JP2011107527A - 撮像レンズ及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型化を図ると共に諸収差、特に、歪曲収差の良好な補正による高性能化を図る。
【解決手段】 物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズL1と、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズL2と、開口絞りSと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とを配置し、以下の条件式(1)乃至条件式(3)を満足するようにした。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、f1:第1レンズの焦点距離、f:レンズ系全体の焦点距離、f2:第2レンズの焦点距離、R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径、R6:第3レンズの像側の面の曲率半径とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズL1と、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズL2と、開口絞りSと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とを配置し、以下の条件式(1)乃至条件式(3)を満足するようにした。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、f1:第1レンズの焦点距離、f:レンズ系全体の焦点距離、f2:第2レンズの焦点距離、R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径、R6:第3レンズの像側の面の曲率半径とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は撮像レンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いた生体認証用の撮像レンズ及び撮像装置の技術分野に関する。
近年、セキュリティを確保するために、指紋、掌紋、虹彩、静脈等の人間の身体的な特徴を用いた生体認証によって本人確認を行うことが可能な撮像装置(生体認証装置)が普及している。
このような生体認証を行う撮像装置にあっては、撮像装置に内蔵される撮像光学系において、可能な限り小型化及び薄型化を図ることが必要とされると共にレンズにおける広画角化が必要とされている。このような必要性は、被写体とレンズの距離が近接しており、また、レンズの小型化を図ると被写体がレンズに対して相対的に大きくなることによる。
上記のような生体認証に用いられる撮像光学系の撮像レンズ(広角撮像レンズ)に関して、従来、以下のような提案がある。
例えば、物体側から像側へ順に、両凹形状の負の屈折力を有する第1レンズと、開口絞りと、両凸形状の正の屈折力を有する第2レンズとが配置され、単一波長の光源に対応した2枚構成の指紋認識用の撮像装置に利用できる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、光路を90°折り曲げるプリズムと、開口絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配置され、600nm乃至950nmの波長領域の光を使用する3枚乃至5枚構成の撮像装置に利用できる構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配置され、近赤外領域の光を使用する3枚乃至4枚構成の指静脈認識用の撮像装置に利用できる構成が提案されている(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)。
ところが、特許文献1に記載された撮像レンズにあっては、光学長が9mm乃至10mm程度であるため、小型化の点で不十分であり、また、周辺部の歪曲収差が−10%程度と歪曲収差の補正も不十分であった。尚、上記した光学長とは、第1レンズの物体側の面から像面までの軸上距離である。
また、特許文献2に記載された撮像レンズにあっては、光路を折り曲げるプリズムによって小型化を実現しているが、撮像光学系の全体としては小型化が不十分であり、また、周辺部の歪曲収差が−10%以上と歪曲収差の補正も不十分であった。
さらに、特許文献3及び特許文献4に記載された撮像レンズにあっては、光学長に対して物体距離が極端に短いために、第1レンズの外径が大きく、また、光学長が7.25mm乃至11.29mmであるため、小型化の点でも不十分であった。また、歪曲収差も全域で−4%乃至−8%程度と歪曲収差の補正も不十分であった。尚、上記した光学長とは、物体面(認証対象となる指紋等が存在する指の表面等)から第1レンズ群の最も物体側の面までの軸上距離を言う。
そこで、本発明撮像レンズ及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、小型化を図ると共に諸収差、特に、歪曲収差の良好な補正による高性能化を図ることを課題とする。
撮像レンズは、上記した課題を解決するために、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズと、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズとが配置され、以下の条件式(1)乃至条件式(3)を満足するようにしたものである。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
従って、光学長が短縮化されると共にコマ収差や歪曲収差等の諸収差が良好に補正される。
上記した撮像レンズにおいて、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4)10.00<R1/R2<80.00
但し、
R1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
R2:第1レンズの像側の面の曲率半径
とする。
(4)10.00<R1/R2<80.00
但し、
R1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
R2:第1レンズの像側の面の曲率半径
とする。
撮像レンズが条件式(4)を満足することにより、広画角化したときの大型化及び第1レンズの外径の大型化が回避される。
上記した撮像レンズにおいて、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5)1.50<d2/f<7.00
但し、
d2:第1レンズの像側の面から第2レンズの物体側の面までの軸上距離
とする。
(5)1.50<d2/f<7.00
但し、
d2:第1レンズの像側の面から第2レンズの物体側の面までの軸上距離
とする。
撮像レンズが条件式(5)を満足することにより、広画角化したときの大型化が回避されると共に第1レンズの像側の面の周辺部の曲率半径が小さくなり過ぎない。
上記した撮像レンズにおいて、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)1.80<f3/f<3.50
但し、
f3:第3レンズの焦点距離
とする。
(6)1.80<f3/f<3.50
但し、
f3:第3レンズの焦点距離
とする。
撮像レンズが条件式(6)を満足することにより、像面湾曲収差及び歪曲収差が良好に補正される。
上記した撮像レンズにおいて、全画角が120°以上であり、近赤外領域の800nm乃至900nmの波長の光を用い、第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズのd線におけるアッベ数がそれぞれ50乃至60であることが望ましい。
撮像レンズが上記した全画角、使用波長及びアッベ数の各値を満足することにより、軸上及び軸外の色収差が良好に補正される。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、撮像レンズと該撮像レンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記撮像レンズは、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズと、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズとが配置され、以下の条件式(1)乃至条件式(3)を満足するようにしたものである。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
従って、光学長が短縮化されると共にコマ収差や歪曲収差等の諸収差が良好に補正される。
本発明撮像レンズ及び撮像装置にあっては、小型化を図ることができると共に諸収差、特に、歪曲収差の良好な補正による高性能化を図ることができる。
以下に、本発明撮像レンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について説明する。
[撮像レンズの構成]
本発明撮像レンズ(広角撮像レンズ)は、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズと、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズとが配置されて成る。尚、第2レンズが負の屈折力を有する場合には、特に、負の弱い屈折力を有することが望ましい。
本発明撮像レンズ(広角撮像レンズ)は、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズと、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズとが配置されて成る。尚、第2レンズが負の屈折力を有する場合には、特に、負の弱い屈折力を有することが望ましい。
本発明撮像レンズを上記のように構成することにより、レトロフォーカスタイプの撮像レンズとすることができる。
一般に、レトロフォーカスタイプは、光学長が長くなってしまうため、本発明撮像レンズを以下の条件式(1)乃至条件式(3)を満足する構成とすることにより、小型、かつ、諸収差、特に、歪曲収差が良好に補正された高性能の撮像レンズとすることができる。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
条件式(1)は、撮像レンズにおける第1レンズの屈折力配分を規定する式である。
条件式(1)の下限を下回ると、第1レンズの負の屈折力が弱まるため、撮像レンズの小型化が困難になる。
一方、条件式(1)の上限を上回ると、軸外光束についてコマ収差の補正が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(1)を満足することにより、撮像レンズの小型化を図ることができると共に軸外光束についてコマ収差の良好な補正を行うことができる。
条件式(2)は、撮像レンズにおける第2レンズの屈折力配分を規定する式である。
第2レンズが負の屈折力のときに条件式(2)の範囲外になると、第1レンズの負の屈折力が強くなり過ぎて軸外光束についてコマ収差の補正が困難になる。
一方、第2レンズが正の屈折力のときに条件式(2)の範囲外になると、第3レンズの正の屈折力が強くなり過ぎて歪曲収差の補正が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(2)を満足することにより、コマ収差及び歪曲収差の良好な補正を行うことができる。
条件式(3)は、第3レンズの物体側の面の曲率半径と像側の面の曲率半径との比を規定する式である。
条件式(3)の下限を下回ると、第3レンズの正の屈折力が増加する傾向にあり、歪曲収差等の補正が困難になる。
一方、条件式(3)の上限を上回ると、第3レンズの正の屈折力が減少する傾向にあり、撮像レンズの小型化が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(3)を満足することにより、歪曲収差等の良好な補正を行うことができると共に小型化を図ることができる。
上記したように、本発明撮像レンズにあっては、物体側から像側へ順に負の屈折力を有する第1レンズと正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと開口絞りと正の屈折力を有する第3レンズとが配置され、条件式(1)乃至条件式(3)を満足するようにされている。
従って、小型化を図ることができると共に諸収差、特に、歪曲収差の良好な補正による高性能化を図ることができる。
本発明の一実施形態による撮像レンズにあっては、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4)10.00<R1/R2<80.00
但し、
R1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
R2:第1レンズの像側の面の曲率半径
とする。
(4)10.00<R1/R2<80.00
但し、
R1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
R2:第1レンズの像側の面の曲率半径
とする。
条件式(4)は、第1レンズの物体側の面の曲率半径と像側の面の曲率半径との比を規定する式である。
条件式(4)の下限を下回ると、撮像レンズの広画角化したときの小型化が困難になる。
一方、条件式(4)の上限を上回ると、第1レンズの外径が大きくなり過ぎると共に歪曲収差の補正が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(4)を満足することにより、小型化を図ることができると共に歪曲収差の良好な補正を行うことができる。
本発明の一実施形態による撮像レンズにあっては、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5)1.50<d2/f<7.00
但し、
d2:第1レンズの像側の面から第2レンズの物体側の面までの軸上距離
とする。
(5)1.50<d2/f<7.00
但し、
d2:第1レンズの像側の面から第2レンズの物体側の面までの軸上距離
とする。
条件式(5)は、撮像レンズの焦点距離と第1レンズの像側の面から第2レンズの物体側の面までの軸上距離との比を規定する式である。
条件式(5)の下限を下回ると、撮像レンズの広画角化したときの小型化が困難になる。
一方、条件式(5)の上限を上回ると、第1レンズの像側の面の周辺部の曲率半径が小さくなり過ぎ、第1レンズの加工が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(5)を満足することにより、撮像レンズの小型化を図ることができると共に第1レンズの加工の容易化を図ることができる。
本発明の一実施形態による撮像レンズにあっては、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)1.80<f3/f<3.50
但し、
f3:第3レンズの焦点距離
とする。
(6)1.80<f3/f<3.50
但し、
f3:第3レンズの焦点距離
とする。
条件式(6)は、撮像レンズにおける第3レンズの屈折力配分を規定する式である。
条件式(6)の下限を下回ると、像面湾曲収差の補正が困難になる。
一方、条件式(6)の上限を上回ると、歪曲収差の補正が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(6)を満足することにより、像面湾曲収差及び歪曲収差の良好な補正を行うことができる。
本発明の一実施形態による撮像レンズにあっては、全画角が120°以上であり、近赤外領域の800nm乃至900nmの波長の光を用い、第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズのd線におけるアッベ数がそれぞれ50乃至60であることが望ましい。
撮像レンズに関し、全画角と使用する光の波長について上記のような条件において、第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズとしてd線におけるアッベ数がそれぞれ50乃至60の低分散材料を用いることにより、軸上及び軸外の色収差を良好に補正することができる。
[撮像レンズの数値実施例]
以下に、本発明撮像レンズの具体的な実施の形態及び該実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について、図面及び表を参照して説明する。
以下に、本発明撮像レンズの具体的な実施の形態及び該実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について、図面及び表を参照して説明する。
尚、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。
「Ri」は第i番目の面の曲率半径、「S」は開口絞り、「di」は第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上距離、「nd」はd線(λ=587.6nm)における屈折率、「νd」はd線(λ=587.6nm)におけるアッベ数を示す。
「E−i」は10を底とする指数表現、即ち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10−5」を示す。
曲率半径に関し、「Infinity」は当該面が平面であることを示す。
「K」は円錐定数(コーニック定数)、「A4」、「A6」、「A8」、「A10」、「A12」はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数を示す。
本発明に係る撮像レンズは、指紋、掌紋、虹彩、静脈等の人間の身体的な特徴を用いて生体認証を行う撮像装置(生体認証装置)に用いられる。従って、「物体面」とは、例えば、指紋認証の場合には指紋の位置、掌紋認証の場合には手の掌紋の位置、虹彩認証の場合には眼球の血管膜の前端の位置、静脈認証の場合には指や手の静脈の位置等、認証対象の位置を言う。
各数値実施例において用いられたレンズには、レンズ面が非球面に形成されたものがある。非球面形状は、「x」をレンズ面の頂点からの光軸方向における距離(サグ量)、「y」を光軸方向に垂直な方向における高さ(像高)、「c」をレンズの頂点における近軸曲率(曲率半径の逆数)、「K」を円錐定数(コーニック定数)、「A4」、「A6」、「A8」、「A10」、「A12」をそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数とすると、以下の数式1によって定義される。
以下に示す各実施の形態における撮像レンズは、何れも、
1.物体面から像面までの距離:10.00mm
2.撮像素子の撮像面の半対角長:0.70mm
3.設計上の使用波長(設計波長):850nm
4.Fナンバー:2.8
とされている。
1.物体面から像面までの距離:10.00mm
2.撮像素子の撮像面の半対角長:0.70mm
3.設計上の使用波長(設計波長):850nm
4.Fナンバー:2.8
とされている。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における撮像レンズ1のレンズ構成を示している。
図1は、本発明の第1の実施の形態における撮像レンズ1のレンズ構成を示している。
撮像レンズ1は、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズL1と、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第2レンズL2と、開口絞りSと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とが配置されて成る。
第3レンズL3と像面IMGの間にはガラス平板GFが配置されている。ガラス平板GFとしては、例えば、カバーガラス、赤外線カットフィルター、ローパスフィルター等の機能を有するものを使用することができる。
表1に、第1の実施の形態における撮像レンズ1に具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデーターを示す。
撮像レンズ1において、第1レンズL1の両面(第1面、第2面)、第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第3レンズL3の両面(第5面、第6面)は非球面に形成されている。数値実施例1における非球面の4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数A4、A6、A8、A10、A12を円錐定数Kと共に表2に示す。
数値実施例1の全画角2ω、焦点距離f及び光学長TTLを表3に示す。
数値実施例1は、全画角2ωが132.5°、焦点距離fが0.306mmの広角レンズであるにも拘わらず、光学長TTLが3.00mmと小型である。
数値実施例1の球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を図2に示す。図2には、設計波長850nmにおけるそれぞれの収差を示す。像面湾曲において、実線はサジタル像面における収差、点線はタンジェンシャル像面における収差である。
以上に示すように、数値実施例1は、小型化され、かつ、諸収差、特に、歪曲収差が良好に補正されていることが明らかである。
<第2の実施の形態>
図3は、本発明の第2の実施の形態における撮像レンズ2のレンズ構成を示している。
図3は、本発明の第2の実施の形態における撮像レンズ2のレンズ構成を示している。
撮像レンズ2は、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズL1と、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、開口絞りSと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とが配置されて成る。
第3レンズL3と像面IMGの間にはガラス平板GFが配置されている。ガラス平板GFとしては、例えば、カバーガラス、赤外線カットフィルター、ローパスフィルター等の機能を有するものを使用することができる。
表4に、第2の実施の形態における撮像レンズ2に具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデーターを示す。
撮像レンズ2において、第1レンズL1の両面(第1面、第2面)、第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第3レンズL3の両面(第5面、第6面)は非球面に形成されている。数値実施例2における非球面の4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数A4、A6、A8、A10、A12を円錐定数Kと共に表5に示す。
数値実施例2の全画角2ω、焦点距離f及び光学長TTLを表6に示す。
数値実施例2は、全画角2ωが147.2°、焦点距離fが0.200mmの広角レンズであるにも拘わらず、光学長TTLが3.60mmと小型である。
数値実施例2の球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を図4に示す。図4には、設計波長850nmにおけるそれぞれの収差を示す。像面湾曲において、実線はサジタル像面における収差、点線はタンジェンシャル像面における収差である。
以上に示すように、数値実施例2は、小型化され、かつ、諸収差、特に、歪曲収差が良好に補正されていることが明らかである。
<第3の実施の形態>
図5は、本発明の第3の実施の形態における撮像レンズ3のレンズ構成を示している。
図5は、本発明の第3の実施の形態における撮像レンズ3のレンズ構成を示している。
撮像レンズ3は、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズL1と、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、開口絞りSと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とが配置されて成る。
第3レンズL3と像面IMGの間にはガラス平板GFが配置されている。ガラス平板GFとしては、例えば、カバーガラス、赤外線カットフィルター、ローパスフィルター等の機能を有するものを使用することができる。
表7に、第3の実施の形態における撮像レンズ3に具体的数値を適用した数値実施例3のレンズデーターを示す。
撮像レンズ3において、第1レンズL1の両面(第1面、第2面)、第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第3レンズL3の両面(第5面、第6面)は非球面に形成されている。数値実施例3における非球面の4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数A4、A6、A8、A10、A12を円錐定数Kと共に表8に示す。
数値実施例3の全画角2ω、焦点距離f及び光学長TTLを表9に示す。
数値実施例3は、全画角2ωが142.0°、焦点距離fが0.226mmの広角レンズであるにも拘わらず、光学長TTLが3.60mmと小型である。
数値実施例3の球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を図6に示す。図6には、設計波長850nmにおけるそれぞれの収差を示す。像面湾曲において、実線はサジタル像面における収差、点線はタンジェンシャル像面における収差である。
以上に示すように、数値実施例3は、小型化され、かつ、諸収差、特に、歪曲収差が良好に補正されていることが明らかである。
<第4の実施の形態>
図7は、本発明の第4の実施の形態における撮像レンズ4のレンズ構成を示している。
図7は、本発明の第4の実施の形態における撮像レンズ4のレンズ構成を示している。
撮像レンズ4は、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズL1と、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、開口絞りSと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とが配置されて成る。
第3レンズL3と像面IMGの間にはガラス平板GFが配置されている。ガラス平板GFとしては、例えば、カバーガラス、赤外線カットフィルター、ローパスフィルター等の機能を有するものを使用することができる。
表10に、第4の実施の形態における撮像レンズ4に具体的数値を適用した数値実施例4のレンズデーターを示す。
撮像レンズ4において、第1レンズL1の両面(第1面、第2面)、第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第3レンズL3の両面(第5面、第6面)は非球面に形成されている。数値実施例4における非球面の4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数A4、A6、A8、A10、A12を円錐定数Kと共に表11に示す。
数値実施例4の全画角2ω、焦点距離f及び光学長TTLを表12に示す。
数値実施例4は、全画角2ωが132.0°、焦点距離fが0.312mmの広角レンズであるにも拘わらず、光学長TTLが3.00mmと小型である。
数値実施例4の球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を図8に示す。図8には、設計波長850nmにおけるそれぞれの収差を示す。像面湾曲において、実線はサジタル像面における収差、点線はタンジェンシャル像面における収差である。
以上に示すように、数値実施例4は、小型化され、かつ、諸収差、特に、歪曲収差が良好に補正されていることが明らかである。
<第5の実施の形態>
図9は、本発明の第5の実施の形態における撮像レンズ5のレンズ構成を示している。
図9は、本発明の第5の実施の形態における撮像レンズ5のレンズ構成を示している。
撮像レンズ5は、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズL1と、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、開口絞りSと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とが配置されて成る。
第3レンズL3と像面IMGの間にはガラス平板GFが配置されている。ガラス平板GFとしては、例えば、カバーガラス、赤外線カットフィルター、ローパスフィルター等の機能を有するものを使用することができる。
表13に、第5の実施の形態における撮像レンズ5に具体的数値を適用した数値実施例5のレンズデーターを示す。
撮像レンズ5において、第1レンズL1の両面(第1面、第2面)、第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第3レンズL3の両面(第5面、第6面)は非球面に形成されている。数値実施例5における非球面の4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数A4、A6、A8、A10、A12を円錐定数Kと共に表14に示す。
数値実施例5の全画角2ω、焦点距離f及び光学長TTLを表15に示す。
数値実施例5は、全画角2ωが129.7°、焦点距離fが0.321mmの広角レンズであるにも拘わらず、光学長TTLが3.00mmと小型である。
数値実施例5の球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を図10に示す。図10には、設計波長850nmにおけるそれぞれの収差を示す。像面湾曲において、実線はサジタル像面における収差、点線はタンジェンシャル像面における収差である。
以上に示すように、数値実施例5は、小型化され、かつ、諸収差、特に、歪曲収差が良好に補正されていることが明らかである。
<第6の実施の形態>
図11は、本発明の第6の実施の形態における撮像レンズ6のレンズ構成を示している。
図11は、本発明の第6の実施の形態における撮像レンズ6のレンズ構成を示している。
撮像レンズ6は、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズL1と、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、開口絞りSと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とが配置されて成る。
第3レンズL3と像面IMGの間にはガラス平板GFが配置されている。ガラス平板GFとしては、例えば、カバーガラス、赤外線カットフィルター、ローパスフィルター等の機能を有するものを使用することができる。
表16に、第6の実施の形態における撮像レンズ6に具体的数値を適用した数値実施例6のレンズデーターを示す。
撮像レンズ6において、第1レンズL1の両面(第1面、第2面)、第2レンズL2の両面(第3面、第4面)、第3レンズL3の両面(第5面、第6面)は非球面に形成されている。数値実施例6における非球面の4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数A4、A6、A8、A10、A12を円錐定数Kと共に表17に示す。
数値実施例6の全画角2ω、焦点距離f及び光学長TTLを表18に示す。
数値実施例6は、全画角2ωが126.8°、焦点距離fが0.352mmの広角レンズであるにも拘わらず、光学長TTLが3.00mmと小型である。
数値実施例6の球面収差、像面湾曲及び歪曲収差を図12に示す。図12には、設計波長850nmにおけるそれぞれの収差を示す。像面湾曲において、実線はサジタル像面における収差、点線はタンジェンシャル像面における収差である。
以上に示すように、数値実施例6は、小型化され、かつ、諸収差、特に、歪曲収差が良好に補正されていることが明らかである。
[撮像レンズの条件式の各値]
以下に、本発明撮像レンズの条件式の各値について説明する。
以下に、本発明撮像レンズの条件式の各値について説明する。
表19に撮像レンズ1乃至撮像レンズ6における前記条件式(1)乃至条件式(6)の各値を示す。
表19から明らかなように、撮像レンズ1乃至撮像レンズ6は条件式(1)乃至条件式(6)を満足するようにされている。
[撮像装置の構成]
以下に、本発明撮像装置について説明する。
以下に、本発明撮像装置について説明する。
本発明撮像装置は、撮像レンズが、物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズと、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズとが配置されて成る。尚、第2レンズが負の屈折力を有する場合には、特に、負の弱い屈折力を有することが望ましい。
本発明撮像装置の撮像レンズを上記のように構成することにより、レトロフォーカスタイプの撮像レンズとすることができる。
一般に、レトロフォーカスタイプは、光学長が長くなってしまうため、本発明撮像装置の撮像レンズを以下の条件式(1)乃至条件式(3)を満足する構成とすることにより、小型、かつ、諸収差、特に、歪曲収差が良好に補正された撮像装置とすることができる。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
条件式(1)は、撮像レンズにおける第1レンズの屈折力配分を規定する式である。
条件式(1)の下限を下回ると、第1レンズの負の屈折力が弱まるため、撮像レンズの小型化が困難になる。
一方、条件式(1)の上限を上回ると、軸外光束についてコマ収差の補正が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(1)を満足することにより、撮像レンズの小型化を図ることができると共に軸外光束についてコマ収差の良好な補正を行うことができる。
条件式(2)は、撮像レンズにおける第2レンズの屈折力配分を規定する式である。
第2レンズが負の屈折力のときに条件式(2)の範囲外になると、第1レンズの負の屈折力が強くなり過ぎて軸外光束についてコマ収差の補正が困難になる。
一方、第2レンズが正の屈折力のときに条件式(2)の範囲外になると、第3レンズの正の屈折力が強くなり過ぎて歪曲収差の補正が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(2)を満足することにより、コマ収差及び歪曲収差の良好な補正を行うことができる。
条件式(3)は、第3レンズの物体側の面の曲率半径と像側の面の曲率半径との比を規定する式である。
条件式(3)の下限を下回ると、第3レンズの正の屈折力が増加する傾向にあり、歪曲収差等の補正が困難になる。
一方、条件式(3)の上限を上回ると、第3レンズの正の屈折力が減少する傾向にあり、撮像レンズの小型化が困難になる。
従って、撮像レンズが条件式(3)を満足することにより、歪曲収差等の良好な補正を行うことができると共に小型化を図ることができる。
上記したように、本発明撮像装置にあっては、撮像レンズが、物体側から像側へ順に負の屈折力を有する第1レンズと正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと開口絞りと正の屈折力を有する第3レンズとが配置され、条件式(1)乃至条件式(3)を満足するようにされている。
従って、小型化を図ることができると共に諸収差、特に、歪曲収差の良好な補正による高性能化を図ることができる。
[撮像装置の一実施形態]
図13に、生体認証装置として用いられる本発明撮像装置の一実施形態のブロック図を示す。
図13に、生体認証装置として用いられる本発明撮像装置の一実施形態のブロック図を示す。
撮像装置(生体認証装置)100は、撮像機能を担う撮像ブロック10と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行う信号処理部20と、信号処理部20によってデジタル変換された信号に対する所定の処理を行う画像処理部30とを有している。
また、撮像装置100は、画像処理部30によって処理された画像信号の照合処理を行う画像照合部40と、指紋や掌紋等の認証用画像を記憶する画像記憶部50と、各種の制御を行うCPU(Central Processing Unit)60とを有している。
さらに、撮像装置100は、指紋や掌紋等の照合を行う検出光として機能する近赤外領域の波長の光を出射する光出力部70を有している。
撮像ブロック10は、撮像レンズ11(本発明が適用される撮像レンズ1、2、3、4、5、6)を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子12等とによって構成されている。
信号処理部20は、撮像素子12からの出力信号に対するデジタル信号への変換やノイズの除去等の各種の信号処理を行う。
画像処理部30は、信号処理部20によって変換されたデジタル信号を認証用の所定の画像信号として画像照合部40に出力する。
画像照合部40は画像記憶部50に記憶されている認証用画像と画像処理部30から入力された画像信号とを照合して照合結果をCPU60に出力する。
CPU60は、撮像装置100に設けられた各部を制御する制御処理部として機能する。
以上のように構成された撮像装置100において、光出力部70から指や掌等の被写体(認証対象)に対して撮像ブロック10を介して検出光が出力されることにより以下の照合動作が行われる。
検出光は、撮像レンズ11及び撮像素子12を介して出力信号として信号処理部20に出力され、該信号処理部20によってデジタル信号への変換やノイズの除去等の各種の信号処理が行われる。
変換されたデジタル信号は画像処理部30によって認証対象とされる画像信号とされ、画像照合部40に出力される。画像照合部40は画像記憶部50に記憶されている認証用画像と画像処理部30から入力された画像信号とを照合して照合結果(照合信号)をCPU60に出力する。CPU60は入力された照合結果に基づいて認証データーを出力する。
上記した各実施の形態において示した各部の形状及び数値は、何れも本発明を実施するための具体化のほんの一例に過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…撮像レンズ、2…撮像レンズ、3…撮像レンズ、4…撮像レンズ、5…撮像レンズ、6…撮像レンズ、、L1…第1レンズ、L2…第2レンズ、L3…第3レンズ、S…開口絞り、100…撮像装置、11…撮像レンズ、12…撮像素子
Claims (6)
- 物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズと、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズとが配置され、
以下の条件式(1)乃至条件式(3)を満足する
撮像レンズ。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。 - 以下の条件式(4)を満足する
請求項1に記載の撮像レンズ。
(4)10.00<R1/R2<80.00
但し、
R1:第1レンズの物体側の面の曲率半径
R2:第1レンズの像側の面の曲率半径
とする。 - 以下の条件式(5)を満足する
請求項1に記載の撮像レンズ。
(5)1.50<d2/f<7.00
但し、
d2:第1レンズの像側の面から第2レンズの物体側の面までの軸上距離
とする。 - 以下の条件式(6)を満足する
請求項1に記載の撮像レンズ。
(6)1.80<f3/f<3.50
但し、
f3:第3レンズの焦点距離
とする。 - 全画角が120°以上であり、近赤外領域の800nm乃至900nmの波長の光を用い、
第1レンズ、第2レンズ及び第3レンズのd線におけるアッベ数がそれぞれ50乃至60である
請求項1に記載の撮像レンズ。 - 撮像レンズと該撮像レンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
前記撮像レンズは、
物体側から像側へ順に、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第1レンズと、像側へ凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力又は負の屈折力を有する第2レンズと、開口絞りと、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズとが配置され、
以下の条件式(1)乃至条件式(3)を満足する
撮像装置。
(1)−5.00<f1/f<−2.00
(2)50.00<|f2|/f
(3)−50.00<R5/R6<−1.80
但し、
f1:第1レンズの焦点距離
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
R5:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の曲率半径
とする。
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