JP2011117497A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセルオフ走行状態以外の車両の走行状態でも動力伝達経路を適宜遮断することにより車両の燃費を向上させることができる車両用駆動装置の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン10と、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路を接続または遮断する電磁クラッチ16とを備えた車両用駆動装置8において、動力断続制御手段52は、エンジン10から車両制動方向に発生するエンジンブレーキ力TEBが、アクセル操作に基づいて車両駆動方向に発生するアクセル駆動力TAC以上である場合には、電磁クラッチ16によってエンジン10と駆動輪22との間の前記動力伝達経路を遮断する。従って、その動力伝達経路を遮断することによって、アクセル操作がなされていても車両の惰性走行による走行距離を伸ばすことができるので、車両の燃費を向上させることが可能である。
【選択図】図3
【解決手段】エンジン10と、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路を接続または遮断する電磁クラッチ16とを備えた車両用駆動装置8において、動力断続制御手段52は、エンジン10から車両制動方向に発生するエンジンブレーキ力TEBが、アクセル操作に基づいて車両駆動方向に発生するアクセル駆動力TAC以上である場合には、電磁クラッチ16によってエンジン10と駆動輪22との間の前記動力伝達経路を遮断する。従って、その動力伝達経路を遮断することによって、アクセル操作がなされていても車両の惰性走行による走行距離を伸ばすことができるので、車両の燃費を向上させることが可能である。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用駆動装置の制御装置に係り、車両走行中における燃費向上を図る技術に関するものである。
駆動力源であるエンジンと駆動輪との間の動力伝達経路の一部にクラッチが設けられた車両において、車両走行中にアクセルペダル(加速ペダル)の操作がされていないアクセルオフ走行状態である場合には、一定条件のもと、前記クラッチを解放して前記動力伝達経路を遮断する車両用駆動装置の制御装置が知られている。例えば、特許文献1の車両用駆動装置の制御装置がそれである。上記アクセルオフ走行状態で上記動力伝達経路が遮断されると、前記エンジン等が走行負荷として作用するエンジンブレーキ効果が遮断されることになる。従って、上記制御装置は、前記動力伝達経路を遮断することによりそれを遮断しない場合と比較して、前記アクセルオフ走行状態での車両の慣性による走行距離を一層延ばすことが可能である。そのため、上記制御装置は、車両の燃費を向上させることが可能である。
確かに、前記特許文献1の車両用駆動装置の制御装置は、前記アクセルオフ走行状態である場合に前記動力伝達経路を遮断することによって車両の燃費向上を図ることができる。しかし、上記アクセルオフ走行状態ではない場合すなわちアクセルペダルが踏み込まれている場合であっても車両がその慣性で走行する惰性走行(慣性走行)をする場合があるので、そのような惰性走行中にも前記エンジンブレーキ効果が生じている。例えば、アクセルペダルが踏み込まれていても車両が惰性走行する場合として、エンジン回転速度が高く且つアクセルペダルの操作量であるアクセル開度が小さい場合が考えられる。なぜなら、エンジン回転速度が高いほど或いは前記動力伝達経路を構成する歯車、ベアリング等の回転速度が高いほど、前記エンジンブレーキ効果は高まるからである。従って、未公知のことであるが、前記特許文献1の車両用駆動装置の制御装置は、車両の燃費をある程度は向上させることができるものの、その燃費向上の効果は十分なものとは言えなかった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、前記アクセルオフ走行状態以外の車両の走行状態でも前記動力伝達経路を適宜遮断することにより車両の燃費を向上させることができる車両用駆動装置の制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の要旨とするところは、(a)エンジンと、そのエンジンと駆動輪との間の動力伝達経路を接続または遮断する動力断続装置とを備えた車両用駆動装置の制御装置であって、(b)前記エンジンから車両制動方向に発生するエンジンブレーキ力が、アクセル操作に基づいて車両駆動方向に発生するアクセル駆動力以上である場合には、前記動力断続装置によって前記動力伝達経路を遮断する動力断続制御手段を含むことにある。
このようにすれば、前記動力伝達経路を遮断することによって、アクセル操作がなされていても車両の惰性走行による走行距離を伸ばすことができるので、車両の燃費を向上させることが可能である。なお、燃費とは、例えば単位燃料消費量当たりの走行距離等であり、燃費の向上とはその単位燃料消費量当たりの走行距離が長くなることであり、或いは、車両全体としての燃料消費率(=燃料消費量/駆動輪出力)が小さくなることである。逆に、燃費の低下とはその単位燃料消費量当たりの走行距離が短くなることであり、或いは、車両全体としての燃料消費率が大きくなることである。
ここで、好適には、前記動力断続制御手段は、前記駆動輪を制動するブレーキ操作が前記動力伝達経路の遮断中に行われた場合には、前記動力断続装置の動力伝達容量を時間経過に対して予め定められた一定割合で増大させることにより前記動力伝達経路を接続する。このようにすれば、ブレーキペダルを踏込む等のブレーキ操作によって前記駆動輪を制動する車両ブレーキと併せて前記エンジン等が走行負荷として作用するエンジンブレーキ効果によっても車両が制動されるので、運転者の意思に沿って迅速に車両を制動することができる。また、前記動力伝達経路が遮断状態から接続状態に移行するときには前記動力断続装置の動力伝達容量が前記一定割合で増大されるので、瞬時に動力伝達経路が接続される場合と比較して、前記エンジンブレーキ効果を滑らかに発生させることが可能である。
また、好適には、前記動力断続制御手段は、前記駆動輪を制動するブレーキ操作が前記動力伝達経路の遮断中に行われた場合には、ブレーキ操作力が大きいほど前記動力断続装置の動力伝達容量を速く増大させることにより前記動力伝達経路を接続する。このようにすれば、前記車両ブレーキと併せて前記エンジンブレーキ効果によっても車両が制動されるので、運転者の意思に沿って迅速に車両を制動することができる。また、瞬時に動力伝達経路が接続される場合と比較して、前記エンジンブレーキ効果を滑らかに発生させることが可能であり、更に、前記動力伝達容量が前記動力伝達経路の接続時に前記一定割合で増大される場合と比較して、運転者が強力な車両制動力を欲しているほど前記エンジンブレーキ効果を迅速に発生させることが可能である。
また、好適には、前記動力断続装置は、電磁コイルから発生させられる電磁力に応じて前記動力伝達容量が変化する電磁クラッチである。このようにすれば、その動力断続装置が油圧クラッチである場合と比較して、応答性よく前記動力伝達経路の遮断または接続を行うことができ、上記動力伝達容量を滑らかに変化させることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される車両用駆動装置8(以下、「駆動装置8」という)の構成を説明する構成図である。駆動装置8は、内燃機関であるエンジン10と、エンジン10の出力軸12(エンジン出力軸12)に連結されたエンジン10からの動力を伝達する変速機14と、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路の一部を構成する電磁クラッチ16とを備えている。図1に示すように、その動力伝達経路ではエンジン10側から駆動輪22側に向けて、エンジン10と、変速機14と、電磁クラッチ16と、エンジン10からの動力を一対の駆動輪22の各々に分配する差動歯車装置18と、一対の車軸20と、一対の駆動輪22とが順次直列的に連結されている。そして、車両には、ブレーキペダル70(図3参照)の操作に基づくブレーキ油圧により作動され駆動輪22を制動するブレーキ装置24が一対の駆動輪22を含む全車輪の各々に対して設けられている。
変速機14は、例えば複数の遊星歯車装置と係合装置とから構成された自動変速機や、CVTや、一定変速比の定変速機等の何れのギヤ類であっても差し支えないが、本実施例では、常時噛合式の手動変速機である。そして、図示しないが変速機14は、クラッチペダル操作により作動するクラッチを介してエンジン出力軸12に連結されている。
電磁クラッチ16は、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路を接続または遮断する動力断続装置である。具体的に、電磁クラッチ16は、電磁コイルを備えており、電磁クラッチ16の入力軸26(電磁クラッチ入力軸26)と出力軸28(電磁クラッチ出力軸28)との間の動力伝達容量を上記電磁コイルから発生させられる電磁力に応じて連続的に変化させることができる摩擦板式電磁クラッチである。すなわち、電磁クラッチ16の上記動力伝達容量は電磁クラッチ16に対する電流制御により応答性よく変化する。電磁クラッチ16は、電磁クラッチ16に供給する駆動電流詳細には電磁コイルに供給する駆動電流が大きくなるほど前記動力伝達容量が大きくなる作動形式であっても差し支えないが、本実施例では、バネなどに付勢された摩擦板による機械的な係合力が前記電磁力により弱められる構成であり、上記駆動電流が小さくなるほど上記動力伝達容量が大きくなる作動形式である。なお、電磁クラッチ16は、油圧クラッチ、モータ駆動クラッチ、又は磁粉式電磁クラッチ等の他の形式の動力断続装置に置き換えられても差し支えないが、前記動力伝達容量の可変性および応答性の点から、前述した摩擦板式電磁クラッチが好適である。
図1の電子制御装置40は、駆動装置8の制御装置としての機能を有しており、たとえばROM、RAM、CPU、入出力インターフェースなどを含む所謂マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って入力信号を処理して、エンジン10の始動および停止を含むエンジン10の出力制御、電磁クラッチ16による前記動力伝達経路を遮断し又は接続する制御および電磁クラッチ16の動力伝達容量を変更する制御などを実行する。
エンジン10は、そのエンジン10に吸気を行う吸気管に、電気的にスロットルアクチュエータ64(図3参照)によって開閉作動される電子スロットル弁66(図3参照)と、その電子スロットル弁66と並列に設けられたアイドル回転速度制御(Idle Speed Control;ISC)弁すなわちISC弁とを備えている。そのISC弁は、エンジン駆動中の電子スロットル弁66の全閉状態すなわちアイドル状態においてエンジン10の吸入空気量Qを調整する調整弁であり、そのアイドル状態において、エンジン10の回転速度NE(以下、「エンジン回転速度NE」という)が予め設定されたアイドル回転速度NEIDLとなるように、電子制御装置40によって開度調整される。そのために、前記ISC弁にはISC弁の開度θISCを検出するためのISC弁開度センサが設けられており、そのISC弁の開度θISCはISC弁開度センサから電子制御装置40に供給されるようになっている。また、エンジン回転速度NEはエンジン回転速度センサによって検出され、その検出信号が電子制御装置40に供給される。
図2は、エンジン回転速度NEとエンジン10の出力トルクTE(以下、「エンジントルクTE」という)とを座標軸とする2次元座標に、前記電子スロットル弁66の開度θTH(以下、「スロットル弁開度θTH」という)の大きさに応じてそれらエンジン回転速度NEとエンジントルクTEとの関係を示すエンジン特性曲線CVEを表した線図である。図2の線図は実験的に又は解析的に求められ、エンジン特性を示すために一般的によく用いられる。図2に示す何れのエンジン特性曲線CVEでもエンジン回転速度NEが高いほどエンジントルクTEが低下する傾向にあるのは、エンジン10の各部で生じる摩擦や吸気抵抗等の駆動抵抗がエンジン回転速度NEが高いほど大きくなるからである。図2において、エンジン特性曲線CVE上でエンジントルクTEが零になるエンジン回転速度NEは、そのエンジン特性曲線CVEに対応するスロットル弁開度θTHにおいてエンジン10が無負荷であるときの回転速度NE0(以下、「無負荷時エンジン回転速度NE0」という)を示す。例えば、アイドル状態すなわち「θTH=0%」であるときのエンジン特性曲線CVEから求まる無負荷時エンジン回転速度NE0はアイドル回転速度NEIDLである。そして、エンジン10を無負荷時エンジン回転速度NE0よりも高い回転速度NEでエンジン出力軸12側から回転させようとすると、エンジン10が走行負荷として作用するエンジンブレーキ効果が発生する。
図3は、電子制御装置40に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。電子制御装置40は、スロットル制御手段42と、車両停止状態判断手段44と、減速走行判断手段46と、走行負荷判断手段48と、ブレーキ操作判断手段50と、動力断続制御手段52とを備えている。
スロットル制御手段42は、図4に示すような予め定められた関係から、アクセルペダル62の操作量Accであるアクセル開度Accに基づき、アクセル開度Accが大きいほどスロットルアクチュエータ64を駆動してスロットル弁開度θTHを大きくするスロットル制御を実行する。スロットル制御手段42は、上記アクセル開度Accをアクセルペダル62に設けられたアクセル開度センサ68からのアクセル開度信号によって検出する。なお、図4では、アクセル開度Accが0(%)である場合にはスロットル弁開度θTHも0(%)であるが、前記ISC弁が設けられていない場合にはスロットル弁開度θTHの調節によってアイドル回転速度NEIDLが維持されるので、アクセル開度Accが0(%)である場合にスロットル弁開度θTHが0(%)にはならないエンジン10もあり得る。
スロットル制御手段42は、基本的には、図4に示すような予め定められた関係に従って前記スロットル制御を実行するが、例外的に、その予め定められた関係に従わない場合もある。例えば、後述の動力断続制御手段52が電磁クラッチ16を解放した場合には、エンジン10からの出力が不要となるのでアクセル開度Accに関わらずスロットル弁開度θTHを0(%)にする。なお、好適には、動力断続制御手段52が電磁クラッチ16を解放している間はエンジン10が停止される。
車両停止状態判断手段44は、運転者が車両を走行させる意思が無いか否かを判断する。具体的に、その車両を走行させる意思が無い場合とは、車軸20に設けられた車速センサ等から検出される車速Vが零である車両停止状態であり、且つ、アクセルペダル62が踏み込まれていないアクセル開度Accが0(%)である場合であって、エンジン10が作動中か否かは問わない。すなわち、車両停止状態判断手段44は、車両が、車速Vが零であり且つアクセル開度Accが0(%)である非走行停止状態であるか否かを判断し、上記非走行停止状態である場合には、運転者が車両を走行させる意思が無いと判断する。
減速走行判断手段46は、車両が減速走行中であるか否かを判断する。減速走行とは、時間経過に従って車速Vが低下する車両の走行である。例えば、減速走行判断手段46は、車速Vを随時検出しており、車速Vが時間経過に従って低下している場合には、車両が減速走行中であると判断する。
走行負荷判断手段48は、エンジン10から車両制動方向に発生するエンジンブレーキ力TEBと、アクセル操作に基づいて車両駆動方向に発生するアクセル駆動力TACとを相互に比較し、そのエンジンブレーキ力TEBがアクセル駆動力TAC以上であるか否かを判断する。上記エンジンブレーキ力TEBおよびアクセル駆動力TACは、それらの次元が互いに一致していれば力(N)であってもトルク(Nm)であってもよく、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路の何れの箇所で両者を比較しても差し支えない。例えば、走行負荷判断手段48は、エンジン出力軸12におけるエンジンブレーキ力TEBおよびアクセル駆動力TACを相互に比較してもよいし、電磁クラッチ入力軸26におけるエンジンブレーキ力TEBおよびアクセル駆動力TACを相互に比較してもよい。本実施例の説明では、理解を容易にするため、エンジンブレーキ力TEBおよびアクセル駆動力TACはエンジン出力軸12におけるトルクであるものとする。上記のようにエンジンブレーキ力TEBは車両駆動方向に発生するので負方向トルクである一方で、アクセル駆動力TACは車両駆動方向に発生するので正方向トルクであるので、走行負荷判断手段48は、エンジンブレーキ力TEBおよびアクセル駆動力TACを相互に比較する場合には両者を絶対値として比較する。
前記エンジンブレーキ力TEBは、前述したようにエンジン10から車両制動方向に発生するトルクであり、具体的に説明すれば、エンジン10の回転負荷、および、前記動力伝達経路の構成要素である例えば変速機14のベアリングや歯車等の摩擦や回転抵抗等によって生じる負方向トルクである。エンジンブレーキ力TEBは、エンジン回転速度NEが高いほど大きくなり、例えば、実験または解析によってエンジン回転速度NEの関数として予め求められ走行負荷判断手段48に記憶されている。
前記アクセル駆動力TACは前述したようにアクセル操作に基づいて車両駆動方向に発生するトルクであるが、動力断続制御手段52が電磁クラッチ16を解放した場合のように図4の関係で前記スロットル制御が実行されない場合があり得るので、アクセル駆動力TACは実際に発生するトルクではないことがある。そこで、アクセル駆動力TACは、図4の関係で上記スロットル制御が実行され且つ図2に示すエンジン特性でエンジントルクTEが出力されると仮定した場合において、アクセル開度Accが0(%)であるときを基準としてアクセル開度Accの増大に応じて上昇するトルク上昇幅であると定義される。従って、アクセル開度Accが0(%)であればアクセル駆動力TACは零であり、アクセル開度Accが大きいほど前記スロットル制御に関わらず正方向に大きくなる。アクセル駆動力TACは、例えば、図2および図4の関係から、実験または解析によってアクセル開度Accおよびエンジン回転速度NEの関数として予め求められ走行負荷判断手段48に記憶されている。
例えば、前記アクセル駆動力TACとエンジンブレーキ力TEBとの関係を図5を用いて説明することができる。上記のようにアクセル駆動力TACおよびエンジンブレーキ力TEBは、エンジン回転速度NEの関数として予め求めておくことができるので、図5のように、前記アクセル駆動力TACとエンジンブレーキ力TEBとの差(=┃TAC┃−┃TEB┃)をエンジン回転速度NEの関数としてアクセル開度Accに応じて表すことができる。アクセル開度Accが0(%)であればアクセル駆動力TACは零であるので、図5においてアクセル開度Accが0(%)であるときの曲線CV0が示す縦軸の値はエンジンブレーキ力TEBと同一となる。
例えば、アクセル開度AccがAcc01であるときに、前記アクセル駆動力TACとエンジンブレーキ力TEBとの差と、エンジン回転速度NEとの関係が図5の曲線CV_01で表される場合において、エンジン回転速度NEがNE01であれば、図5のようにアクセル駆動力TACがエンジンブレーキ力TEBよりも大きくなるので、走行負荷判断手段48は、エンジンブレーキ力TEBがアクセル駆動力TAC以上ではないと判断する。
図5から判るように、エンジン回転速度NEが、図5に示すアクセル駆動力TACとエンジンブレーキ力TEBとの差が零になるエンジン回転速度NE(以下、「エンジン回転速度判定値XNE」という)以上の走行状態、言い換えれば、アクセル駆動力TACおよびエンジンブレーキ力TEBの大きさが互いに等しくなるエンジン回転速度NE(XNE)以上の走行状態では、エンジンブレーキ力TEBがアクセル駆動力TAC以上となる。従って、図2のエンジン特性および図4のスロットル制御特性に基づいて図5に示す関係を求めてアクセル開度Accとエンジン回転速度判定値XNEとの関係を予め設定しておき、走行負荷判断手段48は、上記アクセル開度Accとエンジン回転速度判定値XNEとの関係からエンジン回転速度NEおよびアクセル開度Accに基づいて、エンジン回転速度NEがそのエンジン回転速度判定値XNE以上か否かを判断し、エンジン回転速度NEがそのエンジン回転速度判定値XNE以上である場合にはエンジンブレーキ力TEBがアクセル駆動力TAC以上であると判断しても差し支えない。なお、エンジンブレーキ力TEBはその大部分がエンジン10の回転負荷によるものであるので、エンジン10を除く前記動力伝達経路の構成要素の摩擦や回転抵抗等によって生じる負方向トルクを加味せずに、エンジンブレーキ力TEBをエンジン10の回転負荷によって生じる負方向トルクであると定義してもよく、そのように定義したとすれば、前記エンジン回転速度判定値XNEは無負荷時エンジン回転速度NE0と一致する。
ブレーキ操作判断手段50は、ブレーキペダル70が踏み込まれブレーキ装置24が作動することよって車輪(駆動輪22を含む)を制動するブレーキ操作の有無を判断する、言い換えればブレーキ操作中か否かを判断する。すなわち、上記ブレーキ操作が行われたか否か、及び、そのブレーキ操作が継続中であるか否かを判断する。上記ブレーキ操作の有無はそれを検出するために設けられたブレーキスイッチ72からの信号で判断される。
動力断続制御手段52は、減速走行判断手段46によって車両が減速走行中であると判断され、且つ、走行負荷判断手段48によってエンジンブレーキ力TEBがアクセル駆動力TAC以上であると判断された場合には、電磁クラッチ16を解放しそれによって、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路を遮断する。但し、動力断続制御手段52は、前記ブレーキ操作中であるとブレーキ操作判断手段50により判断されているときは上記動力伝達経路を遮断しない。また、上記動力伝達経路の遮断中において、上記ブレーキ操作が行われたとブレーキ操作判断手段50により判断された場合には、電磁クラッチ16の動力伝達容量を時間経過に対して予め定められた動力伝達容量増大割合RTUPで増大させることにより上記動力伝達経路を接続するクラッチ接続制御を実行する。その動力伝達容量増大割合RTUPは、電磁クラッチ16の接続すなわち係合するときのショックを抑え且つ迅速に上記動力伝達経路を接続できるように実験的に定められている。
例えば、そのクラッチ接続制御における動力伝達容量増大割合RTUPは、一定割合であってもよいし、或いは、ブレーキペダル70を踏み込むときのブレーキ踏力すなわちブレーキ操作力が大きいほど大きくされてもよい。これらについて、図6および図7のタイムチャートを用いて具体的に説明できる。なお、図6および図7は、前記クラッチ接続制御を説明するためのタイムチャートであるので、車両が減速走行中であって且つエンジンブレーキ力TEBがアクセル駆動力TAC以上であることが前提となっている。
まず、上記動力伝達容量増大割合RTUPが一定割合である場合の前記クラッチ接続制御について図6のタイムチャートを用いて説明する。図6は、上記動力伝達容量増大割合RTUPが一定割合であるとして、前記ブレーキ操作が前記動力伝達経路の遮断中に行われた場合を例としたタイムチャートである。図6中の実線は、電磁クラッチ16の解放時を0(%)とし完全接続時を100(%)として表した電磁クラッチ16の動力伝達容量に対応する電磁クラッチ16の接続度合であるクラッチ接続度を示しており、図6中の破線は前記ブレーキ踏力を示している。
図6のtA1時点は前記ブレーキ操作が開始された時点を示しており、動力断続制御手段52は、電磁クラッチ16が解放状態であるtA1時点から電磁クラッチ16が完全に接続状態(係合状態)となるまで、電磁クラッチ16の動力伝達容量を時間経過に対して予め定められた一定の動力伝達容量増大割合RTUPで増大させる。すなわち、前記クラッチ接続度を上記一定の動力伝達容量増大割合RTUPに対応する割合で上昇させる。そして、tA2時点で前記ブレーキ操作が解除されブレーキオフとなったので、動力断続制御手段52は、tA2時点から電磁クラッチ16を解放することによって、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路を遮断する。このとき、瞬時にその動力伝達経路を遮断してもよいが、ショックを抑えるように予め定められた時間経過に対する一定の割合で電磁クラッチ16の動力伝達容量を低下させ、すなわち、前記クラッチ接続度を一定の割合で低下させ、上記動力伝達経路を遮断する。
次に、前記ブレーキ踏力が大きいほど動力伝達容量増大割合RTUPが大きくされる場合の前記クラッチ接続制御について図7のタイムチャートを用いて説明する。ここで、上記動力伝達容量増大割合RTUPは連続的に大きくされても段階的に大きくされても差し支えないが、図7は、上記動力伝達容量増大割合RTUPが段階的に大きくされる例である。すなわち、図7は、前記ブレーキ踏力が予め定められた踏力範囲を有する低踏力、中踏力、そして高踏力と順次大きくなるに従って動力伝達容量増大割合RTUPが段階的に大きくされるとして、前記ブレーキ操作が前記動力伝達経路の遮断中に行われた場合を例としたタイムチャートである。例えば、図7では、前記低踏力に対応する動力伝達容量増大割合RTUPは零すなわち前記クラッチ接続度を変化させないと設定されている。そして、前記中踏力以上で電磁クラッチ16の動力伝達容量を増大させるように動力伝達容量増大割合RTUPが設定されており、前記高踏力に対応する動力伝達容量増大割合RTUPは、前記中踏力に対応する動力伝達容量増大割合RTUPよりも大きく設定されている。なお、図7中でも、図6と同様に、実線は前記クラッチ接続度を示しており、破線は前記ブレーキ踏力を示している。
図7のtB1時点は前記ブレーキ操作が開始された時点を示しており、tB2時点は前記ブレーキ踏力が前記中踏力に到達した時点を示している。従って、上記ブレーキ踏力はtB1時点〜tB2時点では前記低踏力であるので、動力断続制御手段52は前記クラッチ接続度を0(%)のまま変化させず、前記動力伝達経路は遮断されたままである。そして、tB2時点では前記ブレーキ踏力が前記中踏力に到達したので、動力断続制御手段52は、tB2時点から、前記中踏力に対応する一定の動力伝達容量増大割合RTUPで電磁クラッチ16の動力伝達容量を増大させる。更に、tB3時点では前記ブレーキ踏力が前記高踏力に到達したので、動力断続制御手段52は、tB3時点から電磁クラッチ16が完全に接続状態となるまで、上記高踏力に対応する一定の動力伝達容量増大割合RTUPで電磁クラッチ16の動力伝達容量を増大させる。このように、動力断続制御手段52は、前記ブレーキ操作が前記動力伝達経路の遮断中に行われた場合には、前記ブレーキ踏力(ブレーキ操作力)が大きいほど電磁クラッチ16の動力伝達容量を速く増大させることにより前記動力伝達経路を接続する。すなわち、上記ブレーキ踏力が大きいほど前記クラッチ接続度を速く上昇させることにより前記動力伝達経路を接続する。なお、上記ブレーキ踏力は直接的に検出されてもよいが、そのブレーキ踏力が大きいほどブレーキ油圧は高くなるので、本実施例では、動力断続制御手段52は、そのブレーキ油圧をブレーキ油圧センサ74により検出し、そのブレーキ油圧に基づいて上記ブレーキ踏力を判断する。
そして、図7の前記ブレーキ操作が解除されたtB4時点以降は図6のtA2時点以降と同様である。すなわち、動力断続制御手段52は、tB4時点から電磁クラッチ16を解放することによって、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路を遮断する。
動力断続制御手段52は、減速走行判断手段46および走行負荷判断手段48の判断に基づく他に、車両停止状態判断手段44によって車両が前記非走行停止状態であると判断された場合にも、電磁クラッチ16を解放することによってエンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路を遮断する。
図8は、電子制御装置40の制御作動の要部、すなわち、電磁クラッチ16を係合(接続)または解放する制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。
先ず、ステップ(以下、「ステップ」を省略する)SA1においては、車速Vが零であり且つアクセル開度Accが0(%)であるか否かが判断される。このSA1の判断が肯定された場合、すなわち、車速Vが零であり且つアクセル開度Accが0(%)である場合には、SA5に移る。一方、このSA1の判断が否定された場合には、SA2に移る。なお、SA1は車両停止状態判断手段44に対応する。
減速走行判断手段46に対応するSA2においては、車両が減速走行中であるか否かが判断される。このSA2の判断が肯定された場合、すなわち、車両が減速走行中である場合には、SA3に移る。一方、このSA2の判断が否定された場合には、SA6に移る。
走行負荷判断手段48に対応するSA3においては、エンジンブレーキ力TEBがアクセル駆動力TAC以上であるか否かが判断される。このSA3の判断が肯定された場合、すなわち、エンジンブレーキ力TEBがアクセル駆動力TAC以上である場合には、SA4に移る。一方、このSA3の判断が否定された場合には、SA6に移る。
ブレーキ操作判断手段50に対応するSA4においては、前記ブレーキ操作中であるか否かが判断される。このSA4の判断が肯定された場合、すなわち、前記ブレーキ操作中である場合には、SA6に移る。一方、このSA4の判断が否定された場合には、SA5に移る。
SA5においては、電磁クラッチ16が解放され、それによりエンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路が遮断される。ここで、好適には、その動力伝達経路の遮断中には、アクセル開度Accに関わらず電子スロットル弁66の全閉状態すなわちスロットル弁開度θTHが0(%)にされ、または、エンジン10が停止される。
SA6においては、電磁クラッチ16が完全に係合されているか否か、すなわち、上記動力伝達経路が完全に接続されているか否かが判断される。その結果、電磁クラッチ16が完全には係合されていない場合、すなわち、前記クラッチ接続度が100(%)に至っておらずに電磁クラッチ16が解放状態またはスリップ状態である場合には、SA7において、電磁クラッチ16が完全に係合するまで前記クラッチ接続制御が実行される。一方で、電磁クラッチ16が完全に係合されている場合すなわち前記クラッチ接続度が100(%)である場合、或いは、SA7での前記クラッチ接続制御が完了し電磁クラッチ16が完全に係合した場合には、SA8に移り、電磁クラッチ16の完全係合が継続される。ここで、そのクラッチ接続制御における前記動力伝達容量増大割合RTUPは、一定割合であってもよいし、或いは、前記ブレーキ踏力が大きいほど大きくされてもよい。なお、SA5〜SA8は動力断続制御手段52に対応する。
本実施例によれば、動力断続制御手段52は、エンジン10から車両制動方向に発生するエンジンブレーキ力TEBが、アクセル操作に基づいて車両駆動方向に発生するアクセル駆動力TAC以上である場合には、電磁クラッチ16によってエンジン10と駆動輪22との間の前記動力伝達経路を遮断する。従って、その動力伝達経路を遮断することによって、アクセル操作がなされていても車両の惰性走行による走行距離を伸ばすことができるので、車両の燃費を向上させることが可能である。
また、本実施例によれば、動力断続制御手段52は、駆動輪22を制動する前記ブレーキ操作が上記動力伝達経路の遮断中に行われた場合には、電磁クラッチ16の動力伝達容量を時間経過に対して例えば予め定められた一定割合(一定の動力伝達容量増大割合RTUP)で増大させることにより上記動力伝達経路を接続する。従って、ブレーキ装置24の作動による各車輪の制動と併せてエンジン10等が走行負荷として作用するエンジンブレーキ効果によっても車両が制動されるので、運転者の意思に沿って迅速に車両を制動することができる。また、前記動力伝達経路が遮断状態から接続状態に移行するときには電磁クラッチ16の動力伝達容量が前記一定割合で増大されるので、瞬時にその動力伝達経路が接続される場合と比較して、前記エンジンブレーキ効果を滑らかに発生させることが可能である。
また、本実施例によれば、動力断続制御手段52は、前記ブレーキ操作が前記動力伝達経路の遮断中に行われた場合には、前記ブレーキ踏力(ブレーキ操作力)が大きいほど電磁クラッチ16の動力伝達容量を速く増大させることにより前記動力伝達経路を接続する。従って、ブレーキ装置24の作動による各車輪の制動と併せてエンジン10等が走行負荷として作用するエンジンブレーキ効果によっても車両が制動されるので、運転者の意思に沿って迅速に車両を制動することができる。また、瞬時に上記動力伝達経路が接続される場合と比較して、前記エンジンブレーキ効果を滑らかに発生させることが可能であり、更に、前記動力伝達容量が前記動力伝達経路の接続時に前記一定割合で増大される場合と比較して、運転者が強力な車両制動力を欲しているほど前記エンジンブレーキ効果を迅速に発生させることが可能である。
また、本実施例によれば、エンジン10と駆動輪22との間の動力伝達経路を接続または遮断する動力断続装置として、電磁コイルから発生させられる電磁力に応じて前記動力伝達容量が変化する電磁クラッチ16が設けられているので、その動力断続装置が油圧クラッチである場合と比較して、応答性よく前記動力伝達経路の遮断または接続を行うことができ、上記動力伝達容量を迅速且つ滑らかに変化させることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
例えば、前述の実施例において、エンジン10と電磁クラッチ16との間に変速機14が設けられているが、その変速機14が無くエンジン10と電磁クラッチ16とが直結されていても差し支えない。
また、前述の実施例において、駆動装置8は、車両の駆動力源としてエンジン10を備えているが、エンジン10とともにモータジェネレータを車両の駆動力源として備えていても差し支えない。すなわち、上記車両は通常のエンジン車両であってもハイブリッド車両であっても差し支えないということである。
また、前述の実施例において、動力断続制御手段52は、エンジン10と駆動輪22との間の前記動力伝達経路の遮断中に前記ブレーキ操作が行われた場合には、前記クラッチ接続制御を実行してその動力伝達経路を接続するが、その際、電磁クラッチ16の動力伝達容量を連続的に上昇させてもよいし、段階的に上昇させてもよい。
また、前述の実施例の図8において、SA1およびSA2が設けられているが、そのSA1およびSA2が無く、SA3から開始するフローチャートも考え得る。
また、前述の実施例において、図8のフローチャートにSA4が設けられておりそのSA4が設けられていることは望ましいが、必須というわけではない。例えば、そのフローチャートにSA4が設けられておらずにSA3の判断が肯定された場合にSA5に移るフローチャートも考え得る。
また、前述の実施例において、図8のフローチャートのSA7にて、前記クラッチ接続度は、前記クラッチ接続制御の実行により電磁クラッチ16の解放状態から係合状態にかけて連続的に引き上げられるが、そのクラッチ接続度が瞬時に0(%)から100(%)に引き上げられる制御も考え得る。
8:駆動装置(車両用駆動装置)
10:エンジン
16:電磁クラッチ(動力断続装置)
40:電子制御装置(制御装置)
52:動力断続制御手段
TEB:エンジンブレーキ力
TAC:アクセル駆動力
10:エンジン
16:電磁クラッチ(動力断続装置)
40:電子制御装置(制御装置)
52:動力断続制御手段
TEB:エンジンブレーキ力
TAC:アクセル駆動力
Claims (3)
- エンジンと、該エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路を接続または遮断する動力断続装置とを備えた車両用駆動装置の制御装置であって、
前記エンジンから車両制動方向に発生するエンジンブレーキ力が、アクセル操作に基づいて車両駆動方向に発生するアクセル駆動力以上である場合には、前記動力断続装置によって前記動力伝達経路を遮断する動力断続制御手段
を含むことを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。 - 前記動力断続制御手段は、前記駆動輪を制動するブレーキ操作が前記動力伝達経路の遮断中に行われた場合には、前記動力断続装置の動力伝達容量を時間経過に対して予め定められた一定割合で増大させることにより前記動力伝達経路を接続する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置の制御装置。 - 前記動力断続制御手段は、前記駆動輪を制動するブレーキ操作が前記動力伝達経路の遮断中に行われた場合には、ブレーキ操作力が大きいほど前記動力断続装置の動力伝達容量を速く増大させることにより前記動力伝達経路を接続する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009273773A JP2011117497A (ja) | 2009-12-01 | 2009-12-01 | 車両用駆動装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009273773A JP2011117497A (ja) | 2009-12-01 | 2009-12-01 | 車両用駆動装置の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011117497A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013190652A1 (ja) | 2012-06-20 | 2013-12-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
US9604644B2 (en) | 2012-08-08 | 2017-03-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Running control system for vehicle |
EP3489420A1 (en) * | 2017-11-27 | 2019-05-29 | Iseki & Co., Ltd. | Work vehicle |
-
2009
- 2009-12-01 JP JP2009273773A patent/JP2011117497A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013190652A1 (ja) | 2012-06-20 | 2013-12-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
US9540004B2 (en) | 2012-06-20 | 2017-01-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control system |
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