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JP2011118037A - ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置 - Google Patents

ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置 Download PDF

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JP2011118037A JP2009273425A JP2009273425A JP2011118037A JP 2011118037 A JP2011118037 A JP 2011118037A JP 2009273425 A JP2009273425 A JP 2009273425A JP 2009273425 A JP2009273425 A JP 2009273425A JP 2011118037 A JP2011118037 A JP 2011118037A
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lens group
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zoom
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JP2009273425A
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Toshiyuki Satori
校之 左部
Hideyuki Nagaoka
英之 長岡
Kenji Ono
憲司 小野
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Olympus Imaging Corp
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Olympus Imaging Corp
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Abstract

【課題】小型化もしくは変倍比の確保を行っても倍率の色収差等の変動を抑えやすいズームレンズなどを提供すること。
【解決手段】物体側から像側に順に、少なくとも1つの負レンズ群を含み広角端にて負の物体側レンズグループと、少なくとも1つの正レンズ群を含み広角端にて正の像側レンズグループとからなり、広角端よりも望遠端において、物体側レンズグループと像側レンズグループとの間の距離は狭まり、像側レンズグループ中の少なくとも1つの正レンズ群は、物体側から像側に順に、像側に凹面を向けた負レンズである物体側レンズと像側に凹面を向けた正メニスカスレンズである像側レンズを有するダブレット接合レンズ成分を有し、且つダブレット接合レンズ成分は正レンズ群中で最も像側に配置され、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズに関するものである。あるいは、ズームレンズを用いたデジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置に関するものである。
近年では、フィルムカメラに代わり、CCDやCMOSのような撮像素子を用いて被写体を撮影するデジタルカメラが主流となっている。更に、デジタルカメラの分野では、業務用の高機能タイプからコンパクトな普及タイプまで幅広い範囲でいくつものカテゴリーを有するようになってきている。
コンパクトな普及タイプのカテゴリーに属するタイプのデジタルカメラ(いわゆるコンパクトカメラや小型のレンズ交換式カメラ)のユーザーは、場所、時間を問わず手軽に多様なシーンで撮影を楽しみたいという要望をもっている。そのため、撮影レンズ系にも一層の小型化が要望されている。
最近におけるカメラボディの薄型化技術の主流は、沈胴式鏡筒を採用する方法である。沈胴式鏡筒は、撮影時には光学系がカメラボディ内から突出するが携帯時には収納するような構成である。
また、別のタイプの薄型化技術としては、光学系の光路(光軸)をミラーやプリズムなど反射光学部材で反射させる構成をとるものが知られている。この構成では、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄いカメラとすることができる。
そのようなタイプのデジタルカメラは、最も物体側のレンズ群を変倍時に位置が固定のレンズ群とし、そのレンズ群中に反射光学部材を設け、反射後の光路はカメラボディの縦あるいは横方向に折り曲げ、奥行き方向の寸法を極力薄くできる。
例えば、以下の特許文献1には、最も物体側のレンズ群に反射光学部材を配置し、物体側から順に正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群を備えた負屈折力の物体側レンズグループと、物体側から順に正屈折力の第3レンズ群、正屈折力の第4レンズ群からなるズームレンズが開示されている。このような構成とすることで、奥行き方向の寸法を抑えながらも比較的良好な光学性能を確保している。
ズームレンズ群の小型化のためには、特許文献1に開示されるズームレンズのように、後側レンズグループ中の正レンズ群の最も像側のレンズ面を凹面にするとよい。それにより、像側に向けた凹面にて軸外光線を光軸から離れる方向に屈折させやすくなり、撮像面の大きさに対するズームレンズの有効サイズを小さくしやすくなる。
光軸が直線のタイプ(交換レンズや沈胴式タイプ)のズームレンズにおいては径方向と全長の小型化につながる。また、光軸を反射するタイプのズームレンズにおいてはカメラボディの薄型化につながる。
最も像側のレンズ面を凹面にした正レンズ群は、このレンズ群を小型に構成できる。このため、特許文献1に開示されているように、この正レンズ群の正の屈折力を十分に確保して、変倍に寄与するレンズ群とすることが多い。
特開2006‐343622号公報
しかしながら、正レンズ群の屈折力を確保した状態で、最も像側の凹面の曲率を大きくしすぎると、変倍時における倍率の色収差の補正が困難となってくる。接合レンズを用いることで色収差補正には有利となるが、接合レンズ中の接合面への光束の入射角が大きくなりすぎると製造誤差が生じた際の収差変動が生じやすくなる。そのため、安定した光学性能の確保と変倍比の確保の両立が難しくなってくる。
本願発明は、このような課題に鑑み、小型化もしくは変倍比の確保を行っても倍率の色収差等の変動を抑えやすいズームレンズを提供することを目的とするものである。
更には、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄い撮像装置とするためにズームレンズの光路を反射させる構成がとりやすいズームレンズを提供することを目的とするものである。
更には、上述のズームレンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のズームレンズは、複数のレンズ群を含み、各レンズ群の間の距離を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズであって、
ズームレンズは、物体側から像側に順に、少なくとも1つの負屈折力の負レンズ群を含み広角端にて負の屈折力の物体側レンズグループと、
少なくとも1つの正屈折力の正レンズ群を含み広角端にて正の屈折力の像側レンズグループとからなり、
広角端よりも望遠端において、物体側レンズグループと像側レンズグループとの間の距離は狭まり、
像側レンズグループ中の少なくとも1つの正屈折力の正レンズ群は、物体側から像側に順に、像側に凹面を向けた負レンズである物体側レンズと像側に凹面を向けた正メニスカスレンズである像側レンズを有するダブレット接合レンズ成分を有し、且つダブレット接合レンズ成分は正レンズ群中で最も像側に配置され、
以下の条件式を満足することを特徴とする。
0.20<R/fIP1<1.40 ・・・(1)
0.5<SFcem<20.0 ・・・(3)
ただし、
SFcem=(R+R)/(R−R)であり、
は、ダブレット接合レンズ成分中の物体側レンズの物体側面の曲率半径、
は、ダブレット接合レンズ成分中の像側レンズの像側面の曲率半径、
IP1は、ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群の焦点距離、
である。
この構成により、物体側レンズグループと像側レンズグループとの屈折力配分により、射出瞳を像面から遠ざけやすくなると共に、広角端での焦点距離を短くでき画角の確保に有利となる。
また、正レンズグループの正レンズ群の最も像側のレンズ成分を上述のダブレット接合レンズ成分とすることで、色収差の補正に有利となる。
特に、この接合レンズ成分を前述のように負メニスカスレンズと正メニスカスレンズの順で構成し、軸外光線を光軸から離れる方向に屈折させることでズームレンズの小型化に有利になる。同時に、この正メニスカスレンズに分散の低い材料を使用でき、変倍時における倍率の色収差の変動を抑えやすくなり、正レンズ群の屈折力を確保して高変倍比化を行っても光学性能を確保できる。
接合面が像側に向けた曲率半径の小さい面にできるので、この接合面に入射する有効光束の入射角を小さくしやすくなり、製造誤差による収差の低減にも有利となる。
条件式(1)は、ダブレット接合レンズ成分中の像側レンズの像側面の好ましい曲率半径を特定するものである。
条件式(1)の下限値を下回らないようにして、像側面の曲率の過剰を抑えることで、倍率色収差の変動をより抑えやすくなる。加えて、その他の軸外諸収差も抑えやすくなる。
条件式(1)の上限値を上回らないように、像側面の曲率を確保することで、小型化に有利となる。加えて、正レンズ群での球面収差やコマ収差の補正機能の確保にも有利となる。
条件式(3)は接合レンズ成分の好ましい形状を特定するものである。
条件式(3)の下限値を下回らないようにして、軸上色収差の補正過剰や偏心誤差の影響を抑えることが好ましい。
条件式(3)の上限値を上回らないようにすることで軸上色収差の補正機能の確保に有利となる。
なお、レンズグループは、1つのレンズ群からなる構成でもよいし複数のレンズ群からなる構成でもよい。
レンズ群は可変空気間隔で区切られる1つまたは複数のレンズの集合体である。
本発明のズームレンズは、上記構成を基本構成としている。さらに、以下の事項の一つもしくは複数を同時に満足することがより好ましい。
また、ズームレンズがフォーカシング機能を持つ場合は、各発明は、最も遠距離に合焦した状態での構成とする。
物体側レンズグループは広角端から望遠端への変倍の際に常に負の屈折力であり、像側レンズグループは広角端から望遠端への変倍の際に常に正の屈折力であることが好ましい。
この構成により、広角端から望遠端にかけて、射出瞳を像面から離すことに有利となる。
ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は、広角端から望遠端への変倍にて、以下の条件式を満足することが好ましい。
1.3<βIP1T/βIP1W<40.0 ・・・(A)
0.30<(βIP1T/βIP1W)/(f/f)<1.50 ・・・(B)
ただし、
βIP1Tは、望遠端におけるダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群の倍率、
βIP1Wは、広角端におけるダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群の倍率、
は、望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
は、広角端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(A)はダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群の好ましい変倍比を特定するものである。条件式(B)はズームレンズ全体のズーム比に対する正レンズ群の好ましい変倍負担率を特定するものである。
条件式(A)、(B)の下限値を下回らないようにすることで、正レンズ群の変倍機能を確保しても本発明においては倍率色収差変動を抑えられるので変倍比確保に有利となる。
条件式(A)、(B)の上限値を上回らないようにすることで、正レンズ群の変倍比を適度に抑えることができ、ズームレンズ全長の小型化につながり好ましい。
また、ダブレット接合レンズ成分が以下の条件式を満足することが好ましい。
−60<ν−ν<−15 ・・・(2)
ただし、
νは、ダブレット接合レンズ成分中の物体側レンズのアッベ数、
νは、ダブレット接合レンズ成分中の像側レンズのアッベ数、
である。
条件式(2)はダブレット接合レンズ成分の好ましい材料を特定するものである。
条件式(2)の下限値を下回らないようにして、材料の低コスト化を行うことが好ましい。
条件式(2)の上限値を上回らないようにしてアッベ数差を確保することで色収差補正に有利となる。
また、ダブレット接合レンズ成分が、以下の条件式を満足するメニスカス形状であることが好ましい。
1.05<SFcem< 20.0 ・・・(3’)
条件式(3’)は条件式(3)の下限値をより限定することで、接合レンズ成分の形状をメニスカス形状に限定したものである。
条件式(3’)の下限値を下回らないようにして、接合レンズ成分のメニスカス形状を確保することで、主点を物体側よりにし、変倍比の確保に有利となる。軸上色収差の補正過剰の低減等にも好ましい。
また、ダブレット接合レンズ成分中の像側レンズが以下の条件式を満足することが好ましい。
1.43<N<1.82 ・・・(4)
45.0<ν<95.0 ・・・(5)
ただし、
は、ダブレット接合レンズ成分中の像側レンズのd線での屈折率、
νは、ダブレット接合レンズ成分中の像側レンズのアッベ数、
である。
条件式(4)、(5)は接合レンズ群中の像側レンズの好ましい材料を特定するものである。
条件式(4)の下限値を下回らないように屈折率を確保し、像側レンズの像側面の曲率を適度に抑えやすくすることが諸収差の補正上好ましい。
条件式(4)の上限値を上回らないように屈折率を適度に抑えることで像側レンズの材料の分散を低く抑えやすくなり、倍率色収差の補正に有利となる。
条件式(5)の下限値を下回らないようにして像側レンズの分散を低くすることで倍率の色収差の補正に有利となる。
条件式(5)の上限値を上回らないようにすることで像側レンズの材料のコストを下げられ、加工も行いやすい材料となる。
また、ダブレット接合レンズ成分中の物体側レンズが以下の条件式を満足することが望ましい。
1.70<N<2.25 ・・・(6)
15.0<ν<45.0 ・・・(7)
は、ダブレット接合レンズ成分中の物体側レンズのd線での屈折率、
νは、ダブレット接合レンズ成分中の物体側レンズのアッベ数、
である。
条件式(6)、(7)は接合レンズ群中の物体側レンズの好ましい材料を特定するものである。
条件式(6)の下限値を下回らないように物体側レンズの屈折率を確保し、物体側レンズの物体側面の曲率を適度に抑えやすくすることが諸収差の補正上好ましい。
条件式(6)の上限値を上回らないようにすることで物体側レンズの材料のコストを下げられ、加工も行いやすい材料となる。
条件式(7)の下限値を下回ると、物体側レンズの材料の分散が大きくなり軸上色収差の発生が大きくなりやすくなる。
条件式(7)の上限値を上回ると、分散が小さくなり、軸上色収差が補正不足となりやすいが、下限値を下回らず上限値を上回らないようにすることで軸上色収差の補正に有利となる。
また、ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は、ダブレット接合レンズ成分の物体側に配置された少なくとも1つの正レンズ成分を有することが好ましい。
ただし、レンズ成分は、有効光路中にて空気と接触する面が物体側面と像側面の2面のみであるレンズ体を意味する。
更には、ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は、ダブレット接合レンズ成分の物体側に配置された複数の正レンズ成分を有することが好ましい。
正レンズ群中の正レンズ成分を接合レンズ成分よりも物体側に配置することで、主点を物体側よりにでき、変倍比の確保に有利となる。
更に、正の屈折力を複数のレンズ面で分担することで、収差の発生を低減しやすくなる。
また、ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は、物体側から像側に順に、正屈折力の単レンズ成分、物体側から順に正レンズと負レンズからなる正屈折力の接合レンズ成分、ダブレット接合レンズ成分からなることが好ましい。
主点を物体側よりにしつつレンズ群内のレンズ群の屈折力の符号の配置が対称的になり、正レンズ群での収差低減にいっそう有利となる。
また、ダブレット接合レンズ成分が以下の条件式を満足する負の屈折力を有することが好ましい。
−5.00<fcem/fIP1<−0.10 ・・・(8)
ただし、
cemは、ダブレット接合レンズ成分の焦点距離、
である。
条件式(8)の下限値を下回らないようにして、接合レンズ成分の負の屈折力を確保し、正レンズ群の諸収差をキャンセルする機能を確保することが好ましい。また正レンズ群の主点を前側に出す作用を確保でき、変倍比の十分な確保に有利となる。
条件式(8)の上限値を上回らないようにして、接合レンズ成分の負の屈折力を適度に抑えることで、正レンズ群の諸収差が補正過剰となることを抑え、全変倍域での光学性能の確保に有利となる。
また、ダブレット接合レンズ成分の物体側面とその物体側直前に配置されたレンズの像側面との距離は光軸上よりも周辺部で大きく、且つ以下の条件式を満足することが好ましい。
−3.0<SFair<20.0 ・・・(C)
ただし、
SFair=(Rfr+R)/(Rfr−R)であり、
frは、ダブレット接合レンズ成分の物体側直前に配置されたレンズの像側面の曲率半径、
である。
条件式(C)の下限値を下回らないようにすることで、接合レンズ成分が強い負屈折力とならないように構成でき、このレンズ成分の偏心による高次収差の発生を低減しやすくなる。
条件式(C)の上限値を上回らないようにすることで、ダブレット接合レンズ成分直前のレンズ面が強い凹形状となることを抑え、球面収差やコマ収差の低減に有利となる。
物体側レンズグループは、物体側レンズグループ中の少なくとも1つの負屈折力の負レンズ群よりも物体側に配置された正屈折力の正レンズ群を含むことが好ましい。
物体側レンズグループ中に正レンズ群と負レンズ群を配置することで、変倍比の十分な確保や全変倍域における軸上・軸外の諸収差の補正に有利となる。
更には、物体側レンズグループ中の正レンズ群が以下の条件式を満足することが好ましい。
0.20<fFP/f<1.20 ・・・(9)
ただし、
FPは、物体側レンズグループ中の正レンズ群の焦点距離、
は、望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(9)の下限値を下回らないように物体側レンズグループ中の正レンズ群の屈折力を抑えることで、諸収差(特に広角端の歪曲・非点収差、望遠端の色収差・コマ収差)の低減を行いやすくなる。
条件式(9)の上限値を上回らないように正レンズ群の正レンズ群の屈折力を確保することでズームレンズの全長の短縮化に有利となる。
また、物体側レンズグループ中の少なくとも1つの負屈折力の負レンズ群が以下の条件式を満足することが好ましい。
−0.80<fFN/f<−0.10 ・・・(10)
ただし、
FNは、物体側レンズグループ中の負レンズ群の焦点距離、
は、望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(10)の下限値を下回らないように負レンズ群の屈折力を確保することで、ズームレンズの全長の短縮化に有利となる。
条件式(10)の上限値を上回らないように負レンズ群の屈折力を抑えることで収差(特に広角端の歪曲収差・非点収差、望遠端の軸上色収差・倍率色収差・コマ収差)を抑えやすくなる。
また、物体側レンズグループ中の正レンズ群と少なくとも1つの負屈折力の負レンズ群との間の距離が広角端よりも望遠端にて広がり、負レンズ群は広角端から望遠端への変倍に際して移動することが好ましい。
これにより、変倍比の確保に有利となる。
また、物体側レンズグループ中の正レンズ群がズームレンズ中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、且つ、広角端から望遠端への変倍の際に位置が固定であることが好ましい。
撮像装置の起動の際、レンズのせり出し時間がない。このため、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間を節約でき、防水・防塵上も好ましい。
また、物体側レンズグループ中の正レンズ群は光軸を反射する反射面を有することが好ましい。
これにより、物体側から入射する光軸の方向におけるズームレンズの厚みを薄くできる。この結果、撮像装置の薄型化に有利となる。
また、像側レンズグループは、ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群よりも像側に配置された正屈折力の第2の正レンズ群を含むことが好ましい。
ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群からの軸外光線は光軸から離れるように射出される。ここで、第2の正レンズ群を配置することで、射出瞳を像面から離しやすくなり、撮像画面の周辺のシェーディングの抑制に有利となる。
また、像側レンズグループ中のダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群が以下の条件式を満足することが好ましい。
0.15<fIP1/f<1.00 ・・・(11)
ただし、
は、望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(11)の下限値を下回らないように正レンズ群の屈折力を抑える。これにより、収差(特に全ズーム位置での球面収差、コマ収差、望遠端での軸上色収差)の低減に有利となる。
条件式(11)の上限値を上回らないように正レンズ群の屈折力を確保することで、ズームレンズ全長の小型化に有利となる。
また、像側レンズグループ中の第2の正レンズ群が以下の条件式を満足することが好ましい。
0.40<fIP2/f<2.50 ・・・(12)
ただし、
IP2は、第2の正レンズ群の焦点距離、
は、望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(12)の下限値を下回らないように第2の正レンズ群の屈折力を抑えることで、非点収差や歪曲収差の補正過剰を抑えやすくなる。
条件式(12)の上限値を上回らないように第2の正レンズ群の屈折力を確保することで全変倍域における非点収差や歪曲収差の補正に有利となる。
また、像側レンズグループ中のダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群と第2の正レンズ群との間の距離が広角端よりも望遠端にて広がり、ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は広角端から望遠端への変倍に際して移動することが好ましい。
ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群の変倍機能の確保に有利となる。第2の正レンズ群を固定もしくは移動量を少なくすることで、テレセントリック性の確保に有利となる。
また、第2の正レンズ群をフォーカシング時に移動させることが好ましい。
第2の正レンズ群は小型化しやすいのでこのレンズ群をフォーカシングに用いることで制御が容易となる。
また、ズームレンズは以下の条件式を満足することが好ましい。
1.20<L/f<4.00 ・・・(13)
ただし、
は、望遠端におけるズームレンズの全長、
は、望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(13)の下限値を下回らないようにすることで、ズームレンズ中の各レンズ群の屈折力を抑えやすくなり、収差補正に有利となる。
条件式(13)の上限値を上回らないようにズームレンズ全長を短縮化し、ズームレンズを小型化することが好ましい。
また、物体側レンズグループと像側レンズグループとの間に配置された明るさ絞りを有することが好ましい。
これにより、入射瞳と射出瞳を適切に設定することができる。最も物体側のレンズの外径を小型化と、テレセントリック性の確保の両立に有利となる。
更には、明るさ絞りは、広角端から望遠端への変倍の際に位置が固定であることが好ましい。
これにより、メカ機構を簡素化できる。また、明るさ絞りを移動させるために必要なデットスペースを確保する必要がなくなり、小型化に有利となる。
また、物体側レンズグループは、物体側から像側に順に、正屈折力の正レンズ群と負レンズ群とからなり、
像側レンズグループは、2つの正屈折力の正レンズ群からなり、そのうちのいずれかの正レンズ群がダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群であることが好ましい。これにより、少ないレンズ群数ながら変倍比の確保に有利となる。
また、物体側レンズグループは、物体側から像側に順に、正屈折力の正レンズ群と負レンズ群とからなり、
像側レンズグループは、3つの正屈折力の正レンズ群からなり、そのうちのいずれかの正レンズ群がダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群であることが好ましい。これにより、像側レンズグループにおける有効経を小さくしやすくなる。
また、物体側レンズグループは、負レンズ群からなり、
像側レンズグループは、2つの正屈折力の正レンズ群からなり、そのうちのいずれかの正レンズ群がダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群であることが好ましい。これにより、沈胴収納時の小型化や画角の確保に有利となる。
また、本発明の撮像装置は、複数のレンズ群を含み、各レンズ群の間の距離を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズと、
ズームレンズの像側に配置された撮像面を有し且つズームレンズにより撮像面上に形成された像を電気信号に変換する撮像素子と、を有し、
ズームレンズが上述のいずれかに記載のズームレンズであることを特徴とするものである。
更に好ましくは、ズームレンズによるディストーションを含んだ電気信号を、画像処理によりディストーションを補正した画像信号に変換する画像変換部を有することを特徴とするものである。
ディストーションと非点収差はトレードオフの関係になりやすい。ここで、上述の処理回路を有することによりズームレンズ自体のディストーションを許容できる。そのため、ズームレンズによる非点収差の軽減や小型化に有利となる。
また、撮像面上に形成されズームレンズの倍率色収差を含む信号を、倍率色収差を補正した信号に変換する処理回路を有することが好ましい。
これにより、ズームレンズ自体の倍率色収差を許容でき、低コスト化や高性能化に有利となる。
上述の各構成や条件式は複数を同時に満足することがより好ましい。
また、各条件式について以下のようにすることがより好ましい。
条件式(1)について、
下限値を0.25、さらには0.30とすることがより好ましい。
上限値を0.90、さらには0.60とすることがより好ましい。
条件式(3)について、
下限値を0.8、さらには0.9、さらには1.0とすることがより好ましい。
上限値を15.0、さらには4.0とすることがより好ましい。
条件式(A)について、
下限値を1.5、さらには1.7、さらには1.9とすることがより好ましい。
上限値を20.0、さらには5.0、さらには3.0とすることがより好ましい。
条件式(B)について、
下限値を0.35、さらには0.40とすることがより好ましい。
上限値を1.20、さらには1.00とすることがより好ましい。
条件式(2)について、
下限値を−50、さらには−40とすることがより好ましい。
上限値を−25、さらには−30とすることがより好ましい。
条件式(3’)について、
下限値を1.1、さらには1.2、さらには1.3とすることがより好ましい。
上限値を15.0、さらには4.0とすることがより好ましい。
条件式(4)について、
下限値を1.48とすることがより好ましい。
上限値を1.75、さらには1.63とすることがより好ましい。
条件式(5)について、
下限値を50、さらには55とすることがより好ましい。
上限値を80、さらには75とすることがより好ましい。
条件式(6)について、
下限値を1.72、さらには1.80、さらには1.90とすることがより好ましい。
上限値を2.20、さらには2.10とすることがより好ましい。
条件式(7)について、
下限値を20.0、さらには25.0ことがより好ましい。
上限値を40.0、さらには35.0とすることがより好ましい。
条件式(8)について、
下限値を−3.50、さらには−2.00とすることがより好ましい。
上限値を−0.15とすることがより好ましい。
条件式(C)について、
下限値を−2.0、さらには−1.0、さらには0.0とすることがより好ましい。
上限値を10.0、さらには6.0、さらには3.0とすることがより好ましい。
条件式(9)について、
下限値を0.30、さらには0.40とすることがより好ましい。
上限値を0.90、さらには0.60とすることがより好ましい。
条件式(10)について、
下限値を−0.60、さらには−0.40とすることがより好ましい。
上限値を−0.20、さらには−0.25とすることがより好ましい。
条件式(11)について、
下限値を0.25、さらには0.35とすることがより好ましい。
上限値を0.80、さらには0.60とすることがより好ましい。
条件式(12)について、
下限値を0.60、さらには0.80とすることがより好ましい。
上限値を2.00、さらには1.50とすることがより好ましい。
条件式(13)について、
下限値を1.55、さらには1.90とすることがより好ましい。
上限値を3.00、さらには2.50とすることがより好ましい。
本願発明によれば、小サイズ化もしくは変倍比の確保を行っても倍率色収差の変動を抑えやすいズームレンズを提供できる。
更には、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄い撮像装置とするためにズームレンズの光路を反射させる構成がとりやすいズームレンズを提供できる。
更には、そのようなズームレンズを備えた撮像装置を提供できる。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例2の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例3の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例4の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例5の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例6の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例7の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例8の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例9の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)でのレンズ断面図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例4の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例5の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例6の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例7の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例8の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例9の無限遠物点合焦時の収差図である。 歪曲収差の補正を説明する図である。 本発明による光路折り曲げズームレンズを組み込んだデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 上記デジタルカメラの後方斜視図である。 上記デジタルカメラの断面図である。 デジタルカメラの主要部の内部回路の構成ブロック図である。
以下に、本発明に係るズームレンズ、撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、本発明のズームレンズの実施例1〜9について説明する。実施例1〜9の無限遠物点合焦時の広角端(a)、望遠端(b)のレンズ断面図をそれぞれ図1〜図9に示す。図1〜図9中、第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、明るさ(開口)絞りはS、第3レンズ群はG3、第4レンズ群はG4、第5レンズ群はG4、赤外光を制限する波長域制限コートを施したローパスフィルタを構成する平行平板はF、電子撮像素子のカバーガラスの平行平板はC、像面はIで示してある。なお、カバーガラスCの表面に波長域制限用の多層膜を施してもよい。また、そのカバーガラスCにローパスフィルタ作用を持たせるようにしてもよい。
また、数値データはいずれも無限遠の被写体に合焦した状態でのデータである。各数値の長さの単位はmm、角度の単位は°(度)である。フォーカシングはいずれの実施例も最も像側のレンズ群の移動により行う。さらに、ズームデータは広角端(WE)、第1の中間焦点距離状態(ST1)、第2の中間焦点距離状態(ST2)、第3の中間焦点距離状態(ST3)、望遠端(TE)での値である。
また、実施例1から6、8、9のズームレンズでは、5倍程度の高変倍比を有しながら、広角端の半画角が40度程度と大きく、よく補正された色収差など高い光学仕様や性能を確保し、奥行きが薄く全長も短い結像光学系となっている。
実施例7のズームレンズでは、少ないレンズ枚数で構成しながら光学性能も良好であり、沈胴収納時の小型化も行いやすい結像光学系となっている。
さらに、これらのズームレンズを結像光学系と採用することで、小型で光学性能も良好な電子撮像装置となる。
また、後述する数値データの第3面、第4面が、それぞれ反射プリズムの入射面と射出面に対応する。
第7面は、平面であり、フレア絞りである。Iは撮像面である。
さらに、最後の実施例9を除いた他の実施例1〜8において、プリズムを有するレンズ群G1、明るさ絞りS、ローパスフィルターF、撮像素子のカバーガラスC、撮像素子の撮像面Iの空気間隔は相互に一定である。
実施例1のズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は像側に移動する。
第4レンズ群G4は、像側に移動した後物体側に移動し、さらに、その後、反転して像側に移動し、最後に物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、両凸正レンズからなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹負レンズの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面との8面に用いている。
実施例2のズームレンズは、図2に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は像側に移動する。
第4レンズ群G4は、像側に移動した後物体側に移動し、さらに、その後、反転して像側に移動し、最後に物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、両凸正レンズからなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹負レンズの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面との8面に用いている。
実施例3のズームレンズは、図3に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は像側に移動する。
第4レンズ群G4は、像側に移動した後物体側に移動し、さらに、その後、反転して像側に移動し、最後に物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、両凸正レンズからなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹負レンズの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面との8面に用いている。
実施例4のズームレンズは、図4に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は像側に移動する。
第4レンズ群G4は、像側に移動した後物体側に移動し、さらに、その後、反転して像側に移動し、最後に物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、両凸正レンズからなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹負レンズの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面との8面に用いている。
実施例5のズームレンズは、図5に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は像側に移動する。
第4レンズ群G4は、像側に移動した後物体側に移動し、さらに、その後、反転して像側に移動し、最後に物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、両凸正レンズからなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹負レンズの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と、第2レンズ群G2の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面との8面に用いている。
実施例6のズームレンズは、図6に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は固定し、第4レンズ群G4は物体側に移動する。
第4レンズ群G4は、像側に移動した後、反転して物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、両凹負レンズと、光路折り曲げプリズムPと、両凸正レンズからなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹負レンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第5レンズ群G4は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と、第2レンズ群G2の物体側の両凹負レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面と、第5レンズ群G5の両凸正レンズの両面との8面に用いている。
実施例7のズームレンズは、図7に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は像側へ移動した後、反転し物体側へ移動し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は、物体側に移動した後像側に移動し、さらに、その後、反転して物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる。第2レンズ群G2は、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズの像側の面と、第2レンズ群G2の両凸正レンズの両面と、第3レンズ群G3の両凸正レンズの像側の面との4面に用いている。
実施例8のズームレンズは、図8に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は像側に移動する。
第4レンズ群G4は、像側に移動した後物体側に移動し、さらに、その後、反転して像側に移動し、最後に物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、両凸正レンズと像側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズからなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと凹平負レンズの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面との6面に用いている。
実施例9のズームレンズは、図9に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は像側に移動する。
第4レンズ群G4は、像側に移動した後物体側に移動し、さらに、その後、反転して像側に移動し、最後に物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、両凸正レンズとからなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズと両凹負レンズの接合レンズとからなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、両凹負レンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と、第2レンズ群G2の物体側の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の物体側から2番目の両凸正レンズの物体側の面と負メニスカスレンズの像側の面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面との8面に用いている。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は上記の外、fは全系焦点距離、BFはバックフォーカス、f1、f2…は各レンズ群の焦点距離、IHは像高、FNOはFナンバー、ωは半画角、WEは広角端、ST1は第1の中間焦点距離状態、ST2は第2の中間焦点距離状態、ST3は第3の中間焦点距離状態、TEは望遠端、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数である。後述するレンズ全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。BF(バックフォーカス)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。また、*は非球面を示す。
なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A4 4 +A6 6 +A8 8 +A10y10+A12y12
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 44.268 0.68 2.00069 25.46
2 10.041 2.56
3 ∞ 8.05 1.84666 23.78
4 ∞ 0.20
5* 17.697 2.69 1.69350 53.21
6* -11.939 -0.49
7 ∞ 可変
8* -12.054 0.68 1.80610 40.92
9* 33.144 0.60
10 -23.549 1.68 1.92286 20.88
11 -8.026 0.47 1.81600 46.62
12 292.962 可変
13(絞り) ∞ 可変
14* 6.573 2.75 1.49700 81.54
15* -15.251 0.20
16 16.049 3.86 1.49700 81.54
17 -5.608 0.49 1.72916 54.68
18 -91.909 0.58
19 8.366 0.49 2.00069 25.46
20 4.072 1.92 1.58913 61.14
21 4.667 可変
22* 14.080 1.79 1.53071 55.60
23* -87.113 可変
24 ∞ 0.49 1.51633 64.14
25 ∞ 0.49
26 ∞ 0.49 1.51633 64.14
27 ∞ 0.36
像面 ∞

非球面データ
第5面
K=0.000
A4=-1.30296e-05,A6=-1.72516e-07,A8=-4.57973e-08,A10=-3.65013e-11
第6面
K=0.086
A4=1.58156e-04,A6=-6.04002e-07,A8=-2.35725e-08,A10=-1.70443e-10
第8面
K=0.000
A4=-8.39738e-05,A6=-8.39070e-06,A8=1.61015e-06,A10=-7.56838e-08
第9面
K=0.000
A4=-3.54978e-04,A6=4.67756e-06,A8=7.65112e-07,A10=-8.00342e-08
第14面
K=0.000
A4=-4.36499e-04,A6=5.54224e-06,A8=-1.82664e-07,A10=2.19117e-09
第15面
K=0.000
A4=9.50329e-05,A6=6.87659e-06,A8=-7.97347e-08
第22面
K=0.000
A4=-5.98640e-05,A6=1.80063e-05,A8=-4.78540e-06,A10=1.97820e-07
第23面
K=0.000
A4=1.21699e-05,A6=-4.87808e-06,A8=-3.87705e-06,A10=1.83990e-07


ズームデータ
像高 3.84
変倍比 4.8
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.13 6.98 10.70 16.98 24.42
FNO. 4.00 4.57 5.35 4.72 5.98
画角2ω 75.30 57.48 37.38 24.15 17.25
BF(in air) 4.55 4.46 4.71 4.55 5.13
全長(in air) 53.71 53.71 53.72 53.69 53.73

d7 1.05 2.64 4.94 6.79 7.78
d12 7.50 5.91 3.62 1.74 0.79
d13 9.01 7.63 5.96 3.58 0.79
d21 2.40 3.87 5.29 7.83 10.04
d23 3.05 2.96 3.22 3.05 3.63

群焦点距離
f1=13.41 f2=-8.22 f3=10.39 f4=22.98
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 45.367 0.70 2.00069 25.46
2 10.211 2.62
3 ∞ 8.15 1.84666 23.78
4 ∞ 0.20
5* 18.133 2.75 1.69350 53.21
6* -12.328 -0.50
7 ∞ 可変
8* -13.044 0.70 1.80610 40.92
9* 27.069 0.61
10 -25.280 1.72 1.92286 20.88
11 -8.311 0.48 1.81600 46.62
12 45349.404 可変
13(絞り) ∞ 可変
14* 7.124 2.82 1.49700 81.54
15* -12.115 0.20
16 15.022 3.68 1.49700 81.54
17 -11.056 0.50 1.72916 54.68
18 39.806 0.59
19 9.681 0.50 2.00069 25.46
20 4.151 1.96 1.58913 61.14
21 5.150 可変
22* 13.625 1.89 1.53071 55.60
23* -58.989 可変
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 0.50
26 ∞ 0.50 1.51633 64.14
27 ∞ 0.37
像面 ∞

非球面データ
第5面
K=0.000
A4=-1.22163e-05,A6=-2.34407e-07,A8=-4.06884e-08,A10=-2.99503e-11
第6面
K=0.140
A4=1.46270e-04,A6=-6.27948e-07,A8=-2.03499e-08,A10=-1.52656e-10
第8面
K=0.000
A4=-1.88973e-04,A6=-6.18139e-06,A8=1.82271e-06,A10=-9.11203e-08
第9面
K=0.000
A4=-4.30157e-04,A6=4.38462e-06,A8=1.43704e-06,A10=-1.22668e-07
第14面
K=0.000
A4=-4.86418e-04,A6=7.93842e-07,A8=-4.63155e-08,A10=-8.65107e-10
第15面
K=0.000
A4=1.90414e-04,A6=2.21763e-06,A8=1.49314e-08
第22面
K=0.000
A4=8.40704e-05,A6=1.56758e-05,A8=-3.92428e-06,A10=1.49197e-07
第23面
K=0.000
A4=2.40464e-04,A6=-3.02607e-06,A8=-3.51649e-06,A10=1.51937e-07

ズームデータ
像高 3.84
変倍比 4.8
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.13 6.98 10.69 16.97 24.41
FNO. 4.00 4.64 5.42 4.71 5.98
画角2ω 75.32 57.92 37.59 24.15 17.20
BF(in air) 4.61 4.43 4.76 4.58 5.17
全長(in air) 54.80 54.80 54.81 54.78 54.82

d7 1.07 2.60 5.02 7.09 8.11
d12 7.82 6.29 3.88 1.78 0.79
d13 9.33 7.76 6.02 3.73 0.79
d21 2.41 4.15 5.56 8.04 10.38
d23 3.08 2.90 3.23 3.05 3.65

群焦点距離
f1=13.99 f2=-8.60 f3=10.76 f4=21.05
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 45.412 0.70 2.00069 25.46
2 10.211 2.62
3 ∞ 8.15 1.84666 23.78
4 ∞ 0.20
5* 18.525 2.75 1.69350 53.21
6* -12.193 -0.50
7 ∞ 可変
8* -10.918 0.70 1.80610 40.92
9* 26.906 0.61
10 -46.388 1.72 1.92286 20.88
11 -9.328 0.47 1.81600 46.62
12 300.524 可変
13(絞り) ∞ 可変
14* 7.032 2.77 1.49700 81.54
15* -14.045 0.20
16 13.624 3.59 1.49700 81.54
17 -7.326 0.50 1.74400 44.78
18 -23.826 0.59
19 15.833 0.50 1.90366 31.32
20 4.082 1.97 1.48749 70.23
21 4.954 可変
22* 15.665 1.90 1.53071 55.60
23* -42.652 可変
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 0.50
26 ∞ 0.50 1.51633 64.14
27 ∞ 0.37
像面 ∞

非球面データ
第5面
K=0.000
A4=-5.64757e-06,A6=-1.75719e-07,A8=-2.58535e-08,A10=-2.99503e-11
第6面
K=0.126
A4=1.51510e-04,A6=-5.39429e-07,A8=-6.26351e-09,A10=-1.88376e-10
第8面
K=0.000
A4=2.57960e-06,A6=-8.09928e-06,A8=1.39945e-06,A10=-3.72977e-08
第9面
K=0.000
A4=-3.16909e-04,A6=4.40570e-06,A8=2.29187e-07,A10=1.93619e-08
第14面
K=0.000
A4=-4.65776e-04,A6=2.60559e-06,A8=-7.26532e-08,A10=4.58490e-11
第15面
K=0.000
A4=1.87960e-04,A6=2.69455e-06,A8=-6.05279e-10
第22面
K=0.000
A4=8.34878e-05,A6=1.55562e-05,A8=-3.05938e-06,A10=1.18360e-07
第23面
K=0.000
A4=1.73085e-04,A6=-3.84884e-06,A8=-2.40611e-06,A10=1.12921e-07

ズームデータ
像高 3.84
変倍比 4.8
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.12 6.96 10.69 16.96 24.43
FNO. 4.00 4.61 5.42 4.74 5.99
画角2ω 75.40 57.80 37.43 24.18 17.24
BF (in air) 4.63 4.42 4.69 4.60 5.18
全長(in air) 54.77 54.78 54.79 54.75 54.78

d7 1.07 2.64 5.06 7.06 8.14
d12 7.86 6.29 3.88 1.85 0.80
d13 9.37 7.86 6.08 3.66 0.79
d21 2.41 4.13 5.64 8.15 10.44
d23 3.10 2.89 3.16 3.07 3.65

群焦点距離
f1=14.02 f2=-8.63 f3=10.78 f4=21.83
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 54.098 0.70 2.00069 25.46
2 11.134 2.62
3 ∞ 8.15 1.84666 23.78
4 ∞ 0.20
5* 15.428 2.75 1.69350 53.21
6* -12.285 -0.50
7 ∞ 可変
8* -16.262 0.70 1.80610 40.92
9* 51.613 0.61
10 -13.276 1.72 1.92286 20.88
11 -6.477 0.48 1.81600 46.62
12 45.774 可変
13(絞り) ∞ 可変
14* 6.941 3.29 1.49700 81.54
15* -11.820 0.20
16 10.707 2.95 1.49700 81.54
17 -30.181 0.50 1.72916 54.68
18 24.007 0.59
19 8.282 0.50 2.00069 25.46
20 3.684 1.96 1.58913 61.14
21 4.711 可変
22* 22.945 1.37 1.53071 55.60
23* -50.722 可変
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 0.50
26 ∞ 0.50 1.51633 64.14
27 ∞ 0.37
像面 ∞

非球面データ
第5面
K=0.000
A4=-2.48617e-05,A6=-5.42504e-07,A8=-3.18389e-08,A10=-2.99503e-11
第6面
K=0.103
A4=1.88581e-04,A6=-1.34910e-06,A8=-2.36497e-09,A10=-1.94675e-10
第8面
K=0.000
A4=-2.35584e-04,A6=-1.32204e-05,A8=3.15896e-06,A10=-2.25399e-07
第9面
K=0.000
A4=-5.13060e-04,A6=4.01716e-06,A8=2.45377e-06,A10=-3.34588e-07
第14面
K=0.000
A4=-5.82384e-04,A6=1.18291e-05,A8=-2.42737e-07,A10=2.48438e-09
第15面
K=0.000
A4=2.34088e-04,A6=1.27093e-05,A8=-1.78669e-08
第22面
K=0.000
A4=-3.26238e-04,A6=-2.47744e-05,A8=1.11619e-06,A10=6.14421e-08
第23面
K=0.000
A4=-4.45339e-04,A6=-3.24082e-05,A8=9.78994e-07,A10=8.53031e-08

ズームデータ
像高 3.84
変倍比 4.7
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.16 6.94 10.71 17.03 24.30
FNO. 4.00 4.70 5.48 4.76 6.00
画角2ω 75.03 58.74 37.57 24.08 17.27
BF (in air) 4.43 3.89 4.50 4.47 5.15
全長 (in air) 51.04 51.04 51.04 51.02 51.06

d7 1.07 2.14 4.19 5.86 6.74
d12 6.37 5.30 3.25 1.56 0.74
d13 8.08 6.66 5.15 3.08 0.74
d21 2.30 4.26 5.16 7.26 8.91
d23 2.90 2.36 2.97 2.94 3.62

群焦点距離
f1=12.17 f2=-7.08 f3=9.21 f4=29.96
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 56.000 0.70 2.00069 25.46
2 10.344 2.53
3 ∞ 8.17 1.84666 23.78
4 ∞ 0.20
5* 17.890 2.73 1.69300 53.14
6* -12.358 -0.50
7 ∞ 可変
8* -14.030 0.70 1.74283 49.33
9* 23.985 0.67
10 -27.503 1.77 1.92286 20.88
11 -8.238 0.50 1.88300 40.76
12 38553.003 可変
13(絞り) ∞ 可変
14* 6.817 3.07 1.49650 81.61
15* -10.469 0.20
16 14.000 3.07 1.49700 81.54
17 -14.000 0.50 1.58144 40.75
18 150.454 0.59
19 30.000 0.50 1.90366 31.32
20 4.092 1.98 1.48749 70.23
21 5.494 可変
22* 14.051 2.14 1.53071 55.60
23* -38.693 可変
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 0.50
26 ∞ 0.50 1.51633 64.14
27 ∞ 0.37
像面 ∞

非球面データ
第5面
K=0.000
A4=3.64858e-06,A6=-1.83257e-06,A8=1.05230e-07,A10=-3.19943e-09
第6面
K=0.000
A4=1.54747e-04,A6=-2.12125e-06,A8=1.11612e-07,A10=-3.07120e-09
第8面
K=0.000
A4=-2.93079e-04,A6=1.70515e-05,A8=-4.32202e-07,A10=-1.94880e-09
第9面
K=0.000
A4=-5.53530e-04,A6=2.96255e-05,A8=-1.02726e-06,A10=-1.82092e-09
第14面
K=0.000
A4=-6.01800e-04,A6=2.02955e-06,A8=-3.78318e-07,A10=-5.72163e-10
第15面
K=0.000
A4=3.62117e-04,A6=1.47008e-06,A8=-2.56178e-07
第22面
K=0.000
A4=3.32803e-04,A6=-2.78018e-06,A8=-1.08216e-06,A10=3.36353e-09
第23面
K=0.000
A4=4.97492e-04,A6=-1.65694e-05,A8=-9.73472e-07,A10=5.71606e-09

ズームデータ
像高 3.84
変倍比 4.8
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.13 7.16 10.82 17.13 24.36
FNO. 3.99 4.63 5.31 4.78 5.99
画角2ω 75.37 56.42 37.18 24.10 17.37
BF (in air) 4.39 4.37 4.73 4.65 5.16
全長 (in air) 55.10 55.10 55.11 55.10 55.11

d7 1.05 2.85 5.34 7.33 8.37
d12 8.27 6.46 3.99 1.98 0.95
d13 9.37 7.76 6.19 3.75 0.95
d21 2.51 4.14 5.34 7.86 10.16
d23 2.86 2.84 3.20 3.12 3.63

群焦点距離
f1=14.15 f2=-8.69 f3=10.82 f4=19.70
数値実施例6
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 -578.852 0.70 2.00069 25.46
2 12.873 2.62
3 ∞ 8.15 1.84666 23.78
4 ∞ 0.20
5* 17.816 2.75 1.69350 53.21
6* -12.743 -0.50
7 ∞ 可変
8* -13.471 0.70 1.80610 40.92
9* 15.029 0.61
10 132.686 1.72 1.92286 20.88
11 -12.114 0.48 1.81600 46.62
12 28.087 可変
13 11.844 1.00 1.69680 55.53
14 21.386 0.50
15(絞り) ∞ 可変
16* 5.915 3.66 1.49700 81.54
17* -9.831 0.20
18 -24.187 2.22 1.49700 81.54
19 -10.189 0.50 1.72916 54.68
20 25.707 0.59
21 5.487 0.50 2.00069 25.46
22 3.287 1.96 1.58913 61.14
23 4.914 可変
24* 18.720 1.76 1.53071 55.60
25* -91.975 可変
26 ∞ 0.50 1.51633 64.14
27 ∞ 0.50
28 ∞ 0.50 1.51633 64.14
29 ∞ 0.37
像面 ∞

非球面データ
第5面
K=0.000
A4=-2.15033e-05,A6=1.17293e-07,A8=-2.05025e-08,A10=-2.99503e-11
第6面
K=-0.037
A4=1.30960e-04,A6=-8.95756e-08,A8=-1.17337e-08 ,A10=-7.14491e-11
第8面
K=0.000
A4=2.51129e-04,A6=-3.06449e-06,A8=7.90321e-07,A10=-4.88303e-08
第9面
K=0.000
A4=7.76422e-05,A6=1.66824e-06,A8=1.26091e-06,A10=-1.10485e-07
第16面
K=0.000
A4=-3.72966e-04,A6=-4.48827e-06,A8=6.71360e-08,A10=-5.79224e-09
第17面
K=0.000
A4=6.78705e-04,A6=-2.56939e-06,A8=1.59712e-07
第24面
K=0.000
A4=-1.41083e-04,A6=8.58495e-06,A8=-4.74602e-06,A10=2.04918e-07
第25面
K=0.000
A4=-6.00940e-05,A6=-1.81742e-05,A8=-3.07230e-06,A10=1.55909e-07

ズームデータ
像高 3.84
変倍比 4.8
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.10 6.95 10.68 16.97 24.44
FNO. 4.00 4.44 5.31 4.65 5.98
画角2ω 75.58 57.69 37.90 24.36 17.37
BF (in air) 4.97 4.82 4.49 4.96 5.18
全長 (in air) 57.66 57.64 57.67 57.71 57.63

d7 1.07 3.00 5.19 7.50 8.30
d12 8.07 6.12 3.97 1.70 0.80
d15 10.80 9.30 6.88 4.37 0.80
d23 2.43 4.08 6.83 8.87 12.23
d25 3.44 3.29 2.96 3.43 3.65

群焦点距離
f1=14.45 f2=-7.58 f3=36.52 f4=13.88 f5=29.47
数値実施例7
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 490.066 1.20 1.74330 49.33
2* 6.604 1.85
3 11.103 2.63 1.90366 31.31
4 29.029 可変
5(絞り) ∞ 0.68
6* 9.567 2.91 1.58313 59.46
7* -19.577 0.50
8 8.957 0.70 1.72825 28.46
9 3.817 1.50 1.81600 46.62
10 4.917 可変
11 16.687 1.65 1.58313 59.46
12* -117.694 可変
13 ∞ 0.86 1.54771 62.84
14 ∞ 0.50
15 ∞ 0.50 1.51633 64.14
16 ∞ 0.43
像面 ∞

非球面データ
第2面
K=-0.666
A4=-2.15412e-05,A6=3.82323e-06,A8=-1.33754e-07,A10=1.57468e-09
第6面
K=0.000
A4=-3.29456e-04,A6=-6.21006e-06,A8=-2.43365e-07,A10=-5.51107e-09
第7面
K=0.000
A4=-1.03232e-04,A6=-5.07309e-06,A8=-2.79815e-07,A10=-6.90727e-10
第12面
K=0.000
A4=1.13575e-04,A6=-4.19182e-06,A8=7.33370e-08

ズームデータ
像高 4.54
変倍比 2.9
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 8.16 9.71 12.90 16.95 23.55
FNO. 2.85 3.08 3.49 4.12 5.12
画角2ω 60.53 51.24 38.95 29.75 21.44
BF (in air) 6.04 5.88 6.38 5.83 5.15
全長 (in air) 46.52 44.28 41.65 42.47 45.74

d4 18.84 14.95 9.16 5.74 2.58
d10 8.02 9.83 12.51 17.28 24.39
d12 4.22 4.07 4.56 4.02 3.34


群焦点距離
f1=-19.63 f2=14.66 f3=25.18
数値実施例8
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 56.014 0.70 2.00069 25.46
2 10.323 2.53
3 ∞ 8.17 1.84666 23.78
4 ∞ 0.20
5* 17.593 2.86 1.69300 53.14
6 -12.945 0.20 1.63387 23.38
7* -12.342 -0.50
8 ∞ 可変
9* -16.538 0.70 1.74283 49.33
10* 31.222 0.68
11 -18.074 1.76 1.92286 20.88
12 -7.087 0.50 1.88300 40.76
13 ∞ 可変
14(絞り) ∞ 可変
15* 6.770 3.08 1.49650 81.61
16* -10.397 0.20
17 16.766 3.02 1.49700 81.54
18 -12.551 0.50 1.58144 40.75
19 -20.808 0.59
20 68.059 0.50 1.90366 31.32
21 4.088 1.98 1.48749 70.23
22 5.116 可変
23* 22.406 2.14 1.53071 55.60
24* -21.051 可変
25 ∞ 0.50 1.51633 64.14
26 ∞ 0.50
27 ∞ 0.50 1.51633 64.14
28 ∞ 0.37
像面 ∞

非球面データ
第5面
K=0.000
A4=-2.25736e-05,A6=-1.83853e-08,A8=-4.73922e-08,A10=7.35396e-10
第7面
K=0.000
A4=1.40732e-04,A6=-4.85505e-07,A8=-2.88278e-08,A10=5.65320e-10
第9面
K=0.000
A4=-8.59653e-05,A6=-1.04321e-05,A8=1.03489e-06,A10=-6.16807e-08
第10面
K=0.000
A4=-2.80335e-04,A6=3.57374e-06,A8=3.53948e-08,A10=-8.01030e-08
第15面
K=0.000
A4=-6.53308e-04,A6=1.10245e-06,A8=-1.73593e-07,A10=-4.28254e-09
第16面
K=0.000
A4=4.67802e-04,A6=1.29702e-06,A8=-1.75266e-07
第23面
K=0.000
A4=1.31599e-04,A6=1.81061e-0 ,A8=-5.80528e-06,A10=2.38071e-07
第24面
K=0.000
A4=1.84757e-04,A6=4.33697e-06,A8=-5.06910e-06,A10=2.08712e-07

ズームデータ
像高 3.84
変倍比 4.7
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.14 7.00 10.71 16.98 24.38
FNO. 4.00 4.64 5.31 4.74 6.00
画角2ω 75.21 57.78 37.45 24.23 17.31
BF (in air) 4.46 4.28 4.68 4.53 5.11
全長 (in air) 54.93 54.93 54.93 54.92 54.93

d8 1.05 2.59 5.18 7.12 8.18
d13 8.07 6.53 3.94 2.00 0.95
d14 9.18 7.67 6.15 3.75 0.95
d22 2.35 4.04 5.16 7.71 9.93
d24 2.93 2.75 3.15 3.00 3.58


群焦点距離
f1=14.00 f2=-8.55 f3=10.54 f4=20.81
数値実施例9
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞

1 56.014 0.70 2.00069 25.46
2 10.323 2.53
3 ∞ 8.17 1.84666 23.78
4 ∞ 0.20
5* 17.542 2.63 1.69300 53.14
6* -12.531 -0.50
7 ∞ 可変
8* -16.351 0.70 1.74283 49.33
9* 33.515 0.68
10 -20.071 1.76 1.92286 20.88
11 -7.259 0.50 1.88300 40.76
12 199.895 可変
13(絞り) ∞ 可変
14 7.700 3.08 1.49650 81.61
15 -27.933 0.20
16* 7.345 3.02 1.53071 55.60
17 -11.012 0.50 1.63387 23.38
18* -15.402 0.59
19 -278.085 0.50 1.90366 31.32
20 4.120 1.98 1.48749 70.23
21 5.127 可変
22* 20.731 2.14 1.53071 55.60
23* -24.244 可変
24 ∞ 0.50 1.51633 64.14
25 ∞ 0.50
26 ∞ 0.50 1.51633 64.14
27 ∞ 0.37
像面 ∞

非球面データ
第5面
K=0.000
A4=-1.65625e-05,A6=1.30172e-08,A8=-5.35337e-08,A10=3.11741e-10
第6面
K=0.000
A4=1.32054e-04,A6=-4.27951e-07,A8=-3.41025e-08,A10=1.56271e-10
第8面
K=0.000
A4=-1.29445e-04,A6=-7.10191e-06,A8=1.17172e-06,A10=-5.62911e-08
第9面
K=0.000
A4=-3.20686e-04,A6=3.28251e-06,A8=6.14341e-07,A10=-6.44199e-08
第16面
K=0.000
A4=-6.00887e-04,A6=-2.21356e-05,A8=-3.68538e-07,A10=-4.22280e-08
第18面
K=0.000
A4=2.68063e-04,A6=-3.23828e-05,A8=-1.50099e-07,A10=2.72610e-09
第22面
K=0.000
A4=-1.43533e-04,A6=1.54852e-05,A8=-4.32164e-06,A10=1.72972e-07
第23面
K=0.000
A4=-6.53028e-05,A6=-2.30742e-06,A8=-3.14689e-06,A10=1.36412e-07

ズームデータ
像高 3.84
変倍比 4.7
WE ST1 ST2 ST3 TE
焦点距離 5.13 6.9 10.69 16.97 24.367
FNO. 3.99 4.63 5.25 4.72 5.97
画角2ω 75.28 58.27 37.53 24.22 17.25
FB (in air) 4.63 4.41 4.77 4.57 5.19
全長 (in air) 54.85 54.85 54.85 54.84 54.85

d7 1.05 2.58 5.31 7.19 8.23
d12 8.13 6.60 3.87 1.99 0.95
d13 9.29 7.76 6.34 3.81 0.95
d21 2.37 4.12 5.17 7.91 10.15
d23 3.10 2.88 3.24 3.04 3.66

群焦点距離
f1=14.20 f2=-8.63 f3=10.70 f4=21.41
以上の実施例1〜9の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図10〜図18に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は第2の中間焦点距離状態、(c)は望遠端における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。各図中、 “ω”は半画角を示す。
次に、各実施例における条件式(1)〜(13)、(A)、(B)、(C)の値を掲げる。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
(1) Rr/fIP1 0.450 0.479 0.460 0.512 0.508
(2)νOI -35.68 -35.68 -38.91 -35.68 -38.91
(3) SFcem 3.523 3.273 1.911 3.638 1.448
(4) NI 1.58913 1.58913 1.48749 1.58913 1.48749
(5)νI 61.14 61.14 70.23 61.14 70.23
(6) NO 2.00069 2.00069 1.90366 2.00069 1.90366
(7)νO 25.46 25.46 31.32 25.46 31.32
(8) fcem/fIP1 -0.986 -0.897 -0.636 -1.018 -0.554
(9) fFP/fT 0.548 0.571 0.572 0.500 0.578
(10)fFN/fT -0.336 -0.351 -0.352 -0.291 -0.355
(11)fIP1/fT 0.424 0.439 0.439 0.377 0.441
(12)fIP2/fT 0.939 0.859 0.891 1.230 0.805
(13)LT/fT 2.209 2.253 2.250 2.110 2.266
(A)βIP1TIP1W 2.140 2.155 2.168 2.139 2.151
(B)(βIP1TIP1W)/(fT/fW)
0.449 0.452 0.453 0.453 0.449
(C) SFair 0.833 1.643 0.202 2.053 1.498

条件式 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9
(1) Rr/fIP1 0.380 0.335 0.486 0.479
(2)νOI -35.68 -18.16 -38.91 -38.91
(3) SFcem 13.637 3.433 1.128 0.964
(4) NI 1.58913 1.816 1.48749 1.48749
(5)νI 61.14 46.62 70.23 70.23
(6) NO 2.00069 1.72825 1.90366 1.90366
(7)νO 25.46 28.46 31.32 31.32
(8) fcem/fIP1 -1.617 -0.195 -0.488 -0.439
(9) fFP/fT 0.587 - 0.574 0.583
(10)fFN/fT -0.340 - -0.351 -0.354
(11)fIP1/fT 0.532 - 0.432 0.439
(12)fIP2/fT 1.000 - 0.853 0.879
(13)LT/fT 2.364 1.964 2.267 2.265
(A)βIP1TIP1W 2.749 2.754 2.156 2.153
(B)(βIP1TIP1W)/(fT/fW)
0.572 0.955 0.455 0.454
(C) SFair 2.119 0.372 -0.532 -1.117
(歪曲収差の補正)
ところで、本発明のズームレンズを用いたときに、像の歪曲は電気的にデジタル補正する。以下に、像の歪曲をデジタル補正するための基本的概念について説明する。
例えば、図19に示すように、光軸と撮像面との交点を中心として有効撮像面の長辺に内接する半径Rの円周上(像高)での倍率を固定し、この円周を補正の基準とする。そして、それ以外の任意の半径r(ω)の円周上(像高)の各点を略放射方向に移動させて、半径r'(ω)となるように同心円状に移動させることで補正する。
例えば、図19において、半径Rの円の内側に位置する任意の半径r1(ω)の円周上の点P1は、円の中心に向けて補正すべき半径r1'(ω)円周上の点P2に移動させる。また、半径Rの円の外側に位置する任意の半径r2(ω)の円周上の点Q1は、円の中心から離れる方向に向けて補正すべき半径r2'(ω)円周上の点Q2に移動させる。
ここで、r'(ω)は次のように表すことができる。
r'(ω)=α・f・tanω (0≦α≦1)
ただし、
ωは被写体半画角、fは結像光学系(本発明では、ズームレンズ)の焦点距離、
αは0以上1以下である。
ここで、前記半径Rの円上(像高)に対応する理想像高をYとすると、
α=R/Y=R/(f・tanω)
となる。
光学系は、理想的には、光軸に対して回転対称であり、すなわち歪曲収差も光軸に対して回転対称に発生する。したがって、上述のように、光学的に発生した歪曲収差を電気的に補正する場合には、再現画像上で光軸と撮像面との交点を中心とした有効撮像面の長辺に内接する半径Rの円の円周上(像高)の倍率を固定して、それ以外の半径r(ω)の円周上(像高)の各点を略放射方向に移動させて、半径r'(ω)となるように同心円状に移動させることで補正することができれば、データ量や演算量の点で有利と考えられる。
ところが、光学像は、電子撮像素子で撮像された時点で(サンプリングのため)連続量ではなくなる。したがって、厳密には光学像上に描かれる上記半径Rの円も、電子撮像素子上の画素が放射状に配列されていない限り正確な円ではなくなる。
つまり、離散的座標点毎に表される画像データの形状補正においては、上記倍率を固定できる円は存在しない。そこで、各画素(Xi,Yj)毎に、移動先の座標(Xi',Yj' )を決める方法を用いるのがよい。なお、座標(Xi',Yj')に(Xi,Yj)の2点以上が移動してきた場合には、各画素が有する値の平均値をとる。また、移動してくる点がない場合には、周囲のいくつかの画素の座標(Xi',Yj')の値を用いて補間すればよい。
このような方法は、特にズームレンズを有する電子撮像装置において光学系や電子撮像素子の製造誤差等のために光軸に対して歪みが著しく、前記光学像上に描かれる上記半径Rの円が非対称になった場合の補正に有効である。また、撮像素子あるいは各種出力装置において信号を画像に再現する際に幾何学的歪み等が発生する場合等の補正に有効である。
本発明の電子撮像装置では、補正量r’(ω)−r(ω)を計算するために、r(ω)すなわち半画角と像高との関係、あるいは、実像高rと理想像高r’/αとの関係が、電子撮像装置に内蔵された記録媒体に記録されている構成としてもよい。
なお、歪曲補正後の画像が短辺方向の両端において光量が極端に不足することのないようにするには、前記半径Rが、次の条件式を満足するのがよい。
0≦R≦0.6Ls
ただし、Lsは有効撮像面の短辺の長さである。
好ましくは、前記半径Rは、次の条件式を満足するのがよい。
0.3Ls≦R≦0.6Ls
さらには、半径Rは、略有効撮像面の短辺方向の内接円の半径に一致させるのが最も有利である。なお、半径R=0の近傍、すなわち、軸上近傍において倍率を固定した補正の場合は、画質の面で若干の不利があるが、広画角化しても小型化にするための効果は確保できる。
なお、補正が必要な焦点距離区間については、いくつかの焦点ゾーンに分割する。そして、該分割された焦点ゾーン内の望遠端近傍で略、
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合と同じ補正量で補正してもよい。
ただし、その場合、分割された焦点ゾーン内の広角端において樽型歪曲量がある程度残存してしまう。また、分割ゾーン数を増加させてしまうと、補正のために必要な固有データを記録媒体に余計に保有する必要が生じあまり好ましくない。そこで、分割された焦点ゾーン内の各焦点距離に関連した1つ又は数個の係数を予め算出しておく。この係数は、シミュレーションや実機による測定に基づいて決定しておけばよい。
そして、前記分割されたゾーン内の望遠端近傍で略、
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合の補正量を算出し、この補正量に対して焦点距離毎に前記係数を一律に掛けて最終的な補正量にしてもよい。
ところで、無限遠物体を結像させて得られた像に歪曲がない場合は、
f=y/tanω
が成立する。
ただし、yは像点の光軸からの高さ(像高)、fは結像系(本発明ではズームレンズ)の焦点距離、ωは撮像面上の中心からyの位置に結ぶ像点に対応する物点方向の光軸に対する角度(被写体半画角)である。
結像系に樽型の歪曲収差がある場合は、
f>y/tanω
となる。つまり、結像系の焦点距離fと、像高yとを一定とすると、ωの値は大きくなる。
(光路折り曲げ式デジタルカメラ)
さて、以上のような本発明のズームレンズで物体像を形成しその像をCCD等の電子撮像素子に受光させて撮影を行う電子撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図20〜図22は、本発明によるズームレンズをデジタルカメラの撮影光学系141に組み込んだ構成の概念図を示す。図20はデジタルカメラ140の外観を示す前方斜視図、図21は同後方斜視図、図22はデジタルカメラ140の構成を示す断面図である。デジタルカメラ140は、この例の場合、撮影用光路142を有する撮影光学系141、ファインダー用光路144を有するファインダー光学系143、シャッター145、フラッシュ146、液晶表示モニター147等を含み、カメラ140の上部に配置されたシャッター145を押圧すると、それに連動して撮影光学系141、例えば実施例1の光路折り曲げズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系141によって形成された物体像が、近赤外カットフィルターと光学的ローパスフィルターFを介してCCD149の撮像面上に形成される。このCCD149で受光された物体像は、処理手段151を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター147に表示される。また、この処理手段151には記録手段152が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段152は処理手段151と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD149に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路144上にはファインダー用対物光学系153が配置してある。このファインダー用対物光学系153によって形成された物体像は、像正立部材であるポロプリズム155の視野枠157上に形成される。このポリプリズム155の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系159が配置されている。なお、撮影光学系141及びファインダー用対物光学系153の入射側、接眼光学系159の射出側にそれぞれカバー部材150が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ140は、撮影光学系141が5倍程度の高変倍比で、高い光学性能を有するズームレンズであるので、高性能で、奥行き方向が極めて薄い安価なデジタルカメラが実現できる。
なお、図22例では、カバー部材150として平行平面板を配置しているが、省いてもよい。
(内部回路構成)
図23は、上記デジタルカメラ140の主要部の内部回路の構成ブロック図である。なお、以下の説明では、上記の処理手段は、例えばCDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等からなり、記憶手段は、例えば記憶媒体部119等からなる。
図23に示すように、デジタルカメラ140は、操作部112と、この操作部112に接続された制御部113と、この制御部113の制御信号出力ポートにバス114及び115を介して接続された撮像駆動回路116並びに一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121を備えている。
上記の一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121は、バス122を介して相互にデータの入力又は出力が可能なように構成され、また、撮像駆動回路116には、CCD149とCDS/ADC部124が接続されている。
操作部112は各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらの入力ボタンやスイッチを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部に通知する回路である。
制御部113は、例えばCPU等からなる中央演算処理装置であり、不図示のプログラムメモリを内蔵し、そのプログラムメモリに格納されているプログラムにしたがって、操作部112を介してカメラ使用者から入力される指示命令を受けてデジタルカメラ140全体を制御する回路である。
CCD149は、本発明による撮影光学系141を介して形成された物体像を受光する。CCD149は、撮像駆動回路116により駆動制御され、その物体像の各画素ごとの光量を電気信号に変換してCDS/ADC部124に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部124は、CCD149から入力する電気信号を増幅しかつアナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ117に出力する回路である。
一時記憶メモリ117は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部124から出力される上記RAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部118は、一時記憶メモリ117に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部119に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部113から指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記録媒体部119は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記録媒体を着脱自在に装着して、それらカード型又はスティック型のフラッシュメモリに、一時記憶メモリ117から転送されるRAWデータや画像処理部118で画像処理された画像データを記録して保持する装置の制御回路である。
表示部120は、液晶表示モニターを備え、その液晶表示モニターに画像や操作メニュー等を表示する回路である。設定情報記憶メモリ部121には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、そのROM部から読み出された画質パラメータの中から操作部112の入力操作によって選択された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。設定情報記憶メモリ部121は、それらのメモリへの入出力を制御する回路である。
このように構成されたデジタルカメラ140は、撮影光学系141が、本発明により、十分な広角域を有し、コンパクトな構成としながら、高変倍で全変倍域で結像性能が極めて安定的であるので、高性能・小型化・広画角化が実現できる。そして、広角側、望遠側での速い合焦動作が可能となる。
以上のように、本発明は、小型化もしくは変倍比の確保を行っても倍率の色収差等の変動を抑えやすいズームレンズに有用である。
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
S…開口絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
P…プリズム
I…像面
112…操作部
113…制御部
114…バス
115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
140…デジタルカメラ
141…撮影光学系
142…撮影用光路
143…ファインダー光学系
144…ファインダー用光路
145…シャッターボタン
146…フラッシュ
147…液晶表示モニター
149…CCD
150…カバー部材
151…処理手段
152…記録手段
153…ファインダー用対物光学系
155…正立プリズム
157…視野枠
159…接眼光学系
400…携帯電話
402…スピーカ部
403…入力ダイアル
404…モニター
405…撮影光学系
406…アンテナ
407…撮影光路
162…撮像素子チップ
160…撮像ユニット
112…対物レンズ
113…鏡枠
114…カバーガラス
166…端子

Claims (30)

  1. 複数のレンズ群を含み、各レンズ群の間の距離を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズであって、
    前記ズームレンズは、物体側から像側に順に、少なくとも1つの負屈折力の負レンズ群を含み広角端にて負の屈折力の物体側レンズグループと、
    少なくとも1つの正屈折力の正レンズ群を含み広角端にて正の屈折力の像側レンズグループとからなり、
    広角端よりも望遠端において、前記物体側レンズグループと前記像側レンズグループとの間の距離は狭まり、
    前記像側レンズグループ中の前記少なくとも1つの正屈折力の正レンズ群は、物体側から像側に順に、像側に凹面を向けた負レンズである物体側レンズと像側に凹面を向けた正メニスカスレンズである像側レンズを有するダブレット接合レンズ成分を有し、且つ前記ダブレット接合レンズ成分は前記正レンズ群中で最も像側に配置され、
    以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    0.20<R/fIP1<1.40 ・・・(1)
    0.5<SFcem<20.0 ・・・(3)
    ただし、
    SFcem=(R+R)/(R−R)であり、
    は、前記ダブレット接合レンズ成分中の前記物体側レンズの物体側面の曲率半径、
    は、前記ダブレット接合レンズ成分中の前記像側レンズの像側面の曲率半径、
    IP1は、前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群の焦点距離、
    である。
  2. 前記物体側レンズグループは広角端から望遠端への変倍の際に常に負の屈折力であり、前記像側レンズグループは広角端から望遠端への変倍の際に常に正の屈折力であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は広角端から望遠端への変倍にて以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
    1.3<βIP1T/βIP1W<40.0 ・・・(A)
    0.30<(βIP1T/βIP1W)/(f/f)<1.50 ・・・(B)
    ただし、
    βIP1Tは、望遠端における前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群の倍率、
    βIP1Wは、広角端における前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群の倍率、
    は、望遠端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
    は、広角端におけるズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  4. 前記ダブレット接合レンズ成分が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    −60<ν−ν<−15 ・・・(2)
    ただし、
    νは、前記ダブレット接合レンズ成分中の前記物体側レンズのアッベ数、
    νは、前記ダブレット接合レンズ成分中の前記像側レンズのアッベ数、
    である。
  5. 前記ダブレット接合レンズ成分が、以下の条件式を満足するメニスカス形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.05<SFcem<20.0 ・・・(3)’
  6. 前記ダブレット接合レンズ成分中の前記像側レンズが以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.43<N<1.82 ・・・(4)
    45.0<ν<95.0 ・・・(5)
    ただし、
    は、前記ダブレット接合レンズ成分中の前記像側レンズのd線での屈折率、
    νは、前記ダブレット接合レンズ成分中の前記像側レンズのアッベ数、
    である。
  7. 前記ダブレット接合レンズ成分中の前記物体側レンズが以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.70<N<2.25 ・・・(6)
    15.0<ν<45.0 ・・・(7)
    は、前記ダブレット接合レンズ成分中の前記物体側レンズのd線での屈折率、
    νは、前記ダブレット接合レンズ成分中の前記物体側レンズのアッベ数、
    である。
  8. 前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は、前記ダブレット接合レンズ成分の物体側に配置された少なくとも1つの正レンズ成分を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    ただし、レンズ成分は、有効光路中にて空気と接触する面が物体側面と像側面の2面のみであるレンズ体を意味する。
  9. 前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は、前記ダブレット接合レンズ成分の物体側に配置された複数の正レンズ成分を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群は、物体側から像側に順に、正屈折力の単レンズ成分、物体側から順に正レンズと負レンズからなる正屈折力の接合レンズ成分、前記ダブレット接合レンズ成分からなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  11. 前記ダブレット接合レンズ成分が以下の条件式を満足する負の屈折力を有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    −5.00<fcem/fIP1<−0.10 ・・・(8)
    ただし、
    cemは、前記ダブレット接合レンズ成分の焦点距離、
    である。
  12. 前記ダブレット接合レンズ成分の物体側面とその物体側直前に配置されたレンズの像側面との距離は光軸上よりも周辺部で大きく、且つ以下の条件式を満足することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    −3.0<SFair<20.0 ・・・(C)
    ただし、
    SFair=(Rfr+R)/(Rfr−R)であり、
    frは、前記ダブレット接合レンズ成分の物体側直前に配置された前記レンズの像側面の曲率半径、
    である。
  13. 前記物体側レンズグループは、前記物体側レンズグループ中の前記少なくとも1つの負屈折力の負レンズ群よりも物体側に配置された正屈折力の正レンズ群を含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  14. 前記物体側レンズグループ中の前記正レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項13に記載のズームレンズ。
    0.20<fFP/f<1.20 ・・・(9)
    ただし、
    FPは、前記物体側レンズグループ中の前記正レンズ群の焦点距離、
    は、望遠端における前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  15. 前記物体側レンズグループ中の前記少なくとも1つの負屈折力の負レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項13又は14に記載のズームレンズ。
    −0.80<fFN/f<−0.10 ・・・(10)
    ただし、
    FNは、前記物体側レンズグループ中の前記負レンズ群の焦点距離、
    は、望遠端における前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  16. 前記物体側レンズグループ中の前記正レンズ群と前記少なくとも1つの負屈折力の負レンズ群との間の距離が広角端よりも望遠端にて広がり、前記負レンズ群は広角端から望遠端への変倍に際して移動することを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  17. 前記物体側レンズグループ中の前記正レンズ群が前記ズームレンズ中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、且つ、広角端から望遠端への変倍の際に位置が固定であることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  18. 前記物体側レンズグループ中の前記正レンズ群は光軸を反射する反射面を有することを特徴とする請求項17に記載のズームレンズ。
  19. 前記像側レンズグループは、前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群よりも像側に配置された正屈折力の第2の正レンズ群を含むことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  20. 前記像側レンズグループ中の前記ダブレット接合レンズ成分を含む前記正レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19に記載のズームレンズ。
    0.15<fIP1/f<1.00 ・・・(11)
    ただし、
    は、望遠端における前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  21. 前記像側レンズグループ中の前記第2の正レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項19または20に記載のズームレンズ。
    0.40<fIP2/f<2.50 ・・・(12)
    ただし、
    IP2は、前記第2の正レンズ群の焦点距離、
    は、望遠端における前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  22. 前記像側レンズグループ中の前記ダブレット接合レンズ成分を含む前記正レンズ群と前記第2の正レンズ群との間の距離が広角端よりも望遠端にて広がり、
    前記ダブレット接合レンズ成分を含む前記正レンズ群は広角端から望遠端への変倍に際して移動することを特徴とする請求項19乃至21のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  23. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至22のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.20<L/f<4.00 ・・・(13)
    ただし、
    は、望遠端における前記ズームレンズの全長、
    は、望遠端における前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  24. 前記物体側レンズグループと前記像側レンズグループとの間に配置された明るさ絞りを有することを特徴とする請求項1乃至23のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  25. 前記明るさ絞りは、広角端から望遠端への変倍の際に位置が固定であることを特徴とする請求項24に記載のズームレンズ。
  26. 前記物体側レンズグループは、物体側から像側に順に、正屈折力の正レンズ群と前記負レンズ群とからなり、
    前記像側レンズグループは、2つの正屈折力の正レンズ群からなり、そのうちのいずれかの前記正レンズ群が前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群であることを特徴とする請求項1乃至25のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  27. 前記物体側レンズグループは、物体側から像側に順に、正屈折力の正レンズ群と前記負レンズ群とからなり、
    前記像側レンズグループは、3つの正屈折力の正レンズ群からなり、そのうちのいずれかの前記正レンズ群が前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群であることを特徴とする請求項1乃至25のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  28. 前記物体側レンズグループは、前記負レンズ群からなり、
    前記像側レンズグループは、2つの正屈折力の正レンズ群からなり、そのうちのいずれかの前記正レンズ群が前記ダブレット接合レンズ成分を含む正レンズ群であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  29. 複数のレンズ群を含み、各レンズ群の間の距離を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズと、
    前記ズームレンズの像側に配置された撮像面を有し且つ前記ズームレンズにより前記撮像面上に形成された像を電気信号に変換する撮像素子と、を有し、
    前記ズームレンズが請求項1乃至28のいずれか一項に記載のズームレンズであることを特徴とする撮像装置。
  30. 前記ズームレンズによるディストーションを含んだ前記電気信号を、画像処理によりディストーションを補正した画像信号に変換する画像変換部を有することを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。
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