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JP2011145183A - Rro測定装置の精度測定治具および精度判定方法 - Google Patents

Rro測定装置の精度測定治具および精度判定方法 Download PDF

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JP2011145183A JP2010006402A JP2010006402A JP2011145183A JP 2011145183 A JP2011145183 A JP 2011145183A JP 2010006402 A JP2010006402 A JP 2010006402A JP 2010006402 A JP2010006402 A JP 2010006402A JP 2011145183 A JP2011145183 A JP 2011145183A
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Abstract

【課題】RRO測定装置のチャックの偏倚度も測定可能なRRO測定装置の精度測定治具および精度判定方法を提供する。
【解決手段】ホイールのハブ孔をチャック64により把持し、RROを測定するRRO測定装置50の精度を測定する治具であるマスタリム90は、チャック64により把持されホイールのハブ孔に倣った円孔93が中央に開設された円盤部91と、この円盤部91に連接して形成される円筒部92とから構成され、ホイールのアウト側のリムの位置に対応した円筒部92の基端側の周面と、ホイールのイン側のリムの位置に対応した円筒部92の先端側の周面に、それぞれRRO測定装置50の測定子W4、W5を当接させる基端測定面40、先端測定面41が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホイールのRRO測定装置の精度測定治具および精度判定方法に関する。
自動車の走行時の振動を抑え、乗り心地を向上させるために、タイヤとホイールを組み付けてタイヤ組立体を組み立てるときには、一般に、タイヤのRFV(ラジアルフォースバリエーション)の1次成分の最大位置とホイールのRRO(ラジアルランアウト)の最小位置を位相合わせして組み付ける。
ホイールのRROはRRO測定装置を用いて測定される。このRRO測定装置には、測定誤差が許容範囲にあるか否かの定期的な校正用の測定が行われる。従来の校正用の測定について図6〜図8を参照して説明すると、先ずRRO測定装置50の回転軸(ホイール支持部56)の心振れのうち、ホイール支持部56の軸方向と直交する方向の成分に関する心振れの測定については、図6に示すように、ホイール支持部56の下方の小径部54aの周面にマグネスケールMの先端を側方から当接させ、不図示の駆動装置を作動させてホイール支持部56を回転させる。そして、1回転毎のマグネスケールMの変位量の最大値と最小値により変位幅を算出し、これを所定回数実施し、変位幅の平均値が所定の閾値以下であるか否かにより、ホイール支持部56の軸方向と直交する方向の成分に関するホイール支持部56の心振れの合否を判定する。
また、ホイール支持部56の軸方向の成分の振れの測定については、図7に示すように、ホイール支持部56の上面にマグネスケールMの先端を上方から当接させ、不図示の駆動装置を作動させてホイール支持部56を回転させる。そして、1回転毎のマグネスケールMの変位量の最大値と最小値により変位幅を算出し、これを所定回数実施し、変位幅の平均値が所定の閾値以下であるか否かにより、軸方向の成分に関するホイール支持部56の心振れの合否を判定する。
チャック64の心振れの測定は、図8に示すように、チャック64によりドーナツ円盤形のマスタリングRの円孔R1をチャッキングしたうえで、マスタリングRの周面にマグネスケールMの先端を側方から当接させ、不図示の駆動装置を作動させてホイール支持部56を回転させる。そして、1回転毎に位相角度0度、90度、180度、270度におけるマグネスケールMの変位量の最大値と最小値により変位幅を算出し、これを所定回数実施し、変位幅の平均値が所定の閾値以下であるか否かにより、チャック64の心振れの合否を判定する。
上記3つの測定項目について、測定結果がすべて閾値以下であった場合には、RRO測定装置50は測定誤差が許容範囲にあると判断されてそのままホイールのRROの測定に供され、測定結果が一つでも閾値を越えていた場合には、RRO測定装置50の校正を行う。
また、ホイールバランス測定装置へのホイールの取り付け技術に関するものとして特許文献1に記載のものが挙げられる。特許文献1には、ホイールをチャック装置を用いて取り付け、回転バランスの調整として、回転軸とディスクホイール取付け台およびセンタシャフトの心出しを調整することが記載されている。
特開平7−174656号公報
図6〜8で説明した前記3つの測定項目のうちで図8のチャック64の心振れの測定においては、マスタリングRの周面上の1周線のみの変位幅によって合否を判定していることから、回転軸と平行な軸振れ(同心度)の現象については解析できるが、回転軸に対して傾斜する偏倚を伴う軸振れ(偏倚度)の現象については解析できない。後者の軸振れの現象は主に、ホイールWのハブ孔W1の内周面との繰り返しの係合による突起部63の外側面の摩耗や各突起部63を作動させる駆動部の摩耗などに起因する。
そのため従来の校正測定方法では正確な校正を行えないおそれがあり、例えば再公表特許WO2006/027960号に記載された手法を用いてタイヤとホイールを組み立てる場合、タイヤのRFVの1次成分の最大位置とホイールのRROの最小位置の位相合わせ、またはタイヤの静的アンバランスの軽点位置とホイールの静的アンバランスの重点位置の位相合わせのいずれかを行うときに誤差が生じ、組み立て後の最終的なホイールバランス測定時に大きなアンバランスが生じて、その補正のためのウェイトをホイールに多く取り付ける必要が生じるなどのおそれがあった。
特許文献1の技術においても、チャック装置自体の調整は行わないため、回転バランスの調整が不十分となるおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解消するために創作されたものであり、RRO測定装置のチャックの偏倚度も測定可能なRRO測定装置の精度測定治具および精度判定方法を提供することを目的としている。
本発明は、前記課題を解決するため、ホイールのハブ孔をチャックにより把持し、RROを測定するRRO測定装置の精度を測定する治具であって、前記チャックにより把持されホイールのハブ孔に倣った円孔が中央に開設された円盤部と、この円盤部に連接して形成される円筒部とから構成され、ホイールのアウト側のリムの位置に対応した前記円筒部の基端側の周面と、ホイールのイン側のリムの位置に対応した前記円筒部の先端側の周面に、それぞれRRO測定装置の測定子を当接させる基端測定面、先端測定面が形成されていることを特徴とする。
当該精度測定治具によれば、ホイールのアウト側のリムに相当する基端測定面およびホイールのイン側のリムに相当する先端測定面からなる互いに離間した2つの測定面を備えることから、チャックの軸の同心度に加えて、チャックの軸線に対する偏倚度も解析できる。
また、本発明は、前記基端測定面および先端測定面は、それぞれ、ホイールのリム基準径にて形成された第1測定面と、アルミホイールのRROの閾値の径にて形成された第2測定面と、鉄製ホイールのRROの閾値の径にて形成された第3測定面とから構成されることを特徴とする。
当該精度測定治具によれば、測定レンジの違いによる測定子の異常を高精度で知ることができる。
また、本発明は、前記精度測定治具を用いたRRO測定装置の精度判定方法であって、前記チャックにより前記精度測定治具を把持し、前記測定子を前記基端測定面および先端測定面に当接させて前記精度測定治具を回転させ、予め設定した位相角度毎に前記基端測定面の変位および先端測定面の変位を複数回測定し、その測定結果から、位相角度毎の全測定回数に関する前記基端測定面と前記先端測定面との差の平均であるデータD2と、位相角度毎の全測定回数に関する前記基端測定面と先端測定面との変位の平均をデータD1としたときの当該データD1のバラツキ幅であるデータD5と、を算出し、前記データD2を基準値S1と比較することによりチャックの軸線に対する偏倚度を判定し、前記データD5を基準値S2と比較することによりチャックの同心度を判定することを特徴とする。
当該精度判定方法によれば、ホイールのアウト側のリムに相当する基端測定面およびホイールのイン側のリムに相当する先端測定面からなる互いに離間した2つの測定面を備えることから、チャックの同心度とチャックの軸線に対する偏倚度の各良否判定を高精度で行える。
また、本発明は、全位相角度における基端測定面の変位のバラツキ幅のデータD3が2箇所以上で基準値S3を超えたとき、または全位相角度における先端測定面の変位のバラツキ幅のデータD4が2箇所以上で基準値S4を超えたとき、前記測定子に異常があると判定することを特徴とする。
当該精度判定方法によれば、突発的な外的要因を除外して、高精度に測定子の異常を知ることができる。
また、本発明は、前記基端測定面および先端測定面は、それぞれ、ホイールのリム基準径にて形成された第1測定面と、アルミホイールのRROの閾値の径にて形成された第2測定面と、鉄製ホイールのRROの閾値の径にて形成された第3測定面とから構成され、これら第1測定面、第2測定面、第3測定面のそれぞれにおいて、前記データD2を基準値S1と比較することによりチャックの軸線に対する偏倚度を判定し、前記データD5を基準値S2と比較することによりチャックの同心度を判定することを特徴とする。
当該精度判定方法によれば、測定レンジの違いによる測定子の異常を高精度で知ることができる。
本発明によれば、タイヤのRFVの1次成分の最大位置とホイールのRROの最小位置の位相合わせ、またはタイヤの静的アンバランスの軽点位置とホイールWの静的アンバランスの重点位置の位相合わせの何れかを選択する際の過誤を低減できる。そして、組み立て後の最終的なホイールバランス測定時に大きなアンバランスが測定され、補正のためにウェイトをホイールに多く取り付けるという事態も回避され、コスト的、外観品質的な不具合も低減される。
本発明に係る精度測定治具を用いたRRO測定装置の精度測定状態を示す側面図である。 RRO測定装置の側断面図であり、チャックが閉じた状態を示す。 RRO測定装置の側断面図であり、チャックが開いた状態を示す。 RRO測定装置の部分平面図である。 RRO測定装置によるホイールのRRO測定状態を示す側面図である。 RRO測定装置の回転軸の軸方向と直交する方向の成分に関する心振れの測定状態を示す側面図である。 RRO測定装置の回転軸の軸方向の成分に関する心振れの測定状態を示す側面図である。 従来のチャックの心振れの測定状態を示す側面図である。 第1測定面の位相角度0度における測定結果例を示すデータ表である。 第1測定面、第2測定面、第3測定面の各位相角度毎のデータD1とそのバラツキ幅であるデータD5を示すデータ表である。 第1測定面、第2測定面、第3測定面の各位相角度毎のデータD3、D4を示すデータ表である。
図2、図3を参照して、RRO測定装置50は、サーボモータなどの不図示の駆動装置に接続した回転軸51と、この回転軸51の上部に設けられ、ホイールW(図5)を載置する円筒状の載置部52とを備える。載置部52は、下端の下蓋体53と、下蓋体53の上面の周縁に液密に嵌着された円筒状のシリンダチューブ54と、シリンダチューブ54の上端に液密に嵌着された上蓋体55と、上蓋体55の上部に外装されたホイール支持部56と、下蓋体53、シリンダチューブ54、上蓋体55の三者によって形成されるシリンダ室80内を昇降するピストン57と、ピストン57に連接され、上蓋体55に形成された開孔58およびホイール支持部56に形成された開孔59を挿通して上部外方に延出するピストンロッド60と、上蓋体55の上面とホイール支持部56の下面(裏面)との間においてピストンロッド60の軸線に対して放射状に形成された複数の摺動凹部61に内挿されて径方向に移動するガイド部62(図4も参照)と、各ガイド部62の内側端に形成される突起部63よりなるチャック64と、ガイド部62に形成されたガイド孔65に挿通されるガイドピン66と、ガイドピン66とガイド部62間に介設されたばね部材67と、を備えた構成からなる。
シリンダ室80の下壁を形成する下蓋体53には、ピストン57を挟みシリンダ室80の下方側のエア室に連通する給排気用の通路68が開設され、シリンダ室80の側壁を形成するシリンダチューブ54には、ピストン57を挟みシリンダ室80の上方側のエア室に連通する給排気用の通路69が開設されている。通路69は下蓋体53を通って大気に臨む。また、ガイド部62のガイド孔65の基端側には排気用の貫通孔70が形成されている。
ピストンロッド60は、ピストン57の上面から延設する大径部60aと、大径部60aの上端から上方に向けて漸次縮径に形成されるテーパ部60bと、テーパ部60bの上端から延設する小径部60cと、小径部60cの上端に形成される先端大径部60dと、先端大径部60dの上端から上方に向けて漸次縮径に形成される円錐台部60eと、を有した形状からなる。チャック64の突起部63の内周面63aはピストンロッド60の小径部60cと同径の円弧面として形成され、内周面63aの下部にはピストンロッド60のテーパ部60bに対向するテーパ面63bが形成されている。
図2に示すように、ピストンロッド60が下方に後退した状態では、ばね部材67の弾発力により各ガイド部62が内側に押圧され、隣接する突起部63同士が当接し、各突起部63の内周面63aとテーパ面63bとがピストンロッド60の小径部60cとテーパ部60bとに接面し、突起部63の外周面とピストンロッド60の先端大径部60dの外周面とが滑らかに連なった状態となっている。そして、通路68を介してエアがシリンダ室80に供給されると、図3に示すようにピストン57が上昇し、ピストンロッド60のテーパ部60bがばね部材67の弾発力に抗して突起部63のテーパ面63bを押圧することにより、チャック64が同心状に拡径される。
RRO測定装置50でホイールWのRROを測定するときは、図5に示すように、先ずホイールWのハブ孔W1をピストンロッド60の先端大径部60dに通してホイール支持部56上にホイールWのディスク裏面W2を当接させる。そして、図3で説明したように通路68を介してエアをシリンダ室80に供給することにより、ピストン57が上昇してチャック64が同心状に拡径し、図5に示すように、ホイールWはハブ孔W1の周壁が各突起部63の外周面に押圧されることで強固に把持され、載置部52と同軸に一体となる。この状態でホイールWのアウト側、イン側の各リムW3の周面に測定子W4、W5を当接させ、不図示の駆動装置により回転軸51を介して載置部52を回転させ、ホイールWのRROを測定する。
RRO測定装置50の校正用の測定は、ホイール支持部56の軸方向と直交する方向の成分に関するホイール支持部56の心振れ、ホイール支持部56の軸方向の成分に関するホイール支持部56の心振れおよびチャック64の心振れの3項目について実施する。このうち、先の2項目の測定については例えば背景技術で説明した手順(図6、図7の測定方法)と同様の手順により測定を行う。
チャック64の心振れの測定には、図8に示したマスタリングRの代わりに、図1に示すように、本発明に係る精度測定治具としてのマスタリム90が用いられる。マスタリム90の構成は、ホイールWのディスク面W6(図5参照)に相当する円盤部91と、ホイールWのリムW3(図5参照)に相当し、前記円盤部91に連なる円筒部92とからなる。円盤部91の中央にはホイールWのハブ孔W1(図5参照)に相当する円孔93が形成されている。そして、円盤部91寄りに位置する円筒部92の基端側の周面には基端測定面40が形成され、円筒部92の先端側の周面には先端測定面41が形成されている。基端測定面40の形成位置はホイールWのアウト側(図5における上側)のリムW3の位置にほぼ対応しており、先端測定面41の形成位置はホイールWのイン側(図5における下側)のリムW3の位置にほぼ対応している。
本実施形態では、基端測定面40、先端測定面41の両測定面について、それぞれの端部から等間隔で順に形成される第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cから構成している。最も端部寄りに位置する各第1測定面a(RRO:0.0)の直径はホイールW(マスタリム90)のリム基準径となるように高精度に製作され、その内側の各第2測定面b(RRO:0.3)は、アルミホイールのRROの閾値となる直径であって、例えば前記リム基準径より0.3mm分大きい直径として高精度に製作され、最内側の各第3測定面c(RRO:0.5)は、鉄製ホイールのRROの閾値となる直径であって、例えば前記リム基準径より0.5mm分大きい直径として高精度に製作されている。
チャック64の心振れの測定は、先ずマスタリム90の円孔93をピストンロッド60の先端大径部60dに通してホイール支持部56上にマスタリム90の円盤部裏面91aを接面させる。そして、図3で説明したように、通路68よりシリンダ室80にエアを供給することによりピストン57を上昇させ、チャック64を拡径させて、図1に示すようにマスタリム90の円孔93の周壁に突起部63の外周面を押圧させ、マスタリム90を把持状態とする。この状態でマスタリム90の円筒部92の各一対の第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cのいずれかにマグネスケール等の測定子W4,W5を当接させ、ある位置を周上の位相角度0度の位置として、不図示の駆動装置(サーボモータ)により載置部52を回転させ、第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cの位相角度0度、90度、180度、270度の振れ量をそれぞれ同複数回、例えば10回測定する。
RROの測定子W4,W5による測定結果は制御装置100に送信されて、図9〜図11のように解析され、その解析結果は表示装置101に表示され、解析結果に許容範囲外のデータがあった場合には警報装置102が作動し、RRO測定装置50が正常ではない旨(RRO測定装置50に校正チェックが必要である旨)を作業者に通報する。
図9は第1測定面aの位相角度0度における測定結果例を示すデータ表であり、基端測定面40の第1測定面aの変位の測定データ値A、先端測定面41の第1測定面aの変位の測定データ値B、両測定データ値の平均値C、両測定データ値A,Bの差(差分値)Dの4項目についての、測定回数10回分のデータと、4項目の各10回分の平均値と、前記両測定データ値A,Bのバラツキ幅とを示している。単位はミリメートルである。ここで、平均値Cの10回分の平均(位相角度毎の全測定回数に関する基端測定面40と先端測定面41との変位の平均)をデータD1、差Dの10回分の平均をデータD2、測定データ値Aのバラツキ幅(測定データ値Aの最大値と最小値の差)をデータD3、測定データ値Bのバラツキ幅(測定データ値Bの最大値と最小値の差)をデータD4とする。RRO測定装置50の良否の判定基準は、例えばデータD2の許容値(基準値S1)を0.07mmに設定し、計測結果がこの0.07mmの基準値S1を越えたときにはチャック64が回転軸の軸線方向に対して偏倚(傾斜)しているものとして、前記したように警報装置102を作動させ、チャック64の確認を促す。なお、図9ではデータD2が基準値S1以下の0.018mmに収まった場合を示している。
第1測定面aの位相角度90度、180度、270度の位置の測定についても同様に行い、さらに残りの第2測定面b、第3測定面cにおいても同様にしてそれぞれ位相角度0度、90度、180度、270度の位置の測定を行う。そして、第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cの各位相角度毎の前記データD1とそのバラツキ幅(データD1の最大値と最小値の差)であるデータD5を抽出する。その抽出結果を示した表が図10である。そして、RRO測定装置50の良否の判定基準として、例えば図10におけるデータD5の許容値(基準値S2)を0.07mmに設定し、計測結果がこの0.07mmの基準値S2を越えたときにはチャック64の回転軸に対する同心度に狂いが生じているものとして、前記したように警報装置102を作動させ、チャック64の確認を促す。なお、図10では第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cの各データD5が、それぞれ基準値S2以下の0.016mm、0.035mm、0.022mmに収まった場合を示している。
また、第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cの各位相角度毎の前記データD3、D4を抽出する。その抽出結果を示した表が図11である。本実施形態では、全位相角度における基端測定面40の変位のバラツキ幅のデータD3が2箇所以上で基準値S3を超えたとき、または全位相角度における先端測定面41の変位のバラツキ幅のデータD4が2箇所以上で基準値S4を超えたとき、前記測定子W4、W5に異常があると判定する。
例えば、図11において、基端測定面40の第1測定面aに関する4つのデータD3(符号D31、D32、D33、D34を付してあるもの)のうちで2つ以上のデータD3が基準値S3(例えば0.007mm)を越えた場合、測定子W4に異常があると判定し、前記したように警報装置102を作動させ、RRO測定子W4の確認・補修を促す。基端測定面40の第2測定面b、第3測定面cについてもそれぞれ同様である。また、先端測定面41の第1測定面aに関する4つのデータD4(符号D41、D42、D43、D44を付してあるもの)のうちで2つ以上のデータD4が基準値S4(例えば0.007mm)を越えた場合、測定子W5に異常があると判定し、前記したように警報装置102を作動させ、RRO測定子W5の確認・補修を促す。先端測定面41の第2測定面b、第3測定面cについてもそれぞれ同様である。なお、通常、基準値S3と基準値S4は同じ数値である。
このように、本実施形態において、「データD3が2箇所以上で基準値S3を越えたとき」または「データD4が2箇所以上で基準値S4を越えたとき」とは、第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cのそれぞれにおいて適用されるものであって、基端測定面40の第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cの全12箇所のデータD3のうちの2箇所以上が基準値S3を越えること、または先端測定面41の第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cの全12箇所のデータD4のうちの2箇所以上が基準値S4を越えることを必ずしも意味するものではない。例えば、基端測定面40の第1測定面aにおいてデータD3が1つだけ基準値S3を越え、同様に基端測定面40の第2測定面b、第3測定面cにおいてもそれぞれデータD3が1つだけ基準値S3を越えているような場合は、警報装置102は作動させない。
以上のように、チャック64により把持されホイールWのハブ孔W1に倣った円孔93が中央に開設された円盤部91と、この円盤部91に連接して形成される円筒部92とから構成され、ホイールWのアウト側のリムW3の位置に対応した円筒部92の基端側の周面と、ホイールWのイン側のリムW3の位置に対応した円筒部92の先端側の周面に、それぞれRRO測定装置50の測定子W4、W5を当接させる基端測定面40、先端測定面41が形成されている精度測定治具(マスタリム90)によれば、ホイールWのアウト側のリムW3に相当する基端測定面40およびホイールWのイン側のリムW3に相当する先端測定面41からなる互いに離間した2つの測定面を備えることから、チャック64の軸の同心度に加えて、チャック64の軸線に対する偏倚度も解析できる測定治具となる。
また、RRO測定装置50の精度判定方法として、チャック64によりマスタリム90を把持し、測定子W4、W5を基端測定面40および先端測定面41に当接させて、載置部52を回転させることによりマスタリム90を回転させ、予め設定した位相角度毎(本実施形態では、0度、90度、180度、270度)に基端測定面40の変位および先端測定面41の変位を複数回測定し、その測定結果から、位相角度毎の全測定回数に関する基端測定面40と先端測定面41との差の平均であるデータD2と、位相角度毎の全測定回数に関する基端測定面40と先端測定面41との変位の平均をデータD1としたときの当該データD1のバラツキ幅であるデータD5と、を算出し、データD2を基準値S1と比較することによりチャックの軸線に対する偏倚度を判定し、データD5を基準値S2と比較することによりチャックの同心度を判定する方法とすれば、チャック64の同心度とチャック64の軸線に対する偏倚度の各良否判定を高精度で行える。
したがって、本発明に係る精度測定治具(マスタリム90)または精度判定方法によれば、RRO測定装置50が高精度に維持されることから、このRRO測定装置50により測定されるホイールWのRROの最小位置の精度が向上する。これにより、タイヤのRFVの1次成分の最大位置とホイールWのRROの最小位置の位相合わせ、またはタイヤの静的アンバランスの軽点位置とホイールWの静的アンバランスの重点位置の位相合わせの何れかを選択する際の過誤を低減できる。そして、組み立て後の最終的なホイールバランス測定時に大きなアンバランスが測定され、補正のためにウェイトをホイールに多く取り付けるという事態も回避され、コスト的、外観品質的な不具合も低減される。
また、本発明に係る精度測定治具(マスタリム90)において、基端測定面40および先端測定面41を、それぞれ、ホイールWのリム基準径にて形成された第1測定面aと、アルミホイールのRROの閾値の径にて形成された第2測定面bと、鉄製ホイールのRROの閾値の径にて形成された第3測定面cとから構成すれば、或いはこれら第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cのそれぞれにおいて、データD2を基準値S1と比較することによりチャック64の軸線に対する偏倚度を判定し、データD5を基準値S2と比較することによりチャック64の同心度を判定する精度判定方法とすれば、測定レンジの違いによる測定子W4、W5の異常を知ることができる。
つまり、マスタリム90の各第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cはマスタ部材としていずれも高精度に製作されたものであるから、もし第1測定面aの偏倚度および同心度が正常と判定されたならば、残りの第2測定面b、第3測定面cも正常と判定される筈であるが、測定子W4、W5のセンサ部の精度が測定レンジによって狂いが生じているような場合には、例えば、アルミホイールのRROの閾値の径にて形成された第2測定面bの測定レンジでは偏倚度および同心度が正常と判定されても、鉄製ホイールのRROの閾値の径にて形成された第3測定面cの測定レンジでは異常と判定される事象も生じ得る。したがって、このように第1測定面a、第2測定面b、第3測定面cの互いの正常、異常の判定結果が異なる場合には、チャック64の狂いではなく、測定レンジの違いにより測定子W4、W5の測定機能に狂いが生じているものと判断することができる。
測定子W4、W5の異常を判定する別の方法としては、前記したように、全位相角度における基端測定面40の変位のバラツキ幅のデータD3が2箇所以上で基準値S3を超えたとき、または全位相角度における先端測定面の変位のバラツキ幅のデータD4が2箇所以上で基準値S4を超えたときに測定子W4、W5に異常があるとすることができる。データD3が1箇所のみ基準値S3を超えたとき、またはデータD4が1箇所のみ基準値S3を越えた場合を異常の判定基準とすると、突発的な外的要因も反映されかねないのに対し、2箇所以上を異常の判定基準とすることで、突発的な外的要因を除外して、高精度に測定子W4、W5の異常を知ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。説明した実施形態では2つの測定子W4、W5を用いてそれぞれ基端測定面40、先端測定面41を測定しているが、例えば1つの測定子W4で基端測定面40と先端測定面41の両方を測定する態様にしても差し支えない。
40 基端測定面
41 先端測定面
50 RRO測定装置
64 チャック
90 マスタリム(精度測定治具)
91 円盤部
92 円筒部
93 円孔
a 第1測定面
b 第2測定面
c 第3測定面
W ホイール
W1 ハブ孔
W3 リム
W4、W5 測定子

Claims (5)

  1. ホイールのハブ孔をチャックにより把持し、RROを測定するRRO測定装置の精度を測定する治具であって、
    前記チャックにより把持されホイールのハブ孔に倣った円孔が中央に開設された円盤部と、この円盤部に連接して形成される円筒部とから構成され、
    ホイールのアウト側のリムの位置に対応した前記円筒部の基端側の周面と、ホイールのイン側のリムの位置に対応した前記円筒部の先端側の周面に、それぞれRRO測定装置の測定子を当接させる基端測定面、先端測定面が形成されていることを特徴とするRRO測定装置の精度測定治具。
  2. 前記基端測定面および先端測定面は、それぞれ、ホイールのリム基準径にて形成された第1測定面と、アルミホイールのRROの閾値の径にて形成された第2測定面と、鉄製ホイールのRROの閾値の径にて形成された第3測定面とから構成されることを特徴とする請求項1に記載のRRO測定装置の精度測定治具。
  3. 請求項1に記載の精度測定治具を用いたRRO測定装置の精度判定方法であって、
    前記チャックにより前記精度測定治具を把持し、前記測定子を前記基端測定面および先端測定面に当接させて前記精度測定治具を回転させ、
    予め設定した位相角度毎に前記基端測定面の変位および先端測定面の変位を複数回測定し、
    その測定結果から、位相角度毎の全測定回数に関する前記基端測定面と前記先端測定面との差の平均であるデータD2と、位相角度毎の全測定回数に関する前記基端測定面と先端測定面との変位の平均をデータD1としたときの当該データD1のバラツキ幅であるデータD5と、を算出し、
    前記データD2を基準値S1と比較することによりチャックの軸線に対する偏倚度を判定し、前記データD5を基準値S2と比較することによりチャックの同心度を判定することを特徴とするRRO測定装置の精度判定方法。
  4. 全位相角度における基端測定面の変位のバラツキ幅のデータD3が2箇所以上で基準値S3を超えたとき、または全位相角度における先端測定面の変位のバラツキ幅のデータD4が2箇所以上で基準値S4を超えたとき、前記測定子に異常があると判定することを特徴とする請求項3に記載のRRO測定装置の精度判定方法。
  5. 前記基端測定面および先端測定面は、それぞれ、ホイールのリム基準径にて形成された第1測定面と、アルミホイールのRROの閾値の径にて形成された第2測定面と、鉄製ホイールのRROの閾値の径にて形成された第3測定面とから構成され、
    これら第1測定面、第2測定面、第3測定面のそれぞれにおいて、前記データD2を基準値S1と比較することによりチャックの軸線に対する偏倚度を判定し、前記データD5を基準値S2と比較することによりチャックの同心度を判定することを特徴とする請求項3に記載のRRO測定装置の精度判定方法。
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