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JP2011148356A - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents

電動ステアリングロック装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロックボルトの引き抜き力の低減を図りつつ、本来の盗難防止機能を発揮することができるとともに、ロックボルトの作動機構を比較的自由に選択することができる電動ステアリングロック装置を提供すること。
【解決手段】ロック位置とアンロック位置との間を移動可能なロックボルト7と、該ロックボルト7に連結されたドライバ6と、該ドライバ6を進退動させる電動アクチュエータと、ロックボルト7をロック位置方向に付勢するスプリング9と、備えた電動ステアリングロック装置1において、ロックボルト7に係脱するロックストッパ14を該ロックボルト7の移動方向に対して直交する方向に移動可能に設けるとともに、該ロックストッパ14を係合方向に付勢するスプリング15を設け、ドライバ6に設けられた操作部6Aによってロックストッパ14を移動させて該ロックストッパ14をロックボルト7に対して係脱させるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駐車時にステアリングホイールの回動を電動でロックするための電動ステアリングロック装置に関するものである。
近年、車両には盗難防止の目的で駐車時にステアリングホイールの回動を電動でロックするための電動ステアリングロック装置を備えたものがある。この電動ステアリングロック装置は、車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロックボルトと、該ロックボルトを作動させる電動モータ等の電動アクチュエータを備えている。
斯かる電動ステアリングロック装置は、エンジン作動状態でドライバがエンジンスタートスイッチをOFF操作すると、これを検知して電動モータを駆動し、該電動モータによってロックボルトをロック位置へと移動させてステアリングシャフトに係合させることによってステアリングホイールの回動をロックし、エンジン停止状態でドライバがエンジンスタートスイッチをON操作すると、これを検知して電動モータを駆動し、該電動モータによってロックボルトをアンロック位置へと移動させて該ロックボルトのステアリングシャフトへの係合を解除し、ステアリングホイールをアンロックしてステアリング操作を可能とするものである。
ところで、ロックボルトがステアリングシャフトに対して強く嵌合している場合(所謂噛み込み時)には、ロックボルトをステアリングシャフトから引き抜くために必要な力(必要引き抜き力)が大きくなり、これに対応するためには出力の大きな電動モータを使用する必要があった。
そこで、引き抜き力を低減するための手法として、ロックボルトのステアリングシャフトに嵌合する先端部分をテーパ状に形成することが考えられる。このような手法によれば、電動モータの駆動力だけでロックボルトをステアリングシャフトから確実に引き抜くことができる反面、ロック状態にあるステアリングホイールが強い力で強引に回転操作されると、ロックボルトが強制的にアンロック状態となってしまい(強制解錠)、本来の盗難防止機能が発揮されない可能性がある。
上記問題を解決するため、例えば特許文献1には、モータによって回転する回転体と、該回転体のカム溝に沿って移動してロックバー(ロックボルト)をステアリングシャフトに対して係脱させるピンと、該ピンの移動に連動して前記ロックバーに対して係脱するロックストッパを設け、前記ロックバーがアンロック位置からロック位置へ移動した状態においてロックストッパをロックバーに係合させて該ロックバーのアンロック方向への移動を規制するようにした電動ステアリングロック装置が提案されている。
特開2006−044573号公報
しかしながら、特許文献1において提案された電動ステアリングロック装置においては、
ロックバーを作動させる回転体の回転軸方向に沿って移動するピンによってロックストッパを移動させる構成が採用されているため、回転体の回転軸方向とロックバーの移動方向とを直交させる必要があり、ロックバーを作動させる作動機構として採用し得る構成が限定されるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ロックボルトの引き抜き力の低減を図りつつ、強制解錠を阻止して本来の盗難防止機能を発揮することができるとともに、ロックボルトを作動させる作動機構を比較的自由に選択することができる電動ステアリングロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロックボルトと、
該ロックボルトに対して所定量だけ相対移動可能に連結されたドライバと、
該ドライバを前記ロックボルトの移動方向に進退動させる電動アクチュエータと、
前記ロックボルトをロック位置方向に付勢する第1の付勢手段と、
を備えた電動ステアリングロック装置において、
前記ロックボルトに係脱するロックストッパを該ロックボルトの移動方向に対して直交する方向に移動可能に設けるとともに、該ロックストッパを係合方向に付勢する第2の付勢手段を設け、前記ドライバに設けられた操作部によって前記ロックストッパを移動させて該ロックストッパを前記ロックボルトに対して係脱させるようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ドライバの進退動を前記ロックストッパの移動に変換するカム機構を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記ロックボルトがロック位置にあり、且つ、前記ロックストッパが係合位置にあるロック状態において前記ドライバが前記ロックボルトから離れる方向に相対移動可能に両者を長孔係合によって連結し、前記ロックボルトがアンロック位置へと移動する前に前記ドライバを移動させ、該ドライバの操作部によって前記ロックストッパを移動させて該ロックストッパの前記ロックボルトへの係合を解除するようにしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記ロックボルト、前記ドライバ、前記電動アクチュエータ等を収容するケースの開口部を覆うカバーに設けられた保持ピンと、該保持ピンに係合して前記ロックストッパの移動を妨げない退避位置に保持される補助ロックブロックと、該補助ロックブロックを反退避位置方向に付勢する第3の付勢手段を設け、前記カバーの取り外しによって前記保持ピンの前記補助ロックブロックへの係合が解除されると、前記補助ロックブロックが前記第3の付勢力によって前記ロックストッパの移動を阻止する保持位置へと移動して該ロックストッパの前記ロックボルトへの係合を保持するようにしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ステアリングロック状態においてロックボルトに係合して該ロックボルトをロック位置に保持するロックストッパを設けたため、ロックボルトをステアリングシャフトから引き抜くために必要な力を低減するための手法を採用した場合であっても、強制解錠が確実に防がれ、本来の機能である盗難防止機能が損なわれることがない。又、ロックストッパを操作する操作部をドライバに設け、ロックストッパを該ロックボルトの移動方向に対して直交する方向に移動可能に設けたため、ロックボルトを作動させる作動機構を比較的自由に選択することができる。
請求項2記載の発明によれば、ドライバの進退動を簡単なカム機構によってロックストッパの移動に変換し、該ロックストッパをロックボルトの移動方向に対して直交する方向に移動させることができる。
請求項3記載の発明によれば、ロックボルトのステアリングシャフトへの係合を解除してアンロック状態とする際、ロックボルトをステアリングシャフトから引き抜く前にドライバによってロックストッパを移動させるようにしたため、ロックボルトとロックストッパとの係合をスムーズに解除することができる。
請求項4記載の発明によれば、盗難等を目的としてケースからカバーが取り外されると、該カバーに設けられた保持ピンの補助ロックブロックへの係合が解除され、補助ロックブロックがロックストッパの移動を阻止する保持位置へと移動して該ロックストッパのロックボルトへの係合が保持されるため、ドライバを引っ張ってもロックストッパはロックボルトに対して係合状態を維持する。このため、カバーを取り外しても、ロックボルトをアンロック位置へ移動させることができず、盗難が確実に防がれる。
本発明に係る電動ステアリングロック装置のロック状態を示す縦断面図である。 本発明に係る電動ステアリングロック装置のロック状態を示す要部の平面図である。 本発明に係る電動ステアリングロック装置のロックボルトとステアリングシャフトのカラーとの係合状態を示す図(図1のA−A線断面図)である。 本発明に係る電動ステアリングロック装置のアンロック状態を示す縦断面図である。 本発明に係る電動ステアリングロック装置のアンロック状態を示す要部の平面図である。 本発明に係る電動ステアリングロック装置のカバーを取り外した状態を示す縦断面図である。 本発明に係る電動ステアリングロック装置のカバーを取り外した状態を示す要部の平面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る電動ステアリングロック装置のロック状態を示す縦断面図、図2は同電動ステアリングロック装置要部のロック状態を示す平面図、図3は同電動ステアリングロック装置のロックボルトとステアリングシャフトのカラーとの係合状態を示す図(図1のA−A線断面図)、図4は同電動ステアリングロック装置のアンロック状態を示す縦断面図、図5は同電動ステアリングロック装置要部のアンロック状態を示す平面図、図6は同電動ステアリングロック装置のカバーを取り外した状態を示す縦断面図、図7は同電動ステアリングロック装置のカバーを取り外した状態を示す要部の平面図である。
本発明に係る電動ステアリングロック装置1は、電動によって図3に示すステアリングシャフト20(ステアリングホイール)の回動をロック/アンロックするものであって、その金属製のケース2は、その上面開口部が金属製のリッド3によって覆われ、下面開口部は金属又は樹脂製のカバー4によって覆われている。尚、ステアリングシャフト20の上端には不図示のステアリングホイールが結着され、ステアリングシャフト20の下端は不図示のステアリングギヤボックスに連結されている。又、図3に示すように、ステアリングシャフト20の外周にはリング状のカラー21が嵌着されており、該カラー21の外周には複数(図示例では8つ)の凹部21aが周方向に等角度ピッチ(45°ピッチ)で形成されている。そして、ドライバがステアリングホイールを回動操作すれば、その回転はステアリングシャフト20を経てステアリングギヤボックスに伝達され、不図示の操舵機構が駆動されて不図示の前輪が転舵されることによって所要の操舵がなされる。
ところで、ケース2内には、図1及び図4に示すように、ロック部材5が収容されており、該ロック部材5は、下端部外周に雄ネジ部6aが刻設された略円筒状のドライバ6と、該ドライバ6内に上下動可能に収容されたプレート状のロックボルト7とで構成されている。ここで、ロックボルト7には上下方向に長い長孔7aが形成されており、ロックボルト7は長孔7aに横方向に挿通するピン8によってドライバ6に連結されている。従って、ドライバ6とロックボルト7とは、ピン8が長孔7a内で移動し得る範囲で上下方向に相対移動可能に連結されている。
上記ロックボルト7は、前記リッド3に形成された細長い矩形の挿通孔3a(図2参照)に上下動可能に嵌合しており、これとドライバ6の隔壁6b間に縮装されたスプリング9によって常時上方に付勢されている。このロックボルト7は、その先端部が前記カラーの凹部に選択的に係合するが(図3参照)、該ロックボルト7のカラー21(ステアリングシャフト20)からの引き抜き力を軽減するため、ロックボルト7の先端部は先細となるよう両面がテーパ面7bとされている(図3参照)。又、図1及び図4に示すように、ロックボルト7の外周の一部には係合段部7cが形成されている。
図1及び図4に示すように、前記ドライバ6の上部外周にはL字状に屈曲する操作部6Aが一体に形成されており、該操作部6Aの垂直に起立する部分には係合孔6cが形成されている。
更に、図1及び図4に示すように、ケース2内には円筒状のギヤ部材10が回転可能に収容されており、該ギヤ部材10の下部外周は前記カバー4の内面(上面)に立設された円筒状のギヤ保持筒部4aによって回転可能に保持されている。そして、このギヤ部材10の下部外周にはウォームギヤ10aが形成され、内周には雌ネジ部10bが形成されている。
上記ギヤ部材10の内部には前記ドライバ6の下部が挿入されており、このドライバ6の下部外周に形成された前記雄ネジ6aは、ギヤ部材10の内周に形成された前記雌ネジ部10bが噛合している。そして、カバー4のギヤ保持筒部4aの中心部に形成された円柱状のスプリング受け4bとドライバ6の隔壁6bの間にはスプリング11が縮装されており、ロック部材5(ドライバ6とロックボルト7)はスプリング11によって常時上方(ロックボルト7がカラー21の凹部21aに係合するロック位置方向)に付勢されている。
又、ケース2内には電動アクチュエータとしての不図示の電動モータが横置き状態で収納されており、この電動モータの出力軸12には小径のウォーム13が形成され、このウォーム13はギヤ部材10の外周に形成された前記ウォームギヤ10aに噛合している。ここで、ウォーム13とウォームギヤ10aは、電動モータの出力軸12の回転力をロック部材5の進退力に変換する駆動機構を構成している。
一方、図1及び図4に示すように、ケース2内の上部にはL字状のロックストッパ14が左右方向(ロック部材5の移動方向に対して直交する方向)に移動可能に収容保持されており、該ロックストッパ14の水平部14Aは、その先端がロックボルト7の外周に形成された前記係合段部7cに選択的に係合する係合部を構成し、垂直部14Bには、ドライバ6の操作部6Aに形成された前記係合孔6cの周縁の一部に係合する斜面状のカム面14aが形成されている。尚、ロックストッパ14のカム面14aとこれに係合するドライバ6の操作部6Aとはカム機構を構成している。そして、このロックストッパ14は、これとケース2の内面との間に縮装されたスプリング15によって係合方向(水平部14Aがロックボルト7の係合段部7cに係合する方向)に付勢されている。
又、ケース2内の前記ロックストッパ14の近くに形成された矩形ボックス状の収納部2A(図2及び図5参照)には補助ロックブロック16がロックストッパ14の移動方向に対して直交する前後方向(図2及び図5の上下方向)に移動可能に収納されており、該補助ロックブロック16は、これとケース2の内面との間に縮装されたスプリング17によって反退避方向(ロックストッパ14のロックボルト7への係合を保持する方向であって、図2及び図5の下方)に付勢されている。
而して、図1及び図4に示すように、カバー4がケース2に取り付けられている状態では、該カバー4に立設された保持ピン18の先端部が補助ロックブロック16に形成された矩形の係合孔16aに係合しており、図2及び図5に示すように、補助ロックブロック16はロックストッパ14の移動を妨げない退避位置に退避している。
次に、以上のように構成された電動ステアリングロック装置1の動作(ロック/アンロック動作)について説明する。
不図示のエンジンが停止している状態では、図1に示すように、ロック部材5のロックボルト7は上限のロック位置にあって、その上端部がリッド3の挿通孔3aからケース2外に突出し、その先端部が図3に示すようにステアリングシャフト20に嵌着されたカラー21の凹部21aに係合して該ステアリングシャフト20の回動をロックしている。従って、このステアリングロック状態においては不図示のステアリングホイールを回動操作することができず、これによって車両の盗難が防がれる。
又、ステアリングロック状態においては、図1及び図2に示すように、ロックストッパ14はその水平部14Aの先端がロックボルト7の係合段部7cに係合し、ロックボルト7をロック位置に保持し、該ロックボルト7のアンロック方向(図1の下方)への移動を阻止している。従って、ロック位置にあるロックボルト7のカラー21からの引き抜き力を軽減するために該ロックボルト7の先端部をテーパ面7bによって先細状としても、該ロックボルト7のアンロック位置への移動がロックストッパ14によって阻止されているため、ロック状態にあるステアリングホイールが強い力で強引に回転操作されても、ロックボルト7は移動せず、強制解錠が阻止されるために当該電動ステアリングロック装置1の本来の盗難防止機能が果たされる。
尚、ロックボルト7がロック位置にあるステアリングロック状態では、図1に示すように、ロックボルト7に形成された長孔7aとピン8との間には図示の隙間δが形成されている。
上記状態からドライバが不図示のエンジンスタートスイッチをON操作すると、不図示のECUがこれを検知して電動ステアリングロック装置1に対してアンロック信号を送信する。すると、不図示の電動モータに給電がなされて該電動モータが起動され、その出力軸12が正転される。
上述のように電動モータが起動されてその出力軸12が正転すると、その回転はウォーム13とウォームギヤ10aによって減速されつつ方向が直角に変換されてギヤ部材10に伝達され、該ギヤ部材10が回転されるため、該ギヤ部材10の内周に刻設された雌ネジ部10bに螺合する雄ネジ部6aが形成されたドライバ6がスプリング11の付勢力に抗して下動する。この場合、前述のようにロックボルト7の長孔7aとピン8との間には図1に示す隙間δが形成されているため、先ず、ドライバ6だけが下動し、ロックボルト7はロック位置にあって移動しない。
上述のように、ドライバ6だけが下動すると、該ドライバ6の操作部6Aに形成された係合孔6cの周縁の一部がロックストッパ14のカム面14aを押圧して該ロックストッパ14をスプリング15の付勢力に抗して図1及び図2の右方へと移動させるため、図4及び図5に示すように、ロックストッパ14の水平部14Aがロックボルト7の係合段部7cから離間して両者の係合が解除され、ロックボルト7の移動が可能となる。
その後、ドライバ6の下動によって図4に示すようにピン8がロックボルト7の長孔7aに係合すると、ドライバ6とロックボルト7は一体となって下動し、不図示のタイマーによって設定された時間だけ電動モータが駆動されてロックボルト7が図4に示すように下限のアンロック位置に達すると、該ロックボルト7の上端部がリッド3の挿通孔3aの内部に退避するため、ロックボルト7のカラー21の凹部21aへの係合が解除され、ステアリングシャフト20のロックが解除されてアンロック状態となり、ドライバによるステアリングホイールの回動操作が可能となる。尚、本実施の形態では、電動モータはタイマーによって設定された時間が経過すると停止するよう構成したが、ロックボルト7又はドライバ6の作動位置を検出する作動位置検出手段を設け、該作動位置検出手段によってロックボルト7がアンロック位置に達したことが検出されると電動モータを停止するよう構成しても良い。
そして、車両が停止し、ドライバがエンジンスタートスイッチをOFF操作してエンジンを切ると、ECUがこれを検知して電動ステアリングロック装置1に対してロック信号を送信する。すると、電動ステアリングロック装置1の電動モータに通電がなされて該電動モータが起動され、その出力軸12が逆転される。
上述のように電動モータの出力軸12が逆転されると、その回転はウォーム13とウォームギヤ10aを経てギヤ部材10に伝達され、該ギヤ部材10が逆転されるためにドライバ6が上動するが、ロックボルト7はスプリング9によって上方に付勢されているため、該ロックボルト7の長孔7aはドライバ6のピン8に係合した状態が維持され、ドライバ6とロックボルト7が一体となって上動する。そして、先ずロックボルト7が図1に示すように上限のロック位置に達すると、該ロックボルト7の上端部が図1及び図3に示すようにカラー21の凹部21aに係合するため、ステアリングシャフト20の回動がロックされるロック状態となり、駐車時における車両の盗難が防がれる。尚、ロックボルト7のカラー21の凹部21aへの係合が良好に行われない場合には、該ロックボルト7に形成された長孔7a内をピン8が相対移動することができる範囲でロックボルト7がスプリング9の付勢力に抗して下動するため、ロックボルト7に過大な負荷が作用することがない。
上述のようにロックボルト7がロック位置に移動した後においても、ドライバ6はピン8がロックボルト7の長孔7a内を移動し得る範囲で移動することができるため、該ドライバ6は図1に示すようにその上端がケース2の壁2aに当接するまで上動し、該ドライバ6に設けられたピン8とロックボルト7の長孔7aとの間に図示の隙間δが形成され、タイマーによって設定された時間が経過すると電動モータが停止される。
又、ドライバ6と共にその操作部6Aも上動するため、該操作部6Aの係合孔6cにカム面14aが係合するロックストッパ14はスプリング15の付勢力によって係合方向(図1及び図2の左方)に移動し、その水平部14Aの先端が図1及び図2に示すようにロックボルト7の係合段部7cに係合し、ロックボルト7のアンロック方向への移動がロックストッパ14によって阻止され、強制解錠が確実に防がれる。
尚、本実施の形態では、電動モータはタイマーによって設定された時間が経過すると停止するよう構成したが、ドライバ6の作動位置を検出する作動位置検出手段を設け、該作動位置検出手段によってドライバ6がロック位置(図1に示す位置)に達したことが検出されると電動モータを停止するよう構成しても良い。
ところで、図1に示すように、ロックボルト7がロック位置にあり、且つ、ロックストッパ14がロックボルト7との係合段部7cに係合しているステアリングロック状態にあるとき、何人かが盗難の目的で図6に示すようにカバー4をケース2から取り外すと、該カバー4に設けられた保持ピン18が補助ロックブロック16の係合孔16aから外れるため、退避位置にあった補助ロックブロック16はスプリング17の付勢力によって移動して図7に示すようにロックストッパ14の移動を阻止する保持位置に移動する。このため、ロックストッパ14のロックボルト7への係合状態が保持され、カバー4を取り外してもロックボルト7のアンロック方向の移動が阻止される。
このように、カバー4を取り外してドライバ6を引っ張ってもロックストッパ14はロックボルト7に対して係合状態を維持し、ロックボルト7をアンロック位置へ移動させることができないため、盗難が確実に防がれる。
ところで、盗難等を目的としてケースからカバーが取り外された場合にロックボルトをロック位置にロックするロックアップ機構を備える場合、通常、ロックボルトに係合するロックアップ機構専用のストッパを設ける必要があるが、本実施の形態では、ロックストッパ14がロックアップ機構のストッパを兼ねるよう構成したため、部品点数を削減することができるとともに、ロックボルト7の近傍に複数のストッパを設ける必要がないため、省スペース化、延いては電動ステアリングロック装置1の小型化を図ることができる。
1 電動ステアリングロック装置
2 ケース
2A ケースの収納部
2a ケースの壁
3 リッド
3a リッドの挿通孔
4 カバー
4a カバーのギヤ保持筒部
4b カバーのスプリング受け
5 ロック部材
6 ドライバ
6A ドライバの操作部
6a ドライバの雄ネジ部
6b ドライバの隔壁
6c 操作部の係合孔
7 ロックボルト
7a ロックボルトの長孔
7b ロックボルトのテーパ面
7c ロックボルトの係合段部
8 ピン
9 スプリング(第1の付勢手段)
10 ギヤ部材
10a ギヤ部材のウォームギヤ
10b ギヤ部材の雌ネジ部
11 スプリング
12 電動モータの出力軸
13 ウォーム
14 ロックストッパ
14A ロックストッパの水平部
14B ロックストッパの垂直部
14a ロックストッパのカム面
15 スプリング(第2の付勢手段)
16 補助ロックブロック
16a 補助ロックブロックの係合孔
17 スプリング(第3の付勢手段)
18 保持ピン
20 ステアリングシャフト
21 カラー
21a カラーの凹部
δ 隙間

Claims (4)

  1. 車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロックボルトと、
    該ロックボルトに対して所定量だけ相対移動可能に連結されたドライバと、
    該ドライバを前記ロックボルトの移動方向に進退動させる電動アクチュエータと、
    前記ロックボルトをロック位置方向に付勢する第1の付勢手段と、
    を備えた電動ステアリングロック装置において、
    前記ロックボルトに係脱するロックストッパを該ロックボルトの移動方向に対して直交する方向に移動可能に設けるとともに、該ロックストッパを係合方向に付勢する第2の付勢手段を設け、前記ドライバに設けられた操作部によって前記ロックストッパを移動させて該ロックストッパを前記ロックボルトに対して係脱させるようにしたことを特徴とする電動ステアリングロック装置。
  2. 前記ドライバの進退動を前記ロックストッパの移動に変換するカム機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の電動ステアリングロック装置。
  3. 前記ロックボルトがロック位置にあり、且つ、前記ロックストッパが係合位置にあるロック状態において前記ドライバが前記ロックボルトから離れる方向に相対移動可能に両者を長孔係合によって連結し、前記ロックボルトがアンロック位置へと移動する前に前記ドライバを移動させ、該ドライバの操作部によって前記ロックストッパを移動させて該ロックストッパの前記ロックボルトへの係合を解除するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の電動ステアリングロック装置。
  4. 前記ロックボルト、前記ドライバ、前記電動アクチュエータ等を収容するケースの開口部を覆うカバーに設けられた保持ピンと、該保持ピンに係合して前記ロックストッパの移動を妨げない退避位置に保持される補助ロックブロックと、該補助ロックブロックを反退避位置方向に付勢する第3の付勢手段を設け、前記カバーの取り外しによって前記保持ピンの前記補助ロックブロックへの係合が解除されると、前記補助ロックブロックが前記第3の付勢力によって前記ロックストッパの移動を阻止する保持位置へと移動して該ロックストッパの前記ロックボルトへの係合を保持するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電動ステアリングロック装置。
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