成が開示されている。
特開2005−073307号公報 特開2009−201250号公報
ところで、正弦波PWM制御モード、過変調PWM制御モード、矩形波制御モードの3モードを切り替えて回転電機を制御する場合において、正弦波PWM制御モードと過変調PWM制御モードとを併せたPWM制御モードのための演算と、矩形波制御モードのための演算とを常時演算し、制御モードのモード切替を滑らかに行うことができる。しかし、回転電機の運転条件によっては、PWM制御モードのための演算と矩形波制御モードのための演算の合計2つの演算を常時行う必要がない場合もあり、このような場合にも2つの演算を行うとCPU等の制御部にとって不要な処理負荷となり、余分な放熱等が発生することもある。
本発明の目的は、回転電機制御システムの制御部において、余分な演算処理による負荷を軽減しつつ滑らかに制御モードの切り替えを行うことである。
本発明に係る回転電機制御システムは、PWM制御モードと矩形波制御モードのモード切替を滑らかに行いながら回転電機を制御する回転電機制御システムにおいて、回転電機の回転数が所定の回転数閾値よりも小さいときは、PWM制御モード及び矩形波制御モードのそれぞれの制御モードのための演算を行い、回転電機の回転数が所定の回転数閾値よりも大きいときは、矩形波制御モードのための演算を行い、PWM制御モードのための演算は停止する制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機制御システムにおいて、制御部は、回転電機のトルクに基づいて、所定の回転数閾値を算出する算出手段を有することが好ましい。
また、本発明に係る回転電機制御システムにおいて、制御部は、回転電機のトルクと、回転電機を駆動するインバータの両端電圧であるシステム電圧に基づいて、所定の回転数閾値を算出する算出手段を有することが好ましい。
上記構成の回転電機制御システムによれば、回転電機の回転数が所定の回転数閾値よりも大きいときは、矩形波制御モードによる制御が行われると断定して、PWM制御モードのための演算を停止することができる。これにより、矩形波制御モードによる制御が行われると断定できる回転数領域では、制御部において余分な演算処理による負荷を軽減でき、矩形波制御モードによる制御が行われると断定できない回転数領域では、両制御モードのための演算を行うことで滑らかな制御モードの切り替えを行うことができる。
本発明の実施の形態において、回転電機制御システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態において、回転電機制御システムの制御部に記録されている制御マップを示す図である。 本発明の実施の形態において、各制御モードのための演算を効率よく実行させるための手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の第1変形例において、各制御モードのための演算を効率よく実行させるための手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の第2変形例において、各制御モードのための演算を効率よく実行させるための手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。また、以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、回転電機制御システム10の構成を示す図である。回転電機制御システム10は、バッテリ11と、システムメインリレー(SR1,SR2)と、バッテリ11の電圧を昇圧するコンバータ15と、平滑コンデンサ(C1,C2)と、インバータ16と、三相交流で作動する回転電機17と、これらを制御する制御部21と、制御部21に接続された電圧センサ22,24と電流センサ23とレゾルバ25と、を有している。
コンバータ15は、リアクトルL1と、電力用半導体スイッチング素子(スイッチング素子Q1,Q2)と、ダイオードD1,D2とを備えている。電力用半導体スイッチング素子としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、電力用MOSトランジスタ又は電力用バイポーラトランジスタ等を用いることができる。
リアクトルL1は、スイッチング素子Q1,Q2の接続ノードと電力線12との間に接続される。また、平滑コンデンサC1は、バッテリ11からのバッテリ電圧が供給されている電力線12およびアース線13の間に接続される。そして、平滑コンデンサC2は、高電圧の電力線14およびアース線13との間に接続されている。
コンバータ15に接続されたインバータ16は、電力線14およびアース線13の間に設けられ、U相アーム18と、V相アーム19と、W相アーム20と、を有し、制御部21によりスイッチング制御されている。
回転電機17は、三相交流モータであり、インバータ16に接続されたU,V,W相の三つのコイルの一端が中点において共通接続されている。
コンバータ15は、昇圧動作時において、バッテリ11から供給されたバッテリ電圧を昇圧して高電圧化し、システム電圧としてインバータ16へ供給する。また、降圧動作時には、コンバータ15は、平滑コンデンサC2を介してインバータ16から供給されたシステム電圧を降圧してバッテリ11を充電することができる。なお、システム電圧は、コンバータ15の昇圧比によって連続的に可変させることができる。
制御部21には、外部の電子制御ユニット(ECU)から入力されたトルク指令値Trqcom、電圧センサ22で検出されたバッテリ電圧VB、電流センサ23で検出された電流値IB、電圧センサ24で検出されたシステム電圧VH、V相アームの電流値iv、W相アームの電流値iw、レゾルバ25からの回転角θ等が入力されている。制御部21はこれらの入力信号に基づいて、回転電機17の回転数と回転電機17の出力トルクを演算により求める。そして、回転電機17がトルク指令値Trqcomに従ったトルクを出力するようにコンバータ15とインバータ16とを制御する。
図2は、回転電機制御システム10の制御部21に記録されている制御マップを示す図である。制御部21は上述した入力信号と制御マップ等により、正弦波PWM制御モードと、過変調PWM制御モードと、矩形波制御モードと、の三つの制御モードを切り替えて、コンバータ15とインバータ16を制御する。ここで、正弦波PWM制御モードと過変調PWM制御モードとを併せて単にPWM制御モードと呼ぶ。
交流モータである回転電機17は、回転数や出力トルクが増加すると誘起電圧が高くなり、これにより誘起電圧に打ち勝ってモータを回転させるモータ必要電圧も高くなる。そこで、コンバータ15によって供給されるシステム電圧VHは、このモータ必要電圧よりも高く設定する必要がある。一方、システム電圧VHには限界値があり、最大のシステム電圧VHをVH最大電圧という。
従って、図2の左半分に示す低回転数領域(領域a(正弦波PWM制御モード領域)と領域b(過変調PWM制御モード領域)とを併せた領域で示されるPWM制御モード領域)において、モータ必要電圧がVH最大電圧より低い領域では、正弦波PWM制御モード又は過変調PWM制御モードによる最大トルク制御が適用され、ベクトル制御に基づいてモータ電流制御により出力トルクが制御される。
また、図2の右半分に示す高回転数領域(領域cで示される矩形波制御モード領域)において、モータ必要電圧がVH最大電圧に達すると、システム電圧VHを維持した上で弱め界磁制御に基づいて矩形波制御モードが適用される。矩形波制御モードでは、基本波成分の振幅が固定されるため、電力演算によって求められる出力トルク(実績値)とトルク指令値との偏差に応じて出力トルクが制御される。
上述した三つの制御モードによる特性として、システム電圧VHに対するモータ必要電圧(誘起電圧)の比である変調率によって表すことができる。正弦波PWM制御モードは、各相アームにおけるスイッチング素子のオン・オフを正弦波状の電圧指令値と搬送波との電圧比較により制御する。これにより、所定の期間内でその基本波成分が正弦波となるようにデューティ比が制御される。このような制御により正弦波PWM制御モードでは、例えば、基本波成分振幅をシステム電圧VHの0.61倍(変調率)まで高めることができる。
過変調PWM制御モードは、搬送波の振幅を縮小させて上記正弦波PWM制御モードと同様のPWM制御を行うものである。この制御により、基本波成分が歪むことで、例えば、変調率を0.61〜0.78の範囲まで高めることができる。
一方、矩形波制御モードでは、所定の期間内でスイッチ素子のオン・オフの比が一対一の矩形波1パルス分を交流モータに印可する。これにより、例えば、変調率を0.78まで高めることができる。
ここで、制御部21の特徴的な機能について説明する。制御部21は、回転数閾値設定処理部212と、制御モード処理部214とを含んで構成される。
回転数閾値設定処理部212は、予めシミュレーションや実験等によって求められた回転数閾値(当該回転数閾値よりも大きい回転数では、制御モードが矩形波制御モードと断定できる閾値)を回転数閾値として設定する機能を有する。例えば、図2において、回転電機17の回転数が回転数閾値(回転数r)よりも大きければ矩形波制御モードと断定することができるため、回転数rを回転数閾値として設定する。
制御モード処理部214は、回転電機17の回転数が回転数閾値設定処理部212によって設定された回転数閾値よりも大きいか否かを判断する機能を有する。また、制御モード処理部214は、回転電機17の回転数が回転数閾値よりも小さいときは、正弦波PWM制御モードと過変調PWM制御モードとを併せたPWM制御モードのための演算及び矩形波制御モードのための演算を行う。そして、制御モード処理部214は、回転電機17の回転数が回転数閾値よりも大きいときは、PWM制御モードのための演算を停止して、矩形波制御モードのための演算のみを行う。
ここで、PWM制御モードのための演算とは、正弦波PWM制御モードあるいは過変調PWM制御モードによって、コンバータ15とインバータ16の制御を行うためのスイッチングパターンを演算による求めることをいう。また、矩形波制御モードのための演算とは、矩形波制御モードによって、コンバータ15とインバータ16の制御を行うためのスイッチングパターンを演算による求めることをいう。
続いて、上記構成の回転電機制御システム10の動作について図1〜図3を用いて説明する。図3は、制御部21において、各制御モードのための演算を効率よく実行させるための手順を示すフローチャートである。制御部21において、演算効率化プログラムが起動されると、まず、PWM制御モードのための演算について停止可能か否かを判断するための回転数閾値を設定する(S10)。この工程は、制御部21の回転数閾値設定処理部212の機能によって実行される。
次に、回転電機17の回転数が回転数閾値よりも大きいか否かを判断する(S12)。この工程は、制御部21の制御モード処理部214の機能によって実行される。S12において、回転電機17の回転数が回転数閾値よりも大きいと判断すれば、PWM制御モードのための演算を停止し、矩形波制御モードのための演算のみを実行する(S14)。この工程は、制御部21の制御モード処理部214の機能によって実行される。S14の後はリターン処理へと進む。
S12において、回転電機17の回転数が回転数閾値よりも小さいと判断すれば、PWM制御モードおよび矩形波制御モードのための演算を実行する(S16)。この工程は、制御部21の制御モード処理部214の機能によって実行される。S16の後はリターン処理へと進む。このように、回転電機17の回転数が回転数閾値よりも大きい領域であれば、PWM制御モードによって制御する可能性はなく、矩形波制御モードによる制御を行うことと断定できるため、PWM制御モードのための演算を停止する。これにより、矩形波制御モードによる制御を行うことと断定できる回転数領域では、制御部21において不要な演算処理による負荷を軽減でき、また制御部21による放熱も軽減することができる。また、矩形波制御モードによる制御を行うことと断定できない回転数領域では、PWM制御モードのための演算および矩形波制御モードのための演算の合計2つの演算を常時行うため、滑らかな制御モード切替を行うことができる。
次に、回転電機制御システム10の第1変形例について説明する。回転電機制御システム10の第1変形例と回転電機制御システム10の相違は、回転数閾値設定処理部212の機能のみであるため、その点を中心に説明する。
回転数閾値設定処理部212は、V相アームの電流値iv、W相アームの電流値iw、レゾルバ25からの回転角θ等によって回転電機17の出力トルクを求め、当該出力トルクと制御マップ(図2参照)とに基づいて回転数閾値を算出し、その算出した回転数閾値を閾値として設定する機能を有する。なお、上記では回転電機17の出力トルクと制御マップに基づいて回転数閾値を算出するものとして説明したが、トルク指令値Trqcomと制御マップに基づいて回転数閾値を算出するものとしてもよい。
続いて、上記回転電機制御システム10の第1変形例の動作について図4等を用いて説明する。図4は、回転電機制御システム10の第1変形例の制御部21において、各制御モードのための演算を効率よく実行させるための手順を示すフローチャートである。制御部21において、演算効率化プログラムが起動されると、まず、回転電機17の出力トルクと制御マップに基づいて回転数閾値を算出する(S8)。この工程は、制御部21の回転数閾値設定処理部212の機能によって実行される。
次に、S8の工程で算出された回転数閾値を閾値として設定する(S10)。この工程は、制御部21の回転数閾値設定処理部212の機能によって実行される。そして、S10の後工程であるS12〜S16については、回転電機制御システム10と同様の処理を行うため詳細な説明は省略する。
このように、回転電機制御システム10の第1変形例によれば、回転電機17の出力トルクの状態を考慮して回転数閾値を再設定することが可能であるため、回転電機制御システム10の運転条件に適した回転数閾値に変更することができる。したがって、回転電機制御システム10の第1変形例によれば、より好適に、制御部21において余分な演算処理による負荷を軽減しつつ、滑らかな制御モード切替を行うことができる。
次に、回転電機制御システム10の第2変形例について説明する。回転電機制御システム10の第2変形例と回転電機制御システム10の相違は、回転数閾値設定処理部212の機能のみであるため、その点を中心に説明する。
回転数閾値設定処理部212は、コンバータ15の昇圧比によって連続的に可変するシステム電圧VHを電圧センサ24から取得し、V相アームの電流値iv、W相アームの電流値iw、レゾルバ25からの回転角θ等によって回転電機17の出力トルクを求める。そして、回転数閾値設定処理部212は、当該システム電圧VHと、当該回転電機17の出力トルクと、制御マップに基づいて回転数閾値を算出し、その算出した回転数閾値を閾値として設定する機能を有する。
続いて、上記回転電機制御システム10の第2変形例の動作について図5等を用いて説明する。図5は、回転電機制御システム10の第2変形例の制御部21において、各制御モードのための演算を効率よく実行させるための手順を示すフローチャートである。制御部21において、演算効率化プログラムが起動されると、まず、システム電圧VHと回転電機17の出力トルクと制御マップに基づいて回転数閾値を算出する(S9)。この工程は、制御部21の回転数閾値設定処理部212の機能によって実行される。
次に、S9の工程で算出された回転数閾値を閾値として設定する(S10)。この工程は、制御部21の回転数閾値設定処理部212の機能によって実行される。そして、S10の後工程であるS12〜S16については、回転電機制御システム10と同様の処理を行うため詳細な説明は省略する。
このように、回転電機制御システム10の第2変形例によれば、回転電機17の出力トルクの状態に加え、さらにシステム電圧VHを考慮して回転数閾値を設定するため、回転電機制御システム10の運転条件に適した回転数閾値を算出することができる。したがって、回転電機制御システム10の第2変形例によれば、より好適に、制御部21において余分な演算処理による負荷を軽減しつつ、滑らかな制御モード切替を行うことができる。
10 回転電機制御システム、11 バッテリ、12,14 電力線、13 アース線、15 コンバータ、16 インバータ、17 回転電機、18 U相アーム、19 V相アーム、20 W相アーム、21 制御部、22,24 電圧センサ、23 電流センサ、25 レゾルバ、212 回転数閾値設定処理部、214 制御モード処理部。

Claims (3)

  1. PWM制御モードと矩形波制御モードのモード切替を滑らかに行いながら回転電機を制御する回転電機制御システムにおいて、
    回転電機の回転数が所定の回転数閾値よりも小さいときは、PWM制御モード及び矩形波制御モードのそれぞれの制御モードのための演算を行い、
    回転電機の回転数が所定の回転数閾値よりも大きいときは、矩形波制御モードのための演算を行い、PWM制御モードのための演算は停止する制御部を備えることを特徴とする回転電機制御システム。
  2. 請求項1に記載の回転電機制御システムにおいて、
    制御部は、
    回転電機のトルクに基づいて、所定の回転数閾値を算出する算出手段を有することを特徴とする回転電機制御システム。
  3. 請求項1に記載の回転電機制御システムにおいて、
    制御部は、
    回転電機のトルクと、回転電機を駆動するインバータの両端電圧であるシステム電圧に基づいて、所定の回転数閾値を算出する算出手段を有することを特徴とする回転電機制御システム。
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