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JP2011105131A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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JP2011105131A
JP2011105131A JP2009262041A JP2009262041A JP2011105131A JP 2011105131 A JP2011105131 A JP 2011105131A JP 2009262041 A JP2009262041 A JP 2009262041A JP 2009262041 A JP2009262041 A JP 2009262041A JP 2011105131 A JP2011105131 A JP 2011105131A
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Takumi Morito
拓実 森戸
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1204Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】サイプによる新品時のブロックやリブの剛性の低下を抑制するとともに、摩耗進行時にブロックやリブの剛性が過度に高くなることがなく、加硫成型時における金型抜けの悪化を効果的に改善することのでき、ブロックやリブの全体における剛性を均一にすることのできる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】サイプ12の屈曲部13によって新品時におけるブロックの倒れ込みを抑制することができる。サイプ12は、屈曲部13の凹凸の大きさがサイプ12の長さ方向中央側に向かって徐々に小さくなるように形成されているので、摩耗進行時に屈曲部13によるブロック剛性が過度に高くなることがない。この場合、サイプ12の長さ方向一端側の屈曲部13と長さ方向他端側の屈曲部13とは、サイプ12の幅方向に対して互いに反対方向に凹凸をなすように形成されているので、サイプ12の幅方向一方に対する剛性と他方に対する剛性とが等しくなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば乗用車、トラック、バス等に用いられる空気入りタイヤに関するものである。
一般に、この種の空気入りタイヤにおいては、トレッド部のブロックにタイヤ幅方向に延びる複数のサイプを設け、サイプによるエッジ効果及び排水効果により、ウエット路面や氷上路面での制動性能を向上させるようにしている。しかしながら、サイプを設けるとブロックの剛性が低下するため、新品時においてはブロックの倒れ込みによる摩耗の増大やドライ路面における操縦安定性の低下を生ずる。また、サイプを波形に形成するなど、サイプを三次元形状にすることによりブロックの倒れ込みを抑制してブロックの剛性を高めるようにしたものもあるが、走行によって摩耗が進行すると、残溝の減少とゴムの劣化によりブロックの剛性が高くなるため、三次元サイプによってブロックの剛性が過度に高くなり、ウエット路面や氷上路面での制動性能を大きく低下させることになる。更に、三次元サイプでは、二次元サイプに比べると加硫成型時の金型抜けが悪くなるため、金型抜きの際にブロックの損傷を生じ易くなる。
そこで、サイプの長さ方向中央部に二次元形状からなる平面部を設け、サイプの長さ方向両端部にはサイプ幅方向に凹凸をなす三次元形状の屈曲部をそれぞれ設けることにより、屈曲部によってブロックの剛性を確保するとともに、平面部によって金型抜けの悪化を抑制するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−255219号公報
しかしながら、前記従来例では、サイプの長さ方向一端側の屈曲部と長さ方向他端側の屈曲部とが、サイプの幅方向に対して互いに同一方向に凹凸をなすように形成されているため、サイプの幅方向一方に対する剛性が高く、他方に対する剛性が低くなる。このため、ブロック全体における剛性が不均一になり、ブロックの偏摩耗が生じ易くなるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サイプによる新品時のブロックやリブの剛性の低下を抑制するとともに、摩耗進行時にブロックやリブの剛性が過度に高くなることがなく、しかも加硫成型時における金型抜けの悪化を効果的に改善することのでき、更にはブロックやリブの全体における剛性を均一にすることのできる空気入りタイヤを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、トレッド部のブロック及び/またはリブにサイプを有し、少なくともサイプの長さ方向両端部にサイプの幅方向に凹凸をなす屈曲部を設けた空気入りタイヤにおいて、前記サイプを、屈曲部の凹凸の大きさがサイプの長さ方向中央側に向かって徐々に小さくなるように形成し、サイプの長さ方向一端側の屈曲部と長さ方向他端側の屈曲部とを、サイプの幅方向に対して互いに反対方向に凹凸をなすように形成している。
これにより、サイプの屈曲部によってブロック及び/またはリブの剛性が確保されることから、新品時におけるブロックの倒れ込みが抑制される。また、サイプの屈曲部の凹凸の大きさがサイプの長さ方向中央側に向かって徐々に小さくなることから、摩耗進行時に屈曲部によるブロック剛性が過度に高くなることがない。この場合、サイプの長さ方向一端側の屈曲部と長さ方向他端側の屈曲部とが、サイプの幅方向に対して互いに反対方向に凹凸をなすように形成されているので、サイプの幅方向一方に対する剛性と他方に対する剛性が等しくなり、ブロックやリブの全体の剛性が均一になる。また、サイプの長さ方向中央側における屈曲部の凹凸が小さくなっているので、加硫成型時に金型が抜け易くなる。
本発明によれば、新品時におけるブロックの倒れ込みを抑制することができるので、耐偏摩耗性及び操縦安定性の向上を図ることができる。また、摩耗進行時に屈曲部によるブロックやリブの剛性が過度に高くなることがないので、ウエット路面や氷上路面での制動性能を十分に得ることができる。この場合、ブロックやリブの全体の剛性を均一にすることができるので、偏摩耗の抑制に極めて効果的である。更に、加硫成型時に金型を抜け易くすることができるので、金型を抜く際のブロックやリブの損傷を効果的に防止することができる。
本発明の第1の実施形態を示す空気入りタイヤの部分正面断面図 ブロックの斜視図 ブロックの平面図 ブロックの端面図 サイプの概略斜視図 サイプの概略左側面、概略正面、概略右側面及び平面図 本発明の第2の実施形態を示すブロックの平面図 ブロックの端面図 サイプの概略斜視図 サイプの概略左側面、概略正面、概略右側面及び平面図 本発明の第3の実施形態を示すブロックの平面図 ブロックの端面図 サイプの概略斜視図 サイプの概略左側面、概略正面、概略右側面及び平面図 本発明の第4の実施形態を示すサイプの概略左側面、概略正面、概略右側面及び平面図 本発明の第5の実施形態を示すサイプの概略左側面、概略正面、概略右側面及び平面図 第1の従来例を示すサイプの概略斜視図 サイプの概略左側面、概略正面及び概略右側面図 第2の従来例を示すサイプの概略斜視図 サイプの概略左側面、概略正面、概略右側面及び概略平面図 第3の従来例を示すサイプの概略斜視図 サイプの概略左側面、概略正面、概略右側面及び概略平面図 試験結果を示す図
以下、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。尚、図5はサイプの形状を三次元座標上に示したものであり、サイプに施した濃淡は立体形状を明確にするための陰影である(他の実施形態の図9、図13、従来例の図17、図19及び図21も同様)。また、サイプは擬似的に面状に図示しているが、実際には所定の幅に形成された細溝である。
同図に示す空気入りタイヤは、タイヤ外周面側に形成されるトレッド部1と、タイヤ幅方向両側に形成される一対のサイドウォール部2と、タイヤ幅方向両側に形成される一対のビード部3と、トレッド部1とサイドウォール部2との間に形成されるショルダー部4とから構成されている。
この空気入りタイヤは、タイヤ内面側に配置されるインナーライナ5と、インナーライナ5の外側に配置されるカーカス部材6と、タイヤ幅方向両側に配置される一対のビード部材7と、カーカス部材6の外側に配置されるベルト8と、タイヤ外周面側に配置されるトレッド部材9と、タイヤ両側面側に配置される一対のサイドウォール部材10とから形成されている。
インナーライナ5は、気体透過性の低いシート状のゴムからなり、カーカス部材6の内周面側に配置される。
カーカス部材6は複数本の補強コード6aをシート状のゴムで被覆してなり、両端側をビード部材を巻き込むようにタイヤ幅方向内側から外側に向けてサイドウォール部2側に折り返されている。
ビード部材7は、金属線等のワイヤを束ねてなるビードコア7aと、断面略三角形状のゴムからなるビードフィラー7bとからなり、ビードフィラー7bはビードコア7aの外周側に配置される。
ベルト8はスチールや高強度繊維等からなるベルトコードをシート状のゴムで被覆してなり、カーカス部材6の外周面側に配置される。
トレッド部材9は押出成形によって形成されたゴムからなり、カーカス部材6の幅方向中央側及びベルト8の外周面側を覆うように配置されている。
サイドウォール部材10は押出成形によって形成されたゴムからなり、カーカス部材6のタイヤ幅方向両側を覆うように配置される。
また、前記空気入りタイヤのトレッド部1には、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に延びる複数の溝1aと、各溝1aによって区画形成される複数のブロック11が形成され、ブロック11にはタイヤ幅方向に延びる複数のサイプ12が設けられている。
サイプ12は、幅が0.4mm〜1.5mmの細溝からなり、その長さ方向(タイヤ幅方向)の両端はブロック11のタイヤ幅方向両側面に貫通している。サイプ12の長さ方向両端部には、サイプ12の幅方向(タイヤ周方向)に凹凸をなす屈曲部13が設けられ、屈曲部13はサイプ12の深さ方向(タイヤ径方向)に対して曲線状の波形をなすように屈曲している。サイプ12の長さ方向一端側の屈曲部13と長さ方向他端側の屈曲部13とは、それぞれサイプの長さ方向中央側の同一位置まで形成されるとともに、サイプ12の幅方向に対して互いに反対方向に凹凸をなすように形成されている。この場合、屈曲部13は凹凸の大きさがサイプ12の長さ方向中央側に向かって徐々に小さくなるとともに、サイプ12の長さ方向中央で凹凸の向きが反転するように形成されている。即ち、サイプ12は、図3のA−A線矢視方向端面(図4(a) に示すブロック11の端面)及びE−E線矢視方向端面(図4(e) に示すブロック11の端面)では、屈曲部13の凹凸が大きく、B−B線矢視方向端面(図4(b) に示すブロック11の端面)及びD−D線矢視方向端面(図4(d) に示すブロック11の端面)では、屈曲部13の凹凸が小さく、C−C線矢視方向端面(図4(c) に示すブロック11の端面)では、深さ方向に一直線状をなすように形成されている。
本実施形態の空気入りタイヤによれば、サイプ12によるエッジ効果及び排水効果により、ウエット路面や氷上路面での制動性能を向上させることができる。また、サイプ12の屈曲部13によってブロック11の剛性を確保することができるので、新品時におけるブロック11の倒れ込みを抑制することができ、耐偏摩耗性及び操縦安定性の向上を図ることができる。更に、サイプ12は、屈曲部13の凹凸の大きさがサイプ12の長さ方向中央側に向かって徐々に小さくなるように形成されているので、摩耗進行時に屈曲部13によるブロック剛性が過度に高くなることがなく、ウエット路面や氷上路面での制動性能を十分に得ることができる。この場合、サイプ12の長さ方向一端側の屈曲部13と長さ方向他端側の屈曲部13とは、サイプ12の幅方向に対して互いに反対方向に凹凸をなすように形成されているので、サイプ12の幅方向一方に対する剛性と他方に対する剛性とが等しくなる。これにより、ブロック全体の剛性を均一にすることができ、偏摩耗の抑制に極めて効果的である。更に、サイプ12の長さ方向中央側における屈曲部13の凹凸が小さくなっているので、加硫成型時に金型を抜け易くすることができ、金型を抜く際のブロック11の損傷を効果的に防止することができる。
また、サイプ12の長さ方向一端側の屈曲部13と長さ方向他端側の屈曲部13とを、それぞれサイプ12の長さ方向中央側の同一位置まで形成したので、屈曲部13による剛性を十分に得ることができる。
図7乃至図10は本発明の第2の実施形態を示すもので、サイプ12の長さ方向両端部にサイプ12の長さ方向中央まで達しない長さの屈曲部14を設け、サイプ12の長さ方向両側の屈曲部14の間(サイプ12の長さ方向中央側)にはサイプ12の幅方向に凹凸をなさない平面部15を設けたものである。即ち、サイプ12は、図7のA−A線矢視方向端面(図8(a) に示すブロック11の端面)及びE−E線矢視方向端面(図8(e) に示すブロック11の端面)では、屈曲部14による凹凸をなし、B−B線矢視方向端面(図8(b) に示すブロック11の端面)、C−C線矢視方向端面(図8(c) に示すブロック11の端面)及びD−D線矢視方向端面(図8(d) に示すブロック11の端面)では、平面部15がサイプ12の深さ方向に一直線状をなすように形成されている。これにより、第1の実施形態に比べ、平面部15を有する分だけ加硫成型時に金型を抜け易くすることができる。
図11乃至図14は本発明の第3の実施形態を示すもので、サイプ12の長さ方向一端側にサイプ12の長さ方向中央まで達する長さの屈曲部16を設けるとともに、サイプ12の長さ方向他端側にはサイプ12の長さ方向中央まで達しない長さの屈曲部17を設け、サイプ12の長さ方向両側の屈曲部16,17の間にはサイプ12の幅方向に凹凸をなさない平面部18を設けたものである。即ち、サイプ12は、図11のA−A線矢視方向端面(図12(a) に示すブロック11の端面)及びE−E線矢視方向端面(図12(e) に示すブロック11の端面)では、屈曲部16,17の凹凸がそれぞれ大きく、B−B線矢視方向端面(図12(b) に示すブロック11の端面)では、屈曲部16の凹凸が小さく、C−C線矢視方向端面(図12(c) に示すブロック11の端面)及びD−D線矢視方向端面(図12(d) に示すブロック11の端面)では、平面部18が深さ方向に一直線状をなすように形成されている。これにより、第1の実施形態に比べ、平面部15を有する分だけ加硫成型時に金型を抜け易くすることができ、第2の実施形態に比べ、サイプ12の長さ方向一端側の屈曲部16が長い分だけ屈曲部16による剛性を高めることができる。また、サイプ12の長さ方向一端側の屈曲部16と他端側の屈曲部17とを互いにサイプ12の長さ方向の長さb1 ,b2 が異なるように形成したので、サイプ12の長さ方向一端側と他端側の剛性が異なるようにすることができる。
図15は本発明の第4の実施形態を示すもので、サイプ12の長さ方向両端部に、サイプ12の長さ方向の長さb1 ,b2 がそれぞれサイプ12の深さ方向一端側(タイヤ径方向外側)から他端側(タイヤ径方向内側)に向かって徐々に短くなる屈曲部19を設け、サイプ12の長さ方向両側の屈曲部19の間(サイプ12の長さ方向中央側)にはサイプ12の幅方向に凹凸をなさない平面部20を設けたものである。即ち、屈曲部19は、その基端同士を結ぶ直線(図中一点鎖線)がサイプ12の長さ方向に対してなす傾斜角度θが90゜よりも大きくなるように形成されている。これにより、ブロック11の摩耗が進行するほど屈曲部19による剛性が低くなるようにすることができる。
図16は本発明の第5の実施形態を示すもので、サイプ12の長さ方向一端側と他端側に互いにサイプ12の幅方向の凹凸の大きさa1 ,a2 が異なる屈曲部21,22を設け、サイプ12の長さ方向両側の屈曲部21,22の間(サイプ12の長さ方向中央側)にはサイプ12の幅方向に凹凸をなさない平面部23を設けたものである。これにより、サイプ12の長さ方向一端側と他端側の剛性が異なるようにすることができる。
尚、前記各実施形態では、サイプ12の深さ方向に対して曲線状の波形をなすように屈曲した屈曲部を示したが、直線状の波形をなすように屈曲した屈曲部を設けるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、サイプの長さ方向両端をブロックの側面に開口するようにしたものを示したが、サイプの長さ方向の少なくとも一端がブロックの側面に開口していないものにも本発明を適用することが可能である。
更に、前記実施形態では、ブロックに本発明のサイプを設けたものを示したが、ブロック及びリブ、またはリブのみに本発明のサイプを設けるようにしてもよい。 ここで、本発明の実施例1〜5及び従来例1〜3について、氷上制動性能、氷上旋回性能、耐偏摩耗性、加硫成型時の金型の抜け易さの試験を行ったところ、図23に示す結果が得られた。
実施例1には前記第1の実施形態、実施例2には前記第2の実施形態、実施例3には前記第3の実施形態、実施例4には前記第4の実施形態、実施例5には前記第5の実施形態のものをそれぞれ用いた。
従来例1には、図17及び図18に示すように、サイプ30が平面部31のみからなるものを用いた。従来例2には、図19及び図20に示すように、サイプ30の長さ方向に対して波形に屈曲する屈曲部32のみからなり、屈曲部32がサイプ30の深さ方向一端側と他端側で対称形状をなす三次元形状に形成したものを用いた。従来例3には、図21及び図22に示すように、サイプ30の長さ方向中央部を平面部33によって形成し、サイプ30の長さ方向両端部をそれぞれ屈曲部34のみによって形成したものを用いた。
また、実施例1〜5及び従来例1〜3には、ブロックの高さが10mm、サイプの幅が0.4mm、サイプの深さが8.0mmのものを用いた。
尚、本試験は、タイヤサイズ205/65R15、空気圧200kPaのタイヤを排気量2000ccの普通乗用車に装着して行った。
氷上制動性能の試験では、氷上路面において速度40km/hから制動を開始して車両が停止するまでの距離の逆数を指数化し、従来例1を100として従来例2〜3及び実施例1〜5を評価した。この場合、指数の値が大きいほど優位性があるとした。
氷上旋回性能の試験では、空気入りタイヤが装着された試験車両により、氷路で半径30mの円を旋回走行したラップタイム5周の平均値を測定するとともに、その逆数を指数化し、従来例1を100として従来例2〜3及び実施例1〜5を評価した。この場合、指数の値が大きいほど優位性があるとした。
耐偏摩耗性の試験では、テストコースにおいて、指定したコースの走行パターンを10000km走行した後、走行後のトレッド部における偏摩耗の程度(偏摩耗量及び大きさ)の外観による評価結果の逆数を指数化し、従来例1を100として従来例2〜3及び実施例1〜5を評価した。この場合、指数の値が大きいほど優位性があるとした。
加硫成型時の金型の抜け易さの試験では、加硫後のタイヤの型抜け不良の発生率の逆数を指数化し、従来例1を100として従来例2〜3及び実施例1〜5を評価した。この場合、指数の値が大きいほど優位性があるとした。
試験の結果、実施例1〜5は、従来例1よりも氷上制動性能、氷上旋回性能及び耐偏摩耗性に優れ、金型の抜け易さにおいては従来例2及び3よりも優れるという結果が得られた。
1…トレッド部、11…ブロック、12…サイプ、13,14…屈曲部、15…平面部、16,17…屈曲部、18…平面部、19…屈曲部、20…平面部、21,22…屈曲部、23…平面部。

Claims (7)

  1. トレッド部のブロック及び/またはリブにサイプを有し、少なくともサイプの長さ方向両端部にサイプの幅方向に凹凸をなす屈曲部を設けた空気入りタイヤにおいて、
    前記サイプを、屈曲部の凹凸の大きさがサイプの長さ方向中央側に向かって徐々に小さくなるように形成し、
    サイプの長さ方向一端側の屈曲部と長さ方向他端側の屈曲部とを、サイプの幅方向に対して互いに反対方向に凹凸をなすように形成した
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記サイプの長さ方向中央側に、サイプの幅方向に凹凸をなさない平面部を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記屈曲部を、サイプの長さ方向の長さがタイヤ径方向外側から内側に向かって徐々に短くなるように形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の空気入りタイヤ。
  4. サイプの長さ方向一端側の屈曲部と長さ方向他端側の屈曲部とを、互いにサイプの長さ方向の長さが異なるように形成した
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の空気入りタイヤ。
  5. サイプの長さ方向一端側の屈曲部と長さ方向他端側の屈曲部とを、互いにサイプの幅方向の凹凸の大きさが異なるように形成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の空気入りタイヤ。
  6. サイプの長さ方向一端側の屈曲部と長さ方向他端側の屈曲部とを、サイプの長さ方向中央側の同一位置まで形成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記屈曲部を、サイプの深さ方向に対して曲線状の波形をなすように形成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の空気入りタイヤ。
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