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JP2011097226A - ネットワーク監視システム - Google Patents

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JP2011097226A
JP2011097226A JP2009247513A JP2009247513A JP2011097226A JP 2011097226 A JP2011097226 A JP 2011097226A JP 2009247513 A JP2009247513 A JP 2009247513A JP 2009247513 A JP2009247513 A JP 2009247513A JP 2011097226 A JP2011097226 A JP 2011097226A
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JP2009247513A
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Kenichi Nagao
健一 永尾
Shigehiko Ozawa
茂彦 小澤
Kiyofumi Yoshinaga
清文 吉永
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

【課題】
コスト高とならず安価にでき、中継装置が置かれた現場において、故障箇所の確認ができ、原因の特定を行いやすくすることができるネットワーク監視システムを提供する。
【解決手段】
ネットワーク監視システムは、複数のハブが接続されたネットワークの接続状態を監視する監視サーバ10を備え、NETBOX40A〜40Cの各ハブには、該ハブに接続されている端末50A〜50C及び該ハブに接続されている他のハブ及び監視サーバ10と双方向通信を行うパケット送受信部と、双方向通信の結果、該端末50A〜50C、前記他のハブ及び監視サーバとの接続状態が異常か否かを判定する判定部と、判定部が判定した結果を表示する表示装置を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク監視装置に関する。
コンピュータネットワークの利用技術の発展に伴い、多数の端末等が、ハブを介してネットワークに接続されるようになり、ネットワークシステムの大規模化が進んでいる。従来からネットワーク管理を行うために、マネージャとエージェント間でデータを交換するプロトコルとしてSNMPが広く用いられている。
SNMPを用いたネットワーク管理システムは、管理データの収集が、ネットワーク管理装置から送信されたGetリクエストパケット又はGet−Nextリクエストパケットに対して、インテリジェントハブ等の管理機能付のネットワーク機器がGetレスポンスパケットを返信することによって行なわれている(特許文献1、以下、この技術を従来技術1という)。
例えば、図10(a)に示す従来例では、ネットワークを監視する管理サーバ100は、前述のGetリクエストパケット又はGet−Nextリクエストパケットを、ネットワークに設けられた各インテリジェントハブ101,102、ハブ103,104等に対して送信し、各インテリジェントハブ101,102等は、その要求に対応した情報を含むGetレスポンスパケットを管理サーバ100に返信する。
又、図10(b)に示す従来例のネットワークでは、スイッチハブ201〜204(中継器)が互いに接続されており、各ハブには、該ハブに接続された端末(図示しない)、或いは他の中継器との通信状態を監視する状態検出器300が設けられている。そして、各ハブは、状態検出器300が検出した端末、或いはハブとの接続状態を管理サーバ200に送信して、管理サーバ200で、ネットワーク全体を監視するようにされている(従来技術2)。
図10(c)に示す従来例では、従来例2の構成のハブ、管理サーバ等を含む機器の接続を、多重化したネットワークにて行うものである(従来例3)。このように多重化したネットワークでは、図示しない切替え機により、所望するネットワーク系で、通信を行うことができる。
特開平7−147578号公報
従来例1〜3のネットワーク監視システムでは、集中管理であるため管理サーバ100,200でネットワーク全体を監視することができる。すなわち、通信異常が生じた場合、管理サーバ100,200により通信異常が生じたハブを特定することができる。
しかし、作業者が、通信異常が生じているハブを探す場合、従来は、ネットワークが構築されている建物(例えば工場)等の広い範囲に置かれている各ハブを個別に探すことになる。そして、作業者が、実際に通信異常が生じているハブかどうかは、現地において特定できない問題があった。又、従来例1では、インテリジェントハブを使用していることから、インテリジェントハブが通常のスイッチハブと比較して高価であるため、ネットワークがコスト高となる問題がある。
本発明の目的は、コスト高とならず安価にでき、中継装置が置かれた現場において、故障箇所の確認ができ、原因の特定を行いやすくすることができるネットワーク監視システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の中継装置が接続されたネットワークの接続状態を監視する監視装置を備えたネットワーク監視システムにおいて、各中継装置には、該中継装置に接続されている端末及び該中継装置に接続されている他の中継装置及び前記監視装置と双方向通信を行う通信手段と、双方向通信の結果、該端末、前記他の中継装置及び前記監視装置との接続状態が異常か否かを判定する判定手段と、該判定手段が判定した結果を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするネットワーク監視システムを要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記表示手段は、当該中継装置に接続されている他の中継装置、端末、及び監視装置(以下、接続機器という)の接続状態であって、前記判定手段が異常と判定した接続機器に対しては異常の接続状態の表示を行い、前記判定手段が正常と判定した接続機器に対しては、正常表示を行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記表示手段は、当該中継装置に接続されている全ての接続機器の接続状態を表示することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記判定手段が、当該中継装置に接続されている他の中継装置又は監視装置との接続状態を異常と判定した場合は、前記表示手段は、異常と判定された他の中継装置又は監視装置に関する表示領域を異常の旨を表わす第1表示態様で表示し、前記判定手段が、当該中継装置に接続されている端末との接続状態が異常と判定した場合は、前記表示手段は、異常と判定された端末に関する表示領域を異常の旨を表わす第2表示態様で表示することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記中継装置には、前記判定手段が異常と判定したとき、警告を行う警告手段を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項において、前記通信手段は、前記判定手段の判定結果を、当該中継装置に係る接続機器との接続状態として前記監視装置に送信し、前記監視装置は、各中継装置の通信手段から受信した判定結果に基づいて、各中継装置における接続機器の接続状態を表示する監視表示手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、通信異常があった場合、中継装置に設けられた表示手段に当該中継装置に接続されている接続機器との接続状態が表示されるため、インテリジェントハブを使用する必要がなく、そのためコスト高とならず安価にでき、中継装置が置かれた現場において、故障箇所の確認ができ、原因の特定を行いやすくすることができる。
請求項2の発明によれば、当該中継装置に接続されている接続機器との間の接続状態が正常、又は異常の接続状態の表示により、故障箇所の特定がしやすくなる。
請求項3の発明によれば、当該中継装置に接続されている全ての接続機器の接続状態が、正常又は異常かの表示により、当該中継装置に接続されている全ての接続機器の接続状態の状況が分かる。
請求項4の発明によれば、他の中継装置又は監視装置と当該中継装置、或いは端末と当該中継装置との接続状態が異常の場合、それぞれ異常の旨を表わす表示態様が異なるため、接続機器の種類に応じ、接続状態の異常の旨を表示することができる。
請求項5の発明によれば、警告手段の警告により、異常判定が行われた中継装置を特定することが容易にできる。
請求項6の発明によれば、監視装置の監視表示手段において、各中継装置における接続機器との接続状態が分かり、作業者は、監視装置の監視表示手段で、各中継装置における接続機器の接続状態を監視することができる。
本発明を具体化した一実施形態のネットワーク監視システムの概略図。 NETBOXの一部分解した概略斜視図。 (a)は、監視サーバの概略機能ブロック図、(b)は、NETBOXの概略機能ブロック図、(c)は端末の概略機能ブロック図。 NETBOXの表示装置の表示画面の説明図。 監視サーバの表示装置の表示画面の説明図。 (a)はネットワークの概略図、(b1)〜(d1)はNETBOX配置マップ上におけるNETBOXA,B,Cの接続状態表示を示す説明図、(b2)〜(d2)は、各NETBOXの稼働状況の表示を示す説明図、(b3)〜(d3)は、各NETBOXの表示装置の表示状態を示す説明図。 (a)は端末に異常発生があったときのネットワークの概略図、(b1)〜(d1)は端末に異常発生があったときのNETBOX配置マップ上におけるNETBOXA,B,Cの接続状態表示を示す説明図、(b2)〜(d2)は、端末に異常発生があったときの各NETBOXの稼働状況の表示を示す説明図、(b3)〜(d3)は、端末に異常発生があったときの各NETBOXの表示装置の表示状態を示す説明図。 (a)はNETBOXに異常発生があったときのネットワークの概略図、(b1)〜(d1)はNETBOXに異常発生があったときのNETBOX配置マップ上におけるNETBOXA,B,Cの接続状態表示を示す説明図、(b2)〜(d2)はNETBOXに異常発生があったときの各NETBOXの稼働状況の表示を示す説明図、(b3)〜(d3)は、NETBOXに異常発生があったときの各NETBOXの表示装置の表示状態を示す説明図。 (a)はNETBOX間に断線があったときのネットワークの概略図、(b1)〜(d1)はNETBOX間に断線があったときのNETBOX配置マップ上におけるNETBOXA,B,Cの接続状態表示を示す説明図、(b2)〜(d2)は、NETBOX間に断線があったときの各NETBOXの稼働状況の表示を示す説明図、(b3)〜(d3)は、NETBOX間に断線があったときの各NETBOXの表示装置の表示状態を示す説明図。 (a)〜(c)は、従来のネットワーク監視システムの概略図。
以下、本発明のネットワーク監視システムを具体化した一実施形態を図1〜図9を参照して説明する。
図1に示すネットワークは、監視装置としての監視サーバ10と、NETBOX(ネットボックス)40A〜40C等が複数個互いに接続されている。又、NETBOX40A〜40C等には、それぞれ端末50A〜50C等が接続されている。
NETBOX40A〜40Cは、構成が同じであるため、NETBOX40Aについて説明し、他のNETBOXについては説明を省略する。図2に示すようにNETBOX40Aは、ハブ20とPC30(パーソナルコンピュータ)を含む構成である。ハブとPCとの組合せにより、ハブ・PCユニットが構成されている。
監視サーバ10・ハブ間、ハブ同士間、及びハブ・端末間の伝送路15はイーサネット(登録商標)規格の通信線、例えば、10BASE−T、100BASE−TX、1000BASE−T規格のツイストペアケーブルからなる。
監視サーバ10は、コンピュータからなり、図3(a)に示すように、監視部11、稼働状態記憶部12、パケット送受信部13、及び監視表示手段としての監視表示装置14を備える。
監視部11は、図示しない記憶装置に格納された接続状態監視プログラムを実行して各NETBOX間と双方向通信を行う。具体的には、監視部11は、定期的に接続状態確認要求ソケットをパケット送受信部13を介して、各NETBOXのPC(パーソナルコンピュータ)30にソケット通信を用いて送信する。パケット送受信部13には、LANカードが含まれる。なお、前記双方向通信は、全二重通信と、半二重通信のいずれで行ってもよい。
ここで、ソケット通信のソケットとは、OSI参照モデルのTCP/IPネットワーク内のトランスポート層上でのプロセス間通信によるデータ送受信を行うアプリケーションプログラムを作成するためのAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)であって、ソケット通信は、ソケットを利用した通信のことである。ソケット通信の送信元及び送信先にはIPアドレス、ポート番号が使用される。
監視部11は、各NETBOXから、各NETBOXの自配下の端末等の接続状態情報を取得し、該接続状態情報を稼働状態記憶部12に格納する。又、監視部11は、NETBOX間の通信の双方向通信に基づいて各NETBOX間の接続状態情報を生成し、該接続状態情報を稼働状態記憶部12に格納する。ここで、監視サーバ10とNETBOXとの間の双方向通信が行える場合には、接続状態情報を「正常」とし、NETBOX間の双方向通信を行えない場合には、接続状態情報を「異常」とする。
そして、監視部11は、稼働状態記憶部12に格納した各NETBOX及び各NETBOX配下の端末の接続状態情報に基づいて、監視表示装置14に表示する。図5は、監視表示装置14の表示画面を示している。前記表示画面は同図に示すようにネットワークのマップを示すマップ表示領域140、ネットワーク監視情報表示領域150、NETBOX一覧表示領域160、NETBOX稼働状況表示領域170を有する。
マップ表示領域140では、監視対象のネットワーク上の監視サーバ10、稼働しているNETBOX、端末、及び各種サーバが、絵柄、例えば、四角ボックスで表示されていて、各絵柄が、実際のネットワークと同等となるように線で連結表示されている。図5では、Oが監視サーバであり、A〜GはNETBOXを示す。
監視サーバ10と当該絵柄に対応するNETBOX間の接続状態情報が「正常」の場合には、前記絵柄は、「緑」等の正常表示色で表示される。
又、当該絵柄に対応するNETBOXの配下の端末、及びNETBOXについての接続状態情報が「異常」の場合には、前記絵柄は、前記正常表示色とは異なる「橙」等の第2異常表示色で表示される。
又、監視サーバ10と当該絵柄に対応するNETBOX間の接続状態情報が「異常」の場合には、前記絵柄は、前記正常表示色、及び、前記配下の端末についての接続状態情報が「異常」の場合の第2異常表示色とは異なる色である、例えば「赤」等の第1異常表示色で表示される。なお、正常表示色は、例えば「緑」以外に、「青」等がある。正常表示色と、第1異常表示色、第2異常表示色は互いに異なる色であれば、前述した色に限定されるものではない。
なお、図6(b1)〜(d1)、(b2)〜(d2)、(b3)〜(d3)、図7(b1)〜(d1)、(b2)〜(d2)、(b3)〜(d3)、図8(b1)〜(d1)、(b2)〜(d2)、(b3)〜(d3)においては、右ハッチング部分の領域は、第1異常表示色で表示されていることを示し、左ハッチング部分の領域は、第2異常表示色で表示されていることを示し、ハッチング表示されていない領域は、正常表示色で表示されていることを示す。
ネットワーク監視情報表示領域150は、ネットワーク上のNETBOX稼働数、監視設備稼働数、及び監視タイミングのデータが表示される領域であり、各データは、予め図示しない入力装置等により設定された上で表示される。
NETBOX一覧表示領域160は、ネットワーク上にある全NETBOXを表示可能な領域であり、NETBOX名の表示欄162と、NETBOXのIPアドレスの表示欄164が組となっている。又、画面上の上方向表示移動ボタン166を図示しないマウスでクリックする毎に、上側位置にして表示されていない他のNETBOX名と、そのIPアドレスが順次表示される。又、画面上の下方向表示移動ボタン168を図示しないマウスでクリックする毎に、下側位置にして表示されていない他のNETBOX名と、そのIPアドレスが順次表示される。
NETBOX稼働状況表示領域170は、前記NETBOX一覧において、選択されたNETBOXに関する詳細情報を表示する表示領域172,174,175を含む。
表示領域172に表示される詳細情報は、NETBOX一覧表示領域160において図示しないカーソルで選択された際に、該選択されたNETBOX名、当該NETBOXに接続している他のNETBOX名、或いは監視サーバ名、及び当該NETBOXの配下の設備名を含む。
ここで、表示領域172の筆頭欄には、NETBOX一覧表示領域160において図示しないカーソルで選択された際に、該選択されたNETBOX名が表示される。例えば、図5の表示例では、NETBOX一覧表示領域160において、NETBOXBが選択されており、そのため、NETBOX稼働状況表示領域170の筆頭欄には、NETBOXBが表示されている。
表示領域174に表示される詳細情報は、前記選択されたNETBOX、当該NETBOXと他のNETBOX、或いは監視サーバ、及び当該NETBOXの配下の設備のIPアドレスである。又、表示領域175に表示される詳細情報は、前記選択された当該NETBOXの自局状態(すなわち、当該NETBOXと他のNETBOX、或いは監視サーバとの接続状態)、及び当該NETBOXの配下の設備の状況(すなわち、配下の設備との接続状態)である。すなわち、表示領域175には、「正常」、「異常」、「不明」のいずれかが表示される。
又、画面上の上方向表示移動ボタン176を図示しないマウスでクリックする毎に、上側位置にして表示されていない他の機器名と、そのIPアドレス、及び接続状態が順次表示される。又、画面上の下方向表示移動ボタン178を図示しないマウスでクリックする毎に、下側位置にして表示されていない他の機器名と、そのIPアドレス、及び接続状態が順次表示される。
図3(b)は、NETBOX、すなわち、ハブ20及びPC30の機能ブロックを示している。
ハブ20は、図3(b)に示すようにパケットの交換(ポート間データ転送)を行うスイッチング部22、データ送受信を行う各ポートに設けられているネットワークインタフェース24a〜22d、及び転送データを一時保存するバッファ23を含むスイッチングハブから構成されている。
ハブ20は、前記ポートに接続された伝送路15を介して監視サーバ10、及び他のハブに接続されるとともに、複数の端末(図1では、説明の便宜上、1つの端末50Aのみ図示)との集配線を行う。スイッチング部22は、入力ポートの状態を監視して、他の通信に悪影響を与える状態となったときに、当該入力ポートを切り離したり、或いは、所定時間後に再接続したりする等の公知のスイッチング機能を有する。ハブ20は、中継装置に相当する。
図2に示すように、ハブ20には、テーブルタップ28が設けられ、該テーブルタップ28を介して、ハブ20及びPC30に電力を供給する。前記ハブ20、テーブルタップ28、及びPC30はボックス状のケース24に収納されている。なお、説明の便宜上、図2では、PC30はケース24から分離した状態で示されている。
PC30は、図示しないCPU、ROM、RAM等を有し、機能ブロックで示すと、図2に示すように、PC30は、ハブ20のポートに接続されてパケット送受信を行う通信手段としてのパケット送受信部32、判定手段としての判定部34、及び警告手段としての表示装置36を含む。又、PC30には警告手段としてのブザー38が接続されている。パケット送受信部32には、LANカードが含まれる。
PC30は、TCP/IPネットワークを診断するプログラム(ping:Packet Internet Groper)を図示しない読み出し書換可能な記憶手段(RAM、ハードディスク等)に格納している。又、該記憶手段には、当該ハブ20がポートを介して接続している監視サーバ10、配下の接続機器等の接続機器名、及びそのIPアドレスが互いに関連づけて記憶されている。
判定部34(すなわち、CPU)は、該プログラム(ソフト)により、ICMP(Internet Control Message Protocol )を使って、パケット送受信部32を介して定期的に、当該NETBOXのハブ20に接続されている他のNETBOXのPC、及び末端設備(端末等)にそのIPアドレスを指定して、パケット送受信部32を介して「エコー要求」を送信し、該末端設備(端末等)から、その「エコー要求」に対する応答があるか否か、応答がある場合には、「エコー要求」の送信からどのくらい応答時間がかかっているかを探索し(以下、これを通信監視という)、ネットワークを診断する。
そして、判定部34は、判定結果(診断結果)を図示しない書換読み出し可能なハードディスク、メモリ等の記憶部35に格納する。判定結果としては、閾値以内の応答時間で応答があれば、「正常」の判定結果であり、応答がないか、或いは、閾値以上の応答時間を要していれば(以下、これらをまとめて「応答無し」という)、「異常」の判定結果となる。これらの判定結果は、接続状態情報に相当する。
又、判定部34は、監視サーバ10から、前記接続状態確認要求ソケットをパケット送受信部32を介して受信した場合、当該NETBOXの自配下の端末等の接続状態情報を、監視サーバ10に対してパケット送受信部32を介して送信する。
次に、表示装置36について説明する。表示装置36は、表示画面上にタッチパネルを有する。図4は、表示装置36の表示画面36aを示している。表示画面36aの背景領域41内には、自局端末番号の表示領域42、接続状態表示領域43、設定ボタン44が設けられている。
又、表示画面36aの背景領域41内には、接続機器のリスト順位欄45、ハブ20が双方通信を行うようにポートに接続された複数の接続機器の名前欄領域46、及び該接続機器のIPアドレス表示領域47を1組として複数組が設けられている。表示画面36aには、当該ハブ20が接続する全ての接続機器の表示が可能なようにリスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47が用意されている。
自局端末番号は、監視サーバ10で設定して定義され、監視サーバ10からの通知に基づいて、PC30の制御により表示装置36は表示領域42にその端末番号を表示する。
接続状態表示領域43は、監視サーバ10との定期的なソケット通信の結果、監視サーバ10との通信が定期的に正常に行えた場合は、正常表示色が表示され、監視サーバ10との通信が定期的に正常に行えていない場合は、第1異常表示色が判定部34により表示制御される。なお、監視サーバ10との通信が異常となった場合、第1異常表示色の代わりに、接続状態表示領域43を点滅をするようにしてもよい。
設定ボタン44の領域が作業者によりタッチされると、表示装置36は、図示しない設定画面読に切替え表示される。なお、設定画面については、本発明の要部ではないため、詳細説明を省略するが、この設定画面に切替え表示された状態で、当該NETBOXのハブ20に接続されている監視対象の監視サーバ10、伝送路15で接続されている他のNETBOX及び配下の監視対象の接続機器、並びにそのIPアドレスが互いに関連付けて登録設定される。又、設定画面では、前記他のネットサーバ、及び配下の監視対象の接続機器に対する監視時間間隔(すなわち、監視タイム)が、接続機器毎に関連づけて設定されて、前記記憶手段に記憶される。判定部34は、接続危機毎に前記監視時間間隔で定期的に、ICMPを使って、前述したように通信監視し、ネットワークを診断し、その診断結果に基づいて表示装置36を制御する。
監視サーバ10間、又はNETBOX間との定期的なソケット通信の結果、その通信が正常に行えた場合は、正常表示として、背景領域41の色の変化がないとともに、監視サーバ名、又はNETBOX名が表示されて、組を構成するリスト順位欄45、名前欄領域46、及びIPアドレス表示領域47の背景(該領域における名、IPアドレスを示す文字、数字以外の部分、以下同じ)には色の変化がないようにしている。
又、監視サーバ10間、又はNETBOX間との定期的なソケット通信の結果、その通信に異常があった場合は、異常表示として、背景領域41の色の変化があるようにしている。又、同時に、監視サーバ名、又はNETBOX名が表示されて、組を構成するリスト順位欄45、名前欄領域46、及びIPアドレス表示領域47の背景は、異常を示す色が判定部34の制御により表示される。
背景領域41の色が、例えば正常時は赤色以外の色としたとき、前記異常表示としては、赤色等の警告色に変化するようにする。
又、判定部34の制御により、組を構成するリスト順位欄45、名前欄領域46、及びIPアドレス表示領域47において、文字を浮かび上がらせている背景の色が、赤、橙以外の色としたとき、前記異常表示として橙色の警告色に変化する。なお、色の変化は、限定されるものではないが、正常時の色から、人が警告色と認識可能な色の変化が好ましい。
又、当該NETBOXと配下の接続機器(例えば、端末)間の定期的な通信監視により、判定部34が「異常」と判定した際には、判定部34は、当該接続機器に関するリスト順位欄45、名前欄領域46、及びIPアドレス表示領域47の背景の色を赤色等の警告色に変化させる。なお、NETBOXと配下の接続機器(例えば、端末)間の定期的な通信監視によって、判定部34は、通信「異常」と判定した場合、背景領域41の色の変化はなく正常のときと同じ色にする。
又、監視サーバ10間、又はNETBOX間との定期的なソケット通信の結果において、異常となった場合、及び当該NETBOXと配下の接続機器(例えば、端末)間の定期的な通信監視により、判定部34が「異常」と判定した際には、判定部34は、ブザー38を鳴動させる。
次に、NETBOX40Aの配下に接続した接続機器としての端末50Aについて説明する。図3(c)は、端末50Aの概略機能ブロック図である。同図に示すように、端末50Aは、パケット送受信部52、当該端末の各種処理部54、及び表示装置56を含む。又、パケット送受信部52には、LANカードが含まれる。端末50Aのパケット送受信部52は、NETBOX40Aのハブ20から送信された「エコー要求」を受信すると、その「エコー要求」に対する応答をパケット送受信部52を介して、NETBOX40Aに送信する。
(実施形態の作用)
さて、上記のように構成された、ネットワーク監視システムの作用を図6〜9を参照して説明する。なお、説明の便宜上、図6(a)に示すネットワークでは、監視サーバ10には伝送路15を介してNETBOX40A〜40Cが接続され、各NETBOX40A〜40Cには、接続機器として端末50A〜50Cが伝送路15により接続されているものとする。
又、説明の便宜上、図6〜図9の(b2)〜(d2)、(b3)〜(d3)においては、NETBOXA〜Cは、それぞれNETBOX40A〜40Cを意味するものとし、端末No.1〜端末No.3はそれぞれ端末50A〜50Cを意味するものとする。
このネットワークにおいて、NETBOX40A〜40Cは、通信監視により、他のNETBOX、及び配下の各端末50A〜50C間の接続を、端末50A〜50Cからの応答の有無にて判定し、その結果を接続状態情報としてPC30の記憶部35に格納する。
一方、監視サーバ10の監視部11は、定期的に、接続状態確認要求ソケットをパケット送受信部13を介して、各NETBOX40A〜40CのPC30にソケット通信を用いて送信し、各NETBOX40A〜40CのPC30から、記憶部35に記憶している接続状態情報を取得し、稼働状態記憶部12に記憶する。
又、監視部11は、NETBOX間の通信の双方向通信に基づいて、監視サーバ10とNETBOXとの間の双方向通信が行える場合には、監視サーバ10とNETBOX間の接続状態情報を「正常」とし、NETBOX間の双方向通信を行えない場合には、監視サーバ10とNETBOX間の接続状態情報を「異常」として判定し、稼働状態記憶部12にその接続状態情報を記憶する。
(1.ネットワークが正常時)
図6(b1)〜(d1)は、ネットワーク上で、いずれの通信の接続も正常に行われている場合、監視表示装置14のマップ表示領域140において、NETBOXA〜Cを示す四角ボックスの絵柄が、監視部11により接続状態情報に基づいて正常表示色(例えば、「緑色」)で表示される。
図6(b2)〜(d2)は、ネットワーク上で、いずれの通信の接続も正常に行われた場合の、監視表示装置14におけるNETBOX稼働状況表示領域170のNETBOX40A(図6(b2)では、NETBOXA)、NETBOX40B(図6(c2)では、NETBOXB)、及びNETBOX40C(図6(d2)では、NETBOXC)に関する表示を示している。
なお、この表示例は、それぞれ、NETBOX一覧表示領域160において、NETBOXA,B,Cがそれぞれ選択されたものである。以下、後述する図7〜8で示す例においても同様である。
同図に示すように、NETBOX稼働状況表示領域170の表示領域175では、「正常」の表示がされている。
又、図6(b3)〜(d3)は、ネットワーク上で、いずれの通信の接続も正常に行われた場合のNETBOX40A〜40Cにおける表示装置36の表示画面36aを示している。同図に示すように、いずれの表示装置36においても正常表示を行い、異常表示を行っていない状態となる。
(2.端末が異常の場合)
次に、NETBOX40Bの配下の端末との通信接続が「異常」の場合について図7を参照して説明する。なお、説明の便宜上、(1.ネットワークが正常時)の場合と異なる部分について説明する。
この場合、NETBOX40Bは、通信監視により、端末50B間の接続が「異常」の判定結果を接続状態情報としてPC30の記憶部35に格納し、監視サーバ10に対してその接続状態情報を送信する。
従って、NETBOX40Bからの接続状態情報に基づいて監視サーバ10の監視部11の制御により、図7(c1)に示すように監視表示装置14のマップ表示領域140では、NETBOXBを示す四角ボックスの絵柄は、第2異常表示色(図では「橙」)で表示される。
又、監視部11の制御により、NETBOX稼働状況表示領域170では、図7(c2)に示すように、端末No.2の表示領域172、174、表示領域175は、第2異常表示色に表示され、表示領域175には、「異常」の表示がされる。
又、図7(c3)に示すように、NETBOX40Bにおける表示装置36の表示画面36aでは、判定部34により端末No.2(端末50B)の、リスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の背景が第1異常表示色で表示される。又、このとき、NETBOX40Bの判定部34は、ブザー38を鳴動する。
このため、作業者は、監視サーバ10の監視表示装置14でマップ表示領域140及びNETBOX稼働状況表示領域170の表示を確認し、さらに、当該異常があった、NETBOX40Bの表示画面36aを確認することにより、端末50Bの異常であることを容易に確認できる。
(3.NETBOXが異常の場合)
次に、監視サーバ10とNETBOX40Bとの通信接続が「異常」の場合について図8を参照して説明する。なお、この「異常」は、NETBOX40Bのハブ20における通信異常である。なお、説明の便宜上、(1.ネットワークが正常時)の場合と異なる部分について説明する。
この場合、NETBOX40Aは、NETBOX40Bとの通信監視により、NETBOX40B間の接続が「異常」の判定結果を接続状態情報としてPC30の記憶部35に格納し、監視サーバ10に対してその接続状態情報を送信する。
このため、NETBOX40Aからの接続状態情報に基づいて監視サーバ10の監視部11の制御により、図8(b1)に示すように、監視表示装置14のマップ表示領域140では、NETBOXAを示す四角ボックスの絵柄は、第2異常表示色(図では「橙」)で表示される。
又、監視部11の制御により、NETBOX稼働状況表示領域170では、図8(b2)に示すように、NETBOX40B(NETBOXB)の表示領域172、174、175は、第2異常表示色に表示され、表示領域175には、「異常」の表示がされる。
又、図8(b3)に示すように、NETBOX40Aにおける表示装置36の表示画面36aでは、NETBOX40B(NETBOXB)の、リスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の背景が第1異常表示色(図では「赤」)で表示される。
又、監視サーバ10は、NETBOX40B間、及びNETBOX40C間の双方向通信が行えないため、NETBOX40B間、NETBOX40C間の接続状態情報をそれぞれ「異常」とする。
このため、NETBOX40Aからの接続状態情報に基づいて監視サーバ10の監視部11の制御により、図8(c1)、(d1)に示すように、監視表示装置14のマップ表示領域140では、NETBOX40B,40C(NETBOXB,C)を示す四角ボックスの絵柄は、第1異常表示色(図では「赤」)で表示される。
又、監視部11の制御により、NETBOX稼働状況表示領域170では、図8(c2)、(d2)に示すように、NETBOX40B(NETBOXB)、40C(NETBOXC)の表示領域172、174、表示領域175は、第1異常表示色に表示され、表示領域175には、「異常」の表示がされる。
又、監視サーバ10の監視部11は、NETBOX40Bにおける他の接続機器との接続状態情報が得られないため、NETBOXA,C、監視サーバ10、端末No.2(端末50B)の表示領域175に「不明」を表示する。
又、監視サーバ10の監視部11は、NETBOX40Cにおける他の接続機器との接続状態情報が得られないため、NETBOXB、監視サーバ10、端末No.3(端末50C)の表示領域175に「不明」を表示する。
又、図8(c3)に示すように、NETBOX40Bにおける表示装置36の表示画面36aでは、NETBOX40BのPC30は、監視サーバ10、NETBOX40A,40C、及び端末No.2(端末50B)との通信ができないため、それらのリスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の背景が判定部34により第1異常表示色で表示される。又、図8(c3)に示すように、同時に、接続状態表示領域43及び背景領域41も第1異常表示色で表示される。又、このとき、NETBOX40Bの判定部34は、ブザー38を鳴動する。
又、図8(d3)に示すように、NETBOX40Cにおける表示装置36の表示画面36aでは、NETBOX40CのPC30は、監視サーバ10との通信ができないため、監視サーバ10のリスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の背景が、判定部34により第1異常表示色で表示される。又、図8(d3)に示すように、同時に、接続状態表示領域43及び背景領域41も第1異常表示色で表示される。合わせて、判定部34により、ブザー38が鳴動する。
このため、作業者は、監視サーバ10の監視表示装置14でマップ表示領域140及びNETBOX稼働状況表示領域170の表示を確認し、さらに、当該異常があった、NETBOX40Bを中心にそのNETBOX40Bに隣接して接続されたNETBOX40A,40Cの表示画面36aを確認することにより、NETBOX40Bのハブ20に異常があることを容易にNETBOX40Bが配置された現場で確認できる。
(4.NETBOX間の伝送路15が異常の場合)
次に、図9(a)に示すように、NETBOX40BとNETBOX40C間で伝送路15に断線等の障害による接続異常があった場合を図9を参照して説明する。なお、説明の便宜上、(1.ネットワークが正常時)の場合と異なる部分について説明する。
この場合、監視サーバ10は、NETBOX40A間、NETBOX40B間の双方向通信が可能であるが、NETBOX40C間の双方向通信が行えないため、NETBOX40C間の接続状態情報を「異常」とする。
このため、NETBOX40C間の接続状態情報の「異常」に基づいて監視サーバ10の監視部11の制御により、図9(d1)に示すように、監視表示装置14のマップ表示領域140では、NETBOXCを示す四角ボックスの絵柄は第1異常表示色(図では「赤」)で表示される。
又、NETBOX40Bは、NETBOX40Cとの通信監視により、NETBOX40C間の接続が「異常」の判定結果を接続状態情報としてPC30の記憶部35に格納し、監視サーバ10に対してその接続状態情報を送信する。
このため、NETBOX40Bからの接続状態情報に基づいて監視サーバ10の監視部11の制御により、図9(c1)に示すように、監視表示装置14のマップ表示領域140では、NETBOXBを示す四角ボックスの絵柄は、第2異常表示色(図では「橙」)で表示される。
又、監視部11の制御により、NETBOX稼働状況表示領域170では、図9(c2)に示すように、NETBOX40B(NETBOXB)については、NETBOX40C(NETBOXC)の表示領域172、174、表示領域175は、第2異常表示色に表示され、表示領域175には「異常」の表示がされる。
又、監視部11の制御により、NETBOX稼働状況表示領域170では、図9(d2)に示すように、NETBOX40C(NETBOXC)については、NETBOX40C(NETBOXC)の表示領域172、174、表示領域175は、第1異常表示色に表示され、表示領域175には「異常」の表示がされる。
又、監視サーバ10の監視部11は、NETBOX40Cにおける他の接続機器との接続状態情報が得られないため、NETBOXB、監視サーバ10、端末No.3(端末50C)の表示領域175に「不明」を表示する。
又、図9(c3)に示すように、NETBOX40Bにおける表示装置36の表示画面36aでは、NETBOX40BのPC30がNETBOX40Cとの通信ができないため、そのリスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の背景が判定部34により第1異常表示色で表示される。又、図9(c3)に示すように、同時に、接続状態表示領域43及び背景領域41も第1異常表示色で表示される。又、このとき、NETBOX40Bの判定部34は、ブザー38を鳴動する。
又、図9(d3)に示すように、NETBOX40Cにおける表示装置36の表示画面36aでは、NETBOX40CのPC30は、監視サーバ10及びNETBOX40Bとの通信ができないため、監視サーバ10、及びNETBOX40B(NETBOXB)のリスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の背景が判定部34により第1異常表示色で表示される。又、図9(d3)に示すように、同時に、接続状態表示領域43及び背景領域41も第1異常表示色で表示される。合わせて、NETBOX40Cの判定部34により、ブザー38が鳴動する。
このため、作業者は、監視サーバ10の監視表示装置14でマップ表示領域140及びNETBOX稼働状況表示領域170の表示を確認し、さらに、当該異常があった、NETBOX40Cを中心にそのNETBOX40Cに隣接して接続されたNETBOX40Bの表示画面36aを確認することにより、NETBOX40B、NETBOX40C間の伝送路15に異常があることを容易にNETBOX40B,40Cが配置された現場で確認できる。
本実施形態によれば、下記の特徴がある。
(1) 本実施形態のネットワーク監視システムは、複数のハブ20(中継装置)が接続されたネットワークの接続状態を監視する監視サーバ10(監視装置)を備えている。そして、前記各ハブ20には、該ハブ20に接続されている端末50A〜50C及び該ハブ20に接続されている他のハブ及び監視サーバ10と双方向通信を行うパケット送受信部32(通信手段)と、双方向通信の結果、該端末50A〜50C、前記他のハブ20及び監視サーバ10との接続状態が異常か否かを判定する判定部34(判定手段)と、判定部34が判定した結果を表示する表示装置36(表示手段)を備える。
この結果、本実施形態によれば、通信異常があった場合、ハブ20に設けられた表示装置36に当該ハブに接続されている接続機器との接続状態が表示されるため、コスト高とならず安価にでき、ハブが置かれた現場において、故障箇所の確認ができ、原因の特定を行いやすくすることができる。
(2) 本実施形態のネットワーク監視システムは、表示装置36(表示手段)は、当該ハブ20に接続されている他のハブ、端末、及び監視サーバ10の接続状態であって、判定部34が異常と判定した接続機器に対しては異常の接続状態の表示を行い、判定部34が正常と判定した接続機器に対しては、正常表示を行う。この結果、本実施形態によれば、当該ハブに接続されている接続機器との間の接続状態が正常、又は異常の接続状態の表示により、故障箇所の特定がしやすくなる。
(3) 本実施形態のネットワーク監視システムは、表示装置36(表示手段)は、当該ハブに接続されている全ての接続機器の接続状態を表示する。
この結果、本実施形態によれば、当該ハブ20に接続されている全ての接続機器の接続状態が、正常又は異常かの表示により、当該ハブに接続されている全ての接続機器の接続状態の状況が分かる。
(4) 本実施形態のネットワーク監視システムは、判定部34(判定手段)が、当該ハブ20に接続されている他のハブ又は監視サーバ10との接続状態を異常と判定した場合は、表示装置36(表示手段)は、異常と判定された他のハブ又は監視サーバ10に関する表示領域を異常の旨を表わす第1表示態様で表示する。すなわち、図7の端末異常の例では、図7(c3)に示すように、端末No.2(端末50B)の、リスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の背景が第1異常表示色で表示するが、背景領域41の表示は変化しない。この表示態様は第1表示態様に相当する。
一方、判定部34(判定手段)が、当該ハブ20に接続されている端末との接続状態が異常と判定した場合は、表示装置36(表示手段)は、異常と判定された端末に関する表示領域を異常の旨を表わす第2表示態様で表示する。
すなわち、図9の例では、図9(c3)に示すように、NETBOXCのリスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の背景が第1異常表示色で表示するとともに、背景領域41の表示を第1異常表示色で表示する。この表示態様は第2表示態様に相当する。このように第1表示態様と第2表示態様とは、背景領域41が第1異常表示色で表示するか否かが異なる。
この結果、本実施形態によれば、他のハブ又は監視サーバ10と当該ハブ20、或いは端末と当該ハブとの接続状態が異常の場合、それぞれ異常の旨を表わす表示態様が異なるため、接続機器の種類に応じ、接続状態の異常の旨を表示することができる。
(5) 本実施形態のネットワーク監視システムは、ハブ20(中継装置)には、判定部34(判定手段)が異常と判定したとき、警告を行う表示装置36、及びブザー38(警告手段)を備える。
この結果、本実施形態によれば、表示装置36、及びブザー38の警告により、異常判定が行われたハブを特定することが容易にできる。
(6) 本実施形態のネットワーク監視システムは、パケット送受信部32(通信手段)は、判定部34(判定手段)の判定結果を、当該ハブ20に係る接続機器との接続状態として監視サーバ10(監視装置)に送信し、監視サーバ10は、各ハブ20のパケット送受信部32(通信手段)から受信した判定結果に基づいて、各ハブ20における接続機器の接続状態を表示する監視表示装置14(監視表示手段)を備える。
この結果、本実施形態によれば、監視サーバ10の監視表示装置14において、各ハブにおける接続機器との接続状態が分かり、作業者は、監視サーバ10の監視表示装置14で、各ハブにおける接続機器の接続状態を監視することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のようにしてもよい。
・ 前記実施形態では、NETBOXのPCは、当該NETBOXのハブ20に接続されている他のNETBOXのPC、及び末端設備(端末等)にそのIPアドレスを指定して、パケット送受信部32を介して「エコー要求」を送信し、該末端設備(端末等)から、その「エコー要求」に対する応答があるか否か、応答がある場合には、「エコー要求」の送信からどのくらい応答時間がかかっているかを探索し、ネットワークを診断するようにした。これに代えて、NETBOXのハブ20に接続されている他のNETBOXのPC、及び末端設備(端末等)間を、監視サーバ10が行っているソケット通信で、定期的に、接続状態確認要求ソケットを要求するようにしてもよい。
・ 又、監視サーバ10とNETBOXのPC間で、前述の「通信監視」を行うようにしてもよい。
・ 前記実施形態において、ブザー38を省略してもよい。
・ 前記実施形態では、ハブをスイッチングハブとしたが、リピータハブとしてもよい。
・ 前記実施形態では、中継装置として、ハブとしたが、ルータ、或いはブリッジであってもよい。
・ 前記実施形態では、表示画面36aの第1異常表示色の表示は、リスト順位欄45、名前欄領域46、IPアドレス表示領域47の全ての領域で表示するようにしたが、いずれか1つ或いは2つを組み合わせて第1異常表示色で表示するようにしてもよい。
10…監視サーバ(監視装置)、11…監視部、
14…監視表示装置(監視表示手段)、20…ハブ(中継装置)、
32…パケット送受信部(通信手段)、34…判定部(判定手段)、
36…表示装置(表示手段、警告手段)、38…ブザー(警告手段)。

Claims (6)

  1. 複数の中継装置が接続されたネットワークの接続状態を監視する監視装置を備えたネットワーク監視システムにおいて、
    各中継装置には、該中継装置に接続されている端末及び該中継装置に接続されている他の中継装置及び前記監視装置と双方向通信を行う通信手段と、双方向通信の結果、該端末、前記他の中継装置及び前記監視装置との接続状態が異常か否かを判定する判定手段と、該判定手段が判定した結果を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするネットワーク監視システム。
  2. 前記表示手段は、当該中継装置に接続されている他の中継装置、端末、及び監視装置(以下、接続機器という)の接続状態であって、前記判定手段が異常と判定した接続機器に対しては異常の接続状態の表示を行い、前記判定手段が正常と判定した接続機器に対しては、正常表示を行うことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク監視システム。
  3. 前記表示手段は、当該中継装置に接続されている全ての接続機器の接続状態を表示することを特徴とする請求項2に記載のネットワーク監視システム。
  4. 前記判定手段が、当該中継装置に接続されている他の中継装置又は監視装置との接続状態を異常と判定した場合は、前記表示手段は、異常と判定された他の中継装置又は監視装置に関する表示領域を異常の旨を表わす第1表示態様で表示し、
    前記判定手段が、当該中継装置に接続されている端末との接続状態が異常と判定した場合は、前記表示手段は、異常と判定された端末に関する表示領域を異常の旨を表わす第2表示態様で表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のネットワーク監視システム。
  5. 前記中継装置には、前記判定手段が異常と判定したとき、警告を行う警告手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のネットワーク監視システム。
  6. 前記通信手段は、前記判定手段の判定結果を、当該中継装置に係る接続機器との接続状態として前記監視装置に送信し、
    前記監視装置は、各中継装置の通信手段から受信した判定結果に基づいて、各中継装置における接続機器の接続状態を表示する監視表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のネットワーク監視システム。
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